【ExWHYZ】Episode14 yu-ki「この道を辿らなかったら出会わなかったマスターのみんながいる」
Seihoとのスプリットツアー〈SeihoWHYZ〉を目前に控えたExWHYZ。メンバー個別インタヴュー第2弾は、yu-kiが登場する。昨年5月に開催した武道館公演〈ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP〉や、オールナイト開催だった〈ExWHYZ TOUR 2023 ‘eLATION’ part.3 [Final Series YEAREND PARTY]〉最終公演を経ての率直な思いや、リミックス楽曲、新曲「Fleeting」について、さらには今年5月から始まる〈ExWHYZ TOUR 2024 'Futura Free'〉に対する意気込みも語ってもらいました。
マスター待望のキラーチューンがついにリリース!
INTERVIEW : yu-ki (ExWHYZ)
yu-kiは、インタビューのたびに無邪気さと真面目さ、大人っぽさなど、さまざまな顔を見せながら質問に答えてくれるのが印象的なメンバーだ。マスターを喜ばせたい、マスターのことが好きだということもよく語ってくれる。そんな彼女は読書家でもあり、たくさんの映画を観ることでも知られている。それをアウトプットするのが難しいと語りながらも一個一個丁寧に答えてくれた。
取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
マスターたちの楽しそうな顔を見るのが1番幸せを感じて、1番好き
──2024年が始まったばかりですが、yu-kiさん的に今のExWHYZの状況をどのように捉えていますか?
yu-ki:2023年は日本武道館公演やツアーをたくさんやらせてもらった1年で、目の前のことをやっていくことに必死だったんです。みんなにExWHYZの良さを広めていかなきゃ! という気持ちを1番に日々を走っていた怒涛の日々だったので、いまは忘れかけていた感覚をもう1度改めて見つめ返す期間になっているなと思います。
──見つめ返してみて、どんなことを感じていますか?
yu-ki:個人的には、EMPiRE時代に開催した幕張メッセのワンマン前、自分にできることはなんだろう? と考えたり、みんなで目指すべきところを話し合ったりしたことを思い出していて。ExWHYZになって、改めて自分をどう見せたいのか、個人のスキルをどうやって伸ばしていこうか、もっとExWHYZを好きになってもらうためにはどんなアプローチをどうしたらいいのかってことをすごく考えるようになりました。
──ExWHYZとして始動してからわずか9カ月で武道館に立っていることもあり、そこからさらに会場を大きくしていくというより、自分たちの魅力をどう出していくかという部分に焦点が当たっているのはExWHYZの特色でもありますよね。
yu-ki:武道館をソールドアウトすることができなかったことが自分の中で心残りみたいな気持ちはあって。もちろん、あの日はすごく素敵な日になったし、みんながいたから素敵な1歩が踏み出せたけど、ソールドアウトした武道館にもう一度立ちたいという想いはあります。
──昨年12月に『ExWHYZ TOUR 2023 ‘eLATION’ part.3 [Final Series YEAREND PARTY]』の最終公演を東京・WOMB LIVEでオールナイト開催しました。スタート時間も深夜、場所もクラブ、年末というところで、普段のライブとは環境も違ったと思うんですけど、振り返ってみてどんなライブになりました?
yu-ki:高揚感がすごくて、最高でした! 去年ずっと行ってきた〈'eLATION'〉ツアーでマスターたちと育ててきた曲たちを、ツアー最後に集大成として見せれた感じがして。でも、もっともっといけるし、もっといきたいなっていう想いも湧きました。なにより私は、マスターたちの楽しそうな顔を見るのが1番幸せを感じて、1番好きだなって思いました。
──あの日は、マスターたちもみんないい顔をしていましたよね。
yu-ki:深夜なのに、すごい楽しそうでしたよね。
──マスターたちも、だんだん遊び慣れてきてるというか(笑)。
yu-ki:確かに(笑)。以前、クラブでライブをした時に「Obsession」だけ動画撮影をOKにした時があって。ほとんどの人がスマホで動画を撮っていたんですけど、〈'eLATION'〉ツアーでTikTok企画を設けた時、最初はみんなスマホで動画を撮っていたのに、だんだん割合が減っていって。多分楽しむに振る人が増えていったんです。もちろん動画を撮るのもすごくいいし、広めてくれるきっかけにもなるので嬉しいんですけど、今を楽しんでくれてる感じとか、一緒に音楽に浸ってその世界に入り込んでくれてる人が増えていったのは、ExWHYZとしてすごく嬉しいなと思いました。
──大沢伸一さんのアンセム「Our Song」をレコーディングやMV撮影するにあたって、オリジナル楽曲やMVを参照することは多かったんでしょうか?
yu-ki:たくさん動画を見ました。音の乗り方って、人それぞれだと思うんですけど、大沢さんのMVは本当に音楽が好きな人が集まってるじゃないですか? だから、そういう人たちはどういう風にして音を楽しんでるんだろうって気になって観たりしましたね。
──それを通して気づいたこととか、感じたことって、どんなことなんでしょう?
yu-ki:最初は、この音の乗り方、変だったらどうしようとか、音楽好きな人から見たらダサく見えるのかなとか思ったりもしたんですけど、そんなこと気にしなくていいなと思って。みんながみんな自由な乗り方をしているのを観たら、正解はないんだなって思いました。