透明雑誌×フジロッ久×WEEKEND×V/ACATIONの座談会が実現!
台湾の4ピース・ロック・バンド、透明雑誌が日本でメジャー・デビューを飾る。ナンバーガールを想起させるオルタナティヴな音楽性や、昨年日本ツアーを大成功させた実績から考えれば、メジャー・デビューというのは納得の結果かもしれない。しかし、透明雑誌の4人の根本にあるのはD.I.Y.な精神である。そして、面白いのは、彼らが日本のバンドマンたちとの深い繋がりを持っていることだ。2011年8月に行った日本ツアーは、V/ACATIONの波多野公士、フジロッ久(仮)の藤原亮、WEEKENDの加藤淳也の手作りツアーだった。そのツアーを通じて、透明雑誌と彼らの絆はさらに深まったようである。
10月に再来日した際には、ステージ上で透明雑誌のメンバーがV/ACATIONの帽子をかぶりながら演奏をしたり、MCで3バンドの名前を呼んだりしていた。更におもしろいのは、透明雑誌、V/ACATION、フジロッ久、WEEKENDが、それぞれ別のフィールドで音楽活動をしていることだ。この4者は、決してその音楽性が似ているというわけではない。彼らを結びつけているのは、もっと根本的な考え方や音楽に向かう姿勢である。今回、透明雑誌のメジャー・デビューを記念して、4組のバンドに集まってもらい、その根本にある彼らの共通点を2部構成で探ることにした。第1部は「メジャー/インディでバンドをやること」について、そして第2部では「日本と台湾のパンク・シーン」について。国境も音楽性も越えて彼らを結びつけているものとは? この記念すべき座談会をしっかり読んで、音楽をすることについて考えてみてほしい。
インタビュー&文 : 西澤裕郎
通訳 : 加納アニータ
協力 : 田中佑典(LIP)
photo by 畑江彩美
日本メジャー・デビューが決定! 6曲入りEPを配信
透明雑誌 / 透明雑誌FOREVER
1. 透明雑誌FOREVER / 2. ノラネコ / 3. ビールが待ってる / 4. 萬華の宇宙(Japanese bonus track) / 5. come together, tomorrow night / 6. Eの幽霊
【価格】
mp3 : 単曲 250円 / アルバム 900円
パンク・ロックの息吹、ヒップ・ホップへのオマージュ! 透明雑誌のデビュー作!
透明雑誌 / 僕たちのソウルミュージック
【TRACK LIST】
01. DE FITTED BEAT / 02. ANORAK / 03. 時速160kmのギター、ベースとドラム / 04. 性的地獄 / 05. SOUL BLAST / 06. 九月教室 / 07. 夜明け晩餐 / 08. 師大公園裏司令 / 09. 時にお前の顔に一発殴りたい / 10. ILLMAGA / 11. 少女 / 12. 僕たちのソウルミュージック / 13. YOUNG HEART GUITAR / 14. 世界はやはり滅びたらいい / 15. 夜明け晩餐(EP version) / 16. 君は僕が見た自殺回数最も多い女の子 / 17. DICTATOR GIRL / 18. YOUNG HEART GUITAR(EP version)
第1部 : 洪申豪、薛名宏(透明雑誌)×藤原亮(フジロッ久(仮))×加藤淳也(WEEKEND)
——第一部は、日本と台湾双方の立場から「メジャー/インディでバンドをやること」について、お聞きしたいと思います。最初に透明雑誌のお二人にお聞きしたいのですが、台湾の音楽シーンにはメジャーとインディという区分けがあるのでしょうか?
洪申豪(Vo.)(以下、モンキー) : 台湾では、その二つ(メジャーとインディ)のギャップは日本よりも大きいです。例えば日本では、木村カエラのバック・バンドのドラムはtoeの方(柏倉隆史)がやっていますよね? 台湾では、メジャーとインディのミュージシャンが一緒にやることは、まずありえません。
——ちなみに皆さんは台湾のメジャー・レーベルで音楽をやりたいと思いますか?
モンキー : 音楽を聴くときに、それがメジャーからリリースされているとか、インディのものだからとか、そういうことは考えません。テレサ・テンやマイケル・ジャクソンなんかを子供の頃から聴いてきたし、ロックやパンクといったインディの音楽も聴いてきました。ただ、バンドの運営のことで言えば、メジャー志向かインディ志向かで色々変わってきますよね。例えば、安室奈美恵さんがいきなりパンクのような音楽をやる可能性はないでしょう?
——そのあたりに関して、加藤さんはいかがですか?
加藤淳也(以下、加藤) : 僕も同じで、良いチームで出来るんだったら、メジャーもインディもあまり関係ないかなと思います。今は、インディにいてもお金を稼ぐ方法はあるし、効果的にPRする方法はある。チームが悪ければメジャーにしろインディにしろ結局ダメだと思うんで。どちらにせよコミュニケーションが重要で、深く理解することが必要だと思います。そういう意味で、関わる人が多い分、メジャーで良いチームを作るのは難しい印象があって。インディの人達の方が立場もフェアで話しやすく、信用できます。
——藤原さんはいかがですか?
藤原亮(以下、藤原) : うーん…。やるときの話ですけど、僕は体質的にインディです。自分がやることは、手作りというか、顔が見える範囲のところで物事が回ってないと気持ちがよくないので。
加藤 : 理想論かもしれないけど、インディの質感のままメジャーで活動できるっていうのは?
藤原 : それが通用するのは既に知名度がある人かなーって。例えば最近のAIR JAMとか、オザケンがここ数年やってるコンサートとか、完全なインディペンデントだし内容も目的もとにかく純度が高くて素晴らしいけど、もとの知名度があるから成り立つことで。たとえば今すぐ俺がメジャー行ってそういうことやるためには、ある程度大規模な宣伝が必要でしょ。それで自分のライヴに集まる人の大半が、自分が客のときに「こいつセンス悪いなー」って思う人になったら嫌だし(笑)。
加藤 : どんな気持ちやねん(笑)。
藤原 : だから浮ついたこと考えないで、ひとつひとつ自分でしっかりやればいいかなって。今リアルタイムの、特に日本の音楽で僕が感動するのは、そういう独立している人のものばかりなので。好きなことくらい自由に楽しく責任持ってやりたい。
モンキー : もしチャンスがあるなら、ビートルズのように実験的なことをしながらも、世界中の人に聴かれるポップさを持つことも出来るんじゃない?
藤原 : 音楽のクオリティを追求することはもちろん大事だけど、それは日本ならメジャーでなくてもできちゃう。
——そんな中、透明雑誌は日本でメジャー・デビューするわけですよね。
モンキー : 台湾からすれば、日本はすごく不思議な国です。日本の人は色々な音楽を受け入れる姿勢がある。
薛名宏(Ba.)(以下、アホン) : 音楽を聴く人も台湾より多いし、マーケットも台湾より大きい。
日本もインディーズのシーンが熟成するまでに時間がかかってる(加藤)
——フジロッ久(仮)は透明雑誌と一緒に台湾でライヴをされたんですよね? 実際に台湾でライヴをしてみた印象はいかがだったのでしょう?
藤原 : 僕らは透明雑誌が用意してくれた環境下でしかライヴをやっていないので、台湾の人がどうとかっていうことをフラットには言えないんですけど。そこにおいては熱狂的なファンが既にいて(笑)。
加藤 : すごかったよね。発狂してたよね、みんな(笑)。
藤原 : たぶんそれは彼ら(透明雑誌)が俺達のことを広めてくれていたからで。
加藤 : 透明雑誌を知っている時点で、その人たちも台湾ではアンテナの感度が高いと思うんですよ。そういう人達には受け入れられてたような気がしました。
藤原 : 逆にそのゾーンの人しかいなかったので、それがどれだけ少数で、というのは把握出来ていなくて。そのゾーンはほんとに日本の友達と変わらないんで。俺らより日本のバンド詳しかったりするし。飢えてるからでしょうか、貪欲さとかテンションは日本より高いような気も。
加藤 : うん、局地的だけど日本よりも深く濃く盛り上がってるイメージがあった。
モンキー : 台湾にはレコード屋が少ないから、日本に来るときはいつもたくさんレコード屋に行くんです。台湾では若い人がCDをそんなに買わなくなってきている。みんな音楽に対して積極的じゃなくて、人に勧められないと新しいものを探しにいかない。聴いてる音楽ジャンルの幅も日本に比べて狭いし。
——とはいっても、日本でメジャー・デビューすることも手伝って、台湾でも透明雑誌の名前は広まってきているんじゃないですか?
モンキー : 知っている人の数は、増えてはいます。それは日本で名前が売れて来ているから。
藤原 : 逆輸入だ。
モンキー : 台湾のほとんどのリスナーは、一つのメディアが出すインフォメーションに左右されています。日本は、音楽メディアもたくさんありますよね。メジャー・アーティストの情報を扱うメディアもあれば、インディの情報を発信していくメディアもある。台湾は一つの大きなメディアしかありません。
藤原 : 今、会話(台湾語)の中でナタリーって言ってたよね(笑)。よく知ってんな。
モンキー : そうそう。日本には、ミュージック・ステーション、ナタリー、diskunion、オトトトイ… 。
藤原・加藤 : 「ト」一個多いよ(笑)。
モンキー : でも、台湾にはミュージック・ステーションだけ。他が一切ないから、透明雑誌が台湾のメディアに出るようなことは絶対にありえない。
加藤 : 市場がなければお金は流通しないし、流通しなければメディアが意味を持たない。メディアがなければトピックは立たないからインディの活動は難しいよね。
モンキー : だから、台湾のメジャー・シーンの音楽とその聞き方が変わることがない。台湾の音楽のマーケットは、マスメディアや、メジャーのレコード会社にコントロールされているような感じです。
藤原 : 日本だってそういう売り手・買い手のゾーンが主流なことに変わりはないよ。
モンキー : 日本だと、インディに対してのメディアもあるから、インディの音楽でもチャンスがある。例えばヒップ・ホップ。今、日本の若い人達の間でヒップ・ホップはすごい盛り上がっているから、それを受けてメジャーのレコード会社もヒップ・ホップの作品をたくさんリリースしはじめている。でも、台湾にはそんなチャンスはない。
——今の話だと、日本ではインディで(音楽活動を)やる環境が整っていて、台湾よりもやりやすいという話だったんですけど、実際日本で活動されているお二人はやりやすさを感じますか?
藤原 : 確かに台湾の状況の悪さと比べてしまえば、日本はマイナーなものに対しての受け手もいて、いい音楽もたくさんあって、土壌が整っていてやりやすいのかもしれないですけど、楽だと思ったことはないです。それに、最終的にミュージックステーションに出たいんなら、結局は台湾と変わらないと思います。
モンキー : 例えば、90年代のナンバーガール、銀杏BOYZ、神聖かまってちゃんや相対性理論、今挙げた四組のバンドは独自の音楽を作りながらもメジャーのフィールドでも売れているでしょ。台湾でこんなことはほぼ不可能。
加藤 : でも、日本もインディーズのシーンが熟成するまでに物凄く時間がかかってると思うんです。今は、それが更にインターネットの普及で加速していて、ネットを上手くプロモーションに利用するバンドも増えてきている。台湾もインターネットが普及してきているから、どんどん面白いことになっていきそうな気がする。あと、「メディアがいっぱいあって、バンドがいっぱいあって、アーティストがいっぱいいて、お金がないという日本」よりも、台湾の方がチャンスがあって面白そうなイメージがすごくある。多分フジ(藤原)も僕もそうなんだけど、ないなら作ろうっていう思いが根底にあって。僕らは自分でメディアを作ろうとしたりとか、フジは自主でバンドやってたりするし。
モンキー : D.I.Y!!
藤原 : そうそうそう、そういうこと。
加藤 : 去年一緒にツアーやってみても、そこがシンクロしたっていうか。そこが一緒ならやれるよね、ってところでツアーをやったっていうのがあるので。
——最初に出て来た話じゃないですけど、良いチームとか、自分達で何かを作るって言うことがこの三者に共通してるところなんじゃないかと。
藤原 : そうですね。
加藤 : 台湾に行って気づいたんですけど、公園にみんなが集まって夜な夜な飲んでるんですよ。バンド・メンバーだけじゃなくて、その周りの友達や彼女とか、たまたま公園に来てた人とかも全部巻き込んで。すごくみんなコミュニティを大事にするんです。
藤原 : 去年の日本ツアー、12人くらいで来て(笑)。メンバー4人が他のやつらから一目置かれてたりとかもなく。
加藤 : なんだかよくわかんない人達がいっぱいいる(笑)。僕らも意識的にというよくわからない人達が所属してるクルーを作ってるから共感できる。
藤原 : ただツルんでダベってるんですよ。僕にとって透明雑誌っていう言葉が指すものは周りのやつらも含めた15人とかの部分を指していて、「クルー」なんですよ。
モンキー : そう、クルー! ウータン・クランな感じ。
藤原 : 音だけ聞いて、なんか文系でキメキメのバンドかな? と思ってたんですけど、いざ会うとガツガツしてなくて、すごくリラックスしてて、ライヴも気取らない。虚飾がなくて、自分たちが駐車場とか道で飲んでる感じと同じだなーって。だって、この前会ったのいつだっけ?
モンキー : 四月。
藤原 : 台湾にいるからネットも見てなくて、日本のニュースから遮断されてたんですよ。そしたら、モンキーが、「小沢健二がライヴのMCでフリッパーズ・ギターの話をしたらしいんだけど、知ってる? 」って(笑)。
——(笑)。
藤原 : 知らねーよ(笑)。っていうかなんでお前そんな話知ってるんだよ、っていう。
加藤 : その微妙な良さがわかってるのもヤバいよね。
藤原 : そういうとこまでほんと日本の普通の友達と変わらない。そ日本にいてもこれだけ近く感じることってあんまりないくらい、近さを感じます。それぞれの音だけ聞いても、なんでこいつら仲良いんだろうっていうのはわからないかもしれないけど、そういう感じだから日本と台湾で呼んで呼ばれてを当たり前にやれてるんだろうなと。
モンキー : もし日本に生まれて日本人だったら、みんなと一緒にバンドをやっていたと思う。
藤原 : かもねー。ライバルでよく対バンしてツルんでるかも。でもモンキー、モテそうだからなー。ひがんで友達になってるかわかんないよ(笑)。
——(笑)。話は尽きませんが、最後に藤原さんと加藤さんから、透明雑誌に激励の言葉をお願いできますか。
藤原 : 変な話、日本では透明雜誌はもう、ある程度軌道に乗ったと思うんですよ。ここには届くだろうなていう受け手もなんとなく見える。このまま日和らずにいければ日本はとりあえずオッケー。それより普段彼らはシーンらしいシーンのない台湾で普通に働きながらバンドをやっているわけで、めげずにどんどん切り開いていって欲しいです。彼らに触発されて始まったバンドとかレコード屋とかレーベルとかクルーみたいなものが出てきたらいいな。そしたらそいつらを日本に呼んだりして。ほんと孤軍奮闘なんで、応援しています。
——では、加藤さんからも。
加藤 : 関わる人も増えて、色々な人に色々なことを言われると思うんですけど、続けていくってことが大事だと思います。僕らも続けていくので、透明雑誌のみんなも続けてほしい。そして、お互い日本と台湾を行き来しておいしいものを食べましょう。
藤原 : オトナっぽい締めで(笑)。
全員 : 爆笑。
——またこういった機会を作って、同じメンバーで話せることを楽しみにしています。ありがとうございました。
全員 : ありがとうございました。
>>>第2部 : 唐世杰、張盛文(透明雑誌)×波多野公士(V/ACATION)に続く!
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LIVE SCHEDULE
透明雑誌FOREVER RELEASE TOUR
2012年07月28日(土)@TOWER RECORDS 梅田 NU茶屋町(大阪)
START : 14:30
with : HARD CORE DUDE / MASTERPEACE
TALK : ケンゾー(司会)/ ナカムラ(HCD)/ 波多野公士(V/ACATION)/ and more...
2012年07月28日(土)@難波ベアーズ(大阪)
OPEN : 18:30 / START : 19:00
ENTRANCE : 2,500yen
with : フジロッ久(仮)/ 宮武 BONES / おとぼけビ~バ~
2012年07月29日(日)@STUDIO 246(名古屋)
OPEN : 17:30 / START : 18:00
ENTRANCE : 1,500yen
with : keep away from children / フジロッ久(仮)
2012年08月03日(木)@小岩bush bash(東京)
OPEN : 19:00 / START : 19:30
ADV : 2,000yen / DOOR : 2,500yen(1D)
with : Crypt City
2012年08月03日(金)@下北沢Shelter(東京)
OPEN : 19:00 / START : 19:30
ADV : 2,000yen / DOOR : 2,500yen(1D)
with : GOD'S GUTS / malegoat / フジロッ久(仮)
2012年08月05日(日)@渋谷O-WEST&O-NEST、7th floor(東京)
OPEN : 12:00 / START : 13:00
ADV : 3,000yen / DOOR : 3,500yen(1D)
PROFILE
透明雑誌
台湾で2006年に結成された、洪申豪(Gt./Vo.)、唐世杰(Dr.)、張盛文(Gt.)、薛名宏(Ba.)による4ピース・オルタナティブ・ロック・バンド『透明雑誌』。Pixies、Weezer、Sonic Youth、Superchunk、Cap’n Jazz、日本ではNUMBER GIRL等からの影響を公言している。2011年7月13日、ファースト・アルバム『僕たちのソウルミュージック(原題:我們的靈魂樂)』が、2007年に完全自主制作で販売されていたデビューE.P4曲を追加した日本限定仕様盤としてリリースされ、オルタナティブ・ロック・シーンからの注目をさらに集めている。