Maison book girl、徳間ジャパンよりメジャー・デビュー!! 現代音楽とアイドル・ポップスの融合を聴け!
コショージメグミ、矢川葵、井上唯、和田輪による4人組アイドル・グループ「Maison book girl」がシングル『river(cloudy irony)』にて、徳間ジャパンコミュニケーションズよりメジャー・デビュー。音楽家・サクライケンタが楽曲制作、総合プロデュースを行い、映画出演、ファッションブランドとのコラボレーションなど多岐にわたって活動を展開してきた彼女たちによる渾身のデビュー作。アイドルファンのみならず様々なジャンルのアーティスト、評論家からも支持を得ている現代音楽とアイドル・ポップスを融合させた独自の美学に貫かれた作品をハイレゾでお楽しみください。
メジャー・デビュー作をハイレゾ配信
Maison book girl / river (cloudy irony)
【Track List】
1. cloudy irony
2. karma
3. 14days
4. cloudy irony instrumental
5. karma instrumental
6. 14days instrumental
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV / AAC
【配信価格】
単曲 540円(税込) / アルバム 2,100円(税込)
INTERVIEW : Maison book girl
Maison book girl(以下、ブクガ)は独自の美学を持ったグループだ。その世界観は、楽曲制作・総合プロデュースを行う音楽家・サクライケンタがはじめに構築したものであり、メンバーはどこか人形的な形でパフォーマンスを演じているものだと思っていた。約1年前に行ったメンバー・インタヴューでは4人とももの静かで、あまり熱を感じないような雰囲気が印象的だった。それがブクガというグループを貫いている美学であるとも思っていた。
あれから1年、メジャー・デビューを発表した8月30日の自主企画〈ekoms presents “夜明けの月と煙 vol.1”〉の楽屋を訪れると、そのときとは違い人懐っこくしゃべりかけてくるメンバー4人がそこにいた。物怖じせずしゃべる様子は熱のあるものでエネルギーに溢れていた。下記に掲載するインタヴューは、10月24日(月)の〈ekoms presents “夜明けの月と煙 vol.3”〉のライヴ前に4人に話を訊いたものだ。メジャー・デビュー前のこれからはじまることへの期待やカナダツアーの想い出がストレートに伝わってくるものとなっている。
ここ数ヶ月の彼女たちを見ていて確信したのは、この4人なくしてブクガはブクガではないということ。サクライケンタが構築したサウンドと世界観を、4人のメンバーがライヴや経験を通して自分たちのオリジナルにしてみせた。そんな自信と強度をもって、ブクガというグループが広く世の中に飛び出そうとしている。まさに満を持してのメジャー・デビュー。ぜひその門出を目撃してみてほしい。
取材&文 : 西澤裕郎
しゃべれないことがみんなにばれてしまったんです(笑)
ーー1年前に取材したときと比べて、チーム感が出たというか、バンドみたいになりましたね(笑)。
コショージメグミ(以下、コショージ) : どういうことですか(笑)?
ーーみんなシャイな印象があったんですけど、経験を積んで自信がついた感じがするなと思って。
矢川葵(以下、矢川) : 1年前と比べたらだいぶ変わったと思います。
ーーそれはライヴとか重ねて自身がついたんですか?
矢川 : そうですね。回数を重ねて場数を踏んだというか。
ーー取材のときはもっと静かでしたもんね。4人いるんだけどコショージがずっとしゃべっている感じ。
井上唯(以下、井上) : がっちがちの写真が載っていたのってオトトイだっけ(笑)?
コショージ : そうだ! あの時和田が初めての取材で、その受け答えを見て和田は取材だめなんだっていうのを知った。
和田輪(以下、和田) : しゃべれないことがみんなにばれてしまったんです(笑)。
コショージ : 今も取材ではしゃべれないです。顔がガチガチになってる(笑)。
>>記念すべきブクガへの初インタヴューはこちらから
ーーあははは。先日行かれていたカナダのツアーはどうでした?
一同 : 楽しかったです。
コショージ : ライヴ以外も楽しかったですね。ライヴ以外が7割くらいを占めていて。アテンドしてくれる人が「あそこ行こう!」って連れて行ってくれたんですよ。ライヴ前に連れて行かれるんですけど全部楽しんだよね。眠いけど、行ったら行ったで楽しいみたいな。
井上 : その後、しっかりライヴをしてみたいなね。
目の前に人の頭があったから、スイスイスイって歩きました
ーー1人ずつカナダで1番楽しかった想い出を訊かせてもらえますか。
井上 : ナイアガラ!
ーーどういうところが楽しかったですか?
井上 : 滝が壁でした。船でギリギリまで行って、ナイアガラがふわあーって。
コショージ : 虹ができるんですよ!
ーーマイナスイオンが出てる的な?
井上 : マイナスイオンどころじゃないよね。豪雨。
コショージ : まじやばくて「水!!」みたいな声しか出なくて(笑)。
ーーあはははは。
矢川 : 私はトロント1日目のライヴが想い出に残っているんですけど、スケートの練習場みたいな場所だったんです。普段のライヴはお客さんが目の前にしかいないんですけど、そのときは横にも座って見てくれていい圧迫感があった(笑)。
ーーどういう盛り上がり方なんですか?
矢川 : めっちゃ動き回って踊っている人もいれば、すごく真剣に見てくれている人もいるし、ぐちゃぐちゃになっている人もいました。ステージの境がないから一緒になって踊ってるみたいな人がたくさんいて(笑)。
コショージ : コショージはトロント2回目のライヴが1番印象的で。カナダでやった中で1番大きい会場だったんですよ。ブクガのオタクも日本から来てくれたり、その日が1番多くて。あと、とにかくステージが高かったんですよ。それを見て、これは人の上を歩けそうだなと思って最後の曲で人の上を歩きました。それが楽しかった。
ーーカナダの人もみんなで支えてくれた?
コショージ : くれました! すごい盛り上がってて、新曲の「karma」ではモッシュが起こって。その後「blue light」っていうめっちゃ静かな曲をやったのにそれでもなぜかモッシュが起こって。それぐらい意味わからなくなっちゃって。
ーー(笑)。人の上を歩いたのはどの曲ですか?
コショージ : 「my cut」の落ちサビあたりで歩きました。
ーー日本で人の上は歩いたことある?
コショージ : 歩いてはないかもしれない。
和田 : どっかに行ってしまって、そのまま戻ってきたことはあったよね(笑)。
コショージ : あー、あったね!
井上 : でもトロントは、ちょうどよかった。
コショージ : 目の前に人の頭があったから、スイスイスイって歩きました。
ーーあはははは。景色はどうでした?
コショージ : 最高でした!
ーー和田さんが印象に残っているのはどこですか?
和田 : 1番最後のバンクーバーでのライヴが印象に残っています。ハコがすごいかっこよくて、おしゃれな赤いソファがあって味園ユニバースみたいな感じ。
ーーちょっとキャバレーっぽい感じというか。
和田 : そうそう。外国のライヴハウスだー!! って気持ちになりました。
コショージ : その時、テレビカメラが入っていたんだよね。
和田 : でも私たちは英語をしゃべれないから、リハの様子だけちょっと映してもらって。
ーーカナダにいる間、どうやってコミュニケーションしていたんですか?
矢川 : 片言です。「トゥデイ、エンジョイ!」って(笑)。
井上 : 何を言っているか、わかるようになりました。ばーって英語で言われるじゃないですか? 「あーなるほどね!」みたいな(笑)。
ーー本当にわかってるんですか、それ(笑)。
井上 : 私はわかってると思っている(笑)。
コショージ : 伝える手段はないけど理解はできるんですよ。
期待を裏切っちゃいけないというか… 嫌われたくない(笑)
ーー海外での反応もそうですけど、メジャー・デビューを発表して、ブクガが盛り上がってる感じはする?
>>Maison book girl、涙とともに語ったメジャーデビューへの想いーーOTOTOYライヴレポ
井上 : ワンマンが1日で即完したの見て、やべえきてるわ!! って思いました。
コショージ : それはたしかに思ったね。
矢川 : ちょっとびっくりしたね。ほんとかな? って思った。
ーー今日(※取材時)は自主企画3回目ですけど、普通のライヴに出るときと臨む気持ちが違ったりしますか?
コショージ : 違うかもしれない。毎回セトリを考えているんですけど、自主企画の時は自分たちのお客さんがいっぱい観てくれると思って、ちょっとマニアックな曲を入れたりします。
ーーいつもセトリは自分たちで考えているんですか?
コショージ : 基本的にコショージが考えています。
ーー毎回テーマみたいなものはある?
コショージ : あります。例えば、対バンで盛り上がるアイドルさんが多かったから、逆に私たちは盛り上げなくていいかなと思って、新曲多めで、ちょっと掴みづらい曲とかにしますね。
ーー今日は?
コショージ : えっと、これ言っていいのかわからないんですけど、レコード会社や媒体の方とかがいっぱいくるってことで、キャッチーでわかりやすい曲を多めにしています(笑)。
ーーあはははは。そういうところも前のめりになりましたよね。ハングリーさも熱量も感じるようになったなあって。
井上 : 自主企画では朗読とかも入れたりもするしね。
コショージ : そう、対バンだと入れづらいんですけど、ポエトリー・リーディングは自主企画だから入れてもいいかなと思って。月見ル君想フはステージの後ろに月もあるからと思って曲を考えたりします。
>>Maison book girl、メジャー・デビューまで約1ヶ月ーー3回目の自主企画を現地レポート
ーーメジャー・デビューにあたってどういう気持ちですか?
井上 : 最初聞いた時は、すごく不安だったんですよ。こんなレベルでやっていいのかなって。でも日が経つにつれ、ちゃんと実感してきたというか。ワンマンもあるし、それに向けての気持ちがみんな高まっています。
ーー和田さんはどうですか?
和田 : 結構プレッシャーを感じています。会社の人もお客さんも、これからメジャー・デビューってことですごい期待してくれていると思うので、それに応えないといけない気持ちがすごいあります。
ーー葵ちゃんはどうですか?
矢川 : 期待を裏切っちゃいけないというか… 嫌われたくない(笑)。
一同 : (笑)。
矢川 : こんだけ(協力)してやってるのにお前らは全然じゃないか! ってなりたくない。好かれたいです。ふふふ。
ーー別に嫌われはしないと思いますよ(笑)。
矢川 : 「あーあ…」って言われないようにします。
ーー(笑)。コショージさんはどうですか。
コショージ : これまで音源を2回出したんですけど、あまり順位を気にしていなかったんですよ。だけど、今回はちょっと気にしてます。メジャー・デビューだし、たぶん前回を上回るなと思っていて。表だって言わないですけど、言ったら買ってくれなさそうだし(笑)。そう思っているので、たぶん自信があるんだなと思います。曲もそうですけど、徳間さんがインタヴューとかMVとかも用意してくれて。今まで音源が出てからMVが公開されていたんですけど、MVが先に出たことで曲をみんなが聴いてくれているので、リリースが楽しみです。
>>【メンバー・コメントあり】Maison book girl、圧倒的な世界観を見せた2ndワンマン・レポート
Maison book girlのハイレゾ音源配信中
Maison book girl / summer continue(24bit/96kHz)
アイドルファンのみならず様々なジャンルのアーティスト、評論家からも絶大な支持を得た1stアルバム「bath room」から半年。1st ep『summer continue』がリリース。昨年11月渋谷WOMBにて初ワンマンSOLD OUTとなった公演で披露された「lost AGE」「bed」。「blue light」、そして新たなポエトリーリーディング「empty」を含む計4曲。
Maison book girl / bath room(24bit/48kHz)
Maison book girlの「bath room」には、「snow irony」「最後の様な彼女の曲」「Remove」など、ライヴで人気となっている曲が初収録。また、既にライヴ会場限定で販売され、現在は完売の為に入手不可となっているシングルCD「white」「black」に収録の4曲も、新規にミックス&マスタリング。
LIVE SCHEDULE
リリースイベント
2016年12月3日(土)@タワーレコード新宿店
2016年12月4日(日)@タワーレコード渋谷店
2016年12月9日(金)@渋谷 HMV&BOOKS TOKYO
OTOTOYがオススメする女性アーティストが集結
オトトイのススメ! vol.9
日時 : 2016年12月15日(木)@TSUTAYA o-nest
開場 : 18:30 / 開演 : 19:00
料金 : 前売 : 2,500円 / 当日 : 3,000円(1drink別)
出演 : Maison book girl / あっこゴリラ / AZUMA HITOMI / POLTA
問い合わせ : o-nest
チケット : オトトイ先行予約実施中
主催・企画制作 : オトトイ株式会社 / ATFIELD.inc.
連絡先 : [email protected](担当 : 西澤)
OTOTOY先行実施中!!
タイトルを「オトトイのススメ! vol.9 先行予約希望」にしていただき、
本文に、お名前、電話番号、メールアドレス、希望予約枚数をご記入のうえ、
[email protected]まで、メールをお送りください。
PROFILE
Maison book girl
2014年11月デビュー。メンバーは矢川葵、井上唯、和田輪、コショージメグミの4名。
音楽家・サクライケンタが楽曲制作、総合プロデュースを行い、音楽のみならず、映画出演、ファッション・ブランドとのコラボレーションなど多岐にわたって活動を展開。2015年8月には〈TIF〉、〈@JAM EXPO2015〉、9月には〈夏の魔物〉への出演を経て、9月23日に初の全国流通作品となる1stアルバム『bath room』を発表、アイドル・ファンのみならず、幅広い音楽ファンから高い評価と支持を得る。11月23日には初のワンマン・ライヴとなる〈solitude hotel 1F〉を渋谷WOMBで開催。チケットはSOLD OUTとなった。12月にはアメリカのオルタナティヴ・ロック・バンド『RINGO DEATHSTARR』の東名阪公演にサポート・アクトとして出演。2016年3月には1st EP『summer continue』をリリース。
「アイドル」という枠組みだけに留まらず、様々なフィールドでの活動を予定している。サクライケンタ独自の世界観と四人四色な個性を放つメンバーの化学反応に今後も期待してほしい。