ドキドキとロックだけを発信するオールナイト野外イベントーー〈BAYCAMP 2015〉主催者・青木勉と写真で巡るドキドキ珍道中☆
ドキドキとロックだけを発信するオールナイト野外イベント〈BAYCAMP〉が、この夏も開催決定!! 2011年のスタート以降、毎年夏冬と開催され続けてきた本イベント。2014年夏の開催では天気が大荒れし、雷で公演が中断したりもしましたが、それを乗り越え神がかったアクトが続出。今年も、THE JERRY LEE PHANTOMの復活ライヴや、The Birthday、the pillowsの出演など、ロックな一夜となること間違いなし。とはいえ、まだ〈BAYCAMP〉を体験したことのない人も多いことと思います。そこで、主催者の青木勉氏とともに、会場の下見に行ってきました。よりイメージが湧きやすいよう、ポイントとなる場所で青木氏の写真を撮りました。ぜひ想像を膨らませて、9月5日は〈BAYCAMP 2015〉でお会いしましょう。みんなでドキドキの夜を過ごそう!!
ドキドキとロックだけを発信するオールナイト・フェス・イベント開催間近!!
2015年9月5日(土)オールナイト / 雨天決行
会場 : 神奈川県川崎市東扇島東公園・特設会場
時間 : 開場 12:00 / 開演 14:00 / 閉演 5:00(予定)
料金 : 前売り 8,900円 ※ドリンク代500円必要
問い合わせ : チッタワークス 044-276-8841 (平日12:00-19:00)
【出演アーティスト】
あらかじめ決められた恋人たちへ / [Alexandoros] / Awesome City Club / Wienners / カジヒデキ / Kidori Kidori / きのこ帝国 / キュウソネコカミ / group_inou / KEMURI / KONCOS / SHISHAMO / THE JERRY LEE PHANTOM / シャムキャッツ / 神聖かまってちゃん / 水曜日のカンパネラ / スチャダラパー / ストレイテナー / SPARK!! SOUND!! SHOW!! / SPECIAL OTHERS / Czecho No Republic / the telephones / TRICERATOPS / ねごと / The Birthday / the pillows / HINTO / THE BAWDIES / 街の底 / MO’SOME TONEBENDER / Yogee New Waves / LUCKY TAPES / LOW IQ O1 & MASTER LOW / 忘れらんねえよ / 夜の本気ダンス[Welcome act] / 芦沢ムネト[Field act] and more…
チケット
・チケットぴあ 0570-02-9999 https://pia.jp/t(Pコード:260-953)
・ローソンチケット 0570-084-003 https://l-tike.com(Lコード:74541)
・楽天チケット https://r-t.jp
・イープラス https://eplus.jp
・CNプレイガイド 0570-08-9999 https://www.cnplayguide.com
・セブン-イレブン セブンコード 031-089 (※マルチコピー機で直接発券 / 手数料なし)
・岩盤 / GAN-BAN 03-3477-5701 https://www.ganban.net 渋谷パルコ・パート3 B1F(営業時間:10:00-21:00)
・タワーレコード
◆ 新宿店・池袋店・吉祥寺店・町田店・川崎店・横浜ビブレ店 (営業時間:店舗により異なります。)
◆ 渋谷店・秋葉原店・TOWERmini汐留店のチケットぴあカウンター (営業時間:10:00-20:00)
オールナイト公演となりますので、18歳未満入場不可。リストバンド交換時にIDチェックあり(顔写真付き身分証要)
無料シャトルバス利用可
>>BAYCAMP 2015 Official HP
川崎駅⇒シャトルバス乗り場
会場入口付近
メインステージ
フードスペース
FREE THROWステージ
会場を巡り、川崎駅前の居酒屋で青木勉にミニ・インタヴューしました。
ーー今日たくさんの写真を撮りましたけど、〈BAYCAMP〉のイメージ、壊れてないですか…?
青木勉(以下、青木) : 〈BAYCAMP〉って、出演者はかっこいいんですけど、どっちかっていうと、ゆるいイベントだから大丈夫です(笑)。去年は雷でカオスになっちゃったんですけど出演者は濃かったじゃないですか? ライヴの百戦錬磨みたいな人ばかりで。
ーーアーティストも雷の明けた後の集中力と気合いが半端なかったですよね。湯気が立つように、ひしひしと伝わってきました。
青木 : お客さんは大変だったけど、アーティストの成功させるぞ! っていう使命感みたいなものがすごかったですからね。実は、Dragon Ashとか全く違うセットリストになっていたし、スタッフ泣かせな感じだったとはおもうんですけど、いまはこうだろ!! みたいな気合いが見えて。
ーーまさに「雷セットリスト」みたいな感じでしたよね。
青木 : … 笑えない。それが各アーティストに伝達されていって、BRAHMANもthe HIATUSも、とにかくすごかったですね。
ーーそもそも〈BAYCAMP〉を通してのテーマって、どういうものなんですか?
青木 : それは会社の理念と一緒ですよ。「ドキドキとロック」(笑)。
ーー青木さんの考える「ドキドキ」ってどんなものですか?
青木 : 音楽の衝動自体がドキドキじゃないですか? 僕は、頭でっかちな聴き方が好きじゃないんですよ。あれはこうだからかっこいいとかじゃなくて、素直になりなさいよって(笑)。くだらない理論とか、うんちくとか、何何っぽいとかどうでもいいじゃないですか? 俺は本当にかっこいいじゃんっていうのを言いたいんですよ。1回目のトリをMO'SOME TONEBENDERにやってもらっているんですけど、なぜか4人組になったり、ジャンルも変わったり、音楽性もその時々を吸収してやっているんだけど、いつ観てもかっこいい。今回は、The Birthdayも、the pillowsも出るし、最近の流行りのかっこいい人たちとは全く違うかっこよさをもっているアーティストが多いです。スチャダラパーとかは、ある意味お茶の間的なレジェンドじゃないですか? そういう人が出る上での、group_inouの立ち位置も面白いと思いますし。
ーー今回もブッキングはほぼ青木さんが担ってるんですか?
青木 : 100%そうです。FREE THROWのステージはテーマがあるので僕だけで決めているわけじゃないんですけど、今の旬な新人や、これから盛り上げていきたい人もプレゼンしたいから、いろいろ考えています。とは言っても、99%、僕の独断と偏見ですね。
ーー今年は、トピックとして、THE JERRY LEE PHANTOMの出演が大きいですね。
青木 : そうですね。この1回だけは絶対やるってステージに上がってくれることになって。ジェリーリーは、フェスがない時代から活動してて、フェスにあまり出たことがないんですよ。この前キネマ倶楽部で一回だけの復活ライヴをして、やっぱりよかったんですよね。THE JERRY LEE PHANTOM自身は、昔から一緒に同世代のバンド達でツアー回ったり、イベントに出演してもらったりとか、よく知ってるんですけど、ヘルマンの企画でついにライヴ復活して、サウンドが新しくなって、仲間内ではやっていて。今回、気まぐれでライヴやるってことになって、〈BAYCAMP〉が選んでもらえたんです。
ーーちなみに、オールナイトであることには拘りはあるんですか。
青木 : もちろん、あります。オールナイトは眠いから嫌だとか、朝までもたないっていうことを言われることもあるんですけど、朝まで起きてること自体がドキドキじゃないですか? ちっちゃい頃の経験で分かると思うんですけど、朝まで起きていていいのって、お正月だけだったじゃないですか? あれなんですよ。
ーーいまの子はわからないですけど、お正月の特別感は半端なかったですよね。
青木 : あと、本当の夜遊びってなかなかないでしょ? 友だちと朝までずっとしゃべったとか、夢中になって朝まで相談したとか、そういう場って、ありそうでない。そこでロックがオールナイトして何が悪いんだって話で、川崎という地は、それができる可能性を秘めている。〈RISING SUN ROCK FESTIVAL〉や〈FUJI ROCK FESTIVAL〉もそうなんですけど、一生懸命ライヴを観るだけっていうより、好きな時に聴いて、騒いで、みんなで空間を作るってところが大きくて。それを大空間でやるのって、なかなかないと思うんですよ。制約がやっぱり多いから。そういう意味では、そういうことができるのは、川崎のあの空間ぐらいしか存在しえないんじゃないかって。今となってはそんな場所のような気がするんですよね。
ーー音楽を楽しむのはもちろんなんですけど、もうちょっとゆるい感じで、個々人が好きに聴いていいんじゃないかなっていう気もしますよね。
青木 : 個人的な理想としては、2人で来てほしいんですよ。男女1対1がベスト。野外のオールナイト・イベントに「一緒に行かない?」みたいに誘ってもらって。そういう場になってほしいなっていう思いがあるんです。
ーーちょっと好きな子に勇気を出して声をかけてみるってことですよね。それはドキドキしますよね。
青木 : オールナイトで、酔っ払っちゃったりとかして、普段とは違うテンションではしゃげちゃったりするじゃないですか。その体験って結構すごいと思うんですよ。健全じゃないですか(笑)?
ーーなかなか、好きな子を誘って一夜を一緒に明かせることってないですから。
青木 : 〈BAYCAMP〉のおもしろいところは、いろんなことができるわけ。空間は狭いんだけど、ちょうどいいぐらいなんだよね。ちょっといい雰囲気になったら、暗がりにしけこめる海辺があったり(笑)、公園もあるし。もちろん音楽を純粋に楽しむこともできますし、そういうところがね期待してるところなんですよ。モテキ的な、そういう場になって欲しいなって勝手に思ってます(笑)。
ーー去年不満が多かったシャトルバスの運行は、どういうところが変わったんですか?
青木 : 今日歩いてきましたけど、〈DEAD POP FESTiVAL 2015〉で一度シュミレーションでやったやり方を基本にしてます。夜は駅前ロータリーを使うんですけど、開場前から落ち着く夕方までは、競馬場の駐車場をお借りして、バスを増設させていて。前回まで有料だったんですけど、それを無料化して、分かりやすくもしています。だから、いつもよりは待たせずに現場に送ることはできると思います。スペースの問題があって、駅からはちょっと歩かなきゃいけないんですけど、思ったより遠くなかったですよね?
ーーそうですね、道を間違えなければ(笑)。
青木 : だいぶ大回りしちゃいましたからね(笑)。駅前から、しゃべりながら歩いているうちにシャトルバス乗り場に着くと思うんですよ。バス停からは20分くらいで着くので、それもわくわくドキドキになればいいなと思います。川崎駅には渋谷からでも15分位で着くし、品川だったら9分ですからね。神奈川の人とか、あと千葉からが近いんですよ。イメージ的には遠いかもしれないけど、都心からも近いですからね。
ーーふらりと来て、海岸と広場があって、夜を明かすっていうのは、非日常感がありますね。
青木 : 野外感もちゃんとありますよね。あの空間自体が、いいシチュエーションだと思います。わざわざ行く価値があるって自負してます。
ーー今年は青木さんも誘いたい女の子を誘ってもらって、こんなドキドキがありましたっていう実体験を来年話してください(笑)。
青木 : なんかね、自分も刺激を求めているのかも。それが、まだ自分には還元されないっていうだけで(笑)。がんばります!
インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
写真 : 大橋祐希
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