2024/12/02 18:30

先週のオトトイ(2024年12月2日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ー上白石萌歌ことadieuの最新作より、柳瀬二郎(betcover!!)が手がけた最高チューン (西田)

ー田渕ひさ子、五味岳久(LOSTAGE)が参加したメジャー2ndSG (津田)

ー5lack、客演無し、プロデュースも全曲自身による今年2作目となるEPより。 (高木)

ーこれぞヘルシンキ! ブレイクを挟んでの展開がグッド。 (石川)

ーハシリコミーズ、新体制初の作品はシングル2枚同時リリース、良い意味でのとっ散らかりが魅力の彼ららしい2枚 (高田)

ー前作から約二年半ぶり、せだいが2nd アルバムをリリース! (藤田)

ーnaotohiroyama、6作連続リリース第四弾!粒立ちのいい、洗練されたテクノです。 (菅家)

その他の追加曲は、 眉村ちあき “Hangover”Chevon “銃電中”『evilspa』 “A Transient, Naturally Occurring Fad / もしもし系 -- KK manga”KID FRESINO “AOS”揺らぎ “Oppressed”Good Morning “A Telephone Rings”Hammer Head Shark “アトゥダラル僻地”ponderosa may bloom “遊色効果”三四少女 “trouble!!”

編集後記

【先週行ったライブ】
●でんぱ組.inc×私立恵比寿中学@KT Zepp Yokohama えびちゅうの「ハイタテキ!」の冒頭が最高で、でんぱの「あした地球がこなごなになっても」が最高で。ライブの構成もすごく良くて、ちょっと泣いちゃった。

●Chevon@Zepp Shinjuku とんでもないグルーヴで何度も何度も心を揺さぶられたし、踊らされた。あの歌声には、なんかしらかの魔力のようなものが満ちているような気がする。

●DISH// @有明アリーナ公演 激しいロック・チューンもしっとりとしたバラードも極上の仕上がり。そして多幸感がすごい。良いバンドだなと思いました。

●野田愛実@渋谷DIVE 圧巻の歌唱に引き込まれっぱなし。ドラマ主題歌「明日」が本当に素晴らしくて、アンコールでマイクなしでお客さんと大合唱していたのも素敵だった。

●岸田教団&THE明星ロケッツ@Veats Shibuya BERSERKERSというタイトルの通り、とにかくアグレッシヴ。熱量が最初から最後までクライマックス。岸田教団の真髄を感じた気がする。(西田)

あらかわ遊園
日曜はあらかわ遊園に遊びに行ってました。そこまで大きくない遊園地の中にはミーヤキャットや子やぎ、ふわふわドーム、豆電車、空中バイクなどがあり一日中いても飽きなかった!ふわふわドームと滑り台は12歳以上は使ってはいけないので断念。でも「あらかわ遊園」と書かれたコップで飲むビールの味は格別でした。なんかご飯とかも美味しくて、かなりいい遊園地でした。あまりにもうまくことが運んだ休日。このまま全てをうまく転がしていきたい!と思えるような日に乾杯。最後に行った居酒屋の厚揚げが異様に美味しかった。パンみてえでした。(津田)

12月の呪い
先週末から喉の痛みが発生、週末は体のダルさでほぼ動けず。週が明けて今日は鼻水と咳が止まらない。けれども熱は出ないし、食欲もあってうーんという感じ。毎年12月は呪いの月として、トラブったり体調壊したりするんですが今年はこのタイミングなんでしょうか。去年は仕事納めと同時に胃腸炎でノックアウト、正月休みを全て床で過ごしたことを考えると、今のうちに調子が悪くなっておけばこの後大丈夫か…? なんて言っているとこれがフリかのようにまた年末さらにどデカいトラブルやら体調を壊す気もしてきた…。無理をしない、体を温める、よく寝るを心がけて今年1年を気持ちよく納めたいですな。(高木)

渚にて
30日(土)は行きたいライヴがたくさんあったけど、踊ってばかりの国の〈On the shore〉ツアー・ファイナル@恵比寿ガーデンホールへ。ちょっと良すぎて帰り道落ち込みました。収録曲順に披露していったなかでは表題曲"On the shore"の仕上がりがすごかった。波打ち際の水しぶきどころではない、ダムが決壊したかのような音の渦にあっという間に飲みこまれて、初めて「音で溺れる」感覚を覚えました。あとこの日個人的に刺さったのは本編ラストを飾った"それで幸せ"。帰りに落ち込んだのは完全にこれ……。良すぎて落ち込むってなんなんですかね、この日は音の気持ちよさだけでない、感情の芯をえぐってくる狂気がそこにあった気が。ピースフルでサイケな暗黒帝王のようで、強烈に最高なバンドだなとしみじみ思った次第です。(石川)

Ted Nelsonの講演会にいった
テッド・ネルソン、ミュージシャンではありません。社会学者、ヴィジョナリー、情報技術者。アーティストでもあると思います。「ハイパーテキスト」と「ハイパーメディア」の祖です。いまやスマホやタブレットやPCやサイネージの画面で文字を見るとき、必ず彼の思想の上にいると思って過言ではありません。もちろんそれはひとりの功績ではなく、ヴァネヴァー・ブッシュ「Memex」(1945)、ダグラス・エンゲルバート「NLS」(1968)、テッド・ネルソン、ティム・バーナーズ=リー「World Wide Web」(1990) といった連綿たる試みや、それに並走する、通信やインターネット、コンピュータやスマートフォンの進化によるのですが。ひとつ面白いのは、これらが結果的に、個人の強化 (Personal Augmentation) 、グループや組織の強化 (Group Augmentation) 、コミュニティや社会の強化 (Society Augmentation) を、共通の「道具」や「言語」のもとで行うのを可能にしたことです。むりやり音楽の話にすると、個人の創作、チームでの制作や活動、そしてそれらをコミュニティや社会で分かち合い・心を豊かにし・影響し合い・さらに新しいものを創っていく、そうしたことが地続きにできていることの不思議さ、でしょうか。別に誰かが設計し帝国を構築したわけでもないのに、改めて面白いな、と。Ted Nelsonの講演は1995年と96年にも聴いていて、28年ぶりでした。そういうライヴも最近多いですよね (笑)。
 先週は、しろつめ備忘録のリリパとベランダのワンマン、どちらも最高でしたが今日はこの話題で。ごめんなさい。(高田)

そんな時期
早いものでもう年末。この時期といえば各種サブスクリプションの年間再生数ランキングが出てきますよね。メインで使っているSpotifyはまだなのですが、YouTubeMusicは一足先に結果が見れました。こちらでは配信がないものを聴いていたのでボーカロイド楽曲が多め! 堂々の1位は御花屋の"魂やめないで"……納得の結果です。他には同じく御花屋の"大好きなままで殺してくれよ!"やsepiarecordsの"From ∄ Glimmer ∄ to ∄ Radiance ∄"、HASAMI groupの"病気が治ったら"などがランクインしていました。こちらもかなり「覚えのある」楽曲たち。果たしてSpotifyではどのような結果が出るのか、今から楽しみです。(藤田)

ブラックフライデー、太陽
Amazonのセールで電動歯ブラシとBluetoothスピーカー「JBL Go4」を買った。浴室に置く完全防水のものが欲しかったので、初のIP67(防水、防塵性能がとても良い)のスピーカーを購入。JBL、ローが強めですがお風呂場で聴くならアリかなと思いました。日曜日は原宿にヨルシカ「太陽」の展示を見に行った。永戸鉄也によるコラージュ・アートと、n-buna書き下ろしの会場BGMを堪能しました。QRコードを読み取ることで聴ける「太陽」のデモは、ノイズ混じりの素朴なピアノ弾き語りで、歌詞が少し違ったりして、手探りで作っている生々しさを感じることができて面白かった。帰りはFenderの旗艦店に行って、ギターを見て帰りました。ギターのボディの形をした竹製まな板にとても惹かれてしまい、今回は我慢したものの、次行ったら買ってしまいそうです。(菅家)

先週の特集記事

先週のオトトイ(2024年11月25日)

対談連載『見汐麻衣の日めくりカレンダー』【第1回】ゲスト : 山下敦弘(映画監督)

レーベル〈造園計画〉が提示する、デジタルと身体の間にある音楽──【In search of lost night】

これは、the dadadadysのブッ飛んだ“憂さ晴らし”──こんがらがったところに趣を見出す

ボーダーレスに混ざりあうHelsinki Lambda Club──現実と幻想の“エスケープ”の先にあるもの

REVIEWS : 088 ベース・ミュージック、テクノ (2024年11月)──草鹿立

ケンドリック・ラマー、アイナ・ジ・エンド、ヘルシンキのALなど注目の新譜を紹介【11月第4週】

【総力大特集】アイナ・ジ・エンド、サード・アルバム『RUBY POP』完成!──3部構成で、その魅力に迫る!!!

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いまのアイナ・ジ・エンドと振り返る、BiSH解散後に彼女が歩んだ軌跡

アイナ・ジ・エンドが輝かせる、音楽の宝石箱──アルバム『RUBY POP』完全解説インタヴュー

「ドアの向こう」は、内側でも外側でもある──nonocが新曲で開いた、新世界の扉

岡田奈々が表現する、心象の

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.301 2024年の担当記事を振り返る

OTOTOY NEW RECOMMENDから

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