【PIGGS、とらえる vol.8】大きなステージへ立ち向かう、PIGGSの成長の軌跡──決意表明のセカンド・シングル『VISITOR』
様々な困難に立ち向かいながらも着実に実力をつけ、大きく成長を続けているアイドル・グループPIGGS。パワフルな楽曲が揃ったセカンド・シングル『VISITOR』を作り上げ、9月14日からはじまる連続5daysの対バンイベント〈FAMILY BUTCHERS〉への気合が高まっています。
OTOTOYでは、先日2021年7月26日にオンライン・インストア・イベント内で公開インタヴューを実施。撮りおろした写真とともに、インタヴューのごく一部をテキストでお届けします。大きなステージへ、がむしゃらに走っていくPIGGSの活躍から、これからも目が離せない!
ニュー・シングル『VISITOR』ハイレゾ配信中!
INTERVIEW : PIGGS
メンバーオーディションも始まったPIGGS。4人で走り続けるのを見れるのもあと少しかもしれない。このコロナ禍で、メンバーが抜けても、それでも走り続けた彼女たちに格段に実力と精神力がついたことは間違いない。夢をとらえるのもそう遠くないかもしれないな。追いていかれるな!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 安達瀬莉
写真 : 大橋祐希
“LINK EMOTION”はPIGGSという名前が決まる前にはあった
──セカンド・シングル 「VISITOR」のリリースおめでとうございます。“T.A.K.O”からまた少し路線が変わってパワフルな3曲になってますね。
プー・ルイ : “Piggy”以外は“T.A.K.O”より聴きやすいものをイメージして作りました。私達にはこんな隠し玉もあるぞと。
──この3曲の構想は“T.A.K.O”と同時期に出来ていたんですか?
プー・ルイ : “T.A.K.O”を出したときには次これでいくっていうのは決めてて、〈GREAT MUSCLE TOUR〉より前にはもう決まっていました。
──まず、1曲目の“Piggy”はいちばん激しい曲がきたなという印象だったんですが、これはどういうことなんですか?
SHELLME : “Piggy”はみんなが持ってる狂気的な部分を開放する曲なんですよ。PIGGSの曲って「一緒に頑張ろう」とか「ついて来い」みたいな曲が多い中、“Piggy”はそういう自分のダークな感情を表現する曲なので、今までのPIGGSとは違うものを見せられる曲かなって思います。
──そして、“VISITOR”はもう、もはや代表曲になりつつある感じですよね。
プー・ルイ : 新曲なのに、ライヴでやったときの沸き方がすごいですね。
──なるほど。“VISITOR”はいつ頃からあったんですか?
プー・ルイ : 徒歩ツアーのときにはありました。歩いてるときに音源が送られてきて、ちょうどSHELLMEがいざこざしてるときで、歌詞も誰か辞める感じの曲だったから、SHELLMEの卒業ソングだなって思いながら私は聴いて歩いてたんですよ(笑)。でも今は、当時の意味と全然変わって、4人でもっと頑張って最強の状態で新しい人を迎えようという気持ちの表れた決意のある曲になりましたね。
──他のメンバーはどうですか?
BAN-BAN : 歌詞の「試すことなく終われるもんか」とか、「枯らすことなく滴る覚悟」とか、何があっても折れずに、負けずに突き進むっていう覚悟がこもった曲です。パフォーマンス面でもそういう気持ちでやっています。
CHIYO-P : 「この顔を隠すこの世界で」とかやっぱり曲が自分の気持ちとリンクすることが多いですね。曲を通して気持ちが共有できるし、その曲に入り込むことで、より勇気づけられるような曲になってるなと思います。
SHELLME : こっからまた行くぞっていう決意表明のような曲だなって思ってて。あとジャケットが、嵐みたいな雨の中にドアあって、ドアの向こうだけめっちゃ青空が広がってて。そのドアをたたいて、この広い明るいところにPIGGSと行こうみたいなことなのかなと思っていますね。
──“LINK EMOTION”はどんな曲ですか?
プー・ルイ : 実は、“LINK EMOTION”はPIGGSという名前が決まる前にはあった曲で、グループの方向性を決めるときにRyan.Bに聴かせてもらったのが、“LINK EMOTION”だったんですよ。そのときに「えっ、私が注文してたのより全然こっちの方がいいじゃん」ってなって。Ryan.Bが得意な方がかっこいいからこれでいこうって言って決まりましたね。
──なるほど! 結構いまの社会を反映しているような歌詞ですよね。
プー・ルイ : “LINK EMOTION”の歌詞は、いまの世界の状況に合ってるんですよね。壊れた世界でも生きてかないといけないし、それを嘆いたって仕方ない部分もあって。どうせだったら共存して楽しく、新しい世界を作る決意を示す曲です。実際の歌詞の意味はゾンビの世界なんですけど、そこが今の世界とリンクできちゃう。
BAN-BAN : 感情爆発って感じ。歌詞も、誰かに歌ってる曲だなっていうふうに感じることがすごくあります。ライヴでは一緒に楽しくやろうっていうのがすごくやりやすいし、“VISITOR”も立ち止まらずに生きるよみたいな歌詞なんですけど、なんか“LINK EMOTION”はもっと「一緒に行こう」みたいな感じです。感情をリンクさせて、一緒に生きていこうみたいな、そういう感じがする曲なので、聴いてる人と繋がれる曲だなって感じます。
SHELLME : ライヴでやったら絶対盛り上がるだろうなって思いました。すごく盛り上がるアゲアゲな感じの曲なんですけど、歌詞には寄り添うところがあって、曲と歌詞のギャップもかっこいいなって思います。あと、振り付けが拳を上げる振り付けなんですけど、弱い気持ちがあってもとにかく拳を突き上げて一緒に乗り越えていこうみたいな曲になってると思います。
CHIYO-P : “VISITOR”はどちらかというと決意表明というか、PIGGSは進んでいくからついて来いよ! みたいな強い気持ちの曲なんですけど、“LINK EMOTION”は寄り添う感じの曲ですね。自分の歌ってるパートとかでも、2人とも同じ境遇だねとか、やっぱり誰かと繋がってることを常に意識させられるような曲。こういうご時世で孤独を感じたりすることも多いかもしれないけど、PIGGSがいるから大丈夫だよってなる、安心できる曲ですね。