アンダーグラフの4ヶ月連続企画の! 今回の配信シングルは、『Mother feat. MICRO(HOME MADE 家族)』。母への想いを歌った暖かい楽曲です。アンダーグラフの14年間の軌跡をたどるインタビューでは、、と通してフロントマンである真戸原直人に、インディーズ時代、そしてメジャー・デビューしてからの新しい出会い、経験について深い所まで話を訊いてきました。今回のでは、バンドが有名になるにつれて大きくなる不安や葛藤、そして1stアルバム『ゼロへの調和』に続く2ndアルバム『素晴らしき日常』、3rdアルバム『呼吸する時間』をリリースするにあたって、どのような心境で制作をし、バンドとして活動をしてきたのかについて迫りました。アンダーグラフの新曲と共にお楽しみください。
話し手 : 真戸原直人 (アンダーグラフ)
訊き手 : 飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))
文 : 岩瀬知菜美
写真 : 雨宮透貴
アンダーグラフ / Mother feat. MICRO(HOME MADE 家族)
【配信価格】
mp3、wav共に 単曲 250円
【Track List】
01. Mother feat. MICRO(HOME MADE 家族)
4ヶ月連続配信の第3弾はHOME MADE 家族のMICRO氏を迎えてのフィーチャリングした楽曲です。プロデューサー“根岸孝旨”氏の下、今までのアンダーグラフとは違ったサウンドの広がりを見せる曲に。それぞれのヴォーカルの視点からの歌詞にも注目です。そしてなんと母パートにはメンバー谷口奈穂子が歌唱を行いました。聴きどころ満載の曲が完成!
『Mother feat. MICRO(HOME MADE 家族)』について
35歳の今、描く母像
ーー連続リリースの第三弾となる「Mother feat. MICRO(HOME MADE 家族)」は、感動的な歌詞が印象的ですね。
アーティストをゲストに呼んでアンダーグラフだけだとできない曲を書こうかなって思って書き始めたんです。それで、誰しも思い入れがある ”母” をテーマとして書きだしました。
ーーフィーチャリングでMICROさんが入っていますよね。ラップの部分が、気恥ずかしいような歌詞なんだけど、すごくいい統一感で。
MICRO君とは同い年で、昔から仲が良いんですけど、全然一緒にやれる機会がなくて。昔なにかの番組でMICRO君がお母さんについて語ってるものを見たことがあって、今回誘ってみようかなって。だから僕の母に対する思いだけにとどまらず、MICRO君のものと、世の中の息子たちが思うものと、お母さん側からの思いを想像して書いたんです。
ーー真戸原さんの母の像っていうのはどういうものなんですか?
優しくて、激しく怒られたっていうのはないような気がします。友だちが家に遊びに来るといろいろ出してくれて、誰でも受け入れてくれるような母ですね。
ーー母の日というタイミングでのリリースですね。
もう35歳になるので、なかなか20歳くらいでは歌えないこともそろそろ書こうかなと。逆に40歳になると書けないかなって。ちょうどいまが客観的に母を見れる時期というか。
ーー40歳になると書けないっていうのはどういうことですか?
もう40歳になっちゃうと、母としての強さみたいなものが年齢と共に敬う気持ちだけになっていく。だから今かなって。20代だと気恥ずかしくて書けなかったし。
ーーそうですね。なかなか挑戦的でストレートな良い言葉も詰まってますね。
お母さんってそういうものだし、そういうものであってほしいっていう憧れもありますね。
ーーメンバーはこの曲についてどんな反応でしたか?
ラップもありつつヴォーカリストもいて、どうやってサウンドを仕上げていこうっていう方向になりましたね。
ーープロデューサーの根岸(孝旨)さんはどうでしたか?
おもしろかったですね。根岸さんもどちらかと言うと僕らが作ったアレンジに対してひとつひとつ重ねていく感じの方なので、島田(昌典)さんの制作アプローチに近いようなかんじですね。僕らの良い所を根岸さんに言って頂くと自信にもなったし。
ーー藤井(丈司)さんみたいに何度もやり直しがあったりは?
一切無かったですね。根岸さんはサウンド寄りで、歌詞を変えかけたときも「そこは残して欲しい」って言ってくれたりとか。つねに聞き手に回ってくれてる感じがありました。
ーーこの曲は楽曲が一番凝ってて、それなのに歌詞がものすごく直接的でバランスがいいなって。
“母” というテーマ的に抽象的なことは無いんで、なるべくリアルに書こうと思いました。
ーーいろんな世代がこれを聴いてどう思うのかなって楽しみです。
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