現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年3月19日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
5 | 雪折の笹青々とみずきけり |
6 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
7 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 行く方にまた満山の桜かな |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
12 | でめきんにぷらんくとんの鼻のさき |
13 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
14 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
15 | 血を垂れて鳥の骨ゆくなかぞらに |
16 | 減反田夜眼にも白し蕎麦の花 |
17 | 銀河濃し旅の一夜は船に寝て |
18 | 焼跡に透きとほりけり寒の水 |
19 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
20 | 牛の産診て茶碗酒月おぼろ |
21 | 春の河ふわり打掛流れつく |
22 | 朝草刈る墓石よりも光る草を |
23 | 空氷るただに眠れるのみならず |
24 | 暗室より水の音する母の情事 |
25 | 虫籠といふ空間を闇に吊る |
26 | 思ふたび昨日遠のく花の雨 |
27 | 木のみどり草のみどりに罠かける |
28 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
29 | さびしさは木をつむあそびつもる雪 |
30 | 背に穴があいて五月の風自在 |
31 | 切羽詰まって秋風の中にいる |
32 | 無声映画水より澄めり明易し |
33 | 遠来の友の鼾や明け易し |
34 | 見えぬ目の方の眼鏡の玉も拭く |
35 | 水洟のほとけにちかくなられけり |
36 | 蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり |
37 | 早春の鳶を放ちて宝寺 |
38 | 波音の由比ケ浜より初電車 |
39 | 矢面に立つ人はなし弓始 |
40 | 昭和史を引きずっているさくらかな |
41 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
42 | お遍路が一列に行く虹の中 |
43 | 幾百の喉とばしたる春舞台 |
44 | 蛇を愛ずナースに脈を診られいる |
45 | 馬追のゐる外来の硬き椅子 |
46 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
47 | 青大将衣脱ぎし身を門塀に |
48 | 青胡桃一期が夢であるものか |
49 | 野菊まで行くに四五人斃れけり |
50 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
2025年1月8日 13時37分更新(随時更新中)