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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年10月31日のデイリーキーワードランキング

1

行く我にとどまる汝に秋二つ
2

山垣のかなた雲垣星まつり
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
5

炎天の遠き帆やわがこころの帆
6

枯木立月光棒のごときかな
7

曼珠沙華抱くほどとれど母恋し
8

いくたびも雪の深さを尋ねけり
9

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
10

ゆく雁やふたたび声すはろけくも
11

夏嵐机上の白紙飛び尽す
12

花水木身体ひとつ海中に
13

空蝉のからくれないに砕けたり
14

なにほどの快楽か大樹揺れやまず
15

谷底の螺鈿となりて残る虫
16

降る雪や明治は遠くなりにけり
17

へそが汗ためてゐる
18

鶏頭の十四五本もありぬべし
19

音立てて散り来る紅葉月の宿
20

甘茶仏虹は海棠より淡く
21

萱草の影澄む水を田に灌ぐ
22

雲は行き懸大根はとどまれり
23

青蝉の動かぬむくろいとおしむ
24

花篝月の出遅くなりにけり
25

戦後の空へ青蔦死木の丈に充つ
26

もの言ひて露けき夜と覚えたり
27

咲きいづるや桜さくらと咲きつらなり
28

秋風や模様のちがふ皿二つ
29

ひたひたと担ひこぼしぬ寒の水
30

某は案山子にて候雀どの
31

ふるさとのしぐれぐもゆく鬼の面
32

いにしへの花の奈落の中に座す
33

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
34

つゆくさの瑠璃はみこぼす耕馬かな
35

うすらひは深山へかへる花の如
36

裏富士の月夜の空を黄金虫
37

老いながらつばきとなつて踊りけり
38

儀式のごと日暮をともし石蕗の花
39

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
40

何となく奈良なつかしや古暦
41

梅漬けて赤き妻の手夜は愛す
42

柊の花一本の香りかな
43

寒見舞したたむ墨のかんばしき
44

大空に立山澄めり今朝の秋
45

葱坊主蓬けたまには牛吼える
46

茅舎忌の夕虹蟇をかゞやかす
47

鮟鱇もわが身の業も煮ゆるかな
48

鉄道員よ野菊と皿を捨ててこい
49

未来図は直線多し早稲の花
50

春さむや庵にとゝのふ酒五合


2025年1月8日 12時59分更新(随時更新中)
 

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