現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年10月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 一日もの云はず蝶の影さす |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
6 | 馬つなぎ石小さくて冬めける |
7 | 椰子の丘朝焼しるき日日なりき |
8 | 冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ |
9 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
10 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
11 | 鰯雲この一族の大移動 |
12 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
13 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
14 | 唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 |
15 | 水枕ガバリと寒い海がある |
16 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
17 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
18 | 秋の風むかしは虚空声ありき |
19 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
20 | 水草紅葉夢のつづきを歩く |
21 | 木犀をみごもるまでに深く吸ふ |
22 | くはれもす八雲旧居の秋の蚊に |
23 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
26 | コスモスを拔けてゆくまで見送りぬ |
27 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
28 | ひく波の跡美しや桜貝 |
29 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
30 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
31 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
32 | ものの種にぎればいのちひしめける |
33 | 暴走族流れ星とぞ名告りける |
34 | 告知されし人との会話秋風裡 |
35 | 山又山山桜又山桜 |
36 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
37 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
38 | 柊の花一本の香りかな |
39 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
40 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
41 | 山茶花の散りつぐ野外コンサート |
42 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
43 | 裸子をひとり得しのみ禮拜す |
44 | 手をこするなかのかたくな春菜売り |
45 | 囀りやもうこゑのなき顔の上 |
46 | 子規逝くや十七日の月明に |
47 | 光る時光は波に花芒 |
48 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
49 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
50 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
2025年1月8日 13時37分更新(随時更新中)