現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年8月27日のデイリーキーワードランキング
1 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
2 | 泉の底に一本の匙夏了る |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
5 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
6 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
9 | 人体冷えて東北白い花盛り |
10 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
11 | 徳利の口まつくらや稲穂波 |
12 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
13 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
14 | 息つなぐ線香花火の火を貰ふ |
15 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
16 | 蝉の穴覗くや戦後六十年 |
17 | 螇蚚のかがやきとべる街の中 |
18 | 手鏡の背中恐ろし夏の恋 |
19 | 入れものが無い両手で受ける |
20 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
21 | 蝉の穴覗きこみおり自閉の子 |
22 | 螇蚸跳ぶ総身緑も辛からむ |
23 | 朝風に金箔飛ばす熊手かな |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | 金輪際わりこむ婆や迎鐘 |
26 | 一村を動かしてゐる稲穂波 |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | 晩夏光過去呼び戻すしみ一つ |
29 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
30 | ある寺の障子ほそめに花御堂 |
31 | 中空に重陽の月鍬洗ふ |
32 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
33 | 秋草やいただき近く放ち馬 |
34 | ラーメンに星降る夜の高円寺 |
35 | 愚者愚者と滝もつぶやけ十三夜 |
36 | 螇蚸の翔ぶ音激し地蔵越ゆ |
37 | 放生会真つ赤な鯉のあばれけり |
38 | 易々と還暦通過 東天紅 |
39 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
40 | けだるさは虻の唸りとなりにけり |
41 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
42 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
43 | 魚干す裏道に来て*葛の花 |
44 | くろかみの頭のなかの枯すすき |
45 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
46 | 雪残る頂き一つ国境 |
47 | 咳をしても一人 |
48 | 若鮎の二手になりて上りけり |
49 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
50 | 桃青が手掛けし水路花万朶 |
2025年1月8日 13時21分更新(随時更新中)