現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年8月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | あんかうや孕み女の釣るし斬り |
7 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
10 | 芋の露連山影を正しうす |
11 | 迎え火や一家五人に猫も出て |
12 | 蛇として縷として水漬き冥むなり |
13 | 燃えさかり筆太となる大文字 |
14 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
15 | 自動ドア大きく開き子規忌なる |
16 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
17 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
18 | 失禁は仏の涙春深む |
19 | 寒い月 ああ貌がない 貌がない |
20 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
21 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
22 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
23 | 蜩や泣かずにをれば顔歪む |
24 | 星空へ店より林檎あふれをり |
25 | お遍路が一列に行く虹の中 |
26 | 洗濯物干す満開のつつじの前 |
27 | 新涼や仏にともし奉る |
28 | 八月の一本杉の思想かな |
29 | サーカスは母と行くもの遠霞 |
30 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
31 | 里芋を箸にすべらす一葉忌 |
32 | こおろぎの防空壕に鳴き残る |
33 | 四月馬鹿精神科医の医師誤診 |
34 | 月明に我立つ他は箒草 |
35 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
36 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
37 | 庭隅を彩る一本曼珠沙華 |
38 | おでん濃し近頃三十日払ひなど |
39 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
40 | めきめきと蛇が鳥呑むはやさかな |
41 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
42 | 今置きし眼鏡をさがす梅雨籠り |
43 | 夏山や又大川にめぐりあふ |
44 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
45 | 軍隊が近づき春は来たりけり |
46 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
47 | この道の富士になりゆく芒かな |
48 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
49 | 無方無時無距離砂漠の夜が明けて |
50 | あたたかさ丸めてキャッチボールする |
2025年1月8日 13時21分更新(随時更新中)