現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 白髪の女と涼しくすれ違ふ |
3 | 枕三つ叩いて寝れば宝船 |
4 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
5 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
6 | 良寛堂ひとりやだれの杉鉄砲 |
7 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 墓碑名の深みにありし雨蛙 |
10 | 桃咲いて百年先のわれ思ふ |
11 | 傘差さず横浜の雨粒林火の忌 |
12 | せきをしてもひとり |
13 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 去年今年貫く棒の如きもの |
16 | 雪女郎に恋はありけり寒椿 |
17 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
18 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
19 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
20 | 下町に月下美人の騒ぎあり |
21 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
22 | 誰ひとり欠けても淋し葛の花 |
23 | をみならも涼しきときは遠を見る |
24 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
25 | 朝風に金箔飛ばす熊手かな |
26 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
27 | 帆船のはみ出していく秋の空 |
28 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
29 | 糶市の殺気逃れて尾花蛸 |
30 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
31 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
32 | 相姦の松の枝ぶり十三夜 |
33 | 大年の法然院に笹子ゐる |
34 | 喪が明けて田植えの足を拭く女 |
35 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
36 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
37 | 鮭遡上素顔の水がまたしぶく |
38 | 好色のまことしやかにとろろ汁 |
39 | をととひのへちまの水も取らざりき |
40 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
41 | ダムの壁洗う緑雨や狐鳴く |
42 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
43 | 順番に死ぬわけでなし春二番 |
44 | 灯を消して河鹿に夜を明け渡す |
45 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
46 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
47 | 大綿のたとえば母の寝息かな |
48 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
49 | 退屈なゴリラで自由冬の園 |
50 | きささげに 天枯れ残る 雲の彩 |
2025年1月8日 13時22分更新(随時更新中)