現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
4 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
7 | 摘草の人また立ちて歩きけり |
8 | 梅一輪 合格番号たしかめて |
9 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
10 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
11 | 方丈の大庇より春の蝶 |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 寒厨ことこと踊る落し蓋 |
15 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
16 | 芋の葉の大きな露の割れにけり |
17 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
18 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
19 | 校庭に藤の花あり同窓会 |
20 | 上州は誰より忠治葛嵐 |
21 | 初富士の大きかりける汀かな |
22 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
23 | べつにふつうの泣で卒業す |
24 | いっせいに毛虫孵りて毛虫に会う |
25 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
26 | 分け入つても分け入つても青い山 |
27 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
28 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
29 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
30 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
31 | 爛々と虎の眼に降る落葉 |
32 | ひく波の跡美しや桜貝 |
33 | 野遊びの二人は雨の裔ならむ |
34 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
35 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
36 | 福助のお辞儀は永遠に雪がふる |
37 | 春うれひ骨の触れあふ舞踏かな |
38 | 去年今年貫く棒の如きもの |
39 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
40 | 魅せられし江戸指物師の雛調度 |
41 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
42 | 鳳仙花いつも何かに怯えおり |
43 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
44 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
45 | 介護バス老人の帰路春雷落つ |
46 | 万華鏡へ秋思とぢこめ旅決意 |
47 | 秋草やいただき近く放ち馬 |
48 | いろいろな泳ぎ方してプールにひとり |
49 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
50 | 友に恋われに税くる蕗の雨 |
2025年1月8日 13時22分更新(随時更新中)