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はてなキーワード: ノワールとは

2024-12-16

オレオの思い出

からオレオが好きだった

廉価なパチモンをたまに買っては味に不満で、やっぱりオレオを買っていた

海外で食べたオレオがクソ不味くて、日本のはヤマザキが作っていると知った

ナビスコヤマザキ関係解消して、オレオ海外で食った味になり、ノワールが生まれ

ノワールは美味いが売ってる店が少ない

たまに見つけてはまとめ買いする

味は何がどう違うのか?

よくよく考えたら、あの黒いビスケット重要なのだ

あれが美味い

間の白いクリームは要らない

黒いビスケットだけ売って欲しい

2024-09-28

[]9月27日

ご飯

朝:なし。昼:サラダ。夜:サイゼリヤ(チキンサラダカリッとポテト。柔らか青豆の温サラダパルマスパゲッティ。白デカンタ大。トッピングチーズイタリアンプリンジェラートAndシナモンプチフォッカ)。間食:フルーツケーキ

調子

むきゅーはややー。おしごとがヤバいことになっている。

僕は巻き込まれた側でみんなから同情はしてもらえてるのだが、同情されても何にもならないので、来週からの辛い日々にうんざりしている。

しんどいっす。ゲームも遊べなくなりそう。

グランブルーファンタジー

砂箱外伝開催中にシャノワールの上限解放レベル上げだけしておいた。

2024-08-15

anond:20240815224243

評価も何もラノワールエルフ極楽鳥はどっちも4枚積みだったぞ

あの頃オレを垢BANしたクズども

MtG掲示板があったこ

ノワールエルフが強いと言ったら、管理人含むグループ極楽鳥の方が強い!あんなの弱いとか言ってきて

反論したら垢BANくらった嫌なできごとを思い出した

いま再評価されてるじゃないかよ!ふざけんなよあいつら

いまさら強かったから戻ってくれと言ってももう遅い~極楽鳥の再録を待つんだな~

www.4gamer.net/games/136/G013687/20240812001/

2024-08-13

ディズニープラスで見れるおすすめ教えて

ちなみにマーベルディズニースターウォーズ以外で

 

月千円近くも払うんだから良いものときたい。

でもまあ、案の定おすすめが糞ばっかりでどれが良いのか分からん

 

コードギアス 奪還のロゼ目的で入ったけど、その外に面白いのがマクロスプラスとシンデュアリティノワールシンプソンズぐらいだ。お気に入り増やしときいかおすすめ教えて。

2024-08-07

anond:20240804201851

元増田です。教えて頂いた作品

履修済→有害無罪玩具逆柱いみり武装島田倉庫黒史郎(未完少女ラヴクラフト)・殻都市の夢・EDEN・このサイテーな世界の終わり・GUNSLINGER GIRLアンデッドガール・マーダーファルス伊藤計劃JUNK HEAD・バビロンまでは何光年?・堀骨砕三君たちはどう生きるか・裏世界ピクニック・マルドゥックシリーズディスコミュニケーションドラゴンヘッドリンダキューブアゲインバトルロワイヤルバビロン岩明均全般)・幸村誠プラネテス)・沙村広明ハルシオンランチ)・平野耕太ヘルシング)・石黒正数全般)・乙一暗いところで待ち合わせ森博嗣スカイ・クロラシリーズ)・西尾維新(主にアニメ)・ガイリッチー・マイケルマンタランティーノ・ニーア(レプリカントオートマタ)・空が灰色だから妄想代理人・OneShot・順列都市エルフェンリートブラッドハーレーの馬車・メタリックルージュ米澤穂信アニメのみ)・堕天作戦シャングリラフロンティア漫画版)・イド・インヴェイデッド・タクティクスオウガ・詳説世界史B・ヨコハマ買い出し紀行幻想水滸伝1&2・ブラックラグーン刻刻キャシャーンSinsわたしは真悟レイジングループスチームパンクシリーズウィッチハンターロビンウルフズレインノワールトライガン漫画版)・十三機兵防衛圏・戦闘妖精雪風メダリスト・ハコヅメ・ワールドトリガー天国大魔境・ハイパーインフレーションヒストリエマージナルオペレーションメイドインアビスかくしごとORIGINアニメ版)・彼方のアストラストレンジャー・シングス・大砲とスタンプ・ビューティフルプレイス・第三惑星用心棒インターステラーファフナーシリーズTV版)・秘封倶楽部ミルク クローゼットヒッチコックサイコめまい)・7SEEDS人類は衰退しました幼女戦記漫画版)・家栽の人栄光なき天才たち(新含む)・NieA_7アニメ漫画)・タワーダンジョン人間以上・グノーシア・八木ナガハル無限大の日々)・ベクシンスキー・スペクトラルウィザード不滅のあなたへアニメ版)・グレイプニル・究極のシェフ美味しんぼパパ・Fallout4・百万畳ラビリンス月光の囁き漫画版)・青の6号諸星大二郎全般)・マトリックスリング(小説版映画版)・クロス探偵物語となり町戦争小説版)・SOILアンブレラアカデミーアメリカンホラーストーリー・オッドタクシー・オーデュボン祈り小説版)・ヴァルキリープロファイルパンラビリンス・Thisコミュニケーション未来世紀ブラジルジェイコブスラダーガタカ平山夢明・ダブ(エ)ストン街道アラビアの夜の種族銃夢ファイト・クラブ・亜玖夢博士マインドサイエンス入門・ビリーバーズ・エクソシスト3夕闇通り探検隊城戸光子の青猫屋・エイリアン9グランヴァカンス: 廃園天使オッペンハイマー・大いなる天上の河・勇者警察ジェイデッカー侵略イカ娘デュープリズムドラえもんギガゾンビの逆襲・ガラージュ・望郷太郎パンプキンシザーズ・小田ひで次平成マンガ家実存物語)・ニクバミホネギシミ・テクノライズエクスマキナCURECUBEオールドボーイ韓国版)・ウスズミの果て・世界が終わっても生きるって楽しいヴィンランド・サガARMSからくりサーカスグローランサー2・86 エイティシックス機動戦士ガンダムF91サイコパス(2まで)・ コードギアスTV版と復活)・さくらの唄大日本天狗党絵詞ぼくらの

未履修→ゆうやトリップ・淵の王・キリンヤガサンティアゴ戦時生活・パニシング:グレイレイヴン・ENDER LILIES・森博嗣スカイ・クロラシリーズ以外)・サイバーパンク2077・カイバ・大図解九龍城・オクトローグ・リビルドワールドジェイムズ・エルロイ・バイオーグ・トリニティ信長の野望天翔記有栖川有栖あえかなる世界の終わりにシャドウランハンザスカイ白暮のクロニクル・一流シェフファミリーレストラン・ザ・ワイヤー・ピーキーブラインダーズ・亜獣譚・悪役令嬢の中の人・マーダーボットダイアリーelonaアンディー・メンテ図書館の大魔術師・戸村助教授のアソビ・kenshi・ホーキーベカコン・腹腹先生スケルトンダブルゼウスガーデン衰亡史・山尾悠子・愛と幻想ファシズム・シテール島への船出・城戸光子の青猫屋・壊音・ナポレオン映画)・フライミートゥーザムーン清水玲子花見沢Q太郎魔法少女消耗戦線

Not For Me→月型ジャックケッチャム・宮崎夏次系・西原理恵子音楽

感謝です。随時募集中です。

2024-05-16

anond:20230511122505

比較韓国コンテンツ楽しんでる人だけど、これはちょっとわかる

k-pop とかもろにそれを感じるなぁ、良くも悪くもエンタメが全体的に商業主義っていうか、あんまり社会に余裕がないんだろうね。

そんなんだからノワールもの映画はやたらリアリティがあって傑作多い(ただ逆にいうと“そういう”部分のコンテンツ以外は微妙)

2024-05-03

映画無名

面白い面白くなかったかと言われたらおもんなかったわ 

歴史に詳しかったら楽しめるのかな

オッペンハイマーの時も思ったけど第二次世界大戦の時の流れ+共産党とかのくだりもわかってないと十二分についてけないやつやこれ 

イケメン俳優さん映画だこれ

・己のやおいセンサーも鈍ったか

・黒背景で男2人が深刻そうな顔して意味深タイトルが付いてるミニシアター映画ポスターならとりあえず観に行くチョロい己よ

・観る前予想→渋おじさんとイケメン青年対立組織か仲間の工作員(スパイ)でどっちかがあの美女と薄暗Sexy描写控えめ湿度高めのLOVE展開とかで情報抜き取り取られ組織に渡す渡さない組織への忠誠心戦時中歴史翻弄される秘密組織での薄暗利益損得男男クソデカ感情ノワールもの

・観た後→よくわかんなかった…渋おじさんとイケメン青年そんなに絡まんかったし クソデカ感情台風の目美女オンリーやった… なんかスパイ諜報活動というより会食会食会食独占欲暴力会食会食 戦争おわり イケメン で終わった

・「(日本食は)慣れなくて」「じゃあこれから慣れなきゃな(これから支配してくから日本食との付き合い長くなるぞ)」の日本描写として秀逸〜ってなった こうトイレを綺麗に使ってくださってありがとうございますの圧を感じさせる日本的な嫌な感じ出てた

op初っ端で無音黒背景でスタッフ漢字が画面いっぱいに出た5分弱の「え?何?」的な劇場空気 これは貴重な体験やった 中国語って時点でカッコいいからズルいぜ

・NOと言える芸子さん

・一番好感を持ったのは日本軍のそこそこ偉そうな立場の人 というかこの人だけブレずに終始「戦争中の物語」をやっとったから好感を持てた

まさかの犬映画…?と思ったらそんな事はなかったぜ なんとか大統領かわいい エンドクレジットにも「小柴」みたく書いてあってかわいい

日本軍の描写がよかった

加害者としてド畜生な事するのは被害者視点で作られた映画からなのはわかるし

間内の羊料理のシーンで腹を割って会話して「お前らのこと忘れない」って会話してたり

加害者側で描写しても「人間」のいいところ悪いところ両方書くのはクオリティ高いゾ〜ってなった

タンクトップに赤丸ついててわかりやすいネ

日本軍の自転車シーンで「また俺の(自転車だけ)かよ!」はおもろかった なんかあそこだけ謎のほのぼの感ある そこも「悪い奴らにもそういう一面が」感あってよかった

日本語のリスニング頑張った 

海外映画で予期せぬ日本語シーンあると嬉しくなっちゃ

そこそこ偉い日本軍人が役の人の日本語は8,9割聞き取れたけどモブ日本軍とかイケメン青年日本語はたまに聞き取れない時あった 音が繫がっちゃってどういう単語を言ってるのか聞き取れなかった

でも日本軍のそこそこ偉い人は日本俳優さんだったか中国中心で活動してるとかそういう人なのかな

日本軍のそこそこ偉い人、もっとえげつない に方をしてザマァ的な展開のやつかと思った あの日の丸屏風に をぶちまけるとか荒ぶりドッグかぶりつかれるとか

・そんなお高貴な血筋の方をお亡くなりになるリスク高い現場によこすか?

・不穏な聴取シーンからパン?して「おっと裾に1滴返り血が」はカッケェ〜しびぃ〜ってなった

イケメン青年尋問シーンで「なんでそんな血が飛び散るとわかりきっているのにそんなに仕立ての良さそうなスーツお召すんですの…?でも返り値に濡れる美青年がドチャクソSexyからヨシ!」ってなった

・「偶然」ピンポイント新聞記事が床に落ちてたり委任状デスク無防備に置いてあったりスパイものの割になんかガバいねん 

中国美女、もう話し声からSexyなんよ

日本韓国ちょっと違う種類の「美しさ」で新鮮だった ケイト東京飲茶シリーズレベル100イエベって感じ

・なんで美女生きてるん?

・2/3辺りから「攻めの嫉妬から来る激情萌える癖を持つちょっと歴史に詳しいタイプの人が書いたハーレー・クイン小説かな?」みたいな展開か始まり主人公が渋おじさんからいきなりイケメン青年に代わり「?」ってなってる間になんか「あーここで序盤のシーン回収する感じね!回収されても分からん!」ってなった

・30〜50代位の映画好きそうな男女20人位

2024-02-24

[]『犯罪都市NO WAY OUT

マ・ドンソクが白昼衆人環視の街中で暴れるチンピラを叩きのめすところから始まる、実家のような安心感

2015年スマホ事情

マ・ドンソク、帯剣していようが帯銃していようが人間では止められなくて、唯一止められるのがエンジン付き自動四輪車アタックのみ

スター國村準に気を使ってる…

韓国ノワール汚職警官モノ結構あるんですよね(『殺人者の記憶法』『最後まで行く』『WILD 修羅の拳』等。『緑の夜』…は韓国舞台撮影監督以下多くのスタッフ韓国人の香港映画

エンドロール後のオマケ映像であの人が…ってマーベル映画フォーマットか?

2024-02-14

そろそろ汚いオッサン汚いオバチャンのブームが来ると思う

限りない汚濁感が売りの「ブラックアーカイブ

これがお前の辿り着いた人生リアル)「ノワールレーン」

お前の積み上げた、空(から)の物語「ガンメンブルームーナシー」

キャラの平均年齢は50代。

各章の終わりは半分ぐらいが黄昏流星群の如き実質老衰死。

老人だからと言って達人でもなく、知恵もなければ達観もしていない。

ただ凝り固まった迷信に脳が焼かれているだけで、話し合って成長したりも出来ない。

コラボ先は「天」「鉄人28号」「京極夏彦」などのジジイ向けコンテンツ

ティザーサイトテストコメントに「じゃぶじゃぶ年金を注ぎ込みたくなるような煽り文」と書かれている

2023-12-12

[]万年残留争い、酷評オンパレード不安定ロイブル軍団の幕開けからの飛躍【下剋上の1年(上)】

 オレオレFC今季過去最高の5位に浮上。天皇杯は準優勝に終わったが、飛躍の1年となった。今回「下剋上の1年」と題し、野河田彰信体制初年度で飛躍した要因を3回連載で探る。

 昨年まで2年連続17位と不安定な成績に終わったオレオレFC。今年1月就任した野河田彰信監督は具体的な目標を掲げず「まずはチームをどう上げるか」という慎重な言葉に終始したが、開幕前からロイブル軍団の風当たりは厳しかった。

 昨年のエース山本(現英・FCドルジャース)ら主力がオフ、大量に流出した事で、主力と言えるのは、MF鈴木潤主将のみ。特に村上(現白・ノワール)頼みだったGK陣は慌てて望月野村を獲得。戦力は実戦経験のない若手と新人のみという有り様で、評論家記者からは「Jワースト記録を次々に樹立する」「断トツ最下位での降格だろ」と辛辣に書くスポーツ紙もあった。

 実際、キャンプ、開幕前の練習試合は惨憺たるものだった。鹿児島キャンプでは大分に0ー3で敗れたのを皮切りに、地元J3鹿児島にも0ー1で敗れる体たらく静岡キャンプでもJ3沼津にこそ引き分けたが、J2磐田には6失点し、清水には11失点無得点という大差で大敗評論家記者の言うように「今年で終わり」と誰もが思っていた。

 不安を抱えての開幕。案の定3試合勝利G大阪との開幕戦は終了間際に追いつき、引き分けるのがやっと。続く湘南戦でも引き分けたが、若さ故のミス散見京都戦では早くも黒星を喫した。4試合目の鳥栖戦で初勝利を掴んだが、続く広島戦は黒星。ここまでは「不安定かつ、どうなるか分からないシーズン」の幕開けだった。

 潮目が変わったのは3月29日大分戦。スコアレスドローに終わったが、それ以上にクラブを待ち受けたのは中2日で柏とのアウェイ戦という過密日程。鈴木潤らをフル出場させたため、主力が使えない危機的な状況で、スタメンを大幅に入れ替え、ベンチもユース選手を含めて僅か5人しか登録出来ない惨状。誰もが柏の大勝を予想した試合だった。

 しかし野河田監督は慌てていなかった。「今日勝てば、何かが起きるで。今日出てる選手達がレギュラーや」と鼓舞。これに控えメンバーが奮起し、前半終了間際に先制点を奪うと、急造とは思えない試合運びを披露。その後も追加点を奪い、3ー0で圧勝した。

 柏サポーターのブーイングが鳴り響く中で、歓喜に湧くロイブルファミリア。野河田監督も「過密日程という状況の中で選手達は良くやってくれた」とねぎらった。そして、この一戦がオレオレFC今シーズンターニングポイントとなり、誰もが予想しなかった飛躍への第一歩となった。【(中)に続く】

2023-11-26

ゴージャスな香りとか重く甘い香りが欲しくていろいろ探してるけど

よそゆきの美人系の香りはもうシャネルとかのなんか高いやつ使っておけば、それなりに雰囲気出るのかも

ゼクスクルシフで何本か量り売りで試して、いい匂いのものもあったけどそこまでハマらなかった

理由を考えてみた時に、どれもなんか香水って香りがするから、だと思った

ハニーだとかバニラだとか、そう書かれてみればその香りはするんだけど、だけどそれそのものではない

花だったり、なにかこう、化粧品って香りがする

それは自分にとっては要らないものだった

リラックスした気分に化粧品は要らない

けど逆に、お化粧して武装してます、っていう気分が欲しい時もないわけではなくて

強いゴージャスな気分になれる香りを探してたけど、好きなブランドでもなかなかなく彷徨ってた

けどそれって一周して戻って、普通香水らしい香水香り、ってことなのかもしれない

ということで量り売りで試して放置してたシャネルつけてみた

ココヌワール

ノワール、黒というからには夜向きであるはず、今は夜なのでこのへんが良いのではと思ってみたが

…やっぱり化粧品臭いと感じるなあ…

ゴージャスとかいい女ふうなのかもしれないけど、つけてて心地いいという感覚がそんなにはなく…

気張りすぎてて疲れる感じ

2023-10-13

好きなアニメもっと見つけたい

アニメ全然好きになれねえんすよ

ドラゴンボールの新しいアニメティーザーが出たじゃないすか

あれで思い出したんだけど、昔のドラゴンボールアニメ全然きじゃねえかったんよね

まああれは引き伸ばしも酷かったっていうし皆んなもいい思い出じゃないかもしれんけど

好きなアニメがないわけじゃないの

ちょっと思いつくやつ挙げるね、思いついた順です

 

 

AKIRA  …バイクと爆発が死ぬほどかっこいい。でかいコンクリートが良い

メトロポリス(2001年のやつ) …手塚治虫すきなんだけど、現代の目で見ちゃうとディティールがもっとあってほしいよね。この映画完璧だった。ちょっとティマのキャラがあざとすぎるけど、そのぶんケンイチとかヒゲオヤジとかロックとかのキャラクターがキマりまくってて超エモい

もののけ姫 …なんかトトロとかラピュタとかこの辺はもうなんか「本当にあったこと」みたいになっちゃってるんで好きとか嫌いとかじゃない、もうね。てか先日トトロ見てたんだけど、あんな「完全体」みたいなアニメを見て育ってしまったせいで普通アニメあんまりすごいと思えないのではないのか、と思った。アシタカが強くてかっこいい

映像研に手を出すな …全部見てないけど。みんなで頑張ってアニメ作ってるのがいい。学校がゴシャゴシャしてて良い。でかいコンクリートが良い

TRIGUN(1998) …全部見てないけど。マンガとは結構お話が違うみたいだよね。砂漠が良い

アドベンチャータイム …ジェイかわいいバブルガムがそっけないのが良い

スポンジボブ …スポンジボブかわいいパトリックが頭おかしくて良い

パプリカ …お話のまとめ方はあんまりきじゃなかった。筒井康隆原作が好きなんだよ。夢の世界でいろんなものが動くのが超超超良い。平沢進が良い

妄想代理人 …これ全部見たぞ!あんまり話覚えれてない。ちょっと怖かった。平沢進が良い

Serial Experiments RAIN  …これ全部見たぞ!あんまり話覚えれてない。ちょっと怖かった。レインがかわいくて良い

美味しんぼ …これはなんか、そもそも漫画が好きなんだけど。完全再現って感じがして好きです。dancyuみたいなバブルで景気良い感が良い

戦え超ロボット生命トランスフォーマー …これ全部見たぞ!!てかDVDで持ってる。おもちゃが好きなんだけどね。スタースクリームが良い

(略)2010  …これ全部見たぞ!!でもあんまりきじゃない。なんか見てて不安なんだよね。コンボイが死んだり生き返ったりするし…グリムロックがかわいくて良い

トランスフォーマームービー …とにかく予算が潤沢でめちゃくちゃ使ったのにめちゃくちゃ余ったってうるし原智史が言ってた。すごい動く。コンボイがとにかくかっこよくて良い

スクライド …全部見てないけど。マンガ全然話違ったっていうか、これはまんがの方がおかしいので。面白いけど。今でも時々カズマの真似しちゃうキャラクターの顔がガンダムSEEDとか無限のリヴァイアスみたいでキレイで良い

エヴァー …これ全部見た!と思う。たぶん。アニメはなんかセリフの感じとか見ててしんどい時あるけど、新劇の方はそうでもないので楽しく見れますちゃんと完結してお疲れっていう気持ちになれるんで良い

けものフレンズ …これ全部見たぞ!!お話が分かりやすくてよかった。トキがかわいくて良い

ミラキュラスレディバグ&シャノワール …シーズン4まで全部見たぞ!!最近見たんだけど話がすごい面白い。なんかお決まりの流れがありつつちょっとづつ大きいストーリー進めてく感じもいい。あと恋愛のアレが超やきもきするんだけどそれにもなんか理由けが色々されてて良い

ニンジャスレイヤーフロムアニメシヨン …全部見てないけど。すごい金かかってない感じの作りなのに何があんなに良いのかよくわからない。シーンの間とか画の感じが良いんかな。オープニングの画質荒いとこが良い

ファンタスティックプラネット …暗くてグロいけどかわいい最近見てピクミンみたいだなって思ったら実際ピクミン作った人のイメージにあったらしい。プライムビデオでいつでも見られるようになって良い

 

 

いや思ったよりあったな……なんかもう別に他のアニメさなくても良いような気がしてきたな……

まあせっかくなので、好きになれなかったアニメについても書くね

 

 

チェンソーマン …OPが良かったんですんごい期待して見始めたんですけど、もうとにかくダルくてダルくてダルくて。面白さが全然ないんですよ。デンジはずっと気だるそうにしゃべってて楽しくねえしさあ。ゾンビはチンタラ動いててダセえしさあ。チェンソーマンになってザクザクやるの見ても気持ち良くないしさあ。良いところが何にもない。いやなくはない。ポチタがかわいいトマト悪魔ウニウニしててかわいい。ってかがっかりしちゃって1話しか見てないんだよね。そしてそれもだいぶまえだからすごい印象だけで書いてるわ。無限悪魔が好きだからそこまで見たいなーと思ったんだけど面倒で見れてないよ。

 

鬼滅の刃 …いやもうズーーーーーーーーーーーーーっとしゃべっててそれ自体原作通りなんだけどさあ、しゃべるのがおっせえの!!!倍速視聴推奨なのか?鬼殺隊の試験終わってお館様の鬼殺隊の説明してくれるとこで「きのえ、きのと、かのえ、かのと、つちのえ、つちのと……って全部しゃべった時はアホか!!!て叫んじゃったよ。なんなのあのアニメは。マジで本当に漫画にあったセリフしか喋りやがらねえ。何考えて作ったらあんなになるんだよ。マジでクソだわ。動くとこもネットリネットリ動いてさあ、なんなんだよ!!!!しゃべってねえで早く走っていって首切れよバカ!!!!!!ひょっとこの人が追いかけられてんだろうが!!!!!!!!!!ねず子が作ってくれた時間無駄話してんじゃねえよ!!!!!!!!!!!!!!!ってイライラしちゃってマジで見れないんですよ。

 

 

サマーウォーズ …なんかヒロイン女の子の感じが都合良すぎてキモいハッカーとかスパコンとかヴァーチャル空間とかプロゲーマー?とか親戚のおっさんとか、全ての要素が都合良すぎっていうか、なんかこういう設定の人を並べましたっていう感じがキモい。あと親戚のお姉さんたちの扱いも悪いよね。なんか「女が強いんです」って設定だけ与えられてる感じがしてキモいです。あとおばあちゃん死ぬ前に狂って電話かけまくるのはちょっと面白い。おばあちゃん妄想上の総理大臣かに電話してるんだと思うとウケちゃいます。もし本気であのシーン作ってんならそれはそれでウケますけど。

 

 

ワンピース …長いよね。もう漫画が長いししょうがないんだけどさ。なんか紙芝居やってるだけっていうか、まとめサイトとかゆっくり実況みたいなアニメだなーって思います

 

 

ドラゴンボール超 …とにかく展開の全てがダサい。もうこういう設定で行きますので立ち合い強く当たって後は流れでお願いします、みたいな感じなんだよね……なんもドラマないし、マジで設定をちょっとずつ開示してるだけっていう感じでしたよね。悟空ベジータキャラクターの芯ていうか何考えてそれやってるのか?っていうのがもう何にも無くなってるんですよね。完全にキャラクターが殺されてたと思います最終話最後悟空ベジータが戦うのはカッコいいし熱いと思いました。まあ過去遺産しかないですが……

 

転スラ …いやもうこの辺りはそもそも原作が嫌いなんだったわ。ペラペラ喋ってんなよって感じです。


いや、ここまで書いて思ったんですけど、単に俺は気に入らなかったアニメについて誰かに怒りたかっただけだわ。増田でちょうど良かったね。

なんかおすすめあったら見てみるから教えてくれえ

 

 

 

 

ここから追記

ブコメ、新しいトランスフォーマー見てるよ!G1リスペクトパートとかあってすごい楽しかった!1話もいきなりワスピーターが喋り出してめちゃウケた!!!

あと他のブコメで、オサレ好みって何!?ブリーチとか読むたびにイラついているんだが!?

上の好きなやつリストオサレなの、映像研ぐらいしかなくない??なんで実存を疑われなきゃいけないんだ!!

あとサマータイムレンダ、最近まで知らなかったんだけど、あれ瞳のカトブレパス先生が描いてたんだって‥‥?俺は嬉しい、俺は嬉しいよ……瞳のカトブレパス読み切りの時に、めっちゃジョジョっぽい言い回しするなこの作家と思って気に入ってたからさ……鍵人もあんま上手く行かなかって、その後どうしたんかと思っていたけど、最強ジャンプとかで頑張っていたんだね……アニメ化だなんて……本当によかった……サマータイムレンダ見るね……あと漫画も読む……

天国大魔境はアフタヌーンで連載読んでいるけど、本当にいいよね〜かわいいのに真剣でさあ。天国大魔境では、絵になんか大友克洋フォロワーっぽい質感を出してきているよね!?大友克洋本人の絵も好きだけど、大友克洋フォロワーの絵の感じ、好きなんすよねえ……………。いっときエロ漫画家遊人とかも大友克洋っぽい絵を描いてて、なんかやたらに好みだったのを今思い出した。アニメも見てみるね!!

これから見てみるアニメリストめっちゃ集まった。ブクマ増田ありがとう!これを見ていくぞ〜

(全然たことない気がするやつだけ入れてあります)

 

ブレイベストウォリアーズ

ダイナミックコード

グレゴリーホラーショー 

Show By Rock

Show By Rockましゅまいれっしゅ

おねがいマイメロディ

ジュエルペット

美男高校地球防衛部LOVE!

OBSOLETE

SSSS.GRIDMAN

DYNAZENON

アルドノア・ゼロ

忘念のザムド

ニンジャバットマン

プロメア

KING OF PRISM

てーきゅう

オッドタクシー

リヴァイアス

ガンダム00

ビルドファイターズ

ヨルムンガンド

バーディウィング

カウボーイビバップ

灰羽連盟

攻殻

ガンドレス

剣風伝奇ベルセルク

サマータイムレンダ

天国大魔境

RWBY

ダンタリアンの書架

グレンラガン

ストレンヂア 無皇刃譚

レヴュースタァライト

けいおん

トップをねらえ!

フリクリ

蛍日の社

夏目友人長

SPY×FAMILY

アイドルマスターミリオンライブ

鉄コン筋クリート

星方武侠アウトロースター

呪術廻戦

サイバーパンクエッジランナーズ

獣旋バトルモンスーノ

舞HiME1期

今、そこにいる僕

バッドガイズ

長靴をはいたネコと9つの

ヒロアカ

アンデッドガールマーダーファルス

Vガンダム

ケムリクサ

GREAT PRETENDER

巌窟王

ガルパン

サイコパス

メイドインアビス

ソルティーレイ

終末のイゼッタ

スプリガン(1998)

劇場版エスカフローネ

まどか☆マギカ

キディグレイ

宇宙のステルヴィア

パワーバフガール

羅小黒戦記

パトレイバー

BLAME!

TRIGUN STAMPEDE

バズ・ライトイヤー

妹だけど妹じゃない

MIND GAME

フリクリ

ロングウェイ・ノース

BECK

NANA

  

  

  

追記 ブコメに返信

 

 

おすすめどうこう以前に自分はこういうのが好きだこういうのは嫌いだっていう自分の好みくらいわからんの?読んでると面白い面白くないって話じゃなくて単にお前の好みの問題なんじゃないのって気がしてくる。

いや自分の好みは完全にわかっており、それが上に長々と書いてあるんですけど??面白い面白くないって話もあるけど、それ含めて完全に俺の好みの問題ですけど??

その上で、俺は俺の好みに自信を持っており、俺が面白いと思えるものはある程度はみんなにおすすめしたいと思ってる。てかおすすめってそういう行為では??

みんなにもそういうおすすめを聞きたいんだよ。

あと加えていうなら、俺自身あんまりノットフォーミーは言わないようにしてる。いや上でめっちゃ言ってるやんて話なんだけど、好みのやつだけ見てても面白くないからさ。ノットフォーミーであっても、どんなとこがノットフォーミーなのか知りたいんだよ。味見ぐらいはしてみたいわけ。だから鬼滅とかも自分一人で見たわけじゃないからだけどさ、一応最後まで見たよ。チェンソーマン1話しか見れてないけどさあ。

 

RWBY、なんかの略かと思ったらこういうタイトルなのか。上のリストに入れさしてもらいました。

 

ところで、いろいろ書いてるうちに、自主的に見たいと思ってたリストを思い出しましたので、共有いたします。なんかたくさん書くといろんなことを思い出せて楽しいなあ。

 

王立宇宙軍オネアミスの翼 ……見たことないか

エデンズボゥイ ……昔見たかったけど見れなかったか

The Midnight Gospel ……Netflix入ったらみ

トランスフォーマー シージ ……Netflix入ったらみ

ゴジラシンギュラポイント ……Netflix入ったらみ

雲のむこう、約束の場所 ……地上波で夜中にやってたのを見たことある気がしてて、ラストシーンっぽいとこが印象的だったんだけどそれがこれかわからない

南海奇皇ネオランガ ……昔ビデオ屋さんの棚で見てジャケが大層えっちだったので見てみたかった

スパイダーバース  ……コミックちょっと読んだ気がする

 

 

 

再々追記

やっぱはてなーアニメに詳しいな。とりあえずブコメに上がってるやつも含めて全部メモしたよ。

舞HiMEとか巌窟王とかVガンダムとかステルヴィアとか、微妙に見たことあるんだけど何にも覚えてないやつはリストに追加したよ。

Vガンダムステルヴィアは、OPの歌は覚えてるな……あとVガンダムの強化形態名前は覚えてる。V2アサルトバスター光の翼

巌窟王アニメはすごい綺麗な感じだったような……原作最初の方だけ読んだ覚えあり。お話はなんか児童書版みたいなやつとか洋画とかで見て知ってるな。

あとserial experiments lainrainじゃなくてlainね……すみません恥ずかしい。ほら、lainって終わった後にウェザーブレイクやってたから……レインもよくカッパきてたし…

ありがとうございます

2023-10-11

チェスなんかよりも女が得意な業界で勝ててないことを問題視しろ

まあこれなんですけども。

チェス、将棋…ボードゲーム界に「男女格差」が残る理由 頭脳戦で「女脳は男脳より弱い」というのは本当か | 概要 | AERA dot. (アエラドット)

上の記事で言ってることは基本的違和感はなくて、要は分母が圧倒的に男に偏ってるから当然トップ層も男ばっかりになるって話ですよね。

 

そういうことはあると思うんですよ。そもそも子供の頃から将棋が好きでもっと強くなろうなんていう女、あんまりいないのわかるじゃないですか。

記事中ではチェス将棋は男の遊びっていうイメージあるからみたいに言われてますが、そんなんあるわけなくない??少なくともプレイは誰でもできるじゃん。

てか男だって大体は一回やって終わりだよ。負けるし強くなれる気しねーから

なんか将棋みたいな(子供にとって)訳のわからんアブストラクトな遊びを面白がれるの、こう言っちゃあなんだけどASDみたいな連中ばっかりでしょ。そんでそういうのって大体男でしょ。だからなんも不思議はなくない?

ブコメ読んでたら碁はけっこう男女の差が縮まってきてるっていう話があって、確かにそれはそうなんだよね。去年最年少でプロ入りした仲邑菫とかもいるしね。ハンマーパンチ上野は棋戦にも出てるしね。

とはいえまあ五十歩百歩ですわな。女の棋士女流じゃないプロにもいるとはいえ、人数比は圧倒的だよ。

 

なんか話それてるけど、つまりそもそもやりたいですか?って話。

囲碁とか将棋とかチェスとかで強くなりたい女の子、そんなにいますか?って。

 

俺がなんか異常なのではと思っているのは、服飾業界だ。

服飾を志望する若者は、女の方がずっと多い。多分8割ぐらいは女だ。そしてアパレル系の会社も女ばっかりだ。

棋士の男女比よりは全然マシだが、とにかく女の方がずっと多い業界だ。

しかも消費する側も女の方が圧倒的だ。メンズファッションマーケットは女の半分ぐらいしかないんじゃないか

(というか、気にしたことなかったが、単にファッションブランドという場合、それは基本的に女向けのものだ。男向けはわざわざ「メンズ」とつけないといけない。わざわざ「女流棋士というのと対照的だ)

そのような状況でありながら、業界トップと言えるファッションデザイナーには、男がかなり多い。俺が知ってるようなトップブランドだと半分以上は男なんじゃないのか?

 

 

とここまで書いたところで実際どうなんかわからんなと思って調べました。

先日までやってたパリコレ2024春夏でショーをやったブランドと、デザイナー(クリエイティブディレクター)と、その人がいつからやってるかの一覧になりますソース基本的ヴォーグジャパン(https://www.vogue.co.jp/tag/2024-springsummer-pariscollection)から

 

ピータードゥ ピーター・ドゥ 創業者
ディオールマリアグラツィア・キウリ 2016~
ドリスヴァンノッテンドリス・ヴァン・ノッテン創業者
サンローラアンソニーヴァカレロ 2016~
バルマンオリヴィエ・ルスタン 2011~
クロエガブリエラハース 2020~
ジバンシィマシューウィリアムズ 2020~
ラバンヌ ジュリアン・ドッセーナ 2013~
キャパレリ ダニエルローズベリー 2019 ~
アンダーカバー高橋盾創業者
ロエベジョナサン・アンダーソン 2013~
ヴァレンティピエールパオロ・ピッチョーリ 2016~
ヴィヴィアンウエストウッドアンドレアス・クロンターラー 2022~
ルイヴィトンニコラ・ジェスキエール 2013~
ステラマッカートニー ステラマッカートニー 創業者
コムデギャルソン川久保玲創業者
シャネル ヴィルジニー・ヴィアール 2019~
ミュウミュウミウッチャ・プラダ創業者
メゾンマルジェラジョン・ガリアーノ 2014~
バレンシアガ デムナ・ヴァザリア 2020~
リックオウエンス リック・オウエンス 創業者
コペルニ セバスチャンマイヤーアルノー・ヴァイヤン創業者
アレキサンダーマックイーン サラ・バートン 2010~
クレージュニコラス・デ・フェリーチェ 2020~
ノワールケイニノミヤ二宮創業者

 

カールラガーフェルドが亡くなったのって2019年だったんですね。なんかもっと最近だと思ってました……

こうしてみると、25ブランド中、18ブランド男性ですよ!!ヴィヴィアンウエストウッドは本人が亡くなったばっかりで、夫によるヴィヴィアン本人のクローゼットを元にしたコレクションと書いてあったので、もしかするとアンドレアス・クロンターラーディレクターやるのは今回だけなのかもしれないですが……

 

でまあ18/25、すなわち72%が男性らしいですよ。トップデザイナーたちは。

いいのか?これで?

女がファッション消費するのだけが好きで作るのはそんなに……っていうんならわかる。それならそれでいい。

でも服飾系専門学校とか、女の方が多いだろうが??(海外では全然違いますとかあるのだろうか。それも調べようかと思ったけどもうちょっと疲れてきましたので有識者補足ねがいます)

女ども、入門だけしといてその先へ行く気はないのか?

それともこれはファッション業界根付構造男尊女卑だというのか?客も、業界人も、ワナビーも女の方が数が多いのにか?(でも、これはなくはないような気がしている。金持っているのは男だし、権力を持った女は男が大好きだし、ゲイがすごいエンパワーされてる業界だし。いや、全て偏見です、すみません

 

とにかくだよ、将棋だとかチェスだとかのしみったれた遊びは陰キャにやらしときゃいいだろうが!!

持ち味をイカ!!!得意な業界でまずは勝とうや!!!

しっかりしろ女ども!!!

 

 

ブコメ言及ありがとうございます。以下追記です

 

 

 

 

その「女が得意な業界で勝ててない」ことが本当に女性側の努力不足能力不足に由来するものなのか、それとも男がトップにいることへの無条件の信頼信用という社会構造に起因しているのか、もう少し考える余地

 

そういうのは実際あるんだろうと思っていて、それはつまりファッション消費者たちは業界の外の芸能界なり経済界なりの人間たちで、そこで男どもが未だに椅子をあけていないからだね。でもさあ、どこのブランドフェミニズムめっちゃ推してるんだよ。ウチの服は女性をエンパワーしますって言ってんの。

それなのにこの状況がダサいって思うの。

 

 

阻害してる人・社会構造があるんよ。「女がやる気がないから」って話は問題半分でしかなく、ココ・シャネルの頃から構造は変わってないのがもう半分

 

私も業界人ではないから実際のところは知らないので、推測でしかないんだが、マジで何も変わってないのか?あんだけMeTooとかやったのにか?

本当に何も変わってないよっていうんだったらもうどうしようもないんだが

 

 

視点は良いけどそこから導き出される結論は残念やな。偏見増田の良い部分を歪めている

 

いや偏見ってどの辺が偏見になるんだよ。

そりゃまあ多分偏見はあるんだろうが、それならそれで正しいバランスのとれたご意見をお聞かせくださいよ。

そうでなきゃおめーの方に偏見あんのかもしれないだろ。100字で足りなきゃ増田に書けよ。

 

 

この、自分世界観人間観への圧倒的な確信から繰り出される力強い(※婉曲表現)男女論、なんか既視感あるな……

 

確信なんかしてねえんだよふざけるな。日々迷いっぱなしだわ。「力強い(※婉曲表現)」てのは何らかの揶揄だよな?疑義があるなら真面目に書いてくれ。

既視感があるっていうなら思い出して書名でも書いてくれ。

 

 

“女ども、入門だけしといてその先へ行く気はないのか?"ないわけなく、それを解きほぐしていかないとねってずっとみんな言ってると思うんですが…

 

そうだよね。ずっと言ってる。100年ぐらいは言ってるんじゃないか?それでこの体たらくはどうしたって言ってんの。

 

 

この手の勝ち負けがハッキリとな分からないジャンル差別がキツそう(無意識偏見評価が変わってしまう)

 

それはあり、でも改善はしていると思う。実際、人種とかデブかについてはかなり多様性担保していこうねって感じになってると思う。

勝ち負けに関しては、まあブランド成功してたら勝ちでいいんじゃない?そんでパリコレでショーやれるってのは、ハッタリとかがあるにしても、一定成功指標ではあるのではと思います

 

 

「女が輝く職場」と誇るアースなんちゃらも経営陣はセクハラおっさん寡占で、女は店舗運営のみ https://fumufumunews.jp/articles/-/17409 https://www.asahi.com/sp/articles/ASN366TW7N36ULFA043.html ストライプにかぎらすアパレル全般そうよね

 

結局金を出してるのが男っていう場合結構あるだろうね。

だけど現代はさあ、もう「女だから」で排斥しづらくなってんじゃないかと思うんだよね。だから言い訳しづらくなってきてると思うんだよ。

これからってことなのかなあ。頑張れみんな

 

 

東コレはどうなんだろ。パリコレは並のドメブラじゃ金続かないからキツいでしょ。女性だとツモリとか山本耀司の娘のトコとかmameあたりはパリでてたけど今どうなっとるのん

 

mame、なんかこないだのパリファッションウィークのショー一覧の中に名前あった気がする……

かに国内ブランドだと経営女子みたいなのけっこういる気がする……他のブコメでも言われてたけど、世界トップまで目指そうって人はあんまりいないってことなのかなあ。

 

 

ファストファッションカジュアルブランドデザイナーだと男女どっちが多いんだろう。デザイナー全体のすそ野が男女どちらが多いかによって、結局、世界中の産業の男女差の問題と同様に帰結する気がする

 

かに…….ワナビーに女が多いのは明らかなんだけど、プロまで行ったやつの男女比ってどうなってんだろう。


てか返信書いてるうちに思ったより反響もらったな。増田がこんなバズったことないから嬉しいわ。

 

 

※以下再追記です

 

 

すごい伸びてくれてありがとうございます

 

 

ブコメ結構言われてて、トラバでも露悪的に書いてくれてる話で、出産育児の話があって、まあそれはあるよね〜ってなりました。

ただまあ、考えると残念なのは普通の女のキャリア出産育児でアレするとかはクソではあるけどこれからだよなって思うんですけど、

トップ層の才能と強さがあるような女たちでさえそうなってしまうんか……??ということです。

だってセックスはともかく、出産はしなくても良くないですか?うっかり産んでみたとしても、育児なんかパートナーにでも友人にでも丸投げしたら良くないですか?

そうではなくて、やっぱり子宮本能には逆らえないっていうんなら、すげえしんどい話だよなと思うんですよね……

いやまあ、最終的には個人個人で戦っていけってことでしかないんですけどね!!

でも統計的に女がそうっていうなら、やっぱ社会構造も変えられなくない?って思っちゃうんだよな……



あとASDを雑に揶揄したことに関してですが、完全に私の不徳です。すみませんでした。

強い言葉を使ってバズりたかったために、わざとあのように書いてしまいました。本当にすみません

私自身は、ASDについて、個人特性という以上には特に何とも思っておりません。


 

※再々追記

ホッテントリトップに入ってる!!超嬉しい。

ちなみに、上で「しっかりしろよ!」などと言っていますが、自分は具体的な行動はできていないと思いますし、実際のところ具体的な行動って何?という感じもしています

まあ日々の仕事粛々とやっていくしかないわなというのが正直なところです。

もちろん、不当な扱いを受けたor誰かが不当な扱いを受けているのを見たら、それはその都度、ちゃんと言っていかなくてはな、と思います(その時その場で正せるとは思わないですが、少なくとも表明だけはしていこう、ということです)。

あとヴォーグジャパンパリコレレポート記事が追加で出ていましたね、エルメスアンリアレイジ、ヨウジヤマモトジュンヤワタナベってやっぱ男ばっかやないけという感じもしますが、エルメスゴルチエの後はずっと女性じゃなかったっけ?(今調べたら違いました。すみません。今は女性ですが)

 

 

とにかくこんな雑な語りに付き合っていただいて感謝いたします。

いろいろ新しいことを考えられてとても楽しかったです。仕事をサボって調べた甲斐がありました!

2023-09-27

9/27 なんとなく、クリスタルを読む

今日バイト休みだった。

三度寝した後、昼ごはん彼氏にもらったノワールを食べる。それから図書館へ向かう途中でコンビニに寄り、からあげクンとだしおにぎりを買う。

図書館の前のベンチで買った二つを食べる。からあげクンは、期間限定フレーバーなんて買わずに、素直にホットを買えばよかったな、と後悔するも、だしおにぎりは、値段の割に美味しかった。

軽くお手洗いを済ませて、なんとなく、クリスタルを読む。登場人物暮らしぶりや、横文字固有名詞がたくさん出てきて、高度経済成長期直後の70年代後半から80年代一般市民にも余裕が出てきたイケイケな日本雰囲気がよく伝わった。特に私が気に入ったのは、生まれてきてから苦労や不安といった暗い感情とは無縁な若者の浅はかさや薄っぺらさがよく現れている点だ。小説を読んでいて、やけに注釈が多く、無視して読んでいたが、思ったよりも早く読み終わったので読む。これがなかなか面白い。例えば、

エルメス     …馬具商からスタートしましたのに、今や超高級ブランドになりまして

モデル      …大した顔でもないのに、自己顕示欲の塊で、モデルをやっている女子大生もいます

サマセット・モーム…なんたって、由利主人公)は一応、英文科ですもの

もはや筆者の皮肉混じりの感想となっているものが、ほとんどだった笑 また、最後に暗に少子化時代へと進む事を示しているであろう日本出生率を示したデータ唐突に現れる。これは、10年後もシャネルを着たモデルをやっていたい主人公の、将来もモノに囲まれた裕福な生活が送れると思っている主人公の行く末でも表しているのかと思った。オシャレで裕福な生活を送っている若者たちの生活→筆者の彼らの暮らしに出てくるモノに込めた皮肉混じりの注釈日本出生率からそんなに長くは続かないであろう今の生活、という一連の流れは、実に見事だった。

今度、なんとなく、クリスタルで出てきたレストランケーキ屋さんが、今でも残っていたら、恋人と一緒に行ってみようかな。

2023-07-23

ポワーブルノワール

以前、ショップで腕にひとふき試したことはあった

その時の感想

良い香り

エレガント、確かに

まあ悪くない

つけて気持ち悪くなったりもしないし

コレクションノワールで体調悪くなるものは無いな、一方でマタンセレクション自分にはイマイチな感じ

タン香り好き嫌い以前に合わない、どれも何か香りが強くて気持ち悪くなる

…と一緒につけたパロルドーとの比較感想だった

その後、いろんなレビューを読みつつ

今回、再度つけてみた

え、いいんじゃない?これ

エレガントで爽やか

しごできイケメン香り

レビューにあった、スポーティで爽やかで別ブランドいくらでもありそう、よくあるメンズ香水感というのは今回すごく納得

けど、つけてて気持ちいい

しかメンズ寄りの香りだと思うけど、ユニセックスで使える感じ

オフィス使いにも全く問題無さそう

日本の夏にも使える感じではないだろうか

胡椒というのはちょっと自分にはわからないけど、ほんのりスパイシーなのが胡椒から来てるものなのか

まあ確かにこのブランドに期待する香りでは無いのかな

レビューのSafe, Safetyという表現、癖もなくて万人受けといったところなんだろうか

その通りだと思う

これがブランドイメージで期待するものから外れたという理由酷評されるのがとても残念

世間メンズ香水定番に取って代わってほしいと思うくらいだ

しごできイケメンオフィス使いに大プッシュしたい

追記

つけて1時間くらいか

うーん、ちょっと疲れてきた

嗅ぎすぎたせいもあるけど

やっぱりメンズ香って女性向きではないのかもな

甘さが欲しい気分になってる

重ねづけにも良いというレビューもよく見かけたし、女性向けの香りを別の箇所につけて足してみるか

2023-04-12

香水沼というかルタンス沼にハマった

コレクションノワール現在販売のもの量り売りでほぼ網羅した

コレクションポリテスは4種類試したが軽いしメンズ向け要素大きくイマイチ

さらにはほぼほぼ廃盤なので追うことも無理

あとはさらに軽そうなマタンに行くか

上げてグラッドシエルに行くか

さらなる高みにはセクションドールがあり

軽い香りはあまりハマらなかったのでマタン行くのは無駄だなとちょっと感じている

となると次に攻めるのは必然的にグラッドシエルになるが…量り売りほとんど見当たらず、中古市場でもあまり見かけない

1本4万からなので、試さず買うのは厳しい

サンプルもほとんど出回ってないので、試すとしたら店まで行くのが一番早くて安上がりだろう

好きでハマったからこそ拡げたいと思うが、、ネットで買って家で一人で香りを楽しむのと、銀座の店でBAさんを前に試してくるのでは、必要ものがいろいろ違う

早い話が銀座の店にいく服も靴もバッグも無ければ勇気もない

高級ラインでもディスカバリーセットを出して、公式ネットストアで売ってくれたらなあ

2022-12-15

anond:20221215214958

エッジランナーズはノワールな感じがよかった。チェンソーマンもそんな感じだけど

2022-11-10

エリザベス女王杯 予想の備忘録

エリザベス女王杯が悩ましい

とても難しいのでなんとなく今のところ調べた情報を書き連ねておこうと思う

自分備忘録もかねて


まず有力馬を紹介

有力馬

・復活を狙う女王 デアリングタクト

全盛期なら余裕で勝ちそうな気がするけど、全盛期の力はない

しかし、半端な馬よりは今でも強い


秋華賞馬 スタニングローズ

今年のクラシックの主役2番手

桜花賞こそ間に合わなかったがオークス2着、秋華賞1着

紫苑ステークスから秋華賞メイチの秋3戦目で中3週の余力が心配


クラシック惜敗 ナミュール

豪快な切れ味とスケールの大きさはピカイチで、そのうちG1を勝つ逸材

出遅れたりコーナー膨れたり競馬は下手だけど、完璧に噛み合った日には圧勝する能力がある

体が小さくて秋華賞から中3週でくる余力が心配

こちらは秋2戦目


女王の娘 ジェラルディーナ

昨年から3戦重賞で惜敗続きだったが、今年6月鳴尾記念から雰囲気が変わり、ただの惜敗ではなく本気の勝ち負けに

鳴尾記念から3戦目のオールカマーでついに重賞タイトルを初戴冠

しかオールカマーは有力ライバルの自滅と、トラックバイアスの有利があったのでフロック視されがち


アイドルを粉砕した嬢 イズジョーノキセキ

昨年のエリ女5着

大事前哨戦府中牝馬でソダシを破って重賞タイトル初戴冠

地味だが大崩れせず、末脚が鋭い

前走以外は強いライバルと戦ってきたわけではないため、伏兵イメージを消し切れない


・病を克服した名優 ウインマリリン

G2 3勝、オークス2着と実力は間違いない

日経賞勝ち、天皇賞春5着とスタミナはメンバー随一

昨年のオールカマー以降は肘の病気でまともに走ることができなかったが、この夏ごろから回復傾向

今回と同じコース宝塚記念では7着、札幌記念で3着と復活の兆し

体調さえよければとっくにG1を勝っていた馬に訪れた最大のチャンスが今回


欧州から遠征 マジカラグーン

重賞3勝、オークス馬で、実力は文句なしの3歳馬

欧州馬の中ではこの馬は高速馬場にも強いほうと言われるが、今回の阪神馬場と合うかは未知数

これまで57kg程度でずっと走ってきたのが、今回54kgで走る


・前年度女王 アカイイト

エリ女リピーター多い、阪神2200がコース実績あるほうが強い、大きめの差し馬が強い、のようなデータからすると積極的に切る理由がない

そのうえ調教も1年ぶりにいいらしい

気になるのはこの1年何も結果を出してないこと


あとは、アンドヴァラナウト、ピンハイ、ウインマイティーあたりが有力だよ

次は上記で上げた馬に関して、さらに詳しいことを書いていくよ

今の時点で自分が調べたことなので、枠が出て、さらにいろんな情報が出ればまた変わっていくと思うよ


デアリングタクト

この馬に関しては、もう終わったのか終わってないのかだけ

三冠馬としては終わったけど、競走馬としては終わっていない、というのが結論

復帰後の成績だけ見て、三冠馬過去イメージを捨てて考えなきゃいけないと思う

しかし、その場合でも宝塚記念で3着に入る馬は切れないな、となっている

調教はとてもいいとのこと

出れるならジャパンカップに出るべき馬だがエリ女選択した、というのが、「確実に勝てるほうを選んだ」のか「ジャパンカップは無理だから少しでも勝算があるほうを選んだ」のか

後者だと思われる

しかし、宝塚記念3着をすぱっと切れますか、というとそれは無理だよね

あー、しかし、昨年の宝塚記念3着、オールカマー4着のレイパレエリ女6着、2016年宝塚記念1着、オールカマー5着のマリアライト京都開催だけどエリ女6着ってのと被る

ただの有力な1頭って感じがする


タニングローズ

この馬に関しては秋華賞の疲れがあるかどうかが最大の疑問

結論としては、疲れはある

確実に疲れが見える

陣営現状維持できていると言っているけど、そんなこと言って沈んだ馬はいくらでもいる

アカトリノムスメも、ガイアフォースもそんな感じだった

仮に現状維持できていたとして、阪神2200は阪神2000以上に過酷でタフでスタミナを要求するコースだし、難しい面はあるはず

天皇賞から宝塚記念つのだってなかなか難しいのに、メイチ秋華賞から阪神2200エリ女はなかなか厳しい

切ってもいいけど、実力があるのは疑いがないし、根性馬券内もなくはないとは思う

母系の奥にはシャーリーハイツがいて、ミルリーフクロスもある

クロフネイメージでスタミナ不安と思う必要はなさそう


ナミュール

秋2戦目なので、スタニングロースと違って疲れどころか上積みがあるらしい

馬体が大きく減るようなことがなければ秋華賞からの疲れ、というのはそれほど考えなくてよさそう

阪神2200が東京コースのような一瞬の切れ味を要求するコースではないためナミュールイメージコースが合わない気がするが、タフなコースに強いハービンジャー産駒だし、父の血が騒げば案外こなすかもしれない

そもそも秋華賞2着というのも、絶妙コースの合わなさを見せながらの僅差2着だったわけで、そのレベルの馬なら適性外でもそつなく能力でこなしそうには見える

しかし、こいつに関しては確かなことは言えない

勝ってしまっても驚きはしないし、最後方をやる気なく走っても驚きはしない


ジェラルディーナ

気になるのは実力が本物なのか?ってところだと思う

デアリングタクトやヴェルトライゼンデは故障経験者だし、案外あんもの、と思えば、あのオールカマーはやり直してもまた勝つと思う

そういう意味ではフロック勝ちではなくて、相手が弱かったってこと

鳴尾記念から馬体も変わってきて「勝ったらいいよね」が「今回は勝つんじゃないかな」に変わってきた中でのオールカマーなので、この夏から秋にかけて本格化してきたのは疑いようがない

その中で負けた相手マリアエレーナやヴェルトライゼンデなど一線級だった

そして今回はオールカマーより状態がいいってことなので、夏前の重賞4着してる頃のイメージで見くびらないほうがいいのは間違いない

気になるのは乗り変わりで、微妙に手があわなかった福永騎手から武史騎手に乗り変わりで一気に結果に結びついたが、今回もCデムーロに乗り変わり

武史騎手のほうがよかったけど、デムーロうまいから、まだ調子は上がってないけど、まあなんとかなるかなと信じたい

あとは最初の直線が長い阪神2200で、中団前目7番手前後で内にスッと入って脚をためれるかどうか

二の足がつかない馬なので、最初に折り合い重視の福永騎手の時はいポジションとれなかった

デムーロポジションとれるかどうか?後方になってしまうと厳しいと思うので中団インが欲しい

理想はウインマリリンの後ろのポジション

あと、陣営距離問題ないと言っているけど、阪神2200の適性は本当に大丈夫なのかな、ってちょっと気になってる

あ、あと、ジェラルディーナにとって久々のG1なので、初めてこの子見る人も多いかもしれない

パドックでは目をむいて首を振りまくって、野武士のような形相になって入れ込むけど、それで平常運転なので気にしないであげてください

普段は可愛らしい女の子なのに、レース終わっても目が逝ったまんまのめちゃくちゃ雄々しい馬ですが、それで普通です


イズジョーノキセキ

府中牝馬組が強いとか、過去阪神2200の成績がいいとか、末脚があるほうが強いとか、そういうデータがあつまってくるとイズジョーノキセキが条件に合うよな、ってなる

問題は実力が通用するか、だけど、昨年5着なら通用するとみていいと思う

勝つかはわからないけど、勝つかもしれないし、馬券内なら普通にあると思う


ウインマリリン

気になるのは阪神適性だと思う

阪神天皇賞春5着、阪神エリ女4着、中山重賞で2勝、洋芝札幌記念で3着など、これまでの成績を見て、阪神がこなせないと見るほうがおかし

調教師も阪神はこなせるはず!と言っている(でも結果が出てないから向いてないのかも、とも言っているw)

輸送は苦手みたいだったけど、前乗りして克服しているし、コースに関してはあらかた問題はないはず

あとは肘の問題

ようやく気にせずにトレーニングができてて、この3年で一番いい状態で出れる、と陣営は言っているし、実際に調教は抜群!

陣営のしゃべり方も、今回は勝つために出ているって色気をプンプン感じる

本来の実力はメンバーでもトップクラスなので、勝ち負けの1頭だと思う

2020年ラッキーライラック宝塚記念6着、札幌記念3着、阪神エリ女1着なので、あやかりたいところ


マジカラグーン

まじでわからない

わからんやつを軸にはできないし、日本の有力馬もみんなそこそこに不安点がある

勝つ気できているのは伝わるし、阪神2200は外国馬も比較勝負やすコース

買い目から抜くことはできないだろう


アカイイト

正直言うと去年ができすぎただけで、完全にフロックだったと思っている

というか、そう思うしかないような成績を今年はあげている

これで絡むと思う方がおかし

んだけど、そのレースにだけは強い子っているからねー

去年だって普通は来れないのに来てしまうんだから、そうさせるだけの何かがあるんだろうね

と思うと一応絡めたいよね


まとめ

あとは伏兵

アンドヴァラナウト、ピンハイ、ウインマイティーらが馬券に絡むこともあるかと思います

インキートスはこないと思ってます


個人的には今のところの一番手評価はウインマリリンとデアリングタクト

次いでジェラルディーナ、イズジョーノキセキ、ナミュール

有力視しているのはこの5頭

だけど、3着までなら、というか、上記有力5頭の間2着に差し込んでくる馬がいるかもしれなくて、その可能性あるのが、マジカラグーンアカイイト、スタニングローズ、ウインマイティーあたりだと思う

ひょっとしてひょっとすると、荒れたらピンハイ、アンドヴァラナウト、クリノプレミアム、ローザノワールあたりも絡むかもしれません

そうなるとお手上げかなあ

アンドヴァラナウトは長い距離走ってないけど、長距離にも似た阪神2200をほんまにこなせるの?というのを疑問視してる

クリアできそうって情報を得たら、有力にするかもしれない

2022-09-06

anond:20220906091529

小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする。 ──ラノワールエルフの、侵入者への処罰

2022-08-11

リコリス・リコイル』はドストエフスキー児童搾取テーマに通じるメタアイドルサバイバルアニメの傑作だ!

 ども、皆さん、アニメリコリス・リコイル』観ています? めちゃくちゃ面白いですね! 後世に残る名作かといったら必ずしもそうとはいえないと思うのだけれど、少なくとも「いま」、このときリアルタイムで見る作品としては破格に面白い


 一方でいったいこの面白さの正体は何なのだろうと考えてみてもうまく言語化できないわけで、何かこう、隔靴掻痒のもどかしさを感じないでもない。第一話を観た時点で直観的に「これは新しい!」と思ったのだけれど、その「新しさ」を言葉にしようとするとうまくいかない。


 そこで、以下ではなるべくていねいに『リコリコ』の「面白さ」と「新しさ」を的確な言葉に置き換えていきたいと思う。読んでね。


 さて、まず、いま人気絶頂の『リコリコ』についていえることは、これが何か非常に「不穏」なものを秘めた作品だということです。


 一見すると現代日本と同じように平和社会舞台にしているようで、そこでは「リコリス」と呼ばれる高校生くらいの女の子たちがその平和を守るために命がけで戦っている。そして、じっさいにどんどん死んでいる。


 このグロテスクともいえる構造が、第一話の冒頭の時点であっさりと、あたりまえのことであるかのようにライトかつスムーズ説明されている。


 しかし、もちろんこれはまったく「あたりまえのこと」ではありません。年端もいかない少女たちが銃を持って戦う。戦わされている。そこにはあからさまに倫理的問題がある。この「少女と銃」というコンセプトについて、原案アサウラさんはインタビューでこのように述べています


アサウラ:柏田さんが読んでくれていたのが僕の「デスニードラウンド」という小説で、これが最初から最後まで銃を撃ち続けるような作品なんです。それを読んで僕を呼んでくれたので、銃が出てくることは決まっていました。女の子と銃で何かをやってくれという感じだったと思います


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656464389


 最初の時点から少女と銃」がメインコンセプトだったわけですね。すでに指摘されているとおり、この「少女と銃」というコンセプトには先行作品系譜があります虚淵玄最初期の作品として知られる『Phantom of Infelno』がそうだし、『NOIR /ノワール』などのアニメもある。


 現在アニメ業界ではもはや「美少女ガンアクションもの」はひとつジャンルといっても良いかもしれません。


 ちょっと現実的に考えればかぼそい体格の女の子がそうそう的確に銃を操れるわけがないと思えるわけですが、そこの違和感ねじ伏せてでも少女と銃を組み合わせることにはある種のフェティッシュな魅力があるのだと思います


 それらの先行作品のなかで、おそらく最も重要で、しかも『リコリコ』に近いのは相田裕の『Gunslinger girl』です。


 これは洗脳されてテロリストと戦う少女たちと、彼女たちとコンビを組んで戦う男性たちを描いた物語で、「平和社会を維持するため少女たちが陰で戦っている」というところが『リコリコ』と共通していますね。このタイトルは『リコリコ』の監督インタビューで直接的に言及されています


――足立さんが入って、物語が明るい空気になったそうですね。


足立アニメを見て暗い気分になったりするのは、今はあんまり求められていない気がするかなって…。自分DVD買うくらい『GUNSLINGER GIRL』が好きなだけに、そのフィールドでは勝てないと思いましたし、ポイントをずらしたほうがいいんじゃないですかねっていう話は初日にしたと思います


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844


 この言及を見ると、『リコリコ』と『Gunslinger girl』の設定上の共通項は意識的ものであることがわかります。ただ、その一方で「ポイントをずらした」と語られているとおり、『リコリコ』と『Gunslinger girl』には決定的な差異がある。


 ひとつパートナー役の大人がいないことで、もうひとつ少女たちが洗脳されておらず、自分意思戦闘に参加していることです。


 前者に関しては原案アサウラさんの作風かもしれません。アサウラさんは過去にも少女たちが「百合」的にコンビを組んで戦う作品を書いているようですから(筆者は未読)。


 しかし、決定的に重要なのは後者でしょう。『Gunslinger girl』の洗脳されて戦う少女たちに対して、『リコリコ』のリコリスたちは(少なくとも表面的には)自発的意思で戦っているわけです。


 もちろん、「自発的意思なのだから問題ない」ということにはならない。リコリスたちはみな孤児であり、「戦うことしか選択肢がない」状況に置かれているともいえる。リコリスたちが「大人」たちに搾取され、かりそめの平和のための犠牲として利用されていることは間違いないでしょう。


 きわめていびつかつ不自然かつ欺瞞的な構造です。このディストピア的ともいえる構造をどう見るかが『リコリコ』を批評的に判定するときひとつのカギとなる。この点に関して批判的に触れた記事はてな匿名ダイアリー投稿されています


前線少女と銃後の大人という構造からガンスリ(とかエヴァとかあのへん)の亜種として良いと思うが、それら先行作品と比べたときリコリス少女のみで構成される理由(※)や、少女前線に立たせる搾取構造に対する大人側の自覚とか罪悪感がすっぽり抜け落ちていてさすがに気味が悪い。


アサウラバニラのころからこういうところがあって、物語少女大人社会)という対比ではなく少女少女という2者間の関係性で回収することで、俎上に載せたはずの搾取構造をうやむやにしようとする。要するに百合を出せば他がザルでもオタクブヒブヒ鳴くんだろという作り手の舐めた態度がアニメから透けて見えてキモいという話なんだが、増上慢になるだけのウェルメイドな仕上がりになっていてそれもまたなんか鼻につく。


まあしかしこういうザ・老害みたいな感想を書くと自分老いを感じて嫌になるね。たぶん若い世代はああいうのなんの疑問も持たずスッと面白がれるんだろうな。


https://anond.hatelabo.jp/20220806182309


 しかし、これはぼくにはやはり表面的な批判に過ぎないように思える。「うやむやにしようとする」も何も、全然うやむやになっていないよね?と。


 「社会正義平和を守る組織」としてのDA欺瞞はあまりにもあきらかであり、ごく平凡な視聴者でも確実に気づくことではないでしょうか。じっさい、監督インタビューでもその点は触れられている。


――完成した作品を見ても、2人の関係性は大きな軸としてありました。ただ、DAという謎の組織が、犯罪を力で抑止しているというのも軸として描かれていますよね。


足立子供が銃を持って仕事をしているってことは、誰か大人に強いられているということになるでしょ?きっと悪い大人が、騙してるんだろう。「君たちは良いことをしてるんだぞっ」ってね。DAがしていることの是非は視聴者に考えてもらいたいところですね。


――それが第1話の冒頭で紹介されているわけですが、この世界の仕組み的なところは、とても面白い発想だと思いました。


足立:確かな事実として、日本世界の中でも極めて治安が良く平和で、その自認もありますよね。でもそれを支えているのが、全然知られていない闇の組織で、社会性の無い人を何千年も前から秘密裏に殺してきたから、規範意識の高い人しか子孫を残せなかった。だから日本人全体がだんだんそうなっていったんだ、みたいな設定はどうだろうかという提案をしたんです。監視社会に対するアイロニーあるかな


要するに、みんなが知っている事実を、大きな“ウソ”が支えていたという構造にしようと思って、DAがどんな組織なのかをアサウラさんに考えてもらったという感じですね。


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844


 ようは「大人たちが子供たちをだまして搾取している欺瞞構造」は制作者側により作品の一部として自覚的に提示されているのであって、単にその点を指摘するだけでは作品批評したことにはならないのです。


 そして、個人的感覚としては、まず大半の視聴者はその提示を正確に受け止めることができていると感じます。つまり、この欺瞞的なディストピアユートピア構造はこの作品を語る上で、気付かなくては話にならない「当然の前提」であり、そしてじっさいに大半の視聴者は気付いている。


 とすれば、この認識の上にさら議論を重ねていくべきでしょう。ちなみに、上記匿名ダイアリーでは「リアリティライン」が「ガバガバであるという指摘もなされていますが、これもあきらかに意図的ものでしょう。


 「現代日本では女子高生が最も警戒されないか子供たちに銃を持たせて戦わせることには合理性があるのだ!」という設定は控えめにいっても荒唐無稽というしかなく、通常の意味でのリアリティはまったくありません。


 さらにその女の子たちのうちのふたり喫茶店に勤めながら殺人が絡む仕事をしているって、いや、ふつうに考えればありえないとしかいいようがないでしょ。しかし、だからダメなのかといえばそうではない。


 このあからさまにめちゃくちゃな設定は『リコリコ』がリアルアクションストーリーというよりは一種寓話志向していると見るべきです。この作品はおそらく意図的ウソくさく、うさん臭い印象を与えるように設定が練り上げられている。


 そして、そのウソくささ、うさん臭さがひとつの魅力にまで昇華されている。だから、「リアリティがないじゃないか!」と指摘することには意味がない。まずはそこに込められた皮肉寓意を見て取るべきなのです。


 それでは、その欺瞞的かつ偽善的かつ人工的な、「まるでリアリティがない」設定と物語を通して『リコリコ』が描こうとしているものは何か。それは「子供犠牲にして成立している社会」の欺瞞だと考えます


 まさに上記匿名ダイアリー批判されている、子供たちを「消費」することで成立している日本アニメ産業欺瞞でもある。


 評論家杉田俊介は、新海誠監督映画『天気の子』について、このように書いています


ひとまず重要なのは、『天気の子』は、日本アニメ批判するアニメ、「アニメ化する日本現実」を批判するアニメである、ということだ。「アニメ化する日本現実」とは、少女人柱アイドル犠牲搾取によって多数派幸福となり、現実を見まいとし、責任回避するような現実のことである物語最初の方に、風俗店求人宣伝を行う「バニラトラック」が印象的に登場すること、陽菜チンピラに騙されて新宿性風俗的な店で働きかけることなどは、意図的演出だろう)。


https://gendai.media/articles/-/78976


 ぼくは杉田の『天気の子』論にはまったく賛同しませんが、ひとまずこの「見立て」は面白いと思う。


 杉田の指摘をこのようにいい換えてもまったく違和感がないのではないでしょうか。「「アニメ化する日本現実」とは、少女リコリスアイドル犠牲搾取によって多数派幸福となり、現実を見まいとし、責任回避するような現実のことである」。


 つまり、『天気の子』は、そして『リコリコ』もまた、日本アニメと、日本アニメに似た構造になりつつある(なってしまっている?)日本社会構造のもの批評的に設定に抱え込んだ「メタ日本アニメであるわけです。


 『リコリコ』の設定はあまりにも「リアリティがない」かたちで矛盾欺瞞偽善を抱え込んでいますが、それは視聴者に対する問題提起なのです。これは杉田が挙げている「アイドル」の問題とも一脈通じるものがあると思います


 その意味で、『リコリコ』は、じつは一種アイドルアニメなんですよ! な、なんだってー。まあ、それはひとつの「見立て」に過ぎませんが、じっさい、アイドル界隈のほうでもこの「ファンによるアイドルの抑圧」問題はしばしば議論されているようです。


 たとえば、『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』というアイドル現象批評の本では、このような問題が取り上げられています


今日アイドルは広く普遍的な人気を獲得し、多様なスタイル可能性をもつジャンルとしても注目されている。しかし、同時に多くの難点を抱え込んでいることも見過ごせない。

暗黙の「恋愛禁止ルールとその背景にある異性愛主義、「年齢いじり」や一定の年齢での「卒業」という慣習に表れるエイジズム、あからさまに可視化されるルッキズムSNSを通じて四六時中切り売りされるパーソナリティ……。アイドルというジャンルは、現実アイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。スキャンダルトラブルが発生して、旧態依然ともいえるアイドル界の「常識」のあり方が浮き彫りになるたび、ファンの間では答えが出ない議論が繰り返されている。


その一方で、自らの表現模索しながら主体的ステージに立ち、とき演者同士で連帯して目標を達成しようとするアイドルたちの実践は、人々をエンパワーメントするものでもある。そして、ファンのなかでも、アイドル本人に身勝手欲望規範押し付けることと裏表でもある「推す」(≒消費する)ことに対して、後ろめたさを抱く人が増えている。


https://www.amazon.co.jp/dp/478727449X/


 アニメ場合美少女キャラクターたちは実在しないのでアイドル業界ほど問題は先鋭化しないようにも思えますが、そのキャラクターを支持しているはずのファンキャラクターに「身勝手欲望規範押し付け」て「消費」している構造は同じです。


 そして、その「大人たちが子供たちをだまして食い物にしている」欺瞞構造現在日本社会全体を象徴するものでもある。『リコリコ』や『天気の子』は(そして『Gunslinger girl』も)この問題テーマとして作品内にメタ的に胚胎しているといえます


 もっとも、この児童搾取問題は、文学的に見れば遥か昔の作品にも見て取れるものであり、きわめて普遍性の高いテーマであるということもできます


 この問題に関して文芸作品を振り返るとき、だれもが即座に思い浮かべるのがドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟であることは論を待たないでしょう。


 この小説のなかで、イワンカラマーゾフは、弟のアリョーシャに向かって、神話的な過去原罪を犯した人間たちは「神の国」へ迎え入れられるために苦しみを耐えなければならないというキリスト教論理を踏まえ、そんなことは子供たちには何の関係もないじゃないかと語ります


 そして、たったひとりの子供の苦しみを理由にでも、自分は「最高の調和」を拒絶するというのです。


 俺は一般的人類の苦悩について話すつもりだったんだが、むしろ子供たちの苦悩にだけ話をしぼるほうがいいだろう。俺の論証の規模は十分の一に縮められてしまうけど、それでも子供だけに話をしぼったほうがよさそうだ。もちろん、俺にとってはそれだけ有利じゃなくなるがね。しかし、しかし、第一相手子供なら、身近な場合でさえ愛することができるし、汚ならしい子でも、顔の醜い子でも愛することができる(もっとも俺には、子供というのは決して顔が醜いなんてことはないように思えるがね)。第二に、俺がまだ大人について語ろうとしないのでは、大人はいやらしくて愛に値しないという以外に、大人には神罰もあるからなんだ。彼らは知恵の実を食べてしまったために、善悪を知り、≪神のごとく≫になった。今でも食べつづけているよ。ところが子供たちは何も食べなかったから、今のところまだ何の罪もないのだ。


(中略)


 まだ時間のあるうちに、俺は急いで自己防衛しておいて、そんな最高の調和なんぞ全面的拒否するんだ。そんな調和は、小さなあの痛めつけられた子供一人の涙にさえ値しないよ!


 つまりイワンはここで子供犠牲にして成り立つユートピア欺瞞告発している。(続く)

リコリス・リコイル』はドストエフスキー児童搾取テーマに通じるメタアイドルサバイバルアニメの傑作だ!

 ども、皆さん、アニメリコリス・リコイル』観ています? めちゃくちゃ面白いですね! 後世に残る名作かといったら必ずしもそうとはいえないと思うのだけれど、少なくとも「いま」、このときリアルタイムで見る作品としては破格に面白い


 一方でいったいこの面白さの正体は何なのだろうと考えてみてもうまく言語化できないわけで、何かこう、隔靴掻痒のもどかしさを感じないでもない。第一話を観た時点で直観的に「これは新しい!」と思ったのだけれど、その「新しさ」を言葉にしようとするとうまくいかない。


 そこで、以下ではなるべくていねいに『リコリコ』の「面白さ」と「新しさ」を的確な言葉に置き換えていきたいと思う。読んでね。


 さて、まず、いま人気絶頂の『リコリコ』についていえることは、これが何か非常に「不穏」なものを秘めた作品だということです。


 一見すると現代日本と同じように平和社会舞台にしているようで、そこでは「リコリス」と呼ばれる高校生くらいの女の子たちがその平和を守るために命がけで戦っている。そして、じっさいにどんどん死んでいる。


 このグロテスクともいえる構造が、第一話の冒頭の時点であっさりと、あたりまえのことであるかのようにライトかつスムーズ説明されている。


 しかし、もちろんこれはまったく「あたりまえのこと」ではありません。年端もいかない少女たちが銃を持って戦う。戦わされている。そこにはあからさまに倫理的問題がある。この「少女と銃」というコンセプトについて、原案アサウラさんはインタビューでこのように述べています


アサウラ:柏田さんが読んでくれていたのが僕の「デスニードラウンド」という小説で、これが最初から最後まで銃を撃ち続けるような作品なんです。それを読んで僕を呼んでくれたので、銃が出てくることは決まっていました。女の子と銃で何かをやってくれという感じだったと思います


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656464389


 最初の時点から少女と銃」がメインコンセプトだったわけですね。すでに指摘されているとおり、この「少女と銃」というコンセプトには先行作品系譜があります虚淵玄最初期の作品として知られる『Phantom of Infelno』がそうだし、『NOIR /ノワール』などのアニメもある。


 現在アニメ業界ではもはや「美少女ガンアクションもの」はひとつジャンルといっても良いかもしれません。


 ちょっと現実的に考えればかぼそい体格の女の子がそうそう的確に銃を操れるわけがないと思えるわけですが、そこの違和感ねじ伏せてでも少女と銃を組み合わせることにはある種のフェティッシュな魅力があるのだと思います


 それらの先行作品のなかで、おそらく最も重要で、しかも『リコリコ』に近いのは相田裕の『Gunslinger girl』です。


 これは洗脳されてテロリストと戦う少女たちと、彼女たちとコンビを組んで戦う男性たちを描いた物語で、「平和社会を維持するため少女たちが陰で戦っている」というところが『リコリコ』と共通していますね。このタイトルは『リコリコ』の監督インタビューで直接的に言及されています


――足立さんが入って、物語が明るい空気になったそうですね。


足立アニメを見て暗い気分になったりするのは、今はあんまり求められていない気がするかなって…。自分DVD買うくらい『GUNSLINGER GIRL』が好きなだけに、そのフィールドでは勝てないと思いましたし、ポイントをずらしたほうがいいんじゃないですかねっていう話は初日にしたと思います


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844


 この言及を見ると、『リコリコ』と『Gunslinger girl』の設定上の共通項は意識的ものであることがわかります。ただ、その一方で「ポイントをずらした」と語られているとおり、『リコリコ』と『Gunslinger girl』には決定的な差異がある。


 ひとつパートナー役の大人がいないことで、もうひとつ少女たちが洗脳されておらず、自分意思戦闘に参加していることです。


 前者に関しては原案アサウラさんの作風かもしれません。アサウラさんは過去にも少女たちが「百合」的にコンビを組んで戦う作品を書いているようですから(筆者は未読)。


 しかし、決定的に重要なのは後者でしょう。『Gunslinger girl』の洗脳されて戦う少女たちに対して、『リコリコ』のリコリスたちは(少なくとも表面的には)自発的意思で戦っているわけです。


 もちろん、「自発的意思なのだから問題ない」ということにはならない。リコリスたちはみな孤児であり、「戦うことしか選択肢がない」状況に置かれているともいえる。リコリスたちが「大人」たちに搾取され、かりそめの平和のための犠牲として利用されていることは間違いないでしょう。


 きわめていびつかつ不自然かつ欺瞞的な構造です。このディストピア的ともいえる構造をどう見るかが『リコリコ』を批評的に判定するときひとつのカギとなる。この点に関して批判的に触れた記事はてな匿名ダイアリー投稿されています


前線少女と銃後の大人という構造からガンスリ(とかエヴァとかあのへん)の亜種として良いと思うが、それら先行作品と比べたときリコリス少女のみで構成される理由(※)や、少女前線に立たせる搾取構造に対する大人側の自覚とか罪悪感がすっぽり抜け落ちていてさすがに気味が悪い。


アサウラバニラのころからこういうところがあって、物語少女大人社会)という対比ではなく少女少女という2者間の関係性で回収することで、俎上に載せたはずの搾取構造をうやむやにしようとする。要するに百合を出せば他がザルでもオタクブヒブヒ鳴くんだろという作り手の舐めた態度がアニメから透けて見えてキモいという話なんだが、増上慢になるだけのウェルメイドな仕上がりになっていてそれもまたなんか鼻につく。


まあしかしこういうザ・老害みたいな感想を書くと自分老いを感じて嫌になるね。たぶん若い世代はああいうのなんの疑問も持たずスッと面白がれるんだろうな。


https://anond.hatelabo.jp/20220806182309


 しかし、これはぼくにはやはり表面的な批判に過ぎないように思える。「うやむやにしようとする」も何も、全然うやむやになっていないよね?と。


 「社会正義平和を守る組織」としてのDA欺瞞はあまりにもあきらかであり、ごく平凡な視聴者でも確実に気づくことではないでしょうか。じっさい、監督インタビューでもその点は触れられている。


――完成した作品を見ても、2人の関係性は大きな軸としてありました。ただ、DAという謎の組織が、犯罪を力で抑止しているというのも軸として描かれていますよね。


足立子供が銃を持って仕事をしているってことは、誰か大人に強いられているということになるでしょ?きっと悪い大人が、騙してるんだろう。「君たちは良いことをしてるんだぞっ」ってね。DAがしていることの是非は視聴者に考えてもらいたいところですね。


――それが第1話の冒頭で紹介されているわけですが、この世界の仕組み的なところは、とても面白い発想だと思いました。


足立:確かな事実として、日本世界の中でも極めて治安が良く平和で、その自認もありますよね。でもそれを支えているのが、全然知られていない闇の組織で、社会性の無い人を何千年も前から秘密裏に殺してきたから、規範意識の高い人しか子孫を残せなかった。だから日本人全体がだんだんそうなっていったんだ、みたいな設定はどうだろうかという提案をしたんです。監視社会に対するアイロニーあるかな


要するに、みんなが知っている事実を、大きな“ウソ”が支えていたという構造にしようと思って、DAがどんな組織なのかをアサウラさんに考えてもらったという感じですね。


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844


 ようは「大人たちが子供たちをだまして搾取している欺瞞構造」は制作者側により作品の一部として自覚的に提示されているのであって、単にその点を指摘するだけでは作品批評したことにはならないのです。


 そして、個人的感覚としては、まず大半の視聴者はその提示を正確に受け止めることができていると感じます。つまり、この欺瞞的なディストピアユートピア構造はこの作品を語る上で、気付かなくては話にならない「当然の前提」であり、そしてじっさいに大半の視聴者は気付いている。


 とすれば、この認識の上にさら議論を重ねていくべきでしょう。ちなみに、上記匿名ダイアリーでは「リアリティライン」が「ガバガバであるという指摘もなされていますが、これもあきらかに意図的ものでしょう。


 「現代日本では女子高生が最も警戒されないか子供たちに銃を持たせて戦わせることには合理性があるのだ!」という設定は控えめにいっても荒唐無稽というしかなく、通常の意味でのリアリティはまったくありません。


 さらにその女の子たちのうちのふたり喫茶店に勤めながら殺人が絡む仕事をしているって、いや、ふつうに考えればありえないとしかいいようがないでしょ。しかし、だからダメなのかといえばそうではない。


 このあからさまにめちゃくちゃな設定は『リコリコ』がリアルアクションストーリーというよりは一種寓話志向していると見るべきです。この作品はおそらく意図的ウソくさく、うさん臭い印象を与えるように設定が練り上げられている。


 そして、そのウソくささ、うさん臭さがひとつの魅力にまで昇華されている。だから、「リアリティがないじゃないか!」と指摘することには意味がない。まずはそこに込められた皮肉寓意を見て取るべきなのです。


 それでは、その欺瞞的かつ偽善的かつ人工的な、「まるでリアリティがない」設定と物語を通して『リコリコ』が描こうとしているものは何か。それは「子供犠牲にして成立している社会」の欺瞞だと考えます


 まさに上記匿名ダイアリー批判されている、子供たちを「消費」することで成立している日本アニメ産業欺瞞でもある。


 評論家杉田俊介は、新海誠監督映画『天気の子』について、このように書いています


ひとまず重要なのは、『天気の子』は、日本アニメ批判するアニメ、「アニメ化する日本現実」を批判するアニメである、ということだ。「アニメ化する日本現実」とは、少女人柱アイドル犠牲搾取によって多数派幸福となり、現実を見まいとし、責任回避するような現実のことである物語最初の方に、風俗店求人宣伝を行う「バニラトラック」が印象的に登場すること、陽菜チンピラに騙されて新宿性風俗的な店で働きかけることなどは、意図的演出だろう)。


https://gendai.media/articles/-/78976


 ぼくは杉田の『天気の子』論にはまったく賛同しませんが、ひとまずこの「見立て」は面白いと思う。


 杉田の指摘をこのようにいい換えてもまったく違和感がないのではないでしょうか。「「アニメ化する日本現実」とは、少女リコリスアイドル犠牲搾取によって多数派幸福となり、現実を見まいとし、責任回避するような現実のことである」。


 つまり、『天気の子』は、そして『リコリコ』もまた、日本アニメと、日本アニメに似た構造になりつつある(なってしまっている?)日本社会構造のもの批評的に設定に抱え込んだ「メタ日本アニメであるわけです。


 『リコリコ』の設定はあまりにも「リアリティがない」かたちで矛盾欺瞞偽善を抱え込んでいますが、それは視聴者に対する問題提起なのです。これは杉田が挙げている「アイドル」の問題とも一脈通じるものがあると思います


 その意味で、『リコリコ』は、じつは一種アイドルアニメなんですよ! な、なんだってー。まあ、それはひとつの「見立て」に過ぎませんが、じっさい、アイドル界隈のほうでもこの「ファンによるアイドルの抑圧」問題はしばしば議論されているようです。


 たとえば、『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』というアイドル現象批評の本では、このような問題が取り上げられています


今日アイドルは広く普遍的な人気を獲得し、多様なスタイル可能性をもつジャンルとしても注目されている。しかし、同時に多くの難点を抱え込んでいることも見過ごせない。

暗黙の「恋愛禁止ルールとその背景にある異性愛主義、「年齢いじり」や一定の年齢での「卒業」という慣習に表れるエイジズム、あからさまに可視化されるルッキズムSNSを通じて四六時中切り売りされるパーソナリティ……。アイドルというジャンルは、現実アイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。スキャンダルトラブルが発生して、旧態依然ともいえるアイドル界の「常識」のあり方が浮き彫りになるたび、ファンの間では答えが出ない議論が繰り返されている。


その一方で、自らの表現模索しながら主体的ステージに立ち、とき演者同士で連帯して目標を達成しようとするアイドルたちの実践は、人々をエンパワーメントするものでもある。そして、ファンのなかでも、アイドル本人に身勝手欲望規範押し付けることと裏表でもある「推す」(≒消費する)ことに対して、後ろめたさを抱く人が増えている。


https://www.amazon.co.jp/dp/478727449X/


 アニメ場合美少女キャラクターたちは実在しないのでアイドル業界ほど問題は先鋭化しないようにも思えますが、そのキャラクターを支持しているはずのファンキャラクターに「身勝手欲望規範押し付け」て「消費」している構造は同じです。


 そして、その「大人たちが子供たちをだまして食い物にしている」欺瞞構造現在日本社会全体を象徴するものでもある。『リコリコ』や『天気の子』は(そして『Gunslinger girl』も)この問題テーマとして作品内にメタ的に胚胎しているといえます


 もっとも、この児童搾取問題は、文学的に見れば遥か昔の作品にも見て取れるものであり、きわめて普遍性の高いテーマであるということもできます


 この問題に関して文芸作品を振り返るとき、だれもが即座に思い浮かべるのがドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟であることは論を待たないでしょう。


 この小説のなかで、イワンカラマーゾフは、弟のアリョーシャに向かって、神話的な過去原罪を犯した人間たちは「神の国」へ迎え入れられるために苦しみを耐えなければならないというキリスト教論理を踏まえ、そんなことは子供たちには何の関係もないじゃないかと語ります


 そして、たったひとりの子供の苦しみを理由にでも、自分は「最高の調和」を拒絶するというのです。


 俺は一般的人類の苦悩について話すつもりだったんだが、むしろ子供たちの苦悩にだけ話をしぼるほうがいいだろう。俺の論証の規模は十分の一に縮められてしまうけど、それでも子供だけに話をしぼったほうがよさそうだ。もちろん、俺にとってはそれだけ有利じゃなくなるがね。しかし、しかし、第一相手子供なら、身近な場合でさえ愛することができるし、汚ならしい子でも、顔の醜い子でも愛することができる(もっとも俺には、子供というのは決して顔が醜いなんてことはないように思えるがね)。第二に、俺がまだ大人について語ろうとしないのでは、大人はいやらしくて愛に値しないという以外に、大人には神罰もあるからなんだ。彼らは知恵の実を食べてしまったために、善悪を知り、≪神のごとく≫になった。今でも食べつづけているよ。ところが子供たちは何も食べなかったから、今のところまだ何の罪もないのだ。


(中略)


 まだ時間のあるうちに、俺は急いで自己防衛しておいて、そんな最高の調和なんぞ全面的拒否するんだ。そんな調和は、小さなあの痛めつけられた子供一人の涙にさえ値しないよ!


 つまりイワンはここで子供犠牲にして成り立つユートピア欺瞞告発している。これは、『天気の子

リコリス・リコイル』はドストエフスキー児童搾取テーマに通じる

 ども、皆さん、アニメリコリス・リコイル』観ています? めちゃくちゃ面白いですね! 後世に残る名作かといったら必ずしもそうとはいえないと思うのだけれど、少なくとも「いま」、このときリアルタイムで見る作品としては破格に面白い


 一方でいったいこの面白さの正体は何なのだろうと考えてみてもうまく言語化できないわけで、何かこう、隔靴掻痒のもどかしさを感じないでもない。第一話を観た時点で直観的に「これは新しい!」と思ったのだけれど、その「新しさ」を言葉にしようとするとうまくいかない。


 そこで、以下ではなるべくていねいに『リコリコ』の「面白さ」と「新しさ」を的確な言葉に置き換えていきたいと思う。読んでね。


 さて、まず、いま人気絶頂の『リコリコ』についていえることは、これが何か非常に「不穏」なものを秘めた作品だということです。


 一見すると現代日本と同じように平和社会舞台にしているようで、そこでは「リコリス」と呼ばれる高校生くらいの女の子たちがその平和を守るために命がけで戦っている。そして、じっさいにどんどん死んでいる。


 このグロテスクともいえる構造が、第一話の冒頭の時点であっさりと、あたりまえのことであるかのようにライトかつスムーズ説明されている。


 しかし、もちろんこれはまったく「あたりまえのこと」ではありません。年端もいかない少女たちが銃を持って戦う。戦わされている。そこにはあからさまに倫理的問題がある。この「少女と銃」というコンセプトについて、原案アサウラさんはインタビューでこのように述べています


アサウラ:柏田さんが読んでくれていたのが僕の「デスニードラウンド」という小説で、これが最初から最後まで銃を撃ち続けるような作品なんです。それを読んで僕を呼んでくれたので、銃が出てくることは決まっていました。女の子と銃で何かをやってくれという感じだったと思います


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656464389


 最初の時点から少女と銃」がメインコンセプトだったわけですね。すでに指摘されているとおり、この「少女と銃」というコンセプトには先行作品系譜があります虚淵玄最初期の作品として知られる『Phantom of Infelno』がそうだし、『NOIR /ノワール』などのアニメもある。


 現在アニメ業界ではもはや「美少女ガンアクションもの」はひとつジャンルといっても良いかもしれません。


 ちょっと現実的に考えればかぼそい体格の女の子がそうそう的確に銃を操れるわけがないと思えるわけですが、そこの違和感ねじ伏せてでも少女と銃を組み合わせることにはある種のフェティッシュな魅力があるのだと思います


 それらの先行作品のなかで、おそらく最も重要で、しかも『リコリコ』に近いのは相田裕の『Gunslinger girl』です。


 これは洗脳されてテロリストと戦う少女たちと、彼女たちとコンビを組んで戦う男性たちを描いた物語で、「平和社会を維持するため少女たちが陰で戦っている」というところが『リコリコ』と共通していますね。このタイトルは『リコリコ』の監督インタビューで直接的に言及されています


――足立さんが入って、物語が明るい空気になったそうですね。


足立アニメを見て暗い気分になったりするのは、今はあんまり求められていない気がするかなって…。自分DVD買うくらい『GUNSLINGER GIRL』が好きなだけに、そのフィールドでは勝てないと思いましたし、ポイントをずらしたほうがいいんじゃないですかねっていう話は初日にしたと思います


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844


 この言及を見ると、『リコリコ』と『Gunslinger girl』の設定上の共通項は意識的ものであることがわかります。ただ、その一方で「ポイントをずらした」と語られているとおり、『リコリコ』と『Gunslinger girl』には決定的な差異がある。


 ひとつパートナー役の大人がいないことで、もうひとつ少女たちが洗脳されておらず、自分意思戦闘に参加していることです。


 前者に関しては原案アサウラさんの作風かもしれません。アサウラさんは過去にも少女たちが「百合」的にコンビを組んで戦う作品を書いているようですから(筆者は未読)。


 しかし、決定的に重要なのは後者でしょう。『Gunslinger girl』の洗脳されて戦う少女たちに対して、『リコリコ』のリコリスたちは(少なくとも表面的には)自発的意思で戦っているわけです。


 もちろん、「自発的意思なのだから問題ない」ということにはならない。リコリスたちはみな孤児であり、「戦うことしか選択肢がない」状況に置かれているともいえる。リコリスたちが「大人」たちに搾取され、かりそめの平和のための犠牲として利用されていることは間違いないでしょう。


 きわめていびつかつ不自然かつ欺瞞的な構造です。このディストピア的ともいえる構造をどう見るかが『リコリコ』を批評的に判定するときひとつのカギとなる。この点に関して批判的に触れた記事はてな匿名ダイアリー投稿されています


前線少女と銃後の大人という構造からガンスリ(とかエヴァとかあのへん)の亜種として良いと思うが、それら先行作品と比べたときリコリス少女のみで構成される理由(※)や、少女前線に立たせる搾取構造に対する大人側の自覚とか罪悪感がすっぽり抜け落ちていてさすがに気味が悪い。


アサウラバニラのころからこういうところがあって、物語少女大人社会)という対比ではなく少女少女という2者間の関係性で回収することで、俎上に載せたはずの搾取構造をうやむやにしようとする。要するに百合を出せば他がザルでもオタクブヒブヒ鳴くんだろという作り手の舐めた態度がアニメから透けて見えてキモいという話なんだが、増上慢になるだけのウェルメイドな仕上がりになっていてそれもまたなんか鼻につく。


まあしかしこういうザ・老害みたいな感想を書くと自分老いを感じて嫌になるね。たぶん若い世代はああいうのなんの疑問も持たずスッと面白がれるんだろうな。


https://anond.hatelabo.jp/20220806182309


 しかし、これはぼくにはやはり表面的な批判に過ぎないように思える。「うやむやにしようとする」も何も、全然うやむやになっていないよね?と。


 「社会正義平和を守る組織」としてのDA欺瞞はあまりにもあきらかであり、ごく平凡な視聴者でも確実に気づくことではないでしょうか。じっさい、監督インタビューでもその点は触れられている。


――完成した作品を見ても、2人の関係性は大きな軸としてありました。ただ、DAという謎の組織が、犯罪を力で抑止しているというのも軸として描かれていますよね。


足立子供が銃を持って仕事をしているってことは、誰か大人に強いられているということになるでしょ?きっと悪い大人が、騙してるんだろう。「君たちは良いことをしてるんだぞっ」ってね。DAがしていることの是非は視聴者に考えてもらいたいところですね。


――それが第1話の冒頭で紹介されているわけですが、この世界の仕組み的なところは、とても面白い発想だと思いました。


足立:確かな事実として、日本世界の中でも極めて治安が良く平和で、その自認もありますよね。でもそれを支えているのが、全然知られていない闇の組織で、社会性の無い人を何千年も前から秘密裏に殺してきたから、規範意識の高い人しか子孫を残せなかった。だから日本人全体がだんだんそうなっていったんだ、みたいな設定はどうだろうかという提案をしたんです。監視社会に対するアイロニーあるかな


要するに、みんなが知っている事実を、大きな“ウソ”が支えていたという構造にしようと思って、DAがどんな組織なのかをアサウラさんに考えてもらったという感じですね。


https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1656605844


 ようは「大人たちが子供たちをだまして搾取している欺瞞構造」は制作者側により作品の一部として自覚的に提示されているのであって、単にその点を指摘するだけでは作品批評したことにはならないのです。


 そして、個人的感覚としては、まず大半の視聴者はその提示を正確に受け止めることができていると感じます。つまり、この欺瞞的なディストピアユートピア構造はこの作品を語る上で、気付かなくては話にならない「当然の前提」であり、そしてじっさいに大半の視聴者は気付いている。


 とすれば、この認識の上にさら議論を重ねていくべきでしょう。ちなみに、上記匿名ダイアリーでは「リアリティライン」が「ガバガバであるという指摘もなされていますが、これもあきらかに意図的ものでしょう。


 「現代日本では女子高生が最も警戒されないか子供たちに銃を持たせて戦わせることには合理性があるのだ!」という設定は控えめにいっても荒唐無稽というしかなく、通常の意味でのリアリティはまったくありません。


 さらにその女の子たちのうちのふたり喫茶店に勤めながら殺人が絡む仕事をしているって、いや、ふつうに考えればありえないとしかいいようがないでしょ。しかし、だからダメなのかといえばそうではない。


 このあからさまにめちゃくちゃな設定は『リコリコ』がリアルアクションストーリーというよりは一種寓話志向していると見るべきです。この作品はおそらく意図的ウソくさく、うさん臭い印象を与えるように設定が練り上げられている。


 そして、そのウソくささ、うさん臭さがひとつの魅力にまで昇華されている。だから、「リアリティがないじゃないか!」と指摘することには意味がない。まずはそこに込められた皮肉寓意を見て取るべきなのです。


 それでは、その欺瞞的かつ偽善的かつ人工的な、「まるでリアリティがない」設定と物語を通して『リコリコ』が描こうとしているものは何か。それは「子供犠牲にして成立している社会」の欺瞞だと考えます


 まさに上記匿名ダイアリー批判されている、子供たちを「消費」することで成立している日本アニメ産業欺瞞でもある。


 評論家杉田俊介は、新海誠監督映画『天気の子』について、このように書いています


ひとまず重要なのは、『天気の子』は、日本アニメ批判するアニメ、「アニメ化する日本現実」を批判するアニメである、ということだ。「アニメ化する日本現実」とは、少女人柱アイドル犠牲搾取によって多数派幸福となり、現実を見まいとし、責任回避するような現実のことである物語最初の方に、風俗店求人宣伝を行う「バニラトラック」が印象的に登場すること、陽菜チンピラに騙されて新宿性風俗的な店で働きかけることなどは、意図的演出だろう)。


https://gendai.media/articles/-/78976


 ぼくは杉田の『天気の子』論にはまったく賛同しませんが、ひとまずこの「見立て」は面白いと思う。


 杉田の指摘をこのようにいい換えてもまったく違和感がないのではないでしょうか。「「アニメ化する日本現実」とは、少女リコリスアイドル犠牲搾取によって多数派幸福となり、現実を見まいとし、責任回避するような現実のことである」。


 つまり、『天気の子』は、そして『リコリコ』もまた、日本アニメと、日本アニメに似た構造になりつつある(なってしまっている?)日本社会構造のもの批評的に設定に抱え込んだ「メタ日本アニメであるわけです。


 『リコリコ』の設定はあまりにも「リアリティがない」かたちで矛盾欺瞞偽善を抱え込んでいますが、それは視聴者に対する問題提起なのです。これは杉田が挙げている「アイドル」の問題とも一脈通じるものがあると思います


 その意味で、『リコリコ』は、じつは一種アイドルアニメなんですよ! な、なんだってー。まあ、それはひとつの「見立て」に過ぎませんが、じっさい、アイドル界隈のほうでもこの「ファンによるアイドルの抑圧」問題はしばしば議論されているようです。


 たとえば、『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』というアイドル現象批評の本では、このような問題が取り上げられています


今日アイドルは広く普遍的な人気を獲得し、多様なスタイル可能性をもつジャンルとしても注目されている。しかし、同時に多くの難点を抱え込んでいることも見過ごせない。

暗黙の「恋愛禁止ルールとその背景にある異性愛主義、「年齢いじり」や一定の年齢での「卒業」という慣習に表れるエイジズム、あからさまに可視化されるルッキズムSNSを通じて四六時中切り売りされるパーソナリティ……。アイドルというジャンルは、現実アイドルとして生きる人に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。スキャンダルトラブルが発生して、旧態依然ともいえるアイドル界の「常識」のあり方が浮き彫りになるたび、ファンの間では答えが出ない議論が繰り返されている。


その一方で、自らの表現模索しながら主体的ステージに立ち、とき演者同士で連帯して目標を達成しようとするアイドルたちの実践は、人々をエンパワーメントするものでもある。そして、ファンのなかでも、アイドル本人に身勝手欲望規範押し付けることと裏表でもある「推す」(≒消費する)ことに対して、後ろめたさを抱く人が増えている。


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 アニメ場合美少女キャラクターたちは実在しないのでアイドル業界ほど問題は先鋭化しないようにも思えますが、そのキャラクターを支持しているはずのファンキャラクターに「身勝手欲望規範押し付け」て「消費」している構造は同じです。


 そして、その「大人たちが子供たちをだまして食い物にしている」欺瞞構造現在日本社会全体を象徴するものでもある。『リコリコ』や『天気の子』は(そして『Gunslinger girl』も)この問題テーマとして作品内にメタ的に胚胎しているといえます


 もっとも、この児童搾取問題は、文学的に見れば遥か昔の作品にも見て取れるものであり、きわめて普遍性の高いテーマであるということもできます


 この問題に関して文芸作品を振り返るとき、だれもが即座に思い浮かべるのがドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟であることは論を待たないでしょう。


 この小説のなかで、イワンカラマーゾフは、弟のアリョーシャに向かって、神話的な過去原罪を犯した人間たちは「神の国」へ迎え入れられるために苦しみを耐えなければならないというキリスト教論理を踏まえ、そんなことは子供たちには何の関係もないじゃないかと語ります


 そして、たったひとりの子供の苦しみを理由にでも、自分は「最高の調和」を拒絶するというのです。


 俺は一般的人類の苦悩について話すつもりだったんだが、むしろ子供たちの苦悩にだけ話をしぼるほうがいいだろう。俺の論証の規模は十分の一に縮められてしまうけど、それでも子供だけに話をしぼったほうがよさそうだ。もちろん、俺にとってはそれだけ有利じゃなくなるがね。しかし、しかし、第一相手子供なら、身近な場合でさえ愛することができるし、汚ならしい子でも、顔の醜い子でも愛することができる(もっとも俺には、子供というのは決して顔が醜いなんてことはないように思えるがね)。第二に、俺がまだ大人について語ろうとしないのでは、大人はいやらしくて愛に値しないという以外に、大人には神罰もあるからなんだ。彼らは知恵の実を食べてしまったために、善悪を知り、≪神のごとく≫になった。今でも食べつづけているよ。ところが子供たちは何も食べなかったから、今のところまだ何の罪もないのだ。


(中略)


 まだ時間のあるうちに、俺は急いで自己防衛しておいて、そんな最高の調和なんぞ全面的拒否するんだ。そんな調和は、小さなあの痛めつけられた子供一人の涙にさえ値しないよ!


 つまりイワンはここで子供犠牲にして成り立つユートピア欺瞞告発している。これは、『天気の子

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