JPH0256478A - 2,3,4,5―テトラヒドロ―1―ベンズオキセピン―3,5―ジオン誘導体及びその製法 - Google Patents

2,3,4,5―テトラヒドロ―1―ベンズオキセピン―3,5―ジオン誘導体及びその製法

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JPH0256478A
JPH0256478A JP1062356A JP6235689A JPH0256478A JP H0256478 A JPH0256478 A JP H0256478A JP 1062356 A JP1062356 A JP 1062356A JP 6235689 A JP6235689 A JP 6235689A JP H0256478 A JPH0256478 A JP H0256478A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、2,3,4.5−テトラヒドロ−1−ベンズ
オキセピン−3,5−ジオン誘導体の製法及びこの方法
により製造される新規2゜3.4.5−テトラヒドロ−
1−ベンズオキセピン−3,5−ジオン誘導体に関する
従来の技術 未置換の2.3.4.5−テトラヒドロ−1−ベンズオ
キセピン−3,5−ジオンはクロモンの転位反応に関す
る論文から公知であり、この場合該化合物は2,3−ジ
ヒドロ−5−ヒドロキシ−3−オキソ−1−ベンズオキ
セピン−4−カルボキシアルデヒドの加水分解生成物と
して得られた[シンセシス(5ynthesis)  
(1977) 61〜63頁参照]、更に7−ブロム−
8−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベン
ズオキセピン−3,5−ジオンは、2−アセ゛チルー4
−ブロムー5−メチルフェノキシ酢酸エチルエステルを
ベンゾフラン化合物に開環する際副生成物として傷かな
量で見い出された[チマン(Tyman)その他の論文
「テトラヘドロン・レターズJ  (Tetrahed
ron Lett、ers) No。
41 (1966年)、第4993〜4996頁参照〕
ところで予想外にも2,3,4.5−テトラヒドロ−1
−ベンズオキシセビン−3,5−ジオン誘導体は、本発
明による新規方法によって良好な収率で製造することが
でき、また胃の運動機能に対して良好な作用を有する相
応する3−アミノ−1−ベンズオキセピン−5(2H)
−オン誘導体を製造するための有用な中間生成物である
。この新規2−アミノ−1−ベンズオキセピン−5(2
H)−オン誘導体、その薬理学的特性及び、本発明によ
る3−オキソ−1−ベンズオキセピン−5(2H)−オ
ンからのその製法は、特開昭56−3675号公報(特
願昭55−105159号明細書)に詳述されている。
発明が解決しようとする課題 本発明は、有用な薬理作用及び治療作用を有する新規化
合物を製造するための中間生成物及びこの中間生成物を
製造するための方法を得ることを根本課題とする。
課題を解決するための手段 従って本発明のこの課題は、式(Ila):[式中R′
3及びR′4は互いに無関係にそれぞれハロゲン原子、
アルキル基又はアルコキシ基を表すか、又は基R′、及
びR−のうち一方はハロゲン原子、アルキル基、アルコ
キシ基各はニトロ基を表し、他方は水素原子であってよ
く、その際アルキル基はそれぞれ1〜4個の炭素原子を
有していてよく、但しR/、が臭素である場合、R′4
はメチル基ではない]の新規2,3.4.5−テトラヒ
ドロ−1−ベンズオキセピン−3,5−ジオン誘導体に
よって解決される。これらの化合物は薬剤を製造するた
めの有用な新規中9間生成物である。
フェニル環における置換基R′3及びR′4について、
ハロゲン原子としては弗素原子、塩素原子、臭素原子又
は沃素原子、特に弗素原子、塩素原子又は臭素原子が該
当する。アルキル基、又はアルコキシ基における炭素原
子数1〜4個のアルキル基は、直鎖又は分子鎖であって
よく、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基又はt−ブチル基で
ある。その際特にフェニル基が多重置換されている場合
にはメチル基又はメトキシ基のような炭素原子を含む基
が有利である。
更に本発明の対象は式(IIa): [式中RZ及びビ4は前記のものを表す]の2.34,
5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−3,5−ジ
オン誘導体の製法に関し、この方法は式(■)ニ ー最式(■): [式中R′3及びR′4は前記のものを表し、R’5は
直鎖又は分子鎖の低分子アルキル基、特にメチル基を表
す]の化合物を、水素化リチウム、水素化ナトリウム、
リチウム−t−ブチレート又ぽカリウム−t−ブチレー
ト系の強塩基と不活性溶剤の存在で一り0℃〜溶剤の沸
点の温度で反応させることによって特徴づけられる。溶
剤としては、例えばジメチルホルムアミド又はテトラヒ
ドロフランが適当である。
後処理するため、反応混合物を氷水と混合し、式(lI
a)の沈殿する化合物を分離することができる。しかし
アルカリ塩、特にリチウム塩を無極性溶剤、例えばトル
エン又は石油エーテルで沈殿させ、式(Ila)の化合
物から副生成物を分離することもできる。塩から無機酸
又は有機酸、例えば塩酸、FjR酸又は酢酸の水溶液を
用いて遊離化合物を遊離させることもできる。
前記の塩基、特に水素化ナトリウム及びリチウム−t−
ブチレートを使用すると、式(I[[)の化合物の閉環
により式(IIa)の化合物が良好な収率で得られるこ
とは意外である。2”アセチルフェノキシアセテートを
、ナトリウムエチレートで開環試験した場合には、主反
応生成物としてベンゾフラン誘導体が得られ、ベンズオ
キセピン−ジオンはまったく生じないか又は副生成物と
して掻く僅かな量でしか得られないことは公知である[
 J、Orl、Che+s、第42巻(1977)、第
4265頁並びに「テトラヘドロン・レターズJ  (
Tetrahedron Letters ) 、19
66年、No、41 、第4995頁第1節参照]。
式(ffa)の2.3,4.5−テトラヒドロ−1−ベ
ンズオキセピン−3,5−ジオン誘導体の製造に必要な
2′−アセチルフェノキシアセテートは、周知のように
2−ヒドロキシアセトフェノンから良好な収率で得られ
、その結果特開昭56−53675号公報(特願昭55
−105159号明細書)に記載されている薬理学的に
有用な3−アミノ−1−ベンズオキセピン−5(2)1
)−オン誘導体を製造する簡単な方法がもたらされた。
弐Nl a>の2.3.4.5−テトラヒドロ−1−ベ
ンズオキセピン−3,5−ジオン化合物は直接アミン、
例えば低級モノ−又はジアルキルアミン又は低級N−(
ジアルキル)アルキレンジアミンと反応させて、相応す
る3−アミノ−1−ベンズオキセピン−5(2H)−オ
ン化合物を得ることもできる。この反応は、自体公知の
方法で不活性溶剤中で行うことができ、触媒量の酸の添
加によって好適にすることができる。更に式(Ila)
の化合物はまず塩化オキサリルのような酸塩化物で処理
することによって相応する3−ハロゲン−1−ベンズオ
キセピン−5(2H)−オン化合物に変え、引続きこの
化合物を自体公知の方法で更にアミンと反応させること
もできる。
実施例 次に本発明を実施例に基づき詳述する。
例  1 ジメチルホルムアミド300m中の(2′−アセチル−
4′−クロル)−フェノキシ酢酸−メチルエステル24
2g(1モル)の−20℃に冷却した溶液に、水素化ナ
トリウム(油中80%)3.0.1g(1モル)を、温
度が一10℃を越えないように、冷却しながら少量ずつ
加える、続いて、−15℃で更に45分攪拌し、次に溶
液を氷水中に注意深く注ぎ、トルエンで1回抽出する。
水相を酸性にした後、沈殿した生成物を吸引濾過し、シ
クロヘキサン/トルエンから再結晶する。融点131〜
134℃の2.34.5−テトラヒドロ−7−クロル−
1−ベンズオキセン−3,5−ジオン126g (理論
量の60%)が得られる。
例  2 乾燥テトラヒドロフラン150−中の27−アセチル−
4′−ブルムーフェノキシ酢酸メチルエステル28.7
g (0,1モル)の溶液に、乾燥テトラヒドロフラン
50社中のリチウム−t−ブチレート8.8g(0,1
1モル)を、温度が25〜35℃に保持されるように冷
却しながら滴加する。続いて、懸濁液を石油エーテル4
0〇−中に注ぎ、沈殿した2、3,4.5−テトラヒド
ロ−7−ブロム−1−ベンズオキセピン−3,5−ジオ
ンのリチウム塩を吸引濾過する。この塩を水15〇−及
び塩酸(32%)11dの混合物中に装入する。沈殿し
た生成物を吸引濾過し、ジクロルメタンに溶かし、溶液
を飽和食塩溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
蒸発し、残渣をシクロヘキサンから結晶する。融点11
0〜112℃の2.3.4゜5−テトラヒドロ−7−ブ
ロム−1−ベンズオキセピン−3,5−ジオン11.7
g(理論量の46%)が得られる。
例1及び2に記載した方法で水素化ナトリウム又はリチ
ウム−t−ブチレートを使用して、(2′−アセチル−
4′−メチル)−フェノキシ酢酸−メチルエステル、 (2′−アセチル−5′−メチル)−フェノキシ酢酸−
メチルエステル、 (2′−アセチル−5′−クロル)−フェノキシ酢酸−
メチルエステル、 (2′−アセチル−4′−フルオル)−フェノキシ酢酸
−メチルエステル、 (2′−アセチル−4′−メトキシ)−フェノキシ酢酸
−メチルエステル、 (2′−アセチル−5′−メトキシ)−フェノキシ酢酸
−メチルエステル、 (2′−アセチル−4′、5′−ジクロル)−フェノキ
シ酢酸−メチルエステル、 (2′−アセチル−4′−クロル−5−メチル)=7エ
ノキシ酢酸メチルエステル、 (2′−アセチル−4’、5’−ジメチル)−フェノキ
シ酢酸メチルエステル、 (2−アセチル−5′−t−ブチル)−フェノキシ酢酸
メチルエステル、 (2′−アセチル−4′−エチル)−フェノキシ酢酸メ
チルエステル、 (2′−アセチル−4′−二トロ)−フェノキシ酢酸メ
チルエステル、 等から同様の収率で下記の化合物が得られる:化合物 
        融点(”C)2.3,4.5−テトラ
ヒドロ−7 −メチル−1−ベンズオキセピン− 3,5−ジオン       124〜1272.3.
4.5−テトラヒドロ−8 −メチル−1−ベンズオキセピン− 3,5−ジオン        、97〜982.3.
4.5−テトラヒドロ−8 −クロル−1−ベンズオキセピン− 3,5−ジオン       152〜1542.3.
4.5−テトラヒドロ−7 −フルオル−1−ベンズオキセピン −3,5−ジオン      138〜1402.3,
4.5−テトラヒドロ−7 −メトキシ−1−ベンズオキセピン −3,5−ジオン      101〜1022.3,
4.5−テトラヒドロ−8 −メトキシ−1−ベンズオキセピン −3,5−ジオン      125〜1272.3,
4.5−テトラヒドロ−7 8−ジクロル−1−ベンズオキセ ピン−3,5−ジオン    168〜1702.3.
4.5−テトラヒドロ−7 −クロル−8−メチル−1−ベンズ オキセピン−3,5−ジオン 172〜1742.3,
4.5−テトラヒドロ−7 8−ジメチル−1−ベンズオキセ ピン−3,5−ジオン    117〜1182.3,
4.5−テトラヒドロ−8 −t−ブチル−1−ベンズオキセピ ン−3,5−ジオン        油状物IR(CI
I2C12) : 1676.1738CIl−’2.
3.4.5−テトラヒド口−7 −エチル−1−ベンズオキセピン− 3,5−ジオン         74〜752.3,
4.5−テトラヒドロ−7 二トロー1−ベンズオキセピン− 3,5−ジオン       138〜139例 3(
参考例) 2.3,4.5−テトラヒドロ−7−メチル−1−ベン
ズオキセピン−3,5−ジオンを使用しての3−アミノ
−1−ペンズオキセオビン5 (2H)−オン化合物の
製造 ジメチルホルムアミド225d中の2,3゜4.5−テ
トラヒドロ−7−メチル−1−ベンズオキセピン−3,
5−ジオン 57.1g(0,3モル)及びP−トルエ
ンスルホン酸スパーチル先端量の溶液に攪拌しながら1
00℃の温度でメチルアミンを装入する0反応混合物を
更に30分間反応が終了するヰで攪拌する。引続き溶液
を濃縮し、残渣に水を加え、濾過する、こうして得られ
た粗製の表題化合物を酢酸エチルエステルから再結晶さ
せる。M点178〜180℃の3−メチルアミノ−7−
メチル−1−ベンズオキセピン−5(2H)−オン 5
43gが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(IIa): ▲数式、化学式、表等があります▼(IIa) [式中R′_3及びR′_4は互いに無関係にそれぞれ
    ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を表すか、
    又は基R′_3及びR′_4のうち一方はハロゲン原子
    、アルキル基、アルコキシ基又はニトロ基を表し、他方
    は水素原子であってよく、その際アルキル基はそれぞれ
    1〜4個の炭素原子を有していてもよく、但しR′_3
    が臭素である場合、R′_4はメチル基ではない]の2
    ,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−
    3,5−ジオン誘導体。 2、一般式(IIa): ▲数式、化学式、表等があります▼(IIa) [式中R′_3及びR′_4は互いに無関係にそれぞれ
    ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基を表すか、
    又は基R′_3及びR′_4のうち一方はハロゲン原子
    、アルキル基、アルコキシ基又はニトロ基を表し、他方
    は水素原子であってよく、その際アルキル基はそれぞれ
    1〜4個の炭素原子を有していてもよく、但しR′_3
    が臭素である場合、R′_4はメチル基ではない]の2
    ,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−
    3,5−ジオン誘導体を製造する方法において、一般式
    (III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中R′_3及びR′_4は前記のものを表し、R_
    5は直鎖又は分子鎖の低分子アルキル基を表す]の化合
    物を、水素化リチウム、水素化ナトリウム、リチウム−
    t−ブチレート系の強塩基と不活性溶剤の存在で−70
    ℃〜溶剤の沸点の温度で反応させることを特徴とする2
    ,3,4,5−アテトラヒドロ−ベンズオキセピン−3
    ,5−ジオン誘導体の製法。
JP1062356A 1979-08-02 1989-03-16 2,3,4,5―テトラヒドロ―1―ベンズオキセピン―3,5―ジオン誘導体及びその製法 Granted JPH0256478A (ja)

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