いま抱いている悩みも、いつか役に立つかもしれない──MyDearDarlin’が伝えたいアイドル活動の心得
ネクストブレイク有力候補としての大注目のアイドルグループ、MyDearDarlin’。2021年の8月には争奪戦を勝ち取り、横浜アリーナで開催されたアイドルフェス〈@JAM EXPO 2020-2021〉に出演するなど、勢いがどんどん増している彼女たち。今回、同じ事務所に所属する新世代アイドルグループが発足するということで、是枝優美、水城梓、篠崎麗の3名にインタヴューを実施。これまでのマイディアの歩みを振り返りながら、オーディションを受けようと思っている人に向けてメッセージを送ってもらいました。
2021年冬発売予定のファースト・アルバムからの先行配信曲
INTERVIEW : MyDearDarlin'(水城梓、是枝優美、篠崎麗)
アイドルグループ、MyDearDarlin’。昨年、デビューして半年のタイミングでインタヴューしたのだが、その時より、遥かにアイドルとして纏っているオーラが違う。これは、幾度となくステージに上がり続け、さらには横浜アリーナというステージを経験してきたからなのだろうか。今回は、新メンバーへの想いや同じ志を持って活動しているグループについて話を聞きながら、彼女たちがどのようにアイドル道をサバイヴしてきたのかについて探った。
インタヴュー・文 : 西田健
写真 : 飛鳥井里奈
なんでも「はにゃ?」みたいな(笑)
──MyDearDarlin'さんは今年2021年の2月に新メンバーが加入しましたよね。これまで一緒に活動してみてどうですか?
是枝優美(以下、是枝) : もともとのオリジナルメンバーがあんまりこう「自分がやります!」みたいなタイプではなかったんです。でも新メンバーで入ってくれた3人が、自分から「やりたい!やりたい!」っていうタイプだったので、そこに驚きました。
水城梓(以下、水城) : なんかトークとかもう任せちゃう(笑)。
篠崎麗(以下、篠崎) : もう「お願いします!」みたいな(笑)。
昨年の新メンバー募集の際のインタヴュー記事
前編
後編
──では、新メンバーの印象を訊いていこうと思うんですけど、葉山かえでさんは3人からみてどういう方ですか?
水城 : 真面目ですね。努力家だよね?
篠崎 : うん。声もアニメっぽい声だったり、ダンスもSNSの使い方から、「新しいキャラの子が入ってきたなぁ」っていう感じ。
是枝 : 最初の印象は、Instagramでモデルみたいなことやっていて、「すごく綺麗な子が入るんだ!」って思っていました。
水城 : でも芯はしっかりあるよね。自分がこうなりたいっていうのが明確にあるから、ブレないね。いい子です。
──美咲優羽さんはどうですか?
篠崎 : バラエティでめちゃくちゃ大活躍をする感じですね。
水城 : トーク番組の企画で、JamsCollectionさんと九番勝負をやったときに、ビリビリペンとか、アイス早食いとか自分がどれで勝負を挑むかっていうのを選べるんですけど、自ら「虫を食べる!」って言ってて。虫を食べたんですよ! そして、食べたあと号泣してて (笑)。
是枝 : あれはすごかったね(笑)。
篠崎 : 結構トークでも、アイドルのギリギリをついてくるっていうか。
水城 : でも怒られないギリギリのところでやめるんだよね、ちゃんと。
是枝 : そこが上手いんだよね。グループとしてもおもしろい子が入ってきましたね(笑)。
──夢実あすかさんは、どういう方ですか?
水城 : 破天荒だね(笑)。猪突猛進で物事をはじめて、絶対「やめときなよ」って言われることも「いや、できる!」ってはじめて、最後はミラクルで解決しちゃう(笑)。
篠崎 : あんまりネガティヴなこと言わないですね。何事に対しても前向きで、楽屋とかでもいっつも明るいですね。あすかがいないとめちゃくちゃ静かになるぐらい。喋ってたらよくわからないようなことばっかり言うんですけど、ステージではダンスがめちゃくちゃ踊れたり、歌えたりするので、ギャップがすごいあります。
水城 : 喋らせるとね、「はにゃ?」しか言わない。なんでも「はにゃ?」みたいな(笑)。
──そして、新メンバー加入の4ヶ月後、6月2日にはTSUTAYA O-EASTでワンマンライヴが行われました。実際やってみてどうでした?
篠崎 : めっちゃ楽しかったですね。会場の装飾もかわいくしてもらったり、新衣装も準備していただいたり。ひとつのライヴにたくさんの人が関わってやるのがはじめてだったので、めちゃめちゃありがたいことだなって思っていました。
是枝 : 普通のライヴではやらない振りやダンスブリッジだったり、SEやフォーメーションがいつもと違うとか、そういう新しいことをやることのワクワクもあったんですけど、気持ち的には「大丈夫かなぁ」っていう不安も大きかったですね。
水城 : 私は結構ワクワクだったんですけど、前日に肋軟骨骨折が判明して。そっからもう不安で仕方なかったですよ。
──えええ!? 大丈夫だったんですか?
水城 : テーピングをめっちゃ巻いて、なんとかやりました。肋軟骨って肋骨のちょっと裏のところなんですけど、ずっと痛くて、病院に行ったら「ああ、折れてるね。全治1ヶ月ぐらい」って言われてて。でもダンスブリッジとかそれこそ、踊んなきゃいけないし(笑)。
──大変でしたね。対バンライヴと感覚は全然違いましたか?
水城 : 違いますね。対バンのときは「新しい人にマイディアのことを知ってもらおう!」っていう気持ちを出していかなきゃいけないんですけど、ワンマンだと自分たちのことを好きな人しかいないので。逆に新たな一面とかを見せていく場だったから、いろんなことに挑戦させていただきました。
篠崎 : “ホーム感“がめっちゃあった。普段のライヴにそういう感情がないというわけではないですけど、普段のライヴ以上に想いが強くなりました。セカンド・ワンマンのときは対バンライヴで観に来た人も、ぜひ来て欲しいですね。いま知ってる人も、これから出会うであろう人たちも来て欲しいなと思います
水城 : 全人類にね、来て欲しい(笑)。