JP2003237002A - 積層体及び容器 - Google Patents
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Abstract
とともに、121℃滅菌可能な高い耐熱性を有し、且つ
シール部の衝撃強度が従来よりも格段に向上したポリエ
チレン系樹脂積層体及びこれからなる医療用容器又は食
品容器等を提供する。 【解決手段】内層と外層に高密度ポリエチレンを含む樹
脂材料を用い、中間層に密度0.920g/cm3未
満、MFR0.1〜50g/10分、25℃におけるo
−ジクロロベンゼン可溶分の量X(質量%)と密度d
(g/cm3)及びMFR(g/10分)がX<9.8
×103×(0.9300−d+0.008logMF
R)2+2.0であり、且つ組成分布のパラメーターC
bが1.08〜2.00であるポリエチレン系樹脂Iを
主体とする樹脂材料を用いた積層体及び該積層体の内層
をヒートシール層とした容器。
Description
性、透明性及び柔軟性に優れ、高いシール部衝撃強度を
有する、血液、薬液等を充填しうる医療用容器又はレト
ルト食品用容器等に使用される好適な積層体及び容器に
関する。医療用容器としては、血液バッグ、血小板保存
バッグ、輸液(薬液)バッグ、医療用複室容器(2種類
以上の医薬液を接着部により隔離された別々の収容室で
保存し、使用時には接着部を剥離することによって該複
数の医薬液を密封状態で混合する)、人工透析用バッグ
等が挙げられる。
ては、異物の混入有無の確認や薬剤配合による変化等を
確認しやすくするための透明性、滅菌処理等に耐えられ
るような耐熱性、内溶液の排出等を容易にするための柔
軟性等が要求される。
またはレトルト用食品容器には、軟質塩化ビニルのほ
か、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等のポリエチレン系、ポリプロピレン系材料等が用
いられてきた。しかし、エチレン・酢酸ビニル共重合体
は耐熱性が劣り、塩化ビニル樹脂は可塑剤が薬液へ溶出
するなどの問題がある。ポリプロピレンは柔軟性に乏し
く、高圧法低密度ポリエチレンは強度が劣るなどの欠点
がある。また、線状低密度ポリエチレンは、透明性や柔
軟性を満たすために密度を低くする必要があるが、密度
を低くすると耐熱性が不足する傾向にあり、また樹脂の
低分子量成分等がブリードアウトしたりするなどの問題
があった。
サイト系触媒で製造された直鎖状ポリエチレン材料が開
発され、医療用容器又はレトルト用食品容器に応用しよ
うという動きがある。また、それらを組み合わせて2
層、3層等に積層して用いる方法も提案されている(特
開平8−309939号公報、特開平7−125738
号公報、特開平8−244791号公報等)。
体においても、透明性がなお不十分であり、またヒート
シール部の衝撃強度が充分とはいえず、落袋時等にヒー
トシール部が破損する場合があることから改良が望まれ
ていた。さらに、水冷インフレーション法あるいはTダ
イ法等により成形すると、得られるフィルム、シートは
特に表面が平滑になり、フィルム、シート同士がブロッ
キングし、これを剥がすときに表面に白化傷等が発生
し、外観が著しく低下する場合があった。現在、121
℃滅菌可能な容器の需要も増加しており、耐熱性もこれ
まで以上に必要とされている。
ブロッキング性、柔軟性等に優れるとともに、121℃
滅菌可能な高い耐熱性を有し、且つシール部の衝撃強度
が従来よりも格段に向上したポリエチレン系樹脂積層体
及びこれからなる医療用容器又は食品容器等を提供する
ことを課題とする。
行った結果、特定の樹脂材料により構成した内層と中間
層と外層を組み合わせた積層体とすることによって、上
記課題が解決できることを見出し、本発明を完成した。
を少なくとも有する積層体であって、前記内層が高密度
ポリエチレンを含む樹脂材料(A)からなり、かつ前記
中間層がエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンと
を共重合させて得られるエチレン・α−オレフィン共重
合体で、以下の物性(a)〜(d)を備えたポリエチレ
ン系樹脂Iを主体とする樹脂材料(B)からなり、かつ
前記外層が高密度ポリエチレンを含む樹脂材料(C)、
からなることを特徴とする積層体及び該積層体から構成
される医療用容器を提供するものである。 (a)密度が0.920g/cm3未満であること (b)MFRが0.1〜50g/10分であること (c)25℃におけるo−ジクロロベンゼン可溶分の量
X(質量%)と密度d(g/cm3)及びMFR(g/
10分)が次の関係を満たすこと X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 (d)組成分布のパラメーターCbが1.08〜2.0
0であること
層を構成する樹脂材料(A)が高密度ポリエチレンのみ
からなるものである。
層を構成する樹脂材料(A)が、高密度ポリエチレン
と、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを共
重合させて得られるエチレン・α−オレフィン共重合体
で、以下の物性(e)〜(h)を備えたポリエチレン系
樹脂IIとを配合してなる樹脂組成物であることを特徴
とする。 (e)密度が0.920g/cm3以上0.960g/
cm3未満であること (f)MFRが0.1〜50g/10分であること (g)25℃におけるo−ジクロロベンゼン可溶分の量
X(質量%)と密度d(g/cm3)及びMFR(g/
10分)が次の関係を満たすこと イ)d−0.008logMFR≧0.93の場合 X<2.0 ロ)d−0.008logMFR<0.93の場合 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 (h)組成分布のパラメーターCbが2.00未満であ
ること
層を構成する樹脂材料(A)が、高密度ポリエチレン
と、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを共
重合させて得られるエチレン・α−オレフィン共重合体
の場合、α−オレフィンが、プロピレン、ブテン−1,
4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1、デセン−1、ドデセン−1からなる群より選ばれる
1種又は2種以上のものであることを特徴とする。
リエチレン系樹脂IIを構成するエチレン・α−オレフ
ィン共重合体において、該α−オレフィンの該共重合体
中の含有量が、30モル%以下であることを特徴とす
る。
層を構成する樹脂材料(A)が、前記高密度ポリエチレ
ン40〜99質量%と、前記ポリエチレン系樹脂II6
0〜1質量%とを配合してなる樹脂組成物であることを
特徴とする。
脂材料(A)の高密度ポリエチレンが、MFRが0.1
〜20g/10分、密度が0.940〜0.970g/
cm 3を有するものである。
間層を構成する樹脂材料(B)が前記ポリエチレン系樹
脂Iのみからなることを特徴とする。
間層がエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを
共重合させて得られるエチレン・α−オレフィン共重合
体の場合、α−オレフィンが、プロピレン、ブテン−
1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン
−1、デセン−1、ドデセン−1からなる群より選ばれ
る1種又は2種以上のものであることを特徴とする。
ポリエチレン系樹脂Iが、前記物性(a)〜(d)を満
たし、かつ以下の物性(i)と(j)を備えていること
を特徴とする。 (i)Mw/Mnが1.5〜3.5であること (j)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが複数個存在すること
間層を構成する樹脂材料(B)が前記ポリエチレン系樹
脂Iと前記ポリエチレン系樹脂IIとを配合してなる樹
脂組成物であることを特徴とする。
を構成する樹脂材料(B)が、前記ポリエチレン系樹脂
I50〜99質量%と、前記ポリエチレン系樹脂II5
0〜1質量%とを配合してなる樹脂組成物であることを
特徴とする。
間層を構成する樹脂材料(B)が、前記ポリエチレン系
樹脂Iと、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンランダム共
重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体からな
る群より選ばれるものを少なくとも1つ配合してなる樹
脂組成物であることを特徴とする。
間層を構成する樹脂材料(B)が、前記ポリエチレン系
樹脂I及び密度0.935g/cm3以上の樹脂との樹
脂組成物であることを特徴とする。
層を構成する樹脂材料(C)が高密度ポリエチレンのみ
からなることを特徴とする。
層を構成する樹脂材料(C)が、高密度ポリエチレンと
前記のポリエチレン系樹脂IIとを配合してなる樹脂組
成物であることを特徴とする。
層を構成する樹脂材料(C)が、前記高密度ポリエチレ
ン95〜5質量%と、前記ポリエチレン系樹脂II5〜
95質量%とを配合してなる樹脂組成物であることを特
徴とする。
が、示差走査熱量計(DSC)で測定した融点ピーク温
度が130℃以上である耐熱性樹脂材料で構成される樹
脂材料(D)からなることを特徴とする。
脂材料(D)を構成する耐熱性樹脂材料が、中密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合
体、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVO
H)、6−ナイロンや6,6−ナイロン等のポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリエステル、からなる群より選ばれるも
のを少なくとも1つ配合してなる樹脂組成物であること
を特徴とする。
厚みが0.01〜1mmであることを特徴とする。
厚み比が、内層/中間層/外層=30〜1/40〜98
/30〜1(全体の合計を100とする)、であること
を特徴とする。
共押出多層インフレーション成形法または共押出多層T
ダイ成形法により得られることを特徴とする。
層体からなるものである。また、本発明の好ましい容器
は、前記積層体の内層の少なくとも一部がヒートシール
層としてヒートシールされてなることを特徴とする。
体の内層同士をヒートシール層として四方をヒートシー
ルし、袋状に加工されてなることを特徴とする。
中間層及び外層を少なくとも有する。 I.内層 本発明の積層体における内層は、高密度ポリエチレンを
含む樹脂材料(A)からなる。樹脂材料(A)は、高密
度ポリエチレンのみからなるものであってもよいが、高
密度ポリエチレンと所定の物性を備えたポリエチレン系
樹脂IIとを配合してなる樹脂組成物であってもよい。
の方法、例えばスラリ−法、溶液法または気相法により
製造されるエチレン単独重合体、またはエチレンと炭素
数3〜12のα-オレフィンとの共重合体及びそれらの
混合物であり、具体的なα-オレフィンとしてはプロピ
レン、ブテン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン
−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1等を挙
げることができる。
1〜20g/10分程度であり、好ましくは 0.1〜
10g/10分である。MFRがこの範囲内であれば組
成物の溶融張力が適切な範囲となりフィルム成形がしや
すい。密度は一般に0.940〜0.970g/cm3
程度であり、好ましくは0.945〜0.970g/c
m3である。密度がこの範囲内であれば耐熱性を保持す
ることができるという利点がある。
物性(e)〜(h)を備えたものである。 (e)密度 前記ポリエチレン系樹脂IIの密度は0.920g/c
m3以上0.960g/cm3未満である。密度がこの範
囲未満ではブロッキングするので好ましくない。一方、
密度がこの範囲を超えると柔軟性が低下するので好まし
くない。より好ましい密度範囲は0.920〜0.95
0g/cm3、特に好ましい密度範囲は0.920〜
0.945g/cm3である。
/10分である。MFRがこの範囲未満では成形性が低
下するので好ましくない。一方、MFRがこの範囲を超
えると強度が低下するので好ましくない。より好ましい
MFRの範囲は0.1〜20g/10分である。
ン可溶分 前記ポリエチレン系樹脂IIは、その25℃におけるo
−ジクロロベンゼン(以下「ODCB」と略す)可溶分
の量X(質量%)と密度d(g/cm3)及びMFR
(g/10分)が所定の関係を満たすものである。
は、次の方法により測定する。試料0.5gを20mL
のODCBにて135℃で2時間加熱して試料を完全に
溶解した後、25℃まで冷却する。この溶液を25℃で
一晩放置後、テフロン(登録商標)製フィルターでろ過
し、ろ液を採取する。このろ液について赤外分光計を用
いてメチレンの非対称伸縮振動である波数2925cm
-1付近の吸収ピーク面積を求め、あらかじめ作成した検
量線により試料濃度を算出する。この値より、25℃に
おけるODCB可溶分を求めることができる。
けるODCB可溶分の量X(質量%)と密度d(g/c
m3)及びMFR(g/10分)の関係は次のとおりで
ある。 イ)d−0.008logMFR≧0.93の場合は、
Xは2質量%未満であり、好ましくは1質量%未満であ
る。 ロ)d−0.008logMFR<0.93の場合は、
X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0、好ましくはX<7.4×1
03×(0.9300−d+0.008logMFR)2
+1.0、さらに好ましくは、X<5.6×103×
(0.9300−d+0.008logMFR)2+
0.5の関係を満たすことである。ここで、上記不等式
の右辺の密度d及びMFRはそれぞれ単位を除いた数値
を意味する。従って、25℃におけるODCB可溶分の
量X(質量%)は、上記不等式の右辺の式にポリエチレ
ン系樹脂IIの密度d及びMFRの数値のみを代入して
得られる値よりも小さい関係を満たすことが必要であ
る。
てポリエチレン系樹脂に含まれる高分岐度成分及び低分
子量成分である。この含有量は、衛生性の問題や成形品
内面のブロッキングを引き起こす原因となるため、少な
いことが望ましい。ODCB可溶分の量はコモノマーの
含有量及び分子量に影響される。従って、これらの指標
である密度及びMFRとODCB可溶分の量が上記の関
係を満たすことは、樹脂全体に含まれる共重合成分(α
−オレフィン)の偏在が少ないことを意味する。本発明
において、前記ポリエチレン系樹脂IIがODCB可溶
分に関する上記関係を満たすと、耐熱性、衛生性及び耐
ブロッキング性が良好となるので好ましい。
ーターCbが2.00未満である。組成分布のパラメー
ターCbの測定方法は以下のとおりである。すなわち、
酸化防止剤を加えたo−ジクロロベンゼン(ODCB)
に、試料濃度が0.2質量%となるように135℃で試
料を加熱溶解する。この溶液を、珪藻土(セライト54
5)を充填したカラムに移送し、0.1℃/分の速度で
25℃まで冷却し、試料をセライト表面に沈着させる。
次に、このカラムにODCBを一定流量で流しながら、
カラム温度を5℃きざみに130℃まで段階的に昇温
し、試料を溶出させて分別する。溶出液にメタノールを
混合し、試料を再沈後、ろ過、乾燥し、各溶出温度にお
けるフラクション試料を得る。各温度における溶出試料
の質量分率及びその分岐度(炭素数1000個あたりの
分岐数)を同位炭素核磁気共鳴装置(13C−NMR)に
より測定する。
は次のような分岐度の補正を行う。すなわち、溶出温度
に対して測定した分岐度をプロットし、相関関係を最小
自乗法で直線に近似し検量線を作成する。この近似の相
関係数は十分大きい。この検量線により求めた値を各フ
ラクションの分岐度とする。なお、溶出温度95℃以上
の成分については溶出温度と分岐度に必ずしも直線関係
が成立しないので、この補正は行わず実測値を用いる。
wiを、溶出温度5℃当たりの分岐度biの変化量(bi
−bi-1)で割って相対濃度Ciを求め、分岐度に対して
相対濃度をプロットし、組成分布曲線を得る。この組成
分布曲線を一定の幅で分割し、次式より組成分布パラメ
ーターCbを算出する。
の相対濃度と分岐度である。組成分布パラメーターCb
は試料の組成が均一である場合に1.0となり、組成分
布が広がるに従って値が大きくなる。
脂IIの組成分布パラメーターCbは2.00未満であ
り、好ましくは1.04〜2.00の範囲にある。Cb
が2.00以上では、耐ブロッキング性が劣り、ヒート
シール特性も不良となる。また、低分子量成分等の樹脂
表面へのブリードアウトが生じやすくなり、衛生上の問
題が生じる。
エチレン・α−オレフィン共重合体が挙げられる。α−
オレフィンとしては、炭素数3〜20、好ましくは炭素
数3〜12のものである。具体的には、プロピレン、ブ
テン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オ
クテン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられ、
これらのうち1種又は2種以上を用いることができる。
また、これらα−オレフィンの共重合体中の含有量は通
常30モル%以下、好ましくは20モル%以下の範囲と
するのが望ましい。
上記物性を満たす限り如何なる方法で製造されたもので
あっても使用可能であるが、好ましくはシクロペンタジ
エニル骨格を有する配位子を0個、1個または2個含む
周期律表第IV族の遷移金属化合物を必須成分として含
む触媒の存在下にエチレンと炭素数3〜20のα−オレ
フィンとを共重合させることにより得られるものが用い
られる。より好ましくは、前記ポリエチレン系樹脂II
は以下に示す触媒により製造されるが、下記に限定され
るわけではない。例えば、周期律第IV族から選ばれる
遷移金属を有する、シクロペンタジエニル誘導体を0
個、1個または2個含有する有機遷移触媒とこれと反応
してイオン性の錯体を形成する化合物または/及び有機
アルミニウムオキシ化合物からなる触媒系である。該触
媒系には必要に応じて、有機アルミニウム化合物を使用
することも可能である。また、該有機遷移触媒は必要に
応じて無機化合物、微粒子等に担持して使用することも
できる。
0607、特開平8−309939、特開平10−77370などの公報に
開示されている触媒を使用して製造することができる。
但し、これらに限定されるわけではない。
ものであり、該高密度ポリエチレンのみからなるもので
あってもよく、該高密度ポリエチレンとポリエチレン系
樹脂IIとの樹脂組成物であってもよい。
における高密度ポリエチレンとポリエチレン系樹脂II
との配合割合は、高密度ポリエチレンが40〜99質量
%、好ましくは50〜99質量%、より好ましくは60
〜99質量%である。高密度ポリエチレンの配合割合が
上記範囲未満であると、シ−ル部の衝撃強度が低下する
ので好ましくない。一方、配合割合が上記範囲を超える
と強度が低下するので好ましくない。
度ポリエチレンを50質量%以上配合した該高密度ポリ
エチレンを主体とする樹脂材料により構成することによ
り、驚くべきことに、上記物性(e)〜(h)を備えた
エチレン・α−オレフィン共重合体を主体とする樹脂材
料により構成した場合に比べ、耐熱性が向上するととも
に、格段にヒートシール特性、特にシール部の衝撃強度
が向上する。
効果を著しく損なわない範囲において、通常用いられる
公知の添加剤、例えば帯電防止剤、酸化防止剤、滑剤、
アンチブロッキング剤、防曇剤、有機あるいは無機系の
顔料、紫外線吸収剤、分散剤などを適宜必要に応じて配
合することができる。
(d)を備えたポリエチレン系樹脂Iを主体とする樹脂
材料(B)からなる。
3未満である。密度がこの範囲を超えると透明性、柔軟
性が低下するので好ましくない。より好ましい密度範囲
は0.880〜0.920g/cm3、特に好ましい密
度範囲は0.890〜0.918g/cm3である。
10分である。MFRがこの範囲未満では成形性が低下
するので好ましくない。一方、MFRがこの範囲を超え
ると強度が低下するので好ましくない。より好ましいM
FRの範囲は0.1〜10g/10分である。
CB可溶分の量X(質量%)と密度d及びMFRが所定
の関係を満たすものである。ここで、25℃におけるO
DCB可溶分は、上述した測定方法により求めることが
できる。前記ポリエチレン系樹脂Iの25℃におけるO
DCB可溶分の量X(質量%)と密度d(g/cm3)
及びMFR(g/10分)の関係は、次のとおりであ
る。 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0、好ましくはX<7.4×1
03×(0.9300−d+0.008logMFR)2
+1.0、さらに好ましくは、X<5.6×103×
(0.9300−d+0.008logMFR)2+
0.5の関係を満たすことである。ここで、上記不等式
の右辺の密度d及びMFRはそれぞれ単位を除いた数値
を意味する。従って、25℃におけるODCB可溶分の
量X(質量%)は、上記不等式の右辺の式にポリエチレ
ン系樹脂Iの密度d及びMFRの数値のみを代入して得
られる値よりも小さい関係を満たすことが必要である。
本発明において、前記ポリエチレン系樹脂IがODCB
可溶分に関する上記関係を満たすと、耐熱性、衛生性及
び耐ブロッキング性が良好となるので好ましい。
ターCbが2.00未満であり、好ましくは1.08〜
2.00の範囲である。Cbが上記範囲内の場合は耐ブ
ロッキング性、ヒートシール特性に優れるという利点が
ある。一方、Cbが2.00以上では、耐ブロッキング
性が劣り、ヒートシール特性も不良となる。また、低分
子量成分等の樹脂表面へのブリードアウトが生じやすく
なり、衛生上の問題が生じる。なお、組成分布のパラメ
ーターCbの測定方法は上述したとおりである。
チレン・α−オレフィン共重合体が挙げられる。α−オ
レフィンとしては、炭素数3〜20、好ましくは炭素数
3〜12のものである。具体的には、プロピレン、ブテ
ン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オク
テン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられ、こ
れらのうち一種又は二種以上を用いることができる。ま
た、これらα−オレフィンの共重合体中の含有量は通常
30モル%以下、好ましくは20モル%以下の範囲とす
るのが望ましい。
しいものとしては、上記物性(a)〜(d)を満たし、
さらに以下に示す物性(i)及び(j)を満たすものが
挙げられる。
(Mw/Mn)が1.5〜3.5、好ましくは2.0〜
3.0である。ここで、Mw/Mnの算出方法は、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を求
め、この比Mw/Mnを求めるものである。Mw/Mn
が上記範囲未満では成形加工性が劣り、上記範囲を超え
ると耐衝撃性が劣る。
線のピーク 本発明の好ましいポリエチレン系樹脂Iは、その連続昇
温溶出分別法(TREF)による溶出温度−溶出量曲線
のピークが複数個存在するものである。さらに好ましく
は、そのうち少なくとも1つのピークが85〜100℃
の間に存在することが特に好ましい。このピークが存在
することにより、成形体の耐熱性が向上する。
りである。試料に酸化防止剤を加えたODCBに試料濃
度0.05質量%となるように135℃で加熱溶解す
る。この試料溶液5mLを、ガラスビーズを充填したカ
ラムに注入し、0.1℃/分の冷却速度で25℃まで冷
却し、試料をガラスビーズ表面に沈着させる。次に、こ
のカラムにODCBを一定流量で流しながら、カラム温
度を50℃/hrの一定速度で昇温し、試料を順次溶出
させる。この際、溶剤中に溶出する試料の濃度は、メチ
レンの非対称伸縮振動の波数2925cm-1に対する吸
収を赤外分光計で連続的に測定する。この値から、溶液
中のエチレン・α−オレフィン共重合体の濃度を定量分
析し、溶出温度と溶出速度の関係を求める。TREF分
析は極少量の試料で温度変化に対する溶出速度の変化を
連続的に分析できるため、分別法では検出できない比較
的細かいピークの検出が可能である。
記物性を満たす限り如何なる方法で製造されたものであ
っても使用可能であるが、好ましくはシクロペンタジエ
ニル骨格を有する配位子を0個、1個または2個含む周
期律表第IV族の遷移金属化合物を必須成分として含む
触媒の存在下にエチレンと炭素数3〜20のα−オレフ
ィンとを共重合させることにより得られるものが用いら
れる。
Iは以下に示す触媒により製造されるが、下記に限定さ
れるわけではない。例えば、周期律第IV族から選ばれ
る遷移金属を有する、シクロペンタジェニル誘導体を0
個、1個または2個含有する有機遷移触媒とこれと反応
してイオン性の錯体を形成する化合物または/及び有機
アルミニウムオキシ化合物からなる触媒系である。該触
媒系には必要に応じて、有機アルミニウム化合物を使用
することも可能である。また、該有機遷移触媒は必要に
応じて無機化合物、微粒子等に担持して使用することも
できる。例えば、前記公報に開示されている触媒を使用
して製造することができる。但し、これに限定されるわ
けではない。
溶液法等いずれを用いてもよく、また一段重合法であっ
ても多段重合法であってもよい。
するものであり、好ましくは該ポリエチレン系樹脂Iの
みからなるが、本発明の効果を損なわない範囲において
該ポリエチレン系樹脂I以外の他の樹脂が配合されてい
てもよい。かかる他の樹脂としては、ポリエチレン系樹
脂II、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高
圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン-プロピレンランダム共重合
体、エチレン-プロピレンブロック共重合体等が挙げら
れる。他の樹脂を配合する場合、ポリエチレン系樹脂I
の割合は、50質量%以上、好ましくは60質量%以上
とするのが望ましい。ポリエチレン系樹脂Iの割合が5
0質量%未満では強度が低下するので好ましくない。ま
た、他の樹脂のうち、密度0.935g/cm3以上、
好ましくは0.940g/cm3以上の樹脂が積層体の
耐熱性が向上するため好ましく、このような樹脂の具体
例としてはポリエチレン系樹脂II、直鎖状低密度ポリ
エチレン及び高密度ポリエチレンから選ばれる密度0.
935g/cm3以上の樹脂などが挙げられ、とりわけ
高密度ポリエチレンが好ましい。
著しく損なわない範囲において、通常用いられる公知の
添加剤、例えば帯電防止剤、酸化防止剤、滑剤、アンチ
ブロッキング剤、防曇剤、有機あるいは無機系の顔料、
紫外線吸収剤、分散剤などを適宜必要に応じて配合する
ことができる。
含む樹脂材料(C)からなる。該樹脂材料(C)は、高
密度ポリエチレンのみからなるものであってもよいが、
該高密度ポリエチレンと、上述したポリエチレン系樹脂
II及び/または高圧法低密度ポリエチレンとを配合し
てなる樹脂組成物であってもよい。かかる高密度ポリエ
チレンとポリエチレン系樹脂IIは、上述した内層を構
成する高密度ポリエチレンとポリエチレン系樹脂IIと
して使用できる樹脂の中から選択することができる。
記ポリエチレン系樹脂IIとからなる樹脂組成物を用い
る場合、その配合割合は、ポリエチレン系樹脂II5〜
95質量%、好ましくは15〜85質量%、より好まし
くは30〜70質量%である。ポリエチレン系樹脂II
の配合割合が上記範囲未満であると強度が低下するので
好ましくない。一方、配合割合が上記範囲を超えるとブ
ロッキングするので好ましくない。外層として、前記高
密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンとからな
る樹脂組成物を用いる場合、その配合割合は、高圧法低
密度ポリエチレン5〜95質量%、好ましくは15〜8
5質量%、より好ましくは30〜75質量%である。高
圧法低密度ポリエチレンの配合割合が上記範囲内である
と、成形性が改善され、しわ等の外観不良が起こりにく
くなり外観に優れたものを得ることができる。
C)で測定した融点ピーク温度が130℃以上を示す耐
熱性の樹脂材料(D)により構成されていてもよい。ピ
ークが複数個存在する場合には、最も高温のピークが1
30℃以上を示すものである。かかる樹脂材料(D)と
しては、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン-プロピレンランダム共重合体、エチレン-プロピレン
ブロック共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合
体(EVOH)、6−ナイロンや6,6−ナイロン等の
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル等が挙げられる。
は、それぞれ本発明の効果を著しく損なわない範囲にお
いて、通常用いられる公知の添加剤、例えば帯電防止
剤、酸化防止剤、滑剤、アンチブロッキング剤、防曇
剤、有機あるいは無機系の顔料、紫外線吸収剤、分散剤
などを適宜必要に応じて配合することができる。
シール層)をこの順に有するものであれば、その他の層
構成については特に限定されない。層の数については、
前記外層/中間層/内層からなる3層が最も好ましい
が、それに限られず、外層/中間層/内層における中間
層の中にさらに層を構成させた外層/中間層/最中間層
/中間層/内層という層構成や、外層と中間層、又は中
間層と内層との間に必要に応じて適宜他の層を設けるこ
とができる。そのような他の層としては、接着層、ガス
バリヤー層、紫外線吸収層等が挙げられる。例えば、外
層/ガスバリヤ−層/中間層/接着層/内層といった5
層構造をとることもできる。また、外層のさらに外側に
新たに層を設けることもできる。
ポリウレタン系接着剤、酢酸ビニル接着剤、ホットメル
ト接着剤、あるいは無水マレイン酸変性ポリオレフィ
ン、アイオノマー樹脂等の接着性樹脂が挙げられる。層
構成に接着層を含める場合は、内層、中間層等の必須構
成層を、これらの接着剤とともに共押出することにより
積層することができる。
は、内層/中間層/外層=高密度ポリエチレン/上記物
性(a)〜(d)及び(i)、(j)を備えたポリエチ
レン系樹脂Iと上記物性(e)〜(h)を備えたポリエ
チレン系樹脂IIとを配合してなる樹脂組成物/高密度
ポリエチレンと上記物性(e)〜(h)を備えたポリエ
チレン系樹脂IIとを配合してなる樹脂組成物、であ
る。
ことに、耐熱性及びシール部衝撃強度が格段に向上す
る。これは、この特定の層構成をとるときに特に発揮さ
れる効果であって、内層を構成する樹脂材料として上記
物性(e)〜(h)を備えたポリエチレン系樹脂IIを
単独で用いた場合には得られないものである。このよう
な効果が発揮される理由は必ずしも明確ではないが、内
層のみでなく中間層及び場合により外層の物性(強度)
が、内層同士をヒートシールしたときのシール部の強度
に影響を与えるものと思われる。このような特定の樹脂
材料からなる層の組み合わせにより得られる利点につい
ては先行技術に記載も示唆もされていないものである。
要に応じて適宜決定することができるが、好ましくは
0.01〜1mm、より好ましくは0.1〜0.5mm
である。全体の厚みが上記範囲内であれば、透明性、柔
軟性に優れるという利点がある。
0.920g/cm3以下の樹脂材料を使用した低密度
層(中間層)が厚みの点で主たる中心層となるように構
成するのが好ましい。より好ましくは、内層 :中間
層:外層=1〜30:40〜98:1〜30(厚み比)
程度(ただし、全体の合計を100とする)がよい。
式又は空冷式共押出多層インフレーション法、共押出多
層Tダイ法、ドライラミネーション法、押出ラミネーシ
ョン法等により積層フィルム又はシートとする方法が挙
げられる。これらの中で、水冷式共押出多層インフレー
ション成形法又は共押出多層Tダイ成形法を用いるのが
好ましい。特に、水冷式共押出多層インフレーション成
形法を用いた場合、透明性、衛生性等の点で多くの利点
を有する。また、多層中空成形法により成形して多層中
空成形品としてもよい。
らにヒートシールにより袋状に加工し、多層中空成形に
よるものはそのままあるいは栓等を取り付けて容器と
し、使用することができる。特に、本発明の積層体とし
ては、フィルム又はシート状の積層体の少なくとも一部
を、内層をヒートシール層としてヒートシールした袋状
のものが好ましい。
ートシールし袋状に加工した場合に、例えば前記ヒート
シール部を温度155℃でシールしたときのシール部衝
撃強度が、700kJ/m2以上、さらに800kJ/m2
以上、特に900kJ/m2以上といったような高い値を
有するものが得られる。また、本発明の積層体は、特に
医療用容器や食品容器等に必要な滅菌処理等の熱処理を
行った後も高いシール部衝撃強度を維持することができ
る。すなわち、例えば滅菌処理(121℃、20分)を
行った場合、該滅菌処理後のシール部衝撃強度は、例え
ば500kJ/m2以上、さらに600kJ/m2以上、特
に700kJ/m2以上といったような高い値を有するも
のが得られる。なお、ここでいうシール部衝撃強度は、
ヒートシール条件としてシール温度155℃、シール時
間5秒、シール圧力0.4MPaの条件でヒートシール
を行った場合の値である。
は、滅菌処理等の熱処理後も高いシール部強度を保持す
ることができる。よって、滅菌処理後も高いシール部強
度が求められる医療用容器やレトルト用袋等の食品用容
器等に好適である。特に、医療用輸液バッグ等の医療用
容器、すなわち例えば、血液バッグ、血小板保存バッ
グ、輸液(薬液)バッグ、医療用複室容器(2種類以上
の医薬液を接着部により隔離された別々の収容室で保存
し、使用時には接着部を剥離することによって該複数の
医薬液を密封状態で混合する)、人工透析用バッグ等に
好適に用いることができる。
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、以下の実施例及び比較例での物性評価
方法は次のとおりである。 (1)MFR;JIS−K6760に準拠して測定し
た。 (2)密度;JIS−K6760に準拠して測定した。
間加熱して試料を完全に溶解した後、25℃まで冷却し
た。この溶液を25℃で一晩放置後、テフロン製フィル
ターでろ過し、ろ液を採取した。このろ液について赤外
分光計を用いてメチレンの非対称伸縮振動である波数2
925cm-1付近の吸収ピーク面積を求め、あらかじめ
作成した検量線により試料濃度を算出した。この値よ
り、25℃におけるODCB可溶分を求めた。
たo−ジクロロベンゼン(ODCB)に、試料濃度が
0.2質量%となるように135℃で試料を加熱溶解し
た。この溶液を、珪藻土(セライト545)を充填した
カラムに移送し、0.1℃/分の速度で25℃まで冷却
し、試料をセライト表面に沈着させた。次に、このカラ
ムにODCBを1mL/分で流しながら、カラム温度を
5℃きざみに120℃まで段階的に昇温し、試料を溶出
させて分別した。溶出液にメタノールを混合し、試料を
再沈後、ろ過、乾燥し、各溶出温度におけるフラクショ
ン試料を得た。各温度における溶出試料の重量分率及び
その分岐度(炭素数1000個あたりの分岐数)を13C
−NMRにより測定した。次に、それぞれのフラクショ
ンの重量分率wiを、溶出温度5℃当たりの分岐度biの
変化量(bi−bi-1)で割って相対濃度Ciを求め、分
岐度に対して相対濃度をプロットし、組成分布曲線を得
た。この組成分布曲線を一定の幅で分割し、上記式より
組成分布パラメーターCbを算出した。
より重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を
求め(PS標準試料による検量線法による)、この比M
w/Mnを求めた。詳細な条件は以下の通りである。 GPC;ウォーターズ社製、150型 溶離液;ODCB カラム温度;135℃ カラム;東ソー(株)製GMMHR−H(S)
たODCBに試料濃度0.05質量%となるように13
5℃で試料を加熱溶解した。この試料溶液5mLを、ガ
ラスビーズを充填したカラムに注入し、0.1℃/分の
冷却速度で25℃まで冷却し、試料をガラスビーズ表面
に沈着させた。次に、このカラムにODCBを1mL/
分で流しながら、カラム温度を50℃/hrの一定速度
で昇温し、試料を順次溶出させた。この際、溶剤中に溶
出する試料の濃度を、メチレンの非対称伸縮振動の波数
2925cm-1に対する吸収を赤外分光計で連続的に測
定した。また、測定装置としてはクロス分別クロマトグ
ラフ(三菱化学株式会社製)を用いた。この値から、溶
液中のエチレン・α−オレフィン共重合体の濃度を定量
分析し、溶出温度と溶出速度の関係を求めた。それから
溶出温度−溶出量曲線を作成しピ−ク数を数えた。
ル温度155℃、シ−ル時間5秒でヒートシールした。
そのシール部分についてシール界面が中央になるように
引張衝撃試験方法(ASTM−D1822)で使用する
s−タイプ試験形状に打ち抜いた。滅菌処理(121
℃、20分)後、シール界面を境にT字状に開き、23
℃で引張衝撃試験機で測定した。
け2枚重ね、10kgの重りをのせて50℃に保たれた
オ−ブン中に48時間放置後、23℃で状態調節し、2
枚フィルムを引き剥がしその剥離面を目視により観察し
た。 ○:表面が白化していない ×:表面が白化している
をシール後、内部に水を入れ、残りの一方をシ−ルして
四方シールされた水入りの袋を作製し、121℃、20
分滅菌処理後、外観を目視で評価した。 ◎:変形、シワが無い ○:変形していないが、シワが少しある ×:変形し、シワが多い。
からなる積層フィルムを、水冷式共押出多層インフレー
ション成形を用いて製造した。各層の厚みは内層側から
10μm/225μm/15μmとした。耐熱性、耐ブ
ロッキング性、シール部衝撃強度の測定結果を表2に示
す。
記す。 (1)s−LL1;シングルサイト系触媒を用いたエチ
レン・ヘキセン−1共重合体(密度:0.898g/c
m3、MFR:1.0g/10分、Mw/Mn:2.7) (2)s−LL2;シングルサイト系触媒を用いたエチ
レン・ヘキセン−1共重合体(密度:0.905g/c
m3、MFR:1.2g/10分、Mw/Mn:2.
8) (3)s−LL3;シングルサイト系触媒を用いたエチ
レン・ヘキセン−1共重合体(密度:0.901g/c
m3、MFR:0.8g/10分、Mw/Mn;2.
3) (4)s−LL4;シングルサイト系触媒を用いたエチ
レン・ヘキセン−1共重合体(密度:0.924g/c
m3、MFR:2.1g/10分、Mw/Mn:2.
6) (5)s−LL5;シングルサイト系触媒を用いたエチ
レン・ヘキセン−1共重合体(密度:0.942g/c
m3、MFR:1.2g/10分、Mw/Mn:2.
2) (6)HD1;高密度ポリエチレン(密度:0.945
g/cm3、MFR:2.8g/10分) (7)HD2;高密度ポリエチレン(密度:0.952
g/cm3、MFR:3.5g/10分) (8)LD1;高圧法低密度ポリエチレン(密度:0.
927g/cm3、MFR:1.5g/10分) (9)PP1;プロピレン・エチレンランダム共重合体
(密度:0.900g/cm3、MFR:4.0g/1
0分) (10)PP2;プロピレン・エチレンブロック共重合
体(密度:0.900g/cm3、MFR:2.5g/
10分)
理等の熱処理後も高いシール部強度を保持することがで
きる。よって、滅菌処理後も高いシール部強度が求めら
れる医療用容器やレトルト用袋等の食品用容器等に好適
である。特に、医療用輸液バッグ等の医療用容器、すな
わち例えば、血液バッグ、血小板保存バッグ、輸液(薬
液)バッグ、医療用複室容器(2種類以上の医薬液を接
着部により隔離された別々の収容室で保存し、使用時に
は接着部を剥離することによって該複数の医薬液を密封
状態で混合する)、人工透析用バッグ等に挙げられる好
適に用いることができる。
Claims (26)
- 【請求項1】内層と中間層と外層を少なくとも有する積
層体であって、前記内層が高密度ポリエチレンを含む樹
脂材料(A)からなり、前記中間層がエチレンと炭素数
3〜20のα−オレフィンとを共重合させて得られるエ
チレン・α−オレフィン共重合体で、以下の物性(a)
〜(d)を備えたポリエチレン系樹脂Iを主体とする樹
脂材料(B)からなり、かつ前記外層が高密度ポリエチ
レンを含む樹脂材料(C)、からなることを特徴とする
積層体。 (a)密度が0.920g/cm3未満であること (b)MFRが0.1〜50g/10分であること (c)25℃におけるo−ジクロロベンゼン可溶分の量
X(質量%)と密度d(g/cm3)及びMFR(g/
10分)が次の関係を満たすこと X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 (d)組成分布のパラメーターCbが1.08〜2.0
0であること - 【請求項2】前記内層を構成する樹脂材料(A)が高密
度ポリエチレンのみからなることを特徴とする請求項1
に記載の積層体。 - 【請求項3】前記内層を構成する樹脂材料(A)が、高
密度ポリエチレンと、エチレンと炭素数3〜20のα−
オレフィンとを共重合させて得られるエチレン・α−オ
レフィン共重合体で、以下の物性(e)〜(h)を備え
たポリエチレン系樹脂IIとを配合してなる樹脂組成物
であることを特徴とする請求項1に記載の積層体。 (e)密度が0.920g/cm3以上0.960g/
cm3未満であること (f)MFRが0.1〜50g/10分であること (g)25℃におけるo−ジクロロベンゼン可溶分の量
X(質量%)と密度d(g/cm3)及びMFR(g/
10分)が次の関係を満たすこと イ)d−0.008logMFR≧0.93の場合 X<2.0 ロ)d−0.008logMFR<0.93の場合 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008
logMFR)2+2.0 (h)組成分布のパラメーターCbが2.00未満であ
ること - 【請求項4】請求項3のα−オレフィンが、プロピレ
ン、ブテン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1からなる
群より選ばれる1種又は2種以上のものであることを特
徴とする請求項3に記載の積層体。 - 【請求項5】前記ポリエチレン系樹脂IIを構成するエ
チレン・α−オレフィン共重合体において、該α−オレ
フィンの該共重合体中の含有量が、30モル%以下であ
ることを特徴とする請求項3に記載の積層体。 - 【請求項6】前記内層を構成する樹脂材料(A)が、前
記高密度ポリエチレン40〜99質量%と、前記ポリエ
チレン系樹脂II60〜1質量%とを配合してなる樹脂
組成物であることを特徴とする請求項3に記載の積層
体。 - 【請求項7】前記内層を構成する樹脂材料(A)の高密
度ポリエチレンが、MFRが0.1〜20g/10分、
密度が0.940〜0.970g/cm3であることを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項8】前記中間層を構成する樹脂材料(B)が前
記ポリエチレン系樹脂Iのみからなることを特徴とする
請求項1〜7のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項9】請求項1に記載のα−オレフィンが、プロ
ピレン、ブテン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセ
ン−1、オクテン−1、デセン−1、ドデセン−1から
なる群より選ばれる1種又は2種以上のものであること
を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項10】請求項1に記載のポリエチレン系樹脂I
が、前記物性(a)〜(d)を満たし、かつ以下の物性
(i)と(j)を備えていることを特徴とする請求項1
〜7のいずれかに記載の積層体。 (i)Mw/Mnが1.5〜3.5であること (j)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが複数個存在すること - 【請求項11】前記中間層を構成する樹脂材料(B)が
前記ポリエチレン系樹脂Iと前記ポリエチレン系樹脂I
Iとを配合してなる樹脂組成物であることを特徴とする
請求項1〜7のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項12】中間層を構成する樹脂材料(B)が、前
記ポリエチレン系樹脂I50〜99質量%と、前記ポリ
エチレン系樹脂II50〜1質量%とを配合してなる樹
脂組成物であることを特徴とする請求項1〜7及び9〜
11のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項13】前記中間層を構成する樹脂材料(B)
が、前記ポリエチレン系樹脂Iと、高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体からなる群より選ばれるものを少なく
とも1つ配合してなる樹脂組成物であることを特徴とす
る請求項1〜7のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項14】前記中間層を構成する樹脂材料(B)
が、前記ポリエチレン系樹脂I及び密度0.935g/
cm3以上の樹脂との樹脂組成物であることを特徴とす
る請求項1〜7及び11〜13のいずれかに記載の積層
体。 - 【請求項15】前記外層を構成する樹脂材料(C)が高
密度ポリエチレンのみからなることを特徴とする請求項
1〜14のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項16】前記外層を構成する樹脂材料(C)が、
高密度ポリエチレンと請求項3に記載のポリエチレン系
樹脂IIとを配合してなる樹脂組成物であることを特徴
とする請求項1〜14のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項17】前記外層を構成する樹脂材料(C)が、
高密度ポリエチレンと高圧法低密度ポリエチレンとを配
合してなる樹脂組成物であることを特徴とする請求項1
〜14のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項18】前記外層を構成する樹脂材料(C)が、
前記高密度ポリエチレン95〜5質量%と、前記ポリエ
チレン系樹脂II5〜95質量%とを配合してなる樹脂
組成物であることを特徴とする請求項1〜14のいずれ
かに記載の積層体。 - 【請求項19】外層が、示差走査熱量計(DSC)で測
定した融点ピーク温度が130℃以上である耐熱性樹脂
材料で構成される樹脂材料(D)からなることを特徴と
する請求項1〜14または請求項17のいずれかに記載
の積層体。 - 【請求項20】前記樹脂材料(D)を構成する耐熱性樹
脂材料が、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピ
レンブロック共重合体、エチレン−ビニルアルコール共
重合体(EVOH)、6−ナイロンや6,6−ナイロン
等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート等のポリエステル、からなる群よ
り選ばれるものを少なくとも1つ配合してなる樹脂組成
物であることを特徴とする請求項19に記載の積層体。 - 【請求項21】全体の厚みが0.01〜1mmであるこ
とを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記載の積層
体。 - 【請求項22】各層の厚み比が、内層/中間層/外層=
30〜1/40〜98/30〜1(全体の合計を100
とする)、であることを特徴とする請求項1〜21のい
ずれかに記載の積層体。 - 【請求項23】水冷式共押出多層インフレーション成形
法または共押出多層Tダイ成形法により請求項1〜22
のいずれかに記載の積層体を得ることを特徴とする積層
体の製造方法。 - 【請求項24】請求項1〜22のいずれか1項に記載の
積層体からなる容器。 - 【請求項25】前記積層体の内層の少なくとも一部がヒ
ートシール層としてヒートシールされてなることを特徴
とする請求項24に記載の容器。 - 【請求項26】前記積層体の内層同士をヒートシール層
として四方をヒートシールし、袋状に加工されてなるこ
とを特徴とする請求項24または25に記載の容器。
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