バイオマス燃料を使い始めた大崎クールジェンの発電設備

 中国電力と電源開発(Jパワー、東京)が折半出資する大崎クールジェン(広島県大崎上島町)は25日、石炭火力発電で出る二酸化炭素(CO2)を減らす技術開発の一環で、燃料の一部にバイオマスを使う発電試験を始めたと発表した。ガス化した燃料とCO2の分離回収を併用する高効率な石炭火力に、バイオマスを使うのは世界初。11月末まで運転し、CO2排出量の実質ゼロを目指し実用化を探る。