2022/04/27 19:00

Emeraldの10年間を体現した初ワンマン〈TEN〉ライヴレポート

2011年に結成以来、ナイトアーバンポップスを掲げ、聴き手に寄り添う良質な楽曲をリリースしてきたEmerald。結成10周年を記念し、2022年1月22日、渋谷WWWXにて初のワンマン・ライヴ〈TEN〉が開催されました! こちらの模様をその場の雰囲気がそのまま伝わるテキストと、臨場感ある写真でお届けします。さらに本公演の幕開けとなった、“Nostalgical Parade”のライヴ音源をオトトイでではハイレゾ、ロスレスともに独占配信中。あわせてチェックを!

“Nostalgical Parade” @ShibuyaWWW X 〈TEN〉 ライヴ音源独占配信中!



活動10周年を記念するシングル「Letters」配信中



10th Anniversary One Man Live『TEN』ライヴ映像

Emerald / Nostalgical Parade@ShibuyaWWW X 〈TEN〉【Official Live MV】
Emerald / Nostalgical Parade@ShibuyaWWW X 〈TEN〉【Official Live MV】

LIVE REPORT : 10th Anniversary One Man Live〈TEN〉

文 : 宮本剛志
カメラマン : Mamoru Matsuo

2011年に元PaperBagLunchboxのヴォーカルだった中野陽介がロバート・グラスパー以降の現代ジャズやネオソウルを志向していたバンド、Modeastに合流する形で結成されたEmerald。彼らの活動10周年を記念して、初の単独公演が2022年1月22日(土)に渋谷WWW Xにて開催された。

当初はシューゲイザーmeetsネオソウルのような音楽性を標榜していた彼らが、より普遍的なポップミュージックへと歩みを進めていく、そんなバンドのヒストリーが体現されたかのようなライヴだった。そしてコロナ禍において、2021年にはシングルを4作品連続配信リリースするなど、精力的に活動していたEmeraldだったが、今回は実に約2年ぶりの有観客の自主企画ライヴとのこと。バンドにとっても観客にとっても音楽を演奏できる/聴くことができる喜びが溢れた一夜だった。

メランコリックなピアノによるイントロから突然の轟音。おそらくバンド史上最もロックなファースト・アルバムのタイトルトラックでもある"Nostalgical Parade"から、この日のライヴは幕を開けた。シューゲイザー的な方向性とジャズ/HIP HOP/R&Bのような方向性に引き裂かれながらも、中野の透き通りつつも力強い歌声がその相反する要素を融合させ、サウンドを推し進めていく。まさに初期のバンドのイディオムを体現したともいえる曲だ。

中野陽介(Vo)

続くのは「希望はない 夢などない」と切実に語るポエトリーリーディングによる"Brush"。そして、その後のバンドの方向性を予見させるポップチューン"Summer Youth"へと進んでいく。ここまでをファースト・アルバムの収録順に進めていくという選曲には驚かされた。それら活動初期を代表する曲に続いて、セカンド・アルバムからのメロウなダンスチューン「step out」からはバンドの6人に加え、サポートメンバーとして長年参加するTAMTAMのギタリスト、yuthkeが参加。安定感のあるプレイによりサウンドにまとまりと彩りを与えている。同じく長年Emeraldをサポートとするコーラスのえつこもこの曲以降で参加し、パワフルなヴォーカリゼーションでサウンドに力強さを与えていた。

「Emeraldです。来てくれてありがとう。めちゃめちゃいるじゃん、満員じゃん!」と中野が喜びを噛み締めるように口走り、演奏されたのは"ムーンライト"。ここからはさらにホーンセクションが加わり、厚みのあるゴージャスなサウンドを聴かせてくれた。この曲はミニアルバム『On Your Mind』のリード曲であり、現在の彼らのモードを規定した代表曲だ。スウィートなメロディーにネオソウル的なリズムが観客を揺らし、乗せていく。そして同ミニアルバム収録の"Heartbeat"に続いて演奏された"Sunrise Love"は、ヴォコーダーによるコーラスが特徴的なメロウなディスコ・ポップチューン。2021年に4週連続配信リリースされたシングルからの1曲だ。まさに彼らのいまが表現されたサウンドといえる。昨年行われた配信ライブでは再現できないという理由でセットリストからは外されていたが、まさか生演奏で聴けるとは。

ここまではバンドの歴史を駆け足で辿っていくようなセットリストとなっていたが、ここで初めてMCが入り、さらにVJを導入。第2部ともいえるセクションに突入し、彼らの現在のモードが音楽によって提示されていった。

「観にきてくれてありがとうございます。リラックスして、自由に揺れてください。次の曲は"Holiday"。みんなで土曜日楽しもうぜ。」と中野が観客に語りかけると、ミドルテンポの心地よいリズムが観客を揺らす。木漏れ日のような映像も心地よい。

続く曲のイントロで、「ちょっと泣いちゃう感じの曲ですけど"JOY"という曲を演奏します。大事な人とか家族とか友達とかそういう人のことをいつも思って歌ってるんで、みんなも思い出してください」と中野。ポップスでありながら、切なさやさびしさを感じさせる曲だ。こういう曲を歌わせると中野の右に出るものはいないのではないだろうか。そう思わせる歌の力が彼にはある。

「"JOY"がさよならの曲だとするなら、この曲は新しい出会いについての曲かなと思います」と中野によるMCに続き演奏されたのは、"after blue"。後期フィッシュマンズを思わせるゆるやかなグルーヴで演奏されるメロウ・ポップチューン。個人的には彼らの曲のなかでも特によく聴いていた1曲なだけに、生で聴けたことは格別に嬉しかった。

「MIRAGE」に続くイントロの途中で舞台が明転し、なにかハプニングが起こったことがわかる。どうやら曲順を間違えたメンバーがいたようだが、"これがライヴですよ"とベースの藤井の弁。ライヴが再開して演奏されたのは、その藤井の兄である、MPCなどマニュピレーターやコーラスを担当していた藤井健司が作詞作曲のみならず、メイン・ヴォーカルを務める"enough"。バンドとしても中野以外が初めて中心的に歌うナンバーということでチャレンジャブルながらも、サウンドのカラーはこれまでのEmeraldとも通ずる良曲だ。

藤井 健司(Manipulator)

高木陽(Dr)

アイコニックな名前を持つ"東京"、そして"ナイトダイバー"に続いて演奏されたのは、ヴォーカルの中野がおそらく人生で最も影響を受けたであろうバンド、フィッシュマンズのカヴァー"ゆらめき IN THE AIR"。この夜のハイライトといっても過言ではないかもしれない。活動後期のフィッシュマンズが1998年にリリースした、美しくも彼岸へと誘うような儚いメロディーが強靭なリズム隊によって力強く前進するような名曲だ。

藤井智之(Ba)

磯野好孝(Gt)

そして中野の筆による佳曲"Letters"に続いて演奏されたのは、バンドが初期から大事に演奏し続けている名曲"ふれたい光"。何度も録音され、その都度アレンジが異なるヴァージョンが存在することで知られているこの曲だが、驚くべきことに演奏されたのは最初期かつ最もロック度数の高いヴァージョンである『2011ep』収録のものだった。普遍性を持った、優しく包み込むような音楽だ。

「もっとやりたいなあ」という中野の言葉と裏腹に、ライヴはアンコール前の最後の曲へとたどり着く。クロージングの定番としてライブの最後に演奏される"黎明"。「夜明け前」、「明け方」を意味する言葉だが、個人的には約2年に渡って、我々の生活を変えてしまったコロナ禍のことを思い起こさずにはいられなかった。歌詞を引用する。

「静かなトンネルを抜けて 黎明が訪れるまで 僕らはあと少し あと少しさ きっと」

あと少しさ、きっと。

長い拍手の後、アンコールがはじまった。ここで披露されたのはまだ名前もない新曲。フローティングする中村のキーボード、ギターの磯野によるソリッドなカッティング、ベースの藤井とドラムの高木による跳ねるようなリズムセクション、心臓のように規則的に演奏する藤井のMPCによるリズム、そしてバンド・アンサンブルを自由自在に乗りこなし伸びやかに歌う中野。現在のEmeraldの充実感が伝わってくるかのようなスムースなポップチューンだ。

「皆さんに会えて本当に嬉しい。また10年やろうと思うんですけどまた来てくれますか?ありがとうございました。」そう中野が語るやいなや、始まったアンコールの最後の曲は"UP TO YOU"。アップテンポなダンスナンバーを最後に持ってくるところもニクい。

「また会いましょうEmeraldでした」そう言って彼らは去っていった。コロナ禍において、活動休止という選択肢をとる可能性もあったというEmeraldだが、休止の危機を乗り越えた彼らはこれから10年先も素晴らしい音楽を残してくれるだろう。まずはサード・アルバムを注視して待ちたい。そう思わせるのに十分な夜だった。

中村龍人(Key)

編集:梶野有希

10th Anniversary One Man Live〈TEN〉 セットリスト

1. Nostalgical Parade (ライブ音源配信中!)
2. Brush
3. Summer Youth
4. step out
5. ムーンライト
6. Heartbeat
7. Sunrise Love
8. Holiday
9. JOY
10. after blue
11. MIRAGE
12. enough
13. 東京
14. ナイトダイバー
15. ゆらめき IN THE AIR
16. Letters
17. ふれたい光
18. 黎明
en1. New Song
en2. UP TO YOU

“Nostalgical Parade” @ShibuyaWWW X 〈TEN〉 ライヴ音源配信中!



INTERVIEW

シングル「Sunrise Love」についてのインタヴュー

ネクストモードなEmeraldが伝える制作の秘訣──10年間で培ったバンドサウンドの楽しみ方

LIVE INFORMATION

【ERA 20th ANNIVERSARY】

日程:2022.05.14(土)
会場:下北沢ERA
時間:OPEN/START 18:00/18:30
出演:Emerald / sleepy.ab
チケット:https://eplus.jp/sf/detail/3593780001-P0030001

【Emerald Pre. Premium 2 Man Show『“Band of Bros.”』】

日程:2022.06.04 sat
会場:代官山UNIT
時間:OPEN/START 17:15/18:00
出演:Emerald / showmore
【チケット】
チケットぴあ
ローソンチケット
イープラス

PROFILE : Emerald

2011年結成。ジャズ、ネオソウル、AORといったジャンルを軸にした楽曲群にジャパニーズポップスの 文脈が加わったサウンドで、新時代のシティポップミュージックを提示する。2ndアルバム『Pavlov City』が配信サービスでプレイリストにピックアップされたのをきっかけに脚光を 浴び、1stミニアルバム『On Your Mind』ではリードトラック「ムーンライト」がラジオ各局でパワープ レイに選出。2019年11月26日に配信限定シングル"UP TO YOU/MIRAGE”をリリース。
■公式HP https://emerald-info.tokyo/
■公式Twitter:https://twitter.com/emerald_info_
■公式Instagramhttps://www.instagram.com/emerald.official.05/
■公式YouTubehttps://www.youtube.com/user/FxLxRxC
■公式オンライン・グッズ・ストア:https://emeraldjp.official.ec/

この記事の編集者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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tacicaのサウンドメイクと歌詞世界を最速で探る──〈『singularity』先行試聴会〉イベント・レポート

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音楽と遊ぶバンド、Helsinki Lambda Club──気持ちいいサウンドを追求した、ミニ・アルバム

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もう『正気じゃいられない』! ── マハラージャンの様々な視点と発想が活きた、正直な新作

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経験と個性を活かす奇才ポップ集団、YAYYAY──セカンド・アルバムに向けて動き出した一歩

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優河 × 谷口雄(魔法バンド)× 笹倉慎介 ──バンド・サウンドでの表現と追加公演への展望を語らう

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ネクライトーキーが再び彩る石風呂楽曲──個々の成長が紡ぐ、愛あるセルフ・カヴァー集『MEMORIES2』

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音楽ライターがオススメする〈FRIENDSHIP.〉の注目作品(2022年3月〜5月)

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松本素生(GOING UNDER GROUND) × 半田修土(灰色ロジック) ── なぜ対バンすることになったのか。夢の共演へかける想い

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UlulUのファーストアルバム、ついに完成──ふたりの評者がそれぞれの視点で徹底レビュー

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KAGEROとILYOSSを手がける、白水悠────対照的なふたつのバンドの軌跡と可能性を語る

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これまでのイメージに囚われないで──“THEティバ”というなにかを目指す、ふたりの一歩

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SPiCYSOLが自由であり続けるために──2作品に込めたナチュラルな言葉とフリーな精神

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Emeraldの10年間を体現した初ワンマン〈TEN〉ライヴレポート

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歪でヘンテコな感性だって美しい──猫田ねたこがソロ活動を通してみつけた強さ

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視覚と聴覚を同時に刺激するバンド、the McFaddin──〈“Something is likely to happen”Release Party〉ライヴレポート

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詩に多種多様なキャラクターを宿して──“まなざし”を意識した、Predawnの新作

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SundayカミデによるWonderful Orchestra Band始動!──脳内トリップする新たなヒーリングミュージック

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デビュー25周年を迎えた岡本真夜──ベールに包まれたアーティスト像と人間性を探る

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「これがあるじゃん」の先は、それぞれで考えましょう──折坂悠太がたどり着いた『心理』

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前向きに解散をしたSUNNY CAR WASH ── 愛と敬意、軌跡を記録した最後のベスト作

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自分が聴きたい音楽を追求し続けていく──ロック・バンド、続きはらいせの美学を表現したファースト・EP

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イズミカワソラ×ニラジ・カジャンチ ── 新作『Continue』の意外な制作過程を語る

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ただ、承認されて自立していたい──励ましもせず、突き放しもしないステレオガールのアティテュード

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出発点である自分と向き合うきっかけに──ミクロを意識したJYOCHOの新作

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1万通りの1対1を大切にするpolly──つぶれかけていたロマンを再構築した新作

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理想郷は自分たちで作っていく──ひとつの“カルチャー”を目指すバンド、the McFaddinの新作EP

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これも、あれも、全部YAJICO GIRL──新作EPから聞こえる数々の好奇心

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音楽ライターがオススメする〈FRIENDSHIP.〉の注目作品(2021年10月〜12月)

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バンドサウンドの必然性を深く問う新作──étéが鳴らす、流行へのカウンター

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原動力は「なにかを壊したい」という気持ち── 光と影が交差する、イズミカワソラの歩み

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PEOPLE 1 『PEOPLE』クロスレビュー  ── 集団として闘い、大衆を救う決意

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余白を楽しみつつ、ストレートな表現へ──Helsinki Lambda Clubのリアルなモードに迫る

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The fin. 『Outer Ego』クロスレビュー  ── 主観と客観を行き来する、普遍的なポップ・ミュージック

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“あなた”がいるからこそ綴られた、足立佳奈の言葉

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初ミニ・アルバムのテーマは“脱出ゲーム”!? ── ポップで攻撃的な5人組、あるくとーーふの全貌

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ポップなPARIS on the City!が、泥臭いロック・サウンドに振り切るまでの歩み

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ギタリストではなく、ひとりのアーティストとしての表現──25曲で語るDURANの人間性と感受性

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BALLOND'ORの止まらぬ鼓動! ── 国内外から注目を集めるサウンドの生まれ方

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キュートだけじゃない! さとうもかの新作『WOOLLY』が描く、リアルでちょっとビターな共感

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京都から現れた、あえて言おう“すごいバンド“! WANG GUNG BAND!!!

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谷口貴洋はどのように育ったのか?ー自由で冷静な人間性の生まれ方

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ネクストモードなEmeraldが伝える制作の秘訣──10年間で培ったバンドサウンドの楽しみ方

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日米韓を跨ぐR&BシンガーソングライターVivaOla──シェイクスピアを参考にした初のフル・アルバムが描くストーリー

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謎多きアーティスト・マハラージャン──2つの新作から浮かび上がる人物像とは?

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Laura day romanceがたどり着いた新局面──対照的なふたつの新作から鳴る輝きと情緒

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ドレスコーズ志磨遼平がピアノで描く孤高と反抗──コンセプチュアルな新作『バイエル』に迫る

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自分のドキュメンタリーを音楽で表現する──新作『はためき』に込めたodolの祈り

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[ライヴレポート] Emerald

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