藤岡みなみ&ザ・モローンズが切ない、その理由は諸行無常感?──3rdミニ・アルバムから初の配信リリース
タレント、ラジオDJとして活躍する藤岡みなみ。左手で繰り出す魔術的なシンセベース、のみならず様々な楽器を演奏し作編曲(と、漫画)も担当するリーダーのヒロヒロヤと、バンドのロックンロールを象徴する存在、ギターのネロ。藤岡みなみ&ザ・モローンズという3ピース・バンドは、ライヴ活動に根ざした真性ロック・バンドである。この3人が繰り出す楽曲はガレージ・ロックにAOR、ソウル、ラップ、ワールド・ミュージック… と様々な要素が詰め込まれつつ、あくまでポップに昇華。最後に作詞を担当する藤岡みなみの独特の着眼点による歌詞と彼女のセンチメンタルなヴォイスが、曲にひとさじのきらめきを与えているのである。
今回、これまで配信を行ってこなかった彼女たちにとって初の配信曲が、4月20日リリースの3rdアルバム『まるで、』のなかから登場! ファンの間で音源化が待ち望まれてきた代表曲「脱水少女」と様々なジャンルのテイストを詰め込んだある意味実験的な楽曲「キャノットレコード」が期間限定で配信される。加えて、OTOTOYでは2013年以来となるインタヴューをメンバーに敢行した。
藤岡みなみ&ザ・モローンズ初配信! 期間限定で2曲配信中
藤岡みなみ&ザ・モローンズ / まるで、
【Track List】
01. 脱水少女
02. キャノットレコード
【配信形態】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
【価格】
単曲 324円(税込) / まとめ購入 648円(税込)
【配信期間】
2016年4月20日〜2016年10月20日
同日リリース! 2015年8月24日に渋谷TSUTAYA-O-WESTのライヴの模様がDVD化!
藤岡みなみ&ザ・モローンズ / 予感
【Track List】
01. ウインクキラー
02. スリーコードの大冒険
03. おねがい徒歩圏内
04. 10万年
05. 同じマンション~下校時刻の恋人~
06. 色々
07. もしかして :
08. それでそれで?
09. ド忘れ in the night
10. end roll
11. どうすりゃいいぜ
12. 脱水少女
13. 世界の名前
【価格】
3,780円(税込)
INTERVIEW : 藤岡みなみ&ザ・モローンズ
2015年3月に1stミニ・アルバム『はじき』をリリースして以来、今作『まるで、』でじつに1年間に3枚の作品を発表することになる藤岡みなみ&ザ・モローンズ。2015年8月にはTSUTAYA O-WESTでのワンマン・ライヴを大成功させるなど、人気・実力共に着実にステップアップしている彼らが結成されたのは、2013年のこと。OTOTOYでは結成直後、バンド初のインタヴューを行っているのだが、そういえば作品リリース後は一度もインタヴューしていなかった(決して忘れていたわけではありません!)。ということで今回、より深化&進化したモローンズ・ワールドの秘密を探るべくメンバー3人に話を訊いた。
インタヴュー&文 : 岡本貴之
写真 : 関口佳代
チームが増えると「みんなを幸せにしたい」という気持ちが強くなってきた
──OTOTOYのインタヴューには3年ぶりの登場になりますね。その頃はまだリリースの予定もなくて。
藤岡みなみ(ボーカル担当 / 以下、みなみ) : 本当に結成した直後くらいですよね。
ヒロヒロヤ(色んな楽器&漫画家担当 / 以下、ヒロ) : ああ~、確かにそうでしたね。
ネロ(エレキギター&ロックンロール担当) : そうなんですよね。もう3年も経つんですね。
>>藤岡みなみ&ザ・モローンズ」が本格始動! インタビュー&ライヴ・レポ(2013年6月5日)
──結成から4年目にしてライヴもリリースも順調に見えますが、バンドを楽しんでいる感じは結成から変わらないですか?
ネロ : そうですね、ライヴは楽しいですし。あの頃もすでに知り合ってから長かったんですけど、今の方がより長いから、喧嘩したりもすればしなかったりもして。
みなみ : しなかったりもするよそれは(笑)。基本的に特に変わったということはなくて、楽しんでやっている感じですね。すっごい利益を追求するとかじゃなくて(笑)。
ヒロ : まだ、大きい流れに巻き込まれていないので、それが出来てるかなって。ハリウッドとかそういう…。
みなみ : めっちゃ大きい話(笑)。でも本当に、最初から目標として「こうなりたい、これくらい売れたい!」っていうようなことをあんまり考えてなかったんですよ。でもライヴをコンスタントにやっていくとなんとなく「こうしたらおもしろいんじゃないかな?」っていうのが見えてきたというか。それでお客さんもだんだん増えていくから、じゃあ次はワンマンをやってパワーアップしようかな、みたいに自然となってきましたね。音源もみんなに出してって言われるから出した感じで。音源を出す前は自分たちで楽しくやっている感じでしたけど、リリースしてからは1作ごとに仲間が増えて行く感じで、色んな関係者の方とか全国のCDショップの店員さんとも仲良くなれたりとか、だんだん大きくなっているというかチームが広がってきたな、という感じはしています。今まで「絶対武道館でやりたい!」とかそういうマインドでやってきてなくて、「まず楽しくやろう」という感じだったんですけど、チームが増えると「みんなを幸せにしたい」という気持ちが強くなってきたんですよ。それもあって最近はライヴを札幌でも大阪でもやるとか、会場を大きくするとか、もっと前に進むような動き方をするようになった感じです。
──1年間で3枚目というのはこれまでもSoundCloudやYouTubeで発表されていた曲を収録していったということもあると思うんですけど、今回はミニ・アルバムのために新しく書いた曲もあるんでしょうか。
ヒロ : 収録曲は全部、これまでの活動でやってきた曲ですね。「休前日 is the best」以外は全部ライヴでやっていますし、「end roll」はここ1年くらいずっとやってました。
みなみ : うん、やってたね。だからこの3枚のアルバムってあんまり時系列に沿って順番に出しているわけじゃないんですよね。「キャノットレコード」は、モローンズで初めて作った曲というか、それを3回くらい歌詞とか変えてアレンジして生まれ変わった曲なんですよ。これは今回の推し曲ですね。モローンズになるかならないかのときに一度きりのライヴでやった曲が元になっていて、大事な曲なんですけどしっくりこなくて。今回3回目くらいのリニューアルで初めてしっくりきたし、今のニュアンスも出せたんで。ファースト、セカンドを経て今のモローンズですっていうときに相応しい曲かなって。ちょっとラップ調のところがあって、そこも最初は全部歌だったんですけど、ライヴをやるなかですごく反応が良かったり自分も楽しかったりして最近ラップに変えたんです。今までの活動がなかったらできなかったアレンジかなって思います。
ライヴに根差した考えかもしれないですね、ライヴバンドなので
──「脱水少女」はすごくポップでキラキラ感がある曲で、O-WESTのワンマン・ライヴ(2015年8月24日)ではチアガールが出てきてさらに盛り上がりました。やはりライヴの人気曲ということで1曲目に?
ヒロ : 前回入れようか迷って入れなかったんですけど、今回はさすがに入れておこうと思いまして。
みなみ : ファーストの『はじき』は幕の内弁当みたいな感じでバランスよく、名刺代わりっていうイメージがあったんです。でもセカンドの『S.N.S』はもっと偏った感じが良いと思って少しエッヂの効いた曲を1つのテーマとしていたんですけど、それをやった上で今回の作品では、どっちも消化してのモローンズはこんな感じかなあって。「脱水少女」はすごくポップでストレートなところもある曲ですけど、「end roll」という曲はポップさという意味では対極というか。そういうわかりやすくない曲も入れられるのは、ファーストとセカンドを踏まえたからじゃないかなって思うんです。自分たちの思う“モローンズ像”が変わってきたっていう感じです。
──これまではポップなメロディにガレージ・ロック的なサウンドを織り交ぜているのが特徴的なバンドというイメージもあったと思うのですが。
みなみ : でもそれは割と初期の頃の2、3曲ですね。リーダー(ヒロヒロヤ)の作る曲って苦しい、切ないみたいな曲が多いですし。
──確かに2ndに収録されていた「ド忘れ in the night」はノリが良いのに歌詞もメロディも悲しいというか、“そんなに全部忘れちゃうんだ?”みたいな感じでショックというか。
みなみ : リーダーが作るメロディも切ないものが多いし、私が書く歌詞もけっこう切ないものが多いんですよ。だからポップそうに見えてもどうしても、曲の半分以上がそっちになっちゃうんですよね。それをネロさんがギターで揺り戻すという(笑)。
──みなみさんの書く詞と曲名って他の人にはないおもしろさがあると思うんですけど、曲名が誰かとかぶってることって、たぶんほとんどないですよね。
みなみ : おっ! ありがとうございます。そうなんですよ。まあ「end roll」は絶対かぶってると思うんですけど。曲名がかぶらないように一応ググるんですよ。
ヒロ : ああ、そうなんだ!?
みなみ : かぶらないようなタイトルはもともと意識しているんだけど、かぶらないだろうなっていうタイトルでかぶったらめっちゃかぶってるじゃないですか? 「あした」とかでかぶるならまだ良いんですけど。それでちょっとググるんですけど。でもあんまり簡単なタイトルでもかぶりたくないとは思っていますけどね。
──歌詞やタイトルができてから曲のイメージと違う、というときもありますか?
ヒロ : 前は、これは違うんじゃないかみたいなことを言ったこともありますけど、最近は9割5分以上は何も言ってないですね。
みなみ : ただ、「季語を入れないで」というのは言われましたね。使いづらいからって。
ヒロ : 季語が入る曲があるじゃないですか? 冬の曲とか。夏には絶対冬の曲はやらないから、せっかく作っても1年の中でやれる期間が限られちゃうともったいない気がして。だからリクエストとしてはいつでもできる方が良いかなって。
みなみ : それもライヴに根差した考えかもしれないですね、ライヴバンドなので。今回初めてライヴDVDを作ったんですよ。それで自分たちのライヴ動画を初めてというくらいまじまじと観て、「いいなあ」って思うのと同時に、けっこう音源と全然違うバンドみたいだなって思いましたね。もちろん悪い意味じゃなく。
同じくらいの“でしゃばり感”が見どころかなって(笑)
──ライヴDVDはどんなところが見どころでしょう? O-WESTでのワンマン・ライヴが収録されていますが。
ヒロ : チアガールがやっぱり良かったですね。
みなみ : 絶対言うと思った(笑)。あれってでも画期的じゃないですか?
ヒロ : 僕は毎回呼んでって言ってるんですよ。
みなみ : でも大変だよ? ステージの天井の高さも図ってもらって、「これならできる」ってなったんだから。
ヒロ : クアトロもリクエストすれば来てくれるんじゃないの?
ネロ : 天井が低いから飛べないんじゃないですかね?
──みなみさんとしてはDVDではどんなところを観て欲しいですか?
みなみ : やっぱりそれぞれのキャラがすごく立っていると思うんですよ。藤岡みなみ&ザ・モローンズっていう名前だし、あんまりよく知らないと藤岡みなみを観れば良いのかなって思っちゃいがちな人もいると思うんですけど、ネロさんとかリーダーに見どころがあって、ライヴに来てくれた人たちはそっちのファンになっちゃう感じがあって。同じくらいの“でしゃばり感”が見どころかなって(笑)。
──でしゃばり感(笑)。ネロさんはいかがですか?
みなみ : ギターソロがカッコよかった。
ネロ : そうね、ギターソロは全部カッコイイ良かったです。
みなみ : ちがうちがう、私のギターソロ。
ネロ : ああそっちか(笑)。初めてみなみちゃんがギターソロを弾いて、ギターバトルみたいなことをやったんですよ。それが収録されているんですけど、それがすごくカッコイイです。2人で向き合ってやるんですけど、良い顔してたよね。お客さんもすごく盛り上がってたし。
このアルバムは特に全部喪失感というか、全部“無常”について書いているんですよね
──「休前日 is the best」「end roll」のように、今作はギターがあまり前に出てこない曲と「脱水少女」「デロリアンで待ってて」のようなギターが目立つ曲に分かれている印象ですが、そうしたギターのアレンジはどうやって決めているんですか?
ネロ : その辺はもう、リーダーに任せているんですよね。
ヒロ : 基本的には僕が最初にスケッチするので。「休前日 is the best」は具体的に言うと、右のチャンネルでずっと刻んでいるんですよ。「end roll」もけっこう鳴ってますし、「デロリアンで待ってて」はずっとネロっていう感じですし。だからネロが弾いていないわけじゃなくて鍵盤が多いか少ないかという感じです。だから、ロック・バンドというわりにはキーボードの割合が多いんですよね。
──「end roll」はちょっとボーカロイドっぽさも感じる歌い方ですね。
みなみ : ボカロっぽくというイメージはしていないんですけど、すごい感情的に歌っているかといえばそうではなくて、ちょっとフラットだったかもしれないですね。私、自分で最近思ったんですけど、この曲も含めて全部、“死にそうな曲”だなって思ってて。
ヒロ : 何、死にそうな曲って(笑)。
みなみ : なんか、すごく“無常”というものを意識しているというか。“ああ、終わるんでしょ?”みたいな。全部そう。「キャノットレコード」は喪失感、「休前日 is the best」も喪失感から逃げている曲だし、「end roll」は“終わるの? 終わらないの?”みたいな感じで。「デロリアンで待ってて」は終わったけどまた来るのかな、みたいな、ずっと終わりそうな感じ(笑)。「脱水少女」も青春時代のもう終わったことだしね。このアルバムに限らず自分でも後から気付いたんですけど、このアルバムは特に全部喪失感というか、全部“無常”について書いているんですよね。「諸行無常」とか「国破れて山河在り」みたいな(笑)。
──(笑)。そういう歌詞になるのはどうしてなんでしょう?
みなみ : 私も考えたんですけど、自分のテーマなのかもしれないですね。例えば、昨日みんなで徹夜でMVを撮っていたんですけど、夜中にモローンズのためにレコード屋にみんなで集まってくれて一生懸命作ってるっていうこと自体に、すごくグッと来たんですよね。何が自分の中で1番グッとくるかというと、自分の人生でしか出会えなかった瞬間、自分の人生でしかありえなかった、1回しかない瞬間なんですよ。なんでその1回しかない瞬間にグッとくるかと言ったら、“死ぬから”かなって。だから普遍的なことよりも細かいところを歌詞に入れたいと思っていて。(飲み物を見ながら)今、この紅茶のレモンが端っこに寄って月みたいにかわいいですけど、これくらい細部を書きたいんですよね。その細部って全部一回性だと思うんですよ。これとこれとこれのセットが揃ったのってこの瞬間しかないし、そういうことを意識しているからどうしても無常な歌詞になるんですよね。
ネロ : おもしろい歌詞書くよね。この中なら俺は「デロリアンで待ってて」とかすごく良い歌詞だと思う。そんなに深く歌詞と対面したことがなかったけど(笑)。でもやっぱり覚えているんですよね。だから口ずさんでるからね、ライヴ中。
ヒロ : なんか、良いですよね。よくある感じの“惚れた腫れた”みたいな感じの歌詞じゃないし。でもそういうのも聴きたい気はするんですよ、僕としては。
ネロ : 僕が聴いてみたいのは、ダブル・ミーニングでいやらしいやつ。「レモンティー」(サンハウス / シーナ&ロケッツ)みたいな感じの。そういうのって悪い意味でじゃなくてあんまりみなみちゃんからは感じられないじゃないですか?
みなみ : 色気が?
ネロ : まあ色気っていうか、そういう新しい一面を聴いてみたいかなあ。
──もしかしたらすでにそういうダブルミーニングで書いている歌詞もあるかもしれないですよね。
ヒロ : この中にもあるんじゃないの?
みなみ : いや~、そうだね、あるかもよ!?
ネロ : やっぱりなんか似合わないな(笑)。俺、間違ってたかも。
──改めてアルバム・タイトル『まるで、』について教えてください。「、」が付くタイトルって珍しいですよね。
みなみ : 「、」をつけたのは、「まるで、○○」って、個人個人の好きな言葉が思い浮かぶようなアルバムになるかなっていう意味での「、」です。『まるで、』というタイトル自体の意味は2つあって、「まるで、○○」っていう形容詞と、さっきお話したように歌詞も一回性のあることをミクロな観点で入れたいっていう気持ちがあるのと一緒で「まるで、○○」っていう形容詞も普遍的なものじゃなくて、自分にしかない言葉で何かを形容しても良いよっていうか。形容詞をたくさん持つといっぱい色んなものを見れるかなって。それと「○」という意味の「まる」も含んでいて、肯定感というか、色んなことを認めたり、世界に対して優しい見方で○を付けたいな、という意味もあるんです。
──じゃあ、そこにダブルミーニングがありますね。
みなみ : はい、セクシーじゃなくて申し訳ないですけど。
ネロ : ははははは!
LIVE INFORMATION
札幌2ndワンマンライヴ『NORTH SOUTH』
2016年4月22日(金)@札幌KRAPS HALL
『まるで、』発売記念インストア・ライヴ
2016年4月23日(土)12:30~@タワーレコード札幌ピヴォ店
2016年4月23日(土)17:00~@HMV札幌ステラプレイス店
2016年5月8日(日)14:00~@HMV BOOKS TOKYO(渋谷)
2016年5月15日(日)18:00~@タワーレコード新宿店
"THE REAL THINGS"- SHELTER 25th Anniversary Kick off GIG -
2016年4月25日(月)@下北沢SHELTER
出演 : 藤岡みなみ&ザ・モローンズ / カラスは真っ白
knave 14th Anniversary Supported by Heineken Moving on Up
2016年6月10日(金)@南堀江knave
出演 : 藤岡みなみ&ザ・モローンズ / shellfish / Half time Old/the Howl / Easycome
2016年、確信
2016年6月14日(火)@渋谷CLUB QUATTRO(ワンマンライヴ)
YATSUI FESTIVAL! 2016
2016年6月18日(土) / 6月19日(日)
開場/開演(両日) : 12:30(11:00リストバンド交換開始)
会場 : TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / duo MUSIC EXCHANGE / 7th FLOOR/club asia / VUENOS / GLAD / SOUND MUSEUM VISION
PROFILE
藤岡みなみ&ザ・モローンズ
藤岡みなみ(ヴォーカル担当) /ヒロヒロヤ(色んな楽器&漫画家担当) / ネロ(エレキ・ギター&ロックンロール担当)
2013年、日本のインド・高円寺で結成されたスリーピース・バンド。
大人たちにはもう二度とやって来ない放課後のセンチメンタルを、パワーポップ&フォークロック&ロックンロールな音楽性に乗せて時にアンニュイに、時にダンサブルに、時にポップに表現。
2015年3月、1stミニ・アルバム『はじき』リリース。4ヶ月後の7月に2ndミニ・アルバム『S.N.S』をリリース。東京・札幌・大阪でのワンマンライヴを成功に収め、2016年4月、3rdミニ・アルバム『まるで、』をリリースする。