JPS61243068A - フッ素化1―ベンジル―1h―1,2,3―トリアゾール化合物及びそれを含有する抗痙攣剤 - Google Patents

フッ素化1―ベンジル―1h―1,2,3―トリアゾール化合物及びそれを含有する抗痙攣剤

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JPS61243068A
JPS61243068A JP61088384A JP8838486A JPS61243068A JP S61243068 A JPS61243068 A JP S61243068A JP 61088384 A JP61088384 A JP 61088384A JP 8838486 A JP8838486 A JP 8838486A JP S61243068 A JPS61243068 A JP S61243068A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(I): 式中、phは〇−位においてフッ素化され場合により更
に少なくとも1個の更なるハロゲン原子で置換されたフ
ェニル残基を表し、alkは低級アルキリデンを表し、
R1は水素、低級アルキル、又は非置換又は低級アルカ
ノイルもしくは低級アルキルで置換されたカルバミル基
を表し、R2は非置換又は低級アルカノイルもしくは低
級アルキルで置換されたカルバミル基を表す、 の新規なフッ素化1−(α−7エニルアルキル)−1H
−1,2,3−)リアゾール化合物、並びに前記新規化
合物の製造方法、それらを含有する薬学的製剤及びそれ
らの使用に関する。
phの更なるハロゲン置換基としては、例えば、原子番
号35以下のハロゲン原子、例えば、フッ素、塩素又は
第二番目に臭素が挙げられる。全部で5個以下のハロゲ
ン置換基が存在しうるが、〇−フッ素置換基に加えて、
例えば、1又は2個の塩素原子、1個の塩素原子及び1
個のフッ素原子、場合によっては1から3以下の、例え
ば、1又は2個のフッ素原子が存在しうる。各々の更な
るハロゲン原子は従って、例えば、4−15−又は特に
6−位に結合している。
低級アルキリデンとしては、例えば、C1−04−アル
キリデン、特にメチレン、更にエチリデン、1.1−プ
ロピリデン、2.2−プロピリデン(インプロピリデン
)又は1,1−ブチリデンがある。
低級アルキルとしては、例えば、C,−C4−アルキル
、例えば、メチル又は第二番目にエチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、 5eC−ブチルも
しくはtert−ブチルがあり、またC3−C,−アル
キル、例えば、ペンチル。
ヘキシルもしくはヘプチル基がある。
低級アルカノイル又は低級アルキルで置換されたカルバ
ミルは特に低級アルカノイルでモノ置換されているか又
は低級アルキルでジ置換されており、例えば、N−C,
−C,−アルカノイルカルバミル、第一にN−C2−C
,−アルカノイルカルバミル、例えば、アセチルカルバ
ミルもしくはピバロイルカルバミル、又はとりわけN、
N−ジーC,−C4−アルキルカルバミル、例えば。
N、N−ジメチルカルバミルもしくはN、N−ジエチル
カルバミルを意味する。
この新規化合物は貴重な薬理学7M性、特に顕著な鎮痙
半性活性を有し、これは、例えば、マウスにおいては明
白なメトラゾール拮抗作用に基づいて、約30ないし3
00 mg/ kg  p、o、の用量範囲で、また同
様にマウス及びラットにおいては電気ショックにより誘
起された痙彎に対する顕著な保護作用に基づいて、約1
ないし50 mg/ kgp、0.の用量範囲で、多く
の場合的1ないし25mg/kg  p、a、の用量範
囲で実証される。この試験においては、例えば、mg/
 kg経口で表わした有効用量EDsoについて次の値
が得られた(試験1時間前に投与)。
1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−カルボキサミド:17(マウス
)又は8(ラット); 1−(o−フルオロベンジル) −1H−1、2。
3−トリアゾール−4−カルボキサミド:17(マウス
、ラット); 1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4,5−ジヵルポキサミド=4(マ
ウス、ラット); 1− (6−りoa−2−フルオロベンジル)−1H−
1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド
:7(マウス)又は10(ラット) 。
1−(o−フルオロベンジル) −1H−1、2。
3−トリアゾール−4,5−ジヵルポキサミド:6(マ
ウス)又は10(ラット): 1− (6−〕}oロー2−フルオロベンジル)−1H
−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド:1
1(マウス): 1−(2,5−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド:6(マ
ウス) 本発明により調製される式(I)のフッ素化1−(α−
フェニルアルキル)−1H−1,2,3−トリアゾール
化合物は、鎮痙彎性活性を有する公知の塩素化類縁体の
ようなものと比較して活性が改良されているという長所
がある。すなわち上記試験において、例えば、次のED
SO−値が得られた。
1−(o−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリ
アゾール−4−カルボキサミド:26(マウス)又は2
5(ラット)及び 1−(o−クロロベンジル)−1H−1,2,3−トリ
アゾール−4,5−ジカルボキサミド:40(マウス)
又は43(ラット)。
本発明により調製される化合物は、様々な原因に由来す
る痙彎の治療、例えば、癲利の治療にそれ故に極めてふ
されしく、鎮痙彎性、例えば、鎮痒同性薬理作用剤とし
て用いられる。
本発明は先ず第一に、式(I)(式中、phが〇−位に
おいてフッ素化され場合により更に原子番号35以下の
3個以下のハロゲン原子で置換されたフェニルを表し、
alkがC1−C4−アルキリデンを表し、R,が水素
、C,−C4−アルキル、カルバミル、N  C1−C
7−アルカノイルカルバミル又はN、N−ジーC1Ca
−アルキルカルバミルを表し、R2がカルバミル、N−
C1−C,−アルカノイルカルバミル又はN、N−ジー
C1−c4−アルキルカルバミルを表す)の化合物に関
する。
本発明は、好ましくは式(I)(式中、phが〇−位に
おいてフッ素化され場合により更に2個以下の塩素原子
、1債のフッ素原子と1個の塩素原子、又2個以下のフ
ッ素原子で置換されたフェニル、例えばo−フルオロフ
エニル、2,3−12.4−12,5−もしくは2,6
−ジフルオロフエニル、2−クロロ−6−フルオロフエ
ニル、更に2,4.6−)リフルオロフェニルを表し、
alkがc、−Ca−アルキリデン、例えば、メチレン
、更にエチリデン又は2.2−プロピリデンを表し、R
,が水素;C,−C4−アルキル、例えば、メチル;カ
ルバミル、N−C2−c、−アルカノイルカルバミル、
例えば、アセチル−もしくはピバロイルカルバミル;又
はN、N−ジーC,−C4−アルキルカルバミル、例え
ば、ジメチルカルバミルを表し、R2がカルバミル;N
−C2−C,−アルカノイルカルバミル、例えば。
アセチル−もしくはピバロイルカルバミル;又はN、N
−ジーC□−C4−アルキルカルバミル、例えば、ジメ
チルカルバミルを表す)の化合物に関する。
本発明は、とりわけ式(I)(式中、phが〇−位にお
いてフッ素化され場合により更に1個の塩素原子、1個
のフッ素原子と1個の塩素原子又は2個以下のフッ素原
子で置換されたフェニル、例えば、o−フルオロフエニ
ル、2.3−.2.4−.2.5−もしくは2.6−ジ
フルオロフエニル、2−クロロ−6−フルオロフエニル
、更に2.4.ロートリフルオロフェニルを表し、 a
lkがC,−C4−アルキリデン、特に1 、 t−c
l−C4−アルキリデン、例えば、メチレンを表し、R
1が水素、C□−04−アルキル、例えば、メチル、又
は残基R2を表し、R2がカルバミル又は第二にN−C
2−c、−アルカノイルカルバミル、例えば、アセチル
カルバミル:又はN、N−ジーc、−c4−アルキルカ
ルバミル、例えば、ジメチルカルバミルを表す)の化合
物、例えば、式(I)(式中、phがo−フルオロフエ
ニル、2.3−.2.4−.2.5−もしくは2.6−
ジフルオロフエニル又は6−クロロ−2−フルオロフエ
ニルを表し、  alkがメチレンを表し、R1が水素
又は非置換カルバミルを表し、R2が非置換カルバミル
を表す)の化合物に関する。
本発明は、特に式(I)(式中、phがo−フルオロフ
エニル又は2.6−ジフルオロフエニルを表し、 al
kがメチレンを表し、R□が水素又は非置換カルバミル
を表し、R2が非置換カルバミルを表す)の化合物に関
する。
本発明は、好ましくは式(■)(式中、phが2.6−
ジフルオロフエニルを表し、 alkがメチレンを表し
、R1が水素、c、−Ca−アルキル、例えば、メチル
、又は残基R2を表し、R2がカルバミル;又は第二に
N−C2−C3−アルカノイルカルバミル、例えば、ア
セチルカルバミル;又はN、N−ジーC,−C,−アル
キルカルバミル、例えば、ジメチルカルバミルを表す)
の化合物に関する。
本発明は、先ず第一に式(I)(式中、phが〇−フル
オロフエニル、2,5−ジフルオロフエニル、2.6−
ジフルオロフエニル又は2−クロロ−6−フルオロフエ
ニルを表し、 alkがメチレンを表し、R1及びR2
が共にカルバミルを表す)の化合物、更に式(I)(式
中、phが2,6−ジフルオロフエニルを表し、 al
kがメチレンを表し、R1が水素又はカルバミルを表し
、R2がカルバミルを表す)の化合物に関する。
式(I)の化合物は、それ自身公知の方法、例えば、 a)Ph −alk −N 3(II )を式(■): Y、Y2 式中、Ylはヒドロキシを、Y2は水素を表すか、又は
Yl及びY2は協働して更なる結合を表す。
の化合物、又はその塩及び/又はその互変異性体と反応
させるか、又は b)式(■): Ph −alk −Z        (IT)式中、
Zは反応性エステル化ヒドロキシを表す、 の化合物を、式(V): の1H−1,2,3−)リアゾール誘導体又はその塩と
反応させるか、又は C)式(■): 式中、Y4は非置換もしくは低級アルキルで置換された
カルバミルに変換しうる残基YAを。
Y5は基R1又は非置換もしくは低級アルキルで置換さ
れたカルバミルに変換しうる残基YBを、又はY4は基
R2をY5は非置換もしくは低級アルキルで置換された
カルバミルに変換しうる残基YBを表す、 の化合物において、Y 及び/又はYBを非置換もしく
は低級アルキルで置換されたカルバミルに変換し、必要
に応じて、得られた異性体混合物を各成分に分離し1式
(I)の異性体を単離し、望ましい場合には、各方法に
より得られた化合物を式(I)の他の化合物に変換し及
び/又は各方法により得られた対掌体混合物もしくはジ
アステレオマー混合物を各成分に分割する方法により製
造することができる。
変」L3つ−のための式(m)の出発原料及びその互変
異性体としては、例えば、式:R□−C−aC−R2(
Ha)及式: RI C(=O)  CH2−R2(m
b)の化合物が挙げられる。それらの塩は1例えば、式
(ma)の化合物のアルカリ金属塩類、例えば、ナトリ
ウム塩類であり、式(Ha)の化合物及びアルカリ金属
アルカノラード類1例えば、ナトリウムメタノラードか
ら得られる。
化合物(II )と化合物(II[)の反応は常法で。
フッ素活性溶媒中で有利に、必要ならば縮合剤の存在下
に及び/又は加温下に行う。不活性溶媒は、例えば、芳
香族又は芳香脂肪族炭化水素類、例えば、ペンゾールも
しくはドルオール、又はエーテル、例えば、tert−
ブトキシメタン、テトラヒドロフランもしくはジオキサ
ンである。
この方法の好ましい実施態様においては、例えば、式(
II)のアジドを式(ma)の化合物とペンゾール又は
ジオキサン中で約60〜120℃、好ましくは沸点で反
応させる。
式(m)の出発原料、及び式(II )の一部は公知で
ある。式(II )の新規な出発原料は公知物質の製造
方法と類似の方法、例えば、式Ph−alk−Z(IV
)(式中、Zは反応性エステル化ヒドロキシ、例えば、
ハロゲン、例えば、塩素、臭素もしくはヨウ素、又はス
ルホニルオキシ、例えば、低級アルカンスルホニルオキ
シ、場合によっては置換されたベンゼンスルホニルオキ
シ、例えば、メタン−、エタン−、ベンゼン−1p−ト
ルエン−もしくはp−ブロモベンゼンスルホニルオキシ
、又はフルオロスルホニルオキシを表す)の化合物をア
ルカリメタルアジド類、例えば、アジ化ナトリウムと、
例えば、ジメチルスルホキシドもしくはジメチルホルム
アミド中で反応させるか、又はアルコール類(2=ヒド
ロキシ)をトリフェニルホスフィン及びアゾジカルボン
酸エステル類、例エバ、アゾジカルボン酸ジエチルエス
テルの存在下に、アジ化水素酸と例えばドルオール中で
反応させる方法で得ることができる。
変」L上つ−のための出発原料■において、反応性エス
テル化ヒドロキシは、例えば、ハロゲン、例えば、塩素
、臭素もしくはヨウ素、又はスルホニルオキシ、例えば
、低級アルカンスルホニルオキシ、場合により置換され
たベンゼンスルホニルオキシ、例えば、メタン−、エタ
ン−1べ、ンゼンー、P−)ルエンーもしくはP−/’
ロモベンゼンスルホニルオキシ、又はフルオロスルホニ
ルオキシを意味する。
化合物(V)の塩は、例えば、それらのアルカリ−もし
くはアルカリ土類金属塩類、例えば、ナトリウム−、カ
リウムもしくはカルシウム塩類である。
この反応は、常法で、例えば、塩基性縮合剤の存在下に
、有利には式(V)の成分を塩として、必要ならば加温
下に、好ましくは溶媒又は希釈剤中で行う。塩基性縮合
剤は、例えば、式(V)の成分と塩を形成する塩基性縮
合剤、例えば、アルカリ金属アルコラード類、例えば、
ナトリウムメタノラードもしくはナトリウムエタノラー
ド;アルカリ金属−もしくはアルカリ土類金属アミド類
、例えば、ナトリウムアミドもしくはリチウムジイソプ
ロピルアミドである。上述のように、式(V)の成分と
その塩に変換するには前もって、例えば、前述の塩基の
1つと反応させることにより行うことが有利である。溶
媒としては、アルコラード類の存在下での反応を行うた
めには好ましくは相当するアルコール類であり、アミド
類の存在下で行う場合は、例えば、非プロトン性有機溶
媒、例えば、リン酸の低級アルキルアミド類、例えば、
ヘキサメチルリン酸トリアミド;アルカン酸アミド類1
例えば、ジメチルホルムアミド;又はジ低級アルキルス
ルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシドである。
各方法により、副生成物として形成される異性体は必要
ならば所望の式(I)の化合物から分離する。
出発原料(rV)及び(V)は、既に知られているもの
ではない場合には常法で製造することができる。すなわ
ち式(IV)の化合物は、例えば、相当するアルコール
類(■;Z=ヒドロキシ)を、例えば、塩化チオニル、
三臭化リンもしくは塩化スルホニル類を用いて反応性エ
ステル化物にすることにより得る。化合物(V)は、ト
リメチルシリルアジドもしくはアジ化水素酸を式:%式
%) 式中、R,は特に非置換又は低級アルキルで置換された
カルバミルを表す、 の化合物と反応させ、ついで場合により得られる1−ト
リメチルシリルトリアゾール誘導体のシリル基を、望ま
しい場合には後述する式(II)の化合物の場合のよう
にカルバミルR2及び/又はR1の低級アルキル化(低
級アルカノイル化)の後に穏やかな加水分解により除去
することにより製造することができる。トリメチルシリ
ルアジドを式: %式%) 式中、Y4は非置換もしくは低級アルキルで置換された
カルバミルに変換しうる残基YA、例えば、エステル化
カルボキシ、例えば、低級アルコキシカルボニル、又は
シアノを表し、Y5は水素、又は好ましくは非置換もし
くは低級アルキルで置換されたカルバミルに変換しうる
残基Y で、好ましくはYAと同一のものを表す、の化
合物と反応させ、ついでエステル化カルボキシの場合に
は、例えば、アンモリシス(アンモニアとの反応)によ
り、又はシアンの場合には、例えば、加水分解により、
Y 及び/又はYBを非置換もしくは低級アルキルで置
換されたカルバミルに変換もすることもでき、その際ト
リメチルシリル基も又除去される。
変」(Sつ−のための、非置換もしくは低級アルキルで
置換されたカルバミルに変′換しうる残基YA及び/又
はYBは、例えば、遊離の又は塩もしくは無水物の形で
存在するカルボキシル基、非置換もしくは低級アルキル
で置換されたアミジノ基又はエステル化カルボキシ基、
更にシアノ基である。
エステル化カルボキシ基は1例えば、低級アルカノール
類もしくは低級アルキルメルカプタン類でエステル化さ
れたカルボキシ基、すなわち低級アルコキシ−もしくは
低級アルキルチオカルボニル基であり、しかし又任意の
他のアルコールもしくはメルカプタン、例えば、場合に
より置換されたフェノール類もしくはチオフェノール類
でエステル化されていてもよい。
塩の形で存在するカルボキシ基は、例えば、アンモニア
又はジ低級アルキルアミン類から誘導されるアンモニウ
ム塩の形で存在するカルボキシ基、更に金属−1例えば
、アルカリ−もしくはアルカリ土類金属塩類の形で存在
するカルボキシ基である。
無水物の形で存在するカルボキシ基は1例えば、ハロゲ
ン化物の形で存在するカルボキシ基、例えば、クロロカ
ルボニルであり、しかし又反応性カルボン酸類で無水化
されていてもよく、例えば、アルコキシカルボニルオキ
シカルボニルもしくはトリフルオロアセトキシカルボニ
ルを意味する。
前述の基Y 及び/又はYBの、場合による低級アルキ
ル化カルバミルへの変換は、常法で、遊離の、エステル
化されたもしくは無水物の形で存在するカルボキシ基及
び非置換もしくは低級アルキルで置換されたアミジノ基
から出発して、加溶媒分解、すなわち、加水分解、又は
アンモノリシスもしくはアミツリシス(アンモニアもし
くはジ低級アルキルアミン類との反応)により行う。
加水分解により、例えば、カルバミル又は非置換もしく
は低級アルキルで置換されたアミジノ基YA及び/又は
YB中のシアノ基を非置換もしくは低級アルキルで置換
されたカルバミルに変換することができる。シアノ基の
加水分解は、例えば、塩基性加水分解剤、例えば、アル
カリ金属水酸化物類、例えば、水酸化ナトリウムもしく
は水酸化カリウムの存在下に、必要ならば過酸化物化合
物、例えば、過酸化水素の存在下で行う、アミジノ基の
加水分解は、例えば、酸性加水分解剤、例えば、鉱酸、
スルホン酸もしくはカルボン酸、例えば、硫酸、リン酸
、塩酸もしくは他のハロゲン化水素酸、p−)シアンス
ルホン酸もしくは他の有機スルホン酸類、又は低級アル
カン酸類、例えば、酢酸の存在下、好ましくは触媒量の
存在下で行われる。
アンモリシス又はアミツリシスにより1例えば、遊離の
又は塩−もしくは無水物の形で存在する又はエステル化
されたカルボキシ基を非置換もしくは低級アルキルで置
換されたカルバミルに変換することができる。その際、
必要ならば、縮合剤の存在下で、不活性溶媒中で有利に
行う、縮合剤は塩基性縮合剤であり、とりわけアンモニ
ア、又はアミツリシスに用いられる過剰のアミンであり
、無水物の形で存在するカルボキシから出発して更にア
ルカリ金属水酸化物類もしくはアルカリ金属炭酸化物類
又はtert−有機窒素塩基類、例えば、トリ低級アル
キルアミン類又はtert−複素芳香族窒素塩基類、例
えば、トリエチルアミン又はピリジンである。遊離カル
ボキシ基は中間的に生成されるアンモニウム塩の脱水、
例えば、加熱又は脱水剤、例えば酸無水物類、例えば、
五酸化リン等、もしくはカルボジイミド類、例えば、N
N′−ジシクロへキシルカルボジイミドの作用により、
カルバミルに変換することができる。各変法の特に好ま
しい実施態様は1式■(式中、Y4はエステル化カルボ
キシを表し、Y5は水素、低級アルキル又同様にエステ
ル化カルボキシを表す)の化合物を、過剰のアンモニア
又はジ低級アルキルアミン類と反応させついで望ましい
場合には各方法により得られた化合物(式中、R2及び
場合によりR8は非置換カルバミルを表す)においてR
2及び場合によりR1を低級アルカノイル化することを
特徴とする。
式(VI)の出発原料は、それが知られていない場合に
は、常法で、例えば、式(II):Ph −alk−N
s       (II)のアジドを式(■a)又は(
■b): y5−c=c−y4 (■a)又はR,−C(=0) 
 CH2−Ya  (■b)の化合物と、例えば、変法
a)において述べたのと同様の方法で反応させることに
より製造することができる。必要ならば、最初から、得
られた式(■)(式中、YA及び場合によりYnはエス
テル化カルボキシ又はシアン)のエステル類又はニトリ
ル類を塩基性條件で、例えば、アルコール性苛性ソーダ
水溶液を用いて、相当する酸に加水分解しついで最初か
ら、又は相当するエステル類又はニトリル類の加水分解
により得られた式(■)(式中、YA及び場合によりY
Bはカルボキシ)の酸を、例えば、塩化チオニルでその
酸クロリドに変換することができる。
・によ番  れたヒ     エ の のヒ  ヘ  
させる ・とじては、特にN−非置換もしくはN−モノ
低級アルキル化カルバミル基R2及び/又はR1での置
換並びに各方法により得られた異性体混合物の分離が挙
げられる。
すなわち、式(I)の化合物において、低級アルカノイ
ル化剤で処理することによりN−非置換力ルバミルをN
−低級アルカノイルカルバミルに、又は低級アルキル化
剤で処理することにより非置換カルバミルをN、N−ジ
低級アルキルカルバミルに及び/又はN−モノ低級アル
キルカルバミルをN、N−ジ低級アルキルカルバミルに
変換することができる0式(I)の化合物のN−モノ低
級アルキル誘導体は、例えば、相当する式(m)、(V
)又は(■)、特に(VI)の出発原料から出発して得
ることができる。
低級アルカノイル化剤は、例えば、低級アルカンカルボ
ン酸無水物類、例えば、無水酢酸もしくはギ酸及び酢酸
の混合無水物、又は低級アルカンカルボン酸クロリド類
、例えば、塩化アセチルである二これらとの反応は常法
で、望ましい場合には塩基、例えば、トリエチルアミン
もしくはピリジンの存在下で、又酸無水物類との反応の
場合には鉱酸類、例えば、硫酸の存在下で行う。
低級アルキル化剤は、例えば、反応性エステル、例えば
、低級アルカノールのハロゲン化水素酸−1硫酸−もし
くはスルホン酸エステル類、例えば、低級アルキルハロ
ゲン化物類、例えば、ヨウ化メチル、ジ低級アルキルサ
ルフェート類、例えば、ジメチルサルフェート、又は脂
肪族もしくは芳香族スルホン酸の低級アルキルエステル
類、特に低級アルカンスルホン酸類もしくは場合により
置換されたベンゼンスルホン酸のエステル類、例えば、
低級アルキルメタンスルホン酸エステル類、低級アルキ
ルエタンスルホン酸エステル類、低級アルキルベンゼン
スルホン酸エステル類もしくは低級アルキル−P−トル
エンスルホン酸エステル類である。この低級アルキル化
は、常法で、例えば、塩基性条件下、例えば、アルカリ
金属水酸化物類、例えば、水酸化カリウムの存在下で、
並びに望ましい場合には相聞移動触媒、例えば、テトラ
ブチルアンモニウムプロミドもしくはベンジルトリメチ
ルアンモニウムクロリドの存在下で行う。
異性体混合物として、例えば、少くとも1個の不斉炭素
を有する式(I)の化合物の対掌体混合物又はジアステ
レオマー混合物並びに式(I)の化合物と各方法により
形成されたそれらの異性体の混合物が挙げられるが、そ
れら異性体混合物の分離は常法によって行われる。ジア
ステレオ異性体並びに式(I)の化合物と各方法により
形成されたそれらの異性体の混合物は、例えば、成分の
様々な物理的性質に基づき、常用の物理的分離法、例え
ば、分別結晶、クロマトグラフィ法等により分離するこ
とができる。対常体混合物の分離のためには1例えば、
光学活性溶媒からの分別結悶η11立^ご址田つ相11
ピ/T71↓「−相4 fR1,−スクロマトグラフフ
ィが適切である。また対掌体混合物を、例えば、光学活
性酸クロリド類との反応により相当するジアステレオマ
ーアシル誘導体に変換し、各成分に分離し、ついでそれ
らから、例えば、穏和な酸処理により純粋な対常体に単
離させることができる。
例えば、不発明の化合物を製造するために特に開発され
たものである式(V)及び(VT)の新規出発原料、特
に、好ましいものとしての式(I)の化合物を製造する
ための出発原料、それらの製造方法並びに中間生成物と
してのそれらの使用も同様に本発明の目的となるもので
ある。
式(I)の新規化合物は、例えば、治療上有効な量の活
性成分を、場合により、腸内投与、例えば、経口投与、
又は腸管外投与に適切な、無機もしくは有機の、固体状
もしくは液体状の薬学的に許容しうる担体と共に含有す
る薬学的組成物の形で用いることができる。従って用い
られる組成物は有効成分を希釈剤、例えば、ラクトース
、デキストリン、サッカロース、マンニット、ソルビタ
ン、セルロース及び/又はグリシン;及び/又は潤滑剤
1例えば、シリカ、タルク、ステアリン酸もしくはその
塩類、例えば、ステアリン酸マグネシウムもしくはステ
アリン酸カルシウム;及び/又はポリエチレングリコー
ルと共に含有する錠剤又はゼラチンカプセルである。錠
剤は又結合剤例えば、ケイ酸アルミニウムアグネシウム
、デン粉類、例えば、トウモロコシ、小麦、米もしくは
クズウコンのデン粉;ゼラチン、トラガカント、メチル
セルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース;
及び/又はポリビニルピロリドン及び、望ましい場合に
は崩壊剤、例えば、デン粉類、寒天、アルギン酸もしく
はその塩類、例えば、アルギン酸ナトリウム;及び/又
は発泡性混合物:又は吸着剤;着色剤;調味料及び甘味
料も含有する。式(I)の新規化合物は又腸管外投与用
の組成物もしくは注射液の組成物の形で用いることがで
きる。上記溶液は好ましくは等浸透圧の水溶液又は懸濁
液であり、これらは、例えば、有効成分を単独でもしく
は担体例えば、マンニア )と共に含有する凍結乾燥調
製物の場合には使用前に調製することができる。この薬
学的組成物は殺菌することができ及び/又はアジュバン
ト、例えば、防腐剤、安定化剤、潤滑剤及び/又は乳化
剤、可溶化剤、浸透圧を調整するための塩及び/又は緩
衝剤を含有してもよい。本発明の薬学的組成物は、望ま
しい場合には更に薬理的に活性な物質を含有し、それ自
身公知の方法、例えば、常用の混合法、顆粒化法、製菓
法、溶解法又は凍結乾燥法により製造され、約0.1か
ら100%の、好ましくは約1から50%(I00%ま
で凍結乾燥されたもの)の有効成分を含有する。
本発明は又、好ましくは薬学的組成物の形の、式(I)
の化合物の使用に関する。投与量は種々の因子、例えば
、投与方法、種、患者の年令及び/又は個々の状態に依
る。経口投与の場合の1日の用量は、約1〜50 mg
/ kgの範囲で、1回の用量は約1〜25 mg/ 
kgであり、約70kgの体重の温血動物の場合には、
好ましくは1日の用量は約0.070〜3.5gである
次の実施例は本発明を説明するためのものである。温度
は摂氏で示されている。
実m1− (o−フルオロベンジル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4,5−ジカルボン酸ジメチル’7
3.5g(o,25モル)をメタノール1000+rJ
に溶解した。次にアンモニア250gを加圧下でオート
クレーブに導入し、ついで反応混合物を24時間100
℃に保った。
パッチを次に冷却し、結晶化した生成物を吸引ろ過し、
メタノールで洗浄しついでジオキサン/トルエンから再
結晶したところ、融点197〜199℃の1−(o−フ
ルオロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−
4,5−ジカルボキサミドが得られた。
出発原料は次のようにして製造することができる: アセチレンジカルポン酸ジメチル40g(o,282モ
ル)のトルエン(500mJ)溶液を、90℃に加熱し
ておいた0−フルオロベンジ、1−ツ・、1−、L’A
lC−#/l’1QC−C−1−1−)/F%L+1、
〒ン(50m/)溶液に滴加した。90℃に更に5時間
保った後、トルエンを除去し、反応混合物を冷却しつい
で結晶性生成物を吸引ろ化した。ジエチルエーテル/石
油エーテルの1:1混合物から再結晶すると融点49〜
51℃の1−(o−フルオロベンジル)−1H−1,2
,3−トリアゾール−4,5−ジカルボン酸ジメチルが
得られた。
突】目1−」1−1−(o−フルオロベンジル)−1H
−1,2,3−トリアゾール−4,5−カルボン酸59
g(o,26g)及び塩化チオニル300−を1時間加
熱して還流させた。過剰の塩化チオニルを真空中で留去
し、残渣1−(o−フルオロベンジル)−1H−1,2
,3−トリアゾール−4−カルボン酸クロリドをトルエ
ン500−に溶解した。この溶液を5〜10℃で濃アン
モニア水溶液500−に滴加した。沈澱生成物を吸引ろ
過し、水洗しついでエタノールから再結晶させたところ
、融点220〜222℃の1−(o−フルオロベンジル
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミ
ドが得られた−出発原料は次のようにして製造すること
ができる: 0−フルオロベンジルアジド50g(o,33モル)、
プロピンカルボン酸23.1g(o,33モル)及びト
ルエン400−を24時間70°Cで撹拌した。反応混
合物を室温まで冷却した後、沈澱生成物を吸引ろ過しつ
いで先ずトルエンで次にジエチルエーテルで洗浄したと
ころ融点151℃(分解)の1−(o−フルオロベンジ
ル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン
酸が得られた。
塞」1例−一ユ1−実施例1において述べた操作により
、2.6−シフルオロベンジルアジド及びアセチレンジ
カルボン酸ジメチルから、1− (2、6−ジフルオロ
ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4,5
−ジカルボン酸ジメチルを経て、融点203〜205℃
(メタノールから再結晶)の1−(2,6−ジフルオロ
ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4,5
−ジカルボキサミドが得られた。
実」1例−一生二−実施例2において述べた操作により
、2,6−シフルオロベンジルアジドから、融点160
〜162℃(アセトニトリルから再結晶;分解)の1−
(2,6−ジフルオロベンジル)1H−1,2,3−ト
リアゾール−4−カルボン酸を経て、融点237〜24
0℃(エタノールから再結晶)の1−(2,6−ジフル
オロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4
−カルボキサミドが得られた。
実」1例1−5」−次の化合物も又実施例1〜4におい
て述べた操作に従って製造することができる:1−(2
,3−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,3−トリ
アゾール−4−カルボキサミド。
1−(2,4−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−カルボキサミド及び 1−(2,5−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−カルボキサミド。
実」1例1−灸」一実施例2において述べた操作によI
J、1−(6−クロロ−2−フルオロベンジル)−1H
−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸から、融
点274〜276°C(氷酢酸から再結晶)の1−(6
−クロロ−2−フルオロベンジル)−1H−1,2,3
−トリアゾール−4−カルボキサミドが得られた。
出発原料は次のようにして製造することができる: 6−クロロー2−フルオロトルエン98g(o,678
モル)、塩化スルフリル91 、5g(o,678モル
)及び過酸化ジベンゾイル0.2gの混合物を3時間i
oo〜110℃で撹拌し次に蒸留したところ、Sdp、
 (沸点15)=78〜82℃の6−クロロ−2−フル
オロベンジルクロリドが得られた。
6−クロロ−2−フルオロベンジルクロリド123g(
o,687モル)をアジ化ナトリウム47g (o,7
22モル)のジメチルスルホキシド(400d)懸濁液
に20〜40℃で滴加した。この混合物を4時間室温で
撹拌し、次に氷水で希釈しついでシクロヘキサンで抽出
した。溶媒を留去しついで残渣を蒸留したところ6−ク
ロロ−2−フルオロベンジルアジド(bP1s=99〜
100”C)が得られた。
6−クロロ−2−フルオロベンジルアジド27.5g(
o,15モル)及びプロピンカルボン酸10−5g (
o,15モル)のトルエン(300+J)溶液を3時間
90″Cで加熱した。冷却後、結晶を吸引ろ過しついで
アセトニトリルから再結晶したところ、融点182°C
(分解)の1−(6−クロロ−2−フルオロベンジル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸が
得られた。
実jE例−−ヱ」一実施例1において述べた操作により
、6−クロロ−2−フルオロベンジルアジド及びアセチ
レンジカルボン酸ジメチルから、1−(6−クロロ−2
−フルオロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4,5−ジカルボン酸ジメチルを経て、融点214
〜216℃(氷酢酸から再結晶)の1−(6−クロロ−
2−フルオロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾ
ール−4,5−ジカルボキサミドが得られた。
11JL一旦二−実施例1において述べた操作により、
2,5−ジフルオロベンジルアジド(b、p弓5=82
〜84℃)から、1−(2,5−ジフルオロベンジル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボ
ン酸ジメチルを経て、融点191〜192℃(ジオキサ
ン/トルエンから再結晶)の1−(2,5−ジフルオロ
ベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4,5
−ジカルボキサミドが得られた。
実」1例−一旦二−実施例1において述べた操作により
、2.4−ジフルオロベンジルアジド(bPts=80
〜83℃)から、融点75〜76°C(シクロヘキサン
から再結晶)の1−(2,4−ジフルオロベンジル)−
1H−1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボン
酸ジメチルを経て、融点183〜185℃(ジオキサン
/トルエンから再結晶)の1−(2,4−ジフルオロベ
ンジル)−1H−1,2,3−トリアゾール−4,5−
ジカルボキサミドが得られた。
笈1史ユ副二実施例1において述べた操作により、ジメ
チルアミンとの反応により、融点130〜133°0 
(tert−ブトキシメタンから再結晶)のN、N−ジ
メチル1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1
,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミドが
得られた。
実」1例」−1一実施例1において述べた操作により、
2.3−ジフルオロベンジルアジド及びアセチレンジカ
ルボン酸ジメチルから、1−(2,3−ジフルオロベン
ジル) −1H−1,2,3−トリアゾール−4,5−
ジカルボン酸ジメチルを経て、融点183〜185°C
(酢酸エチル/ベンゼンから再結晶)の1−(2,3−
ジフルオロベンジル)−1H−1,2,3−トリアゾー
ル−4゜5−ジカルボキサミドが得られた。
LL例12三−実施例2において述べた操作により、1
−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,3
−トリアゾール−4−カルボン酸から、融点208〜2
10℃の1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−メ
チル−1H−1,2゜3−トリアゾール−4−カルボキ
サミドが得られた。
出発原料は次のようにして製造される:ナトリウム2.
53g(o,11モル)をアルコール60+nlに溶解
し、次に2,6−シフルオロベンジルアジド16.9g
(o,1モル)及び酢酸エチル14.3g(o,11モ
ル)のアルコール(60d)溶液を添加しついでバッチ
を16時間加熱して還流させた。l規定の水酸化ナトリ
ウム溶液を120−を添加後、反応混合物を更に2時間
還流させ、次に水200−で希釈しついで冷却しながら
塩酸でPH1まで酸性化した。沈澱生成物を吸引ろ過し
、先ず水で次にエーテルで洗浄して乾燥したところ、融
点166〜167℃の1−(2、6−ジフルオロベンジ
ル)−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−
4−カルボン酸が得られた。
実」1例」1且」一実施例1において述べた操作により
、1−(I−(2,6−ジフルオロベンジル)エチル)
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸エ
チルから、融点205〜207℃(メタノールから再結
晶)の1− (I−(2、6=ジフルオロベンジル)エ
チル)−1H−1゜2.3−トリアゾール−4−カルボ
キサミドが得られた。
出発原料は次のようにして製造される:2.6−シフル
オロアセトフエノン10.2g(66ミリモル)をエー
テル中の水素化アルミニウムリチウム2.5g(65ミ
リモル)を用いて還元すると1−(2,6−ジフルオロ
フエニル)エタノールが無色油状物質として得られる。
1−(2,6−ジフルオロフエニル)エタノール10g
(63ミリモル)をアゾ水素酸15〇−(トルエン中で
1.2N)に溶解した。この溶液にトリフルオロ酢酸2
2.8g(200ミリモル)を添加しついで反応混合物
を24時間室温に放鐙した。ヘキサン300WJで希釈
後、反応溶液を先ず水で、次に炭酸水素ナトリウム溶液
で酸がなくなるまで洗浄しついで硫酸ナトリウム上で乾
燥した。続いて溶媒を40〜50°Cで減圧下で除去し
た。残渣をヘキサン100−に溶解しついでこの溶液を
シリカゲル50gでろ過しついでもう1度蒸発濃縮した
ところ、1−(2,6−ジフルオロフエニル)エチルア
ジドが無色油状物質として得られた。
1(2,6−ジフルオロフエニル)エチルアジド6.5
g(35ミリモル)及びプロピンカルボン酸2.45g
(35ミリモル)のトルエン(50rnり溶液を24時
間60〜70℃で加熱した。冷却した反応混合物をIN
水酸化ナトリウム100m!で抽出しついでこの抽出物
を塩酸で酸性化すると融点135〜138°C(分解)
の1−(I−(2,6−ジフルオロフエニル)エチル〕
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸が
得られた。
1−(I−(2,6−ジフルオロフエニル)エチル)−
1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸7.
1g(26,6ミリモル)、エタノール150+J及び
硫酸1−を10時間加熱して還流させた。後処理を施こ
したところ、融点118〜121℃の1− (I−(2
,6−ジフルオロフエニル)エチル)−1H−1,2,
3−トリアゾール−4−カルボン酸エチルが得られた。
mユに実施例1の操作により、l−(2−(2−(2,
6−ジフルオロフエニル)プロピル〕} −1H−1,
2,3−トリアゾール−4−カルボン酸エチルから融点
203〜205℃(ヌタノールから再結晶)の1− (
2−(2−(2。
6−ジフルオロフエニル)フロビル〕}−1H−1,2
,3−トリアゾール−4−カルボキサミドが得られた。
出発原料は次のようにして製造される:塩化メチルマグ
ネシウムのテトラヒドロフラン3モル溶液120−を2
.6−ジフルオロ安息香酸エチル28g (I50ミリ
モル)のエーテル(200a/)溶液に徐々に滴加した
。還流下に1時間ついで10%塩化アンモニウム溶液で
の1!処理を施こすと、bp12= 74〜76℃の沸
点の2−(2、6−ジフルオロフエニル)プロパン−2
−オールが得られた。
2−(2,6−ジフルオロフエニル)プロパン−2−オ
ール20.6g(I20ミリモル)をアゾ水素酸溶液(
IN、ベンゼン中)300dに溶解しついでトリフルオ
ロ酢酸22.8g (200ミリモル)をこの溶液に添
加した。室温に24時間放置後、反応液をヘキサン50
0−で希釈し、水でついで炭斂水素ナトリウムで酸がな
くなるまで洗浄しついで硫酸ナトリウム上で乾燥した。
溶媒を蒸発除去しついで残渣を蒸留したところ1)Pt
s = 85〜87℃の2−(2,6−ジフルオロフエ
ニル)−2−アジドプロパンが得られた。
2−(2,6−ジフルオロフエニル)−2−アジドプロ
パンLog(51ミリモル)をプロピンカルボン酸3.
6g(51ミリモル)のトルエン(I00a/)溶液と
反応させついで後処理を実施例12において述べたよう
に実施したところ、融点173℃(分解)の1− (2
−(2−(2,6−ジフルオロフエニル)プロピル〕}
−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボン酸が
得られた。
上記酸をエタノール50−及び濃硫酸0.5−を用いて
エステル化すると1− (2−(2−(2,6−ジフル
オロフエニル)プロピル〕)−1H−1,2,3−トリ
アゾール−4−カルボン酸エチルが淡黄色粘稠油状物質
として得られ、この物質は更に精製することなしにアン
モニアとの反応に用いることができた。
実JL例」1旦」一実施例1において述べた操作により
、2−(2,6−ジフルオロフエニル)−2−アジドプ
ロパン及びアセチレンジカルボン酸ジメチルから1− 
(2−(2−(2,6−ジフルオロフエニル)プロピル
〕} −1H−1,2,3−トリアゾール−4,5−ジ
カルボン酸ジメチル(m、p、 = 100〜102℃
)を経て、融点177〜178°C(酢酸エチル/ヘキ
サンから再結晶)の1− (2−(2−(2,6−ジフ
ルオロフエニル)プロピル〕}−1H−1,2,3−ト
リアゾール−4,5−ジカルボキサミドが得られた。
7二2,6−ジフルオロベンジルアジド16.9g(o
,1モル)及びブチ−2−インカルボキサミド8.3g
(o,1モル)をジオキサン20−中で16時間100
℃で加熱した。ジオキサンを蒸発除去した後、所望の異
性体をカラムクロマトグラフィにより分離したところ、
融点208〜210℃(メタノールから再結晶)の1−
(2,6−ジフルオロベンジル)−5−メチル−1H−
1,2,3−トリアゾール−4−力ルポキサミドが得ら
れた。
実IL上7−1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1
H−1,2,3−トリアゾール−4゜5−ジカルボキサ
ミド2.81g(I0ミリモル)、無水酢酸2〇−及び
硫酸2滴を3時間80℃で加熱した。冷却後、混合物を
水100−と共に1時間20〜25℃で撹拌しついで沈
澱生成物を吸引ろ過しついで水洗した。メタノール75
wJから再結晶すると、融点136〜138℃の1−(
2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1゜2.3−ト
リアゾール−4,5,−ジー(N−アセチル)カルボキ
サミドが得られた。
実j1例」一旦二−実施例17において述べた操作によ
り、融点205〜207°C(ジオキサン/トルエンか
ら再結晶)の1−(2,6−ジフルオロベンジル) −
1H−1,2,3−トリアゾール−4−(N−アセチル
)カルボキサミドも又同様に得られた。
mユユニアセチジンジカルポン酸ジアミド1.4g(I
2,5ミリモル)を60℃でジメチルスルホキシドIo
n/に溶解した。2.6−シフルオロベンジルアジド1
.69g(I0ミリモル)をこれに添加しついで16時
間80℃で撹拌した。次に水25−で希釈し、吸引ろ過
し、水50−と共に撹拌し30分間50〜60℃で撹拌
し、再び吸引ろ過し、乾燥しついでジオキサン/エタノ
ールから再結晶したところ、融点203〜205℃の1
−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,3
−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミドが得られた
201−それぞれ1−(o−フルオロベンジル)−1H
−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド50
mgを含有する錠剤を次のようにして製造した: 紅戚−(I0,000錠剤に対して) 有効成分         500.0g乳糖    
       500.0gじゃがいもでん粉    
 352.0gゼラチン           8.0
gタルク            60.0gステアリ
ン酸マグネシウム  10.0gシリカ(高分散化物)
     20.0gエタノール          
十分な量有効成分を乳糖及びじゃがいもでん粉292g
と混合しついでこの混合物をゼラチンのアルコール溶液
で湿潤させついで篩を通して顆粒化した。
乾燥後、顆粒化物を残りのじゃがいもでん粉、タルク、
ステアリン酸マグネシウム及び高度に分散化したシリカ
と混合しついでこの混合物を圧縮してそれぞれ重さ14
5.0gで有効成分50.0mgを含有する錠剤を形成
した。望ましい場合にはより適切に用量を調整するため
に、錠剤に割目を施してもよい。
実m−それぞれ1−(o−フルオロベンジル) −1H
−1,2,3−トリアゾール−4−力ルポキサミド10
0mgを含有するフィルム被覆錠剤を次のようにして製
造することができる二組成(I000錠剤に対して) 有効成分         100.00g乳糖   
        100.OOgコーンデン粉    
    70.00gタルク            
8.50gステアリン酸カルシウム    1.50g
ヒドロキシプロピル メチルセルロース 2.36g セラック           0.64g水    
           十分な事項化メチレン    
      十分な量有効成分、乳糖及びコーンデン粉
40gを混合しついでコーンデン粉15gと水から製造
した(加熱して)ペーストで湿潤させついでこの混合物
を顆粒化した。顆粒化物を乾燥しついで残りのコーンデ
ン粉、タルク及びステアリン酸カルシウムと混合した。
この混合物を圧縮して重さ280gの錠剤を形成した。
錠剤を次にヒドロキシプロピルメチルセルロースとセラ
ックの塩化メチレン溶液で被覆した。錠剤の最終重量は
283gであった。
W−実施例1〜19の別の化合物を含有する錠剤及び被
覆錠剤も又実施例20及び21において述べたようにし
て製造することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Phはo−位においてフッ素化され場合により更
    に少なくとも1個の更なるハロゲン原子で置換されたフ
    エニル残基を表し、alkは低級アルキリデンを表し、
    R_1は水素、低級アルキル、又は非置換又は低級アル
    カノイルもしくは低級アルキルで置換されたカルバミル
    (カルバモイル)基を表し、R_2は非置換又は低級ア
    ルカノイルもしくは低級アルキルで置換されたカルバミ
    ル基を表す、 の新規なフッ素化1−(α−フエニルアルキル)−1H
    −1,2,3−トリアゾール化合物。 2、Phがo−位においてフッ素化され場合により更に
    原子番号35以下の3個以下のハロゲン原子で置換され
    たフエニルを表し、alkがC_1−C_4−アルキリ
    デンを表し、R_1が水素、C_1−C_4−アルキル
    、カルバミル、N−C_1−C_7−アルカノイルカル
    バミル又はN,N−ジ−C_1−C_4−アルキルカル
    バミルを表し、R_2がカルバミル、N−C_1−C_
    7−アルカノイルカルバミル又はN,N−ジ−C_1−
    C_4−アルキルカルバミルを表す特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 3、Phがo−位においてフッ素化され場合により更に
    2個以下の塩素原子、1個のフッ素原子及び1個の塩素
    原子、又は2個以下のフッ素原子で置換されたフエニル
    を表し、alkがC_1−C_4−アルキリデンを表し
    、R_1が水素、C_1−C_4−アルキル、カルバミ
    ル、N−C_2−C_5−アルカノイルカルバミル又は
    N,N−ジ−C_1−C_4−アルキルカルバミルを表
    し、R_2がカルバミル、N−C_2−C_5−アルカ
    ノイルカルバミル又はN,N−ジ−C_1−C_4−ア
    ルキルカルバミルを表す特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 4、Phがo−位においてフッ素化され場合により更に
    1個の塩素原子、1個のフッ素原子と1個の塩素原子又
    は2個以下のフッ素原子で置換されたフエニルを表し、
    alkがC_1−C_4−アルキリデンを表し、R_1
    が水素、C_1−C_4−アルキル又は残基R_2を表
    し、R_2がカルバミル又はN,N−ジ−C_1−C_
    4−アルキルカルバミルを表す特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 5、Phがo−フルオロフエニル、2,3−、2,4−
    、2,5−もしくは2,6−ジフルオロフエニル又は6
    −クロロ−2−フルオロフエニルを表し、alkがメチ
    レンを表し、R_1が水素又はカルバミルを表し、R_
    2がカルバミルを表す特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 6、Phがo−フルオロフエニル、2,5−ジフルオロ
    フエニル、2,6−ジフルオロフエニル又は2−クロロ
    −6−フルオロフエニルを表し、alkがメチレンを表
    し、R_1及びR_2が共にカルバミルを表す特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 7、1−(o−フルオロベンジル)−1H−1,2,3
    −トリアゾール−4,5−ジカルボキサミドである特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 8、1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,
    2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド、 1−(o−フルオロベンジル)−1H−1,2,3−ト
    リアゾール−4−カルボキサミド、 1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4−カルボキサミド、1−(6−ク
    ロロ−2−フルオロベンジル)−1H−1,2,3−ト
    リアゾール−4−カルボキサミド、 1−(6−クロロ−2−フルオロベンジル)−1H−1
    ,2,3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド、 1−(2,5−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド、 1−(2,6−ジフルオロベンジル)−5−メチル−1
    H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド、 1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4,5−(N,N−ジメチル)−ジ
    カルボキサミド。 1−〔1−(2,6−ジフルオロフエニル)エチル〕−
    1H−1,2,3−トリアゾール−4−カルボキサミド
    、 1−{2−〔2−(2,6−ジフルオロフエニル)プロ
    ピル〕}−1H−1,2,3−トリアゾール−4−カル
    ボキサミド、 1−{2−〔2,6−ジフルオロフエニル)プロピル〕
    }−1H−1,2,3−トリアゾール−4,5−ジカル
    ボキサミド、 1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4−(N−アセチル)カルボキサミ
    ド、 1−(2,6−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4,5−(N−アセチル)ジカルボ
    キサミド、 1−(2,3−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミド又は 1−(2,4−ジフルオロベンジル)−1H−1,2,
    3−トリアゾール−4,5−ジカルボキサミドである特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 9、特許請求の範囲第1項ないし第8項のいずれか1項
    において特許請求した化合物を、常用の薬学的助剤及び
    /又は担体と共に含有する薬学的組成物。 10、式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Phはo−位においてフッ素化され場合により更
    に少なくとも1個の更なるハロゲン原子で置換されたフ
    エニル残基を表し、alkは低級アルキリデンを表し、
    R_1は水素、低級アルキル、又は非置換又は低級アル
    カノイルもしくは低級アルキルで置換されたカルバミル
    基を表し、R_2は非置換又は低級アルカノイルもしく
    は低級アルキルで置換されたカルバミル基を表す、 の新規なフッ素化1−(α−フエニルアルキル)−1H
    −1,2,3−トリアゾール化合物の製造方法であつて
    、 a)Ph−alk−N_3(II) を式(III): R_1−C=C−R_2(III) 式中、Y_1はヒドロキシを、Y_2は水素を表すか、
    又はY_1及びY_2は協働して更なる結合を表す、 の化合物、又はその塩及び/又はその互変異性体と反応
    させるか、又は b)式(IV): Ph−alk−Z(IV) 式中、Zは反応性エステル化ヒドロキシを表す、 の化合物を、式(V): ▲数式、化学式、表等があります▼(V) の1H−1,2,3−トリアゾール誘導体又はその塩と
    反応させるか、又は c)式(VI): ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) 式中、Y_4は非置換もしくは低級アルキルで置換され
    たカルバミルに変換しうる残基Y_Aを、Y_5は基R
    _1又は非置換もしくは低級アルキルで置換されたカル
    バミルに変換しうる残基Y_Bを、又はY_4は基R_
    2をY_5は非置換もしくは低級アルキルで置換された
    カルバミルに変換しうる残基Y_Bを表す、 の化合物において、Y_A及び/又はY_Bを非置換も
    しくは低級アルキルで置換されたカルバミルに変換し、
    必要に応じて、得られた異性体混合物を各成分に分離し
    、式( I )の異性体を単離し、望ましい場合には、各
    方法により得られた反応生成物を式( I )の他の化合
    物に変換し及び/又は各方法により得られた対掌体混合
    物もしくはジアステレオマー混合物を各成分に分割する
    方法、特に式(VI)(式中、Y_4はエステル化カルバ
    ミルであり、Y_5は水素、低級アルキル又はエステル
    化カルボキシである)の化合物を過剰のアンモニア又は
    ジ−低級アルキルアミンと反応させ、望ましい場合には
    、各方法により得られた化合物(式中、R_2及び、場
    合によりR_1は非置換カルバミルを表す)においてR
    _2及び、場合によりR_1を低級アルカノイル化する
    ことを特徴とする製造方法。
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