JPH11198840A - 車両の自動操舵装置 - Google Patents

車両の自動操舵装置

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JPH11198840A
JPH11198840A JP10005334A JP533498A JPH11198840A JP H11198840 A JPH11198840 A JP H11198840A JP 10005334 A JP10005334 A JP 10005334A JP 533498 A JP533498 A JP 533498A JP H11198840 A JPH11198840 A JP H11198840A
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JP
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steering
detecting means
actuator
vehicle
angle
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JP10005334A
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Yasuo Shimizu
康夫 清水
Katsuhiro Sakai
克博 酒井
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/027Parking aids, e.g. instruction means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids
    • B62D15/027Parking aids, e.g. instruction means
    • B62D15/0285Parking performed automatically

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動操舵装置の転舵角検出手段が故障したと
きに、車両が予期せぬ方向に移動するのを確実に防止す
る。 【解決手段】 自動操舵制御を行うために車輪の実転舵
角を検出する転舵角検出手段S1 は、それぞれポテンシ
ョメータ等から構成された第1転舵角検出手段13aお
よび第2転舵角検出手段13bから成り、第1、第2転
舵角検出手段13a,13bは比較手段14に接続され
る。比較手段14は第1、第2転舵角検出手段13a,
13bでそれぞれ検出した転舵角θa,θbを比較し、
両者の誤差が例えば5°以上であるときには、自動操舵
制御中止手段16がステアリングアクチュエータ駆動手
段17に自動操舵制御中止指令信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライバーのステ
アリング操作によらずに車両を自動的に駐車するための
車両の自動操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる車両の自動操舵装置は特開平3−
74256号公報、特開平4−55168号公報により
既に知られている。これらの車両の自動操舵装置は、従
来周知の電動パワーステアリング装置のアクチュエータ
を利用し、予め記憶した車両の移動距離と転舵角との関
係に基づいて前記アクチュエータを制御することによ
り、バック駐車や縦列駐車を自動で行うようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のもの
は車両の転舵角が予め記憶した規範転舵角に一致するよ
うにアクチュエータの駆動を制御するようになっている
が、車両の転舵角を検出する転舵角検出手段が故障する
と、車両を目的の移動軌跡に沿って移動させることがで
きなくなり、車両が予期せぬ方向に移動する可能性があ
る。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、自動操舵装置の転舵角検出手段が故障したときに、
車両が予期せぬ方向に移動するのを確実に防止すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、目標位置までの車両
の移動軌跡を記憶または算出する移動軌跡設定手段と、
車輪を転舵するアクチュエータと、車輪の転舵角を検出
する転舵角検出手段と、転舵角検出手段で検出した転舵
角が前記移動軌跡に対応する規範転舵角に一致するよう
にアクチュエータの駆動を制御するアクチュエータ制御
手段とを備えた車両の自動操舵装置において、転舵角検
出手段が第1転舵角検出手段および第2転舵角検出手段
から成り、前記アクチュエータ制御手段は、前記第1、
第2転舵角検出手段の出力が不一致のときに前記移動軌
跡に基づくアクチュエータの制御を中止することを特徴
とする。
【0006】上記構成によれば、第1転舵角検出手段お
よび第2転舵角検出手段でそれぞれ車輪の転舵角を検出
し、両転舵角検出手段の出力が不一致のときに、何れか
の転舵角検出手段が故障していると判定して移動軌跡に
基づくアクチュエータの制御を中止するので、誤った転
舵角に基づく自動操舵制御が行われて車両が予期せぬ方
向に移動するのを確実に防止することができる。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記アクチュエータは電気モータで
あり、前記第1、第2転舵角検出手段の何れか一方は、
アクチュエータの端子電圧を検出する電圧検出手段と、
アクチュエータの通電電流を検出する電流検出手段と、
前記端子電圧および通電電流に基づいてアクチュエータ
の回転角を算出する回転角算出手段と、アクチュエータ
の回転角に基づいて転舵角を算出する転舵角算出手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、アクチュエータの端子
電圧および通電電流から回転角を算出し、このアクチュ
エータの回転角から車輪の転舵角を算出するので、電動
パワーステアリング装置に標準的に装備されている電圧
検出手段および電流検出手段を利用して転舵角を検出す
ることが可能となり、特別の転舵角検出手段を設ける必
要がなくなってコストの削減に寄与することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は操舵制御装置を備えた車両の全体構成図、
図2はバック駐車/左モードの作用説明図、図3はモー
ド選択スイッチおよび自動駐車スタートスイッチを示す
図、図4は制御系のブロック図である。
【0011】図1に示すように、車両Vは一対の前輪W
f,Wfおよび一対の後輪Wr,Wrを備える。ステア
リングホイール1と操舵輪である前輪Wf,Wfとが、
ステアリングホイール1と一体に回転するステアリング
シャフト2と、ステアリングシャフト2の下端に設けた
ピニオン3と、ピニオン3に噛み合うラック4と、ラッ
ク4の両端に設けた左右のタイロッド5,5と、タイロ
ッド5,5に連結された左右のナックル6,6とによっ
て接続される。ドライバーによるステアリングホイール
1の操作をアシストすべく、あるいは後述する車庫入れ
のための自動操舵を行うべく、電気モータよりなるステ
アリングアクチュエータ7がウオームギヤ機構8を介し
てステアリングシャフト2に接続される。
【0012】操舵制御装置21は制御部22と記憶部2
3とから構成されており、制御部22には、ステアリン
グホイール1の回転角に基づいて前輪Wf,Wfの転舵
角θactを検出する転舵角検出手段S1 と、ステアリ
ングホイール1の操舵トルクを検出する操舵トルク検出
手段S2 と、左右の前輪Wf,Wfの回転角を検出する
前輪回転角検出手段S3 ,S3 と、ブレーキペダル9の
操作量を検出するブレーキ操作量検出手段S4 と、セレ
クトレバー10により選択されたシフトレンジ(「D」
レンジ、「R」レンジ、「N」レンジ、「P」レンジ
等)を検出するシフトレンジ検出手段S5 と、車両Vの
前部、中央部および後部に設けられた合計8個の物体検
出手段S6 …とからの信号が入力される。物体検出手段
6 …は公知のソナー、レーダー、テレビカメラ等から
構成される。尚、8個の物体検出手段S6 …と制御部2
2とを接続するラインは、図面の煩雑化を防ぐために省
略してある。制御部22は本発明のアクチュエータ制御
手段を構成し、記憶部23は本発明の移動軌跡設定手段
を構成する。
【0013】図3を併せて参照すると明らかなように、
ドライバーにより操作されるモード選択スイッチS7
よび自動駐車スタートスイッチS8 が制御部22に接続
される。モード選択スイッチS7 は、後述する4種類の
駐車モード、即ちバック駐車/右モード、バック駐車/
左モード、縦列駐車/右モードおよび縦列駐車/左モー
ドの何れかを選択する際に操作される4個のボタンを備
える。自動駐車スタートスイッチS8 は、モード選択ス
イッチS7 で選択した何れかのモードによる自動駐車を
開始する際に操作される。
【0014】記憶部23には、前記4種類の駐車モード
のデータ、即ち車両Vの移動距離Xに対する規範転舵角
θrefの関係が、予めテーブルとして記憶されてい
る。
【0015】制御部22は、前記各検出手段S1 〜S6
およびスイッチS7 ,S8 からの信号と、記憶部23に
記憶された駐車モードのデータとに基づいて、前記ステ
アリングアクチュエータ7の作動と、液晶モニター、ス
ピーカ、ランプ、チャイム、ブザー等を含む操作段階教
示装置11の作動とを制御する。
【0016】図4は、制御部22のうちステアリングア
クチュエータ7の制御を司る部分の構成を示すものであ
る。
【0017】前記転舵角検出手段S1 はそれぞれポテン
ショメータ等から構成された第1転舵角検出手段13a
および第2転舵角検出手段13bから成り、第1、第2
転舵角検出手段13a,13bは比較手段14に接続さ
れる。比較手段14は第1、第2転舵角検出手段13
a,13bでそれぞれ検出した転舵角θa,θbを比較
し、両転舵角θa,θbの誤差が例えば5°未満である
ときに、そのハイセレクト値、ローセレクト値、あるい
は平均値を実転舵角θactとして偏差算出手段15に
出力する。一方、両転舵角θa,θbの誤差が5°以上
であるときには、自動操舵制御中止手段16がステアリ
ングアクチュエータ駆動手段17に自動操舵制御中止指
令信号を出力する。
【0018】前輪回転角検出手段S3 ,S3 で検出した
前輪Wf,Wfの回転角は移動距離検出手段18に入力
され、移動距離検出手段18は既知である前輪Wf,W
fの周長に前輪回転角検出手段S3 ,S3 で検出した前
輪Wf,Wfの回転角を乗算することにより車両Vの移
動距離Xが求められる。尚、前記移動距離Xの算出に
は、左右一対の前輪回転角検出手段S3 ,S3 の出力の
ハイセレクト値、ローセレクト値、あるいは平均値が使
用される。
【0019】移動距離検出手段18で検出した車両Vの
移動距離Xに基づいて記憶部23から読み出した規範転
舵角θref(図2(B)参照)は前記偏差算出手段1
5に入力され、偏差算出手段15は規範転舵角θref
と実転舵角θactとの偏差E(=θref−θac
t)を算出し、ステアリングアクチュエータ駆動手段1
7は前記偏差Eが0になるようにステアリングアクチュ
エータ7の作動を制御する。このとき、規範転舵角θr
efのデータは車両Vの移動距離Xに対応して設定され
ているため、クリープ走行の車速に多少の変動があって
も車両Vは常に前記移動軌跡上を移動することになる。
【0020】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0021】自動駐車を行わない通常時(前記モード選
択スイッチS7 が操作されていないとき)には、操舵制
御装置21は一般的なパワーステアリング制御装置とし
て機能する。具体的には、ドライバーが車両Vを旋回さ
せるべくステアリングホイール1を操作すると、操舵ト
ルク検出手段S2 がステアリングホイール1に入力され
た操舵トルクを検出し、制御部22は前記操舵トルクに
基づいてステアリングアクチュエータ7の駆動を制御す
る。その結果、ステアリングアクチュエータ7の駆動力
によって左右の前輪Wf,Wfが転舵され、ドライバー
のステアリング操作がアシストされる。
【0022】次に、バック駐車/左モード(車両Vの左
側にある駐車位置にバックしながら駐車するモード)を
例にとって、自動操舵制御の内容を説明する。
【0023】先ず、図2(A)に示すように、ドライバ
ー自身のステアリング操作により車両Vを駐車しようと
する車庫の近傍に移動させ、車体の左側面を車庫入口線
にできるだけ近づけた状態で、予め決められた基準(例
えば、ドアの内側に設けられたマークやサイドミラー)
が車庫の中心線に一致する位置(スタート位置)に車
両Vを停止させる。そして、モード選択スイッチS7
操作してバック駐車/左モードを選択するとともに自動
駐車スタートスイッチS8 をONすると、が開始され
る。自動操舵制御が行われている間、操作段階教示装置
11には自車の現在位置、周囲の障害物、駐車位置、ス
タート位置から目標位置までの自車の予想移動軌跡、前
進から後進に切り換える折り返し位置等が表示され、併
せてスピーカからの音声でドライバーに前記折り返し位
置におけるセレクトレバー10の操作等の各種の指示や
警報が行われる。
【0024】自動操舵制御により、ドライバーがブレー
キペダル9を緩めて車両Vをクリープ走行させるだけで
ステアリングホイール1を操作しなくても、モード選択
スイッチS7 により選択されたバック駐車/左モードの
データに基づいて前輪Wf,Wfが自動操舵される。即
ち、スタート位置から折り返し位置まで車両Vが前
進する間は前輪Wf,Wfは右に自動操舵され、折り返
し位置から目標位置まで車両Vが後進する間は前輪
Wf,Wfは左に自動操舵される。
【0025】図2(B)から明らかなように、自動操舵
が行われている間、制御部22は記憶部23から読み出
したバック駐車/左モードの規範転舵角θrefと、第
1、第2転舵角検出手段13a,13bの出力から求め
た実転舵角θactとに基づいて偏差E(=θref−
θact)を算出し、その偏差Eが0になるようにステ
アリングアクチュエータ7の作動を制御する。
【0026】ところで、上記自動操舵制御はドライバー
がブレーキペダル9を踏んで車両がクリープ走行する間
に実行されるため、ドライバーが障害物を発見したとき
に速やかにブレーキペダル9を踏み込んで車両Vを停止
させることができる。
【0027】上述した自動操舵制御は、ドライバーがモ
ード選択スイッチS7 をOFFした場合に解除される
が、それ以外にもドライバーがブレーキペダル9から足
を離した場合、ドライバーがステアリングホイール1を
操作した場合、何れかの物体検出手段S6 が障害物を検
出した場合、第1、第2転舵角検出手段13a,13b
の出力が不一致になった場合に解除され、通常のパワー
ステアリング制御に復帰する。
【0028】次に、第1、第2転舵角検出手段13a,
13bの出力が不一致になった場合の自動操舵制御の中
止について更に説明する。
【0029】図4において、第1転舵角検出手段13a
で検出した転舵角θaおよび第2転舵角検出手段13b
で検出した転舵角θbが入力された比較手段14は両転
舵角θa,θbを比較し、両者の誤差が5°以上である
ときには、第1、第2転舵角検出手段13a,13bの
何れかが故障したと判定する。このような場合、両転舵
角θa,θbのハイセレクト値、ローセレクト値、ある
いは平均値を実転舵角θactとして使用すると、その
実転舵角θactの誤差により自動操舵制御を正確に行
うことができなくなり、車両Vの移動軌跡が規範移動軌
跡からずれてしまう可能性がある。
【0030】そこで、このような場合に、自動操舵制御
中止手段16がステアリングアクチュエータ駆動手段1
7に自動操舵制御中止指令信号を出力して自動操舵制御
を中止することにより、車両Vが予期せぬ方向に移動す
るのを防止することができる。このとき、操作段階教示
装置11が、スピーカからの音声で自動操舵制御が中止
されたことをドライバーに報知する。
【0031】尚、第1、第2転舵角検出手段13a,1
3bが出力する両転舵角θa,θbが不一致になったと
きだけでなく、それらの変化率dθa/dt,dθb/
dtの誤差が例えば1rad/sec以上になった場
合、あるいは両転舵角θa,θbの一方が変化している
のに他方が変化しない(一定値)場合にも、自動操舵制
御を中止することができる。
【0032】次に、図5および図6に基づいて本発明の
第2実施例を説明する。
【0033】第2実施例は、第1実施例の第2転舵角検
出手段13b(図4参照)を備えておらず、その代わり
に電気モータよりなるステアリングアクチュエータ7の
回転角αに基づいて転舵角θbを検出するようになって
いる。第2転舵角検出手段13bは、ステアリングアク
チュエータ7の端子電圧uを検出する電圧検出手段31
と、ステアリングアクチュエータ7の通電電流iを検出
する電流検出手段32と、端子電圧uおよび通電電流i
に基づいてステアリングアクチュエータ7の回転角αを
算出する回転角算出手段33と、ステアリングアクチュ
エータ7の回転角αに基づいて前輪Wf,Wf転舵角θ
bを算出する転舵角算出手段34とから構成される(図
5参照)。
【0034】図6に示す電気モータ7のモデルにおい
て、端子電圧をu、通電電流をi、抵抗をR、インダク
タンスをL、逆起電力をe、回転角をαとすると、端子
電圧uは、
【0035】
【数1】
【0036】
【数2】
【0037】により表される。ここでKはステアリング
アクチュエータ7の特性により決まる定数である。
【0038】前記(1)式および(2)式から回転角α
は、
【0039】
【数3】
【0040】により算出される。(3)式においてイン
ダクタンスLは一般に小さいから省略可能であり、その
結果(3)式は次のようになる。
【0041】
【数4】
【0042】(4)式から明らかなように、定数R,K
が定まれば端子電圧uおよび通電電流iに基づいてステ
アリングアクチュエータ7の回転角αを算出することが
できる。そしてステアリングアクチュエータ7の回転角
αと前輪Wf,Wfの転舵角θbとは一定の関係がある
ことから、ステアリングアクチュエータ7の回転角αに
基づいて前輪Wf,Wfの転舵角θbを算出することが
でき、しかも電圧検出手段31および電流検出手段32
は電動パワーステアリング装置に標準的に装備されてい
るため、それを装備するための特別のコストが不要であ
る。
【0043】而して、第1実施例と同様に、ポテンショ
メータよりなる第1転舵角検出手段13aで検出した転
舵角θaと本実施例の第2転舵角検出手段13bで検出
した転舵角θbとの誤差が5°以上であれば、第1、第
2転舵角検出手段13a,13bの何れかが故障したと
判定し、自動操舵制御中止手段16がステアリングアク
チュエータ駆動手段17に自動操舵制御中止指令信号を
出力して自動操舵制御を中止する。尚、第1、第2転舵
角検出手段13a,13bが出力する両転舵角θa,θ
bの変化率dθa/dt,dθb/dtの誤差が例えば
1rad/sec以上になった場合、あるいは両転舵角
θa,θbの一方が変化しているのに他方が変化しない
場合にも、自動操舵制御を中止することができる。
【0044】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0045】例えば、実施例では目標位置までの車両V
の移動軌跡が予め記憶部23に記憶されているが、車両
Vの現在位置および目標位置から前記移動軌跡を算出す
ることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、第1転舵角検出手段および第2転舵角検出手
段でそれぞれ車輪の転舵角を検出し、両転舵角検出手段
の出力が不一致のときに、何れかの転舵角検出手段が故
障していると判定して移動軌跡に基づくアクチュエータ
の制御を中止するので、誤った転舵角に基づく自動操舵
制御が行われて車両が予期せぬ方向に移動するのを確実
に防止することができる。
【0047】また請求項2に記載された発明によれば、
アクチュエータの端子電圧および通電電流から回転角を
算出し、このアクチュエータの回転角から車輪の転舵角
を算出するので、電動パワーステアリング装置に標準的
に装備されている電圧検出手段および電流検出手段を利
用して転舵角を検出することが可能となり、特別の転舵
角検出手段を設ける必要がなくなってコストの削減に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操舵制御装置を備えた車両の全体構成図
【図2】バック駐車/左モードの作用説明図
【図3】モード選択スイッチおよび自動駐車スタートス
イッチを示す図
【図4】制御系のブロック図
【図5】第2実施例に係る第2転舵角検出手段のブロッ
ク図
【図6】アクチュエータのモデルを示す図
【符号の説明】
7 ステアリングアクチュエータ(アクチュエ
ータ) 13a 第1転舵角検出手段 13b 第2転舵角検出手段 22 制御部(アクチュエータ制御手段) 23 記憶部(移動軌跡設定手段) 31 電圧検出手段 32 電流検出手段 33 回転角算出手段 34 転舵角算出手段 i 通電電流 S1 転舵角検出手段 u 端子電圧 V 車両 Wf 前輪(車輪) θact 転舵角 θb 転舵角 θref 規範転舵角 α 回転角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
    記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と、 車輪(Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と、 車輪(Wf)の転舵角(θact)を検出する転舵角検
    出手段(S1 )と、 転舵角検出手段(S1 )で検出した転舵角(θact)
    が前記移動軌跡に対応する規範転舵角(θref)に一
    致するようにアクチュエータ(7)の駆動を制御するア
    クチュエータ制御手段(22)と、を備えた車両の自動
    操舵装置において、 転舵角検出手段(S1 )が第1転舵角検出手段(13
    a)および第2転舵角検出手段(13a)から成り、前
    記アクチュエータ制御手段(22)は、前記第1、第2
    転舵角検出手段(13a,13b)の出力が不一致のと
    きに前記移動軌跡に基づくアクチュエータ(7)の制御
    を中止することを特徴とする車両の自動操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータ(7)は電気モータ
    であり、前記第1、第2転舵角検出手段(13a,13
    b)の何れか一方は、アクチュエータ(7)の端子電圧
    (u)を検出する電圧検出手段(31)と、アクチュエ
    ータ(7)の通電電流(i)を検出する電流検出手段
    (32)と、前記端子電圧(u)および通電電流(i)
    に基づいてアクチュエータ(7)の回転角(α)を算出
    する回転角算出手段(33)と、アクチュエータ(7)
    の回転角(α)に基づいて転舵角(θb)を算出する転
    舵角算出手段(34)とを備えたことを特徴とする、請
    求項1に記載の車両の自動操舵装置。
JP10005334A 1998-01-14 1998-01-14 車両の自動操舵装置 Pending JPH11198840A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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