JP3546432B2 - 編集装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は例えば楽曲等のデータを記録することのできるディスク状記録媒体に対する編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ユーザーが音楽データ等を記録することのできるデータ書き換え可能なディスクメディアが知られており、このようなディスクメディアでは、既に楽曲等のデータが記録されているエリアや未記録エリアを管理するデータ領域(TOC及びユーザーTOC、以下ユーザーTOCについてはU−TOCという)が設けられ、例えば記録、編集、消去等の動作の終了毎にこの管理情報も書き換えられるようになされている。
【0003】
そして、例えば或る楽曲の録音を行なおうとする際には、録音装置はU−TOCからディスク上の未記録エリアを探し出し、ここに音声データを記録していくようになされている。また、再生装置においては再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−TOCから判別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0004】
ところで、光磁気ディスク(MOディスク)等の記録可能のディスクメディアにおいては、DATやコンパクトカセットテープ等のテープ状記録媒体に比べてランダムアクセスがきわめて容易であり、従って、記録した順番とは無関係な順番で楽曲を再生していくことも容易である。例えばコンパクトディスクにおいてはいわゆるプログラム再生としてよく知られているように、ユーザーが再生順序をプログラム操作することで好みの順序で録音されている楽曲を順次再生していくことができる。なお、記録されるデータは楽曲に限定されるものではないが、本明細書ではデータとして楽曲が記録されていくものとして説明を続ける。
【0005】
ここで、上記のようにTOC及びU−TOCを備えた光磁気ディスクでは、コンパクトディスクと同様にプログラム再生を行なうことは当然可能であるが、U−TOCを書き換えることにより、本来の再生順序(ユーザーがプログラムを行なわない通常の再生動作における再生順序であり通常は録音された順に付された楽曲ナンバに従った順序となる)も変更することが可能になる。つまり、U−TOCとしては、記録されている第1曲目から最後の曲までの各楽曲についてそのエリアを指定する情報が保持されているので、指定されるエリアを変更するだけで再生順序を変更できる。
もちろん、録音されている楽曲の消去についても同様で、U−TOCの書き換えを行なうのみでよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、U−TOCの書き換えにより楽曲の曲順の変更や特定の楽曲の削除を行なうことは、ユーザーが実行すべき操作が分かりにくいものとなり、容易に実行できなくなるという問題があった。
【0007】
例えば楽曲の消去について説明するため、図9(a)のようにM1 〜M5 までの5曲が録音されている状態から3曲目のM3 と4曲目のM4 を消去したい場合を想定する。
【0008】
楽曲M3 についての消去を実行するにはU−TOCにおける第3曲目の録音エリアの指定を楽曲M4 の録音されたエリアに変更し、第4曲目の録音エリアの指定を楽曲M5 に変更し、第5曲目のエリア指定を抹消することになる。すると、U−TOCでは図9(b)のようにもともとの第3曲目が消去された上で、ディスク上に残りの4曲がM1 〜M4 として記録されていることが表現されるように変更されたことになる。
【0009】
この時点でまだもともと第4曲目であった楽曲は消去されていないため、続いて消去操作をしなければならないが、この際、ユーザーは消去すべき楽曲としてM4 ではなくM3 を指定しなければならない。そして楽曲M3 を指定して消去指示することにより、図9(c)のようにもともと第3曲目と第4曲目とされていた楽曲が消去され、もともとの1曲目、2曲目、5曲目が、新たな第1曲目M1 、第2曲目M2 、第3曲目M3 として保持される。
【0010】
つまり、一度に複数の曲を消去したくとも、消去の度に楽曲ナンバがずれてしまうため、ユーザーにとって消去したい曲と楽曲ナンバの対応が困難になり、場合によっては誤って消去したくない曲を消去してしまうこともある。
【0011】
楽曲の再生順序を変更していく場合も同様で、1つの楽曲の順序を変更するたびに他の楽曲についての楽曲ナンバがずれてしまうため、多くの楽曲について曲順を入れ換えたい場合などは非常に複雑でわかりにくい操作をユーザーに要求することになってしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもので、容易に特定の再生データの削除を行なうことができる編集装置を提供することを目的とする。
【0013】
このため編集装置として、複数のデータが記録された記録可能領域と上記記録可能領域に記録された各々のデータを管理する管理情報(U−TOC)が記録された管理領域とを備えた記録媒体に対して、記録された複数のデータから所望のデータを消去する編集装置において、上記記録媒体に記録された複数のデータから消去を行いたいデータの番号を指定する第1の操作手段と、上記第1の操作手段にて消去指定されたデータの番号を告知する表示手段と、上記第1の操作手段にて消去指定されたデータの番号を一括消去指示を確定する第2の操作手段と、上記第2の操作手段により、上記第1の操作手段にて消去指定されたデータの番号の一括消去指示が確定された場合に、消去指定されたデータを除いてデータの再生順序がつめられるように上記管理領域の管理情報を書き換える制御を行う制御手段とを備えるようにする。
【0014】
また、上記制御手段にてデータの再生順序をつめる上記管理領域の書換制御が終了した場合に、上記表示手段に残存する全てのデータの番号を表示するようにする。
【0015】
なお、記録媒体に記録されたデータについて1又は複数のデータがプログラム指定された際には、そのプログラム指定順序にデータの再生を行なうプログラム再生動作と、記録媒体上においてそのプログラム指定されたデータ順序のとおりに再生順序が変更されるように管理情報を書き換えるプログラムリナンバー動作と、記録媒体上においてそのプログラム指定された全てのデータが消去されたデータとなるように管理情報を書き換えるプログラムイレーズ動作と、のいづれかが制御手段によって実行されるように選択する選択手段を備えるようにしてもよい。
【0016】
【作用】
プログラム指定した際に、その指定された楽曲について消去が行われるようにU−TOCの書き換えを実行するようにすれば、ユーザーが楽曲を1曲ずつ削除していく操作を行なうことは不要とされ、ユーザーは楽曲と楽曲ナンバの対応状態に注意する必要はなくユーザ操作の簡略化、及び消去、曲順変更の操作間違いを防止できる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、まず図1、図2を用いて実施例の記録再生装置の構成を説明し、続いて図3、図4によりこの記録再生装置に対応する光磁気ディスクにU−TOC情報として書き込まれている管理データについて説明し、その後、本実施例の動作を説明する。
【0018】
図1は光磁気ディスクを記録媒体として用いた記録再生装置の要部のブロック図を示している。
図1において1は例えば複数の楽曲(音声データ)が記録されている光磁気ディスクを示し、スピンドルモータ2により回転駆動される。3は光磁気ディスク1に対して記録/再生時にレーザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をなし、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をなす。
【0019】
このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段としてのレーザダイオードや、偏向ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0020】
また、6は供給されたデータによって変調された磁界を光磁気ディスクに印加する磁気ヘッドを示し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。
【0021】
再生動作によって、光学ヘッド3により光磁気ディスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、絶対位置情報(光磁気ディスク1にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録されている絶対位置情報)、アドレス情報、サブコード情報、フォーカスモニタ信号等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され、アドレス情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調される。さらにフォーカスモニタ信号は例えばマイクロコンピュータによって構成されるシステムコントローラ11に供給される。
【0022】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、システムコントローラ11からのトラックジャンプ指令、シーク指令、回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御をなし、またスピンドルモータ2を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に制御する。
【0023】
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファRAM13までの再生データの転送は1.41Mbit/secで行なわれる。
【0024】
バッファRAM13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナログ信号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。例えばL,Rオーディオ信号として出力される。
【0025】
ここで、光磁気ディスク1から読み出されたデータのバッファRAM13への書込、前述したように1.41Mbit/secで(ただし断続的に)行なわれ、一方、バッファRAM13からデータを読み出してエンコーダ/デコーダ部14にデータ供給を行なう動作は0.3Mbit/sec で行なわれるため、仮にバッファRAM13の記憶容量が1Mbit であるとすると、再生開始から 0.9秒間でバッファRAM13にはフル容量のデータ蓄積がなされ、光磁気ディスク1からデータ供給がなされなくとも、3秒間はデータ出力が可能であり、即ち再生音声出力をとぎれさせないことができる。
【0026】
アドレスデコーダ10から出力される、プリグルーブ情報をデコードして得られた絶対位置情報、又はデータとして記録されたアドレス情報はエンコーダ/デコーダ部8を介してシステムコントローラ11に供給され、各種の制御動作に用いられる。
さらに、記録/再生動作のビットクロックを発生させるPLL回路のロック検出信号、及び再生データ(L,Rチャンネル)のフレーム同期信号の欠落状態のモニタ信号もシステムコントローラ11に供給される。
【0027】
光磁気ディスク1に対して記録動作が実行される際には、端子17に供給された記録信号(アナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファRAM13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後磁気ヘッド駆動回路15に供給される。
【0028】
磁気ヘッド駆動回路15はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1に対して磁気ヘッド6によるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときシステムコントローラ11は光学ヘッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0029】
19はユーザー操作に供されるキーが設けられた操作入力部、20は例えば液晶ディスプレイによって構成される表示部を示す。操作入力部19には各種操作キー等がユーザー操作に供されるように設けられている。
操作入力部19及び表示部20は例えば図2のように記録再生装置の機器筺体上(フロントパネル)に設けられている。
【0030】
図2において31は電源キー、32はオープン/クローズキーであり、光磁気ディスク1を装填するトレイ50を引き出させ、又は収納する操作が行なわれる。33は録音キー、34は再生キー、35は一時停止キー、36は停止キー、37,38は選曲/サーチキー、39はプログラムモードキーを示す。また、U−TOC上のデータ編集等の操作を行なうためにエディットキー40、エンターキー41、ネーム入力キー42等が設けられている。
表示部20には再生中の楽曲ナンバ(トラックナンバ)や再生時間、再生位置を示す現在時間、録音/再生等の動作状態、さらには表示モードに応じて再生楽曲のタイトル、録音日時等が表示できるようになされている。
【0031】
図1において、21は光磁気ディスク1におけるTOC情報を保持するRAM(以下、TOCメモリという)である。光磁気ディスク1が装填された時点或は記録又は再生動作の直前において、システムコントローラ11はスピンドルモータ2及び光学ヘッド3を駆動させ、光磁気ディスク1の例えば最内周側に設定されているTOC領域のデータを抽出させる。そして、RFアンプ7、エンコーダ/デコーダ部8を介してメモリコントローラ12に供給されたTOC情報はTOCメモリ21に蓄えられ、以後システムコントローラ11はその光磁気ディスク1に対する記録/再生動作の制御にこのTOC情報を用いることになる。
【0032】
特に、このように記録可能なディスク媒体においては、前述したように記録データ領域の管理情報としてデータの記録や消去に応じて内容が書き換えられるU−TOC領域が設けられており、例えば図3のようなデータ構造となっている。
【0033】
このU−TOCは例えば4バイト×587 のデータ領域に構成され、U−TOCの領域であることを示すため先頭位置にオール0又はオール1の1バイトデータによって成る同期パターンを有するヘッダが設けられている。
また所定アドレス位置に、記録されている最初の楽曲の曲番(First TNO)、最後の楽曲の曲番(Last TNO) 、セクター使用状況、ディスクシリアルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。さらに、記録されている各楽曲等を後述する管理テーブル部に対応させる対応テーブル指示データ部として各種のテーブルポインタ(P−DFA〜P−TNO255) が記録される領域が用意されている。
【0034】
一方、管理テーブル部として(01)〜(FF)までの255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパーツテーブルには、或るセグメント(本明細書においてセグメントとは物理的に連続したトラック部分のことをいうものとする)について起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのセグメントのモード情報、及びそのセグメントが他のセグメントへ続いて連結される場合は、その連結されるセグメントのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されているパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるようになされている。
【0035】
トラックのモード情報とは、そのセグメントが例えばオーバーライト禁止やデータ複写禁止に設定されているか否かの情報や、オーディオ情報か否か、モノラル/ステレオの種別などが記録されている。リンク情報は、例えば各パーツテーブルに与えられたナンバ(01)〜(FF)によって、連結すべきパーツテーブルを指定している。
つまり管理テーブル部においては、1つのパーツテーブルは1つのセグメントを表現しており、例えば3つのセグメントが連結されて構成される楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパーツテーブルによって、そのセグメント位置の管理はなされる。
【0036】
管理テーブル部における(01)〜(FF)までの各パーツテーブルは、対応テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P−DFA〜P−TNO255) によって、そのセグメントの内容が示される。
【0037】
テーブルポインタP−DFA は光磁気ディスク1上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥領域となるトラック部分(=セグメント)が示された1つのパーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、欠陥セグメントが存在する場合はテーブルポインタP−DFA において(01)〜(FF)のいづれかが記録されており、それに相当するパーツテーブルには、欠陥セグメントがスタート及びエンドアドレスによって示されている。また、他にも欠陥セグメントが存在する場合は、そのパーツテーブルにおけるリンク情報として他のパーツテーブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠陥セグメントが示されている。そして、さらに他の欠陥セグメントがない場合はリンク情報は例えば『(00)』とされ、以降リンクなしとされる。
【0038】
テーブルポインタP−EMPTY は管理テーブル部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが存在する場合は、テーブルポインタP−EMPTY として、(01)〜(FF)のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブルポインタP−EMPTY によって指定されたパーツテーブルからリンク情報によって順次パーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル部上で連結される。
【0039】
例えば全く記録がなされておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、パーツテーブルは全て使用されていないため、例えばテーブルポインタP−EMPTY によってパーツテーブル(01)が指定され、また、パーツテーブル(01)のリンク情報としてパーツテーブル(02)が指定され、パーツテーブル(02)のリンク情報としてパーツテーブル(03)が指定され、というようにパーツテーブル(FF)まで連結される。この場合パーツテーブル(FF)のリンク情報は以降連結なしを示す『(00)』とされる。
【0040】
テーブルポインタP-FRA は光磁気ディスク1上のデータの未記録エリア(消去領域を含む)に付いて示しており、未記録エリアとなるトラック部分(=セグメント)が示された1又は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、未記録エリアが存在する場合はテーブルポインタP-FRA において(01)〜(FF)のいずれかが記録されており、それに相当するパーツテーブルには、未記録エリアであるセグメントがスタート及びエンドアドレスによって示されている。また、このようなセグメントが複数個有り、つまりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報により、リンク情報が『(00)』となるパーツテーブルまで順次指定されている。
【0041】
図4にパーツテーブルにより、未記録エリアとなるセグメントの管理状態を模式的に示す。これはセグメント(03)(18)(1F)(2B)(E3)が未記録エリアとされている時に、この状態がテーブルポインタP−FRA に引き続きパーツテーブル(03)(18)(1F)(2B)(E3)のリンクによって表現されている状態を示している。なお、上記した欠陥領域や、未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様となる。
【0042】
テーブルポインタP−TNO1〜P−TNO255は、光磁気ディスク1上に記録されたそれぞれの楽曲について示しており、例えばテーブルポインタP−TNO1では1曲目のデータが記録された1又は複数のセグメントのうちの時間的に先頭となるセグメントが示されたパーツテーブルを指定している。
【0043】
例えば1曲目とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されずに(つまり1つのセグメントで)記録されている場合は、その1曲目の記録領域はテーブルポインタP−TNO1で示されるパーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレスとして記録されている。
【0044】
また、例えば2曲目とされた楽曲がディスク上で複数のセグメントに離散的に記録されている場合は、その楽曲の記録位置を示すため各セグメントが時間的な順序に従って指定される。つまり、テーブルポインタP−TNO2に指定されたパーツテーブルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が『(00)』となるパーツテーブルまで連結される(上記、図4と同様の形態)。このように例えば2曲目を構成するデータが記録された全セグメントが順次指定されて記憶されていることにより、このU−TOCデータを用いて、2曲目の再生時や、その2曲目の領域へのオーバライトを行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をアクセスさせ離散的なセグメントから連続的な音楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録が可能になる。
【0045】
このようなU−TOCデータが記録された光磁気ディスク1に対する記録再生装置は、TOCメモリ21に読み込んだU−TOCデータを用いてディスク上の記録領域の管理を行なって記録/再生動作を制御する。
もちろん或る楽曲の記録、消去、編集を行なって、データ記録済の領域や未記録エリアに変化が生じた後においては、それらの処理に応じてU−TOCデータを書き換えている。
【0046】この実施例の記録再生装置では、光磁気ディスクに記録されている楽曲の内からU−TOCデータの書き換えにより所望の楽曲の消去(イレーズ)や再生曲順の変更(リナンバ)をユーザーが容易に実行できるようにするものであり、以下、このための動作を説明する。
【0047】
よく知られているように光ディスク又は光磁気ディスクを記録媒体とする場合はランダムアクセスが容易であることから、ユーザーが曲順をプログラム指定することにより、実際の再生順序(楽曲ナンバ通りの順序)に再生を行なわずにプログラムどおりの順序で再生を行なうことが容易に実現でき、広く実施されている。
そこで、本実施例ではこのプログラムモードを利用してイレーズ及びリナンバを行なうようにする。以下、この処理をプログラムイレーズ、プログラムリナンバと呼ぶ。
【0048】
まず、図5によりプログラムモードにおける処理を説明する。
ユーザーがプログラムモードキー39を押すと、システムコントローラ11はプログラムモードの処理に移る。ユーザーはこの段階で所望の順序で楽曲ナンバを入力して指定していくことになる。楽曲ナンバの指定は例えば選曲/サーチキー37、38が用いられるが、操作入力部19にテンキーが設けられる場合はこれを用いてもよい(F101)。
【0049】
ユーザーが所望の楽曲を順時指定していって或る時点で再生キー34を押すと(F103)、システムコントローラ11はプログラム再生処理に移る(F104)。ここではプログラム入力された順序に楽曲をサーチして再生を実行していくことになる。このプログラム再生処理については通常と同様であるため詳細な説明を省略する。
【0050】
本実施例においては、ユーザーが所望の楽曲を順時指定していった際の或る時点でエディットキー40を押すと(F102)、プログラム再生ではなく、プログラムイレーズ又はプログラムリナンバの処理に移ることになる。
【0051】
例えば光磁気ディスク1に7曲が録音されている場合に、ステップF101によってユーザーが1曲目、4曲目、2曲目、6曲目を順にプログラム指定した後にエディットキー40を押したとすると、表示部20では図6(a)のように指定した楽曲ナンバ『1』『4』『2』『6』とともにプログラムイレーズを実行すべきかを尋ねる表示がなされる。
【0052】
ここで、エンターキー41が押されると、システムコントローラ11はプログラムイレーズ処理を実行することになり (F105→F106) 、プログラムイレーズ処理が終了した段階で図6(b)のように表示部20に処理終了表示及び消去されていない残りの3曲の表示を行なってプログラムモードを終了する。
【0053】
一方、図6(a)の表示の時点でさらにエディットキー40が押されると(F107)、表示部20では図6(c)のように指定した楽曲ナンバ『1』『4』『2』『6』順に再生順序を変更するプログラムリナンバを実行すべきかを尋ねる表示がなされる。ここで、エンターキー41が押されると、システムコントローラ11はプログラムリナンバ処理を実行することになり (F109→F110) 、プログラムリナンバ処理が終了した段階で終了した段階で図6(d)のように表示部20に処理終了表示及び新たな曲順とされた7曲の表示を行なってプログラムモードを終了する。なおこの場合、プログラム指定された1曲目、4曲目、2曲目、6曲目が1〜4曲目に変更され、指定されていない他の楽曲は5曲目以降にずらされることになる。
【0054】
また、図6(c)の表示時点でさらにエディットキー40が押されると、再び図6(a)のプログラムイレーズ実行を待機するモードとなる(F108 →F105) 。また、これらの実行待機中にストップキー36が押されたら、そのまま処理を実行せずにプログラムモードを終了する(F111,F112) 。
【0055】
<プログラムイレーズ処理>
ステップF106でのプログラムイレーズ処理は図7に詳細に示される。
ここで、光磁気ディスク1に全7曲が記録された状態からユーザーが楽曲ナンバを『1,4,2,6』と指定し、プログラムイレーズを実行させた場合を例にあげながら処理の説明をしていく。
まず、全7曲が記録された状態では、U−TOCにおいて(表1)の<A>のようにテーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255により各楽曲が管理されている。
【0056】
【表1】
【0057】
ここでP1 〜P7 はそれぞれ管理テーブル部における所定のパーツテーブルを示す値であるとする。全7曲であるため、8曲目以降を示すテーブルポインタP−TNO8〜P−TNO255の値は『0』とされ、パーツテーブルは示されていない。
【0058】
ここで、ユーザーによるプログラム指定が『1,4,2,6』とされていた場合、まずシステムコントローラ11はプログラム指定されたm個(この場合4個)楽曲ナンバの中から数字の大きい順にバッファD(1) 〜D(m) に記憶させていく(F201)。従ってこの場合、D(1) =6,D(2) =4,D(3) =2,D(4) =1となる。
次に変数iをi=1にセットする(F202)。そして、変数NにバッファD(i) の値をセットする(F203)。
【0059】
ここで、U−TOCにおける最終楽曲ナンバを記憶したデータLastTNO を参照し、N=LastTNO となっているかを確認する(F204)。N=LastTNO であれば、つまり最終楽曲が消去すべきとしてプログラムされた中に含まれている場合は処理はステップF208に進む。この場合、変数N=D(i) =D(1) =6となっており、LastTNO =7であるため、ステップF205に進む。ステップF205〜F207では、或る楽曲を消去する場合に、これを、それ以降の楽曲ナンバの曲を前の楽曲ナンバにつめていくことによって実行する処理を行なうものである。このため、まずテーブルポインタP−TNO(N)にテーブルポインタP−TNO(N+1)の値を書き込み(F205)、つづいて変数Nをインクリメントしながら(F206)、N=LastTNO となる最終楽曲ナンバに到達するまで繰り返す(F207)。
【0060】
上記プログラム例の場合、まずN=6であるため、テーブルポインタP−TNO6にテーブルポインタP−TNO7の値であるP7 を書き込むことになる。そして、変数N=LastTNO (つまりN=7)となるとステップF208に進み、テーブルポインタP−TNO7=0とする。従って、上記(表1)の<B>の状態にテーブルポインタが書き換えられ、もともと6曲目であった楽曲が消去され、7曲目の楽曲が新たな第6曲目とされたことになる。なお、最終楽曲ナンバの曲が消去される場合は、楽曲ナンバを前につめていく必要はないため、上記したようにステップF204から直接ステップF208に進み、消去されることになる。
つづいて、楽曲が1曲消去されたことに伴って最終楽曲ナンバを示すデータLastTNO が、1つ小さい値に書き直される(F209)。
【0061】
次に変数iがインクリメントされ(F210)、i>mであれば次の消去すべき楽曲の処理にうつるため、ステップF203に戻る。この場合ではN=D(i) =D(2) =4とされ、第4曲目の処理及び5曲目以降の曲の前ずめ、加えてLastTNO の値の減算がステップF204〜F209で同様に実行される。
つまり、テーブルポインタP−TNO4にP−TNO5の値が、テーブルポインタP−TNO5にP−TNO6の値が書き込まれ、テーブルポインタP−TNO6=0とされ、そしてLastTNO =5とされる。
【0062】
さらに、変数iがインクリメントされて同様に第2曲の消去、第1曲目の消去実行されていき、第1曲目の消去が終了された段階でステップF211において変数i>m(mはプログラム指定した楽曲数)となるため、プログラムイレーズ処理のためのU−TOC書換動作を終了する。この時点でテーブルポインタは上記(表1)の<C>の状態となっており、つまり、指定した4曲が消去され、残りの3曲が新たな第1〜第3の楽曲ナンバの曲とされたことになる。もちろんこの時点でLastTNO =3とされている。
【0063】
ただし、以上の処理はTOCメモリ21におけるデータ書換処理であり、実際に光磁気ディスク1のU−TOCエリアはまだ書き換えられていないため、ステップF212に進み、この時点で実際に光磁気ディスク1に(表1)の<C>の状態となった新たなデータを書き込む。そして、前記図6(b)で説明したようにプログラムイレーズ完了の表示を行ない(F213)、プログラムモードの処理を終了する。
【0064】
以上のプログラムイレーズ処理により、ユーザーの指定した楽曲が消去され、消去のためのユーザーの操作は簡単で、また間違いのないものとすることができる。
【0065】
<プログラムリナンバ処理>
図5におけるステップF110でのプログラムリナンバ処理は図8に詳細に示される。
ここで、光磁気ディスク1に全7曲が記録された状態からユーザーが楽曲ナンバを『5,2,1,6,4』と指定し、プログラムリナンバを実行させた場合を例にあげながら処理の説明をしていく。
まず、全7曲が記録された状態では、U−TOCにおいて表2の<A>のようにテーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255により各楽曲が管理されている。
【0066】
【表2】
【0067】
この(表2)において(表1)と同様に、P1 〜P7 はそれぞれ管理テーブル部における所定のパーツテーブルを示す値であるとする。全7曲であるため、8曲目以降を示すテーブルポインタP−TNO8〜P−TNO255の値は『0』とされ、パーツテーブルは示されていない。
【0068】
ここで、ユーザーによるプログラム指定が『5,2,1,6,4』とされていた場合、全部でn個の楽曲のうちからまずシステムコントローラ11はプログラム指定されたm個(この場合5個)楽曲ナンバを、その入力順にバッファD(1) 〜D(m) に記憶させていく。従ってこの場合、D(1) =5,D(2) =2,D(3) =1,D(4) =6,D(5) =4となる。同時に、その各楽曲ナンバのテーブルポインタに保持されている値をバッファD(1) 〜D(m) に対応させてバッファDP(1) 〜DP(m) に記憶する。つまり、DP(1) =P5 ,DP(2) =P2 ,DP(3) =P1 ,DP(4) =P6 ,DP(5) =P4 となる(F301)。
次に変数iをi=1にセットする(F302)。そして、変数NにバッファD(i) の値をセットする(F303)。
【0069】
ここで、変数iと変数Nを比較する(F304)。i≧Nであれば処理はステップF313に進み、i<Nであれば処理はステップF305に進む。
上記プログラム指定の例では、まず、変数N=D(i) =D(1) =5となっておりi<Nであるため、ステップF305に進む。ステップF305〜F310では、変数Nに相当する楽曲ナンバの楽曲をプログラム指定させた位置に移動させるとともに、必要であれば他の楽曲の楽曲ナンバをずらしていく処理を行なう。
【0070】
このため、まずテーブルポインタP−TNO(i)とバッファDP(i) の比較を行なう(F305)。テーブルポインタP−TNO(i)=バッファDP(i) であれば、その楽曲のナンバと指定された曲順による楽曲ナンバがすでに一致しており、変更する必要はないため、そのままステップF311に進む。P−TNO(i)≠DP(i) であれば変更が必要である。そこで、変数Jに変数Nの値を書き込み(F306)、続いてテーブルポインタP−TNO(J)にテーブルポインタP−TNO(J−1)の値を書き込んでいく(F307)。これを、変数Jをデクリメントしながら(F309)、変数J=変数iとなるまで繰り返す(F310)。
【0071】
変数N=5となる上記プログラム例では、まず変数J=5の段階でステップF307においてテーブルポインタP−TNO5にテーブルポインタP−TNO4の値であるP4 が書き込まれ、各テーブルポインタは上記(表2)の<B>の状態となる(書換部分を下線で示す)。続いて変数Jのデクリメントとともに処理がステップF307を通ることにより、各テーブルポインタは上記(表2)の<C>,<D>,<E>の状態に書き換えられていく。この<E>の状態になった段階で変数J=1=変数iとされるため、ステップF310に進み、テーブルポインタP−TNO(i)にバッファDP(i) の値が書き込まれる。即ち、(表2)の<F>のようにテーブルポインタP−TNO1=P5 とされる。ここまでの処理で、まずもともと5曲目であった楽曲が新たに第1曲目に変更されたことになる。
【0072】
次に変数iがインクリメントされ(F311)、変数i>m(mはプログラム指定された楽曲数)でなければ(F312)、指定された次の楽曲ナンバについての処理にうつるため、ステップF303に戻る。この場合では変数i=2となるため、N=D(i) =D(2) =2とされる。このとき、変数i=変数Nであるため、処理はステップF313に進む。
【0073】
この場合も、まずテーブルポインタP−TNO(i)とバッファDP(i) の値の比較を行なう。そしてテーブルポインタP−TNO(i)=バッファDP(i) であれば、その楽曲のナンバと指定された曲順による楽曲ナンバがすでに一致しており、変更する必要はないため、そのままステップF317で変数iとn(nは楽曲数)と比較してステップF311に進む。一方、P−TNO(i)≠DP(i) であれば変更が必要である。
そこで、まず変数Jに変数iの値を書き込み(F314)、テーブルポインタP−TNO(J)=バッファDP(i) となるまで変数Jをインクリメントしていく(F315,F316) 。
【0074】
上記例の場合、このとき変数i=2であり、バッファDP(i) =DP(2) =P2 である。一方、テーブルポインタP−TNO(i)は(表2)の<F>のとおり、P1 とされている。従ってP−TNO(i)≠DP(i) であり、変数JがインクリメントされながらテーブルポインタP−TNO(J)とバッファDP(i) が比較される。この<F>の時点で、テーブルポインタP−TNO(3)=P2 であるため、変数J=3となった時点でテーブルポインタP−TNO(J)=バッファDP(i) =P2 となる。ここで、ステップF307に進む。
【0075】
そして、ステップF307ではテーブルポインタP−TNO(J)にテーブルポインタP−TNO(J−1)の値を書き込む。従って(表2)の<G>のようにテーブルポインタP−TNO3=P1 となる。そして変数Jがデクリメントされて(F308)J=2となると変数J=変数iとなるため、ステップF310でテーブルポインタP−TNO2にバッファDP(2) の値であるP2 が書き込まれ(表2)の<H>の状態とされる。つまり、(5,2,1,6,4)のプログラム指定のうち、5曲目、2曲目が新たな第1曲、第2曲とされたことになる。
【0076】
続いて変数iがインクリメントされ、ステップF303に戻り、新たな第3曲目の処理に移る。ここで変数i=3で、変数N=D(3) =1であり、i≧NであるためステップF313に進む。このとき、テーブルポインタP−TNO(i)=P−TNO(3)=DP(i) =DP(3) =P1 であるため、変更の必要はなく((表2)の<I>の状態)、そのままステップF311に進み、新たな第4曲目の処理に移ることになる。
【0077】
変数i=4とされると、変数N=D(4) =6であり、i<NであるためステップF305に進む。このとき、テーブルポインタP−TNO(i)=P−TNO(4)=P3 で、一方DP(i) =DP(4) =P6 であるため、ステップF306〜F309の処理を行なう。
これにより、テーブルポインタは(表2)の<J>,<K>と書き換えられ、ステップF310において<L>の状態に書き換えられる。
【0078】
さらに変数iがインクリメントされ、変数i=5とされると、変数N=D(5) =4であり、i≧NであるためステップF313に進む。そして、テーブルポインタP−TNO(i)=P−TNO(5)=P3 で、一方DP(i) =DP(5) =P4 であるため、ステップF314〜F316の処理で変数Jが変更された後、ステップF307に進み、ステップF307〜F309の処理で、テーブルポインタは(表2)の<M>の状態に書き換えられ、ステップF310において<N>の状態に書き換えられる。
【0079】
ここで、ステップF312において変数i>mとなるため、プログラムリナンバのためのTOCメモリ21内におけるU−TOC書換処理を終了することになる。この時点でTOCメモリ21内におけるU−TOCデータしては、再生楽曲の順序は、『5,2,1,6,4』というプログラム指定にもとづいて、テーブルポインタP−TNO7〜P−TNO7の値は順にP5 ,P2 ,P1 ,P6 ,P4 ,P3 ,P7 と変更され、つまりもともとの楽曲ナンバで示すと『5,2,1,6,4,3,7』という曲順に変更されたことになる(プログラム指定されていない楽曲ナンバは後づめとされる)。
【0080】
以上のようにTOCメモリ21におけるデータ書換処理が終了したら、ステップF318に進み、実際に光磁気ディスク1のU−TOCエリアに(表2)の<N>の状態となった新たなデータを書き込む。そして、前記図6(d)で説明したようにプログラムリナンバ完了の表示を行ない(F319)、プログラムモードの処理を終了する。
【0081】
以上のプログラムリナンバ処理により、ユーザーは非常に容易にしかも正確に再生曲順の変更を行なうことができる。
【0082】
なお、以上プログラムイレーズ及びプログラムリナンバの処理手順について詳細に説明してきたが、処理手順としては上記例以外にも各種考えられ、バッファメモリの使用態様なども、装置やメモリ容量に応じて変更されればよい。もちろん操作キーの設定や操作手順なども他にも各種考えられる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の編集装置は、ユーザーがプログラムした楽曲についてこれを消去できるようにしたため、ユーザーは複数曲の消去や曲順変更が非常に手軽に実行できるようになるという効果があり、また誤消去や曲順入れ換えミスも発生しにくいという利点も生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生装置の実施例の構成のブロック図である。
【図2】実施例の記録再生装置の外筺パネルの説明図である。
【図3】実施例に対応する光磁気ディスクのU−TOC構造の説明図である。
【図4】実施例に対応する光磁気ディスクのU−TOCデータのリンク構造の説明図である。
【図5】実施例のプログラムモードの処理のフローチャートである。
【図6】実施例のプログラムモードにおける表示処理の説明図である。
【図7】実施例のプログラムイレーズ処理のフローチャートである。
【図8】実施例のプログラムリナンバ処理のフローチャートである。
【図9】従来の録音データのイレーズ処理の説明図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク
3 光学ヘッド
6 磁気ヘッド
8,14 エンコーダ/デコーダ部
11 システムコントローラ
12 メモリコントローラ
13 バッファRAM
19 操作入力部
20 表示部
21 TOCメモリ
37,38 選曲/サーチキー
39 プログラムモードキー
40 エディットキー
41 エンターキー
Claims (2)
- 複数のデータが記録された記録可能領域と上記記録可能領域に記録された各々のデータを管理する管理情報が記録された管理領域とを備えた記録媒体に対して、記録された複数のデータから所望のデータを消去する編集装置において、
上記記録媒体に記録された複数のデータから消去を行いたいデータの番号を指定する第1の操作手段と、
上記第1の操作手段にて消去指定されたデータの番号を告知する表示手段と、
上記第1の操作手段にて消去指定されたデータの番号について一括消去指示を確定する第2の操作手段と、
上記第2の操作手段により、上記第1の操作手段にて消去指定されたデータの番号の一括消去指示が確定された場合に、消去指定されたデータを除いてデータの再生順序がつめられるように上記管理領域の管理情報を書き換える制御を行う制御手段と、 を備えてなることを特徴とする編集装置。 - 上記制御手段にてデータの再生順序をつめる上記管理領域の書換制御が終了した場合に、上記表示手段に残存する全てのデータの番号を表示することを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
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