JP2563342Y2 - 包装用緩衝材 - Google Patents
包装用緩衝材Info
- Publication number
- JP2563342Y2 JP2563342Y2 JP6838892U JP6838892U JP2563342Y2 JP 2563342 Y2 JP2563342 Y2 JP 2563342Y2 JP 6838892 U JP6838892 U JP 6838892U JP 6838892 U JP6838892 U JP 6838892U JP 2563342 Y2 JP2563342 Y2 JP 2563342Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- sheet material
- lid
- cushioning material
- packaging
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- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、物品を被包して、下げ
手付き化粧箱等の外箱に収容できるようにした包装用緩
衝材に関する。
手付き化粧箱等の外箱に収容できるようにした包装用緩
衝材に関する。
【0002】
【従来の技術】ダンボール箱等に物品を収納する際、そ
の物品の損傷を防止するためには、発泡体製であるブロ
ック状の緩衝材等が箱のコーナー部を始めとして所要の
部分に詰められているのが一般である。
の物品の損傷を防止するためには、発泡体製であるブロ
ック状の緩衝材等が箱のコーナー部を始めとして所要の
部分に詰められているのが一般である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな緩衝材は発泡成形体であるため、収容物品を保持す
るには大きくなって不当に嵩張るし、また、緩衝材はあ
る個数のものがばらばらで用いられるため、取扱いに至
極不便であった。
うな緩衝材は発泡成形体であるため、収容物品を保持す
るには大きくなって不当に嵩張るし、また、緩衝材はあ
る個数のものがばらばらで用いられるため、取扱いに至
極不便であった。
【0004】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は全体として緩衝性があり、物品を被い包
むことができるように箱状に組立て可能なシート材であ
って、かつ、蓋が閉じられたときに、その蓋の部分に設
けられた膨出部が緩衝材として機能し、また、膨出部の
裏側の凹み部が小物物品の収容部として利用できるよう
にした包装用緩衝材を提供することにある。
で、その目的は全体として緩衝性があり、物品を被い包
むことができるように箱状に組立て可能なシート材であ
って、かつ、蓋が閉じられたときに、その蓋の部分に設
けられた膨出部が緩衝材として機能し、また、膨出部の
裏側の凹み部が小物物品の収容部として利用できるよう
にした包装用緩衝材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とする包装用緩衝材は方形である底板
の各辺にヒンジ部を介して側板が、これら側板のうちの
一つの側板の上辺にヒンジ部を介して蓋板がそれぞれ連
設されている箱状に組立て可能なシート材であって、こ
のシート材の少なくとも蓋板には、該蓋板の内面側に膨
出部を形成することで、その外面側に凹み部を設けて成
るものである。
に、本考案の特徴とする包装用緩衝材は方形である底板
の各辺にヒンジ部を介して側板が、これら側板のうちの
一つの側板の上辺にヒンジ部を介して蓋板がそれぞれ連
設されている箱状に組立て可能なシート材であって、こ
のシート材の少なくとも蓋板には、該蓋板の内面側に膨
出部を形成することで、その外面側に凹み部を設けて成
るものである。
【0006】また、シート材が箱状に組立てられた使用
時に、その蓋の閉じ操作が円滑にでるように、上記蓋板
は平行する2本のヒンジ部を介して側板に連設されてい
ることが好ましい。
時に、その蓋の閉じ操作が円滑にでるように、上記蓋板
は平行する2本のヒンジ部を介して側板に連設されてい
ることが好ましい。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。シート材1は、方形である底板2の各
辺にヒンジ部3を介して側板4,5,6,7が、また側
板4,5,6,7のうちの一つの側板7の上辺に平行し
た2本のヒンジ部8a,8bを介して蓋板9がそれぞれ
連設されている構成であって、シート材1を箱状に組立
てた際には、その組立て物を蓋板9によって閉じること
ができる。
ながら説明する。シート材1は、方形である底板2の各
辺にヒンジ部3を介して側板4,5,6,7が、また側
板4,5,6,7のうちの一つの側板7の上辺に平行し
た2本のヒンジ部8a,8bを介して蓋板9がそれぞれ
連設されている構成であって、シート材1を箱状に組立
てた際には、その組立て物を蓋板9によって閉じること
ができる。
【0008】そして、少なくとも蓋板9には、シート材
1を箱状に組立てた際に内側となる内面側に包装される
物品を抑えるための膨出部11を形成することで、その
裏側である外面側には凹み部12を設けてある。図示の
場合、このような膨出部と凹み部は側板4,5,6,7
にも設けてあって、膨出部は符号13で、凹み部は符号
14でそれぞれ示されており、膨出部11,13の形状
は収容される物品の形態及び許容G値により決められ
る。なお、シート材1の組立て時に側板5の上辺5aと
接する蓋板9の一辺部は指掛け部9aに形成されてい
る。
1を箱状に組立てた際に内側となる内面側に包装される
物品を抑えるための膨出部11を形成することで、その
裏側である外面側には凹み部12を設けてある。図示の
場合、このような膨出部と凹み部は側板4,5,6,7
にも設けてあって、膨出部は符号13で、凹み部は符号
14でそれぞれ示されており、膨出部11,13の形状
は収容される物品の形態及び許容G値により決められ
る。なお、シート材1の組立て時に側板5の上辺5aと
接する蓋板9の一辺部は指掛け部9aに形成されてい
る。
【0009】以上の構成によれば、本包装用緩衝材はビ
デオカメラ等の物品を被い包んだ状態に包装でき、その
包装形態は箱状となるため、図5及び図6に示すよう
に、下げ手付き組立化粧箱等の外箱21にフイットさせ
て収容できる。そして、図3に示すように蓋板9が閉じ
られると、蓋板9の凹み部12にはシート材1により被
い包まれている物品の付属品等を収容できる。この場
合、包装された物品は膨出部11,13によって良好に
保持される。
デオカメラ等の物品を被い包んだ状態に包装でき、その
包装形態は箱状となるため、図5及び図6に示すよう
に、下げ手付き組立化粧箱等の外箱21にフイットさせ
て収容できる。そして、図3に示すように蓋板9が閉じ
られると、蓋板9の凹み部12にはシート材1により被
い包まれている物品の付属品等を収容できる。この場
合、包装された物品は膨出部11,13によって良好に
保持される。
【0010】また、側板7と蓋板9との間に2本のヒン
ジ部8a,8bを存在させたことで、これらのヒンジ部
8a,8bは蓋板9を閉じる操作時に該蓋板9に形成さ
れている膨出部11が物品に接触する不具合を避けるた
めの逃げとして機能し、蓋板9を円滑に閉じることがで
きる。
ジ部8a,8bを存在させたことで、これらのヒンジ部
8a,8bは蓋板9を閉じる操作時に該蓋板9に形成さ
れている膨出部11が物品に接触する不具合を避けるた
めの逃げとして機能し、蓋板9を円滑に閉じることがで
きる。
【0011】なお、シート材1にはポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等の発泡或いは非発泡の樹脂
シート、又はこれらのシートを組合わせた多層シートが
用いられるが、その緩衝性をより良好とするためには発
泡樹脂シートが好ましい。そして、シート材1に形成さ
れる膨出部11(及び膨出部13)は真空成形やプレス
成形等により形成される。図中、22は外箱21の内蓋
片、23は外蓋片、24は外蓋片23を係止するための
差し込み片、25,26は内外両蓋片22,23に設け
た下げ手片である。
プロピレン、ポリエチレン等の発泡或いは非発泡の樹脂
シート、又はこれらのシートを組合わせた多層シートが
用いられるが、その緩衝性をより良好とするためには発
泡樹脂シートが好ましい。そして、シート材1に形成さ
れる膨出部11(及び膨出部13)は真空成形やプレス
成形等により形成される。図中、22は外箱21の内蓋
片、23は外蓋片、24は外蓋片23を係止するための
差し込み片、25,26は内外両蓋片22,23に設け
た下げ手片である。
【0012】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、シート材
は箱状に組立て可能であって物品を被い包んだ状態に包
装でき、その包装物は外箱にフイットさせて収容される
ため、物品の包装状態は確定すると共に、膨出部の存
在、さらにシート材を発泡樹脂シートとした場合にはそ
れ自体の緩衝性によって物品を良好に保護できる。ま
た、蓋板の凹み部は小物物品の収容部として機能できる
ものであって、使用上の効果は一段と促進される。そし
て、蓋板のヒンジ部を2本存在させることで蓋板の閉じ
操作も円滑にできる等、取扱いには至極便利であって、
その実用的価値は極めて多大である。
は箱状に組立て可能であって物品を被い包んだ状態に包
装でき、その包装物は外箱にフイットさせて収容される
ため、物品の包装状態は確定すると共に、膨出部の存
在、さらにシート材を発泡樹脂シートとした場合にはそ
れ自体の緩衝性によって物品を良好に保護できる。ま
た、蓋板の凹み部は小物物品の収容部として機能できる
ものであって、使用上の効果は一段と促進される。そし
て、蓋板のヒンジ部を2本存在させることで蓋板の閉じ
操作も円滑にできる等、取扱いには至極便利であって、
その実用的価値は極めて多大である。
【図1】本考案の実施例を一部切欠いて示すもので、展
開した状態の斜視図である。
開した状態の斜視図である。
【図2】図1に示すものの一部を起立させた状態の斜視
図である。
図である。
【図3】図1に示すものの箱状に組立てた状態の斜視図
である。
である。
【図4】図3のA−A線断面である。
【図5】図3に示すものと外箱との嵌合状態を各々の蓋
を開いて示す斜視図である。
を開いて示す斜視図である。
【図6】図3に示すものと外箱との嵌合状態を一部切欠
いて示す斜視図である。
いて示す斜視図である。
1はシート材、2は底板、3はヒンジ部、4,5,6,
7は側板、8a,8bはヒンジ部、11,13は膨出
部、12,14は凹み部である。
7は側板、8a,8bはヒンジ部、11,13は膨出
部、12,14は凹み部である。
Claims (2)
- 【請求項1】 方形である底板の各辺にヒンジ部を介し
て側板が、これら側板のうちの一つの側板の上辺にヒン
ジ部を介して蓋板がそれぞれ連設されている箱状に組立
て可能なシート材であって、このシート材の少なくとも
蓋板には、該蓋板の内面側に膨出部を形成することで、
その外面側に凹み部を設けて成ることを特徴とする包装
用緩衝材。 - 【請求項2】 蓋板は平行する2本のヒンジ部を介して
側板に連設されていることを特徴とする請求項1記載の
包装用緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6838892U JP2563342Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 包装用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6838892U JP2563342Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 包装用緩衝材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618230U JPH0618230U (ja) | 1994-03-08 |
JP2563342Y2 true JP2563342Y2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=13372289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6838892U Expired - Fee Related JP2563342Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 包装用緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563342Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP6838892U patent/JP2563342Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618230U (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |