JP2017168347A - 蓄電デバイス用非水電解液 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献3には、非水電解液中に、特定構造を有するビニルスルホン誘導体を添加すること、特許文献4には、特定の構造を有する二官能酸リチウム塩以外のリチウム塩であって、ホウ素原子を有さないリチウム塩を添加することが知られている。
しかし、従来の非水電解液は、コストの点も含めて必ずしも十分に満足できものではなく、蓄電デバイス用の非水電解液には、そのためのさらなる技術が求められている。
(1)非水溶媒に電解質を溶解してなる蓄電デバイス用非水電解液であって、前記電解質が前記非水溶媒に溶解するリチウム塩であり、かつ下記式(1)で表される有機スルホン化合物及び式(2)で表される有機スルホン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする蓄電デバイス用非水電解液。
R1−SO2−Xm−Yn−OR2 (1)
(R1は、炭素数が1〜6のアルキル基若しくは炭素数が2〜6のアルケニル基、フェニル基又はハロゲン原子である。R2は、炭素数が1〜6のアルキル基若しくは炭素数が2〜6のアルケニル基、フェニル基又はシリル基である。Xは、フェニレン基、又は炭素数が1〜6のアルキレン基である。Yは、カルボニル基又はスルホニル基である。m、nは、それぞれ独立に、0又は1〜3の整数であり、m+n≧2である。)
(CH2=CH-SO2-Xm)p-Y(OR)t-(Zn-SO2-CH=CH2)q(2)
(X、Y、Zは、それぞれ独立して、フェニレン基、又は炭素数が1〜4のアルキレン基である。Rは、水素原子、フェニル基、又は炭素数が1〜6のアルキル基である。m、n、p、q、tは、それぞれ独立に、0又は1〜4の整数であり、p+q≧1であり、m+n≧1である。)
(2)式(1)のR1が、フッ素原子又はフッ素原子で置換されたアルキル基である上記(1)に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(3)式(1)のXが、フッ素原子で置換されたアルキレン基である上記(1)又は(2)に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(4)式(1)のR2が、シリル基である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(5)式(2)において、p+q≧2である上記(1)に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(7)前記式(2)で表される有機スルホン化合物が、1,2-ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン、テトラキス(ビニルスホニルメチル)メタン、1,2-ビス(ビニルスルホニル)プロパンー2−ジオール、又は1,2-ビス(ビニルスルホニルメチル)ベンゼンである上記(1)〜(5)のいずれかに記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(8)前記有機スルホン化合物を0.0001〜10質量%含有する上記(1)〜(7)のいずれかに記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(9)前記非水溶媒が、鎖状炭酸エステル、飽和環状炭酸エステル、及び不飽和環状炭酸エステルを含有する上記(1)〜(8)のいずれかに記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(10)前記鎖状炭酸エステル、前記飽和環状炭酸エステル、及び前記不飽和環状炭酸エステルの含有量が、それぞれ、30〜80質量%、10〜50質量%、及び0.01〜5質量%である上記(9)に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(12)更に、含硫黄化合物(前記式(1)又は式(2)で表される有機スルホン化合物を除く)、環状酸無水物、カルボン酸化合物、及び含ホウ素化合物からなる群から選ばれる1種以上の添加物を含有する上記(1)〜(11)のいずれかに記載の蓄電デバイス用非水電解液。
(13)上記(1)〜(12)のいずれかに記載の非水電解液を使用する蓄電デバイス。
(14)蓄電デバイスがリチウムイオン二次電池である上記(13)に記載の畜電デバイス。
本発明の非水電解液で使用する非水溶媒は、種々のものを用いることができる。例えば、非プロトン性極性溶媒が好ましい。その具体例は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、2,3−ブチレンカーボネート、1,2−ペンチレンカーボネート、2,3−ペンチレンカーボネート、トリフルオロメチルエチレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート、4,5−ジフルオロエチレンカーボネートなどの環状カーボネート;γープチロラクトン、γーバレロラクトンなどのラクトン;スルホランなどの環状スルホン;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの環状エーテル;エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、メチルイソプロビルカーボネート、ジプロピルカーボネート、メチルブチルカーボネート、ジブチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルトリフルオロエチルカーボネートなどの鎖状カーボネート;アセトニトリルなどのニトリル;ジメチルエーテルなどの鎖状エーテル;プロピオン酸メチルなどの鎖状カルボン酸エステル;ジメトキシエタンなどの鎖状グリコールエーテル;1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(CF2HCF2CH2OCF2CF2H)、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルエーテル(CF3CF2CH2OCF2CF2H)、エトキシ−2,2,2−トリフルオロエトキシ−エタン(CF3CH2OCH2CH2OCH2CH3)等のフッ素置換エーテル;などが挙げられる。これらは1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、不飽和環状炭酸エステルが0.01質量%よりも少ない場合には、負極表面に良好な被膜が形成されなくなるためサイクル特性が低下する。逆に、5質量%よりも多い場合には、例えば、高温保存時に電解液がガス発生しやすい状態となり、電池内の圧力が上昇するなど実用上好ましくない状態になる。
本発明で使用される別の不飽和環状炭酸エステルとしては、下記の一般式(II)で表されるアルケニルエチレンカーボネートが挙げられる。
本発明の非水電解液の溶質としては、リチウム塩が用いられる。リチウム塩については、上記非水溶媒に溶解しうるものであれば特に限定はされない。その具体例としては、例えば、以下の通りである。
(A)無機リチウム塩:
LiPF6、LiAsF6、LiBF4等の無機フッ化物塩、LiClO4、LiBrO4、LiIO4、等の過ハロゲン酸塩など。
(B)有機リチウム塩:
LiCF3SO3等の有機スルホン酸塩、LiN(FSO2)2、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF3SO2)(C4F9SO2)等のパーフルオロアルキルスルホン酸イミド塩、LiC(CF3SO2)3等のパーフルオロアルキルスルホン酸メチド塩、LiPF(CF3)5、LiPF2(CF3)4、LiPF3(CF3)3、LiPF2(C2F5)4、LiPF3(C2F5)3、LiPF(n−C3F7)5、LiPF2(n−C3F7)4、LiPF3(n−C3F7)3、LiPF(iso−C3F7)5、LiPF2(iso−C3F7)4、LiPF3(iso−C3F7)3、LiB(CF3)4、LiBF(CF3)3、LiBF2(CF3)2、LiBF3(CF3)、LiB(C2F5)4、LiBF(C2F5)3、LiBF2(C2F5)2、LiBF3(C2F5)、LiB(n−C3F7)4、LiBF(n−C3F7)3、LiBF2(n−C3F7)2、LiBF3(n−C3F7)、LiB(iso−C3F7)4、LiBF(iso−C3F7)3、LiBF2(iso−C3F7)2、LiBF3(iso−C3F7)等の一部のフッ素原子をパーフルオロアルキル基で置換した無機フッ化物塩フルオロホスフェート、パーフルオロアルキルの含フッ素有機リチウム塩が挙げられる。
本発明の非水電解液には、下記の式(1)で表される有機スルホン化合物及び式(2)で表される有機スルホン化合物を添加される。
R1−SO2−Xm−Yn−OR2 (1)
上記式(1)のR1、R2、X、Y、m、及びnは、上記したとおりである。
なかでも、R1は、炭素数が1〜3のアルキル基又はフッ素原子が好ましい。R2は、炭素数が1〜3のアルキル基又はシリル基が好ましい。Xは、炭素数が1〜3を有するアルキレン基が好ましい。Yは、カルボニル基又はスルホニル基が好ましい。また、m、nは、0又は1〜3の整数であり、n≧1が好ましい。
なお、式(1)における、R1、R2、及びXが、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、アルキレン基、フェニレン基又はシリル基である場合、これらの基の有する水素原子は、ハロゲン原子、アルキル基、フェニル基、水酸基、又はアルコキシ基で任意に置換されていてもよい。
(CH2=CH-SO2-Xm)p-Y(OR)t-(Zn-SO2-CH=CH2)q(2)
なかでも、Xは、炭素数1〜2のアルキレン基が好ましい。Yは、炭素数1〜2のアルキレン基が好ましい。Zは、炭素数1〜2のアルキレン基が好ましい。Rは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。また、m、nは、1〜2の整数が好ましい。p、qは、0又は1〜4の整数であり、p+q≧3が好ましい。tは、0又は1〜2の整数が好ましい。
なお、式(2)における、X、Y、及びRが、アルキル基、アルキレン基、フェニル基、フェニレン基である場合、これらの基の有する水素原子は、ハロゲン原子、アルキル基、フェニル基、水酸基、又はアルコキシ基で任意に置換されていてもよい。
なかでも、メタンスルホニル酢酸メチル、メタンスルホニル酢酸エチル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸メチル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリルメチル、メチルスルホニルメタンスルホン酸酸メチル、ジフルオロメタン(フルオロスルホニル)スルホン酸メチル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)スルホン酸トリメチルシリル、又はジフルオロ(フルオロスルホニル)スルホン酸トリメチルシリルメチルが好ましい。
本発明の非水電解液中には、蓄電デバイスの寿命性能や抵抗性能を改善する目的に、上記特定の有機スルホン化合物以外に第2の添加物質が含有されていてもよい。かかる第2の添加物質としては、含硫黄化合物(前記式(1)又は式(2)で表される有機スルホン化合物を除く)、環状酸無水物、カルボン酸化合物、及び含ホウ素化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物が使用できる。
上記含硫黄化合物としては、1,3−プロパンスルトン(PS)、プロペンスルトン、エチレンサルファイト、1,4−ブタンスルトン、メタンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、メタンジスルホン酸ジメチル、メタンジスルホン酸ジエチル、メタンジスルホン酸ジプロピル、メタンジスルホン酸ビス(トリフルオロメチル)、メタンジスルホン酸ビス(トリメチルシリル)、メチレンメタンジスルホン酸、メタンジスルホン酸エチレン、メタンジスルホン酸プロピレン、エチレンジスルホン酸メチレン、エチレンジスルホン酸エチレン、エタンジスルホン酸ジメチル、エタンジスルホン酸ジエチル、エタンジスルホン酸ビス(トリフルオロメチル)、エタンジスルホン酸ビス(トリメチルシリル)、プロパンジスルホン酸ジメチル、プロパンジスルホン酸ジエチル、プロパンジスルホン酸メチレン、プロパンジスルホン酸エチレン、1,5−ナフタレンジスルホン酸ジメチル、ブタンジスルホン酸ジメチル、ブタンジスルホン酸ジエチル、5−ビニル−ヘキサヒドロ1,3,2−ベンゾジオキサチオール−2−オキシド、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネート、1,3−ブタンジオールジメタンスルホネート、N,N−ジメチルメタンスルホンアミド、N,N−ジエチルメタンスルホンアミド、ジビニルスルホン、1,2−ビス(ビニルスルホ二ル)メタン等が挙げられる。
上記含ホウ素化合物としては、LiBF2(C2O4)、LiB(C2O4)2、LiBF2(CO2CH2CO2)、LiB(CO2CH2CO2)2、LiB(CO2CF2CO2)2、LiBF2(CO2CF2CO2)、LiBF3(CO2CH3)、LiBF3(CO2CF3)、LiBF2(CO2CH3)2、LiBF2(CO2CF3)2、LiBF(CO2CH3)3、LiBF(CO2CF3)3、LiB(CO2CH3)4、LiB(CO2CF3)4、Li2B2O7、Li2B2O4等が挙げられる。
上記の第2の添加物質は、それぞれの1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、水電解液に第2の添加物質を添加する場合、第2の添加物質によっても異なるが、非水電解液における第2の添加物質の含有量は、0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜2質量%であることがより好ましい。
本発明の非水電解液は、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ、正極又は負極の一方が電池で、他方が二重層であるハイブリッド型電池などの種々の蓄電デバイスにて使用できる。以下、その代表例のリチウムイオン二次電池について説明する。
負極を構成する負極活物質としては、リチウムイオンのド−プ・脱ド−プが可能な炭素材料、金属リチウム、リチウム含有合金、又はリチウムとの合金化が可能なシリコン、シリコン合金、スズ、スズ合金、リチウムイオンのド−プ・脱ド−プが可能な酸化スズ、酸化シリコン、リチウムイオンのド−プ・脱ド−プが可能な遷移金属酸化物、リチウムイオンのド−プ・脱ド−プが可能な遷移金属窒素化合物、あるいはこれらの混合物のいずれも用いることができる。なお、負極は、銅製の箔やエキスパンドメタルなどの集電体上に、負極活物質が形成された構成が一般的である。
負極活物質の集電体への接着性を向上させるためには、例えば、ポリフッ化ビニリデン系バインダー、ラテックス系のバインダーなどを含有してもよく、導電助剤としてカーボンブラック、アモルファスウイスカーカーボンなどを加えて使用してもよい。
炭素材料としては、特にX線回折法で測定した(002)面の面間隔(d002)が、0.340nm以下の炭素材料が好ましく、真密度が1.70g/cm3以上である黒鉛又はそれに近い性質を有する高結晶性炭素材料が望ましい。このような炭素材料を使用すると、非水電解液電池のエネルギー密度を高くすることができる。
また、リチウムとの合金化が可能なシリコン、シリコン合金、スズ、スズ合金、リチウムイオンのド−プ・脱ドープが可能な酸化スズ、酸化シリコン、リチウムイオンのドープ・脱ドープが可能な遷移金属酸化物などを用いた場合は、いずれも上述の炭素材料よりも重量あたりの理論容量が高く、好適な材料である。
本発明の非水電解液を使用したリチウムイオン二次電池の形状については特に限定されることはなく、円筒型、角型、アルミラミネート型、コイン型、ボタン型など種々の形状にすることができる。
<電解液1−1〜1−9の調製>
基準電解液1−1として、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とフルオロエチレンカーボネート(FEC)の混合溶媒(質量比が35:62:3)に、リチウム塩としてLiPF6を1mol/リットルの濃度になるように溶解させて調製した。
次に、この基準電解液1−1に、表1に示す化合物を総質量が100になるように所定量添加し、電解液1−2〜1−9を調製した。表1中の添加量(%)は、基準電解液1−1と当該化合物の総質量(100質量%)に対する質量%である。
基準電解液として、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とフルオロエチレンカーボネート(FEC)の混合溶媒(質量比が35:62:3)に、リチウム塩としてLiPF6を1mol/リットルの濃度になるように加えた後、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリルを、基準電解液1−1(99.25質量%)に対して0.75質量%加え、溶解させて調製した。
次に、上記基準電解液に、表2に示した化合物を総質量が100になるように所定量添加し、電解液2−1〜2−5を調製した。表2中の第2の添加物の添加量(%)は、基準電解液1−1と当該化合物の総質量(100質量%)に対する質量%である。
アルミニウム集電体に正極合剤を塗布してなる正極と、銅集電体に負極合剤を塗布してなる負極とが、厚みが23μmのセパレータ(F23DHA、東レバッテリセパレータフィルム燃化学社製)を介して巻回された扁平巻状電極群をケースに収納して、縦30mm×横30mm×厚さ2.0mmの直方体形状を有する電池セルを作製した。この電池セルを用いて、以下の手順で電池を作製した。
正極は、結着剤であるポリフッ化ビニリデン5質量%と、導電剤であるアセチレンブラック4質量%と、リチウム−ニッケル−マンガン−コバルトの複合酸化物粉末である正極活物質LiNi0.5Mn0.3Co0.2O2 91質量%と、を混合してなる正極合材に、N−メチルピロリドンを加えてペースト状に調製し、これを厚さ18μmのアルミニウム箔集電体両面に塗布し、溶剤を乾燥除去した後、ロールプレスで圧延することによって作製した。
a.各種電解液を0.55g量り採り、電池セルの注液口に注液し、減圧した後、注液口を封口した。
b.封口した電池セルを45℃雰囲気下に保った状態で、4.2Vまで8mAで充電した後、3.0Vまで8mAで放電した。
c.3.0Vまで放電した電池セルの内部ガスを減圧除去し、電池を作製した。
上記で作製した電池について、以下のように充放電特性を測定した。
a.抵抗評価
25℃にて、SOC(State of Charge)50%まで充電し、其々の環境下にて、それぞれ0.2C、0.5C、1.0C、2.0Cで10秒間放電して、直流抵抗値を求めた。
b.容量維持率
25℃雰囲気中、1Cレートで4.2Vまで充電した後、同雰囲気下で、1Cレートで3.0Vまで放電し、その放電容量値を初期容量値とした。次いで、同条件で、300回を繰り返し、300回目の放電容量値をサイクル後の容量値とした。この初期容量値及びサイクル後の容量値より下記式を用いて容量維持率を求めた。
容量維持率(%)=(サイクル後の容量値/初期容量値)×100 (1)
表1に示した1−1〜1−8の電解液を用いて、上記の電池作製手順を用いて、実施例1〜8及び比較例1のラミネート電池を作製し、25℃、雰囲気下で初期抵抗値を求め、その結果を表3に示す。
次に、25℃の雰囲気で、1Cレートで4.2Vまでの充電と3.0Vまでの放電を300回繰り返し、初期容量値と300回のサイクル後の放電容量値から容量維持率を求めた後、同様の方法でサイクル後の直流抵抗値を求めた。その結果を表3に示す。
表2に示した2−1〜2−5の電解液を用いて、上記の電池作製手順を用いて、実施例9〜13のラミネート電池を作製し、実施例1と同様に初期抵抗値、サイクル後の抵抗上昇率及び容量維持率を求めた。その結果を表4に示す。
<電解液1−1〜1−6の調製>
基準電解液1−1として、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とフルオロエチレンカーボネート(FEC)の混合溶媒(質量比が35:62:3)に、リチウム塩としてLiPF6を1mol/リットルの濃度になるように溶解させて調製した。
次に、この基準電解液1−1に、表5に示す化合物を総質量が100になるように所定量添加し、電解液1−2〜1−6を調製した。表5の第2中の添加量(%)は、基準電解液1−1と当該化合物の総質量(100質量%)に対する質量%である。
基準電解液として、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とフルオロエチレンカーボネート(FEC)の混合溶媒(質量比が35:62:3)に、リチウム塩としてLiPF6を1mol/リットルの濃度になるように加えた後、テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタンを、基準電解液1−1(99.25質量%)に対して0.75質量%加え、溶解させて調製した。
次に、上記基準電解液2−1に、表6に示した化合物を総質量が100になるように所定量添加し、電解液2−1〜2−7を調製した。表6中の添加量(%)は、基準電解液1−1と当該化合物の総質量(100質量%)に対する質量%である。
上記した[Aシリーズ実施例]におけるのと同様にして作製した電池セルを用いて、同様の手順で電池を作製した。
<電池評価>
上記で作製した電池について、[Aシリーズ実施例]における場合と同様にして、抵抗評価、抵抗上昇率(%)及び容量維持率(%)を求めることにより充放電特性を評価した。
上記表5に示した1−1〜1−6及び上記表6に示した2−1〜2−7の電解液を用いて、上記[Aシリーズ実施例]における電池作製手順と同様にして、実施例1〜12及び比較例1のラミネート電池を作製し、25℃、雰囲気下で初期抵抗値を求めた。
次に、45℃の雰囲気中、1Cレートで4.2Vまでの充電と3.0Vまでの放電を300回繰り返し、初期容量値と300回のサイクル後の放電容量値から容量維持率を求めた後、同様の方法でサイクル後の直流抵抗値を求めた。その結果を表7に示す。
上記表5に示した1−1〜1−6の電解液を用いて、各種電解液を0.55g量り採り、電池セルの注液口に注液し、減圧した後、注液口を封口した。
封口した電池セルを45℃雰囲気下に保った状態で、4.4Vまで8mAで充電した後、3.0Vまで8mAで放電した。3.0Vまで放電した電池セルの内部ガスを減圧して除去し、実施例13〜17及び比較例2のラミネート電池を作製した。
作製したラミネート電池を45℃の雰囲気で、1Cレートで4.35Vまでの充電と3.0Vまでの放電を300回繰り返し、初期容量値と300回のサイクル後の放電容量値から容量維持率を求めた。その結果を表8に示す。
Claims (18)
- 非水溶媒に電解質を溶解してなる蓄電デバイス用非水電解液であって、前記電解質が
前記非水溶媒に溶解するリチウム塩であり、かつ下記式(1)で表される有機スルホン化合物及び式(2)で表される有機スルホン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする蓄電デバイス用非水電解液。
R1−SO2−Xm−Yn−OR2 (1)
(R1は、炭素数が1〜6のアルキル基若しくは炭素数が2〜6のアルケニル基、フェニル基又はハロゲン原子である。R2は、炭素数が1〜6のアルキル基若しくは炭素数が2〜6のアルケニル基、フェニル基又はシリル基である。Xは、フェニレン基、又は炭素数が1〜6のアルキレン基である。Yは、カルボニル基又はスルホニル基である。m、nは、それぞれ独立に、0又は1〜3の整数であり、m+n≧2である。)
(CH2=CH-SO2-Xm)p-Y(OR)t-(Zn-SO2-CH=CH2)q(2)
(X、Y、Zは、それぞれ独立して、フェニレン基、又は炭素数が1〜4のアルキレン基である。Rは、水素原子、フェニル基、又は炭素数が1〜6のアルキル基である。m、n、p、q、tは、それぞれ独立に、0又は1〜4の整数であり、p+q≧1であり、m+n≧1である。) - 式(1)のR1が、フッ素原子又はフッ素原子で置換されたアルキル基である請求項1に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 式(1)のXが、フッ素原子で置換されたアルキレン基である請求項1又は2に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 式(1)のR2がシリル基である請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 式(2)において、p+q≧2である請求項1に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記式(1)で表される有機スルホン化合物が、メタンスルホニル酢酸メチル、メタンスルホニル酢酸エチル、エタンスルホニル酢酸メチル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸メチル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸トリメチルシリルメチル、ジフルオロ(フルオロスルホニル)スルホン酸トリメチルシリル、又はジフルオロ(フルオロスルホニル)スルホン酸トリメチルシリルメチルである請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記式(2)で表される有機スルホン化合物が、1,2-ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン、テトラキス(ビニルスホニルメチル)メタン、1,2-ビス(ビニルスルホニル)プロパンー2−ジオール、又は1,2-ビス(ビニルスルホニルメチル)ベンゼンである請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記有機スルホン化合物を0.0001〜10質量%含有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記非水溶媒が、鎖状炭酸エステル、飽和環状炭酸エステル、及び不飽和環状炭酸エステルを含有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 鎖状炭酸エステル、飽和環状炭酸エステル、及び不飽和環状炭酸エステルの含有量が、それぞれ、30〜80質量%、10〜50質量%、及び0.01〜5質量%である請求項9に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記リチウム塩が、LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(FSO2)2、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF3SO2)(C2F5SO2)、及びLiN(CF3SO2)(C4F9SO2)からなる群より選ばれる少なくとも1種のリチウム塩である請求項1〜10のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- さらに、含硫黄化合物(前記式(1)又は式(2)で表される有機スルホン化合物を除く)、環状酸無水物、カルボン酸化合物、及び含ホウ素化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の添加物を含有する請求項1〜11のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記含硫黄化合物が、1,3−プロパンスルトン(PS)、プロペンスルトン、エチレンサルファイト、1,4−ブタンスルトン、メタンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、メタンジスルホン酸ジメチル、メタンジスルホン酸ジエチル、メタンジスルホン酸ジプロピル、メタンジスルホン酸ビス(トリフルオロメチル)、メタンジスルホン酸ビス(トリメチルシリル)、メチレンメタンジスルホン酸、メタンジスルホン酸エチレン、メタンジスルホン酸プロピレン、エチレンジスルホン酸メチレン、エチレンジスルホン酸エチレン、エタンジスルホン酸ジメチル、エタンジスルホン酸ジエチル、エタンジスルホン酸ビス(トリフルオロメチル)、エタンジスルホン酸ビス(トリメチルシリル)、プロパンジスルホン酸ジメチル、プロパンジスルホン酸ジエチル、プロパンジスルホン酸メチレン、プロパンジスルホン酸エチレン、1,5−ナフタレンジスルホン酸ジメチル、ブタンジスルホン酸ジメチル、ブタンジスルホン酸ジエチル、5−ビニル−ヘキサヒドロ1,3,2−ベンゾジオキサチオール−2−オキシド、1,4−ブタンジオールジメタンスルホネート、1,3−ブタンジオールジメタンスルホネート、N,N−ジメチルメタンスルホンアミド、N,N−ジエチルメタンスルホンアミド、ジビニルスルホン、1,2−ビス(ビニルスルホ二ル)メタンからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項12に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記カルボン酸化合物が、シュウ酸リチウム、マロン酸リチウム、ジフルオロマロン酸リチウム、コハク酸リチウム、テトラフルオロコハク酸リチウム、アジピン酸リチウム、グルタル酸リチウム、アセトンジカルボン酸リチウム、2-オキソ酪酸リチウム、オキサル酢酸リチウム、2-オキソグルタル酸リチウム、アセト酢酸リチウム、3-オキソシクロブタンカルボン酸、3-オキソシクロペンタンカルボン酸、2-オキソ吉草酸リチウム、ピルビン酸リチウム、グリオキシル酸リチウム、 3,3-ジメチル-2-オキソ酪酸リチウム、2-ヒドロキシプロピオン酸リチウム、2-メチル乳酸リチウム、酒石酸リチウム、シアノ酢酸リチウム、2-メルカプトプロピオン酸リチウム、メチレンビス(チオグリコール酸)チオジこはく酸リチウム、3-(メチルチオ)プロピオン酸リチウム、3,3'-チオジプロピオン酸リチウム、ジチオジグリコール酸リチウム、2,2'-チオジグリコール酸リチウム、チアゾリジン-2,4-ジカルボン酸リチウム、及びアセチルチオ酢酸リチウムからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項12に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記環状酸無水物が、無水グルタル酸、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水グルタコン酸、無水イタコン酸、無水コハク酸、無水ジグリコール酸、シクロヘキサンジカルボン酸無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物、フェニルコハク酸無水物、2−フェニルグルタル酸無水物、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、フルオロコハク酸無水物、テトラフルオロコハク酸無水物等のカルボン酸無水物、1,2−エタンジスルホン酸無水物、1,3−プロパンジスルホン酸無水物、1,4−ブタンジスルホン酸無水物、1,2−ベンゼンジスルホン酸無水物、テトラフルオロ−1,2−エタンジスルホン酸無水物、ヘキサフルオロ−1,3−プロパンジスルホン酸無水物、オクタフルオロ−1,4−ブタンジスルホン酸無水物、3−フルオロ−1,2−ベンゼンジスルホン酸無水物、4−フルオロ−1,2−ベンゼンジスルホン酸無水物、及び3,4,5,6−テトラフルオロ−1,2−ベンゼンジスルホン酸無水物からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項12に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 前記含ホウ素化合物が、LiBF2(C2O4)、LiB(C2O4)2、LiBF2(CO2CH2CO2)、LiB(CO2CH2CO2)2、LiB(CO2CF2CO2)2、LiBF2(CO2CF2CO2)、LiBF3(CO2CH3)、LiBF3(CO2CF3)、LiBF2(CO2CH3)2、LiBF2(CO2CF3)2、LiBF(CO2CH3)3、LiBF(CO2CF3)3、LiB(CO2CH3)4、LiB(CO2CF3)4、Li2B2O7、及びLi2B2O4からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項12に記載の蓄電デバイス用非水電解液。
- 請求項1〜16のいずれか1項に記載の非水電解液を使用する蓄電デバイス。
- 蓄電デバイスがリチウム二次電池である請求項17に記載の畜電デバイス。
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