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pa

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

PA 、 Pa 、および pa- も参照。

記号

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略語

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pa

  1. パンジャブ語ISO 639-1言語コード。

語源

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アイヌ語

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カナ表記

発音

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語源1

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名詞

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pa (所属形 paha)

  1. () とし
    • エアシラナ/ エピッタ/サㇰ エピッタ/Ⅴ スクサナイネ/チコㇿ ポロ ト/サッ ワ イサㇺ。[1]
      easirana / pa epitta / sak pa epitta / V sukus an ayne / ci=kor poro to / sat wa isam.
      それこそ一年中夏の年中日が照り続けて私たちの大きな沼が干上がってしまった。
    • V シネ アン タ/ネㇷ゚ ウェン カムイ/コリレンカ/ネ アクス[2]
      sine an pa ta
      ある、どんな悪い神のせいかわからないけれど
    • タン ネ コㇱマッ アコン ルウェ ネ ヒネ[3]
      tan pa ne kosmat a=kor_ ruwe ne hine
      になってお嫁さんをもらって、
    • タネ ヘンパㇰ ヘンパㇰ オホンノ オカアン コㇿ[4]
      tane hempak hempak pa ohonno oka=an kor
      もう何と長い間暮らしていると、
関連語
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  • hoskianpa (ホㇱキアンパ)一昨年
  • hoskipa (ホㇱキパ)去年
  • tanpa (タンパ)今年
  • oyapa (オヤパ)来年
  • asirpa (アシㇼパ)新年
  • sakpa (サㇰパ)夏年

語源2

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pe水気・水滴と比較

名詞

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pa (複数扱い)

  1. 湯気ゆげ
    • pa at.
      湯気が立つ。
関連語
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語源3

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parも同様にcarの方言形あり

異表記・別形

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  • ca (チャ) (日高東・十勝・釧路・北見・天塩方言)

語根

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pa (日高西・沙流・胆振方言)

  1. (解剖学) くち
派生語
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  • paenrum (パエンルㇺ)口の先端
  • papus (パプㇱ)patoy (パトィ)patcake (パッチャケ)
  • pahaw (パハゥ)
  • pakisar (パキサㇻ)口角
  • pawetok (パヱトㇰ)雄弁さ
  • paypor (パィポㇿ)唇色

語源4

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語根

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pa

  1. (解剖学) あたま
派生語
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  • pake (パケ)
  • paokannasi (パオカンナシ)頭頂部
  • paosmake (パオㇱマケ)後頭部
  • pakankitay (パカンキタィ)頭頂部
  • pare (パレ)氷頭
  • pautorke (パウトㇿケ)側頭部
  • paunpe (パウンペ)礼冠
  • cipak (チパㇰ)陰茎亀頭
  • cipanup (チパヌㇷ゚)女性用の鉢巻
  • epanu (エパヌ)頭に巻く
  • ipakokarip (イパコカリㇷ゚)牛蒡
  • sapa (サパ)

語源5

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動詞

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pa (他動詞, 2項動詞)

  1. ~を見つける。
    • 「ホㇱキ ㇷ゚ コㇿ ペ ネ。 」[5]
      hoski pa p kor pe ne .
      「先に見つけた者が 手に入れるのよ 。」
活用
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目的格
人称 一人称 二人称 三人称 不定称
単数 複数 単数 複数 単数 複数 単数 複数
主格 一人称 単数 eci=pa eci=pa k(u)=pa k(u)=pa ku=i=pa ku=i=pa
複数 eci=pa eci=pa c(i)=pa c(i)=pa a=i=pa a=i=pa
二人称 単数 en=pa un=pa e=pa e=pa e=i=pa e=i=pa
複数 eci=en=pa eci=un=pa eci=pa eci=pa eci=i=pa eci=i=pa
三人称 単数 en=pa un=pa e=pa eci=pa pa pa i=pa i=pa
複数 en=pa un=pa e=pa eci=pa pa pa i=pa i=pa
不定称 単数 a=en=pa a=un=pa a=e=pa a=eci=pa a=pa a=pa a=i=pa a=i=pa
複数 a=en=pa a=un=pa a=e=pa a=eci=pa a=pa a=pa a=i=pa a=i=pa

語源6

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接尾辞

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pa

  1. -paを見よ。

助動詞

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pa

  1. 複数人が行う。何回も行う。

語源7

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後置副詞

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pa

  1. ~の上手かみて
    • アパ タ アㇻパアン アクㇱ オッ ソイネ イエカリ キ ヒクス[13]
      apa pa ta arpa=an akus ot soyne i=ekari ki hikusu
      戸口の上手にその死骸を包んだ茣蓙が 外にいる私の方に向かってくるので
    • コタン・ウンクル・/ボロアコロユビ・/コルドレシ・/イヨチウンクル・/アコレクニ・/ネルヹネ・[14]
      kotan pa un kur / poro a=kor yupi / kor turesi / Iyociunkur / a=kore kuni / ne ruwe ne.
      の上手に住む人(である)/大きい兄さん/の妹は/イヨチウンクㇰと/結婚することに/なった。
    • コタン ケスン ルㇷ゚ネマッ コタン ウン ポン チャチャ アタキネ[15]
      kotan kes un rupnemat kotan pa un pon caca a=tak h_ine
      村の下手に住む老女と村の上手に住む小老人とを呼んで、
    • ソ パ タ アン カムイ[16]
      so pa ta an kamuy
      の上手にいるカムイを
    • ネラボキタ・/ケナシネヒ・/ドクンネウララ・/コヘドク・/イヱンカシケ・/コニシネイクル/オッテカネ・/インカラアンルヹ・/エネオカヒ・[17]
      ne rapoki ta / kenas pa ne hi / tu kunne urar / kohetuku / i=enkaske / konissineykur- / otte kane / inkar=an ruwe / ene oka hi
      そうしている間に/木原の上手に/多くの黒いもやが/出てきて/私の上に向かって/雲の一団が/かかってきて/見ると/このようだった。

出典

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  1. 平賀さだも (1969), “8-2 カムイユカㇻ「トピパカムイ ヤイェユカㇻ(ヘウルル)」(沼貝の神が自ら物語る)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 平賀さだも (1969), “8-2 カムイユカㇻ「トピパカムイ ヤイェユカㇻ(ヘウルル)」(沼貝の神が自ら物語る)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 鍋澤ねぷき (1969), “17-2 ウエペケㇾ「トランネ アオナ トゥラ オカ アン」(怠け者の父と暮らす)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  4. 貝澤とぅるしの (1969), “5-4 ウエペケㇾ「ポロシルンカムイ トゥレシヒ アコㇿ」(ポロシルンカムイの妹と結婚した)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  5. 平目よし (1969), “18-2 ウエペケㇾ「トパットゥミ オッタ アサハ トゥラ アエイッカ」(トパットゥミで姉とともに連れ去られた話)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  6. 貝澤とぅるしの (1969), “2-2 ウエペケㇾ「ランコ カッケマッ」(桂の木の女神)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  7. 鍋澤ねぷき (1969), “17-6 ウエペケㇾ「アコㇿ エカシ イレス」(私はおじいさんに育てられた)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  8. 木村きみ (1969), “20-4 ウエペケㇾ「カウカウ ノカ オマ コソンテ ミ カムイ アオナハ ネ」(霰模様の小袖を着た神が私の父だった)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  9. 平賀さだも (1969), “10-3 ウエペケㇾ「ウラユシウンクㇽ」(ウラユシの人)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  10. 木村きみ (1969), “21-6 ウエペケㇾ「ポンニマ」途中テープ切れ 22号へ続く(小皿)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  11. 鍋澤ねぷき (1969), “16-10 ウエペケㇾ「アアチャハ イレス」(私の叔父に育てられた)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  12. 鍋澤ねぷき (1969), “17-2 ウエペケㇾ「トランネ アオナ トゥラ オカ アン」(怠け者の父と暮らす)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  13. 木村きみ (1969), “21-6 ウエペケㇾ「ポンニマ」途中テープ切れ 22号へ続く(小皿)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  14. 鍋沢元蔵 (1928), Nabesawa-1 yukar (1), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  15. 木村きみ (1969), “21-4 ウエペケㇾ「モシㇼパサリヒタ ソアタイ タックス アㇻパアン」(斜里の村へ借金を請求しに私は行った)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  16. 木村きみ (1969), “21-6 ウエペケㇾ「ポンニマ」途中テープ切れ 22号へ続く(小皿)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  17. 鍋沢元蔵 (1954), Nabesawa-3 yukar (2), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 

アストゥリアス語

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語源

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前置詞

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pa

  1. ~のために。

派生語

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アヌタ語

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語源

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ポリネシア祖語 *fa < オセアニア祖語 *pat < 東部マレー・ポリネシア祖語 *pat < 中東部マレー・ポリネシア祖語 *əpat < マレー・ポリネシア祖語 *əpat < オーストロネシア祖語 *Səpat

数詞

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pa


アフリカーンス語

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名詞

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pa

  1. (口語, 家族) パパおとうちゃん

アルバニア語

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語源

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アルバニア祖語 *apa < 印欧祖語 *h2(e)po-

前置詞

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pa

  1. ~なしに。

英語

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語源

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発音

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  • IPA(?): /pɑː/, SAMPA: /pa:/
  • (ファイル)

名詞

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pa (複数 pas)

  1. (口語, 家族) パパおとうちゃん
  2. grandpaの省略形)おじいちゃん

参照

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オック語

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副詞

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pa

  1. ~でない。

オランダ語

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名詞

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pa 男性 (複数 pa's, 指小辞 paatje, 指小辞複数 paatjes)

  1. (口語, 家族) パパおとうちゃん

カタルーニャ語

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語源

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ラテン語 panis

発音

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名詞

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pa 男性 (複数 pans)

  1. (食品) パン

グアラニ語

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数詞

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pa

  1. (基数)

古典ナワトル語

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語源

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動詞

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  1. ~を染める

スペイン語

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前置詞

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pa

  1. (口語) paraの語末消失形。

異形

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参照

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スワヒリ語

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語源

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pa- + -a

前置詞

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pa

  1. (属格を形成)~助詞

動詞

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pa (不定詞 kupa)

  1. ~を与える

活用形

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用法

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  • この動詞は目的格接頭辞を伴って使用される。
    • Nimewakupa kitabu
      私は彼らに本を与えた。
    • Nijawapa kitabu
      私は彼らに本をまだ与えていない。

セルビア・クロアチア語

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語源

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  • 南スラブ共通語より、pa-参照

同系語

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  • スロヴェニア語:pa
  • ブルガリア語:па (pa)

発音

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接続詞

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pa (キリル па)

  1. それから (= ȍndā)
    • prvo ću skočiti ja, pa ti
      最初に跳ぶ、それから君だ。
    • učenje pa odmor pa zabava
      学んで、休憩を取る、そして遊ぶ。
  2. そしてだから
    • potrošio sam sav novac, pa sam se morao vratiti kući
      お金を全部使ってしまったから、家に帰らなければならなかった。
  3. (da 又は màkarを伴って) ~とはいっても。
  4. (ȉpākを伴って) にもかかわらず~である。
    • bogat je, pa ipak usamljen
      彼は金持ちだが、孤独である。
  5. (da + iを伴って) ~であるが。

助詞

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pa (キリル па)

  1. (強意) さてさあよし
    • pa dobro!
      よし、OKだ。
    • pa što je s tobom?
      何か調子悪い?
    • pa i ne baš
      うそだろう。
    • pa što onda?
      それで、どうしたの。

ダコタ語

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発音

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名詞

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pa

  1. (解剖学) あたま

ハイチ語

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語源

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フランス語 pas

副詞

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pa

  1. ~でない。

バスク語

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名詞

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pa

  1. キス接吻

パルエ語

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語源

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中部マレー・ポリネシア祖語 *əpat < 中東部マレー・ポリネシア祖語 *əpat < マレー・ポリネシア祖語 *əpat < オーストロネシア祖語 *Səpat

数詞

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pa


ブルトン語

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接続詞

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pa

  1. ~した時、~の場合。

プロシア語

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語源

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印欧祖語 *upo- (~の下)

前置詞

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pa

  1. ~の下(に、で)。

副詞

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pa

  1. ~の下へ。

ポーランド語

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発音

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  • IPA(?): [pa] (パ)

間投詞

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pa

  1. (口語, 挨拶) 親しい関係での別離時の挨拶バイバイ

類義語

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参照

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マオリ語

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名詞

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pa

  1. マオリ族の移動要塞。

ラトヴィア語

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前置詞

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pa (対格支配)

  1. ~という手段で。[1]
  2. ~という場所を。[1]

脚注

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  1. 1.0 1.1 堀口大樹『ニューエクスプレス ラトヴィア語 (CD付)』白水社、2013年。ISBN 978-4-560-08624-7

ルーマニア語

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語源

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発音

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間投詞

[編集]

pa

  1. (親しい関係での別離時の挨拶)バイバイ

類義語

[編集]

ロジバン

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Cmavo

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pa (rafsi pav)


ワロン語

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名詞

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pa 男性

  1. (家族) 父親