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utar

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

アイヌ語

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カナ表記 ウタㇻ/ウタㇽ

名詞

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utar (所属形短形 utari, 所属形長形 utarihi)

  1. 親戚しんせき同胞どうほう
  2. (形式名詞, 所属形) …たち。(…な)人々。

人称変化

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普通名詞(譲渡不可能)の所属変化
人称 単数形 複数形
一人称 k(u)=utari c(i)=utari
二人称 e=utari eci=utari
三人称 utari utari
不定称 a=utari a=utari
人称 単数形 複数形
一人称 k(u)=utarihi c(i)=utarihi
二人称 e=utarihi eci=utarihi
三人称 utarihi utarihi
不定称 a=utarihi a=utarihi

※ 沙流方言ではku=及びci=がa、u、e、oの母音で始まる語の前にそれぞれk=c=になる

派生語

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  • acautari 「おじさんたち」
  • poutari 「息子たち」
  • yuputari 「兄たち」

参考文献

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  1. 平賀さだも (1969), “10-1 ウエペケㇾ「オタサムン カムイ ヘカッタㇻ」(オタサㇺのカムイの子ども達)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 貝澤とぅるしの (1969), “4-2 ウエペケㇾ「キムンカムイ カネ アワンキ イエルサ」(熊の神が鉄の扇を私に貸した)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 平賀さだも (1969), “7-2 ウエペケㇾ 「ケソラㇷ゚ カムイ イレス」(孔雀の神に育てられた)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  4. 黒川てしめ (1969), “22-4 ウエペケㇾ「アスチヒ イレス」(祖母が私を育てた)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 

ラテン語

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動詞

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ūtar

  1. ūtīの直説法能相未来第一人称単数形。
  2. ūtīの接続法能相現在第一人称単数形。