金星とは、
- (きんせい):太陽系の惑星のうち、太陽から2番目に近い惑星である。本記事に記載。
- (きんせい):国鉄で運行されていた列車名、列車名の由来は本記事の金星から→金星(列車)
- (きんぼし):大相撲で平幕の力士が横綱と取組をして勝利すること。
転じて、絶対に勝てない相手への勝利など、大きな手柄を意味する。 例)金星を上げる,大金星 - (きんせい):第二次世界大戦で活躍した三菱重工製の航空機用空冷星型エンジン。日本海軍機に多く搭載された。
太陽系 : 太陽 - 水星 - 金星 - 地球(月) - 火星 - 木星 - 土星 - 天王星 - 海王星
準惑星(ケレス - 冥王星 - ハウメア - マケマケ - エリス)
金星(天体)
Venus | |
---|---|
分類 | 内惑星,地球型惑星 |
太陽からの平均距離 (地球-太陽=1AU) |
0.72AU |
直径 (地球比) |
12,104Km (0.95) |
質量 (地球比) |
4.87×1024kg (0.82) |
自転周期 | 約243日 |
公転周期 | 約225日 |
衛星 | ー |
大気の主な成分 | 二酸化炭素,窒素 |
年齢 | 46億年 |
別名 | 明けの明星,宵の明星 |
太陽系の内側から2番目の惑星。太陽系の中では地球と最もよく似た大きさと密度を持つ。
特徴としては非常に厚い大気・自転の向きが他の惑星とは逆・公転周期より自転周期の方が長い事が挙げられる。
日の出前と日没後の数時間の間に一際明るく輝く姿を目にする事ができるため、 日本では明けの明星、宵の明星として親しまれている。
昼間と夜中は金星を見る事が出来ない。
その理由は、太陽が明るすぎる為に昼間は見ることが出来ず、 地球より内側の軌道を回っているため夜空に金星が昇ることはない。
金星の大気は地球とは異なりその90%以上が二酸化炭素から成る。また大気圧も90気圧と非常に高い。二酸化炭素の温室効果によって、金星表面の平均温度は400℃にもなる。上空では二酸化硫黄の雲が硫酸の雨を降らせていたりと,その環境はさながら地獄のようである。しかし現在でこそ厳しい環境の金星も、太古には当時の地球と似たような大気成分だったとする説もある。これほど濃い大気のため、大気圏外からは地上の地形は全く見えず、ソ連の探査機が着陸した際もパラシュートではなく円盤状の板(エアブレーキ)で減速できたほとである。
西から昇ったお日様が東へ沈む〜♪
金星ではこれが普通。原因は赤道傾斜角が178°とほぼ上下反転しており,他の惑星と逆方向に自転をしているためである。ちなみに自転軸自体はほぼ垂直なので四季はないと考えられている。
金星探査
1961年以降アメリカ合衆国及びロシア(旧ソ連)によって数多くの探査機が金星に向けて打ち上げられている。1975年打ち上げのベネラ9号によって初めて金星の地表の撮影が成功した。1989年に打ち上げられたマゼランにより、分厚い雲の下の詳細なレーザー観測が行われ、地図が作成された。
また、2010年5月21日には日本初の金星探査機「あかつき」が打ち上げられた。しかし、逆噴射エンジンのトラブルにより金星周回軌道投入に失敗。6年後の2015年12月7日から9日にかけて軌道再投入に成功し、観測を開始した。
神話・占星術の中の金星
金星は、占星術において美、愛、芸術などの象徴とされることが多い。金星を表すマークは「♀」。
- 欧米:「ウェヌス(ヴィーナス)」 - ローマ神話の中の愛と美の女神。
- ギリシャ:「アプロディーテー」 - ギリシア神話の美と戦の女神。
- ギリシャ:「ヘスペロス」 - ギリシア神話の宵の明星の男神。
- ギリシャ:「へオースポロスあるいはポースポロス」 - ギリシア神話の明けの明星の男神。“暁をもたらす者”。
- ローマ:「ルキフェル」 - へオースポロスのラテン語名。“光をもたらす者”。ルシファー。
- 古代メソポタミア:「イシュタル」 - 性愛、戦、金星の女神。
- 中国:「太白」「啓明」 - 宵の明星と明けの明星。
金星への渡航者
民間人の宇宙旅行も実現しておらず、また金星の表面温度は400~500度とも言われており人間が住むことは事実上不可能といわれる中、あるとんでもない方法で金星の旅行に成功した日本人女性が現れた。
その方法とは、眠っている間に魂となり三角形のUFOに乗ることである、なお金星はとても美しく、緑あふれる場所だったそうだ。
これが事実であれば、渡航者第1号であるジョージ・アダムスキーの主張「400~500度の世界でも大量の植物が生息でき、UFOを使って容易に惑星探査ができる」などを国家の要人が追証した画期的な出来事となるため、関係者から冷たい視線が注がれている。
これはAP通信、ロイター通信、英タイムズ紙など世界中の名だたるメディアがこぞって報じているので非常に残念ながらネタではない・・・orz。
https://www.reuters.com/article/newsOne/idUSTRE5812DV20090902
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関連項目
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