温度とは、分子の熱運動の度合いを示したものである。熱量の変化などを数値化した物。暖かさなどの尺度。
概要
一般的に温度というと、暖かさ・冷たさ、などの体に感じる度合いを示す。 温度の単位は、日本では摂氏が使われる。
日本人のだいたい多くの人は、
という意見があるが、お風呂に関しては
と意見が分かれる。
なお、上記と異なる意味での空気にも温度が定義されることがあるが、こちらは数値では計ることが出来ない。
熱力学温度
2つの接している系を考える。例えばAからBに自発的に熱の移動が起きるということが起きるとする。このことから温度という概念の着想を得られる。この場合、AからBへ熱が流れるのでAの方を温度が高いと考え、一方でBは温度が低いと考える。
温度という概念があることにより、系の状態から熱の移動が予測できる。温度差あれば熱の移動が起こるという表現が
でき、しばらくすると二つの系の熱の移動がなくなる。このときAとBは温度は一致したといえる。これを熱平衡という。
ある温度で熱量がdQ移動して、エントロピーがdS変化するならば、このときの温度 T は熱量の移動 dQ とエントロピーの変化 dS の比として定義できる。
単位
日本を含む多くの国が摂氏温度(セルシウス度)を使用するが、正確にはセルシウス度を基準とした絶対温度(ケルビン)が国際単位系として用いられている。むかしの定義は一気圧下での水の凝固点(氷になる温度)を摂氏0度、沸点を摂氏100度とするものだった。現在では、絶対零度=0ケルビン、水の三重点=273.16ケルビンで、ケルビンの数字から273.15を引いたものを摂氏と定義している。
その他に華氏温度(ファーレンハイト度)があり、諸説あるがファーレンハイト氏が観測した「最も寒い日」を0度、ファーレンハイト氏の「体温」を100度としたと言われる。作られたのが摂氏温度より若干古く、(欧州で)日常的に使われる温度を0~100の間に収めるためには合理的ではあり、英米では根強く使われている。
その他かのアイザック・ニュートンの提唱したニュートン度というものもあり、これは水が凍る温度を0度、水が沸騰する温度を33度としたものである。セルシウス度と似ているがこちらは50年程度昔に作られたものであり、あるいはSI単位系にニュートンの名前が2つならんだかもしれない。
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関連項目
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