ハウメア(136108 Haumea)とは、太陽系の準惑星である。
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準惑星(ケレス - 冥王星 - ハウメア - マケマケ - エリス)
概要
冥王星型天体で、キュビワノ族に属する。小惑星番号は 136108、仮符号は 2003 EL61。中国語では「妊神星」という。冥王星以遠の軌道を巡っている天体の一つで、つぶれたラグビーボールのような独特の形状をしている。
発見が公表されたのは2005年7月25日だが、発見のきっかけとなった観測は2003年3月7日に行われていて、公式には後者が発見日とされてい る。2008年9月17日に国際天文学連合により同年7月のマケマケに次いで5番めの準惑星として認められ、ハワイ諸島の豊穣の女神にちなんで「ハウメア」と命名される。
命名の理由は2個の衛星を持っていることを多産の神でもあるハウメアに例えたもの。衛星の名前はヒイアカとナマカでいずれもハウメアの娘に由来する。(上記の想像図では左上がナマカ、右下がヒイアカである。)
前述の通り形状は楕円形で、長軸の長さはほぼ冥王星の直径に匹敵する。この独特な形状は4時間弱という高速な自転によるものである。かつて大きな天体がハウメアに衝突して自転が加速され、遠心力で現在のような形状になったと考えられている。衛星を持つため質量の測定が可能で、およそ冥王星の3分の1。表面はおそらく水の氷で覆われている。これは冥王星やエリスがメタンの氷に覆われているのとは対照的である。
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関連項目
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