JPS5997001A - 位置決め作業のいらない車体計測機 - Google Patents

位置決め作業のいらない車体計測機

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JPS5997001A
JPS5997001A JP20694282A JP20694282A JPS5997001A JP S5997001 A JPS5997001 A JP S5997001A JP 20694282 A JP20694282 A JP 20694282A JP 20694282 A JP20694282 A JP 20694282A JP S5997001 A JPS5997001 A JP S5997001A
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JP
Japan
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vehicle body
reference point
frame
positioning work
hanging
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JP20694282A
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English (en)
Inventor
Kichisaburo Yamazaki
山崎 吉三郎
Katsunori Yamazaki
山崎 勝規
Yoshihiro Yamazaki
山崎 善弘
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Individual
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/0025Measuring of vehicle parts

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動車の車体(本明細書における「車体」
は、外板、フレーム及び基準点等を含む広い意味に使用
する。)を修整する際等に車体に吊り下げて車体を計測
する用に供する、位置決め作業のいらない車体計測機に
関するものである。
車体が事故等で破損した場合、車体の当該破損箇所を大
きな力で引いたり、押したりしながら車体修整を行う。
その際、破損によって位置がくるってしまった基準点(
本明細書において「基準点」とは、市販されている車体
寸法図に基準点として記載されているもの又は車体を計
測する際等に寸法の基準となりうる箇所をいう。なお、
それら基準点のうち正常な位置に位置するものを正常基
準点と、また、事故等によって正常な位置からずれた状
態にあるものを異常基準点という。)を車体計測機で計
測しながら元の正常な位置に戻してやる口とによって、
車体を元通りに修整することが自動車車体整備業者等で
一般に行われてし)る。
従来の車体計測機のうち主なものには、〔1〕センター
リングゲージ、(2)垂直ゲージを利用して位置決め作
業を行う車体計測機、〔ろ〕レーザー光線を利用して位
置決め作業を行う車体計測機等がある。以下、これらに
ついて各々説明する〔1〕 センターリングゲージ 1 構成例 左右対称な位置にある基準点に掛止可能な車体掛止具を
伸縮自在な横ゲージの両端から上方に伸びた状態に設け
、横ゲージあ中央には車体の中心線の一点を表示する為
の針が立設しである。この構成を有するセンターリング
ゲージが4〜8本位で1セ、トになっている。
2 使用法例 事故等で破損して車体中心線が曲がった又はねじれた当
該自動車の車体寸法図に基づいて、左右対称な位置にあ
るべき適当な基準点を4〜8組選び出し、当該各組の基
準点の位置に合わせて各々の横ゲージ及び車体掛止具の
長さをセットし、4〜8本のセンターリングゲージを当
該各組の基準点に引っ掛けて各々吊り下げる。
そして、当該車体の真正面から見ると、これらの横ゲー
ジの針の並びが上下左右へずれる、あるいは傾いている
ので、それによって車体中心線の曲がり又はねじれを判
断する。そこで、これらの針がひとつに重なって見える
様になるまで車体修整作業を行う。
置を計測してそれらが正常な位置にあるか否かを1計測
することによって、当該車体が正常な状態であるか否か
を判断する。これに対してセンターリングゲージは、車
体の中心線の曲がり及びねじれを確認するだけの用に供
するものであり1各基準点の位置の計測はできない為、
車体計測機としての機能をほとんどもたないものである
。例えば、計測を要する事故車は、左右対称に位置すべ
き基準点が共に前後、左右又はこれらの複合した方向に
くるっている場合が多いが、この様な車体をセンターリ
ングゲージで計測しても、当該基準点がどの方向にどれ
だ1けくるっているのかを判断することができない。そ
のため、センターリングゲージは車体修整作業の指標と
することができず、車体計測機としてほとんど使用でき
ないものであるそこで、不便ではあるが実際に使用でき
るものとして、センターリングゲージとは全く異なった
観点から考え出されたのが、以下〔2〕及び〔6〕に示
す車体計測機である。
〔2〕 垂直ゲージを利用して位置決め作業を行う車体
計測機 1 構成例 左前、右前、左後及び右後の四隅に接地足を有してその
接地足で地面又は車体修整台等(以下、単に地面という
。)の上に設置される設置台があり、同設置台上を前後
左右に移動自在で、かつ、ラジオのアンテナの様に上下
に伸縮自在な垂直ゲージが4本及び表示体が6本程度あ
り、各垂直ゲージにはその上端に正常基準点と接触させ
る為の接触部があり、各表示体にはその上端に異常基準
点の正常な位置を示す為の基準点表示部がある。
また、各接地足はハンドルを回すことによりネジで上下
に伸縮自在に構成されている。なお、本車体計測機は前
後左右方向に車体に近い大きさを有する。また、シリン
ダを利用して空気圧で伸縮自在に構成された接地足のも
のもある。
2 使用法例 車体を持ち上げ、地面に固定された車体修整作業用のス
タンド上に車体を載せて固定し、同車体のわきに車体計
測機を持ってくる。
そして、車体計測機において各構成部分を所要の配置に
セットして当該車体計測機を車体の下方に適当に設ける
作業(本明細書においてはこの作業を単に配置作業とい
う。)を行う。その内容は、当該車体の適当な4箇所の
正常基準点及び1箇所の異常基準点を選び出し、車体寸
法図の平面図に記載された当該4箇所の正常基準点及び
当該1箇所の異常基準点の正常な位置の配置と同じに、
4本の垂直ゲージ及び1本の表示体を前後左右に適当に
移動させて設置台上で正確に配置する。そして、当該垂
直ゲージ及び当該表示体を各々伸縮させることにより、
車体寸法図の側面図に記載された車体基準線から当該4
箇所の正常基準点及び1箇所の異常基準点の正常な位置
までの高さに当該4本の垂直ゲージ及び当該1本の表示
体の長さを各々正確に合わせる。この状態の車体計測機
を車体の下側に差し入れて接地足を介して車体の下の地
面上に置いて設ける。ここで配置作業は終る次に、異常
基準点の正常な位置を示す為の表示を異常基準点の正常
な位置に正確に位置せしめる作業(本明細書においては
この作業を単に位置決め作業という。)を行う。その内
容は、まず前記4箇所の正常基準点と同じに配置した4
本の垂直ゲージ上端の各接触部が当該正常基準点のだい
たい真下に位置する様に車体計測機を手で持って前後及
び左右に動かす。そして、当該4箇所の正常基準点に当
該4箇所の接触部を各々正確に接触させることを目標と
しながら、左前、右前、左後及び右後の各接地足を徐々
・に伸ばして設置台を持ち上げていき、当該各接触部が
当該各正常基準点に接触する直前の高さまで持ち上がっ
たら持ち上げる作業を一旦中止し、当該4箇所の接触部
が当該4箇所の正常基準点の真下に各々正確に位置する
様に、当該4箇所の正常基準点及び当該4箇所の接触部
の位置をよく見ながら車体計測機を手で持って前後及び
左右に慎重に動かして合わせ、更に当該4本の接地足を
各々徐々に伸ばして、当該4箇所の接触部が当該4箇所
の正常基準点に各々正確に接触する高さ及び角度に車体
計測機を持ち上げて接触させる。この時点で当該基準点
表示部が当該異常基準点の正常な位置に位置して、当該
基準点表示部の位置決め作業は終る。
次に計測作業及び車体修整作業を行う。その内容は、基
準点表示部に対する異常基準点の位置のずれを見ること
によって、当該異常基準点の位置のくるいを計測できる
。その後、異常基準点が基準点表示部と正確に接触する
まで車体修整作業を行い、それが接触したことを見るこ
とにより、当該異常基準点が正常な位置に戻ったことを
計測できる。
6 欠点 (b)  前記した様に位置決め作業は多くの面倒な作
業から成りたっているものなので、それだけでも大変に
面倒なものである。しかも実際の位置決め作業は、前記
した通りにスムーズに行えるものではなく、非常に長時
間かかる作業である。以下その理由を列挙する。
その14本の接地足を伸ばして車体計測機を持ち上げて
いく作業においては、車体の下側の四隅に近い位置にあ
る4つのハンドルの場所を順に何度も歩いて回って行き
、各々調整しなければならない。
その2 基準点は車体の床の裏側やフレーム等の奥で狭
くて部品の陰になる様な所に位置することが多い為、正
常基準点に接触部を正確に接触させる為に当該基準点を
目視する作業においては、しゃがみこんで車体の下側の
当該基準点から50cm程度以内で、かつ、当該基準点
を確実に目視できる位置にいちいち頭を突っこんで、そ
の状態をよく見ながら行わなければならない。そして4
箇所の正常基準点の各々についてこの様な作業を必要と
する。
その6 正常基準点に接触部を正確に接触させる作業に
おいては、その2に示した作業と共に、車体の下側から
頭を出し、車体計測機を手で持って前後左右に動かせる
所及び各ハンドルの所まで歩いて回り、車体計測機の位
置及び角度を適当に調整する作業を行わなければならな
い。そして再び前記の位置に頭を突っ込んで当該正常基
準点と接触部の位置のずれが完全になくなったか、ある
IV)はそれがどの様に変わったかを確認し、まだずれ
ている場合には前記の作業を何度か繰り返し行わなけれ
ばならない。
その4 前記した様に4箇所の正常基準点を一度に見る
ことはできないので、正常基準点(こ接触部を正確に接
触させる作業は、1箇所の正常基準点ごとに行わなけれ
ばならない。その為、1箇所の正常基準点に接触部を正
確に接触させようとして車体計測機を前後左右に動かし
たり、)\ンドルで接地足を伸ばしたりすると、それ以
前Gこ正常基準点に正確に接触させておいた他の接触部
も動UAで位置がずれてしまったり、あるいは垂直ゲー
ジがしなったりしてしまう。そこでその接触部Gこつい
て再度、正確に接触させる作業をやり直さなければなら
ない。即ち、4箇所の正常基準点(こつl/)で順に接
触させていきながらひとまわりすればそれでこの作業が
終るわけではなく、それを何度か繰り返すうちにだんだ
ん4箇所とも正確に接触する様になってくるというのが
実際である。
その5 以上の作業をすべてmm単位の正確さで細心の
注意を払って行わなければならない。なぜならば、この
位置決め作業が面倒である力)らと1/″Iって、いい
加減に行うと、例えば基準、截表示部力(正常な′位置
から3 mmずれた状態に位置決めされたまま計測を行
うと修整した車体のその部分がそのまま3 mmずれた
状態に仕上がってしまう為、自動車の安全走行の為に及
びドア、ボンネット等の部品の正確な立付の為にmm単
位の精度を必要とする車体修整作業用の車体計測機とし
ては役しこ立たないものとなってしまうからである。
(c)車体修整作業は6〜10トン以上もの力で車体を
繰り返し押したり引いたりすることが多り、)ので、そ
の際に車体が動いてしまわない様Gこしつかつと車体を
地面に固定するのであるが、実際Gこは車体修整時に車
体が数mmから数十mm程度動いてしまうのはやむを得
ないのが現状である。その場合、車体が動いてしまうの
に対して、車体計測機はそのままの位置にあるので、前
記した様に綿密に位置決め作業を行なったとしても、車
体修整作業中に車体が車体計測機からずれてしまう。そ
の為、そのまま車体の計測を行うと誤差が生じてしまう
ので、面倒な位置決め作業を車体修整作業中に何度もや
り直さなければならないことが多いO〔6〕レーザー光
線を利用して位置決め作業を行う車体計測機 1 構成例 車体の全長よりもやや長く前後方向に伸びる縦ゲージが
あり、車体の全幅よりもやや長く左右方向に伸びる横ゲ
ージがあり、縦ゲージの前端と横ゲージの左端がはめこ
みでくっついて、両ゲージでL字形を構成している。縦
ゲージの後端及び前端並びに横ゲージの右端に各々下方
に伸びた接地足があり、各接地足の長さをネジで調整す
ることにより、各ゲージの高さ及び長手方向の傾斜角度
を調整することができる様に構成されており、これらの
接地足によって両ゲージは地面上に設けられる。縦ゲー
ジの後端には、縦ゲージの長手方向に平行にレーザー光
線を発振するレーザー光線発振機があり、各ゲージには
、ゲージ上を移動可能で、かつ、レーザー光線を概水平
直角方向に反射する反射鏡が1個ずつある。そして、各
反射鏡にはネジで長さ調整可能な足があり、それによっ
て直角に反射したレーザー光線を上下に角度調整するこ
とができる。他方、基準点に掛止可能な掛止具を上端に
設けた透明な板状のスケールを有し、かつ、同スケール
に沿って上下に摺動可能な基準点相当部を有する構成の
吊スケールが10本程度ある(なお、吊スケールの長さ
とは、掛止具から基準点相当部までの距離をいうものと
する。)2 使用法例 車体を持ち上げ、地面に固定された車体修整作業用のス
タンド上に車体を載せて固定し、同車体のわきに車体計
測機を持ってくる。
まず配置作業を行う。その内容は、当該車体の左右対称
に位置する適当な2組(即ち4箇所)の正常基準点及び
1箇所の異常基準点(この場合、当該異常基準点は当該
正常基準点よりも前方に位置するものとする。)を選び
出し、車体寸法図の側面図に記載された当該5箇所の各
基準点から車体基準線までの距離に各吊スケールの長さ
を一致させて、当該5本の吊スケールを当該基準点に吊
り下げる。他方、車体寸法図の平面図に記載された当該
5箇所の基準点の正常な位置間の前後方向の間隔と同じ
間隔で縦ゲージの6箇所に適当に印を付けて、車体の左
側やや下方に縦ゲージが、また車体の前側やや下方に横
ゲージが各々位置する様に6本の接地足で両ゲージを適
当にL字状に地面上に置いて設ける。ここで配置作業は
終る。
次に異常基準点の正常な位置の相当位置(本明がある位
置をいう。)を示す為の表示を異常基準点の正常な位置
の相当位置に正確に位置せしめる作業(この作業も前記
位置決め作業とその趣意を同じくするものなので、本明
細書においては単に位置決め作業という。)を行う。以
下その内容を順を追って説明する。縦ゲージの1番後の
印の所に反射鏡を正確に位置させてレーザー光線を照射
する。そして、前記の左右対称に位置する正常基準点の
うちの後寄りの組に吊り下げた2本の吊スケールの2個
の基準点相当部を当該レーザー光線が正確に貫通する様
になるまで、縦ゲージを手で持って前後及び左右に動か
したり、縦ゲージのntJ端及び後端の接地足を伸縮さ
せたり、また、縦ゲージの反射鏡の足を伸縮させたりし
て調整する。
更に後から2番目の印の所に反射鏡を移動させてレーザ
ー光線を照射し、前に合わせた後寄りの2個の基準点相
当部に対する縦ゲージの1番後寄りの印の位置及び角度
がずれない様に注意しながら、正常基準点のうちの前寄
りの組に吊り下げた2本の吊スケールの基準点相当部を
当該レーザー光線が正確に貫通する様になるまで縦ゲー
ジの前端及び後端の接地足を伸縮させて調整する。この
位置及び角度に縦ゲージを固定した後、縦ゲージの反射
鏡を縦ゲージの前端に移動させて、その反射したレーザ
ー光線が横ゲージの反射鏡の所定の箇所を照射する角度
になる様に、横ゲージの右端を手で持って前後に動かし
て、また、その接地足を伸縮させて合わせる。これによ
り、横ゲージカ(縦ゲージに対して直角になる。この位
置及び角度Gこ横ゲージを固定した後、横ゲージの反射
鏡が反射するレーザー光線が前記4箇所の正常基準点の
うち適当な1箇所に吊り下・かった吊スケールの基準点
相当部を正確に照射する様になるまで、横ゲージの反射
鏡を左右に移動したり、同反射鏡の足を伸縮させたりし
て調整する。車体寸法図の平面図に記載された当該適当
な1箇所の正常基準点から前記異常基準点の正常な位置
までの左右方向の距離と同じ距離だけその反射鏡のある
位置から離れた横ゲージ上の位置に印を付ける。そして
、その印の位置に反射鏡を正確に位置させて照射したと
きの当該レーザー光線と、縦ゲージの反射鏡を縦ゲージ
上の1番前寄りの印の所に正確に位置させて照射したと
きのレーザー光線との交点が異常基準点の正常な位置の
相当位置を表示する。ごこで位置決め作業は終る。
次に計測作業及び車体修整作業を行う。その内容は、縦
ゲージの所定の位置の反射鏡に反射されて照射するレー
ザー光線と異常基準点に吊り下げた吊スケールの基準点
相当部との位置のずれを見ることによって、当該基準点
の前後及び上下への位置のくるいを計測することができ
る。また、同様に横ゲージの所定の位置の反射鏡に反射
されて照射するレーザー光線と異常基準点に吊り下げた
吊スケールの基準点相当部との位置のずれを見ることに
よって、当該異常基準点の左右及び上下への位置のくる
いを計測することができる。その後異常基準点に吊り下
げた吊スケールの基準点相当部が当該レーザー光線の交
点に位置するまで車体修整作業を行い、それが当該交点
に位置したことを見ることにより、異常基準点が正常な
位置に戻ったことを計測できる。
6゛欠点 (d)  前記した様に位置決め作業は多くの面倒な作
業から成り立っているものなので、それだけでも大変面
倒なものである。しかも実際の位置決め作業は、前記し
た通りにスムーズに行えるものではなく、非常に長時間
かかる作業である。以下その理由を列挙する。
そめ1 正常基準点のうちの後寄りの組に吊り下げた2
本の吊スケールの2個の基準点相当部をレーザー光線が
正確に貫通する様になるまでには、前記した縦ゲージを
前後及び左右に動かす作業、2本の接地足を伸縮させる
作業及び反射鏡の足を伸縮させる作業を各1回ずつ行え
ば済むというものではなく、これらの各作業を交互に何
度もやり直さなければならない。なぜならば、これらの
各作業は互いに他の作業の結果に影響を与えるものであ
るからである。
その2 正常基準点のうち前寄りの組に吊り下げた2本
の吊スケールの2個の基準点相当部をレーザー光線が正
確に貫通する様にする作業を行うと、その際に前記その
1で合わせた後寄りの2個の基準点相当部に対する縦ゲ
ージの1番後寄りの印の所の位置及び角度がずれてしま
う為、前記その1の作業をやり直さなければならない。
更に前記その1の作業をやり直していると、今度は前寄
りの2個の基準点相当部に対する縦ゲージの後から2番
目の印の所の位置及び角度がずれてしまう為、これらの
作業を交互に何度もやり直さなければならない。
その6 以上の作業は、6本の接地足間及びそれらと各
反射鏡との間を何度も歩いて往復して行わなければなら
ない。
その4 以上の作業をすべてmm単位の正確さで細心の
注意を払って行わなければならない。なぜならば、この
位置決め作業が面倒であるからといって、いい加減に行
うと、例えば所定の位置に位置させた反射鏡に反射され
たレーザー光線の交点が異常基準点の正常な位置の相当
位置から3 mmずれた状態に位置決めされたまま計測
を行うと、修整した車体のその部分がそのまま3 mm
ずれた状態に仕上がってしまう為、自動車の安全走行の
為に及びドア、ボンネ、7ト等の部品の正確な立付の為
にI+Im単位の精度を必要とする車体修整作業用の車
体計測機としては役に立たないものとなってしまうから
である。
(e)前記(C)の欠点に同じ。
以上説明した様に、この種の車体計測機は、異常基準点
の正常な位置又は正常な位置の相当位置を正確に表示し
て、その表示と当該異常基準点又は当該異常基準点の基
準点相当部との位置のずれを見ることによって計測を行
うものである。そして、従来のこの種の車体計測機にお
いては、車体の計測を完了するまでに、配置作業、位置
決め作業及び計測作業の6つの作業が必要であった。そ
のうち、配置作業は、車体寸法図に基づいて車体計測機
の各構成部分を所要の配置にセットする作業であるから
短時間のうちに簡単に行うことができる。また、計測作
業は、目で確認するだけの作業であるから、はとんど−
瞬のうちに行うことができる。これに対して位置決め作
業は、前後左右方向に車体に近い大きさ、あるいはそれ
以上の大きさを有する車体計測機を細心の注意を払って
慎重に扱い、縦、横及び高さの三次元にわたってmm単
位の正確さで位置決めする作業であるがら、非常に面倒
で、がっ、長時間ががり、がっ、困難な作業である。従
って、車体の計測を完了するまでに要する作業時間のう
ち、大半の時間はこの位置決め作業にががっていた。し
かも、従来のこの種の車体計測機においては、車体修整
作業中に何度も車体が車体計測機がらずれてしまう為、
一度終えた位置決め作業をその度毎に何度もやり直さな
ければならないことが多いという欠点も併せ有している
。以上の様な欠点を有する結果、従来のこの種の車体計
測機は、計測が不正確になりがちであり、また、計測を
完了するまでに長時間を要していた為、はとんど使用さ
れていない。
そこで、自動車車体整備業界等では、車体の計測を完了
するのに長時間を要する原因となっている位置決め作業
を簡単、がっ、短時間に行うことができる車体計測機を
、更にできれば、車体修整作業中に位置決め作業をやり
直す必要のない車体計測機を要望している。これに対応
して、その要望に沿うべく、自動車用工具及び計測機製
造業界等で長年、その様な車体計測機の開発に努力して
きたが、前記の要望のうちのひとつをかなえるものさえ
も開発できないでいる。
本発明の目的は、前記自動車車体整備業界等が要望し、
かつ、自動車用工具及び#漉機製造業界等が開発努力の
目標としている車体計測機よりも更に一歩進んだ車体計
測機、即ち、位置決め作業を全く不要とし、しかも、車
体修整作業中に位置決め作業をやり直す面倒を全く無く
すことにより、慣れない人がやっても車体を簡単に正確
に計測でき、従来のこの種の車体計測機に比べて極めて
短時間のうちに計測を完了することができる画期的な車
体計測機を提供することにある。
以下、第1発明の実施例を第1図及び第2図を参照しな
がら説明する。なお、第1図は本実施例の車体計測機を
+十車体に吊り下げた状態を表す側面図であり、第2図
はそのうちの車体計測機、正常基準点及び異常基準点の
みを表す斜視図である。なお、本実施例において選び出
す基準点は、その正常な位置の高さがどれも等しいもの
とする基準点に係止可能な7字形の金具(2)が上端に
あり・かつ、磁石(3)が下端にある適当な同じ長さの
紐状の吊体(4)を6本有して、車体(5)の適当に離
れた一直線上にない6箇所の基準点間を掛は渡し可能に
した、前後に適当な長さを有する縦桟(6)と同縦桟(
6)に対して直角を維持しなから縦桟(6)に沿って摺
動する左右に適当な長さを有する4本の横桟(7)とか
ら成る、車体(5)に吊り下げ可能な架体(8)を構成
する。また、前記吊体(4)と同じ長さを有し、かつ、
上端を異常基準点(1・)の正常な位置を表示する為の
基準点表示部(9)とする円錐形の表示体00)の下端
を磁石(n)にして、これを前記架体(8)に吸着して
係着させて、当該基準点表示部(9)を前記吊体(4)
、架体(8)及び表示体Oo)を介して車体(5)に吊
り下げ可能に構成する。
次にこの使用法を説明する。
地面(ロ)に固定された車体修整作業用のスタンドα3
)上に車体(5)を載せて固定する。
まず配置作業を行う。その内容は、当該車体(5)の適
当に離れた一直線上にない6箇所の正常基準点(1)及
び1箇所の異常基準点(1′)を選び出し、各横桟(7
)の位置並びに吊体(4)及び表示体(1o)の各磁石
(3)、(1υの吸着位置を調整することにより、車体
寸法図の平面図に記載された当該3箇所の正常基準焦(
1)及び1箇所の異常基準点(1′)の正常な位置と同
じ配置に架体(8)上で前記の磁石(3)、(11)を
正確に配置させる。そして、前記の各正常基準点(1)
に各吊体(4)を係止して、第1図の様に車体計測機を
車体(5)の下側に吊って設ける。ここで配置作業は終
る。
この時点で位置決め作業をすることなく自然に位置決め
がなされて、当該基準点表示部(9)は当該異常基準点
(1′)の正常な位置に正確に位置する次に計測作業及
び車体修整作業を行う。その内容は、基準点表示部(9
)に対する異常基準点(11)の位置のずれを見ること
によって、異常基準点(1′)の位置のくろいが計測さ
れる。
その後、異常基準点(1・)が基準点表示部(9)と正
確に接触するまで車体修整作業を行い、それが接触した
ことを見ることにより、異常基準点(1・)が正常な位
置に戻ったことが計測される。
次に第2発明の実施例を第3図を参照しながら説明する
基準点に吸着して係止可能な磁石0→が上端にあり、か
つ、下端にも磁石(ロ))がある適当な長さの紐状の吊
体(4)を6本有して、車体の適当に離れた一直線上に
ない3箇所の基準点間を掛は渡し可能にした、前後及び
左右に適当な長さを有する長方形の板状の車体に吊り下
げ可能な架体(8)を構成する。架体(8)には、直角
に交わる多数の縦線及び横線を引いた目盛(図示せず。
)並びに左端を前後に伸びる縦レール06)及び前端を
左右に伸びる横レールαηを設ける。また、架体(8)
上面に沿って平行に真前にレーザー光線(ト)を照射す
る様な角度でレーザー発振機(ロ))を架体(8)の左
後端に固定すると共に、縦レール06)及び横レールα
ηには、各レールに沿って移動可能で、かつ、レーザー
光線(財)を架体(8)上面に沿って平行に直角方向に
反射する反射鏡(財)、0υを1個ずつ設けて、これら
レーザー発振機((2)及び反射鏡(イ)、Ql)から
成るレーザー照射機構を吊体(4)及び架体(8)を介
して車体に吊り下げ可能に構成する。他方、基準点に係
止可能な1字形の金具に)が上端にある紐状の吊具(ハ
)を設け、レーザー光線(ホ)の照射位置に対する位置
関係で当該基準点の位置のくるいを表示する点状の基準
点相当部(ハ)を吊具(ハ)につながる透明な板(ハ)
に設け、これら吊具(ハ)と基準点相当部(財)とから
成る車体に吊り下げ可能な指標体Gl!時を1本構成す
る。
次にこの使用法を説明する。
車体を持ち上げ、地面に固定された車体修整作業用のス
タンド上に車体を載せて固定する。
まず配置作業を行う。その内容は、当該車体−の適当に
離れた一直線上にない6箇所の正常基準点(1)及び1
箇所の異常基準点(11)を選び出し、車体寸法図の平
面図に記載された当該基準点の正常な位置間の前後方向
の間隔と同じ間隔で縦レール(16)の4箇所に適当に
印を付け、また同様に当該基準点の正常な位置間の左右
方向の間隔と同じ間隔で横レールθηの4暗所に適当に
印を付ける。これ(8)上に各吊体(4)の下端の磁石
(15)を吸着させる。また、前記異常基準点(セ)の
正常な位置を表示する為に付けた印の位置に各反射鏡に
)、Gl!υを位置させる。車体寸法図の側面図に記載
された当該異常基準点(11)の正常な位置から車体基
準線までの距離に、指標体(ハ)の上端から基準点相当
部G24までの距離を一致させ、その指標体に)を前記
異常基準点(1・)に吊り下げる。また、当該各正常基
準点(1)から車体基準線までの距離に架体(8)上面
からレーザー光線(ホ)軸までの距離を加えた距離に各
吊体(4ンの長さを一致させる。前記各吊体(4)を各
正常基準点(1)に係止して車体計測機を車体の下側に
吊って設ける。ここで配置作業は終る。
この時点で位置決め作業をすることなく、この縦レール
(16)の反射鏡(イ)が反射するレーザー光線(ホ)
と、同反射鏡に)を縦レール06)の前端に位置させた
ときに横レール(17)の反射鏡ψυが反射するレーザ
ー光線(図示せず。)との交点が異常基準点(1′)の
正常な位置の相当位置を表示する。
次に計測作業及び車体修整作業を行う。その内容は、縦
レール06)の所定の位置の反射鏡に)に反射されて照
射するレーザー光線(至))と異常基準点(1・)に吊
り下げた指標体に)の基準点相当部(ハ)との位置のず
れを見ることによって、当該異常基準点(1′)の前後
及び上下への位置のくるいを計測することができる。ま
た、同様に横レールα′7)の所定の位置の反射鏡Ql
)に反射されて照射するレーザー光線と異常基準点(1
′)に吊り下げた表示体eφの基準点相当部(24との
位置のずれを見る。ことによって、当該異常゛基準点(
1″)の左右及び上下へのくるいを計測することができ
る。その後、異常基準点(1′)に吊り下げた指標体e
ユの基準点相当部04が当該レーザー光線の交点に位置
するまで車体修整作業を行い、それが当該交点に位置し
たことを見ることにより、異常基準点(1つが正常な位
置に戻ったことを計測できる。
前記従来技術例及び発明の実施例においては、説明の簡
明を期す為、1箇所の異常基準点を計測する場合につい
て説明しているが、実際の車体計測作業では通常4〜7
箇所程度の異常基準点を計測しなければならないことが
多い。その場合には、それぞれ表示体、透明吊スケール
又は指標体をそれに応じて増やせばよい。また、車体基
準線を基準としないで垂直ゲージ、透明吊スケール、吊
体その他の長さを合わせてもよい。
車体整備工場によっては、特定の車種しか扱わない所も
あり、その場合には予めその車種に合わせて一定の位置
関係及び長さに架体、吊体、表示体及び指標体を構成し
て製作し、それをそのまま使用すればよく、従って架体
、吊体、表示体及び指標体の位置関係及び長さを調整不
能に構成してもよい。
本明細書において「基準点に係止」とは、基準点を基準
として車体に係止することを含むものとする。例えば、
第4a図及び第4b図に示す様に上方が枝状に分かれた
磁石に)で、かつ、その中央に上下に長い針(ハ)を設
けた吊体(4)又は吊具に)を構成して、この針(財)
が基準点を指す様に磁石に)を吸着させて係止する様に
してもよい。なお、この場合、枝状の磁石に)の先端と
針(財)の先端との間の距離が相当長いこともある。
本明細書において「基準点に係止可能な吊体」とは、吊
体全体として車体計測機の荷重Gこ耐えて・車体計測機
を吊り下げることができる程度に基準点に結合可能な吊
体をいう。従って例え番よ、一部の吊体が基準点に当接
する等の態様のものであっても、吊体全体として車体計
測機を吊り下げることができるものであればよい。
第1発明の実施例と第2発明の実施例の構成を互いに適
当に応用してもよいことはいうまでもない。
前記実施例においては、桟状又は板状の架体を設けてい
るが、これらに限定されるものではない。即ち架体は、
吊体間及びそれらと表示体又はレーザー照射機構との間
をつなぐことができるものであれば、どの様な形状、構
造又は組合せであってもよい。
車体の適当に離れた一直線上にない4箇所以上の基準点
に係止可能な吊体を有する架体を設けてもよい。また、
吊体の配置や架体の重心の位置等によっては架体がバラ
ンスをくずす場合もあるので、その場合等は架体の適当
な位置におもりを設けて架体を安定させる様にしてもよ
い。
架体は、軽量にする為にアルミニウム、プラスチック樹
脂等であってもよい。この場合等には架体と吊体との結
合は、吊体の下部に粘着テープを設けたり、架体上に多
数のビス穴を開けてそこに吊体の下部をビスで止める等
して結合したり、あるいは多数の掛具を有する架体を設
けてその適当な掛具に吊体の下端の掛具を引っかける等
して結合させてもよい。また、架体にはめ合せて結合さ
せてもよく、あるいは吊体と架体を一体に形成してもよ
い。
架体は2段以上の構成から成るものであってもよい。ま
た、架体に直角を表示する場合には、前後方向と左右方
向との直角を認識できる程度番こ表示してあればたりる
。直角の表示がない架体の揚機が揺れるだけで破損しに
くい利点があるが、これらを棒状又は板状等の構成にし
たり、吊体が架体に対して垂直を維持する構成にしても
よい。
第5図に示す様な逆り字状の表示体00)に基準点表示
部(9)を設けてもよい。この場合は車体の上部に位置
する基準点を計測するのに便利である。
表示体を架体に係着させる構成としては、前記で例示し
たもの以外に、粘着テープ、おもり、ビス、ボルト、ナ
ツト、はめ合せ等がある。また、表示体と架体を一体に
形成してもよい。
第2発明の実施例における指標体は、材質が透明な部分
を有さなくともよく、また、横レールの反射鏡の為にレ
ーザー発振機をもうひとつ設けてもよい。また、反射鏡
をレーザー発振機にかえてもよい。
指標体を長さ調整可能にする構成の例としては次の様な
もの等がある。
■ 指標体の一部を結わく又は巻き取る構成にしたもの
又は長さ調整用クリ、プを使用したもの■ 指標体の一
部を重ね合せる様にして、その重ね合せの多少によって
長さを調整する構成にしたもの。
■ 長さの異なる指標体を適当に差し替える構成にした
もの。
■ 指標体をネジ又は蛇腹状等で伸縮自在な構成にした
もの。
■ 指標体上を移動可能な基準点相当部を設けたもの。
以上の他、枚挙にいとまがないので省略する。
吊体を長さ調整可能にする構成の例としては次の様なも
の等がある。
■ 前記した指標体の長さを調整可能にする構成を吊体
に応用したもの。
■架体に設けた挟具で吊体の適当な位置を挟む様に構成
したもの。
■ 上下に異なる位置に多数の掛具を有する吊体又は架
体を設けて、それらの適当な掛具に架体又は吊体を結合
させる様に構成したもの。
以上の他、枚挙にいとまがないので省略する。
基準点表示部又は基準点相当部は、矢じり形、針状、角
錐形、穴状又は点状等の構成であってもよい。また、表
示体又は指標体の適当な位置にチョーク等の筆記具、磁
石、粘着テープ、ビス若しくはピン等で印を付は又はそ
の位置の目盛を記憶することにより、基準点表示部又は
基準点相当部を設ける様に構成してもよい。即ち、基準
点表示部又は基準点相当部は例示したものに限らず、作
業者がその位置を確認して車体修整作業等の指標とする
ことができるものであればよい。なお、基準点表示部は
基準点に接触させないで正常な位置に戻ったことを計測
する様に構成してもよい。
吊体、表示体又は指標体は、横方向等に伸びるステー等
をその一部に含むものであってもよい。
吊体又は吊具を基準点に係止可能にする構成は、例示し
たもの以外にも、かぎ形、輪状、穴状又はきのこ形等に
したり、粘着テープ、ビス、挟具、ボルト又はナツト等
で構成したもの等、基準点に係止できる構成であればど
の様なものでもよい架体、吊体、表示体又は指標体には
、目盛を設けても、また、目盛を設けずに市販の巻尺等
を使用する様にしてもよい。また、車体寸法図を使用せ
ずに、車体の左右対称な位置にある基準点等を利用する
ことにより、計測してもよい。また、車体を地面に置い
たままの状態で計測してもよい。
前記実施例の吊体、表示体及び指標体は上下に適当な長
さを有し、また、架体は前後及び左右に適当な長さを有
するが、各々の所期の目的を達することができるもので
あれば、その長さは例示したものよりも極端に短い又は
長いものであってもよい。例えば、架体の一部が上下に
適当な長さを有して、そこに結合する吊体を、基準点に
係止可能な磁石だけの極端に短い構成等にしてもよい。
以上の説明から・も明らかな様に、第1発明及び第2発
明の位置決め作業のいらない車体計測機は次の様な卓越
した効果がある。
■ 車体の計測を完了するまでに要する作業時間のうち
大半を占める面倒で困難な位置決め作業を行う必要が全
くない。従って前記従来技術の(b)及び(d)の欠点
が完全に除去された。
■ 車体修整作業中に車体が動いた場合、従来のこの種
の車体計測機では、その度毎に面倒で困難な位置決め作
業をやり直さなければならなかったが、本発明の車体計
測機では、車体の動きに合わせて基準点表示部又はレー
ザー照射機構を自動的に車体と同一に移動する構成にし
たので、位置決め作業が全く不要なばかりでなく、位置
決め作業をやり直す必要も全くない。従って、前記従来
技術の(c)及び(、)の欠点が完全に除去された。
■ 以上の結果、従来の車体計測機に比べて極めて短時
間のうちに単純明快に正確な車体の計測を完了すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明の実施例の側面図、第2図は同実施例
の斜視図、第6図は第2発明の実施例の斜視図、第4a
図は吊体又は吊具の態様を表す平面図、第4b図は同態
様を表す側面図、第5図は第1発明の実施例の表示体の
態様を表す斜視図である。 (1)は正常基準点、(1′)は異常基準点、(2月ま
7字形の金具、(3)は磁石、(4)は吊体、(5)は
車体、(6)は縦桟、(7)は横桟、(8)は架体、(
9)は基準点表示部、◇0)は表示体、(1υは磁石、
(ロ)は地面、α3)はスタンド、04)は磁石、【1
5)は磁石、06)は縦レール、07)は横レール、(
18)はレーザー光線、(19)はレーザー発振機、0
0)は縦レールの反射鏡、0υは横レールの反射鏡、に
)は7字形の金具、(ハ)は吊具、(財)は基準点相当
部、(2)は透明な板、Q・は指標体、に)は磁石、(
ハ)は針0 特許出願人 山崎吉三部 同   山崎勝規 同   山崎善弘 手  続  補  正  書 昭和58年4月60日 昭和57年特許願第206942号 2、発明の名称 位置決め作業のいらない車体計測機 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 明細書第8頁第19行の「適当に」を「所要の形態で」
と補正する。 明細書第9頁第16行の「次に、」の次に「配置作業以
外の作業であって、基台又は車体を前後、左右若しくは
上下又はこれらの接合した方向に動かして、」を挿入す
る。 明細書第17頁第7行の1次に」の次に「、配置作業以
外の作業であって、基台又は車体を前後、左右若しくは
上下又はこれらの接金した方向に動かして、」を挿入す
る。 明細書第64頁第20行の「垂直を維持する構成」の次
に「で車体に吊り下げる様」を挿入する明細書第67頁
第17行の「。」の次に「吊体又は吊具は、基準点に係
止する部分とその他の部分とを分離及び結合自在な構成
にすることもある。」を挿入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(イ)車体の適当に離れた一直線上にない3箇所以上
    の基準点に係止可能な吊体を有して当該3箇所以上の基
    準点間を掛は渡し可能にした、車体に吊り下げ可能な架
    体を構成する。 (ロ)異常基準点の正常な位置を表示する為の基準点表
    示部を有する表示体を前記架体に係着させて、当該基準
    点表示部を前記吊体、架体及び表示体を介して車体に吊
    り下げ可能に構成する。 以上の如く構′成した位置決め作業のいらない車体計測
    機。 2 板状に構成した架体を設けた特許請求の範囲第1項
    記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 3 縦桟と横桟で構成した架体を設けた特許請求の範囲
    第1項記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 42段以上の構成の架体を設けた特許請求の範囲第1項
    記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 5 吊体が架体に対して垂直を維持する構成の特許請求
    の範囲第1項記載の位置決め作業のいらない車体計測機
    。 6 表示体の適当な位置を記憶することにより、そこを
    基準点表示部とする特許請求の範囲第1項記載の位置決
    め作業のいらない車体計測機。 7 架体と表示体を4体に形成した特許請求の範囲第1
    項記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 8 架体と吊体を一体に形成した特許請求の範囲第1項
    記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 9(イ)車体の適当に離れた一直線上にない6箇所以上
    の基準点に係止可能な吊体を有して当該6箇所以上の基
    準点間を掛は渡し可能にした、車体に吊り下げ可能な架
    体を構成する。 (ロ)前記架体にレーザー照射機構を設けて同レーザー
    照射機構を前記吊体及び架体を介して車体に吊り下げ可
    能に構成す°る。 (ハ)基準点に係止可能な吊具と、レーザー光線の照射
    位置に対する位置関係で当該基準点の位置のくるいを表
    示する基準点相当部とから成る、車体に吊り下げ可能な
    指標体を構成する。 以上の如く構成した位置決め作業のいらない車体計測機
    。 10  板状に構成した架体を設けた特許請求の範囲第
    9項記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 11  縦桟と横桟で構成した架体を設けた特許請求の
    範囲第9項記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 122段以上の構成の架体を設けた特許請求の範囲第9
    項記載の位置決め作業のいらない車体計測機。 16  吊体が架体に対して垂直を維持する構成の特許
    請求の範囲第9項記載の位置決め作業のいらない車体計
    測機。 14  指標体の適当な位置を記憶することにより、そ
    こを基準点相当部とする特許請求の範囲第9項記載の位
    置決め作業のいらない車体計測機。 15  架体と吊体を一体に形成した特許請求の範囲第
    9項記載の位置決め作業のいらない車体計測機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6191501A (ja) * 1984-10-12 1986-05-09 Kichisaburo Yamazaki 錘重を使つた車両計測装置及び車両計測方法
JPH0651808U (ja) * 1992-12-14 1994-07-15 陽一 ▲ひろ▼實 簡易ボデー計測装置
JPH06194109A (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 Shugo Fuwa 自動車の鈑金修理における測定基準点間の測定方法
DE102005028786A1 (de) * 2005-06-22 2007-02-15 Volkswagen Ag Messsystem zur Vermessung eines Kraftfahrzeuges
CN103940316A (zh) * 2014-04-23 2014-07-23 台州市黄岩智佳汽车检具有限公司 一种专用于检测车底侧纵梁总成的积木式结构检具
DE102006006682B4 (de) * 2005-07-20 2017-03-02 Volkswagen Ag Messsystem zur Vermessung eines Kraftfahrzeuges

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