JPH0651808U - 簡易ボデー計測装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、自動車が事故等で破損変形した場合の
ボデーを計測するには、工場に運びボデー固定装置にジ
ャッキ等で固定し計測作業を行うもので、例えば事故現
場での計測は不能で、目測によるおおよその変形をはか
ることしかできず、本案は場所を選らばず、計測装置を
装着のまま車の移動もでき、コンパクトでも計測数値の
正確なボデー計測ができる簡便装置をと開発したもの。 【構成】 角形中心線兼水平軸を中心に装着する軸受具
を設け、サイドシルに吊り下げ固定できるサイドシル吊
り下げ支柱をもとにした簡易ボデー計測装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車フレーム修正に使用する、ボデー計測装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、事故等で破損変形したボデーを計測するには、工場に運びボデー固定 装置にジャッキ等で引上げ固定して、計測するものが主な、一定の場所での計測 作業を行うもので、例えば事故現場などでの計測は不能で、目測によるおおよそ の変形や損傷をはかることしかできない難点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、工場内だけでなく何処ででも正確な破損変形の寸法を計測でき、 又計測装置を装着したままで移動することも可能な、簡単、便利で正確な変形し たボデーを計測できるボデー計測装置を開発することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記、簡単、便利で正確なボデー計測をすることができる装置と試行錯誤の 結果、ボデーの前後のサイドシルに小孔を設け、コの字形の中心線兼水平軸受具 （３）を中心に設けた吊り下げ支柱（２）を、サイドシルに設けた小孔に嵌着し た吊下げ金具（５）にて装着し、中心の軸受具（３）に角形中心線兼水平軸（１ ）装置し、該、角形中心線兼水平軸に平行寸法メージャーを装着し、ボデーの変 形を計測するようにしたことで解決した。

【０００５】

【作用】

サイドシル吊り下げ支柱（２）を、サイドシルに設ける２〜３ｍｍ径の小孔 に装着するだけの簡単な装置で、角形中心線兼水平軸（１）と平行寸法メージャ ーを用い、ミリ単位の正確な長さ、幅、高さなどの計測が自由にできる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を説明する。 図に示すよう、鉄又はアルミ製の四角形筒状の中心線兼水平軸（１）を設け る。中心線兼水平軸（１）を直角に嵌着できるコの字形軸受具（３）を中央に設 け、両端部に調節孔（４）を設けたサイドシル吊り下げ支柱（２）を四角形筒状 鉄にて２個設ける。先端に掛り頭部を有するＬ形曲部を設け下部にサイドシル牽 引係を設けた吊り下げ金具（５）を４個設ける。 以上が本考案の簡易ボデー計測装置の簡便な一式セットである。

【０００７】

【考案の効果】

イ、本考案は、従来品と比較して軽量コンパクトである。 ロ、場所を選らばず、装着した状体の計測中の車の移動が容易である。 ハ、セット及び計測時間が早くでき、計測数値が正確である。 ニ、安価に提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を説明するための斜視図である。

【図２】本考案を説明するための側面斜視図である。

【図３】本考案の一使用例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 中心線兼水平軸 ２ サイドシル吊り下げ支柱 ３ 軸受具 ４ 調節孔 ５ 吊り下げ金具 ６ サイドシル牽引係 ７ 平行寸法メージャー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 角形中心線兼水平軸（１）と、該、角形
   中心線水平軸（１）を固定するコの字形軸受具（３）を
   中心に設け、両端に調節孔（４）を有する、前後用サイ
   ドシル吊り下げ支柱（２）及び、先端に掛り頭部を有す
   るＬ形曲部を設け下部に牽引係を設けた吊り下げ金具
   （５）からなる簡易ボデー計測装置。