JPH07246314A - 燃焼排ガス中の二酸化炭素を除去する方法 - Google Patents

燃焼排ガス中の二酸化炭素を除去する方法

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JPH07246314A
JPH07246314A JP6038265A JP3826594A JPH07246314A JP H07246314 A JPH07246314 A JP H07246314A JP 6038265 A JP6038265 A JP 6038265A JP 3826594 A JP3826594 A JP 3826594A JP H07246314 A JPH07246314 A JP H07246314A
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼排ガス中に含まれるCO2 の除去方法に
関する。 【構成】 分子内にアルコール性の水酸基を有し、二個
の非置換アルキル基を有する第三級炭素原子に結合した
第一アミノ基を有するアミン化合物(X)100重量部
と、(A)エチレンアミン類(但し、エチレンジアミン
を除く。)、(B)イミノビスプロピルアミン、(C)
ジアミノトルエン類、(D)一般式R1 (CH2
2 2 (R1 は低級アルキル基で置換されていてもよ
い炭素数1〜5のメチレン鎖を示す。)で表されるアミ
ン類、(E)Pip−R2 −NH2 (Pipはピペラジ
ニル基を示し、R2 は低級アルキル基で置換されていて
もよい炭素数1〜4メチレン鎖を示す。)で表されるピ
ペラジン化合物および(F)ホモピペラジンの群から選
ばれるアミン化合物(Y)1〜25重量部の混合水溶液
と大気圧下の燃焼排ガスとを接触させて、前記燃焼排ガ
ス中のCO2 を除去する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼排ガス中に含まれる
CO2 (二酸化炭素)を除去する方法に関し、さらに詳
しくは、特定のアミンの混合水溶液を用いて、大気圧下
の燃焼排ガス中のCO2 を効率よく除去する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球の温暖化現象の原因の一つと
して、CO2 による温室効果が指摘され、地球環境を守
る上で国際的にもその対策が急務となってきた。CO2
の発生源としては化石燃料を燃焼させるあらゆる人間の
活動分野に及び、その排出抑制への要求が一層強まる傾
向にある。これに伴い大量の化石燃料を使用する火力発
電所などの動力発生設備を対象に、ボイラの燃焼排ガス
をアルカノールアミン水溶液などと接触させて燃焼排ガ
ス中のCO2 を除去し、回収する方法および回収された
CO2 を大気へ放出することなく貯蔵する方法が精力的
に研究されている。
【0003】アルカノールアミンとしてはモノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、メチルジエタノールアミン、ジイソプロパノールア
ミン、ジグリコールアミンなどをあげることができる
が、通常モノエタノールアミン(MEA)が好んで用い
られる。
【0004】しかし、MEAに代表される上記のような
アルカノールアミン水溶液を燃焼排ガス中のCO2 を吸
収・除去する吸収剤として用いても、所定濃度のアミン
水溶液の所定量当たりのCO2 の吸収量、所定濃度のア
ミン水溶液の単位アミンモル当たりのCO2 吸収量、所
定濃度におけるCO2 の吸収速度、さらには吸収後のア
ルカノールアミン水溶液の再生に要する熱エネルギなど
に照らして、必ずしも満足のできるものではない。
【0005】ところで、各種混合ガスからアミン化合物
を用いて酸性ガスを分離する技術は数多く知られてい
る。
【0006】特開昭53−100180号公報には、
(1)環の一部分であってかつ第二炭素原子もしくは第
三炭素原子のどちらかに結合された少なくとも1個の第
二アミノ基または第三炭素原子に結合された第一アミノ
基を含有する立体障害アミン少なくとも50モル%と第
三アミノアルコール少なくとも約10モル%とよりなる
アミン混合物および(2)酸性ガスに対する物理的吸収
剤である前記アミン混合物用の溶媒からなるアミン−溶
媒液体吸収剤に通常ガス状の混合物を接触させることか
らなる酸性ガスの除去法が記載されている。立体障害ア
ミンとしては2−ピペリジンエタノール{別名2−(2
−ヒドロキシエチル)−ピペリジン}および3−アミノ
−3−メチル−1−ブタノールなどが、また溶媒として
は25重量%までの水を含んでもよいスルホキシド化合
物などが、さらに処理ガスの例としては同公報11頁左
上欄に「高濃度の二酸化炭素及び硫化水素、例えば35
%のCO2 及び10〜12%のH2 Sを有する通常ガス
状の混合物」が例示され、また実施例にはCO2 そのも
のが使用されている。
【0007】特開昭61−71819号公報には、立体
障害アミンおよびスルホランなどの非水溶媒を含む酸性
ガススクラッピング用組成物が記載されている。立体障
害第一モノアミノアルコールとして2−アミノ−2−メ
チル−1−プロパノール(AMP)などが例示され、ま
た用いられている。実施例では、処理されるガスとして
はCO2 と窒素、CO2 とヘリウムが用いられている。
また、吸収剤としてはアミンと炭酸カリの水溶液なども
使用されている。さらに水の使用についても記載されて
いる。さらに該公報にはCO2 の吸収に対し、立体障害
アミンの有利性を反応式を用いて説明している。
【0008】ケミカルエンジニアリングサイエンス(Ch
emical Engineering Science) ,41巻,4号,997
〜1003頁には、ヒンダードアミンである2−アミノ
−2−メチル−1−プロパノール(AMP)水溶液の炭
酸ガス吸収挙動が開示されている。吸収させるガスとし
ては大気圧のCO2 およびCO2 と窒素の混合物が用い
られている。
【0009】ケミカルエンジニアリングサイエンス(Ch
emical Engineering Science) ,41巻,2号,405
〜408頁には、常温付近において、AMPのようなヒ
ンダードアミンとMEAのような直鎖アミンの各水溶液
のCO2 やH2 Sに対する吸収速度が報告されている。
これによると、CO2 の分圧が1atm の場合、水溶液濃
度0.1〜0.3Mで両者に大差はない。しかし、濃度
0.1Mの水溶液を用い、CO2 分圧を1、0.5、
0.05atm と低下させると、0.05atm ではAMP
はMEAよりも吸収速度が大きく低下している。
【0010】米国特許3,622,267号明細書に
は、メチルジエタノールアミン及びモノエチルモノエタ
ノールアミンを含有する水性混合物を用い、原油などの
部分酸化ガスなどの合成ガスに含まれる高分圧のC
2 、例えば40気圧の30%CO 2 含有合成ガスを精
製する技術が開示されている。
【0011】ドイツ公開特許1,542,415号公報
には、CO2 、H2 S、COSの吸収速度の向上のため
モノアルキルアルカノールアミンなどを物理または化学
吸収剤に添加する技術が開示されている。同様にドイツ
公開特許1,904,428号公報には、モノメチルエ
タノールアミンがメチルジエタノールアミンの吸収速度
を向上させる目的で添加される技術が開示されている。
【0012】米国特許4,336,233号明細書に
は、天然ガス、合成ガス、ガス化石炭ガスの精製にピペ
ラジンの0.81〜1.3モル/リットル水溶液が洗浄
液として、またピペラジンがメチルジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノ
メチルエタノールアミンなどの溶媒と共に水溶液で洗浄
液として使用される技術が開示されている。
【0013】同様に特開昭52−63171号公報に
は、第三級アルカノールアミン、モノアルキルアルカノ
ールアミンなどにピペラジンまたはヒドロキシエチルピ
ペラジンなどのピペラジン誘導体を促進剤として加えた
CO2 吸収剤が開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、燃焼排
ガスからCO2 を効率よく除去する方法が望まれてい
る。特に、一定濃度のCO2 吸収剤(アミン化合物)を
含む水溶液で燃焼排ガスを処理する場合、吸収剤単位モ
ル当たりのCO2 吸収量、水溶液の単位体積当たりのC
2 の吸収量および吸収速度の大きい吸収剤を選択する
ことが当面の大きな課題である。さらにはCO2 の吸収
後、CO2 を分離し、吸収液を再生させる際に必要な熱
エネルギの少ない吸収剤が望まれる。とりわけCO2
吸収能力は大きいにも拘らず、吸収速度の小さい吸収剤
の吸収速度を改善することが望まれる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題に
鑑み、燃焼排ガス中のCO2 を除去する際に用いられる
吸収剤について鋭意検討した結果、特定のアミン化合物
(X)に比較的少量の特定のアミン化合物(Y)を混合
して用いることが、特定アミン化合物(X)の吸収速度
を改善する上で有効であるとの知見を得て、本発明を完
成させることができた。
【0016】すなわち、本発明は分子内にアルコール性
の水酸基を有し、二個の非置換アルキル基を有する第三
級炭素原子に結合した第一アミノ基を有するアミン化合
物(X)100重量部と、(A)エチレンアミン類(但
し、エチレンジアミンを除く。)、(B)イミノビスプ
ロピルアミン(IBPA)、(C)ジアミノトルエン
類、(D)一般式R1 (CH2 NH2 2 (R1 は低級
アルキル基で置換されていてもよい炭素数1〜5のメチ
レン鎖を示す。)で表されるアミン類、(E)Pip−
2 −NH2 (Pipはピペラジニル基を示し、R2
低級アルキル基で置換されていてもよい炭素数1〜4メ
チレン鎖を示す。)で表されるピペラジン化合物および
(F)ホモピペラジン(HP)の群から選ばれるアミン
化合物(Y)1〜25重量部の混合水溶液と大気圧下の
燃焼排ガスとを接触させて、前記燃焼排ガス中のCO2
を除去する方法である。
【0017】
【作用】本発明によりアミン化合物(X)に比較的少量
のアミン化合物(Y)を組み合わせて用いることによ
り、アミン化合物(X)のCO2 吸収速度が促進される
という効果がある。アミン化合物(Y)は各々単独で用
いられるほか、二種以上を組み合わせてアミン化合物
(X)に混合して用いることも可能である。
【0018】本発明で用いる分子内にアルコール性の水
酸基を有し、二個の非置換アルキル基を有する第三級炭
素原子に結合した第一アミノ基を有する化合物(X)に
おいて、非置換のアルキル基としては互いに同一または
異なっていてもよく、それぞれメチル基またはエチル
基、プロピル基などが例示されるが、双方ともメチル基
であることが好ましい。この(X)に属する化合物とし
ては、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(A
MP)、3−アミノ−3−メチル−2−ペンタノール、
2,3−ジメチル−3−アミノ−1−ブタノール、2−
アミノ−2−エチル−1−ブタノール、2−アミノ−2
−メチル−3−ペンタノール、2−アミノ−2−メチル
−1−ブタノール、3−アミノ−3−メチル−1−ブタ
ノール、3−アミノ−3−メチル−2−ブタノール、2
−アミノ−2,3−ジメチル−3−ブタノール、2−ア
ミノ−2,3−ジメチル−1−ブタノール、2−アミノ
−2−メチル−1−ペンタノールなどが例示され、好ま
しくはAMPである。
【0019】本発明で用いるアミン化合物(Y)のう
ち、(A)エチレンアミン類としてはジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン(TETA)、テトラエ
チレンペンタミン(TEPA)などを例示することがで
きる。
【0020】本発明で用いる(C)ジアミノトルエン
(DAT)類としては、2,3−DAT、2,4−DA
T、2,5−DAT、2,6−DAT、3,4−DA
T、3,5−DATを例示することができる。
【0021】本発明で用いる(D)一般式R1 (CH2
NH2 2 で表されるアミン類において、R1 は低級ア
ルキル基で置換されていてもよい炭素数1〜5のメチレ
ン鎖を示す。前記低級アルキル基としては、好ましくは
炭素数1〜3のメチル基、エチル基、プロピル基などを
例示することができる。好ましい化合物としては2,2
−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン(DMDA
P)、ヘキサメチレンジアミン(HMDA)をあげるこ
とができる。
【0022】本発明で用いる(E)Pip−R2 −NH
2 で表されるピペラジン化合物において、炭素数1〜4
のメチレン鎖としては、好ましくは炭素数1〜2のメチ
レン鎖であり、置換されていてもよい好ましい低級アル
キル基としてはR2 で例示したものを例示できる。好ま
しくはピペラジン化合物としてはN−(2−アミノエチ
ル)ピペラジン(AEP)を例示することができる。
【0023】アミン化合物(X)と(Y)の混合割合
は、アミン化合物(X)100重量部に対し、アミン化
合物(Y)が1〜25重量部の範囲、好ましくは1〜1
0重量部の範囲、さらに好ましくは1〜6重量部の範囲
である。
【0024】混合水溶液(以下、「吸収液」とも称
す。)中のアミン化合物(X)の濃度は通常15〜65
重量%である。燃焼排ガスとの接触時の混合水溶液の温
度は通常30〜70℃の範囲である。また、本発明で用
いる混合水溶液には、必要に応じて腐蝕防止剤、劣化防
止剤などが加えられる。さらに、本発明における大気圧
下とは燃焼排ガスを供給するためブロアなどを作用させ
る程度の大気圧近傍の圧力範囲は含まれるものである。
【0025】本発明の燃焼排ガス中のCO2 を除去する
方法で採用できるプロセスは特に限定されないが、その
一例について図1によって説明する。図1では主要設備
のみ示し、付属設備は省略した。
【0026】図1において、1は脱CO2 塔、2は下部
充填部、3は上部充填部またはトレイ、4は脱CO2
燃焼排ガス供給口、5は脱CO2 燃焼排ガス排出口、6
は吸収液供給口、7はノズル、8は必要に応じて設けら
れる燃焼排ガス冷却器、9はノズル、10は充填部、1
1は加湿冷却水循環ポンプ、12は補給水供給ライン、
13はCO2 を吸収した吸収液排出ポンプ、14は熱交
換器、15は吸収液再生(以下、「再生」とも略称)
塔、16はノズル、17は下部充填部、18は再生加熱
器(リボイラー)、19は上部充填部、20は還流水ポ
ンプ、21はCO 2 分離器、22は回収CO2 排出ライ
ン、23は再生塔還流冷却器、24はノズル、25は再
生塔還流水供給ライン、26は燃焼排ガス供給ブロア、
27は冷却器、28は再生塔還流水供給口である。
【0027】図1において、燃焼排ガスは燃焼排ガス供
給ブロア26により燃焼排ガス冷却器8に押込められ、
ノズル9からの加湿冷却水と充填部10で接触し、加湿
冷却され、脱CO2 塔燃焼排ガス供給口4を通って脱C
2 塔1へ導かれる。燃焼排ガスと接触した加湿冷却水
は燃焼排ガス冷却器8の下部に溜り、ポンプ1によりノ
ズル9へ循環使用される。加湿冷却水は燃焼排ガスを加
湿冷却することにより徐々に失われるので、補給水供給
ライン12により補充される。
【0028】脱CO2 塔1に押込められた燃焼排ガスは
ノズル7から供給される一定濃度の吸収液と下部充填部
2で向流接触させられ、燃焼排ガス中のCO2 は吸収液
により吸収除去され、脱CO2 燃焼排ガスは上部充填部
3へと向う。脱CO2 塔1に供給される吸収液はCO2
を吸収し、その吸収による反応熱のため、通常供給口6
における温度よりも高温となり、CO2 を吸収した吸収
液排出ポンプ13により熱交換器14に送られ、加熱さ
れ、再生塔5へ導かれる。再生された吸収液の温度調節
は熱交換器14あるいは必要に応じて熱交換器14と吸
収液供給口6の間に設けられる冷却器27により行うこ
とができる。
【0029】吸収液再生塔15では、再生加熱器18に
よる加熱により下部充填部17で吸収液が再生され、熱
交換器14により冷却され脱CO2 塔1へ戻される。吸
収液再生塔15の上部において、吸収液から分離された
CO2 はノズル24より供給される還流水と上部充填部
19で接触し、再生塔還流冷却器23により冷却され、
CO2 分離器21にてCO2 に同伴した水蒸気が凝縮し
た還流水と分離され、回収CO2 排出ライン、22より
CO2 回収工程へ導かれる。還流水の一部は還流水ポン
プ20で、大部分は再生塔15へ還流され、一部は再生
塔還流水供給ライン25を経て脱CO2 塔1の再生塔還
流水供給口28に供給される。この再生塔還流水には微
量の吸収液が含まれているので、脱CO2 塔1の上部充
填部3で排ガスと接触し、排ガスに含まれる微量のCO
2 の除去に貢献する。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 (実施例1〜9、比較例1)恒温槽内に設置したガラス
製反応容器にAMPの30重量%水溶液50mlを入れ、
さらに表1に記載のアミン化合物(Y)を前記AMP水
溶液に対して1.5重量%の割合で混合した。温度40
℃で攪拌しながら、試験ガスを大気圧下1リットル/分
の流速で吸収液に通した。試験ガスとしてはCO2 10
モル%、O23モル%、N2 87モル%の組成を有する
40℃のモデル燃焼排ガスを用いた。試験ガスを通し続
け、出入りガスのCO2 濃度が等しくなった時点におけ
る吸収液に含まれるCO2 をCO2 分析計(全有機炭素
計)を用いて測定し、CO2飽和吸収量を求めた。また
吸収試験の初期における反応容器出口のガス中のCO 2
濃度(出口CO2 初期濃度)を求めた。この出口CO2
初期濃度が小さいほど吸収液のCO2 吸収速度が大きい
といえる。
【0031】比較例1として、AMP単独の吸収液によ
る吸収試験を行った。得られたCO 2 飽和吸収量および
出口CO2 初期濃度の結果を表1に示した。
【0032】表1から、本発明の吸収液を用いると出口
CO2 初期濃度が比較例1の場合に比べ改善されている
ことが分かる。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上詳細に述べたごとく、本発明の方法
により大気圧下の燃焼排ガスに特定のアミン化合物
(X)と特定のアミン化合物(Y)の混合水溶液を吸収
液として用いることにより、アミン化合物(X)を単独
で用いる場合よりも、CO2 の吸収速度の向上が達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で採用できる燃焼排ガス中のCO2 除去
するプロセスの一例の説明図
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C01B 31/20 B (72)発明者 飯島 正樹 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社本社内 (72)発明者 光岡 薫明 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内にアルコール性の水酸基を有し、
    二個の非置換アルキル基を有する第三級炭素原子に結合
    した第一アミノ基を有するアミン化合物(X)100重
    量部と、(A)エチレンアミン類(但し、エチレンジア
    ミンを除く。)、(B)イミノビスプロピルアミン、
    (C)ジアミノトルエン類、(D)一般式R1 (CH2
    NH2 2 (R1 は低級アルキル基で置換されていても
    よい炭素数1〜5のメチレン鎖を示す。)で表されるア
    ミン類、(E)Pip−R2 −NH2 (Pipはピペラ
    ジニル基を示し、R2 は低級アルキル基で置換されてい
    てもよい炭素数1〜4メチレン鎖を示す。)で表される
    ピペラジン化合物および(F)ホモピペラジンの群から
    選ばれるアミン化合物(Y)1〜25重量部の混合水溶
    液と大気圧下の燃焼排ガスとを接触させて、前記燃焼排
    ガス中のCO2 を除去する方法。
JP6038265A 1993-10-06 1994-03-09 燃焼排ガス中の二酸化炭素を除去する方法 Expired - Lifetime JP2871447B2 (ja)

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