JPH06182602A - 工作機械への異径棒材供給装置 - Google Patents
工作機械への異径棒材供給装置Info
- Publication number
- JPH06182602A JPH06182602A JP35638292A JP35638292A JPH06182602A JP H06182602 A JPH06182602 A JP H06182602A JP 35638292 A JP35638292 A JP 35638292A JP 35638292 A JP35638292 A JP 35638292A JP H06182602 A JPH06182602 A JP H06182602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- bar
- stock
- magazine
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Turning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 旋盤の中空主軸に対し、直径の異なる棒材を
自動供給可能とする。 【構成】 主軸の後方に、それぞれが異なる径の棒材2
2を収容する複数のストックチューブ18と、それぞれ
が異なる径の棒材22を収容可能なマガジンチューブ5
4を収容する複数のガイドチューブ19を備えたバード
ラム12を回転可能に設け、バードラム12の回転によ
って所望のマガジンチューブを収容したガイドチューブ
19を主軸への移載を行う移載位置Pに位置決めし、そ
のマガジンチューブ54を主軸に送り込み、その後、そ
のマガジンチューブに対応した棒材22を収容したスト
ックチューブ18を移載位置Pに位置決めし、その棒材
を主軸内のマガジンチューブに送り込むことができる構
成とする。また、ストックチューブ18へは棒材棚14
に乗せている棒材を棒材移載装置42で自動供給可能と
する。
自動供給可能とする。 【構成】 主軸の後方に、それぞれが異なる径の棒材2
2を収容する複数のストックチューブ18と、それぞれ
が異なる径の棒材22を収容可能なマガジンチューブ5
4を収容する複数のガイドチューブ19を備えたバード
ラム12を回転可能に設け、バードラム12の回転によ
って所望のマガジンチューブを収容したガイドチューブ
19を主軸への移載を行う移載位置Pに位置決めし、そ
のマガジンチューブ54を主軸に送り込み、その後、そ
のマガジンチューブに対応した棒材22を収容したスト
ックチューブ18を移載位置Pに位置決めし、その棒材
を主軸内のマガジンチューブに送り込むことができる構
成とする。また、ストックチューブ18へは棒材棚14
に乗せている棒材を棒材移載装置42で自動供給可能と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工すべき棒材を保持
する主軸が中空構造で、先端部に棒材を把持するチャッ
クを備えた形式の工作機械に対して、棒材を供給する装
置に関し、特に、その主軸に対して外径の異なる棒材即
ち異径棒材を供給することを可能とする工作機械への異
径棒材供給装置に関する。
する主軸が中空構造で、先端部に棒材を把持するチャッ
クを備えた形式の工作機械に対して、棒材を供給する装
置に関し、特に、その主軸に対して外径の異なる棒材即
ち異径棒材を供給することを可能とする工作機械への異
径棒材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空の主軸に対して、加工すべき
素材である棒材を主軸後方から供給し、その棒材の先端
部を主軸先端から突出させた状態で、その棒材を主軸の
先端部に備えているチャックによって固定し、棒材に切
削、研摩等の加工を行うように構成した旋盤等の工作機
械が知られている。一般にこの種の工作機械において
は、主軸は一定直径の棒材を保持する構成となってお
り、直径の異なる棒材を加工する場合には、人手によっ
て主軸の部品を交換し、異なる棒材に対応するという面
倒な作業を必要としていた。
素材である棒材を主軸後方から供給し、その棒材の先端
部を主軸先端から突出させた状態で、その棒材を主軸の
先端部に備えているチャックによって固定し、棒材に切
削、研摩等の加工を行うように構成した旋盤等の工作機
械が知られている。一般にこの種の工作機械において
は、主軸は一定直径の棒材を保持する構成となってお
り、直径の異なる棒材を加工する場合には、人手によっ
て主軸の部品を交換し、異なる棒材に対応するという面
倒な作業を必要としていた。
【0003】そこで、異なる直径の棒材を主軸に対して
自動供給可能とするため、主軸にセット可能な外径を有
する複数のチューブ(以下マガジンチューブという)内
に、それぞれ異なる直径の棒材を挿入、保持させてお
き、その複数のマガジンチューブを、無端状のチェーン
に取り付けられた複数の案内管内にそれぞれ収容してお
き、棒材を主軸に供給する際には、必要な直径の棒材を
保持したマガジンチューブを収容した案内管を主軸後方
で且つ主軸軸線に整合した移載位置に割り出し、棒材を
マガジンチューブと共に主軸に送り込むように構成した
ものが提案されている(例えば、特公昭61−5841
号公報参照)。この装置では、複数のマガジンチューブ
がそれぞれ異なる直径の棒材を保持可能であるので、所
望直径の棒材を保持したマガジンチューブを主軸にセッ
トすることにより、所望直径の棒材を主軸に自動供給で
きるという利点を有している。
自動供給可能とするため、主軸にセット可能な外径を有
する複数のチューブ(以下マガジンチューブという)内
に、それぞれ異なる直径の棒材を挿入、保持させてお
き、その複数のマガジンチューブを、無端状のチェーン
に取り付けられた複数の案内管内にそれぞれ収容してお
き、棒材を主軸に供給する際には、必要な直径の棒材を
保持したマガジンチューブを収容した案内管を主軸後方
で且つ主軸軸線に整合した移載位置に割り出し、棒材を
マガジンチューブと共に主軸に送り込むように構成した
ものが提案されている(例えば、特公昭61−5841
号公報参照)。この装置では、複数のマガジンチューブ
がそれぞれ異なる直径の棒材を保持可能であるので、所
望直径の棒材を保持したマガジンチューブを主軸にセッ
トすることにより、所望直径の棒材を主軸に自動供給で
きるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置では、あらかじめマガジンチューブ内に挿入してお
いた棒材を主軸に自動供給することは可能であるが、マ
ガジンチューブに対する棒材の供給は人手に頼らざるを
得ず、しかもマガジンチューブへの供給は、その後端か
ら軸線方向に差し込まねばならず、作業が困難であると
共に広い床スペースを必要とするという問題があった。
装置では、あらかじめマガジンチューブ内に挿入してお
いた棒材を主軸に自動供給することは可能であるが、マ
ガジンチューブに対する棒材の供給は人手に頼らざるを
得ず、しかもマガジンチューブへの供給は、その後端か
ら軸線方向に差し込まねばならず、作業が困難であると
共に広い床スペースを必要とするという問題があった。
【0005】また、同じ直径の棒材を連続して加工する
場合には、主軸にセットしているマガジンチューブ内の
棒材の加工が終了した時点で、そのマガジンチューブを
案内管内に取り出し、次いでそのマガジンチューブ内に
棒材を手動で供給し、その後、再びマガジンチューブを
主軸内に送り込む必要があり、工作機械の休止時間が長
くなって生産性が悪いと共に、作業者が棒材供給の時期
を注意しておく必要があり、作業者に対する負担が大き
いという問題もあった。
場合には、主軸にセットしているマガジンチューブ内の
棒材の加工が終了した時点で、そのマガジンチューブを
案内管内に取り出し、次いでそのマガジンチューブ内に
棒材を手動で供給し、その後、再びマガジンチューブを
主軸内に送り込む必要があり、工作機械の休止時間が長
くなって生産性が悪いと共に、作業者が棒材供給の時期
を注意しておく必要があり、作業者に対する負担が大き
いという問題もあった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、異径棒材を中空の主軸に対して自動供給すること
ができ、且つ作業者に対する作業負担を軽減することの
可能な工作機械への異径棒材供給装置を提供することを
目的とする。
ので、異径棒材を中空の主軸に対して自動供給すること
ができ、且つ作業者に対する作業負担を軽減することの
可能な工作機械への異径棒材供給装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、工作機械の中空の主軸の後方に配置さ
れ、該主軸内に異径棒材を供給するための異径棒材供給
装置であって、それぞれが異なる直径の棒材を収容する
よう異なる内径を有し且つ長手方向に延びるスリットを
備え、更に側面を開閉可能な複数のストックチューブ
と、それぞれが一定の内径を有し且つ長手方向に延びる
スリットを備えた複数のガイドチューブと、前記複数の
ストックチューブ及びガイドチューブを前記主軸の軸線
に平行に保持し、前記主軸の軸線に整合した移載位置と
ストックチューブに棒材を供給する棒材供給位置を通る
所定の経路に沿って移動させ得るチューブ保持装置と、
該チューブ保持装置を移動させて、所望のストックチュ
ーブ又はガイドチューブを前記移載位置に位置決めし、
且つ所望のストックチューブを棒材供給位置に位置決め
する駆動装置と、前記複数のガイドチューブにそれぞれ
保持される複数のマガジンチューブであって、それぞれ
が異なる直径の棒材を保持可能ではあるが一定の外径を
有し、前記主軸内にセット可能な複数のマガジンチュー
ブと、前記移載位置にあるガイドチューブと主軸との間
でマガジンチューブを移載するマガジンシフターと、前
記移載位置にあるストックチューブ内の棒材を主軸内に
セットしているマガジンチューブ内に送り込む棒材シフ
ターとを有することを特徴とするものである。
された本発明は、工作機械の中空の主軸の後方に配置さ
れ、該主軸内に異径棒材を供給するための異径棒材供給
装置であって、それぞれが異なる直径の棒材を収容する
よう異なる内径を有し且つ長手方向に延びるスリットを
備え、更に側面を開閉可能な複数のストックチューブ
と、それぞれが一定の内径を有し且つ長手方向に延びる
スリットを備えた複数のガイドチューブと、前記複数の
ストックチューブ及びガイドチューブを前記主軸の軸線
に平行に保持し、前記主軸の軸線に整合した移載位置と
ストックチューブに棒材を供給する棒材供給位置を通る
所定の経路に沿って移動させ得るチューブ保持装置と、
該チューブ保持装置を移動させて、所望のストックチュ
ーブ又はガイドチューブを前記移載位置に位置決めし、
且つ所望のストックチューブを棒材供給位置に位置決め
する駆動装置と、前記複数のガイドチューブにそれぞれ
保持される複数のマガジンチューブであって、それぞれ
が異なる直径の棒材を保持可能ではあるが一定の外径を
有し、前記主軸内にセット可能な複数のマガジンチュー
ブと、前記移載位置にあるガイドチューブと主軸との間
でマガジンチューブを移載するマガジンシフターと、前
記移載位置にあるストックチューブ内の棒材を主軸内に
セットしているマガジンチューブ内に送り込む棒材シフ
ターとを有することを特徴とするものである。
【0008】この異径棒材供給装置において、更に、そ
れぞれが異なる直径の棒材を複数個収容可能な複数の棒
材棚と、前記棒材供給位置に送られてきたストックチュ
ーブを開くストックチューブ開き装置と、前記棒材棚の
1本の棒材を、前記棒材供給位置にあるストックチュー
ブに送り込む棒材移載装置を設けることが好ましい。
れぞれが異なる直径の棒材を複数個収容可能な複数の棒
材棚と、前記棒材供給位置に送られてきたストックチュ
ーブを開くストックチューブ開き装置と、前記棒材棚の
1本の棒材を、前記棒材供給位置にあるストックチュー
ブに送り込む棒材移載装置を設けることが好ましい。
【0009】また、上記の異径棒材供給装置において、
前記チューブ保持装置を、前記主軸の軸線に平行な軸線
を中心として回転可能に設けられ、その回転中心から一
定半径の位置に前記ストックチューブ及びガイドチュー
ブを保持したバードラムで構成し、複数の棒材棚をその
バードラムの下方に配置することが好ましい。
前記チューブ保持装置を、前記主軸の軸線に平行な軸線
を中心として回転可能に設けられ、その回転中心から一
定半径の位置に前記ストックチューブ及びガイドチュー
ブを保持したバードラムで構成し、複数の棒材棚をその
バードラムの下方に配置することが好ましい。
【0010】
【作用】上記構成の異径棒材供給装置では、複数のスト
ックチューブにそれぞれ異なる直径の棒材を収容してお
くことにより、所望の直径の棒材を主軸に自動供給する
ことができる。すなわち、まず、空のガイドチューブを
主軸の後ろの移載位置に位置決めし、主軸に保持してい
るマガジンチューブをマガジンシフターによってガイド
チューブに戻し、次に、所望の直径用のマガジンチュー
ブを収容したガイドチューブを主軸の後ろの移載位置に
位置決めし、マガジンシフターによってそのマガジンチ
ューブを主軸内に送り込みセットする。このマガジンチ
ューブ内に棒材が収容されている時には、その棒材に対
する加工を開始する。もし、このマガジンチューブが空
の時には、マガジンチューブを主軸にセットした後、所
望の棒材を保持したストックチューブを主軸の後ろの移
載位置に位置決めし、その棒材を棒材シフターによって
主軸内にセットされているマガジンチューブ内に送り込
む。このようにして、所望の棒材を主軸に供給し、加工
することができる。
ックチューブにそれぞれ異なる直径の棒材を収容してお
くことにより、所望の直径の棒材を主軸に自動供給する
ことができる。すなわち、まず、空のガイドチューブを
主軸の後ろの移載位置に位置決めし、主軸に保持してい
るマガジンチューブをマガジンシフターによってガイド
チューブに戻し、次に、所望の直径用のマガジンチュー
ブを収容したガイドチューブを主軸の後ろの移載位置に
位置決めし、マガジンシフターによってそのマガジンチ
ューブを主軸内に送り込みセットする。このマガジンチ
ューブ内に棒材が収容されている時には、その棒材に対
する加工を開始する。もし、このマガジンチューブが空
の時には、マガジンチューブを主軸にセットした後、所
望の棒材を保持したストックチューブを主軸の後ろの移
載位置に位置決めし、その棒材を棒材シフターによって
主軸内にセットされているマガジンチューブ内に送り込
む。このようにして、所望の棒材を主軸に供給し、加工
することができる。
【0011】工作機械による加工中、適当な時期に、空
のストックチューブを棒材供給位置に移動させ、そのス
トックチューブの側面を開いて棒材を供給する。この棒
材供給は手動で行ってもよいし、後述する棒材移載装置
によって自動的に行ってもよい。ここで、手動による棒
材供給を行う場合においても、棒材はストックチューブ
の側面を開いて供給できるので、従来技術のようにマガ
ジンチューブ内にその後端から細長い棒材を軸線方向に
差し込む場合に比べて、はるかに作業が容易であり、且
つ作業スペースも小さくてよい。また、この作業は工作
機械による加工中の適当な時期に行えばよいので、作業
者は他の仕事との関連で都合の良い時に棒材供給作業を
行うことができ、作業者に対する負担が軽減される。
のストックチューブを棒材供給位置に移動させ、そのス
トックチューブの側面を開いて棒材を供給する。この棒
材供給は手動で行ってもよいし、後述する棒材移載装置
によって自動的に行ってもよい。ここで、手動による棒
材供給を行う場合においても、棒材はストックチューブ
の側面を開いて供給できるので、従来技術のようにマガ
ジンチューブ内にその後端から細長い棒材を軸線方向に
差し込む場合に比べて、はるかに作業が容易であり、且
つ作業スペースも小さくてよい。また、この作業は工作
機械による加工中の適当な時期に行えばよいので、作業
者は他の仕事との関連で都合の良い時に棒材供給作業を
行うことができ、作業者に対する負担が軽減される。
【0012】主軸に対して同じ直径の棒材を次々と供給
して加工を続ける場合には、主軸に保持している棒材の
加工中に、同じ直径の棒材を所定のストックチューブに
供給しておき、主軸内の棒材の加工を終了する前後に、
次に加工すべき棒材を収容したストックチューブを主軸
の後ろの移載位置に位置決めし、加工終了後、マガジン
チューブ内にストックチューブ内の棒材を送り込めばよ
い。これにより、工作機械の停止時間を最少としながら
棒材を供給できる。
して加工を続ける場合には、主軸に保持している棒材の
加工中に、同じ直径の棒材を所定のストックチューブに
供給しておき、主軸内の棒材の加工を終了する前後に、
次に加工すべき棒材を収容したストックチューブを主軸
の後ろの移載位置に位置決めし、加工終了後、マガジン
チューブ内にストックチューブ内の棒材を送り込めばよ
い。これにより、工作機械の停止時間を最少としながら
棒材を供給できる。
【0013】前記したように、それぞれが異なる直径の
棒材を複数個収容可能な複数の棒材棚と、前記棒材供給
位置に送られてきたストックチューブを開くチューブ開
き装置と、前記棒材棚の1本の棒材を、前記棒材供給位
置にあるストックチューブに送り込む棒材移載装置を設
けた場合には、ストックチューブへの棒材供給を自動的
に行うことが可能となり、作業者の負担を一層軽減でき
る。すなわち、この場合には、ストックチューブ内の棒
材を主軸にセットしたマガジンチューブに送り込んだ
後、空となったストックチューブを棒材供給位置に位置
決めし、チューブ開き装置がストックチューブを開き、
棒材移載装置が、そのストックチューブに対応した棒材
棚から1本の棒材を取り出し、ストックチューブに送り
込む。かくして、棒材棚に複数の棒材を供給しておくこ
とにより、それ以降の動作をすべて自動化することがで
きる。
棒材を複数個収容可能な複数の棒材棚と、前記棒材供給
位置に送られてきたストックチューブを開くチューブ開
き装置と、前記棒材棚の1本の棒材を、前記棒材供給位
置にあるストックチューブに送り込む棒材移載装置を設
けた場合には、ストックチューブへの棒材供給を自動的
に行うことが可能となり、作業者の負担を一層軽減でき
る。すなわち、この場合には、ストックチューブ内の棒
材を主軸にセットしたマガジンチューブに送り込んだ
後、空となったストックチューブを棒材供給位置に位置
決めし、チューブ開き装置がストックチューブを開き、
棒材移載装置が、そのストックチューブに対応した棒材
棚から1本の棒材を取り出し、ストックチューブに送り
込む。かくして、棒材棚に複数の棒材を供給しておくこ
とにより、それ以降の動作をすべて自動化することがで
きる。
【0014】また、上記したように、チューブ保持装置
を、主軸の軸線に平行な軸線を中心として回転可能に設
けられ、その回転中心から一定半径の位置にストックチ
ューブ及びガイドチューブを保持したバードラムで構成
すると、そのバードラムの回転によって、ストックチュ
ーブやガイドチューブを移載位置や棒材供給位置に位置
決めすることができ、駆動装置が簡単となる。また、全
体をコンパクト化することができる。更に、複数の棒材
棚をそのバードラムの下方に配置すると、全体の設置ス
ペースを小さくできる。
を、主軸の軸線に平行な軸線を中心として回転可能に設
けられ、その回転中心から一定半径の位置にストックチ
ューブ及びガイドチューブを保持したバードラムで構成
すると、そのバードラムの回転によって、ストックチュ
ーブやガイドチューブを移載位置や棒材供給位置に位置
決めすることができ、駆動装置が簡単となる。また、全
体をコンパクト化することができる。更に、複数の棒材
棚をそのバードラムの下方に配置すると、全体の設置ス
ペースを小さくできる。
【0015】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は工作機械1及びその後方に配置された本
発明の一実施例による異径棒材供給装置10を示す概略
側面図である。工作機械1は棒材を保持して回転する中
空の主軸2と、その主軸2の先端から突出した棒材の先
端部分に切削、突っ切り等を行う工具を備えた工具台3
と、主軸2に対向配置された対向主軸4等を備えてい
る。
明する。図1は工作機械1及びその後方に配置された本
発明の一実施例による異径棒材供給装置10を示す概略
側面図である。工作機械1は棒材を保持して回転する中
空の主軸2と、その主軸2の先端から突出した棒材の先
端部分に切削、突っ切り等を行う工具を備えた工具台3
と、主軸2に対向配置された対向主軸4等を備えてい
る。
【0016】異径棒材供給装置10は、支持フレーム1
1と、その支持フレーム11に主軸2の中心軸線に平行
な軸線を中心として回転可能に保持されたバードラム1
2と、その下方に配置された複数の棒材棚14を有して
いる。図2、図3において、バードラム12は、間隔を
開けて取り付けられた円板状の支持板16を有してお
り、その支持板16には回転中心から一定半径の位置
に、円周方向に一定のピッチで、複数の(実施例では6
個の)ストックチューブ18と同数のガイドチューブ1
9が回転中心軸線に平行に取り付けられている。
1と、その支持フレーム11に主軸2の中心軸線に平行
な軸線を中心として回転可能に保持されたバードラム1
2と、その下方に配置された複数の棒材棚14を有して
いる。図2、図3において、バードラム12は、間隔を
開けて取り付けられた円板状の支持板16を有してお
り、その支持板16には回転中心から一定半径の位置
に、円周方向に一定のピッチで、複数の(実施例では6
個の)ストックチューブ18と同数のガイドチューブ1
9が回転中心軸線に平行に取り付けられている。
【0017】ここで、バードラム12の取り付け位置
は、バードラム12の回転により、各ストックチューブ
18及びガイドチューブ19を、主軸の軸線に整合した
移載位置Pを通る所定の経路に沿って移動させることが
できるように定められている。また、バードラム12の
回転によってストックチューブ18が通過する経路に、
ストックチューブ18に対して棒材を供給する棒材供給
位置Qが設けられている。従って、このバードラム12
は、複数のストックチューブ及びガイドチューブを主軸
の軸線に平行に保持し、前記主軸の軸線に整合した移載
位置とストックチューブに棒材を供給する棒材供給位置
を通る所定の経路に沿って移動させ得るチューブ保持装
置を構成する。バードラム12には、バードラム12を
回転させて、所望のストックチューブ18又はガイドチ
ューブ19を移載位置Pに位置決めし、且つ所望のスト
ックチューブ18を棒材供給位置Qに位置決めする駆動
装置20が連結されている。
は、バードラム12の回転により、各ストックチューブ
18及びガイドチューブ19を、主軸の軸線に整合した
移載位置Pを通る所定の経路に沿って移動させることが
できるように定められている。また、バードラム12の
回転によってストックチューブ18が通過する経路に、
ストックチューブ18に対して棒材を供給する棒材供給
位置Qが設けられている。従って、このバードラム12
は、複数のストックチューブ及びガイドチューブを主軸
の軸線に平行に保持し、前記主軸の軸線に整合した移載
位置とストックチューブに棒材を供給する棒材供給位置
を通る所定の経路に沿って移動させ得るチューブ保持装
置を構成する。バードラム12には、バードラム12を
回転させて、所望のストックチューブ18又はガイドチ
ューブ19を移載位置Pに位置決めし、且つ所望のスト
ックチューブ18を棒材供給位置Qに位置決めする駆動
装置20が連結されている。
【0018】なお、上記実施例ではチューブ保持装置と
して、ストックチューブ18及びガイドチューブ19を
円状の軌跡に沿って移動させるように保持したバードラ
ム12を用いているが、本発明はこの構成に限らず、こ
れらのチューブ18、19を無端状のチェーンに保持さ
せ、そのチェーンによってチューブ18、19を所定の
経路に沿って移動させるように保持したチューブ保持装
置を用いてもよい。
して、ストックチューブ18及びガイドチューブ19を
円状の軌跡に沿って移動させるように保持したバードラ
ム12を用いているが、本発明はこの構成に限らず、こ
れらのチューブ18、19を無端状のチェーンに保持さ
せ、そのチェーンによってチューブ18、19を所定の
経路に沿って移動させるように保持したチューブ保持装
置を用いてもよい。
【0019】バードラム12に保持されている複数のス
トックチューブ18は、それぞれが異なる直径の棒材2
2をがたつくことなく収容しうるよう、異なる内径を有
するものである。更に、図4、図5に示すように、各ス
トックチューブ18は、側面を開閉可能とするため、固
定側半体18aと可動側半体18bからなる二つ割り構
造としており、固定側半体18aは支持板16に固定し
ており、可動側半体18bは支持板16に支持ピン23
を中心として揺動可能に保持され揺動レバー24に保持
している。この揺動レバー24の揺動により、ストック
チューブ18を図4に示す閉状態と図5に示す開状態に
開閉することができる。なお、図4に示す閉状態におい
ても、ストックチューブ18には長手方向に延びるスリ
ット26が形成されている。このスリット26は後述す
るように、ストックチューブ18内の棒材を軸線方向に
押し出すための棒材シフターの爪を通過させるためのも
のである。
トックチューブ18は、それぞれが異なる直径の棒材2
2をがたつくことなく収容しうるよう、異なる内径を有
するものである。更に、図4、図5に示すように、各ス
トックチューブ18は、側面を開閉可能とするため、固
定側半体18aと可動側半体18bからなる二つ割り構
造としており、固定側半体18aは支持板16に固定し
ており、可動側半体18bは支持板16に支持ピン23
を中心として揺動可能に保持され揺動レバー24に保持
している。この揺動レバー24の揺動により、ストック
チューブ18を図4に示す閉状態と図5に示す開状態に
開閉することができる。なお、図4に示す閉状態におい
ても、ストックチューブ18には長手方向に延びるスリ
ット26が形成されている。このスリット26は後述す
るように、ストックチューブ18内の棒材を軸線方向に
押し出すための棒材シフターの爪を通過させるためのも
のである。
【0020】揺動レバー24には、その揺動レバー24
を閉方向に付勢するばね27が連結されている。更に、
揺動レバー24の先端にはコロ28が取り付けられてい
る。一方、支持板16の外周近傍には、円筒状外面を有
するカム30が支持板16の回転に関係なく、動かない
ように設けられている。このカム30は、その外面にコ
ロ28がころがり接触している時には揺動レバー24に
取り付けている可動側半体18bを閉位置に保持するよ
うに設けられるものであり、棒材供給位置Qでは、揺動
レバー24の揺動を可能とするよう切り欠かれている。
を閉方向に付勢するばね27が連結されている。更に、
揺動レバー24の先端にはコロ28が取り付けられてい
る。一方、支持板16の外周近傍には、円筒状外面を有
するカム30が支持板16の回転に関係なく、動かない
ように設けられている。このカム30は、その外面にコ
ロ28がころがり接触している時には揺動レバー24に
取り付けている可動側半体18bを閉位置に保持するよ
うに設けられるものであり、棒材供給位置Qでは、揺動
レバー24の揺動を可能とするよう切り欠かれている。
【0021】棒材供給位置Qには、その位置に送られて
きたストックチューブ18を開くためのストックチュー
ブ開き装置32が設けられている。このストックチュー
ブ開き装置32は、バードラム12に平行に設けられた
回転軸33と、その回転軸33に固定された開放レバー
34と、その回転軸33を往復回転させるエアシリンダ
35等を備えており、図5に示すように、開放レバー3
4で揺動レバー24先端のコロ28を押し上げることに
より、ストックチューブ18を開くことができる。
きたストックチューブ18を開くためのストックチュー
ブ開き装置32が設けられている。このストックチュー
ブ開き装置32は、バードラム12に平行に設けられた
回転軸33と、その回転軸33に固定された開放レバー
34と、その回転軸33を往復回転させるエアシリンダ
35等を備えており、図5に示すように、開放レバー3
4で揺動レバー24先端のコロ28を押し上げることに
より、ストックチューブ18を開くことができる。
【0022】なお、一つのストックチューブ18を構成
する固定側半体18aと可動側半体18bとは同一長さ
としても良いが、本実施例では、図3に示すように、固
定側半体18aをバードラム12の主軸側の端部の支持
板16までの長さとし、可動側半体18bはその支持板
16を越えて主軸側に延びるようにしている。この構成
とすると、図7(b)に示すように、ストックチューブ
18が移載位置Pに位置する時、奥側となる可動側半体
18bのみが支持板16の外側に存在することとなるの
で、その前方に位置するように、棒材22を可動側半体
18bに軽く押し付けることの可能な振れ止め装置を設
けておくことができる。この振れ止め装置を設けておく
と、図7(b)に示すように、主軸2にセットしたマガ
ジンチューブ54に挿入した棒材22の後端がマガジン
チューブ19の後方に延び出し、可動側半体18b内に
位置している時に、その回転中の棒材を可動側半体18
bに軽く押し付けて振れ止めを図ることができる。
する固定側半体18aと可動側半体18bとは同一長さ
としても良いが、本実施例では、図3に示すように、固
定側半体18aをバードラム12の主軸側の端部の支持
板16までの長さとし、可動側半体18bはその支持板
16を越えて主軸側に延びるようにしている。この構成
とすると、図7(b)に示すように、ストックチューブ
18が移載位置Pに位置する時、奥側となる可動側半体
18bのみが支持板16の外側に存在することとなるの
で、その前方に位置するように、棒材22を可動側半体
18bに軽く押し付けることの可能な振れ止め装置を設
けておくことができる。この振れ止め装置を設けておく
と、図7(b)に示すように、主軸2にセットしたマガ
ジンチューブ54に挿入した棒材22の後端がマガジン
チューブ19の後方に延び出し、可動側半体18b内に
位置している時に、その回転中の棒材を可動側半体18
bに軽く押し付けて振れ止めを図ることができる。
【0023】図2、図3において、棒材棚14はこの装
置で使用する異径棒材の数に対応して6個設けられ、各
棒材棚14には同一直径の棒材22を収容している。各
棒材棚14は一端(図2では左端)が低くなるようにわ
ずかに傾斜しており、且つその端部にストッパ40を備
えている。これにより、各棒材棚14上に棒材22を供
給すると、その棒材22がストッパ40で止められる位
置に一列に並ぶこととなる。
置で使用する異径棒材の数に対応して6個設けられ、各
棒材棚14には同一直径の棒材22を収容している。各
棒材棚14は一端(図2では左端)が低くなるようにわ
ずかに傾斜しており、且つその端部にストッパ40を備
えている。これにより、各棒材棚14上に棒材22を供
給すると、その棒材22がストッパ40で止められる位
置に一列に並ぶこととなる。
【0024】この複数の棒材棚14とバードラム12と
の側方には、棒材棚の1本の棒材を、棒材供給位置Qに
あるストックチューブ18に送り込む棒材移載装置42
が設けられている。この棒材移載装置42は、昇降台4
3と、その昇降台43を垂直に移動可能に案内するガイ
ドレール44と、昇降台43を昇降させるねじ軸45及
びサーボモータ46と、昇降台43に水平に移動可能に
保持された支持板47と、その支持板47を水平に往復
動させるエアシリンダ48と、支持板47の前面に取り
付けられた爪49を備えている。この爪49は先端に1
本の棒材を乗せることの可能なくぼみを有している。更
に、バードラム12の両端近傍には、棒材供給位置Qに
あるストックチューブ18に棒材を送り込むためのシュ
ート51が設けられている。このシュート51は、図5
に示すように、棒材22を支持する支持面51aと棒材
22の端部を案内する案内面51bを備えている。かく
して、図2において、サーボモータ46及びエアシリン
ダ48によって爪49を矢印で示すように移動させるこ
とにより、その爪49で所望の棒材棚14から1本の棒
材22を取り出し、シュート51の上に供給することが
でき、その棒材22はシュート51をころがって棒材供
給位置Qにあるストックチューブ18内に送りこまれる
こととなる。なお、図3において、両側のシュート5
1、51の間の適当な位置に、必要に応じ補助シュート
を設け、棒材の中央部を支えるようにしてもよい。ま
た、これによって短い長さの棒材にも対応することがで
きる。
の側方には、棒材棚の1本の棒材を、棒材供給位置Qに
あるストックチューブ18に送り込む棒材移載装置42
が設けられている。この棒材移載装置42は、昇降台4
3と、その昇降台43を垂直に移動可能に案内するガイ
ドレール44と、昇降台43を昇降させるねじ軸45及
びサーボモータ46と、昇降台43に水平に移動可能に
保持された支持板47と、その支持板47を水平に往復
動させるエアシリンダ48と、支持板47の前面に取り
付けられた爪49を備えている。この爪49は先端に1
本の棒材を乗せることの可能なくぼみを有している。更
に、バードラム12の両端近傍には、棒材供給位置Qに
あるストックチューブ18に棒材を送り込むためのシュ
ート51が設けられている。このシュート51は、図5
に示すように、棒材22を支持する支持面51aと棒材
22の端部を案内する案内面51bを備えている。かく
して、図2において、サーボモータ46及びエアシリン
ダ48によって爪49を矢印で示すように移動させるこ
とにより、その爪49で所望の棒材棚14から1本の棒
材22を取り出し、シュート51の上に供給することが
でき、その棒材22はシュート51をころがって棒材供
給位置Qにあるストックチューブ18内に送りこまれる
こととなる。なお、図3において、両側のシュート5
1、51の間の適当な位置に、必要に応じ補助シュート
を設け、棒材の中央部を支えるようにしてもよい。ま
た、これによって短い長さの棒材にも対応することがで
きる。
【0025】図4において、ガイドチューブ19は、内
部にマガジンチューブ54を収容するためのものであ
り、支持板16に固定して設けられている。支持板16
に設けられる複数のガイドチューブ19はすべて同一形
状のものであり、支持板16の外方に位置する部分に長
手方向に延びるスリット55が形成されている。このス
リット55は後述するように、ガイドチューブ19内の
マガジンチューブ54を軸線方向に出し入れする際にマ
ガジンシフターの爪を通過させるためのものである。複
数のガイドチューブ19内に収容される複数のマガジン
チューブ54は、それぞれが異なる直径の棒材を保持可
能で且つ主軸にセット可能なものである。
部にマガジンチューブ54を収容するためのものであ
り、支持板16に固定して設けられている。支持板16
に設けられる複数のガイドチューブ19はすべて同一形
状のものであり、支持板16の外方に位置する部分に長
手方向に延びるスリット55が形成されている。このス
リット55は後述するように、ガイドチューブ19内の
マガジンチューブ54を軸線方向に出し入れする際にマ
ガジンシフターの爪を通過させるためのものである。複
数のガイドチューブ19内に収容される複数のマガジン
チューブ54は、それぞれが異なる直径の棒材を保持可
能で且つ主軸にセット可能なものである。
【0026】図8は、マガジンチューブ54を主軸2に
取り付けた状態で示す概略断面図である。図8におい
て、マガジンチューブ54は、先端側の第一チューブ5
6と、それよりも少し大径に作られた後端側の第二チュ
ーブ58を備えている。第一チューブ56は主軸2内に
挿入保持される部分であり、先端に棒材22を把持する
ためのコレット60を取り付けている。主軸2は先端に
チャック5を備えており、このチャック5によって、コ
レット60の上から棒材22を把持することができる。
第一チューブ56内には、ブッシュ61及びばね62が
挿入されており、棒材22を支持している。これらのコ
レット60及びブッシュ61の内径は、保持する棒材2
2の直径に応じて定められている。
取り付けた状態で示す概略断面図である。図8におい
て、マガジンチューブ54は、先端側の第一チューブ5
6と、それよりも少し大径に作られた後端側の第二チュ
ーブ58を備えている。第一チューブ56は主軸2内に
挿入保持される部分であり、先端に棒材22を把持する
ためのコレット60を取り付けている。主軸2は先端に
チャック5を備えており、このチャック5によって、コ
レット60の上から棒材22を把持することができる。
第一チューブ56内には、ブッシュ61及びばね62が
挿入されており、棒材22を支持している。これらのコ
レット60及びブッシュ61の内径は、保持する棒材2
2の直径に応じて定められている。
【0027】第一チューブ56の後端には、接続筒64
及びスリーブ65が固定されており、そのスリーブ65
に第二チューブ58が嵌合している。ここで、スリーブ
65は第二チューブ58に対して軸線方向及び回転方向
に移動可能である。第二チューブ58内には、ブッシュ
67及びばね68が挿入されており、またスリーブ65
とブッシュ67の間には、スラスト軸受69が設けられ
ている。これらのスリーブ65及びブッシュ67の内径
も、保持する棒材22の直径に応じて定められている。
及びスリーブ65が固定されており、そのスリーブ65
に第二チューブ58が嵌合している。ここで、スリーブ
65は第二チューブ58に対して軸線方向及び回転方向
に移動可能である。第二チューブ58内には、ブッシュ
67及びばね68が挿入されており、またスリーブ65
とブッシュ67の間には、スラスト軸受69が設けられ
ている。これらのスリーブ65及びブッシュ67の内径
も、保持する棒材22の直径に応じて定められている。
【0028】接続筒64の外周の一部及び第二チューブ
58の先端部の外周の一部には、それぞれ溝71aを有
する係止部材71と、溝72aを有する係止部材72が
固定されている。この係止部材71、72は、後述する
マガジンシフター74の走行台81に取り付けている爪
75、76に引っ掛けてマガジンチューブ54を移動さ
せるためのものである。なお、後ろ側の係止部材72の
後端には直立部72bが形成されている。この直立部7
2bはマガジンチューブ54をバードラム12のガイド
チューブ19内に戻した時に、バードラム12に設けて
いるストッパ(図示せず)に突き当たり、溝72aの軸
線方向の位置を所定位置に位置決めするために使用され
る。
58の先端部の外周の一部には、それぞれ溝71aを有
する係止部材71と、溝72aを有する係止部材72が
固定されている。この係止部材71、72は、後述する
マガジンシフター74の走行台81に取り付けている爪
75、76に引っ掛けてマガジンチューブ54を移動さ
せるためのものである。なお、後ろ側の係止部材72の
後端には直立部72bが形成されている。この直立部7
2bはマガジンチューブ54をバードラム12のガイド
チューブ19内に戻した時に、バードラム12に設けて
いるストッパ(図示せず)に突き当たり、溝72aの軸
線方向の位置を所定位置に位置決めするために使用され
る。
【0029】このマガジンチューブ54を主軸2にセッ
トしたり、主軸2から抜き出したりする際には、マガジ
ンシフターの走行台81の爪75、76を係止部材7
1、72に引っ掛けた状態で、その走行台81を移動さ
せる。これにより、マガジンチューブ54の第一チュー
ブ56と第二チューブ58とが一定の位置関係を保って
移動する。次に、マガジンチューブ54内に挿入してい
る棒材22に対する加工を行う際には、第二チューブ5
8を後述する前クランプ装置93によって回転しないよ
うに固定し、一方、主軸2内の第一チューブ56は主軸
2によって180°回転させ、係止部材71を爪75か
ら外し、その後、主軸2を所定量前進させて、係止部材
71を回転中にも爪75に干渉しない位置とする。以
後、この位置を加工原点として、主軸2に保持した棒材
22に対する刃物6等による加工を行う。この加工中、
第一チューブ56、スリーブ65及び棒材22は主軸2
と共に回転し且つ軸線方向に移動するが、第二チューブ
58は停止した状態に保たれる。マガジンチューブ54
内での棒材22の送りは、棒材22の先端に環状溝22
aを形成し、その環状溝22aに、工具台3(図1参
照)に設けているバープーラを引掛けて引き出すことに
より行う。
トしたり、主軸2から抜き出したりする際には、マガジ
ンシフターの走行台81の爪75、76を係止部材7
1、72に引っ掛けた状態で、その走行台81を移動さ
せる。これにより、マガジンチューブ54の第一チュー
ブ56と第二チューブ58とが一定の位置関係を保って
移動する。次に、マガジンチューブ54内に挿入してい
る棒材22に対する加工を行う際には、第二チューブ5
8を後述する前クランプ装置93によって回転しないよ
うに固定し、一方、主軸2内の第一チューブ56は主軸
2によって180°回転させ、係止部材71を爪75か
ら外し、その後、主軸2を所定量前進させて、係止部材
71を回転中にも爪75に干渉しない位置とする。以
後、この位置を加工原点として、主軸2に保持した棒材
22に対する刃物6等による加工を行う。この加工中、
第一チューブ56、スリーブ65及び棒材22は主軸2
と共に回転し且つ軸線方向に移動するが、第二チューブ
58は停止した状態に保たれる。マガジンチューブ54
内での棒材22の送りは、棒材22の先端に環状溝22
aを形成し、その環状溝22aに、工具台3(図1参
照)に設けているバープーラを引掛けて引き出すことに
より行う。
【0030】図6、図9において、バードラム12の近
傍には、移載位置Pにあるガイドチューブ19と主軸2
との間でマガジンチューブ54を移載するためのマガジ
ンシフター74が設けられている。このマガジンシフタ
ー74は、ガイドチューブ19に沿って配置されたレー
ル80と、そのレール80に移動可能に保持された走行
台81と、その走行台81を走行させるねじ軸82及び
サーボモータ83等を有しており、その走行台81に、
マガジンチューブ54の係止部材71、72(図8参
照)に係合する爪75、76が保持されている。かくし
て、走行台81を図6(a)に示す位置(原点位置)S
1 から図6(b)に示す位置S2 まで前進させることに
より、マガジンチューブ54をガイドチューブ19から
主軸2内に挿入させ、その逆の動作により、ガイドチュ
ーブ19内に戻すことができる。なお、走行台81が原
点位置S1 に待機した状態でバードラム12が回転する
が、その際、爪75、76がガイドチューブ19に干渉
しないように、ガイドチューブ19の爪75、76に対
応する円周部分は切り欠かれている。
傍には、移載位置Pにあるガイドチューブ19と主軸2
との間でマガジンチューブ54を移載するためのマガジ
ンシフター74が設けられている。このマガジンシフタ
ー74は、ガイドチューブ19に沿って配置されたレー
ル80と、そのレール80に移動可能に保持された走行
台81と、その走行台81を走行させるねじ軸82及び
サーボモータ83等を有しており、その走行台81に、
マガジンチューブ54の係止部材71、72(図8参
照)に係合する爪75、76が保持されている。かくし
て、走行台81を図6(a)に示す位置(原点位置)S
1 から図6(b)に示す位置S2 まで前進させることに
より、マガジンチューブ54をガイドチューブ19から
主軸2内に挿入させ、その逆の動作により、ガイドチュ
ーブ19内に戻すことができる。なお、走行台81が原
点位置S1 に待機した状態でバードラム12が回転する
が、その際、爪75、76がガイドチューブ19に干渉
しないように、ガイドチューブ19の爪75、76に対
応する円周部分は切り欠かれている。
【0031】図7、図10において、バードラム12の
近傍には、移載位置Pにあるストックチューブ18内の
棒材22を主軸2内にセットしているマガジンチューブ
54内に送り込む棒材シフター85が設けられている。
この棒材シフター85は、ストックチューブ18に沿っ
て配置されたレール80と、そのレール80に移動可能
に保持された走行台87と、その走行台87を走行させ
るねじ軸88及びサーボモータ(図示せず)等を有して
おり、その走行台87に、棒材22の後端を押す爪90
が取り付けられている。かくして、走行台87を図7
(a)に示す位置(原点位置)S3 から図7(b)に示
す位置S4 まで前進させることにより、棒材22を主軸
2内にセットしているマガジンチューブ54内に挿入さ
せることができる。なお、バードラム12を回転させる
際には、走行台87を原点位置S3に復帰させておくこ
とにより、爪90がバードラム12の回転に干渉するこ
とはない。
近傍には、移載位置Pにあるストックチューブ18内の
棒材22を主軸2内にセットしているマガジンチューブ
54内に送り込む棒材シフター85が設けられている。
この棒材シフター85は、ストックチューブ18に沿っ
て配置されたレール80と、そのレール80に移動可能
に保持された走行台87と、その走行台87を走行させ
るねじ軸88及びサーボモータ(図示せず)等を有して
おり、その走行台87に、棒材22の後端を押す爪90
が取り付けられている。かくして、走行台87を図7
(a)に示す位置(原点位置)S3 から図7(b)に示
す位置S4 まで前進させることにより、棒材22を主軸
2内にセットしているマガジンチューブ54内に挿入さ
せることができる。なお、バードラム12を回転させる
際には、走行台87を原点位置S3に復帰させておくこ
とにより、爪90がバードラム12の回転に干渉するこ
とはない。
【0032】図6において、バードラム12と主軸2と
の間には、ガイドチューブ19から主軸2に移載される
マガジンチューブ54を案内するガイド92と、マガジ
ンチューブ54の第二チューブ58を回転しないように
固定する前クランプ装置93が設けられている。この前
クランプ装置93は、図11、図12に示すように、マ
ガジンチューブ54の軸線を含む平面に対して垂直に且
つマガジンチューブ54の両側に位置するように設けら
れた支軸95を中心として揺動可能に設けられた一対の
クランプ板96と、そのクランプ板96を揺動させるエ
アシリンダ97を有している。このクランプ板96はマ
ガジンチューブ54を案内するガイド面96aを備えて
いる。
の間には、ガイドチューブ19から主軸2に移載される
マガジンチューブ54を案内するガイド92と、マガジ
ンチューブ54の第二チューブ58を回転しないように
固定する前クランプ装置93が設けられている。この前
クランプ装置93は、図11、図12に示すように、マ
ガジンチューブ54の軸線を含む平面に対して垂直に且
つマガジンチューブ54の両側に位置するように設けら
れた支軸95を中心として揺動可能に設けられた一対の
クランプ板96と、そのクランプ板96を揺動させるエ
アシリンダ97を有している。このクランプ板96はマ
ガジンチューブ54を案内するガイド面96aを備えて
いる。
【0033】このガイド面96aの寸法は、図12
(a)に示すように、エアシリンダ97が伸び出して一
対のクランプ板96をマガジンチューブ54に対して直
角とした状態では、ガイド面96aがマガジンチューブ
54の小径側の第一チューブ56を案内し、また、図1
2(b)に示すように、エアシリンダ97が引っ込んで
一対のクランプ板96を前方に傾斜させた状態では、ガ
イド面96aがマガジンチューブ54の大径側の第二チ
ューブ58を案内することができるように定められてい
る。従って、図12(b)に示す状態でエアシリンダ9
7に伸び出させる方向の力を作用させ、一対のクランプ
板96に矢印方向の回転力を作用させることにより、ガ
イド面96aで第二チューブ58の外面を締め付け、固
定することができる。
(a)に示すように、エアシリンダ97が伸び出して一
対のクランプ板96をマガジンチューブ54に対して直
角とした状態では、ガイド面96aがマガジンチューブ
54の小径側の第一チューブ56を案内し、また、図1
2(b)に示すように、エアシリンダ97が引っ込んで
一対のクランプ板96を前方に傾斜させた状態では、ガ
イド面96aがマガジンチューブ54の大径側の第二チ
ューブ58を案内することができるように定められてい
る。従って、図12(b)に示す状態でエアシリンダ9
7に伸び出させる方向の力を作用させ、一対のクランプ
板96に矢印方向の回転力を作用させることにより、ガ
イド面96aで第二チューブ58の外面を締め付け、固
定することができる。
【0034】図13、図14において、バードラム12
の主軸側の端部に配置されている支持板16の外面側に
は、ガイドチューブ19内に収容しているマガジンチュ
ーブ54を動かないように固定するための後クランプ装
置100が設けられている。この後クランプ装置100
は、支持板16に支軸101を介して揺動可能に保持さ
れた一対のクランプレバー102と、そのクランプレバ
ー102を閉まる方向に付勢するばね103と、各クラ
ンプレバー102に取り付けられたカムフォロワ104
を備えている。更に、バードラム12を回転可能に支持
している支持フレーム11の支持板16に面する位置に
は、カム溝106が設けられている。このカム溝106
は、クランプレバー102に取り付けているカムフォロ
ワ104に係合するように設けるものであり、移載位置
P(図2参照)を除いた位置に設けられている。
の主軸側の端部に配置されている支持板16の外面側に
は、ガイドチューブ19内に収容しているマガジンチュ
ーブ54を動かないように固定するための後クランプ装
置100が設けられている。この後クランプ装置100
は、支持板16に支軸101を介して揺動可能に保持さ
れた一対のクランプレバー102と、そのクランプレバ
ー102を閉まる方向に付勢するばね103と、各クラ
ンプレバー102に取り付けられたカムフォロワ104
を備えている。更に、バードラム12を回転可能に支持
している支持フレーム11の支持板16に面する位置に
は、カム溝106が設けられている。このカム溝106
は、クランプレバー102に取り付けているカムフォロ
ワ104に係合するように設けるものであり、移載位置
P(図2参照)を除いた位置に設けられている。
【0035】ここで、カム溝106の形状は、移載位置
Pを除いた位置にあるガイドチェーン19に組み合わせ
ているクランプレバー102を図14(a)に示すよう
に閉じてマガジンチューブ54をクランプした状態に保
つように定められている。一方、移載位置Pには、カム
溝106は設けられておらず、その代わりに、図14
(b)に示すように、カムフォロワ104を押してクラ
ンプレバー102を開くための押し部材108とそれを
往復動させるシリンダ機構109が設けられている。か
くして、ガイドチューブ19に対してマガジンチューブ
54を出し入れする位置即ち移載位置Pでは、シリンダ
機構109によって、クランプレバー102を開くこと
ができるが、その位置でガイドチューブ19内にマガジ
ンチューブ54を入れた後、シリンダ機構109によっ
て押し部材108を後退させることにより、クランプレ
バー102を閉じることができ、また、その位置を離れ
ると、カムフォロワ104がカム溝106で拘束されて
クランプレバー102を閉じた位置に保つことができ、
ガイドチューブ19内のマガジンチューブ54をクラン
プできる。従って、マガジンチューブ54を出し入れし
ない時には、後クランプ装置100がマガジンチューブ
54をクランプしており、マガジンチューブ54がガイ
ドチューブ19内で動くことがない。
Pを除いた位置にあるガイドチェーン19に組み合わせ
ているクランプレバー102を図14(a)に示すよう
に閉じてマガジンチューブ54をクランプした状態に保
つように定められている。一方、移載位置Pには、カム
溝106は設けられておらず、その代わりに、図14
(b)に示すように、カムフォロワ104を押してクラ
ンプレバー102を開くための押し部材108とそれを
往復動させるシリンダ機構109が設けられている。か
くして、ガイドチューブ19に対してマガジンチューブ
54を出し入れする位置即ち移載位置Pでは、シリンダ
機構109によって、クランプレバー102を開くこと
ができるが、その位置でガイドチューブ19内にマガジ
ンチューブ54を入れた後、シリンダ機構109によっ
て押し部材108を後退させることにより、クランプレ
バー102を閉じることができ、また、その位置を離れ
ると、カムフォロワ104がカム溝106で拘束されて
クランプレバー102を閉じた位置に保つことができ、
ガイドチューブ19内のマガジンチューブ54をクラン
プできる。従って、マガジンチューブ54を出し入れし
ない時には、後クランプ装置100がマガジンチューブ
54をクランプしており、マガジンチューブ54がガイ
ドチューブ19内で動くことがない。
【0036】なお、図示は省略しているが、工作機械1
及び異径棒材供給装置10には、制御装置が設けられて
おり、後述する手順で棒材を主軸2に自動供給し、ま
た、工作機械1ではその主軸2に保持した棒材に対する
加工を自動的に行う構成となっている。
及び異径棒材供給装置10には、制御装置が設けられて
おり、後述する手順で棒材を主軸2に自動供給し、ま
た、工作機械1ではその主軸2に保持した棒材に対する
加工を自動的に行う構成となっている。
【0037】次に、以上の構成になる工作機械1及び異
径棒材供給装置10の動作を説明する。図2において、
複数の棒材棚14には、それぞれ所定の外径の棒材22
が適当数供給されているものとする。また、バードラム
12の各ストックチューブ18にはそれぞれ所定の直径
の棒材22が保持されており、各ガイドチューブ19に
は棒材を保持しない状態のマガジンチューブ54が収容
されているものとする。この時には、工作機械1の主軸
2内にはマガジンチューブはセットされていない。
径棒材供給装置10の動作を説明する。図2において、
複数の棒材棚14には、それぞれ所定の外径の棒材22
が適当数供給されているものとする。また、バードラム
12の各ストックチューブ18にはそれぞれ所定の直径
の棒材22が保持されており、各ガイドチューブ19に
は棒材を保持しない状態のマガジンチューブ54が収容
されているものとする。この時には、工作機械1の主軸
2内にはマガジンチューブはセットされていない。
【0038】先ず、駆動装置20(図3参照)がバード
ラム12を回転させ、加工すべき所望の棒材用のマガジ
ンチューブ54を収容したガイドチューブ19を移載位
置Pに位置決めする。この時、図6(a)で示すよう
に、マガジンシフター74の走行台81が原点位置S1
に待機しており、その爪75、76が移動してきたマガ
ジンチューブ54の各係止部材71、72の溝71a、
72a(図8参照)内に入る。また、ガイドチューブ1
9が移載位置Pに到達する前には、図14(a)に示す
ように、カム溝106とカムフォロワ104の係合によ
り、クランプレバー102がマガジンチューブ54をク
ランプする閉位置に保たれているが、移載位置Pにはカ
ム溝106が形成されていないため、移載位置Pに到達
するとカムフォロワ104は解放される。次に、図14
(b)に示すように、シリンダ機構109が作動してク
ランプレバー102を開く。これにより、クランプされ
ていたマガジンチューブ54が解放される。
ラム12を回転させ、加工すべき所望の棒材用のマガジ
ンチューブ54を収容したガイドチューブ19を移載位
置Pに位置決めする。この時、図6(a)で示すよう
に、マガジンシフター74の走行台81が原点位置S1
に待機しており、その爪75、76が移動してきたマガ
ジンチューブ54の各係止部材71、72の溝71a、
72a(図8参照)内に入る。また、ガイドチューブ1
9が移載位置Pに到達する前には、図14(a)に示す
ように、カム溝106とカムフォロワ104の係合によ
り、クランプレバー102がマガジンチューブ54をク
ランプする閉位置に保たれているが、移載位置Pにはカ
ム溝106が形成されていないため、移載位置Pに到達
するとカムフォロワ104は解放される。次に、図14
(b)に示すように、シリンダ機構109が作動してク
ランプレバー102を開く。これにより、クランプされ
ていたマガジンチューブ54が解放される。
【0039】次に、図6(a)で示すように、走行台8
1が主軸2の方向に移動し、マガジンチューブ54を主
軸2内に送り込む。この際、前クランプ装置93は、マ
ガジンチューブ54の小径側の第一チューブ56が通過
する際には、図12(a)に示す状態となって第一チュ
ーブ56を案内し、大径側の第二チューブ58が通過す
る際には(b)に示す状態となって第二チューブ58を
案内する。図6(b)に示すように、マガジンチューブ
54の第一チューブ56が主軸2内の所定位置まで挿入
され主軸に保持されると、前クランプ装置93が第二チ
ューブ58をクランプし固定する。
1が主軸2の方向に移動し、マガジンチューブ54を主
軸2内に送り込む。この際、前クランプ装置93は、マ
ガジンチューブ54の小径側の第一チューブ56が通過
する際には、図12(a)に示す状態となって第一チュ
ーブ56を案内し、大径側の第二チューブ58が通過す
る際には(b)に示す状態となって第二チューブ58を
案内する。図6(b)に示すように、マガジンチューブ
54の第一チューブ56が主軸2内の所定位置まで挿入
され主軸に保持されると、前クランプ装置93が第二チ
ューブ58をクランプし固定する。
【0040】次に、駆動装置20(図3参照)がバード
ラム12を回転させ、加工すべき所望の棒材22を収容
したストックチューブ18を移載位置Pに位置決めす
る。この時の状態が図7(a)に示す状態であり、その
ストックチューブ18に収容された棒材22は、主軸2
にセットされているマガジンチューブ54の直ぐ後ろに
位置することとなる。次に、棒材シフター85の走行台
87が主軸2に向かって移動し、爪90が棒材22の後
端を押して棒材22を主軸方向に移動させる。これによ
り、図7(b)に示すように、棒材22が主軸2内にセ
ットされているマガジンチューブ54内に挿入される。
棒材22を、その先端が主軸2より所定量だけ突出する
まで挿入させた後、棒材シフター85の走行台87は元
の位置に戻る。
ラム12を回転させ、加工すべき所望の棒材22を収容
したストックチューブ18を移載位置Pに位置決めす
る。この時の状態が図7(a)に示す状態であり、その
ストックチューブ18に収容された棒材22は、主軸2
にセットされているマガジンチューブ54の直ぐ後ろに
位置することとなる。次に、棒材シフター85の走行台
87が主軸2に向かって移動し、爪90が棒材22の後
端を押して棒材22を主軸方向に移動させる。これによ
り、図7(b)に示すように、棒材22が主軸2内にセ
ットされているマガジンチューブ54内に挿入される。
棒材22を、その先端が主軸2より所定量だけ突出する
まで挿入させた後、棒材シフター85の走行台87は元
の位置に戻る。
【0041】一方、主軸2では、図8に示すように、先
端のチャック5で棒材22を把持し、棒材22の先端に
対する加工を行う。棒材22の先端の或る長さの部分に
所望の加工を施した後は、その部分を切り離し、主軸2
に保持している棒材22をバープーラ(図示せず)によ
って引き出し、その先端に所望の加工を行い、再びその
部分を切り離すという動作を繰り返す。これにより、長
尺の棒材22に対する加工が自動的に行われる。
端のチャック5で棒材22を把持し、棒材22の先端に
対する加工を行う。棒材22の先端の或る長さの部分に
所望の加工を施した後は、その部分を切り離し、主軸2
に保持している棒材22をバープーラ(図示せず)によ
って引き出し、その先端に所望の加工を行い、再びその
部分を切り離すという動作を繰り返す。これにより、長
尺の棒材22に対する加工が自動的に行われる。
【0042】主軸2で保持している棒材22に対して上
記した加工を行い、その後端がストックチューブ18を
離れた位置となった時点で、バードラム12が回転し、
空になったストックチューブ18を棒材供給位置Q(図
2参照)に位置決めする。次いで、棒材移載装置42が
作動し、その爪49が所望の棒材棚14から棒材22を
1本取り出し、それを持ち上げてシュート51に供給す
る。一方、この動作と並行して、図5に示すように、ス
トックチューブ開き装置32が作動して可動側半体18
bを持ち上げ、ストックチューブ18を開いている。こ
れにより、棒材22がシュート51上をころがり落ち
て、ストックチューブ18内に送り込まれる。棒材22
がストックチューブ18内に収容された時点で、ストッ
クチューブ開き装置32が元の位置に復帰し、ストック
チューブ18は閉じる。
記した加工を行い、その後端がストックチューブ18を
離れた位置となった時点で、バードラム12が回転し、
空になったストックチューブ18を棒材供給位置Q(図
2参照)に位置決めする。次いで、棒材移載装置42が
作動し、その爪49が所望の棒材棚14から棒材22を
1本取り出し、それを持ち上げてシュート51に供給す
る。一方、この動作と並行して、図5に示すように、ス
トックチューブ開き装置32が作動して可動側半体18
bを持ち上げ、ストックチューブ18を開いている。こ
れにより、棒材22がシュート51上をころがり落ち
て、ストックチューブ18内に送り込まれる。棒材22
がストックチューブ18内に収容された時点で、ストッ
クチューブ開き装置32が元の位置に復帰し、ストック
チューブ18は閉じる。
【0043】主軸2に保持している棒材22に対する加
工が終了し、同じ直径の棒材に対して加工を続ける場合
には、再びバードラム12が回転して、所定の棒材を収
容したストックチューブ18を移載位置Pに位置決め
し、前回と同様に、その棒材を主軸2に保持されている
マガジンチューブ54内に送り込む。以下、同様の動作
を繰り返すことにより、同一直径の棒材22に対する加
工を継続して行うことができる。これらの動作は制御装
置によってすべて自動的に行われるため、作業者による
作業は必要ない。
工が終了し、同じ直径の棒材に対して加工を続ける場合
には、再びバードラム12が回転して、所定の棒材を収
容したストックチューブ18を移載位置Pに位置決め
し、前回と同様に、その棒材を主軸2に保持されている
マガジンチューブ54内に送り込む。以下、同様の動作
を繰り返すことにより、同一直径の棒材22に対する加
工を継続して行うことができる。これらの動作は制御装
置によってすべて自動的に行われるため、作業者による
作業は必要ない。
【0044】次に、主軸2に保持して加工している棒材
とは異なる直径の棒材に対する加工を行う場合には、ま
ず、バードラム12が回転して、空のガイドチューブ1
9を移載位置Pに位置決めし、後クランプ装置100の
クランプレバー102を図14(b)に示すように開
く。一方、主軸2側では、主軸2が後退し且つ回転する
ことにより、図8に示すように、係止部材71の溝71
aに爪75を挿入させる(なお、他方の爪76は常に係
止部材72の溝72aに挿入した状態に保たれてい
る)。次に、図6(b)において、マガジンシフター7
4の走行台81が、位置S2 から原点位置S1 に戻り、
マガジンチューブ54をガイドチューブ19に戻す。な
お、この時マガジンチューブ54内に棒材22が挿入さ
れていても支障はなく、棒材22を保持した状態でガイ
ドチューブ19内に戻される。
とは異なる直径の棒材に対する加工を行う場合には、ま
ず、バードラム12が回転して、空のガイドチューブ1
9を移載位置Pに位置決めし、後クランプ装置100の
クランプレバー102を図14(b)に示すように開
く。一方、主軸2側では、主軸2が後退し且つ回転する
ことにより、図8に示すように、係止部材71の溝71
aに爪75を挿入させる(なお、他方の爪76は常に係
止部材72の溝72aに挿入した状態に保たれてい
る)。次に、図6(b)において、マガジンシフター7
4の走行台81が、位置S2 から原点位置S1 に戻り、
マガジンチューブ54をガイドチューブ19に戻す。な
お、この時マガジンチューブ54内に棒材22が挿入さ
れていても支障はなく、棒材22を保持した状態でガイ
ドチューブ19内に戻される。
【0045】次に、後クランプ装置100のクランプレ
バー102を閉じ、マガジンチューブ54をクランプし
た後、バードラム12が回転し、所望の直径のマガジン
チューブ54を収容したガイドチューブ19を移載位置
に位置決めする。以下、上記したのと同様な動作を繰り
返すことにより、所望の直径の棒材を加工することがで
きる。
バー102を閉じ、マガジンチューブ54をクランプし
た後、バードラム12が回転し、所望の直径のマガジン
チューブ54を収容したガイドチューブ19を移載位置
に位置決めする。以下、上記したのと同様な動作を繰り
返すことにより、所望の直径の棒材を加工することがで
きる。
【0046】なお、マガジンチューブ54を主軸2にセ
ットした際、すでにそのマガジンチューブ54内に棒材
22を保持している場合がある。その場合には、直ちに
その棒材に対する加工を開始すればよい。そして、その
棒材に対する加工が終了し、マガジンチューブ54内に
棒材が無くなれば、上記した方法により、次の棒材を主
軸2にセットしているマガジンチューブ54内に供給す
ればよい。これらの動作もすべて制御装置によって自動
的に行われる。
ットした際、すでにそのマガジンチューブ54内に棒材
22を保持している場合がある。その場合には、直ちに
その棒材に対する加工を開始すればよい。そして、その
棒材に対する加工が終了し、マガジンチューブ54内に
棒材が無くなれば、上記した方法により、次の棒材を主
軸2にセットしているマガジンチューブ54内に供給す
ればよい。これらの動作もすべて制御装置によって自動
的に行われる。
【0047】以上のように本実施例の異径棒材供給装置
10では、複数の棒材棚14に複数の棒材22を供給し
ておくことにより、自動的に所望の棒材を主軸に次々と
供給して加工を行うことができ、作業者の作業負担を大
幅に削減できるという効果を有している。
10では、複数の棒材棚14に複数の棒材22を供給し
ておくことにより、自動的に所望の棒材を主軸に次々と
供給して加工を行うことができ、作業者の作業負担を大
幅に削減できるという効果を有している。
【0048】なお、上記実施例では、バードラム12の
ストックチューブ18に対して棒材移載装置42を用い
て棒材を自動供給する構成としているが、この棒材移載
装置42を省略し、棒材をストックチューブ18に対し
て人手で供給する構成としてもよい。ストックチューブ
18に対して棒材を人手で供給する場合においても、ス
トックチューブ18の側面を開いて棒材を供給すればよ
いので、作業は容易であり、また、工作機械の運転中の
適当な時期に行えばよいので、作業者に対する負担はさ
ほど多くない。
ストックチューブ18に対して棒材移載装置42を用い
て棒材を自動供給する構成としているが、この棒材移載
装置42を省略し、棒材をストックチューブ18に対し
て人手で供給する構成としてもよい。ストックチューブ
18に対して棒材を人手で供給する場合においても、ス
トックチューブ18の側面を開いて棒材を供給すればよ
いので、作業は容易であり、また、工作機械の運転中の
適当な時期に行えばよいので、作業者に対する負担はさ
ほど多くない。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、工
作機械の主軸の背後に、それぞれが異なる直径の棒材を
収容可能な複数のストックチューブと、それぞれが異な
る直径の棒材を保持可能な複数のマガジンチューブを収
容する複数のガイドチューブとを保持したチューブ保持
装置を設け、所望の任意のストックチューブ及びガイド
チューブを主軸軸線上に位置する移載位置に位置決め可
能としているので、加工したい棒材に対応するマガジン
チューブを保持したガイドチューブを主軸の後ろの移載
位置に位置決めし、そのマガジンチューブを主軸内に送
り込み、次いで、所望の棒材を保持したストックチュー
ブを主軸の後ろの移載位置に位置決めし、その棒材を主
軸にセットしているマガジンチューブ内に送り込むこと
ができ、所望の棒材を主軸に供給して加工することがで
きる。更に、主軸に保持している棒材に対して所望の加
工を行っている際に、空のストックチューブの側面を開
いて棒材を供給することにより、連続して棒材を主軸に
送り込むことができ、工作機械の稼働率を高めることが
できる。また、ストックチューブの側面を開いて棒材を
供給する構成としているので、棒材を軸線方向に動かし
て挿入する場合に比べて、必要な床スペースを小さくで
き、設置スペースを削減できる。
作機械の主軸の背後に、それぞれが異なる直径の棒材を
収容可能な複数のストックチューブと、それぞれが異な
る直径の棒材を保持可能な複数のマガジンチューブを収
容する複数のガイドチューブとを保持したチューブ保持
装置を設け、所望の任意のストックチューブ及びガイド
チューブを主軸軸線上に位置する移載位置に位置決め可
能としているので、加工したい棒材に対応するマガジン
チューブを保持したガイドチューブを主軸の後ろの移載
位置に位置決めし、そのマガジンチューブを主軸内に送
り込み、次いで、所望の棒材を保持したストックチュー
ブを主軸の後ろの移載位置に位置決めし、その棒材を主
軸にセットしているマガジンチューブ内に送り込むこと
ができ、所望の棒材を主軸に供給して加工することがで
きる。更に、主軸に保持している棒材に対して所望の加
工を行っている際に、空のストックチューブの側面を開
いて棒材を供給することにより、連続して棒材を主軸に
送り込むことができ、工作機械の稼働率を高めることが
できる。また、ストックチューブの側面を開いて棒材を
供給する構成としているので、棒材を軸線方向に動かし
て挿入する場合に比べて、必要な床スペースを小さくで
き、設置スペースを削減できる。
【0050】更に、それぞれが異なる直径の棒材を複数
個収容可能な複数の棒材棚と、チューブ保持装置に保持
され、所定の棒材供給位置に送られてきたストックチュ
ーブを開くストックチューブ開き装置と、前記棒材棚の
1本の棒材を、前記棒材供給位置にあるストックチュー
ブに送り込む棒材移載装置を設けておけば、ストックチ
ューブへの棒材供給を自動的に行うことが可能となり、
作業者の負担を一層軽減できる。すなわち、この場合に
は、ストックチューブ内の棒材を主軸にセットしたマガ
ジンチューブに送り込んだ後、空となったストックチュ
ーブを棒材供給位置に位置決めし、ストックチューブ開
き装置でストックチューブを開き、棒材移載装置で、そ
のストックチューブに対応した棒材棚から1本の棒材を
取り出し、ストックチューブに送り込むという動作を繰
り返し行うことができ、このため、棒材棚に複数の棒材
を供給しておくことにより、それ以降の動作をすべて自
動化することができる。
個収容可能な複数の棒材棚と、チューブ保持装置に保持
され、所定の棒材供給位置に送られてきたストックチュ
ーブを開くストックチューブ開き装置と、前記棒材棚の
1本の棒材を、前記棒材供給位置にあるストックチュー
ブに送り込む棒材移載装置を設けておけば、ストックチ
ューブへの棒材供給を自動的に行うことが可能となり、
作業者の負担を一層軽減できる。すなわち、この場合に
は、ストックチューブ内の棒材を主軸にセットしたマガ
ジンチューブに送り込んだ後、空となったストックチュ
ーブを棒材供給位置に位置決めし、ストックチューブ開
き装置でストックチューブを開き、棒材移載装置で、そ
のストックチューブに対応した棒材棚から1本の棒材を
取り出し、ストックチューブに送り込むという動作を繰
り返し行うことができ、このため、棒材棚に複数の棒材
を供給しておくことにより、それ以降の動作をすべて自
動化することができる。
【0051】更に、チューブ保持装置を、主軸の軸線に
平行な軸線を中心として回転可能に設けられ、その回転
中心から一定半径の位置にストックチューブ及びガイド
チューブを保持したバードラムで構成すると、そのバー
ドラムの回転によって、ストックチューブやガイドチュ
ーブを移載位置や棒材供給位置に位置決めすることがで
き、駆動装置が簡単となり、また、全体をコンパクト化
することができる。更に、複数の棒材棚をそのバードラ
ムの下方に配置すると、全体の設置スペースを削減でき
る等の効果が得られる。
平行な軸線を中心として回転可能に設けられ、その回転
中心から一定半径の位置にストックチューブ及びガイド
チューブを保持したバードラムで構成すると、そのバー
ドラムの回転によって、ストックチューブやガイドチュ
ーブを移載位置や棒材供給位置に位置決めすることがで
き、駆動装置が簡単となり、また、全体をコンパクト化
することができる。更に、複数の棒材棚をそのバードラ
ムの下方に配置すると、全体の設置スペースを削減でき
る等の効果が得られる。
【図1】工作機械1及びその後方に配置された本発明の
一実施例による異径棒材供給装置10を示す概略側面図
一実施例による異径棒材供給装置10を示す概略側面図
【図2】上記異径棒材供給装置の概略垂直断面図
【図3】上記異径棒材供給装置の概略水平断面図
【図4】上記実施例のバードラムの棒材供給位置及びそ
の近傍を示すもので、ストックチューブ18を閉じた状
態で示す概略断面図
の近傍を示すもので、ストックチューブ18を閉じた状
態で示す概略断面図
【図5】上記実施例のバードラムにおける棒材供給位置
近傍を示すもので、ストックチューブ18を開いた状態
で示す概略断面図
近傍を示すもので、ストックチューブ18を開いた状態
で示す概略断面図
【図6】上記実施例のバードラムを、ガイドチューブが
移載位置Pに位置する状態で、バードラム中心と移載位
置Pとを通る面で切断して示すもので、 (a)はガイドチューブ内にマガジンチューブを収容し
た状態を示す概略断面図 (b)はマガジンチューブを主軸内に送り込んだ状態を
示す概略断面図
移載位置Pに位置する状態で、バードラム中心と移載位
置Pとを通る面で切断して示すもので、 (a)はガイドチューブ内にマガジンチューブを収容し
た状態を示す概略断面図 (b)はマガジンチューブを主軸内に送り込んだ状態を
示す概略断面図
【図7】上記実施例のバードラムを、ストックチューブ
が移載位置Pに位置する状態で、バードラム中心と移載
位置Pとを通る面で切断して示すもので、 (a)はストックチューブ内に棒材を収容した状態を示
す概略断面図 (b)は棒材を主軸にセットされたマガジンチューブ内
に送り込んだ状態を示す概略断面図
が移載位置Pに位置する状態で、バードラム中心と移載
位置Pとを通る面で切断して示すもので、 (a)はストックチューブ内に棒材を収容した状態を示
す概略断面図 (b)は棒材を主軸にセットされたマガジンチューブ内
に送り込んだ状態を示す概略断面図
【図8】マガジンチューブを主軸内にセットした状態を
示す概略断面図
示す概略断面図
【図9】バードラムの移載位置にガイドチューブが位置
しており、その内部のマガジンチューブをマガジンシフ
ターで移動させている状態を示す概略断面図
しており、その内部のマガジンチューブをマガジンシフ
ターで移動させている状態を示す概略断面図
【図10】バードラムの移載位置にストックチューブが
位置しており、その内部の棒材を棒材シフターで移動さ
せている状態を示す概略断面図
位置しており、その内部の棒材を棒材シフターで移動さ
せている状態を示す概略断面図
【図11】前クランプ装置を前方から見た概略断面図
【図12】その前クランプ装置を、図11の矢印X−X
方向に見たもので、 (a)はマガジンチューブの第一チューブが通過中の状
態を示す概略断面図 (b)はマガジンチューブの第二チューブが通過中の状
態を示す概略断面図
方向に見たもので、 (a)はマガジンチューブの第一チューブが通過中の状
態を示す概略断面図 (b)はマガジンチューブの第二チューブが通過中の状
態を示す概略断面図
【図13】バードラムの端部近傍を示す概略断面図
【図14】バードラムに設けられている後クランプ装置
を示すもので、 (a)はマガジンチューブをクランプした状態を示す概
略正面図 (b)はマガジンチューブを開放した状態を示す概略正
面図
を示すもので、 (a)はマガジンチューブをクランプした状態を示す概
略正面図 (b)はマガジンチューブを開放した状態を示す概略正
面図
1 工作機械 2 主軸 3 工具台 5 チャック 10 異径棒材供給装置 11 支持フレーム 12 バードラム 14 棒材棚 18 ストックチューブ 18a 固定側半体 18b 可動側半体 19 ガイドチューブ 22 棒材 26 スリット 32 ストックチューブ開き装置 42 棒材移載装置 51 シュート 54 マガジンチューブ 74 マガジンシフター 85 棒材シフター
Claims (3)
- 【請求項1】 工作機械の中空の主軸の後方に配置さ
れ、該主軸内に異径棒材を供給するための異径棒材供給
装置であって、それぞれが異なる直径の棒材を収容する
よう異なる内径を有し且つ長手方向に延びるスリットを
備え、更に側面を開閉可能な複数のストックチューブ
と、それぞれが一定の内径を有し且つ長手方向に延びる
スリットを備えた複数のガイドチューブと、前記複数の
ストックチューブ及びガイドチューブを前記主軸の軸線
に平行に保持し、前記主軸の軸線に整合した移載位置と
ストックチューブに棒材を供給する棒材供給位置を通る
所定の経路に沿って移動させ得るチューブ保持装置と、
該チューブ保持装置を移動させて、所望のストックチュ
ーブ又はガイドチューブを前記移載位置に位置決めし、
且つ所望のストックチューブを棒材供給位置に位置決め
する駆動装置と、前記複数のガイドチューブにそれぞれ
保持される複数のマガジンチューブであって、それぞれ
が異なる直径の棒材を保持可能ではあるが一定の外径を
有し、前記主軸内にセット可能な複数のマガジンチュー
ブと、前記移載位置にあるガイドチューブと主軸との間
でマガジンチューブを移載するマガジンシフターと、前
記移載位置にあるストックチューブ内の棒材を主軸内に
セットしているマガジンチューブ内に送り込む棒材シフ
ターとを有することを特徴とする工作機械への異径棒材
供給装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の工作機械への異径棒材供
給装置において、更に、それぞれが異なる直径の棒材を
複数個収容可能な複数の棒材棚と、前記棒材供給位置に
送られてきたストックチューブを開くストックチューブ
開き装置と、前記棒材棚の1本の棒材を、前記棒材供給
位置にあるストックチューブに送り込む棒材移載装置を
有することを特徴とする工作機械への異径棒材供給装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載の工作機械への異径棒材供
給装置において、前記チューブ保持装置が、前記主軸の
軸線に平行な軸線を中心として回転可能に設けられ、そ
の回転中心から一定半径の位置に前記ストックチューブ
及びガイドチューブを保持したバードラムであり、前記
複数の棒材棚がそのバードラムの下方に配置されている
ことを特徴とする工作機械への異径棒材供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35638292A JPH06182602A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 工作機械への異径棒材供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35638292A JPH06182602A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 工作機械への異径棒材供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06182602A true JPH06182602A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18448737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35638292A Pending JPH06182602A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 工作機械への異径棒材供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06182602A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009534207A (ja) * | 2006-04-27 | 2009-09-24 | エルエヌエス ソシエテ アノニム | 棒材を連続してマシニングセンタに装填するための装置 |
ES2545302A1 (es) * | 2014-03-05 | 2015-09-09 | Ikertek, S.L. | Procedimiento de alimentación autocentrante de piezas cilíndricas multidiámetro y cargador y alimentador autocentrante de piezas cilíndricas multidiámetro para llevar a cabo dicho procedimiento |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP35638292A patent/JPH06182602A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009534207A (ja) * | 2006-04-27 | 2009-09-24 | エルエヌエス ソシエテ アノニム | 棒材を連続してマシニングセンタに装填するための装置 |
ES2545302A1 (es) * | 2014-03-05 | 2015-09-09 | Ikertek, S.L. | Procedimiento de alimentación autocentrante de piezas cilíndricas multidiámetro y cargador y alimentador autocentrante de piezas cilíndricas multidiámetro para llevar a cabo dicho procedimiento |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5744778A (en) | Tube handling method and apparatus for cutting machine | |
CN101704113B (zh) | 一种自动加工轴承用圆柱滚子的数控车床 | |
US4827815A (en) | Hollow-spindle method of machining a short-length workpiece | |
JPH10512815A (ja) | 水平スピンドルを有する工作機械 | |
EP1016499B1 (en) | A workpiece machining process and a numerically controlled lathe | |
EP0318419B1 (en) | Threading machine chuck | |
US3757927A (en) | Bar stock storage dispensing and feeding apparatus and method | |
JP3408899B2 (ja) | 中空管の自動切断装置における工作物の給排装置 | |
JP2009028869A (ja) | Nc旋盤 | |
JPH071204A (ja) | 立旋盤 | |
JPS625741B2 (ja) | ||
JPH06182602A (ja) | 工作機械への異径棒材供給装置 | |
JP2663346B2 (ja) | 旋 盤 | |
US3372449A (en) | Automatic feed for multiple spindle bar machines | |
JPH0557506A (ja) | バー材加工用マシニングセンタ | |
JP3628785B2 (ja) | 旋盤のローディング・アンローディング装置 | |
JP2832714B2 (ja) | 複合加工工作機械 | |
JP2002321104A (ja) | 棒材供給方法および棒材供給機 | |
JPH09201702A (ja) | 棒材切断機能付数値制御工作機械 | |
US3680413A (en) | Lathe | |
EP1203634B1 (en) | Transfer type machine tool | |
US3326393A (en) | Apparatus for introducing and removing packets of piston rings from machine tools | |
JPH07276175A (ja) | 工作物供給装置 | |
JPH0542402A (ja) | バー材加工旋盤 | |
JP3019948B2 (ja) | 治具交換装置 |