JPH0281751A - 自動車用の窓ガラス洗浄装置、とくに散布式窓ガラス洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用の窓ガラス洗浄装置、とくに散布式
窓ガラス洗浄装置に関するものであり、さらに詳しくは
洗浄液を供給するための圧力発生装置と、ノズルを後に
ずれた静止位置からバネの力に抗して作動位置に動かす
ことができ、圧力を受けた洗浄液が噴出されるノズル保
持部と、ノズル保持部が開放位置にあるときにはじめて
開く弁を有する、自動車の窓ガラス洗浄装置に関するも
のである。

従来技術の問題点 このような窓ガラス洗浄装置は、ＤＥ−ＰＳ　２４１８
１４０に開示されている。この窓ガラス洗浄装置では減
圧弁として形成された弁がケース内のノズルと一体きな
っている。このため、多くの場合、ヘッドライトの下、
自動車のバンパー上に取り付けられたノズル本体は、き
わめて大きい。このような設計形態は、ノズルが静止位
置から作動位置に戻らねばならない行程がきわめて大き
い場合に、用いると有利である。その理由は、弁とノズ
ルの間の水柱の大きさを作動行程とは無関係に常にきわ
めて小さく維持されるからである。噴射したあと、弁と
ノズルの間に残っている水が、カーブ走行時に遠心力に
よって流出し、新しく噴射するときにはこの空間をもう
一度満たさなくてはならない。

さらに、最初に述べたような窓ガラス洗浄装置で減圧弁
を用いる場合には、圧力発生装置が最大圧力を発生する
前に、ノズル保持部が、完全に外へ出なければならない
という欠点がある。特定の散布形態を達成するため、最
大圧力には、特定のノズル開口部について上限と下限が
ある。最低圧力の場合には、減圧弁は確実に開いて、ノ
ズル保持部が確実に作動する圧力はさらに低くなければ
ならない。このため、ノズル保持部と、減圧弁の作動部
の有効圧力面積を互いに一定の比率で調節しなくてはな
らない。ＤＥ−ＰＳ　３５］８６８５には、前照灯（ヘ
ッドライト）洗浄装置が開示されており、この場合には
、減圧弁は突出可能なノズルの頭部にではなく、ノズル
保持部の下端に取り付けられている。これによって、ノ
ズル本体はずっと平らになるが、ノズル保持部と減圧弁
の密閉部の間の圧力／動力比を互いに調節して、弁が開
く前にノズルがまずその作動位置へ来るようにしなくて
はならない。

ＦＲ−Ｏ３２５２３９０９の実施例には、ノズル保持部
はピストンとして形成されており、バネの力に抗して、
圧力発生装置によって駆動される。この場合には、その
中央部分にリング状の溝があり、これはノズルに通じる
中央孔に接続している。シリンダ一部には１本のバイパ
ス管があり、ピストンが特定の位置に来たときに、ピス
トンの前のシリンダー内部がピストンのリング溝と接続
されるように立ってになっている。このような設計形態
は、シリンダー、バイパス管およびピストンに２重のリ
ング密封を施さなくてはならないため、構造的にきわめ
て煩わしい。

本発明の課題は、弁が流れ方向から見て、ノズル保持部
の前に取り付けられているような、請求項！記載の定義
による窓ガラス洗浄装置を改良して、ノズルを収納する
ケースをごく小さくすることができ、また、ノズルが作
動位置に来たときにいつも確実に開くような弁を用いる
ことにある。

さらに、弁の設計はノズル保持部を囲むケースの外側に
は追加配管を必要としないようにすべきである。

問題点を解決する手段 このような課題は、本発明によれば、ノズル保持部のノ
ズルに通じる開口部が、ノズル保持部に可動式に取り付
けられ、ノズル保持部が動くといっしょに動く蓋によっ
て閉じられ、この蓋は、ノズル作動位置に達する直前に
その外縁部で、固定ストップに当たって止まるようにす
ることによって解決される。

本発明の一つの有利な形態では、蓋は、予め応力を与え
られた圧力バネによって、ノズル保持部に対して押し付
けられる。これによって、蓋の外縁部に、多数の、でき
るだけ大きい開口部を設けて、蓋が流れに対する抵抗を
ほとんど形成しないようにすることができる。またノズ
ル保持部または蓋に永久磁石を取り付け、各構造部分を
全体的または部分的に磁化材料とすることによっても、
同じような解決策が得られる。

もう一つの、もっと簡単な解決法では、蓋がそれにむけ
られた洗浄液の流れによって、ノズル保持部に押し付け
られる。

さらに、蓋が、ノズル保持部と弁を収納しているケース
内を動くように、蓋の外縁部を形成し、蓋の外径を変え
るとよい。この場合には、蓋の中心から外れた位置の、
ノズルに通じるノズル保持部の流出孔の外側に貫流孔を
設ける。

さらに、本発明のとくに有利なもう一つの形態ではノズ
ル保持部が、ケースの二つの部分の間に張られたロール
膜によって形成され、その一つには蓋に対して向けられ
た密封リップが設けられ、中央部にはノズルを受ける管
がある。これはとくに簡潔な、また機能的に確実な構造
である。これによって、ロール膜は、側方へ膨張するこ
となく確実に動き、ノズルを収納する管が内殻部として
、またケースが外殻部として形成され、ロール膜はケー
ス上に、また内殻部に沿って動く。

実　　施　　　例 本発明の一つの好ましい実施例を図に示すが、第１図は
、ノズルが静止位置にあ′るときを示し、第２図はノズ
ルが作動位置にあるときを示している。

ノズルと弁装置を収納するケース１．２は、車体壁３の
下に取り付けられている。静止位置では、ノズル４はケ
ース１．２内にある。作動位置では、ノズル４は後にず
れた静止位置から外へ出て、車体壁を越えて突き出る。

ノズル４はノズル保持部内に配置され、保持器はリング
状の内殻５とロール膜６により構成され、この２つは管
状の連合部７によって互いに連結されている。ロール膜
６は、その外側部分２０がケース２つの部分１と２の間
に張られている。ケースの下部ｌとロール膜６によって
形成される内部空間８は、圧力空間となり、これはノズ
ル４に対して、１個の弁によって密封されている。この
弁は蓋９によって構成され、蓋は弁が閉じているときに
は膜６に接し、ノズル４への流入口１０を密封している
。このため、ロール膜には、その蓋の方に向いた面に円
形リング状の密封リップ１１があり、これが押付圧力が
低いときにも膜６と蓋９の間を確実に密封している。

ロール膜６は、圧力発生装置のスイッチが切られている
ときは、ケースの上部２に支えられている圧カバ不１２
によって蓋９に対して押し付けられ、蓋は、バネ１３の
力に抗してケース下部ｌの底部１４に押し付けられてい
る。この位置では、ノズルへの通路１０は、ケース１．
２の流入部１５に対して気密密封されている。

圧力発生装置が作動すると、洗浄液は、接続部１５およ
び蓋９の開口部１９を通って、内部空間８へと流れ、こ
こで大きい圧力を形成し、ロール膜６をノズル４の方向
へと押す。そこで、ノズル保持部５．６．７がその静止
位置から出て、ノズル４は車体壁３から突き出る。ノズ
ル保持部５゜６．７が上の位置にあるときは、蓋９は同
じように動いて、蓋の外側部分が固定ストップ１７に当
たるまでは、密封リップ１１に接している。この位置で
蓋９は停止し、ノズル保持部５．６．７は、まだわずか
に上方へと動く。こうして、ノズル４へ通じる流入管１
０が開き、洗浄液は内部空間８からノズル４へと流れる
ことができる。

圧力発生装置が切られると、ロール膜６は、圧力バネ１
２により、下に向かって蓋９に対して押付られる、ここ
で蓋９は、バネ１３の力に抗して再びケース下部ｌの底
部１４に対して押付られ、弁が閉じる。

ロール膜６は、圧力を受けて動く洗浄液により衝撃を受
けると、外へも内へもふくらまずに、ケース上部２と内
殻部１８の間を動き、ロール膜はロール行程中は、ケー
ス上部２と内殻部１８の両方に接する。内殻部１８はま
た同時に、ロール膜６とケース上部２の間でスペーサー
（間隔保持片）の働きをする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例による洗浄装置の断面図で
あって、ノズルが制止位置にある状態を示しており、 第２図は、ノズルが作動位置にある状態における第１図
の洗浄装置の断面図である。 符号の説明 ｌ、２：ケース、３：車体壁、４：ノズル、５：リング
状の内殻、６：ロール膜、７：結合部、８：内部空間、
９：蓋、ＩＯ二原流入口ｌｌ：密封リップ、１２：圧カ
バ不、１３：バネ、１４：底部、１５：流入部、１６：
蓋の外側部分、１７：固定ストップ、１８：内殻部、１
９：開口部、２０：ロール膜の外側部分、 出願人　ヘラ・コムマンディト・ゲゼルシャフト・ヒュ
ック・ラント・コムパ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］洗浄液を供給するための圧力発生装置と、圧力を
   受けた洗浄液により衝撃を受けて、ノズルを後方にずれ
   た静止位置から、バネの力に抗して作動位置に動かすこ
   とのできるノズル保持部と、ノズル保持部が外方へ動い
   たときにはじめて開く弁を有し、ノズル保持部（５、６
   、７）内にあるノズル（４）へと通じる開口部（１０）
   が、ノズル保持部（６、７）にゆるく接触し、ノズル保
   持部（６、７）が、外方へ動くのといっしょに動く蓋（
   ９）によって閉じられ、ノズル（４）が作動位置に達す
   る直前に、蓋がその外縁部で固定ストップ（１７）に当
   たることを特徴とする、自動車用の窓ガラス洗浄装置、
   とくに散布式窓ガラス洗浄装置。 ［２］蓋（９）が、予め応力を与えられた応力バネ（１
   ３）によってノズル保持部（５、６、７）に対して押し
   付けられていることを特徴とする、請求項１記載の窓ガ
   ラス洗浄装置。 ［３］蓋（９）が、それに向けられた洗浄液の流れによ
   ってノズル保持部（５、６、７）に押し付けられている
   ことを特徴とする請求項１記載の窓ガラス洗浄装置。 ［４］蓋（９）がその外縁部（１６）とともに、ケース
   下部（１）内を動くことを特徴とする請求項１又は２記
   載の窓ガラス洗浄装置。 ［５］蓋（９）に、中心から外れた位置に、ノズル（４
   ）へと通じるノズル保持部（５、６、７）に、流出孔（
   １０）のある貫流孔（１９）が設けられていることを特
   徴とする、請求項４記載の窓ガラス洗浄装置。 ［６］ノズル保持部が、ロール膜（６）と、その中心部
   に配置された管状の内殻部（５）により形成されること
   を特徴とする請求項１〜５の内の何れか１項記載の窓ガ
   ラス洗浄装置。 ［７］ロール膜（６）がケースの両部分（１、２）の間
   に張られていることを特徴とする、請求項６記載の窓ガ
   ラス洗浄装置。 ［８］ロール膜（６）に、蓋（９）の方に向いた密封リ
   ップ（１１）が設けられていることを特徴とする、請求
   項６記載の窓ガラス洗浄装置。 ［９］ロール膜（６）が、ケース上部（２）と内殻部（
   １８）に接して動くことを特徴とする、請求項１〜８の
   うちの何れか１項記載の窓ガラス洗浄装置。 ［１０］ノズル（４）をその静止位置に戻すバネ（１２
   ）が、その一端で内殻部（１８）の底に接し、その他端
   でケース上部を支えることを特徴とする、請求項９記載
   の窓ガラス洗浄装置。