JP4565834B2 - 灯油組成物 - Google Patents

灯油組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4565834B2
JP4565834B2 JP2003423366A JP2003423366A JP4565834B2 JP 4565834 B2 JP4565834 B2 JP 4565834B2 JP 2003423366 A JP2003423366 A JP 2003423366A JP 2003423366 A JP2003423366 A JP 2003423366A JP 4565834 B2 JP4565834 B2 JP 4565834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paraffin
kerosene
iso
carbon atoms
kerosene composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003423366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005179532A (ja
Inventor
昌彦 渋谷
強 吉田
泰幸 小松
野枝 竹平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2003423366A priority Critical patent/JP4565834B2/ja
Application filed by Showa Shell Sekiyu KK filed Critical Showa Shell Sekiyu KK
Priority to DK04804887T priority patent/DK1704213T3/da
Priority to EP04804887A priority patent/EP1704213B1/en
Priority to CNB200480040672XA priority patent/CN100549144C/zh
Priority to CA002549922A priority patent/CA2549922A1/en
Priority to KR1020067012096A priority patent/KR20060121208A/ko
Priority to DE602004010305T priority patent/DE602004010305T2/de
Priority to PCT/EP2004/053541 priority patent/WO2005059062A1/en
Priority to US11/015,549 priority patent/US7556727B2/en
Publication of JP2005179532A publication Critical patent/JP2005179532A/ja
Priority to NO20063332A priority patent/NO339824B1/no
Application granted granted Critical
Publication of JP4565834B2 publication Critical patent/JP4565834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/04Liquid carbonaceous fuels essentially based on blends of hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L2230/00Function and purpose of a components of a fuel or the composition as a whole
    • C10L2230/08Inhibitors
    • C10L2230/088Inhibitors for inhibiting or avoiding odor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L2290/00Fuel preparation or upgrading, processes or apparatus therefore, comprising specific process steps or apparatus units
    • C10L2290/24Mixing, stirring of fuel components
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L2290/00Fuel preparation or upgrading, processes or apparatus therefore, comprising specific process steps or apparatus units
    • C10L2290/42Fischer-Tropsch steps

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Dowels (AREA)

Description

本発明は、暖房用燃料として取り扱い時、点火時および消火時に不快臭がなく、燃焼の排ガスがクリーンで、貯蔵安定性が高いなどの優れた性能を備え、さらに消火時間が短く、暖房性能に優れた灯油組成物に関する。
灯油は暖房用、厨房用として広く用いられている。従来の灯油は、暖房用として使用する場合、給油等で灯油を取り扱う際に油臭く、使用者に不快感を与えていた。また、ポータブルストーブ、ファンヒーター等の開放型ストーブに使用する際あるいは厨房用として石油コンロ等に使用する際の点火時や消火時に不完全燃焼し、その際発生する未燃焼の炭化水素により不快な臭気がするといった欠点を有していた。
一方、使用者が要望する石油ストーブに対する安全性や快適性(NOx、炭化水素化合物、CO、SOなどの発生が少なく、かつ不快臭を伴わない)なども年々レベルが高まっている。また、近年、夏越し灯油が出回り、それを使用することにより石油ストーブが故障するという問題も発生しており、灯油の貯蔵安定性の改善についても要望されている。このような状況から、石油ストーブに使用される灯油は、使用者の要望に十分応え得るものでなければならない。
灯油一般に認められる取り扱い時の不快感、点火時、消火時の不快臭の欠点を解決する方法としては、灯油気化触媒を用いる方法(特許文献1)、灯油に消臭剤を添加する方法(特許文献2)、n−パラフィンおよびiso−パラフィン類よりなる灯油(特許文献3)などが提案されている。
しかしながら、灯油気化触媒を用いる方法では、触媒が経時的に劣化するため、長期間クリーンな燃焼を持続させることが困難であった。また、灯油に消臭剤を添加する方法は、匂いに対する個人の好みの問題があるため、あまり効果的ではなかった。また、n−パラフィンおよびiso−パラフィン類よりなる灯油は、取り扱い時、点火時、消火時に不快な臭気がなく、排ガスもクリーンであるが、製造コストが大幅に上昇し、価格の高い灯油になってしまうという問題があった。また、炭素数9、10を主成分とするn−パラフィンおよびiso−パラフィン類よりなる灯油は、従来の灯油より密度が低くなり、容積当たりの燃料消費量が大きくなるため、石油ストーブの表示燃料消費量に対するJIS規格を満足しない惧れがあった。さらに、引火点が低くなり、消火時間等の安全性にも問題があった。
特公昭59−16814号公報 特公昭54−32003号公報 特開昭63−150380号公報
本発明の目的は、消火時間、発熱量〔以下、発熱量もしくは暖房性能とは特にことわり書きがない限り、時間当たりの発熱量(J/h)を意味する〕が一般灯油と同等であり、従来の方法では得られなかった、灯油自体の臭気が著しく少なく、取り扱い時に不快な油臭がなく、点火時または消火時の臭気がなく、燃焼性もよく、燃焼時の排ガスもクリーンであり、さらに貯蔵安定性の優れ、消火時間が短く、暖房性能にも優れた灯油組成物を提供する点にある。
本発明者らは、前記従来技術の問題点を解決するために鋭意研究を行った結果、従来の原油蒸留により得られる灯油に代えて、n−パラフィンおよびiso−パラフィンを主成分とし、特定の蒸留性状もしくは特定の組成を有する灯油ならば前記目的を達成できることを見出し本発明を完成するに至った。
本発明の第1は、n−パラフィンおよびiso−パラフィンよりなる成分が全体の99重量%以上を占める灯油組成物であって、かつ下記式
(A)6.0℃≦FBP(終点)−95%蒸留点≦11.0℃
(B)240℃≦FBP≦270℃、好ましくは250℃≦FBP≦270℃
(C)160℃≦IBP(初留点)≦165℃
で示される物性を有することを特徴とする灯油組成物に関する。
本発明の第2は、炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンよりなるパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンで構成される請求項1記載の灯油組成物に関する。
本発明の第3は、n−パラフィンおよびiso−パラフィンよりなる成分が全体の99重量%以上を占め、炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンよりなるパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンで構成される灯油組成物であって、かつ下記式
(A)6.0℃≦FBP(終点)−95%蒸留点≦11.0℃
(B)240℃≦FBP≦270℃
(C)150℃≦IBP(初留点)≦165℃
で示される物性を有することを特徴とする灯油組成物に関する。
本発明の第は、炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンよりなるパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンの混合比が重量割合で80:20〜40:60である請求項2または3記載の灯油組成物に関する。
本発明の第は、JIS S3031による消火時間が125秒以内、流動点が−50℃以下である請求項1〜4のいずれかに記載の灯油組成物に関する。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明灯油組成物は、天然ガス、石炭等から部分酸化、スチームリフォーミング等で合成ガスを得て、フィッシャートロプシュ反応により長鎖のアルキル炭化水素重合油にし、その後、水素化分解、蒸留を行い、所望の物性を調製して得られる。また、製造コストが見合えば石油精製で得られる各留分から分離、合成等を行うことによっても得られる。
灯油組成物は多種の化合物の混合物であり、個々の化合物の性状や単に蒸留曲線から、一般性状を予測することは非常に難しいが、本発明者らは鋭意検討の結果、優れた消火時間および発熱量を有するn−パラフィンおよびiso−パラフィンを主成分とする灯油組成物の物性を前記(A)〜(C)の条件を満たすことにより目的を達成できることを見出したものである。
本発明の灯油組成物は、従来の方法では得られなかった、灯油自体の臭気が著しく少なく、取り扱い時に不快な油臭がなく、点火時または消火時の臭気がなく、燃焼性もよく、燃焼時の排ガスもクリーンであり、さらに貯蔵安定性のすぐれた灯油組成物であり、消火時間が短く、暖房性能にも優れたものである。
本発明において、n−パラフィン含有量およびiso−パラフィンよりなる成分が全体の99重量%未満であると、芳香族成分、オレフィン成分、含酸素成分等が混入し、また、場合によっては窒素成分や硫黄成分などが混入し、灯油取り扱い時または点火時、消火時に臭気が感じられるようになったり、貯蔵安定性が一般灯油と同程度になる。
灯油組成物が、すぐれた暖房性能を発揮し、かつ消火時間を短くするためには、前記(A)〜(C)の要件は不可欠である。この(A)〜(C)の規定を満たした「重い留分とくに炭素数13〜16のiso−パラフィン」を含有することにより低沸点留分の蒸発を抑え、消火時間の短縮という効果を奏するのである。一方、「重い留分」が多すぎる場合には表面張力が必要以上に大きくなり、燃料がストーブの芯に吸い上げられにくくなり、暖房性能の低下を招く。さらに、n−パラフィンとiso−パラフィンが灯油組成物全体に対して99重量%以上を占めることにより、芳香族成分などによる不快臭がなくなり、排ガスもきれいで、かつ貯蔵安定性もよいという結果をもたらす。
また、FBP(終点)が250℃以上のものを用いれば、さらに消火時間が短くなる。
本発明において、パラフィンの炭素数が7以下であると引火点が低すぎてJIS K2203に規定されている灯油の引火点40℃以上の規定を外れる可能性があり、またn−パラフィンの炭素数が12を超えると低温流動性が悪化し好ましくない。さらにiso−パラフィンの炭素数が16を超えるとJIS K2203に規定されている95%蒸留点270℃以下を外れる可能性があり好ましくない。さらに炭素数8〜12のパラフィン混合物の割合が多すぎると消火時間が長くなり、かつ芯式ストーブにおいて燃料が過剰に供給され発熱量が増大しすぎ安全上好ましくない。また炭素数13〜16のiso−パラフィンが多すぎると逆に、芯式ストーブにおいて燃料が十分に供給されずに発熱量が低下し十分な暖房性能が得られない。
なお、本発明の炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンは任意の混合比で構成することができる。この範囲の炭素数のものであれば、ノルマルもisoも本発明においては、ほぼ均等物とみることができるからである。このパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンの重量比は、80:20〜40:60、好ましくは70:30〜50:50である。
13〜16のiso−パラフィンの含有量が多くなると、暖房性能(発熱量)が下がり好ましくなく、特にC13〜16のiso−パラフィンの含有量が70%を超えると暖房性能(発熱量)が悪化するので特に好ましくない。またC8〜12のパラフィンの含有量が多くなると、消火時間が長くなり好ましくなく、特にn−パラフィンの含有量が80%を超えると、JIS規格には適応するが市販灯油より若干消火時間が長くなり好ましくない。さらに芯式ストーブにおいて燃料が過剰に供給され発熱量が増大し安全上好ましくない。
本発明で用いるn−パラフィンとしては、n−ノナン、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカンなどを挙げることができ、iso−パラフィンとしては、n−メチルウンデカン、2,2−ジメチルウンデカン、2−メチルドデカン、2,2−ジメチルドデカン、2−メチルトリデカン、2,2−ジメチルトリデカン、2−メチルテトラデカンなどを挙げることができる。
本発明の灯油組成物は下記(1)〜(4)の性状を有しており、煙点が高く燃焼性において優れている。煙点が高くなり燃焼性が向上すると、点火から完全燃焼に至るまでの時間が短くなり、定常燃焼時では完全燃焼が促進される。そのため、点火時の不快な臭気やすすが無くなり、点火時および定常燃焼時の排ガスもクリーンとなる。
(1)引火点:40℃以上
(2)硫黄分:10ppb以下
(3)煙点:30mm以上(35mm以上、更には40mmのものも得られる)
(4)密度15℃:0.77g/cm以下
JIS S3031による消火時間が125秒以内であれば、市販灯油よりも消火時間が短くなり、極めて安全性が高い灯油組成物となる。また流動点を−50℃以下に調整すると、冬期の寒冷地においても取扱いやすい。
本発明によれば、灯油自体の臭気が著しく少なく、取り扱い時に不快な油臭がなく、点火時または消火時の臭気がなく、燃焼性もよく、燃焼時の排ガスもクリーンで貯蔵安定性もよく、更に消火時間が短く、暖房性能に優れた灯油組成物を提供できる。
以下、実施例及び比較例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例1〜2、比較例1〜3、参考例1
天然ガスを部分酸化し、フィッシャー−トロプシュ合成により重質パラフィンを合成し、得られた重質パラフィン油を水素化分解・蒸留によりナフサ、灯油、軽油留分を得るSMDS(Shell Middle Distillate Synthesis)プロセスにより製造し、表1に示す組成のn−パラフィン/iso−パラフィン混合油を得た。
上記のようにしてSMDSプロセスより製造された実施例1〜2および比較例1〜3の灯油組成物、一般に販売されているJIS1号灯油(参考例1)の性状を表1に示す。
Figure 0004565834
表1から分るように、本発明の灯油組成物の性状は、煙点が30mm以上と高く、消火時間が短く、暖房性能(発熱量)に優れている。
実施例、比較例および参考例の灯油を用い、以下に示す試験を行った。
ストーブ燃焼試験
芯式対流型ストーブ(製造元コロナ、型式SL−221)を用いて消火時間(JIS S3031)、発熱量(航空燃料油A法JIS K2279)、燃料消費量を測定した。
燃焼性能評価方法
(1)消火時間(通常消火)
消火時間の計測はJIS S3031にしたがって実施した。評価対象燃料で芯を上限の位置にし、1時間燃焼させた後、芯を下げた時間から炎が目視で完全に消えるまでの時間を消火時間とした。1燃料につき消火時間の評価は2回とした。なお、炎の確認のため暗室で試験を実施した。
評価は以下の手順で実施した。
(a)評価対象燃料を空のストーブ付属のタンクに入れるとともに、ストーブ側に残っていた燃料もスポイトで抜き取る。
(b)評価対象燃料をタンクに給油しストーブにセットする。
(c)1時間、芯を最も上の位置になるようにし、燃焼させた。
(d)1時間の燃焼の後、芯を一気に下げ消火する。
(e)芯を下げ終わった時から、目視で炎が完全に消えるまでの時間をストップウオッチで計測し、記録する。
(f)再びストーブに着火し、15分燃焼させた後、2回目の消火時間を計測した。
結果を表2に示す。
Figure 0004565834
(2)燃料消費量試験
以下の要領で実施した。
(イ)ストーブに残っている燃料を抜き取った後、評価燃料を給油し、安定して燃焼することの確認、および燃料の入れ替えのため一定時間燃焼させた後、消火した。
(ロ)消火後、ストーブ本体を秤量した。
(ハ)それぞれのストーブにおける最大燃焼で7時間評価燃料を燃焼させた後、消火した。
(ニ)消火後、ストーブ本体を秤量し記録し、試験前重量と試験後重量の差から燃料消費量を求めた。
結果を表3に示す。
(3)発熱量試験(航空燃料油A法 JIS K2279)
結果を表3に示す。
Figure 0004565834

Claims (5)

  1. n−パラフィンおよびiso−パラフィンよりなる成分が全体の99重量%以上を占める灯油組成物であって、かつ下記式
    (A)6.0℃≦FBP(終点)−95%蒸留点≦11.0℃
    (B)240℃≦FBP≦270℃
    (C)160℃≦IBP(初留点)≦165℃
    で示される物性を有することを特徴とする灯油組成物。
  2. 炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンよりなるパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンで構成される請求項1記載の灯油組成物。
  3. n−パラフィンおよびiso−パラフィンよりなる成分が全体の99重量%以上を占め、炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンよりなるパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンで構成される灯油組成物であって、かつ下記式
    (A)6.0℃≦FBP(終点)−95%蒸留点≦11.0℃
    (B)240℃≦FBP≦270℃
    (C)150℃≦IBP(初留点)≦165℃
    で示される物性を有することを特徴とする灯油組成物。
  4. 炭素数8〜12のn−パラフィンと炭素数8〜12のiso−パラフィンよりなるパラフィン混合物と炭素数13〜16のiso−パラフィンの混合比が重量割合で80:20〜40:60である請求項2または3に記載の灯油組成物。
  5. JIS S3031による消火時間が125秒以内、流動点が−50℃以下である請求項1〜のいずれかに記載の灯油組成物。
JP2003423366A 2003-12-19 2003-12-19 灯油組成物 Expired - Fee Related JP4565834B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423366A JP4565834B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 灯油組成物
PCT/EP2004/053541 WO2005059062A1 (en) 2003-12-19 2004-12-16 Kerosene composition
CNB200480040672XA CN100549144C (zh) 2003-12-19 2004-12-16 煤油组合物
CA002549922A CA2549922A1 (en) 2003-12-19 2004-12-16 Kerosene composition
KR1020067012096A KR20060121208A (ko) 2003-12-19 2004-12-16 케로신 조성물
DE602004010305T DE602004010305T2 (de) 2003-12-19 2004-12-16 Kerosinzusammensetzung
DK04804887T DK1704213T3 (da) 2003-12-19 2004-12-16 Petroleumpræparat
EP04804887A EP1704213B1 (en) 2003-12-19 2004-12-16 Kerosene composition
US11/015,549 US7556727B2 (en) 2003-12-19 2004-12-17 Kerosene composition
NO20063332A NO339824B1 (no) 2003-12-19 2006-07-18 Kerosenblanding

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423366A JP4565834B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 灯油組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005179532A JP2005179532A (ja) 2005-07-07
JP4565834B2 true JP4565834B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=34697343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423366A Expired - Fee Related JP4565834B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 灯油組成物

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7556727B2 (ja)
EP (1) EP1704213B1 (ja)
JP (1) JP4565834B2 (ja)
KR (1) KR20060121208A (ja)
CN (1) CN100549144C (ja)
CA (1) CA2549922A1 (ja)
DE (1) DE602004010305T2 (ja)
DK (1) DK1704213T3 (ja)
NO (1) NO339824B1 (ja)
WO (1) WO2005059062A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4565834B2 (ja) 2003-12-19 2010-10-20 昭和シェル石油株式会社 灯油組成物
JP4903994B2 (ja) * 2004-11-26 2012-03-28 昭和シェル石油株式会社 灯油組成物
US7892418B2 (en) * 2005-04-11 2011-02-22 Oil Tech SARL Process for producing low sulfur and high cetane number petroleum fuel
JP4843343B2 (ja) * 2006-03-17 2011-12-21 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 燃焼器具用燃料組成物
JP2007270058A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nippon Oil Corp 灯油基材の製造方法
JP5191222B2 (ja) * 2007-11-30 2013-05-08 昭和シェル石油株式会社 灯油組成物
EP2254977A1 (en) * 2008-03-17 2010-12-01 Shell Canada Limited Kerosene base fuel
US7955495B2 (en) * 2008-07-31 2011-06-07 Chevron U.S.A. Inc. Composition of middle distillate
JP5393372B2 (ja) * 2008-09-25 2014-01-22 昭和シェル石油株式会社 パラフィン主体の燃料電池システム用炭化水素燃料油
JP5730103B2 (ja) * 2011-03-31 2015-06-03 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 灯油基材の製造方法及び灯油基材
CN103361130B (zh) * 2012-03-29 2015-02-04 中国石油化工股份有限公司 一种用于重油活塞发动机的煤油燃料组合物
US20160222307A1 (en) * 2013-09-30 2016-08-04 Shell Oil Company Fischer-tropsch derived gas oil
CN105579562A (zh) * 2013-09-30 2016-05-11 国际壳牌研究有限公司 费托衍生的气油馏分
WO2015044291A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Fischer-tropsch derived gas oil
CN105593351A (zh) * 2013-09-30 2016-05-18 国际壳牌研究有限公司 费托衍生的气油
BR112016006768A2 (pt) * 2013-09-30 2017-08-01 Shell Int Research fração de gasóleo derivado de fischer-tropsch, formulação de fluido funcional, e, uso de uma fração de gasóleo derivado de fischer-tropsch
WO2015044284A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Fischer-tropsch derived gas oil fraction
CN112482064A (zh) * 2021-01-13 2021-03-12 上海宸变办公用品有限公司 一种一次性筷子回收造纸初步制浆设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150380A (ja) * 1986-12-13 1988-06-23 Idemitsu Kosan Co Ltd 改良灯油
JP2000212579A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Idemitsu Kosan Co Ltd 灯油の製造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3640691A (en) * 1968-09-17 1972-02-08 Exxon Research Engineering Co Enhancing low-temperature flow properties of fuel oil
US3620961A (en) * 1969-02-05 1971-11-16 Mobil Oil Corp Method of producing a jet fuel
US3985638A (en) * 1974-01-30 1976-10-12 Sun Oil Company Of Pennsylvania High quality blended jet fuel composition
US3955940A (en) * 1975-01-06 1976-05-11 Exxon Research And Engineering Company Middle distillate petroleum oils containing cold flow improving additives
FR2362208A1 (fr) * 1976-08-17 1978-03-17 Inst Francais Du Petrole Procede de valorisation d'effluents obtenus dans des syntheses de type fischer-tropsch
JPH0826331B2 (ja) * 1989-12-12 1996-03-13 日本石油株式会社 灯 油
US5689031A (en) * 1995-10-17 1997-11-18 Exxon Research & Engineering Company Synthetic diesel fuel and process for its production
US5833839A (en) * 1995-12-08 1998-11-10 Exxon Research And Engineering Company High purity paraffinic solvent compositions, and process for their manufacture
US5807413A (en) * 1996-08-02 1998-09-15 Exxon Research And Engineering Company Synthetic diesel fuel with reduced particulate matter emissions
US5766274A (en) * 1997-02-07 1998-06-16 Exxon Research And Engineering Company Synthetic jet fuel and process for its production
US6541524B2 (en) * 2000-11-08 2003-04-01 Chevron U.S.A. Inc. Method for transporting Fischer-Tropsch products
JP4150579B2 (ja) * 2002-12-03 2008-09-17 昭和シェル石油株式会社 灯油組成物
JP4565834B2 (ja) 2003-12-19 2010-10-20 昭和シェル石油株式会社 灯油組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63150380A (ja) * 1986-12-13 1988-06-23 Idemitsu Kosan Co Ltd 改良灯油
JP2000212579A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Idemitsu Kosan Co Ltd 灯油の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
NO339824B1 (no) 2017-02-06
KR20060121208A (ko) 2006-11-28
DE602004010305D1 (de) 2008-01-03
NO20063332L (no) 2006-07-18
US20050145539A1 (en) 2005-07-07
DK1704213T3 (da) 2008-01-28
DE602004010305T2 (de) 2008-09-25
US7556727B2 (en) 2009-07-07
CN1906275A (zh) 2007-01-31
CA2549922A1 (en) 2005-06-30
CN100549144C (zh) 2009-10-14
JP2005179532A (ja) 2005-07-07
EP1704213A1 (en) 2006-09-27
WO2005059062A1 (en) 2005-06-30
EP1704213B1 (en) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4565834B2 (ja) 灯油組成物
JP4150579B2 (ja) 灯油組成物
CN100462422C (zh) 一种水溶醇基液体燃料
JP5507043B2 (ja) 燃料油組成物
WO2020138272A1 (ja) 燃料油組成物
JP4375646B2 (ja) 灯油の製造方法
JPH02113092A (ja) 高性能灯油
JP2017114948A (ja) 外燃機用燃料油組成物
JP4093848B2 (ja) 酸化安定性が改善された低硫黄灯油及びその製造方法
JP2003096474A (ja) 燃料油組成物
JP4413583B2 (ja) 燃料油組成物
JP5191222B2 (ja) 灯油組成物
JP4115891B2 (ja) 灯油
JP4903994B2 (ja) 灯油組成物
JP4413582B2 (ja) 燃料油組成物
JP3949501B2 (ja) 燃料油組成物
JP4620827B2 (ja) 灯油
JP4293678B2 (ja) ゲル状燃料組成物
JP6406974B2 (ja) 燃料用着臭剤
JP2002371288A (ja) 燃料油組成物
PL181143B1 (pl) Lekki olej opałowy do domowych instalacji grzewczych
EP2738240A1 (en) Use of a Gas-to-Liquids gas oil in a lamp oil composition or fire lighter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4565834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees