JP3266828B2 - 車両の自動操舵装置 - Google Patents
車両の自動操舵装置Info
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
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Description
アリング操作によらずに車両を自動的に駐車するための
車両の自動操舵装置に関する。
74256号公報、特開平4−55168号公報により
既に知られている。これらの車両の自動操舵装置は、従
来周知の電動パワーステアリング装置のアクチュエータ
を利用し、予め記憶した車両の移動距離と転舵角との関
係に基づいて前記アクチュエータを制御することによ
り、バック駐車や縦列駐車を自動で行うようになってい
る。
舵はドライバーがステアリングホイールから手を放した
状態で行われるため、車両が目標位置に達して自動操舵
制御が終了した後にドライバーが更に車両を後方に移動
させると、車両は手放し運転状態になる。このとき、路
面にうねりがあったり、左右の車輪が接触する路面の摩
擦係数が不均一であったり、転舵後のタイヤにねじれ変
形が残っていたりすると、ハンドルを取られて車両が予
期せぬ方向に移動する可能性がある。
で、自動操舵による移動軌跡上の目標位置や車両進行方
向切換位置において、車両が予期せぬ方向に移動するの
を未然に防止することを目的とする。
に、請求項1に記載された発明は、目標位置までの車両
の移動軌跡を記憶または算出する移動軌跡設定手段と、
ドライバーによるステアリング操作に代えて、前記移動
軌跡設定手段により設定された移動軌跡に従って車輪を
転舵するアクチュエータとを備えた車両の自動操舵装置
において、前記目標位置まで車両が移動した後、前記車
輪の転舵角を一定に保持するように前記アクチュエータ
を制御する転舵角保持手段を備えたことを特徴とする。
標位置に達した後に更に移動を継続しても、転舵角保持
手段により車輪の転舵角が一定に保持されるので、路面
のうねり等の外乱によって車両が予期せぬ方向に移動す
るのを防止することができる。
1の構成に加えて、目標位置までの車両の移動軌跡を記
憶または算出する移動軌跡設定手段と、ドライバーによ
るステアリング操作に代えて、前記移動軌跡設定手段に
より設定された移動軌跡に従って車輪を転舵するアクチ
ュエータとを備えた車両の自動操舵装置において、前記
移動軌跡上の車両進行方向切換位置まで車両が移動した
後、前記車輪の転舵角を一定に保持するように前記アク
チュエータを制御する転舵角保持手段を備えたことを特
徴とする。
両進行方向切換位置に達した後に更に移動を継続して
も、転舵角保持手段により車輪の転舵角が一定に保持さ
れるので、路面のうねり等の外乱によって車両が予期せ
ぬ方向に移動するのを防止することができる。
1又は2の構成に加えて、車両の移動距離に対する車輪
の転舵角として車両の移動軌跡を設定することを特徴と
する。
しても一定の移動軌跡を確保することができる。
1〜3のいずれかの構成に加えて、ドライバーにより操
作されるブレーキ入力手段を備えてなり、ブレーキ入力
手段が操作されていることを条件に前記移動軌跡に基づ
くアクチュエータの制御を許可することを特徴とする。
たときに速やかにブレーキ入力手段を操作して車両を停
止させることができる。
1、3又は4の構成に加えて、一定に保持される転舵角
が、前記移動軌跡上の目標位置に対応して設定された転
舵角であることを特徴とする。
標位置に達したときの転舵角を保持すれば良いために制
御が容易である。
2〜4のいずれか構成に加えて、一定に保持される転舵
角が、前記移動軌跡上の車両進行方向切換位置に対応し
て設定された転舵角であることを特徴とする。
両進行方向切換位置に達したときの転舵角を保持すれば
良いために制御が容易である。
5又は6の構成に加えて、一定に保持される転舵角がゼ
ロであることを特徴とする。
標位置や車両進行方向切換位置を通り過ぎた後に直進状
態に保たれるので、位置ずれを最小限に抑えることがで
きる。
1〜7のいずれかの構成に加えて、前記アクチュエータ
が転舵角を一定に保持していることをドライバーに教示
する教示手段を備えたことを特徴とする。
一定に保持されていることを確実に認識することができ
る。
1〜8のいずれかの構成に加えて、自動変速機のレンジ
がニュートラルレンジ又はパーキングレンジに切り換え
られたときに前記転舵角の保持を中止することを特徴と
する。
転舵角の保持が自動的に中止されるため、特別の中止操
作を行う必要がない。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
ので、図1は操舵制御装置を備えた車両の全体構成図、
図2はバック駐車/左モードの作用説明図、図3はモー
ド選択スイッチ及び自動駐車スタートスイッチを示す
図、図4は転舵角保持の作用説明図である。
f,Wf及び一対の後輪Wr,Wrを備える。ステアリ
ングホイール1と操舵輪である前輪Wf,Wfとが、ス
テアリングホイール1と一体に回転するステアリングシ
ャフト2と、ステアリングシャフト2の下端に設けたピ
ニオン3と、ピニオン3に噛み合うラック4と、ラック
4の両端に設けた左右のタイロッド5,5と、タイロッ
ド5,5に連結された左右のナックル6,6とによって
接続される。ドライバーによるステアリングホイール1
の操作をアシストすべく、或いは後述する車庫入れのた
めの自動操舵を行うべく、電気モータよりなるステアリ
ングアクチュエータ7がウオームギヤ機構8を介してス
テアリングシャフト2に接続される。
3とから構成されており、制御部22には、ステアリン
グホイール1の回転角に基づいて前輪Wf,Wfの転舵
角θを検出する転舵角検出手段S1 と、ステアリングホ
イール1の操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段S
2 と、左右の前輪Wf,Wfの回転角を検出する前輪回
転角検出手段S3 ,S3 と、ブレーキ入力手段としての
ブレーキペダル9の操作量を検出するブレーキ操作量検
出手段S4 と、セレクトレバー10により選択されたシ
フトレンジ(「D」レンジ、「R」レンジ、「N」レン
ジ、「P」レンジ等)を検出するシフトレンジ検出手段
S5 と、車両Vの前部、中央部及び後部に設けられた合
計8個の物体検出手段S6 …とからの信号が入力され
る。物体検出手段S6 …は公知のソナー、レーダー、テ
レビカメラ等から構成される。尚、8個の物体検出手段
S6 …と制御部22とを接続するラインは、図面の煩雑
化を防ぐために省略してある。前記制御部22は本発明
の転舵角保持手段を構成し、前記記憶部23は本発明の
移動軌跡設定手段を構成する。
ドライバーにより操作されるモード選択スイッチS7 及
び自動駐車スタートスイッチS8 が制御部22に接続さ
れる。モード選択スイッチS7 は、後述する4種類の駐
車モード、即ちバック駐車/右モード、バック駐車/左
モード、縦列駐車/右モード及び縦列駐車/左モードの
何れかを選択する際に操作される4個のボタンを備え
る。自動駐車スタートスイッチS8 は、モード選択スイ
ッチS7 で選択した何れかのモードによる自動駐車を開
始する際に操作される。モード選択スイッチS7 及び自
動駐車スタートスイッチS8 は、ドライバー以外の乗員
が操作できない位置、例えば右ハンドル車両ではインス
トルメントパネルの右端部やドライバーの右側のドアに
設けられる。
のデータ、即ち車両Vの移動距離Xに対する規範転舵角
θrefの関係が、予めテーブルとして記憶されてい
る。車両Vの移動距離Xは、既知である前輪Wfの周長
に前輪回転角検出手段S3 ,S 3 で検出した前輪Wfの
回転角を乗算することにより求められる。尚、前記移動
距離Xの算出には、左右一対の前輪回転角検出手段
S3 ,S3 の出力のハイセレクト値、ローセレクト値、
或いは平均値が使用される。
及びスイッチS7 ,S8 からの信号と、記憶部23に記
憶された駐車モードのデータとに基づいて、前記ステア
リングアクチュエータ7の作動と、液晶モニター、スピ
ーカ、ランプ、チャイム、ブザー等を含む操作段階教示
装置11の作動とを制御する。
の作用について説明する。
択スイッチS7 が操作されていないとき)には、操舵制
御装置21は一般的なパワーステアリング制御装置とし
て機能する。具体的には、ドライバーが車両Vを旋回さ
せるべくステアリングホイール1を操作すると、操舵ト
ルク検出手段S2 がステアリングホイール1に入力され
た操舵トルクを検出し、アクチュエータ駆動制御手段2
2bは前記操舵トルクに基づいてステアリングアクチュ
エータ7の駆動を制御する。その結果、ステアリングア
クチュエータ7の駆動力によって左右の前輪Wf,Wf
が転舵され、ドライバーのステアリング操作がアシスト
される。
側にある駐車位置にバックしながら駐車するモード)を
例にとって、自動駐車制御の内容を説明する。
ー自身のステアリング操作により車両Vを駐車しようと
する車庫の近傍に移動させ、車体の左側面を車庫入口線
にできるだけ近付けた状態で、予め決められた基準(例
えば、左側のサイドミラーや前部左ドアに設けたマー
ク)が車庫の中心線に一致し、且つ車両Vの方向が車庫
の中心線に対して直角になる位置(スタート位置)に
車両Vを停止させる。そして、バック駐車/左モードに
よる自動駐車を行うべく、モード選択スイッチS 7 のバ
ック駐車/左モードに対応するボタン(図3参照)を押
すと、そのボタンが点灯するとともに操作段階教示装置
11のスピーカが「左バック駐車です。」と報知する。
このとき、ドライバーが誤ったモードのボタンを押した
ことに気付けば、そのボタンを再度押すことにより該ボ
タンが消灯するので、ドライバーは改めて正しいモード
のボタンを押せば良い。
モードに対応するボタンを押してから所定時間(例え
ば、5秒)が経過するまでに自動駐車スタートスイッチ
S8 が操作されない場合、或いは自動駐車スタートスイ
ッチS8 が操作される前に車両Vが所定距離(例えば、
50cm)を移動した場合には、操作段階教示装置11
のスピーカが「自動駐車をキャンセルします。」と報知
した後に、点灯している駐車/左モードに対応するボタ
ンが消灯する。従って、ドライバーがモード選択スイッ
チS7 の所定のボタンを押した後に気が変わって自動駐
車を中止しようと思ったとき、特別のキャンセル操作を
行わずに前記所定時間が経過するのを待つだけで、或い
は車両を移動させて自発的な駐車を開始するだけで自動
駐車をキャンセルすることが可能になり、利便性が向上
する。尚、車両Vの移動距離が所定距離未満である場合
には自動駐車がキャンセルされないので、ドライバーが
無意識にブレーキペダル9を緩めて車両Vが僅かに移動
した場合に、自動駐車がキャンセルされてしまうことが
ない。
が点灯している状態で自動駐車スタートスイッチS8 を
押すと、その自動駐車スタートスイッチS8 が点灯して
自動駐車制御が開始され、操作段階教示装置11のスピ
ーカが「ゆっくりと前進してください。」と報知する。
自動駐車制御が行われている状態では、操作段階教示装
置11には自車の現在位置、周囲の障害物、駐車位置、
スタート位置から駐車位置までの自車の予想移動軌跡、
前進から後進に切り換える車両進行方向切換位置等が表
示され、併せてスピーカからの音声でドライバーに各種
の指示や警報が行われる。自動駐車制御中には、ドライ
バーがブレーキペダル9を緩めて車両Vをクリープ走行
させるだけで、ステアリングホイール1を操作しなくて
も、モード選択スイッチS7 により選択されたバック駐
車/左モードのデータに基づいて前輪Wf,Wfが自動
操舵される。このように、ドライバーがブレーキペダル
9を操作して車両Vをクリープ走行させていることを条
件に自動駐車制御の実行が許可されるので、ドライバー
が障害物を発見した際に速やかにブレーキペダル9を踏
んで車両Vを停止させることができる。
のボタンを押して所望のモードを選択し、そのモードが
誤りでないことを確認して自動駐車スタートスイッチS
8 を押すと自動駐車制御が開始されるので、ドライバー
が誤ったモードのボタンを押しても修正する時間的余裕
があり、しかも誤操作の発生を確実に防止することがで
きる。
車両進行方向切換位置まで車両Vが前進する間は前輪
Wf,Wfは右に自動操舵される。車両Vが車両進行方
向切換位置に達すると、操作段階教示装置11のスピ
ーカが「停止してシフトチェンジしてください。」と報
知し、ドライバーが車両Vを停止させてシフトチェンジ
すると「ゆっくりと後進してください。」と報知する。
車両進行方向切換位置から目標位置まで車両Vが後
進する間は前輪Wf,Wfは左に自動操舵される。そし
て車両Vが目標位置に達したとき、車両Vの方向は車
庫の中心線と平行になり、且つ前輪Wf,Wfの転舵角
θはゼロになる。
置の真っ直ぐ後方にあるが、目標位置から駐車位置
までの距離は自動駐車を行う度に変化する。なぜなら
ば、図4に示すように、最適のスタート位置から自動
駐車を開始すると、目標位置及び駐車位置はそれぞれ
,となり、目標位置から駐車位置までの距離は
Lになる。またスタート位置が車庫から離れる方向に
ずれて′になると、目標位置もから′にずれてし
まい、そのために目標位置′から駐車位置までの距
離L′は前記Lよりも大きくなる。逆に、スタート位置
が車庫に近付く方向にずれて″になると、目標位置
もから″にずれてしまい、そのために目標位置″
から駐車位置までの距離L″は前記Lよりも小さくな
る。
位置,′,″に達すると、操作段階教示装置11
のスピーカが「後方に注意して停車してください。」と
報知し、ドライバーはその指示に従って車両Vを駐車位
置まで後進させて停止させる。車両Vが停止してドラ
イバーがシフトレバーを非走行レンジ(即ち、「N」レ
ンジ又は「P」レンジ)に操作すると、操作段階教示装
置11のスピーカが「左バック駐車を終了します。」と
報知して自動駐車制御が終了する。このように目標位置
,′,″から駐車位置までの後進距離をドライ
バーが自発的に設定することにより、スタート位置,
′,″にずれがあっても常に一定の駐車位置に車
両Vを導くことができる。
が行われている間、制御部22は記憶部23から読み出
したバック駐車/左モードの規範転舵角θrefと、転
舵角検出手段S1 から入力された転舵角θとに基づいて
偏差E(=θref−θ)を算出し、その偏差Eが0に
なるようにステアリングアクチュエータ7の作動を制御
する。このとき、規範転舵角θrefのデータは車両V
の移動距離Xに対応して設定されているため、クリープ
走行の車速に多少の変動があっても車両Vは常に前記移
動軌跡上を移動することになる。
′,″から駐車位置まで移動する間、ドライバー
はステアリングホイール1から手を放した状態にある。
しかしながら、車両Vがスタート位置,′,″か
ら目標位置,′,″に達するまでの間、記憶され
た移動軌跡に基づいてアクチュエータ7が制御されるた
め、路面の凹凸等の外乱が入力されても前輪Wf,Wf
の転舵角θが乱されることはない。一方、車両Vが目標
位置,′,″に達したときにアクチュエータ7の
制御を停止してしまうと、アクチュエータ7による転舵
角θの保持ができなくなり、前輪Wf,Wfの転舵角θ
が外乱によって容易に変化してしまう。その結果、車両
が目標位置,′,″から駐車位置まで移動する
間に、例えば路面にうねりがあったり、左右の車輪が接
触する路面の摩擦係数が不均一であったり、転舵後のタ
イヤにねじれ変形が残っていたりすると、ハンドルを取
られて車両が予期せぬ方向に移動する可能性がある。
,′,″に達して記憶された移動軌跡に基づくア
クチュエータ7の制御が終了すると、制御部22はアク
チュエータ7を介して前輪Wf,Wfの転舵角θをゼロ
(即ち、記憶された移動軌跡の目標位置における転舵
角θ)に保持する。これにより、車両Vが駐車位置に
向けて移動する間に、路面のうねり等の外乱によって前
輪Wf,Wfの転舵角θが変化するのを防止し、車両V
を正しく駐車位置に導くことができる。そしてアクチ
ュエータ7による前記転舵角θの保持は、車両Vが駐車
位置に達してドライバーがシフトレバーを非走行レン
ジに操作したときに自動的に終了するので、特別の終了
操作を行うことなく自動駐車制御を終了できる。アクチ
ュエータ7による前記転舵角θの保持が行われていると
き、そのことが操作段階教示装置11のランプや音声等
によりドライバーに報知される。
タートスイッチS8 を再度押しても、そのとき車両Vが
停止状態になければその操作は無視されるため、自動駐
車制御がドライバーの意思に反して終了して車両Vが手
放し運転状態になる虞はない。また自動駐車制御の実行
中に誤ってモード選択スイッチS7 を操作してもその操
作は無視されるため、自動駐車制御のモードがドライバ
ーの意思に反して切り換わって車両Vが意図せぬ方向に
移動する虞はない。
を停止させた状態で自動駐車スタートスイッチS8 を再
度押すと解除されるが、それ以外にもドライバーがブレ
ーキペダル9を緩め過ぎて車速が自動駐車制御に適した
最大速度(例えば、5km/h)を越えた場合、ドライ
バーがステアリングホイール1を操作した場合、何れか
の障害物検出手段S6 が障害物を検出した場合に解除さ
れ、通常のパワーステアリング制御に復帰する。
を説明する。
′,″に達した後にアクチュエータ7による転舵角
θの保持を行っているが、第2実施例は更に車両Vが車
両進行方向切換位置に達した後に前述した転舵角θの
保持を行うものである。
方向切換位置に達したとき、記憶された移動軌跡に基
づく前輪Wf,Wfの転舵角θはゼロになる。このと
き、ドライバーのブレーキ操作の遅れ等によって車両V
が車両進行方向切換位置を通り過ぎて前進すると、移
動軌跡に基づく前輪Wf,Wfの転舵は中止される。し
かしながら、車両Vが車両進行方向切換位置を通り過
ぎてから′位置で停止し、そこで前進を後進に切り換
えて車両進行方向切換位置に戻るまでの間、制御部2
2がアクチュエータ7を介して前輪Wf,Wfの転舵角
θをゼロに保持することにより、外乱による車両Vの進
行方向の変化を防止することができる。
ったことの確認は、車両Vが車両進行方向切換位置か
ら′位置まで行き過ぎた距離を記憶しておくことによ
り可能となる。而して、車両Vが車両進行方向切換位置
に戻った後に、記憶された移動軌跡に基づく前輪W
f,Wfの転舵を再開することにより、車両Vを正しく
目標位置に導くことができる。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
の移動軌跡が予め記憶部23に記憶されているが、車両
Vの現在位置及び目標位置から前記移動軌跡を算出する
ことも可能である。また一定に保持される転舵角θは実
施例ではゼロであるが、それ以外の任意の転舵角θであ
っても良い。
によれば、車両が移動軌跡上の目標位置に達した後に更
に移動を継続しても、転舵角保持手段により車輪の転舵
角が一定に保持されるので、路面のうねり等の外乱によ
って車両が予期せぬ方向に移動するのを防止することが
できる。
車両が移動軌跡上の車両進行方向切換位置に達した後に
更に移動を継続しても、転舵角保持手段により車輪の転
舵角が一定に保持されるので、路面のうねり等の外乱に
よって車両が予期せぬ方向に移動するのを防止すること
ができる。
車両の移動速度が変動しても一定の移動軌跡を確保する
ことができる。
車両が障害物に接近したときに速やかにブレーキ入力手
段を操作して車両を停止させることができる。
車両が移動軌跡上の目標位置に達したときの転舵角を保
持すれば良いために制御が容易である。
車両が移動軌跡上の車両進行方向切換位置に達したとき
の転舵角を保持すれば良いために制御が容易である。
車両が移動軌跡上の目標位置や車両進行方向切換位置を
通り過ぎた後に直進状態に保たれるので、位置ずれを最
小限に抑えることができる。
ドライバーは転舵角が一定に保持されていることを確実
に認識することができる。
車両が停止したときに転舵角の保持が自動的に中止され
るため、特別の中止操作を行う必要がない。
ッチを示す図
ータ) 9 ブレーキペダル(ブレーキ入力手段) 11 操作段階教示装置(教示手段) 22 制御部(転舵角保持手段) 23 記憶部(移動軌跡設定手段) V 車両 Wf 前輪(車輪) X 移動距離 θ 操舵角 θref 規範転舵角(転舵角)
Claims (9)
- 【請求項1】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と、 ドライバーによるステアリング操作に代えて、前記移動
軌跡設定手段(23)により設定された移動軌跡に従っ
て車輪(Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と、を
備えた車両の自動操舵装置において、 前記目標位置まで車両(V)が移動した後、前記車輪
(Wf)の転舵角(θ)を一定に保持するように前記ア
クチュエータ(7)を制御する転舵角保持手段(22)
を備えたことを特徴とする車両の自動操舵装置。 - 【請求項2】 目標位置までの車両(V)の移動軌跡を
記憶または算出する移動軌跡設定手段(23)と、 ドライバーによるステアリング操作に代えて、前記移動
軌跡設定手段(23)により設定された移動軌跡に従っ
て車輪(Wf)を転舵するアクチュエータ(7)と、を
備えた車両の自動操舵装置において、 前記移動軌跡上の車両進行方向切換位置まで車両(V)
が移動した後、前記車輪(Wf)の転舵角(θ)を一定
に保持するように前記アクチュエータ(7)を制御する
転舵角保持手段(22)を備えたことを特徴とする車両
の自動操舵装置。 - 【請求項3】 車両(V)の移動距離(X)に対する車
輪(Wf)の転舵角(θref)として車両(V)の移
動軌跡を設定することを特徴とする、請求項1又は2に
記載の車両の自動操舵装置。 - 【請求項4】 ドライバーにより操作されるブレーキ入
力手段(9)を備えてなり、ブレーキ入力手段(9)が
操作されていることを条件に前記移動軌跡に基づくアク
チュエータ(7)の制御を許可することを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載の車両の自動操舵装置。 - 【請求項5】 一定に保持される転舵角(θ)が、前記
移動軌跡上の目標位置に対応して設定された転舵角であ
ることを特徴とする、請求項1、3又は4に記載の車両
の自動操舵装置。 - 【請求項6】 一定に保持される転舵角(θ)が、前記
移動軌跡上の車両進行方向切換位置に対応して設定され
た転舵角であることを特徴とする、請求項2〜4のいず
れかに記載の車両の自動操舵装置。 - 【請求項7】 一定に保持される転舵角(θ)がゼロで
あることを特徴とする、請求項5又は6に記載の車両の
自動操舵装置。 - 【請求項8】 前記アクチュエータ(7)が転舵角
(θ)を一定に保持していることをドライバーに教示す
る教示手段(11)を備えたことを特徴とする、請求項
1〜7のいずれかに記載の車両の自動操舵装置。 - 【請求項9】 自動変速機のレンジがニュートラルレン
ジ又はパーキングレンジに切り換えられたときに前記転
舵角(θ)の保持を中止することを特徴とする、請求項
1〜8のいずれかに記載の車両の自動操舵装置。
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