JP3073265B2 - V型エンジンのシリンダブロツク構造 - Google Patents

V型エンジンのシリンダブロツク構造

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JP3073265B2
JP3073265B2 JP03147139A JP14713991A JP3073265B2 JP 3073265 B2 JP3073265 B2 JP 3073265B2 JP 03147139 A JP03147139 A JP 03147139A JP 14713991 A JP14713991 A JP 14713991A JP 3073265 B2 JP3073265 B2 JP 3073265B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、V型エンジンのシリ
ンダブロツク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のエンジンでは、高出力化かつコン
パクト化の相反する要求を共に満足させるものとしてV
型エンジンの開発が盛んになつてきている。V型構造の
エンジンでは、一般にクランクシヤフトの長さを大幅に
短縮できるから、本来高い捩り剛性と低振動化,高回転
域での回転安定性の実現,冷却性能の向上,エンジン全
長の短縮による小型化など各種のメリツトを得ることが
できる特徴がある。
【0003】ところが、一方V型エンジンは、その構造
上の特徴から必然的に直列型エンジンとは異なる特有の
振動変形モードを有している。例えば左右バンク部の剛
体モードと曲げモードがその代表である。このため、例
えば上記剛体モードに対する補強として従来より左右バ
ンクのトツプデツキ部間をトツプウオールと呼ばれる平
板状の蓋部材で連結したり、補強用のリブを設けること
によつて、拡開,並進,捩り等の剛体モードの振動・変
形を可及的に防止しようとする構成が採用されていた
(例えば特開昭59−160021号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記トツ
プウオールや補強用のリブのみによる部分的な剛性のア
ツプだけでは、必ずしも上述したような拡開,並進,捩
り等の振動,変形モードに対する充分な剛性向上対策と
はなり得ていないのが実情である。この発明は、上述し
た事情にかんがみなされたもので、この発明の目的は、
拡開,並進,捩り等の振動,変形モードに対する充分な
剛性を有したV型エンジンのシリンダブロツク構造を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するため、本発明のV型エンジンのシリンダブ
ロック構造は、左右一対のバンクが長手方向に所定位置
オフセットされて一体化されているとともに当該左右各
バンクのシリンダ配設位置間にシリンダヘッド取付用の
ヘッドボルト穴が形成されたV型エンジンにおいて、上
記左右各バンクにおけるシリンダブロック本体のVバン
ク内側のトップデッキ縁部の、上記各々のヘッドボルト
穴に対応する位置に各々ボス部を形成し、上記左右各バ
ンクの各ボス部間を補強リブを備えたトラス部材によっ
て相互に連結した。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本発明のV型エンジンのシリンダブロック構造
では、左右各バンクにおけるシリンダブロック本体のV
バンク内側のトップデッキ縁部の、上記各々のヘッドボ
ルト穴に対応する位置に各々ボス部を形成し、これら左
右各バンクの各ボス部間を補強リブによって補強され
て、特に戻り剛性が高く形成されたトラス部材によって
相互に連結することによってシリンダブロック全体が十
分に補強される。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】上記トラス部材は、上述のように、それ自
体の構造としても捩り剛性が高いのに加え、更に補強リ
ブで補強されているので、特に捩り剛性が高くなり、従
つて左右バンクの中央部を中心とする左右逆方向の捩れ
変形をより一層確実に抑制するように作用する。また、
Vバンク拡がり方向への引張り強度曲げ強度も高い。従
つて、剛体モードの変形に対する補強効果が大きく向上
する。
【0018】しかも、各バンクのシリンダ配設位置間に
形成されているヘツドボルト穴部に対応して各々ボス部
を形成することによつて本来ブロツク壁の肉厚の厚い該
部分を更に充分に補強し、その上で上記のトラス部材で
連結しているので、ヘツドボルト穴の存在にも拘わらず
連結部の強度が大きく向上し、対熱応力による変形やエ
ンジンの駆動トルクによる捩り変形に対する剛性が更に
向上する。
【0019】
【実施例】図1〜図8は、本願発明に係るV型エンジン
のシリンダブロツクの第1の実施例の構成を示してい
る。先ず図1において、符号1は、第1の実施例として
のV型8気筒エンジンのエンジン本体を示している。該
エンジン本体1は図2および図4に示すようにL,R左
右2組のバンク2L,2Rを備えたシリンダブロツク3
と、該シリンダブロツク3の各バンク上部に取付けられ
る図2、図4では図示しないシリンダヘツド(図7の4
6,46)と、上記シリンダブロツク3の下部に一体的
に取り付けられた潤滑油貯留用のオイルパン10とから
構成されている。
【0020】先ず上記シリンダブロツク3は、上記断面
V型をなした左右各バツク2L,2Rの各組のシリンダ
列部を形成するシリンダブロツク本体部3A,3Aと、
該シリンダブロツク本体部3A,3Aの集合部より略真
直に下方に延び内側にクランクシヤフト収納空間を形成
したロング(デイープ)スカート構造のクランクケース
部3Bとから構成されている。そして該クランクケース
部3Bは、所定肉厚の前後2枚のスカート壁部5a,5
bにより形成されている。該スカート壁部5a,5b
は、図2に示すようにその上方側各バンク2L,2Rの
シリンダブロツク部本体3A,3Aの外側壁6a,6b
と上下一体に連続したものとなつている。そして、該外
側壁6a,6bから上記スカート壁5a,5bの一部に
は、上下に延びる厚肉部が形成されており、その内部を
連続して第1のオイルリターン通路9a〜9dが上方か
ら下方に延びて形成されている。
【0021】また、上記クランクケース部3Bの内側に
形成された上記クランクシヤフト収納空間内は、補強ビ
ーム構造のバルクヘツド7a及びベアリングキヤツプ7
bよりなるクランクシヤフト用軸受部7が各気筒間に位
置して所定の間隔で設けられている。一方、上記オイル
パン10は、上記シリンダブロツク3側クランクケース
部3B下部の上記スカート壁部5a,5bの下面(合わ
せ面)に対して図示しないオイルシール部材を介して下
方側から締結一体化されている。
【0022】該オイルパン10は、上記シリンダブロツ
ク3側スカート壁5a,5bの締結下面の全体に対応し
た合わせ面を有すると共にトランスミツシヨンケース取
付側TR寄り位置で深さの浅いオイルパン小容積部10
aを形成したアツパーブロツク10Aと該アツパーブロ
ツク10Aのクランクプーリ側CP寄り下部に位置し
て、その開口部に対し一体化されたロアブロツク10B
との2組のオイルパンブロツク部から形成されている。
【0023】アツパーブロツク10Aは、全体として上
記シリンダブロツク3側スカート壁部5a,5bに対応
した形状と壁厚とを有し、特に上記オイルパンの小容積
部10aを形成するトランスミツシヨン側TR寄り部分
の壁厚を大きくし、クランクケース部3Bのスカート壁
部5a,5bの剛性補強を行うと共に該肉厚部分に上記
第1のオイルリターン通路9a〜9d内のトランスミツ
シヨン側オイルリターン通路9b,9cの下部側共通溝
11と対向連通しオイルパンロアブロツク10B油留り
部10b内側へ潤滑オイルを供給する横方向に延びる第
2のオイルリターン通路12,12を形成している。
【0024】また、図5に示すように上記左右各バンク
2L,2Rのシリンダブロツク本体3A,3AのVバン
ク内側のトツプデツキ縁部15,15には、後述するト
ツプウオール20を取り付けるためのボス部16,16
…がシリンダ配設位置間のヘツドボルト穴30,30…
に対応して形成されており、該ボス部16,16…にト
ツプウオール取付用のボルト穴17,17…が設けられ
ている。
【0025】一方、図2,図4に於ける符号20は本実
施例におけるトラス部材としてのトツプウオールを示し
ており、該トツプウオール20は例えば図2に示すよう
にパイプ構造状のウオータリターン通路21を頂点とし
て2つの上辺21a,21aと1つの底辺21bとの3
つの辺を有した略断面三角形状のもので構成されてお
り、それら3辺21a,21a,21bの内側には例え
ば図2,図6に詳細に示すように上下に立った補強用の
リブ(縦壁)25,25…が左右各バンクの上述の各ボ
ス部16,16…間を図4に示す如くトラス状に相互に
連結するようにして設けられる。
【0026】そして、該トツプウオール20の両側の縁
部22,22には上記シリンダブロツク本体3A,3A
側のトツプウオール取付用のボルト穴17,17…に対
応したトツプウオール取付用のボルト挿通孔23,23
…が形成されており、該ボルト挿通孔23,23…を介
してトツプウオール取付用のボルト24,24…により
当該三角形状のトツプウオール20が締結固定されてい
る。そして、この場合、上記トツプウオール20の頂点
部に位置する冷却水リターン通路21は、上記トツプウ
オール20を形成する上記3辺の3枚の板材21a,2
1a,2bと一体に形成されており、全体としてバンク
部自体の冷却効果が高くなるように構成されている。
【0027】すなわち、上記第1の実施例のシリンダブ
ロツク構造によると、V型エンジンの左右各バンク2
L,2Rのシリンダブロツク本体3A,3Aの本来肉厚
の大きなヘツドボルト穴30,30…部位置に対応して
更に十分な補強効果をもつたボス部16,16…を設け
て補強し、該ボス部16,16…に対して左右バンク2
L,2R間補強用のトラス構造のトツプウオール20を
冷却水リターン通路21と一体化した上でボルト24,
24…により締結して固定するようになつている。
【0028】従つて、ヘツドボルト穴30,30…近傍
の剛性,強度が十分に高くなる一方、左右一対のバンク
2L,2R間の拡開変形,並進揺動,曲げ変形が確実に
防止されるとともに銅左右バンク2L,2R間の捩れ変
形も確実に防止されるようになる。また、冷却水リター
ン通路21がトツプウオール自体に一体化されて形成さ
れているのでバンク部の冷却性能が高く、左右バンク間
連結部の熱害も効果的に防止される。
【0029】一方、図3,図7,図8は、特に上記シリ
ンダブロツク3のトランスミツシヨン側部分のオイルリ
ターン部の通路構造を示している。先ず図中、符号40
は上記V型エンジン左右各バンク2L,2Rの各シリン
ダブロツク本体3A,3A,シリンダヘツド46に共通
なメインオイルギャラリーであり、該メインオイルギヤ
ラリー40のトランスミツシヨン取付側端部寄り位置か
らは図8に示すように上方側シリンダヘツド46方向に
潤滑オイル供給用のオイル通路41が延びており、該オ
イル通路41の下流端42,43は、シリンダヘツド4
6との合わせ面を抜けてハイドロリツク・バルブラツシ
ユ・アジヤスター(HLA)部に連通接続せしめられて
いる。そして、該オイル通路41を介してハイドロリツ
ク・バルブラツシユ・アジヤスター部HLAに潤滑オイ
ルが矢印で示すように供給されるようになつている。
【0030】他方、符号31,31…は、シリンダヘツ
ド46をシリンダブロツク3Aに対して連結している各
々シリンダヘツドボルトであり、該シリンダヘツドボル
ト31,31は、相互に対向するシリンダヘツド46側
ヘツドボルト穴39,39…とシリンダブロツク3Aヘ
ツドボルト穴30,30を各々貫通してシリンダブロツ
ク3A側に螺合されている。
【0031】そして、該状態において、上記オイル通路
41の下流端42は、周囲の制約から図8に示すよう
に、上記一旦シリンダヘツド46側ヘツドボルト穴39
の空間部39aを介して更にその下流端43が上述のハ
イドロリツク・バルブラツシユ・アジヤスター部に連通
せしめられている。また、図3において、符号50は上
記シリンダブロツク本体3Aのトランスミツシヨン取付
面側オイルリターン通路ケース、51はトランスミツシ
ヨンケース、52はドライブシヤフト、53はドライブ
シヤフト軸受部である。
【0032】ところで、以上のようにオイル通路41の
オイルが上記シリンダヘツド46とシリンダブロツク3
Aとの合わせ面を経、かつシリンダヘツド46側ヘツド
ボルト穴39の空間部39aを通してハイドロリツク・
バルブラツシユ・アジャスター部に供給されるようにな
つていると、バルブ部潤滑のためのオイルが、結局上記
シリンダヘツド46、シリンダブロツク3Aの各ヘツド
ボルト穴39,30内に挿入することになる。
【0033】従つて、例えば何等かの事情で一旦シリン
ダヘツドボルト31を抜いた後、再び螺合しようとした
場合に内部のオイル圧のためにヘツドボルト31の完全
な螺合が困難になるという問題が生じる。そこで、本第
1の実施例では、上記底部側であるシリンダブロツク3
A側ヘツドボルト穴30の底部にオイル逃し穴45,4
5を形成し、それらを各々上記トランスミツシヨン取付
側合わせ面のドライブシヤフト潤滑部方向に開口させて
侵入オイルを露出させるように構成し、上記の問題を解
決している。
【0034】なお、この発明は、上述した第1の実施例
の構成に限定されることなく、この発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した第1の実施例においては、V型8気筒
エンジンのシリンダブロツクに適用される場合で説明し
たが、この発明は、このような構成に限定されることな
く、図9乃至図12に第2の実施例として示す様に、V
型6気筒エンジンのシリンダブロツクに適用され得るこ
とは言うまでもない。ここで、図9は第1の実施例にお
ける図1に、図10は第1の実施例における図4に、図
11は第1の実施例における図5に、そして、図12は
第1の実施例における図6に、夫々対応しており、その
構成は、第1の実施例におけるV型8気筒エンジンのシ
リンダブロツクと比較して、単に、各バンクにおいてシ
リンダが1つ減じたものであるため、第1の実施例にお
ける同一部分に同一符号を付すことで、その説明を省略
する。
【0035】一方、この発明は、図13乃至図16に第
3の実施例として示す様に、V型12気筒エンジンのシ
リンダブロツクに適用され得ることは言うまでもない。
ここで、図13は第1の実施例における図1に、図14
は第1の実施例における図4に、図15は第1の実施例
における図5に、そして、図16は第1の実施例におけ
る図6に、夫々対応しており、その構成は、第1の実施
例におけるV型8気筒エンジンのシリンダブロツクと比
較して、単に、各バンクにおいてシリンダが2つ増した
ものであるため、第1の実施例における同一部分に同一
符号を付すと共に、第1の実施例におけるオイルリター
ン通路9a〜9dに2つのオイルリターン通路9e,9
fを付加することで、その説明を省略する。
【0036】このように第1乃至第3の実施例に示す様
に、本願発明は、V型エンジンに適用されるものであ
り、その気筒数に何ら限定されるものでないことは明白
である。また、上述した種々の実施例においては、トラ
ス部材としてトツプウオール20を用いる様に説明した
が、この発明は、このような構成に限定されることな
く、左右各バンクのヘツドボルト穴近傍間を相互に連結
する機能を有する部材であれば、どの様な構成でも良
い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、左右各バンクにおける
シリンダブロック本体のVバンク内側のトップデッキ縁
部の、上記各々のヘッドボルト穴に対応する位置に各々
ボス部を形成し、これら左右各バンクの各ボス部間を補
強リブによって補強されて、特に戻り剛性が高く形成さ
れたトラス部材によって相互に連結することによってシ
リンダブロック全体が十分に補強され、シリンダブロッ
クの剛性を十分に高め、回転安定性を確保し得るととも
に、振動、騒音の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るV型エンジンのシリンダブロツ
クの第1の実施例の構造を、V型8気筒エンジンに適用
した場合で示す正面図である。
【図2】図1に示すシリンダブロツクを図1におけるA
−A線に沿って切断して示す断面図である。
【図3】図1に示すシリンダブロツクのトランスミツシ
ヨンの取付状態の要部を概略的に示す断面図である。
【図4】図1に示すシリンダブロツクのトツプウオール
の取付状態を示す平面図である。
【図5】図1に示すシリンダブロツクのトツプウオール
の取外し状態を示す平面図である。
【図6】図4及に示すトツプウオールを単体で取り出し
た状態で示す底面図である。
【図7】図1に示すシリンダブロツクをトランスミツシ
ヨン取付側から見た側面図(端面図)である。
【図8】図7に示すシリンダブロツクを図7のB−B線
に沿って切断した状態で拡大して示す断面図である。
【図9】本願発明に係るV型エンジンのシリンダブロツ
クの第2の実施例の構造を、V型6気筒エンジンに適用
した場合を、図1に対応した状態で示す正面図である。
【図10】図4に対応した状態で、図9に示すシリンダ
ブロツクのトツプウオールの取付状態を示す平面図であ
る。
【図11】図5に対応した状態で、図9に示すシリンダ
ブロツクのトツプウオールの取外し状態を示す平面図で
ある。
【図12】図6に対応した状態で、図10に示すトツプ
ウオールを単体で取り出した状態で示す底面図である。
【図13】本願発明に係るV型エンジンのシリンダブロ
ツクの第3の実施例の構造を、V型12気筒エンジンに
適用した場合を、図1に対応した状態で示す正面図であ
る。
【図14】図4に対応した状態で、図13に示すシリン
ダブロツクのトツプウオールの取付状態を示す平面図で
ある。
【図15】図5に対応した状態で、図13に示すシリン
ダブロツクのトツプウオールの取外し状態を示す平面図
である。
【図16】図6に対応した状態で、図14に示すトツプ
ウオールを単体で取り出した状態で示す底面図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体、 2L 左バンク、 2R 右バンク、 3A シリンダブロツク本体、 3B クランクケース、 15 トツプデツキ縁部、 16 ボス部、 17 ボルト穴、 20 トツプウオール、 20a 上辺、 20b 底辺、 21 冷却水リターン通路、 22 トツプウオール縁部、 23 ボルト穴、 24 ボルト、 25 補強用リブである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−160021(JP,A) 実開 平4−8731(JP,U) 実開 平1−97061(JP,U) 実開 平3−127040(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 1/00 - 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のバンクが長手方向に所定位置
    オフセットされて一体化されているとともに当該左右各
    バンクのシリンダ配設位置間にシリンダヘッド取付用の
    ヘッドボルト穴が形成されたV型エンジンにおいて、上
    記左右各バンクにおけるシリンダブロック本体のVバン
    ク内側のトップデッキ縁部の、上記各々のヘッドボルト
    に対応する位置に各々ボス部を形成し、上記左右各バ
    ンクの各ボス部間を補強リブを備えたトラス部材によっ
    て相互に連結したことを特徴とするV型エンジンのシリ
    ンダブロック構造。
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