JP2793084B2 - 乗員保護装置の起動装置 - Google Patents
乗員保護装置の起動装置Info
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Description
ートベルトプリテンショナーなどのように、車両の衝突
を検知して動作する乗員保護装置の起動装置に関するも
のである。
公報に示された従来のエアバック起動制御装置を示すブ
ロック図である。図27において、1は加速度センサ
(以下、Gセンサと略称する)、155はGセンサ1か
ら出力された加速度信号を積分する積分回路、156,
159は積分回路155の出力と起動予測レベルV1 ,
V2 と比較するコンパレータ回路、157はダイオード
D2 、抵抗R2 、コンデンサC2 とからなる時定数回
路、158は時定数回路157の出力と上記積分回路1
55の出力とを比較するコンパレータ回路、160はコ
ンパレータ159の出力を入力とするリセットパルス発
振器、161はコンデンサC1 、抵抗R1 とからなる微
分回路、D1 は微分回路161の出力を積分回路155
の入力側に供給するダイオードである。
Gセンサ1は車両の衝突時に加速度を電気的加速度信号
に変換し、その加速度信号を積分回路155により積分
して速度信号に変換する。通常、積分回路155はパル
ス発振器160の出力信号で一定周期毎にリセットさ
れ、積分回路155の出力がコンパレータ回路158の
起動予測レベルを越えると起動信号を出力する。
ータ回路159の起動予測レベルを越えると、その出力
は低下し、パルス発振器160の周期を長くして微分回
路161を通り、積分回路155のリセットパルスの周
期を長くする。
ータ回路156、時定数回路157を介してコンパレー
タ回路158の起動予測レベルを変えて、その起動予測
レベルより積分回路155の出力が高くなると、コンパ
レータ回路158は起動信号を出力して、乗員起動装置
が起動する必要がない衝撃を受けた場合に誤動作を回避
している。
起動装置は以上のように構成されているので、一定期間
で積分回路をリセットするために、トリガを発生する回
路を備える必要があること、トリガ回路による遅れが生
じて起動信号を生成するまでの遅れになること、単に車
両衝突時の加速度信号のみで起動させると、悪路走行
(縁石に乗り上げるなどの衝突以外の走行)などで、低
速の正面衝突との差違が明確でないために、必要以外で
乗員保護装置が起動したり、低速の正面衝突(乗員保護
装置が起動する必要がない衝突)とトラックの荷台下へ
のもぐり込みなどの特殊衝突(乗員保護装置が起動する
必要がある衝突)の判別が困難であるなどの問題点があ
った。
ためになされたもので、衝突によりある一定の加速度が
得られるまでは、積分回路をリセット状態に保つ為、判
定時間を短縮でき、衝突以外の状態で加速度が加わった
場合や低速の衝突(乗員保護装置が起動する必要がない
衝突)などと、乗員保護装置が起動すべき衝突とを識別
し、必要以外では起動装置を動作させず、起動装置の誤
動作を防止することを目的とする。
員保護装置の起動装置は、加速度信号から一定値を減算
して積分を順次行っていく際に、加速度信号を積分して
得られた速度信号が0より小さい時には、速度信号を0
とする第1の衝突判定アルゴリズム部を設け、この第1
の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づいて起動信号を
出力するものである。
装置は、低速衝突時の加速度信号により出力する第1段
の前記第1の衝突判定アルゴリズム部と、高速衝突時の
加速度信号により出力する第2段の前記第1の衝突判定
アルゴリズム部と、この第1の衝突判定アルゴリズム部
双方の出力の論理積を得る論理積回路とを有する第2の
衝突判定アルゴリズム部を設け、この第2の衝突判定ア
ルゴリズム部の出力に基づいて起動信号を出力するもの
である。
装置は、加速度信号から特定の周波数成分を抽出して前
記第1の衝突判定アルゴリズム部に供給するバンドパス
フィルタを有する第3の衝突判定アルゴリズム部を設
け、この第3の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づい
て起動信号を出力するものである。
装置は、正側加速度信号を第1段の前記第1の衝突判定
アルゴリズム部に入力する正側加速度信号通過部と、負
側加速度信号を第2段の前記第1の衝突判定アルゴリズ
ム部に入力する負側加速度信号反転通過部とを有する第
4の衝突判定アルゴリズム部を設け、この第4の衝突判
定アルゴリズム部の出力に基づいて起動信号を出力する
ものである。
装置は、前記第3の衝突判定アルゴリズム部の出力と前
記第4の衝突判定アルゴリズム部の出力との論理積を得
る論理積回路を有する第5の衝突判定アルゴリズム部を
設け、この第5の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づ
いて起動信号を出力するものである。
装置は、前記第1の衝突判定アルゴリズム部の出力と前
記第5の衝突判定アルゴリズム部の出力との論理積を得
る論理積回路を有する第6の衝突判定アルゴリズム部を
設け、この第6の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づ
いて起動信号を出力するものである。
装置は、前記第1の衝突判定アルゴリズム部の出力と前
記第4の衝突判定アルゴリズム部の出力との論理積を得
る論理積回路を有する第7の衝突判定アルゴリズム部を
設け、この第7の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づ
いて起動信号を出力するものである。
装置は、前記第2の衝突判定アルゴリズム部の出力と前
記第6の衝突判定アルゴリズム部の出力との論理和を得
る論理和回路を有する第8の衝突判定アルゴリズム部を
設け、この第8の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づ
いて起動信号を出力するものである。
置は、加速度信号から一定値を減算して積分した速度信
号が0より小さい場合、速度信号を0として積分を行う
第1の衝突判定アルゴリズム部を設けたことにより、積
分回路をリセットするトリガ回路が削減できる上、衝突
判定時間も短縮できる。
動装置は第1段の前記第1の衝突判定アルゴリズム部
と、高速衝突で出力する第2段の前記第1の衝突判定ア
ルゴリズム部と、この双方の第1の衝突判定アルゴリズ
ム部の出力の論理積を得る論理積回路とを有する第2の
衝突判定アルゴリズム部を備えることで、高速衝突時に
より正確な判定を行える。
動装置は、前記第1の衝突判定アルゴリズム部の前段に
バンドパスフィルタを用いる第3の衝突判定アルゴリズ
ム部を備えているため、低速の正面衝突と高速の正面衝
突との加速度信号波形の特徴を抽出して判別することが
できる。
動装置は、加速度信号の内、正側の加速度信号を積分し
た出力と、負側の加速度信号を積分した出力の内、早く
出力された方を起動信号とする第4の衝突判定アルゴリ
ズム部を備えているため、悪路走行の場合は負側にも大
きな加速度信号波形ができるので判別することができ
る。
動装置は、前記第3の衝突判定アルゴリズム部と前記第
4の衝突判定アルゴリズム部を組合せた第5の衝突判定
アルゴリズム部を備えることにより、より高い信頼性を
もつ悪路走行と特殊衝突の判別をすることができる。
動装置は前記第1の衝突判定アルゴリズム部と前記第5
の衝突判定アルゴリズム部を組合せた第6の衝突判定ア
ルゴリズム部を備えていることにより、セーフィング機
能を備え、さらに悪路走行と特殊衝突の判別をより高い
信頼性を持って判別することができる。
動装置は、前記第1の衝突判定アルゴリズム部と前記第
4の衝突判定アルゴリズム部を組合せた第7の衝突判定
アルゴリズム部を備えていることにより、セーフィング
機能を備え、さらに悪路走行をより高い信頼性を持って
判別できる。
動装置は、前記第2の衝突判定アルゴリズム部と前記第
6の衝突判定アルゴリズム部を組合せた第8の衝突判定
アルゴリズム部を備えていることにより、全衝突にわた
り高速衝突と悪路走行と特殊衝突の判別をより高い信頼
性を持って判別することができる。
する。図1は請求項1の発明の実施例を示すブロック図
である。図1において、Iは第1の衝突判定アルゴリズ
ム部であり、Gセンサ1の出力から一定値ga を減算す
る減算処理部2a、この減算処理部2aの出力の積分値
Fが0より小さいときは0に初期化する機能を有する積
分処理部2b、この積分値Fを設定電圧va と比較する
比較処理部2c、この比較処理部2cの出力を受けて一
定時間オン状態にするオンタイマ2dとを有している。
30は第1の衝突判定アルゴリズム部Iの出力を受けて
導通するスイッチング用のトランジスタ、28はトラン
ジスタ30と直流電源29との間に接続されたスクイブ
と呼ばれる乗員保護装置の起動手段である。
リズム部を、入力装置101、CPU102、メモリ1
03、出力装置104からなるマイクロコンピュータに
より構成した状態を示すもので、他の部分は図1と同一
であるから説明を省略する。
ーチャート図を用いて説明する。処理ST32でサンプ
リング時間を入力、処理ST33でオフセット量gの加
速度信号を入力、処理ST34で起動信号出力を停止し
た後、処理ST35で1時点前の加速度信号B-1及び積
分値Fを0に初期化する。そしてGセンサ1の出力であ
る加速度信号を取り込み、処理ST36でその加速度信
号をAとし、処理ST37で処理ST33で設定された
加速度信号のオフセット量gを減算してBとし、処理S
T38で加速度信号の台形積分を行う。
の値Bを、一時点前の加速度信号の値B-1に入力し、積
分値Fが0より小さいかを判定し、小さい場合はYES
の方向へ進み、処理ST41で積分値Fを0として処理
ST42へ進む。また、処理ST40で積分値Fが0よ
り大きい場合は、NOの方向すなわち処理ST42へ進
む。そして処理ST42で積分値Fの値が予め設定され
たしきい値VTHより小さければ、起動信号を出力せず、
NOの方向へ進み、処理ST36へ戻り再び同様の処理
を繰り返す。
VTHより大きければ、起動信号を必要とする衝突と判断
してYESの方向へ進み、処理ST43で起動信号を出
力し、処理ST44で一定時間起動信号の出力を保持
し、処理ST45で終了する。
明する。図4において、(a)は起動信号を必要としな
い低速走行時(10Km/h前後)における衝突時の加
速度信号波形、(b)は起動信号を必要とする中高速時
(50Km/h前後)における衝突時の加速度信号波形
である。図中のオフセット量gは(a)の加速度波形よ
り大きな値に定めた値である。
れの波形を単に積分を行った波形を示す。起動信号を出
力する時のしきい値VTH1 を波形より大きい値に定
め、の波形がこのしきい値VTH1 に至る時間をtA と
する。次に(a)の波形よりオフセット量gを減算する
と加速度信号は負の値になり、同様に(b)の波形より
オフセット量gを減算すると(d)の波形になる。そし
て、(d)の波形を積分すると(e)のの波形とな
る。
算するとマイナスとなるので、しきい値VTH2 はVTH1
よりかなり低い値に設定でき、(e)のの波形がしき
い値VTH2 に至る時間tB は、オフセット量gを引かず
に積分を行った結果を示すの判定時間tA より短い時
間で判定できる。
のフローチャートの処理ST40、ST41に示すよう
に、加速度信号を積分した値、すなわち速度信号FをF
<0でF=0とするリセット操作の有無の比較を図5を
用いて説明する。
時刻tC で図示していない図1の直流電源29がONす
ることを示し、(b)は起動信号を必要とする衝突時の
加速度信号波形、(c)は(b)の波形からオフセット
量gを減じて積分した波形で、はF<0でF=0のリ
セット操作を行わなかった場合の速度波形、はF<0
でF=0のリセット操作を行った場合の速度波形を示
す。
を行わない場合、は時刻td で強制的にリセット信号
を入力しなければならず、これに伴いトリガ手段が必要
であるが、F<0でF=0のリセット操作を行うの波
形はトリガ手段を必要としない。
の値になる時刻te で、図3の処理ST41により0に
クランプされているので、次に加速度がオフセット量g
を越えたときにはその時点から速度波形は立ち上がるた
め、が判定開始時刻からしきい値VTHに至る時刻tf
は、の場合の時刻tg よりも小さくなり、短い判定時
間で起動信号が得られる。よって、加速度波形から一定
の加速度を減じ、その時間積分を行った場合に生じる起
動信号の遅れを解消できる。
を示すブロック図である。図6において、IIは第2の衝
突判定アルゴリズム部であり、この第2の衝突判定アル
ゴリズムIIは前記図1に示す第1の衝突判定アルゴリズ
ムIと同一構成の第1段の第1の衝突判定アルゴリズム
IAと、Gセンサ1の出力から一定値gb を減算する減
算処理部3a、この減算処理部3aの出力の積分値Fが
0より小さいときは0に初期化する積分処理部3b、こ
の積分値Fを設定電圧vb と比較する比較処理部3c
と、この比較処理部3cの出力を受けて一定時間オン状
態にするオンタイマ3dとからなる第2段の第1の衝突
判定アルゴリズム部IBと、第1段、第2段の第1の衝
突判定アルゴリズムIA、IBの出力の論理積を得る論
理積回路6とを有しており、他の構成は図1と同じであ
るから、同一部分に同一符号を付して重複説明を省略す
る。
IAは、誤爆防止用として低速の衝突でも起動信号が出
力されるように減算処理部2aのしきい値va を設定
し、第2段の第1の衝突判定アルゴリズムIBは、高速
衝突用として高速での衝突で起動信号が出力されるよう
に減算処理部3aの一定値gb 、比較処理部3cのしき
い値vb を設定している。そして、通常衝突と判断され
る場合は、衝突判定アルゴリズムIA、IBにおいて、
v a ,v b の2つのしきい値が共に上回る時に起動信号
が出されるので、論理積回路6で両衝突判定アルゴリズ
ムIA、IBの出力の論理積を得ることにより、誤動作
防止機能をもたせた高速衝突判定アルゴリズムとなる。
ャート図を用いて説明する。まず、処理ST47でサン
プリング時間を入力し、処理ST48で加速度のオフセ
ット値ga 、gb 、処理ST49で衝突判定用のしきい
値va 、vb を入力する。そして、処理ST50で1時
点前の加速度を0、処理ST51で積分値を0に初期化
し、処理ST52でGセンサ1からの加速度信号をAに
入力し、処理ST53で図8に示すサブ1の処理に移
る。
ST68で図4の処理ST37から処理ST42と同様
の処理を行う。ただし、処理ST67でNOの方向に進
むときは、処理ST69に進み、図7の処理ST54へ
戻る。処理ST54では、処理ST68でHighの信
号が得られたときから一定時間経過すると、処理ST5
5で信号Va をLowにする。そして、処理ST56の
サブ2に移り、上記サブ1と同様な処理を図9に示す処
理ST70から処理ST77で行い、処理ST57に戻
り信号Vb がHighとなってから一定時間経過する
と、処理ST58で信号Vb をLowにする。そして、
処理ST59に進み、Va とVb の論理積をとり、Lo
wなら処理ST52に戻り上記処理を繰り返し、Hig
hなら処理ST60で起動信号を出力して処理ST61
で終了する。
を示すブロック図である。図9において、III は第3の
衝突判定アルゴリズム部で、この第3の衝突判定アルゴ
リズム部III は前記第1の衝突判定アルゴリズム部Iの
入力側にバンドパスフィルタ4aを設けた構成であっ
て、マイクロコンピュータにより処理を行う。
ート図により説明する。図10において処理ST79〜
ST91は処理ST83で加速度信号をバンドパスフィ
ルタ4aに通し帯域制限する以外は、図3の処理ST3
2〜ST43と同様の操作を行い、処理ST92で操作
を終了する。なお、処理ST83のバンドパスフィルタ
4aの特性の決定は次のように行う。図11(a)は一
般の中高速走行時における衝突信号の周波数スペクト
ル、図11(b)は特殊衝突(トラック荷台の下へもぐ
り込み)における衝突信号の周波数スペクトル、図11
(c)は(a)、(b)をもとに特殊衝突の特徴が明確
な周波数帯域からカットオフ周波数fCL、fCHを決め、
バンドパスフィルタ4aを構成した時のフィルタ特性を
示す。
について説明する。図12(A)に起動信号を必要とし
ない低速での正面衝突の加速度信号波形、起動信号を必
要とする高速での特殊衝突時の加速度信号波形を示し、
図12(B)に原信号のバンドパスフィルタ4a通過後
の波形、図12(C)に原信号から一定の値gを減算し
積分した波形、図12(D)にバンドパスフィルタ通過
後、ある一定加速度を減算した後積分を行った時の波形
を示す。
い低速の正面衝突において発生する加速度信号から、一
定値gを減算して積分を行い、これより大きいしきい値
VTHを決める。そして、乗員保護に必要な目標感知時間
がt1 とすれば、高速の特殊衝突時の加速度信号から一
定値gを減算して積分を行った波形は、しきい値VTHに
時刻t2 で到達するが、これは目標感知時間t1 を越え
ており、この時点の起動信号では十分な乗員保護ができ
ない。
用いられるバンドパスフィルタ4aを第1の衝突判定ア
ルゴリズムの前段に付加し、バンドパスフィルタ4aの
出力より一定値g’を減算して積分を行うと、図12
(D)に示す低速の正面衝突の波形になり、この波形か
らしきい値VTH’を決めると、しきい値VTHより低いし
きい値に設定できる。この値に高速の特殊衝突時の波形
が到達する時刻t3 は目標感知時間t1 より小さく、十
分な乗員保護ができる起動信号となる。
速の悪路走行時の加速度信号には、高速の特殊衝突時の
場合と同様の周波数成分が多く、バンドパスフィルタ通
過後も大きな信号が残り、高速の特殊衝突と同様、積分
値はしきい値VTH’に到達してしまう。
な加速度信号ができることを利用して判別する方法を、
図12を用いて説明するが、先にこのアルゴリズムに含
まれる第4の衝突判定アルゴリズム部IVを用いた起動装
置を図13について説明する。
例を示すブロック図である。図13において、第4の衝
突判定アルゴリズム部IVは、前記図6に示す第1段、第
2段の第1の衝突判定アルゴリズムIA、IBの入力側
に正加速度信号通過手段5a、負加速度信号反転通過手
段5bを設け、この両第1の衝突判定アルゴリズムI
A、IBの出力の論理積を得る論理積回路93を設けた
構成である。
れた加速度信号を正側、負側に分けて処理を行う。すな
わち、正側の加速度信号は正加速度信号通過手段5aよ
り出力され、第1の衝突判定アルゴリズムIAにより判
定され起動信号を出力する。また、同様に負側の加速度
信号は負加速度信号反転通過手段5eにより反転出力さ
れ、第1の衝突判定アルゴリズムIBにより判定され起
動信号を出力する。そして、論理積回路93で両出力の
論理積を得て起動手段28を動作させる。
作を図14に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、処理ST95でサンプリング時間T、低速用と中高
速用のオフセット加速度gd 、ge を入力する。そして
処理ST96で起動信号出力を停止しておき、処理ST
97、処理ST98で1時点前の加速度B-1、B-1’の
値及び積分値F、F’をそれぞれゼロに初期化してお
き、処理ST99で加速度信号をAに取り込む。
の場合には、処理ST101に進み、オフセット値を減
算し、処理ST102で台形積分を行う。そして、処理
ST103で現在のBの値を一時点前のB-1の値とし、
処理ST104で積分値Fが0より小さい時は処理ST
105で積分値Fを0にクランプして処理ST106へ
進み、積分値Fが0より大きければ、処理ST106で
しきい値と比較を行い、大きければ処理ST107で起
動信号を出力する。
い場合は処理ST99に戻り上記処理を繰り返す。また
処理ST100でAの値が0より小さい時には、処理S
T101〜処理ST106と同様な操作を処理ST10
9〜処理ST114で行い、処理ST114で積分値
F’の値がしきい値より大きいときには、処理ST11
5で積分値Fの値を0にリセットする。
例を示すブロック図である。図15において、Vは第5
の衝突判定アルゴリズム部であり、この第5の衝突判定
アルゴリズム部Vは前記図9、図13に示す第3、第4
の衝突判定アルゴリズムIII 、IVと、両衝突判定アルゴ
リズム部III 、IVの出力の論理積を得る論理積回路9
と、第4の衝突判定アルゴリズム部IVの入力路を開閉す
るスイッチ手段10とで構成されている。
作を図16のフローチャート図を用いて説明する。ま
ず、処理ST117で起動信号出力を停止しておき、処
理ST118で図10のフロー3、処理ST119で図
14のフロー4を実行し、処理ST120で処理ST1
18とST119の出力の論理積をとり、Highなら
ば処理ST121で起動信号を出力、Lowならば処理
ST118に戻り、上記処理を繰り返す。
際、図10の処理ST90でNOの方向に進む時、処理
ST91で起動信号を出力せず、処理ST92にジャン
プする。また、同様に処理ST119のフロー4でも、
図14の処理ST106、処理ST114でNの方向に
進まず、処理ST108へジャンプし、図16の処理1
20へ戻る。
部Vの動作を説明する信号波形図である。いま、図17
(A)に示すような加速度波形が得られた時、第3の衝
突判定アルゴリズム部III において、その信号をバンド
パスフィルタ4aに通すと図17(B)となり、ある一
定加速度を減算し積分を行うと図17(C)となる。こ
の時、時刻t1 に、積分値がしきい値ve に到達し、こ
れを越えると図25のオンタイマ4eに信号を出力す
る。
5cと5gはリセット状態に保たれている。そして、こ
のオンタイマ4eの出力信号をトリガにして、スイッチ
10が閉じて、アルゴリズムIVが起動し、さらに積分手
段5cと5gのリセットを解除し、時刻t1 からt2 ま
で加速度波形Aの正側だけを取り出して、オフセット量
gd を減算した後、積分処理部5cで積分が行われ図1
7(D)の(+)に示すような波形となるが、この積分
値より大きい値に比較処理部5dのしきい値vd は設定
されており、比較処理部5dの出力はLowのままであ
る。
波形(A)の負側の加速度が反転して検出され、オフセ
ット量ge を減算した後、積分処理部5gで積分が行わ
れ、比較処理部5hで起動レベルve を越えるとその出
力がHighとなり、論理和処理11の出力はHigh
となり、積分手段5cをリセットするので比較手段5d
の出力はLowとなる。
定アルゴリズム部III の出力を論理積回路9で論理積を
とるので、オンタイマ4fには起動信号が入力されな
い。これで負側に大きな加速度信号を持つ悪路走行時に
置いての誤動作が防止できる。このようにして、第3の
衝突判定アルゴリズム部III と第4の衝突判定アルゴリ
ズム部IVを論理積回路9で論理積をとり、新たな起動信
号とする。
例を示すブロック図であり、図18において、IVは第6
の衝突判定アルゴリズム部であり、この第6の衝突判定
アルゴリズム部VIは前記図15に示す第5の衝突判定ア
ルゴリズム部Vに前記図1に示す第1の衝突判定アルゴ
リズム部Iを誤爆防止手段として付加し、両衝突判定ア
ルゴリズム部V,Iの出力の論理積を得る論理積回路8
を有する構成であり、図2に示すマイクロコンピュータ
により処理される。
作を図19のフローチャート図について説明する。処理
ST124で起動信号出力を停止しておき、処理ST1
25で図3に示すフロー1aに処理を移し、図20の処
理ST131でオフセット加速度ga を入力し、処理S
T132で1時点前の加速度B-1、積分値Fを0に初期
化し、処理ST133でAよりオフセット値ga を減算
し、処理ST134で台形積分を行い、処理ST135
で現時点の加速度Bを1時点前の加速度に入力し、処理
ST136で積分値Fが0より小さい時は、処理ST1
38へ進む。処理ST138では積分値Fがしきい値v
a より大きければ、処理ST139でva をHighに
し、小さければ処理ST140で処理ST126のフロ
ー5に戻る。
い、処理ST127で処理ST125と処理ST126
のそれぞれの出力Va 、Vf の論理積をとり、High
ならば処理ST128で起動信号を出力、Lowならば
処理ST125に戻り上記処理を繰り返す。
6)の操作において、図16の処理ST120でVC と
Vd の論理積をとり、Lowになったときは処理ST1
21で起動信号を出力せずに、処理ST122にジャン
プする。この第6の衝突判定アルゴリズム部VIにより、
悪路走行と特殊衝突の判定を行い、さらに誤爆防止手段
を付加することにより、信頼性の高い判定ができる。
例を示すブロック図である。図21において、VII は第
7の衝突判定アルゴリズム部であり、この第7の衝突判
定アルゴリズム部VII は前記第4の衝突判定アルゴリズ
ム部IVに前記第1の衝突判定アルゴリズム部Iを誤爆防
止手段として付加し、両衝突判定アルゴリズム部IV、I
の出力の論理積を得る論理積回路95を有する構成であ
る。
動作を図22のフローチャートについて説明する。処理
ST149で起動信号出力を停止しておき、処理ST1
50でフロー1a(図3)、処理ST151でフロー4
(図14)を行い、処理ST152で処理ST150、
処理ST151の出力Va 、Vd の論理積をとり、その
出力がHighならば処理ST153で起動信号を出力
し、Lowならば処理ST150に戻り、上記処理を繰
り返す。
ST151のフロー4に処理が移ったとき、図14の処
理ST106でFがVTHより小さい場合、処理ST10
8にジャンプするものとする。また、同様に処理ST1
14がF’がVTH’より小さい場合と、処理ST115
の処理が終ったとき、処理ST107で起動信号を出力
せず、処理ST108にジャンプし終了するものとす
る。このアルゴリズムにより、悪路走行を検出するアル
ゴリズムに誤爆防止手段を備え、信頼性の高い判定が行
える。
例を示すブロック図である。図23において、VIIIは第
8の衝突判定アルゴリズム部であり、この第8の衝突判
定アルゴリズム部VIIIは前記第2、第6の衝突判定アル
ゴリズム部II、VIと、この両衝突判定アルゴリズム部I
I、VIの出力の論理和を得る論理和回路7を有する構成
である。
動作を図24のフローチャートについて説明する。ま
ず、処理ST142により起動信号の出力を停止してお
き、処理ST143のフロー2(図7)、処理ST14
4でフロー6(図19)を行い、処理ST145で処理
ST143、処理ST144の出力Vh 、Vg の論理和
を論理和をとり、その出力がHighならば処理ST1
46で起動信号を出力し、Lowならば処理ST143
に戻り上記処理を繰り返す。
が移ったとき、フロー2の処理ST59でVa とVb の
論理積の出力がLowならば、処理ST60で起動信号
を出力せず、処理ST61にジャンプするものとする。
また、処理ST144のフロー6に処理が移ったとき、
処理ST127でVa とVf の論理和の出力がLowの
ならば、処理ST128で起動信号を出力せず、処理S
T129にジャンプするものとする。この第8の衝突判
定アルゴリズム部VIIIにより、高速度衝突、低速衝突、
悪路走行、特殊衝突の総合的な判定が行い、起動信号を
出力できる。
IIを詳細に示したブロック図であり、前記図1、図6、
図9、図13に示す第1、第2、第5の衝突判定アルゴ
リズム部I、II、III 、IVにより構成されており、それ
ぞれの構成部品は各図と同一部分には同一符号を付して
重複説明を省略する。
ゴリズム部VIIIの動作を説明するフローチャートで、S
T12で起動信号出力を停止しておき、ST13でアル
ゴリズムI、ST14でアルゴリズムI’、ST15で
アルゴリズムIII 、ST16でアルゴリズムIVを行い、
ST17でST13の出力Va とST14の出力Vbの
論理積とりVh とする。そして、ST18でST15の
出力Vc とST16の出力Vd の論理積をとりVf とす
る。次にST19でVr をある一定時間Highにして
おき、ST20でVa とVf の論理積をとりVg とし、
ST21でVhとVg の論理和をとりVi とし、ST2
2でこの値Vi がHighであればST23で起動信号
を出力しST23で終了する。また、Vi がLowの場
合はST13へ戻り、上記処理を繰り返す。
処理を、マイクロコンピュータのソフトウェアで行って
いるが、その一部又は全部をハードウェアの回路のみで
構成することもできる。
ば、加速度信号から一定値を減算して積分した速度信号
が0より小さい場合、速度信号を0として積分を行う第
1の衝突判定アルゴリズム部を設けたので、積分回路を
リセットするトリガ回路が削減できる上、衝突判定時間
も短縮できる効果がある。
でも出力する第1段の第1の衝突判定アルゴリズム部
と、高速衝突で出力する第2段の第1の衝突判定アルゴ
リズム部と、その双方の第1の衝突判定アルゴリズム部
の出力の論理積を得る論理積回路とを有する第2の衝突
アルゴリズム部を備えたので、高速衝突時により正確な
判定を行えるという効果がある。
アルゴリズム部の前段にバンドパスフィルタを用いる第
3の衝突判定アルゴリズム部で備えているので、低速の
正面衝突と高速の正面衝突との加速度信号波形の特徴を
抽出して判別することができるという効果がある。
正側の加速度信号を積分した出力と、負側の加速度信号
を積分した出力との内、早く出力された方を起動信号と
する第4の衝突判定アルゴリズム部を備えているため、
悪路走行の場合は負側にも大きな加速度信号波形がでる
ので判別することができるという効果がある。
アルゴリズム部と第4の衝突判定アルゴリズム部を組合
せた第5の衝突判定アルゴリズム部を備えているので、
より高い信頼性をもつ悪路走行と特殊衝突の判別がする
ことができるという効果がある。
アルゴリズム部と第5の衝突判定アルゴリズム部を組合
せた第6の衝突判定アルゴリズム部を備えているので、
セーフィング機能を備え、さらに悪路走行と特殊衝突の
判別をより高い信頼性を持って判別することができると
いう効果がある。
ルゴリズム部と第4の衝突判定アルゴリズム部を組合せ
た第7の衝突判定アルゴリズム部を備えているので、セ
ーフィング機能を備え、さらに悪路走行をより高い信頼
性を持って判別できるという効果がある。
アルゴリズム部と第5の衝突判定アルゴリズム部を組合
せた第8の衝突判定アルゴリズム部を備えているので、
全衝突にわたり高速衝突と悪路走行と特殊衝突の判別を
より高い信頼性を持って判別することができるという効
果がある。
の起動装置の構成を示すブロック図である。
ピュータで構成した状態を示すブロック図である。
図である。
説明図である。
の起動装置の構成を示すブロック図である。
図である。
ート図である。
の起動装置の構成を示すブロック図である。
ト図である。
ある。
置の起動装置の構成を示すブロック図である。
ート図である。
置の起動装置の構成を示すブロック図である。
ート図である。
である。
置の起動装置の構成を示すブロック図である。
ート図である。
ート図である。
置の起動装置の構成を示すブロック図である。
ート図である。
置の起動装置の構成を示すブロック図である。
ート図である。
置の起動装置の構成を示すブロック図である。
ート図である。
ク図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号から第1のしきい値を減算する減
算手段と、この減算手段の出力を積分し積分値が0より
小さくなったとき該積分値を強制的に0とするリセット
機能を有する積分手段と、前記積分手段の出力を第2の
しきい値と比較する比較手段とからなる第1の衝突判定
アルゴリズム部と、この第1の衝突判定アルゴリズム部
の出力に基づいて起動信号を出力する起動手段とを備え
た乗員保護装置の起動装置。 - 【請求項2】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号から第1のしきい値を減算する第
1の減算手段と、この第1の減算手段の出力を積分し積
分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0と
するリセット機能を有する第1の積分手段と、前記第1
の積分手段の出力を第2のしきい値と比較する第1の比
較手段とを有する低速用判定部と、前記加速度センサか
ら出力された加速度信号から第3のしきい値を減算する
第2の減算手段と、この第2の減算手段の出力を積分し
積分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0
とするリセット機能を有する第2の積分手段と、前記第
2の積分手段の出力を第4のしきい値と比較する第2の
比較手段とを有する高速用判定部と、前記低速用判定部
の出力と前記高速用判定部の出力との論理積の得る論理
積回路とからなる第2の衝突判定アルゴリズム部と、こ
の第2のアルゴリズム部の出力に基づいて起動信号を出
力する起動手段とを備えた乗員保護装置の起動装置。 - 【請求項3】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号のうち特定の周波数だけを通過さ
せるフィルタと、このフィルタの出力から第1のしきい
値を減算する減算手段と、この減算手段の出力を積分し
積分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0
とするリセット機能を有する積分手段と、前記積分手段
の出力を第2のしきい値と比較する比較手段とからなる
第3の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づいて起動信
号を出力する起動手段とを備えた乗員保護装置の起動装
置。 - 【請求項4】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号のうち正側のみを抽出する正加速
度信号通過手段と、この正加速度信号通過手段の出力か
ら第1のしきい値を減算する第1の減算手段と、この第
1の減算手段の出力を積分し積分値が0より小さくなっ
たとき該積分値を強制的に0とするリセット機能を有す
る第1の積分手段と、前記第1の積分手段の出力を第2
のしきい値と比較する第1の比較手段と、前記加速度セ
ンサから出力された加速度信号のうち負側のみを抽出す
る負加速度信号反転通過手段と、この負加速度信号反転
通過手段の出力から第3のしきい値を減算する第2の減
算手段と、この第2の減算手段の出力を積分し積分値が
0より小さくなったとき該積分値を強制的に0とするリ
セット機能を有する第2の積分手段と、前記第2の積分
手段の出力を第4のしきい値と比較する第2の比較手段
と、前記第1の比較手段の出力を前記第2の比較手段の
出力で禁止をかける論理積回路とからなる第4の衝突判
定アルゴリズム部と、この第4の衝突判定アルゴリズム
部の出力に基づいて起動信号を出力する起動手段とを備
えた乗員保護装置の起動装置。 - 【請求項5】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号のうち特定の周波数だけを通過さ
せるフィルタと、このフィルタの出力から第1のしきい
値を減算する第1の減算手段と、この第1の減算手段の
出力を積分し積分値が0より小さくなったとき該積分値
を強制的に0とするリセット機能を有する第1の積分手
段と、前記積分手段の出力を第2のしきい値と比較する
第1の比較手段とからなる第3の衝突判定アルゴリズム
部と、前記加速度センサから出力された加速度信号のう
ち正側のみを抽出する正加速度信号通過手段と、この正
加速度信号を通過手段の出力から第3のしきい値を減算
する第2の減算手段と、この第2の減算手段の出力を積
分し積分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的
に0とするリセット機能を有する第2の積分手段と、前
記第2の積分手段の出力を第4のしきい値と比較する第
2の比較手段と、前記加速度センサから出力された加速
度信号のうち負側のみを抽出する負加速度信号反転通過
手段と、この負加速度信号反転通過手段の出力から第5
のしきい値を減算する第3の減算手段と、この第3の減
算手段の出力を積分し積分値が0より小さくなったとき
該積分値を強制的に0とするリセット機能を有する第3
の積分手段と、前記第3の積分手段の出力を第6のしき
い値と比較する第3の比較手段と、前記第2の比較手段
の出力を前記第3の比較手段の出力で禁止をかける第1
の論理積回路とからなる第4の衝突判定アルゴリズム部
と、前記第3の衝突判定アルゴリズム部の出力と前記第
4の衝突判定アルゴリズム部の出力との論理積を得る第
2の論理積回路からなる第5の衝突判定アルゴリズム部
と、この第5の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づい
て起動信号を出力する起動手段とを備えた乗員保護装置
の起動装置。 - 【請求項6】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号から第1のしきい値を減算する第
1の減算手段と、この第1の減算手段の出力を積分し積
分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0と
するリセット機能を有する第1の積分手段と、前記第1
の積分手段の出力を第2のしきい値と比較する第1の比
較手段とからなる第1の衝突判定アルゴリズム部と、前
記加速度センサから出力された加速度信号のうち特定の
周波数だけを通過させるフィルタと、このフィルタの出
力から第3のしきい値を減算する第2の減算手段と、こ
の第2の減算手段の出力を積分し積分値が0より小さく
なったとき該積分値を強制的に0とするリセット機能を
有する第2の積分手段と、前記第2の積分手段の出力を
第4のしきい値と比較する第2の比較手段とからなる第
3の衝突判定のアルゴリズム部と、前記加速度センサか
ら出力された加速度信号のうち正側のみを抽出する正加
速度信号通過手段と、この正加速度信号通過手段の出力
から第5のしきい値を減算する第3の減算手段と、この
第3の減算手段の出力を積分し積分値が0より小さくな
ったとき該積分値を強制的に0とするリセット機能を有
する第3の積分手段と、前記第3の積分手段の出力を第
6のしきい値と比較する第3の比較手段と、前記加速度
センサから出力された加速度信号のうち負側のみを抽出
する負加速度信号反転通過手段と、この負加速度信号反
転通過手段の出力から第7のしきい値を減算する第4の
減算手段と、この第4の減算手段の出力を積分し積分値
が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0とする
リセット機能を有する第4の積分手段と、前記第4の積
分手段の出力を第8のしきい値と比較する第4の比較手
段と、前記第3の比較手段の出力を前記第4の比較手段
の出力で禁止をかける第1の論理積回路とからなる第4
の衝突判定アルゴリズム部と、前記第3、第4の衝突判
定アルゴリズム部の出力の論理積を得る第2の論理積回
路とからなる第5の衝突判定アルゴリズム部と、前記第
1、第5の衝突判定アルゴリズム部の出力の論理積を得
る第3の論理積回路とからなる第6の衝突判定アルゴリ
ズム部と、この第6の衝突判定アルゴリズム部の出力に
基づいて起動信号を出力する起動手段とを備えた乗員保
護装置の起動装置。 - 【請求項7】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号から第1のしきい値を減算する第
1の減算手段と、この第1の減算手段の出力を積分し積
分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0と
するリセット機能を有する第1の積分手段と、前記第1
の積分手段の出力を第2のしきい値と比較する第1の比
較手段とからなる第1のアルゴリズム部と、前記加速度
センサから出力された加速度信号のうち正側のみを抽出
する正加速度信号通過手段と、この正加速度信号通過手
段の出力から第3のしきい値を減算する第2の減算手段
と、この第2の減算手段の出力を積分し積分値が0より
小さくなったとき該積分値を強制的に0とするリセット
機能を有する第2の積分手段と、前記第2の積分手段の
出力を第4のしきい値と比較する第2の比較手段と、前
記加速度センサから出力された加速度信号のうち負側の
みを抽出する負加速度信号反転通過手段と、この負加速
度信号反転通過手段の出力から第5のしきい値を減算す
る第3の減算手段と、この第3の減算手段の出力を積分
し積分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に
0とするリセット機能を有する第3の積分手段と、前記
第3の積分手段の出力を第6のしきい値と比較する第3
の比較手段と、前記第2の比較手段の出力と前記第3の
比較手段の出力で禁止をかける第1の論理積回路とから
なる第4の衝突判定アルゴリズム部と、前記第1、第4
の衝突判定アルゴリズム部の出力の論理積を得る第2の
論理積回路とからなる第7の衝突判定アルゴリズム部
と、この第7の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づい
て起動信号を出力する起動手段とを備えた乗員保護装置
の起動装置。 - 【請求項8】 衝突時の加速度を電気的加速度信号に変
換して出力する加速度センサと、この加速度センサから
出力された加速度信号から第1のしきい値を減算する第
1の減算手段と、この第1の減算手段の出力を積分し積
分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0と
するリセット機能を有する第1の積分手段と、前記第1
の積分手段の出力を第2のしきい値と比較する第1の比
較手段とを有する低速用判定部と、前記加速度センサか
ら出力された加速度信号から第3のしきい値を減算する
第2の減算手段と、この第2の減算手段の出力を積分し
積分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0
とするリセット機能を有する第2の積分手段と、前記第
2の積分手段の出力を第4のしきい値と比較する第2の
比較手段とを有する高速用判定部と、前記低速用判定部
の出力と前記高速用判定部の出力との論理積を得る第1
の論理積回路とからなる第2の衝突判定アルゴリズム部
と、前記加速度センサから出力された加速度信号から第
5のしきい値を減算する第3の減算手段と、この第3の
減算手段の出力を積分し積分値が0より小さくなったと
き該積分値を強制的に0とするリセット機能を有する第
3の積分手段と、前記第3の積分手段の出力を第6のし
きい値と比較する第3の比較手段からなる第1の衝突判
定アルゴリズム部と、前記加速度センサから出力された
加速度信号のうち特定の周波数だけを通過させるフィル
タと、このフィルタの出力から第6のしきい値を減算す
る第4の減算手段と、この第4の減算手段の出力を積分
し積分値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に
0とするリセット機能を有する第4の積分手段と、前記
第4の積分手段の出力を第7のしきい値と比較する第4
の比較手段からなる第3の衝突判定アルゴリズム部と、
前記加速度センサから出力された加速度信号のうち正側
のみを抽出する正加速度信号通過手段と、この正加速度
信号通過手段の出力から第8のしきい値を減算する第5
の減算手段と、この第5の減算手段の出力を積分し積分
値が0より小さくなったとき該積分値を強制的に0とす
るリセット機能を有する第5の積分手段と、前記第5の
積分手段の出力を第9のしきい値と比較する第5の比較
手段と、前記加速度センサから出力された加速度信号の
うち負側のみを抽出する負加速度信号反転通過手段と、
この負加速度信号反転通過手段の出力から第10のしき
い値を減算する第6の減算手段と、この第6の減算手段
の出力を積分し積分値が0より小さくなったとき該積分
値を強制的に0とするリセット機能を有する第6の積分
手段と、前記第6の積分手段の出力を第11のしきい値
と比較する第6の比較手段と、前記第5の比較手段の出
力を前記第6の比較手段の出力で禁止をかける第2の論
理積回路とからなる第4の衝突判定のアルゴリズム部
と、前記第3、第4の衝突判定アルゴリズム部の出力の
論理積を得る第3の論理積回路とからなる第5の衝突判
定アルゴリズム部と、前記第1、第5の衝突判定アルゴ
リズム部の出力の論理積を得る第4の論理積回路とから
なる第6の衝突判定アルゴリズム部と、前記第2、第6
の衝突判定アルゴリズム部の出力の論理和を得る論理和
回路とからなる第8の衝突判定アルゴリズム部と、この
第8の衝突判定アルゴリズム部の出力に基づいて起動信
号を出力する起動手段とを備えた乗員保護装置の起動装
置。
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