JP2020064173A - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像レンズの小型化および低背化を実現しつつ、撮像素子の高画素化または大型化に対応した光学性能を実現することを可能にする。【解決手段】撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、を備え、前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、負の屈折力を有する第3レンズと、正または負の屈折力を有する第4レンズと、正または負の屈折力を有する第5レンズと、正または負の屈折力を有する第6レンズと、負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、正または負の屈折力を有する第8レンズと、正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、撮像素子に被写体像を結像させる撮像レンズが提供される。【選択図】図1
Description
本開示は、撮像レンズおよび撮像装置に関する。
従来、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を用いたカメラ付携帯電話、スマートフォンまたはデジタルスチルカメラ等の撮像装置(または撮像装置を搭載した装置)が知られている。このような撮像装置、および当該撮像装置に搭載される撮像レンズにおいては、より一層の小型化および低背化が要求されている。
また、特にカメラ付携帯電話またはスマートフォンのような装置については、小型化および低背化と共に撮像素子の高画素化または大型化が進んでおり、デジタルスチルカメラと同等の高画素撮像素子を搭載したモデルが普及機となっている。そのため、例えばカメラ付携帯電話またはスマートフォンのような装置に搭載される撮像レンズとしても撮像素子の高画素化または大型化に対応する高いレンズ性能が要求されている。さらに、例えば暗所撮影でのノイズによる画質の劣化を防止しつつ、より速いシャッタースピードを実現するため、大口径化、すなわちFnoの低い(明るい)撮像レンズが要求されている。
撮像レンズの小型化、低背化および高性能化を実現するため、より多くの撮像レンズ(例えば、5枚以上の撮像レンズ等)が組み合わされて用いられる傾向にある。例えば、以下の特許文献1には、5枚のレンズ群を備えることで、Fnoが2.0程度の十分な明るさを有し、諸収差を良好に補正することができる撮像レンズが開示されている。撮像対象物側より順に第1レンズ〜第5レンズが備えられるとき、第1レンズおよび第2レンズが比較的近くに配置されることで、特許文献1に係る撮像レンズは、色収差を良好に補正することができ、Fnoが低く抑えられたこと等により発生するコマ収差も第3、第4レンズで良好に補正される。
しかし、特許文献1などによっては、撮像レンズの小型化および低背化を実現しつつ、撮像素子の高画素化または大型化に対応した光学性能を実現することができない場合があった。例えば、特許文献1に開示されている撮像レンズについては、第4レンズの屈折力が強いことで、撮像レンズの組み立て性が損なわれ、撮像レンズ全系の光学性能が低くなる。また、撮像素子の大きさと比較して、撮像レンズ全系の焦点距離と光学全長が長い。したがって、さらに撮像レンズの小型化若しくは低背化、画角の拡大、またはFnoの低減が進められると、諸収差、特に球面収差およびコマ収差を補正することが困難になると考えられる。
そこで、本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮像レンズの小型化および低背化を実現しつつ、撮像素子の高画素化または大型化に対応した光学性能を実現することが可能な、新規かつ改良された撮像レンズおよび撮像装置を提供する。
本開示によれば、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、を備え、前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、負の屈折力を有する第3レンズと、正または負の屈折力を有する第4レンズと、正または負の屈折力を有する第5レンズと、正または負の屈折力を有する第6レンズと、負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、正または負の屈折力を有する第8レンズと、正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、撮像素子に被写体像を結像させる撮像レンズが提供される。
また、本開示によれば、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群により結像された被写体像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備え、前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、負の屈折力を有する第3レンズと、正または負の屈折力を有する第4レンズと、正または負の屈折力を有する第5レンズと、正または負の屈折力を有する第6レンズと、負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、正または負の屈折力を有する第8レンズと、正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、撮像装置が提供される。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.撮像レンズの一実施形態
2.撮像レンズの実施例
3.撮像装置の一実施形態
1.撮像レンズの一実施形態
2.撮像レンズの実施例
3.撮像装置の一実施形態
<1.撮像レンズの一実施形態>
まず、本開示に係る撮像レンズの一実施形態について説明する。
まず、本開示に係る撮像レンズの一実施形態について説明する。
本実施形態に係る撮像レンズは、撮像素子に被写体像を結像させるものであり、カメラ付携帯電話、スマートフォンまたはデジタルスチルカメラ等の撮像装置に搭載されることを想定している。また、本開示は撮像レンズをより小型およびより低背にすることができるため、本実施形態に係る撮像レンズは、特に小型および低背の撮像装置に搭載されることを想定している。なお、撮像レンズが搭載される装置の種類、またはその大きさは特に限定されない。なお、本実施形態に係る撮像レンズを搭載した撮像装置の詳細については後段にて説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像レンズ100の一実施例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る撮像レンズ100は、9枚のレンズを備える。各レンズの屈折力の観点から撮像レンズ100を説明すると、撮像レンズ100は、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群La1と、負の屈折力を有する第2レンズ群La2と、を備える。そして、第1レンズ群La1は、撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、正の屈折力を有する第2レンズL2と、負の屈折力を有する第3レンズL3と、正または負の屈折力を有する第4レンズL4と、正または負の屈折力を有する第5レンズL5と、正または負の屈折力を有する第6レンズL6と、負の屈折力を有する第7レンズL7と、を備える。一方、第2レンズ群La2は、撮像対象物側より順に、正または負の屈折力を有する第8レンズL8と、正または負の屈折力を有する第9レンズL9と、を備える。
第1レンズL1〜第8レンズL8については、それぞれ離隔された状態で配置されることを想定しており(必ずしも離隔されている必要はない)、第8レンズL8および第9レンズL9については、第8レンズL8の像側の面と第9レンズL9の撮像対象物側の面(それぞれの面の少なくとも一部)が密着されるように接合されることを想定している。なお、第8レンズL8および第9レンズL9の接合方法は特に限定されない。
そして、図1に示すように、第9レンズL9の像側の面にシールガラスFが配置される。シールガラスFは、撮像素子を固定する部材(ガラス基板)であり、シールガラスFおよび撮像素子が一体となってCSP(Chip Size Package)撮像素子が形成される。シールガラスFの像側には撮像素子(図示なし)が配置されており、シールガラスFの像側の面が結像面となる。
また、各レンズの面番号に関して説明すると、図1に示すように、第1レンズL1の第1面(各レンズについて、撮像対象物側の面を第1面とし像側の面を第2面とする)をR1、第2面をR2、第2レンズL2の第1面をR3、第2面をR4、第3レンズL3の第1面をR5、第2面をR6、第4レンズL4の第1面をR7、第2面をR8、第5レンズL5の第1面をR9、第2面をR10、第6レンズL6の第1面をR11、第2面をR12、第7レンズL7の第1面をR13、第2面をR14、第8レンズL8の第1面をR15、第9レンズL9の第1面(換言すると第8レンズL8の第2面)をR16とする。このとき開口絞りSは、図1に示すように、第1レンズL1の第2面であるR2と、第2レンズL2の第1面であるR3との間に配置されることを想定している(必ずしもこれに限定されない)。
なお、本実施形態に係る撮像レンズ100の構成は必ずしも図1の例に限定されない。より具体的には、図1に示されている構成の一部(各レンズ以外を想定)が省略されたり、他の構成に置換されたりしてもよいし、図1に示されていない他の構成(例えば、赤外線カットフィルタ等の各種フィルタ等)が撮像レンズ100に備えられたりしてもよい。例えば、本実施形態に係る撮像レンズ100は、第1レンズL1〜第9レンズL9のみを備えていてもよい。
本実施形態において、撮像レンズ100全系のd線(波長約587.6[nm])に対する焦点距離をfとし、第1レンズ群La1のd線に対する焦点距離をfa1とし、第2レンズ群La2のd線に対する焦点距離をfa2としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(101)で表される条件を満足する。
式(101)は、撮像レンズ100全系の屈折力(または焦点距離)に対する、第1レンズ群La1および第2レンズ群La2の屈折力(または焦点距離)の適切な関係について規定している。なお、式(101)に絶対値が用いられているのは、第2レンズ群La2が負の屈折力(または焦点距離)を有するためである点に留意されたい。
式(101)において、|f/(fa1/fa2)|で表される値が500以上である場合には、撮像レンズ100全系の屈折力(絶対値)と第1レンズ群La1の屈折力(絶対値)に対して、第2レンズ群La2の屈折力(絶対値)が過小であり、撮像レンズ100が十分な収差補正効果を発揮できなくなる。特に、撮像レンズ100による軸外収差(非点収差またはコマ収差等)、歪曲収差、または像面湾曲の補正が困難となる。
また、式(101)において、|f/(fa1/fa2)|で表される値が5.0以下である場合には、撮像レンズ100全系の屈折力(絶対値)と第1レンズ群La1の屈折力(絶対値)に対して、第2レンズ群La2の屈折力(絶対値)が過大であり、第1レンズ群La1と第2レンズ群La2との収差補正効果のバランスが悪化するとともに、撮像レンズ100の光学全長がより長くなるため小型化および低背化の要請に反する結果となる。
ここで撮像レンズ100は、式(101)で表される条件がさらに制限された、以下の式(102)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって、撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、各種収差をより良好に補正することができる。
また、第8レンズL8のd線に対する焦点距離をf8とし、第9レンズL9のd線に対する焦点距離をf9としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(201)で表される条件を満足する。
式(201)は、第2レンズ群La2の屈折力(または焦点距離)に対する、第8レンズL8および第9レンズL9それぞれの屈折力(または焦点距離)の適切な関係について規定している。なお、式(201)に絶対値が用いられているのは、第2レンズ群La2が負の屈折力(または焦点距離)を有するためである点に留意されたい。
式(201)において、|fa2/(f9/f8)|で表される値が5000以上である場合には、第2レンズ群La2の屈折力(絶対値)と第8レンズの屈折力(絶対値)に対して、第9レンズの屈折力(絶対値)が過大であることによって、特に像面湾曲、または歪曲収差が過剰に補正されてしまう。
また、式(201)において、|fa2/(f9/f8)|で表される値が10以下である場合には、第2レンズ群La2の屈折力(絶対値)と第8レンズの屈折力(絶対値)に対して、第9レンズの屈折力(絶対値)が過小であり、第9レンズL9がレンズとしての機能を果たしにくくなることによって、収差補正効果を十分に発揮できなくなる。特に、撮像レンズ100による軸外収差(非点収差またはコマ収差等)、歪曲収差、または像面湾曲の補正が困難となる。
ここで撮像レンズ100は、式(201)で表される条件がさらに制限された、以下の式(202)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって、撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、各種収差をより良好に補正することができる。
また、第8レンズL8のd線に対する屈折率をNd8とし、第9レンズL9のd線に対する屈折率をNd9としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(301)で表される条件を満足する。
式(301)は、第8レンズL8の屈折力に対する第8レンズL8の屈折率と、第9レンズL9の屈折力に対する第9レンズL9の屈折率との適切な関係について規定している。なお、式(301)に絶対値が用いられているのは、第8レンズL8または第9レンズL9のどちらかが負の屈折率を有するためである点に留意されたい。
式(301)において、|(f8×Nd8)/(f9×Nd9)|で表される値が30以上である場合には、第9レンズL9の屈折力(絶対値)に対して第8レンズL8の屈折力(絶対値)が過小であり、撮像レンズ100が各種収差、特に像面湾曲を適切に補正することが困難となる。
ここで撮像レンズ100は、式(301)で表される条件がさらに制限された、以下の式(302)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって、撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、各種収差をより良好に補正することができる。
また、第8レンズL8の、撮像対象物側に位置する面(第8レンズL8の第1面R15)の曲率半径をr15とし、第9レンズL9の、撮像対象物側に位置する面(第9レンズL9の第1面R16)の曲率半径をr16としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(401)で表される条件を満足する。
式(401)は、第8レンズL8の第1面R15の曲率半径r15と、第9レンズL9の第1面R16(または第8レンズL8の第2面)の曲率半径r16との適切な関係について規定している。式(401)において、|(r15−r16)/(r15+r16)|で表される値が3.5以上である場合で、曲率半径r15により表される曲がり具合に対して曲率半径r16により表される曲がり具合がきつくなり過ぎると、撮像レンズ100が像面湾曲を適切に補正できなくなる(換言すると、像面性が損なわれる)。
ここで撮像レンズ100は、式(401)で表される条件がさらに制限された、以下の式(402)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって、撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、各種収差をより良好に補正することができる。
また、撮像レンズ100の光学全長をTLとし、結像面における最大像高をIHとしたとき、撮像レンズ100は、以下の式(501)で表される条件を満足する。
式(501)は、撮像レンズ100の光学全長TLと、結像面における最大像高IHとの適切な関係について規定している。式(501)において、TL/IHで表される値が1.6以上である場合には、最大像高IHに対して光学全長TLが長過ぎ、撮像レンズ100の小型化および低背化の要請に反する結果となる(なお、収差の補正は可能である)。
ここで撮像レンズ100は、式(501)で表される条件がさらに制限された、以下の式(502)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって、高性能でありつつ、より小型でより低背な撮像レンズ100が実現される。
また、第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面である。これによって、第1レンズL1の第2面R2と、第2レンズL2の第1面R3との離隔距離が短くなるため、撮像レンズ100は、各種収差、特に色収差を良好に補正することができる。なお第2レンズL2の、像側に位置する面(第2レンズL2の第2面R4)は、凸面または凹面のどちらでもよい。
また、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。これによって、良好な収差補正効果を実現しつつ、撮像レンズ100をより小型にし、より低背にすることができる。なお第3レンズL3の、撮像対象物側に位置する面(第3レンズL3の第1面R5)は、凸面または凹面のどちらでもよい。
また、第1レンズL1のd線に対する焦点距離をf1とし、第2レンズL2のd線に対する焦点距離をf2とし、第3レンズL3のd線に対する焦点距離をf3としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(601)で表される条件を満足する。
式(601)は、第1レンズL1および第2レンズL2の屈折力の合算値と、第3レンズL3の屈折力との適切な関係について規定している。なお、式(601)に絶対値が用いられているのは、第3レンズL3が負の屈折力を有するためである点に留意されたい。
式(601)において、|(f1+f2)/f3|で表される値が8.0以上である場合には、第1レンズL1と第2レンズL2の屈折力の合算値(絶対値)に対しての第3レンズL3の屈折力(絶対値)が過大であり、撮像レンズ100は、各種収差、特に色収差を適切に補正することが困難になる。
ここで撮像レンズ100は、式(601)で表される条件がさらに制限された、以下の式(602)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、各種収差、特に色収差をより良好に補正することができる。
また、第2レンズL2のd線に対するアッベ数をνd2とし、第3レンズL3のd線に対するアッベ数をνd3とし、第4レンズL4のd線に対するアッベ数をνd4とし、第5レンズL5のd線に対するアッベ数をνd5としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(701)で表される条件を満足する。
式(701)は、第2レンズL2のアッベ数νd2、第3レンズL3のアッベ数νd3、第4レンズL4のアッベ数νd4、および第5レンズL5のアッベ数νd5の適切な関係について規定している。式(701)において、(νd2/νd3)/(νd4/νd5)で表される値が3.5以上である場合には、各レンズによる色収差補正効果のバランスが崩れてしまい、撮像レンズ100は、色収差を良好に補正することができなくなる。
ここで撮像レンズ100は、式(701)で表される条件がさらに制限された、以下の式(702)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、色収差をより良好に補正することができる。
第4レンズL4のd線に対する焦点距離をf4とし、第5レンズL5のd線に対する焦点距離をf5とし、第6レンズL6のd線に対する焦点距離をf6とし、第7レンズL7のd線に対する焦点距離をf7としたとき、撮像レンズ100は、以下の式(801)で表される条件を満足する、
式(801)は、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6の屈折力の合算値と、第7レンズL7の屈折力との適切な関係について規定している。式(801)において、|(f4+f5+f6)/f7|で表される値が14.0以上である場合には、第4レンズL4、第5レンズL5、および第6レンズL6の屈折力の合算値(絶対値)に対しての第7レンズL7の屈折力(絶対値)が過大であり、撮像レンズ100は、各種収差、特にコマ収差または像面湾曲を適切に補正することが困難になる。
ここで撮像レンズ100は、式(801)で表される条件がさらに制限された、以下の式(802)で表される条件を満たすことがより好ましい。これによって撮像レンズ100は、小型かつ低背でありつつ、各種収差、特にコマ収差または像面湾曲をより良好に補正することができる。
<2.撮像レンズの実施例>
上記では、本開示に係る撮像レンズ100の一実施形態について説明した。続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の様々な実施例について具体的に説明する。本件の開示者は、以降に示す実施例1〜実施例13にて所定のレンズ設計用アプリケーションを用いて、撮像レンズ100の光学特性についてシミュレーションを行った。そこで、各実施例についての設定条件と、得られたシミュレーション結果について具体的に説明する。
上記では、本開示に係る撮像レンズ100の一実施形態について説明した。続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の様々な実施例について具体的に説明する。本件の開示者は、以降に示す実施例1〜実施例13にて所定のレンズ設計用アプリケーションを用いて、撮像レンズ100の光学特性についてシミュレーションを行った。そこで、各実施例についての設定条件と、得られたシミュレーション結果について具体的に説明する。
なお、以降に示す実施例1〜実施例13は、本実施形態に係る撮像レンズ100のあくまでも一例にすぎず、本実施形態に係る撮像レンズ100がこれらの実施例に限定されるものではない。また以降に示す実施例1〜実施例13では、上記の全式(換言すると、式(101)〜式(801)、および、より好ましい条件を示す式(102)〜式(802))が全て満たされているが必ずしもこれに限定されない。より具体的には、上記の式の一部または全部が満たされていなくてもよい。
(2.1.実施例1)
まず、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例1について具体的に説明する。
まず、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例1について具体的に説明する。
図1は、実施例1に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。上記のとおり、実施例1に係る撮像レンズ100は9枚のレンズを備えている。また形状の観点では、第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表1〜表3は、実施例1に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表1は、実施例1に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表2は、実施例1に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表3は、実施例1に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。
なお、表1における「面番号」は、図1を参照しながら上記で説明した各レンズの第1面および第2面の面番号を示している。表1における「曲率半径」は、各面番号に対応する面の曲率半径[mm]を示す。表1における「間隔」は、面番号Riの面と、面番号Ri+1の面との光軸上の離隔距離[mm]を示す。表1における「屈折率」、「アッベ数」、および「焦点距離」は、各レンズのd線(波長約587.6[nm])に対する屈折率、アッベ数、および焦点距離[mm]を示す(表1では「屈折率」、「アッベ数」、および「焦点距離」は便宜的に各レンズの第1面の欄に示されている)。
また、表2における「Fno」は、撮像レンズ100全系のFnoを示す。表2における「撮像レンズ全系の焦点距離」、「第1レンズ群の焦点距離」、および「第2レンズ群の焦点距離」は、撮像レンズ100全系、第1レンズ群La1、および第2レンズ群La2それぞれのd線(波長約587.6[nm])に対する焦点距離[mm]を示す。表2における「半画角」および「画角」は、対角の半画角[deg]および画角[deg]を示す。表2における「光学全長」は、撮像レンズ100全系の光学全長[mm]を示す。表2における「像高」は、結像面における最大像高[mm]を示す。
また、各レンズの各面の非球面形状は、非球面の深さをZ[mm]、光軸からの高さをY[mm]、円錐定数をK、曲率半径をr[mm]、高次非球面係数をAi(iは3以上の整数)とすると、以下の式(1)によって表される。
そして、表3には、各レンズの各面の非球面形状に関する円錐係数Kおよび高次非球面係数Aiが示されている。表3において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が記号“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10−2」であることを示す。当該実施例に係る撮像レンズ100は、高次非球面係数Aiとして20次までの係数を有効に用いて表されている。なお表では省略されているが、1次および2次の高次非球面係数A1およびA2は0である。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表4の通りである。
図2は、実施例1に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。図2において、左側から順に、球面収差、像面湾曲、歪曲収差に対応した収差図が示されている。
(2.2.実施例2)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例2について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例2について具体的に説明する。
図3は、実施例2に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例2に係る撮像レンズ100も、実施例1と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、実施例1と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表5〜表7は、実施例2に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表5は、実施例2に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表6は、実施例2に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表7は、実施例2に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記で説明した実施例1と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表8の通りである。
図4は、実施例2に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.3.実施例3)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例3について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例3について具体的に説明する。
図5は、実施例3に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例3に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表9〜表11は、実施例3に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表9は、実施例3に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表10は、実施例3に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表11は、実施例3に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表12の通りである。
図6は、実施例3に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.4.実施例4)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例4について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例4について具体的に説明する。
図7は、実施例4に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例4に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表13〜表15は、実施例4に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表13は、実施例4に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表14は、実施例4に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表15は、実施例4に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表16の通りである。
図8は、実施例4に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.5.実施例5)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例5について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例5について具体的に説明する。
図9は、実施例5に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例5に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表17〜表19は、実施例5に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表17は、実施例5に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表18は、実施例5に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表19は、実施例5に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表20の通りである。
図10は、実施例5に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.6.実施例6)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例6について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例6について具体的に説明する。
図11は、実施例6に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例6に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表21〜表23は、実施例6に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表21は、実施例6に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表22は、実施例6に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表23は、実施例6に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表24の通りである。
図12は、実施例6に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.7.実施例7)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例7について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例7について具体的に説明する。
図13は、実施例7に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例7に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表25〜表27は、実施例7に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表25は、実施例7に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表26は、実施例7に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表27は、実施例7に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表28の通りである。
図14は、実施例7に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.8.実施例8)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例8について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例8について具体的に説明する。
図15は、実施例8に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例8に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表29〜表31は、実施例8に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表29は、実施例8に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表30は、実施例8に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表31は、実施例8に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表32の通りである。
図16は、実施例8に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.9.実施例9)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例9について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例9について具体的に説明する。
図17は、実施例9に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例9に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表33〜表35は、実施例9に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表33は、実施例9に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表34は、実施例9に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表35は、実施例9に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表36の通りである。
図18は、実施例9に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.10.実施例10)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例10について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例10について具体的に説明する。
図19は、実施例10に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例10に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表37〜表39は、実施例10に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表37は、実施例10に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表38は、実施例10に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表39は、実施例10に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表40の通りである。
図20は、実施例10に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.11.実施例11)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例11について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例11について具体的に説明する。
図21は、実施例11に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例11に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表41〜表43は、実施例11に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表41は、実施例11に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表42は、実施例11に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表43は、実施例11に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表44の通りである。
図22は、実施例11に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.12.実施例12)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例12について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例12について具体的に説明する。
図23は、実施例12に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例12に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表45〜表47は、実施例12に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表45は、実施例12に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表46は、実施例12に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表47は、実施例12に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表48の通りである。
図24は、実施例12に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
(2.13.実施例13)
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例13について具体的に説明する。
続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100の実施例13について具体的に説明する。
図25は、実施例13に係る撮像レンズ100の構成を示す図である。実施例13に係る撮像レンズ100も、上記の実施例と同様に9枚のレンズを備えている。また形状の観点についても、上記の実施例と同様に第2レンズL2の、撮像対象物側に位置する面(第2レンズL2の第1面R3)は凸面であり、第3レンズL3の、像側に位置する面(第3レンズL3の第2面R6)は凹面である。
表49〜表51は、実施例13に係る撮像レンズ100の具体的なレンズデータを示している。より具体的には、表49は、実施例13に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの基本的なレンズデータを示している。表50は、実施例13に係る撮像レンズ100全系(または第1レンズ群La1および第2レンズ群La2)に関する基本的なレンズデータを示している。表51は、実施例13に係る撮像レンズ100に備えられる各レンズの非球面データを示している。各表の記載内容については上記の実施例と同様であるため、説明を省略する。
また、かかるレンズ群を備える撮像レンズ100により実現される、上記式(101)〜式(801)のパラメータの値は、以下の表52の通りである。
図26は、実施例13に係る撮像レンズ100によって得られた、可視光波長帯域における縦収差図である。
<3.撮像装置の一実施形態>
上記では、本実施形態に係る撮像レンズ100の様々な実施例について具体的に説明した。続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100(例えば、実施例1〜実施例13に係る撮像レンズ100)を搭載する撮像装置の一実施形態について説明する。
上記では、本実施形態に係る撮像レンズ100の様々な実施例について具体的に説明した。続いて、本実施形態に係る撮像レンズ100(例えば、実施例1〜実施例13に係る撮像レンズ100)を搭載する撮像装置の一実施形態について説明する。
ここで、本実施形態に係る撮像装置は、カメラ付携帯電話、スマートフォンまたはデジタルスチルカメラ等であることを想定している。また、本開示は撮像レンズ100をより小型およびより低背にすることができるため、本実施形態に係る撮像装置は、特に小型および低背の装置であることを想定している。なお、撮像装置の種類、またはその大きさは特に限定されない。また、撮像装置における撮像レンズ100の設置態様も特に限定されない。例えば撮像装置がスマートフォンである場合、撮像レンズ100は、スマートフォンの前方向きまたは後方向きのどちら向きに備えられてもよい。
図27は、本実施形態に係る撮像装置200の構成を示すブロック図である。図27に示すように、撮像装置200は、撮像レンズ100と、撮像素子201と、制御回路202と、信号処理回路203と、モニタ204と、メモリ205と、を備える。
撮像レンズ100は、上記で説明してきた光学系である。撮像レンズ100は、撮像素子201に被写体像を結像させるための光学系である。撮像レンズ100は、上記で説明してきたような9枚のレンズ群を有することで、小型かつ低背でありつつ、撮像素子201の高画素化または大型化に対応した光学性能を有している。
撮像素子201は、結像面に複数の画素を備える構成であり、各々の画素は、撮像レンズ100により結像された被写体像を電気的な信号(画素信号)に変換する(光電変換を行う)。画素信号は、制御回路202の制御によって各々の画素から読み出され、信号処理回路203に提供される。撮像素子201は、例えばCCDセンサアレイや、CMOSセンサアレイ等であり、必ずしもこれらに限定されない。
制御回路202は、撮像装置200に備えられる各構成を統括的に制御する構成である。例えば、制御回路202は、撮像素子201による画素信号の生成処理、または信号処理回路203による画素信号への各種処理等を制御する。より具体的には、入力部(図示なし)が撮像装置200の操作者からの入力を受けた場合、制御回路202は、その入力に応じて制御信号を生成し、当該制御信号を撮像素子201や信号処理回路203等に提供することによって、これらの構成による各種処理を制御する。制御回路202による制御の内容はこれらに限定されない。
信号処理回路203は、撮像素子201から提供された画素信号に対して各種処理を施す構成である。例えば、信号処理回路203は、画素信号に対して、ノイズ除去、ゲイン調節、波形整形、A/D変換、ホワイトバランス調節、輝度調節、コントラスト値調節、シャープネス(輪郭強調)調節、色補正、またはぶれ補正等を行う。なお、信号処理部230によって実現される各種処理はこれらに限定されない。信号処理回路203は、各種処理を施した画素信号を、モニタ204やメモリ205に対して提供する。
モニタ204は、画素信号等を視覚化する構成である。これによって、撮像装置200の操作者は、撮像装置200によって撮像された撮像画像を見ることができる。
メモリ205は、各種情報を記憶する構成である。例えば、メモリ205は、信号処理回路203によって提供された画素信号等を記憶する。また、メモリ205は、制御回路202等の各種処理に用いられる情報や、各種処理によって出力された情報等を記憶してもよい。なお、メモリ205が記憶する情報はこれらに限定されない。
なお、図27を参照して説明した撮像装置200の構成はあくまで一例であり、撮像装置200の構成は必ずしも図27の例に限定されない。より具体的には、撮像装置200は、図27に示された構成を必ずしも備えていなくてもよいし、図27に示されていない他の構成を備えていてもよい。例えば、オートフォーカスや手振れ補正のために、撮像レンズ100(第1レンズL1〜第7レンズL7のうちのいずれかを想定)を、結像面に対して上下または水平に駆動するアクチュエータなどが別途備えられ得る。その際、制御回路202は、当該アクチュエータの駆動を制御可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、を備え、
前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
負の屈折力を有する第3レンズと、
正または負の屈折力を有する第4レンズと、
正または負の屈折力を有する第5レンズと、
正または負の屈折力を有する第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、
前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正または負の屈折力を有する第8レンズと、
正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、
撮像素子に被写体像を結像させる撮像レンズ。
(2)
撮像レンズ全系のd線(波長約587.6[nm])に対する焦点距離をfとし、前記第1レンズ群のd線に対する焦点距離をfa1とし、前記第2レンズ群のd線に対する焦点距離をfa2としたとき、以下の式(101)で表される条件を満足する、
前記(1)に記載の撮像レンズ。
(3)
前記第2レンズ群のd線に対する焦点距離をfa2とし、前記第8レンズのd線に対する焦点距離をf8とし、前記第9レンズのd線に対する焦点距離をf9としたとき、以下の式(201)で表される条件を満足する、
前記(1)または(2)に記載の撮像レンズ。
(4)
前記第8レンズのd線に対する焦点距離をf8とし、前記第9レンズのd線に対する焦点距離をf9とし、前記第8レンズのd線に対する屈折率をNd8とし、前記第9レンズのd線に対する屈折率をNd9としたとき、以下の式(301)で表される条件を満足する、
前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(5)
前記第8レンズの、撮像対象物側に位置する面の曲率半径をr15とし、前記第9レンズの、撮像対象物側に位置する面の曲率半径をr16としたとき、以下の式(401)で表される条件を満足する、
前記(1)から(4)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(6)
前記撮像レンズの光学全長をTLとし、結像面における最大像高をIHとしたとき、以下の式(501)で表される条件を満足する、
前記(1)から(5)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(7)
前記第2レンズの、撮像対象物側に位置する面は凸面である、
前記(1)から(6)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(8)
前記第3レンズの、像側に位置する面は凹面である、
前記(1)から(7)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(9)
前記第1レンズのd線に対する焦点距離をf1とし、前記第2レンズのd線に対する焦点距離をf2とし、前記第3レンズのd線に対する焦点距離をf3としたとき、以下の式(601)で表される条件を満足する、
前記(1)から(8)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(10)
前記第2レンズのd線に対するアッベ数をνd2とし、前記第3レンズのd線に対するアッベ数をνd3とし、前記第4レンズのd線に対するアッベ数をνd4とし、前記第5レンズのd線に対するアッベ数をνd5としたとき、以下の式(701)で表される条件を満足する、
前記(1)から(9)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(11)
前記第4レンズのd線に対する焦点距離をf4とし、前記第5レンズのd線に対する焦点距離をf5とし、前記第6レンズのd線に対する焦点距離をf6とし、前記第7レンズのd線に対する焦点距離をf7としたとき、以下の式(801)で表される条件を満足する、
前記(1)から(10)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(12)
撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群により結像された被写体像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備え、
前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
負の屈折力を有する第3レンズと、
正または負の屈折力を有する第4レンズと、
正または負の屈折力を有する第5レンズと、
正または負の屈折力を有する第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、
前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正または負の屈折力を有する第8レンズと、
正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、
撮像装置。
(1)
撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、を備え、
前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
負の屈折力を有する第3レンズと、
正または負の屈折力を有する第4レンズと、
正または負の屈折力を有する第5レンズと、
正または負の屈折力を有する第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、
前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正または負の屈折力を有する第8レンズと、
正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、
撮像素子に被写体像を結像させる撮像レンズ。
(2)
撮像レンズ全系のd線(波長約587.6[nm])に対する焦点距離をfとし、前記第1レンズ群のd線に対する焦点距離をfa1とし、前記第2レンズ群のd線に対する焦点距離をfa2としたとき、以下の式(101)で表される条件を満足する、
前記(1)に記載の撮像レンズ。
前記第2レンズ群のd線に対する焦点距離をfa2とし、前記第8レンズのd線に対する焦点距離をf8とし、前記第9レンズのd線に対する焦点距離をf9としたとき、以下の式(201)で表される条件を満足する、
前記(1)または(2)に記載の撮像レンズ。
前記第8レンズのd線に対する焦点距離をf8とし、前記第9レンズのd線に対する焦点距離をf9とし、前記第8レンズのd線に対する屈折率をNd8とし、前記第9レンズのd線に対する屈折率をNd9としたとき、以下の式(301)で表される条件を満足する、
前記(1)から(3)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
前記第8レンズの、撮像対象物側に位置する面の曲率半径をr15とし、前記第9レンズの、撮像対象物側に位置する面の曲率半径をr16としたとき、以下の式(401)で表される条件を満足する、
前記(1)から(4)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
前記撮像レンズの光学全長をTLとし、結像面における最大像高をIHとしたとき、以下の式(501)で表される条件を満足する、
前記(1)から(5)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
前記第2レンズの、撮像対象物側に位置する面は凸面である、
前記(1)から(6)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(8)
前記第3レンズの、像側に位置する面は凹面である、
前記(1)から(7)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
(9)
前記第1レンズのd線に対する焦点距離をf1とし、前記第2レンズのd線に対する焦点距離をf2とし、前記第3レンズのd線に対する焦点距離をf3としたとき、以下の式(601)で表される条件を満足する、
前記(1)から(8)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
前記第2レンズのd線に対するアッベ数をνd2とし、前記第3レンズのd線に対するアッベ数をνd3とし、前記第4レンズのd線に対するアッベ数をνd4とし、前記第5レンズのd線に対するアッベ数をνd5としたとき、以下の式(701)で表される条件を満足する、
前記(1)から(9)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
前記第4レンズのd線に対する焦点距離をf4とし、前記第5レンズのd線に対する焦点距離をf5とし、前記第6レンズのd線に対する焦点距離をf6とし、前記第7レンズのd線に対する焦点距離をf7としたとき、以下の式(801)で表される条件を満足する、
前記(1)から(10)のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群により結像された被写体像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備え、
前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
負の屈折力を有する第3レンズと、
正または負の屈折力を有する第4レンズと、
正または負の屈折力を有する第5レンズと、
正または負の屈折力を有する第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、
前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正または負の屈折力を有する第8レンズと、
正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、
撮像装置。
100 撮像レンズ
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
L9 第9レンズ
S 開口絞り
F シールガラス
200 撮像装置
201 撮像素子
202 制御回路
203 信号処理回路
204 モニタ
205 メモリ
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
L9 第9レンズ
S 開口絞り
F シールガラス
200 撮像装置
201 撮像素子
202 制御回路
203 信号処理回路
204 モニタ
205 メモリ
Claims (12)
- 撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、を備え、
前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
負の屈折力を有する第3レンズと、
正または負の屈折力を有する第4レンズと、
正または負の屈折力を有する第5レンズと、
正または負の屈折力を有する第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、
前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正または負の屈折力を有する第8レンズと、
正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、
撮像素子に被写体像を結像させる撮像レンズ。 - 前記第2レンズの、撮像対象物側に位置する面は凸面である、
請求項1に記載の撮像レンズ。 - 前記第3レンズの、像側に位置する面は凹面である、
請求項1に記載の撮像レンズ。 - 撮像対象物側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
前記第1レンズ群および前記第2レンズ群により結像された被写体像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備え、
前記第1レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正の屈折力を有する第1レンズと、
正の屈折力を有する第2レンズと、
負の屈折力を有する第3レンズと、
正または負の屈折力を有する第4レンズと、
正または負の屈折力を有する第5レンズと、
正または負の屈折力を有する第6レンズと、
負の屈折力を有する第7レンズと、を備え、
前記第2レンズ群は、撮像対象物側より順に、
正または負の屈折力を有する第8レンズと、
正または負の屈折力を有する第9レンズと、を備える、
撮像装置。
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