JP2006235167A - 魚眼コンバージョンレンズ - Google Patents
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Abstract
コンバージョンレンズを提供する。
【解決手段】 主撮影レンズ2の物体側に装着されて全系を魚眼レンズとする魚眼コンバ
ージョンレンズ1であって、物体側より順に、負の屈折力を有し物体側へ凸面を向けたメ
ニスカス形状の第1レンズL1と、負の屈折力を有し両凹形状の第2レンズL2と、正の
屈折力を有し両凸形状の第3レンズL3とから構成され、さらに第1レンズL1の焦点距
離をf1、第2レンズL2の焦点距離をf2としたときに、式(1)f1 < f2 <
0を満たすように設計する。
【選択図】 図1
Description
に関する。
S(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの固体撮像素子を備えた撮像装置
、例えばデジタルスチルカメラが携帯電話に内蔵されるなど小型軽量化が図られると共に
急速に普及が進んでいる。こうした撮像装置に用いられる撮像レンズとして、より明るく
、撮影範囲が広く、高画質・高解像度のレンズが求められている。また、これらの撮像装
置に対する要求として、画角を変更して、さらに広い範囲を撮影したいという要求がある
。通常、これらの撮像装置は、撮像素子と一体になりカメラモジュールとして構成されて
いるため、レンズを交換して画角を変更することが難しい。このため主撮影レンズの物体
側に装着して全系の焦点位置を固定したまま焦点距離をワイド方面に変位させるワイドコ
ンバージョンレンズが用いられる。
るワイドコンバージョンレンズとして、下記の特許文献1に示すものが提案されている。
また、ワイドコンバージョンレンズとして、下記の特許文献2〜6に示すような小型化と
高画質を両立させることができるレンズ3枚構成のものが提案されている。
り、コンバージョンレンズ自体が非常に大きく、また高価なものとなっている。また、上
記文献2ないし6で提案されているワイドコンバージョンレンズは、簡素な3枚構成であ
るが、何れもワイド側へ変位させたときの画角が狭く、主レンズと組み合わせた時に魚眼
レンズとならない。
ンズの物体側に装着されて全系を魚眼レンズとすることができる魚眼コンバージョンレン
ズを提供することを目的とする。
を魚眼レンズとする魚眼コンバージョンレンズであって、物体側より順に、負の屈折力を
有し物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、負の屈折力を有し両凹形状の
第2レンズと、正の屈折力を有し両凸形状の第3レンズとから構成され、さらに第1レン
ズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2としたときに、下記の式(1)を満た
すことを特徴とする魚眼コンバージョンレンズを提供する。
(1)f1 < f2 < 0
群との組み合わせになる。本発明においては、負の屈折力を有する前群を2枚の凹レンズ
で構成し、魚眼レンズとするためのディストーションを大きく残しながら、パワーを二つ
に分けて、非点収差、像面湾曲を良好に補正している。周辺で大きなディストーションを
発生させるためには、第1レンズと第2レンズのそれぞれの物体側の屈折面の周辺におけ
る入射角を大きくすると共に、第1レンズと第2レンズのそれぞれの像面側の出射角度を
できる限り小さくして垂直に近づけて出射させることが有効である。そのため、第1レン
ズは、物体側へ凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズとする。また、第2レ
ンズは、両凹レンズとする。第1レンズと第2レンズがこのような屈折面を有することか
ら、第1レンズの負のパワーよりも第2レンズの負のパワーの方が大きくなる。
ンズの屈折力が、下記(2)ないし(4)の条件を満たし、且つ各レンズを構成するレン
ズの素材が、下記(5)ないし(10)の条件を満たすことを特徴とする魚眼コンバージ
ョンレンズを提供する。
(2)−1.2 < D/f1 < −0.2
(3)−2.0 < D/f2 < −0.5
(4)0.5 < D/f3 < 1.5
(5)n1 < 1.70
(6)n2 < 1.70
(7)n3 < 1.70
(8)40 < ν1
(9)40 < ν2
(10)55 >ν3
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、f1は第1レンズの焦点距離、f2
は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、n1は第1レンズの屈折率、n
2は第2レンズの屈折率、n3は第3レンズの屈折率、ν1は第1レンズのアッベ数、ν
2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。
(4)の条件を満たすことによって、十分な画角を確保しながら、像面湾曲、非点収差を
良好に補正することができる。また、式(5)〜式(10)の条件を満たすことによって
、色収差補正を良好にして、結像性能を向上させることができる。
ンズの屈折面が、下記(11)と(12)の条件を満たすことを特徴とする魚眼コンバー
ジョンレンズを提供する。
(11) 0.0 < D/r1 < 0.8
(12) 0.4 < D/r2 < 2.5
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r1は第1レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r2は第1レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。
て、魚眼レンズとするための大きな歪曲を発生させながら、大きな画角を確保し、その他
の収差を良好に補正することができる。また、レンズの製造を容易にすることができる。
第2レンズの屈折面が、下記(13)と(14)の条件を満たすことを特徴とする魚眼コ
ンバージョンレンズを提供する。
(13) −1.5 < D/r3 < −0.1
(14) 0.5 < D/r4 < 2.5
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r3は第2レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r4は第2レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。
て、魚眼レンズとするための大きな歪曲を発生させながら、十分な画角を確保し、非点収
差、コマ収差を良好に補正することができる。
第3レンズの屈折面が、下記(15)と(16)の条件を満たすことを特徴とする魚眼コ
ンバージョンレンズを提供する。
(15) 0.8 < D/r5 < 1.8
(16) −1.0 < D/r6 < 0.0
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r5は第3レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r6は第3レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。
第3レンズの両側の屈折面の曲率を制限する式(15)と(16)を満たすことによっ
て、十分な画角を確保しながら像面湾曲を良好に補正することができる。
以下の実施の形態に限定されるものではない。
後述する実施例1を示している。図1におけるRi(iは1からの整数)で示される符号
は、物体側から像面側に向かって順にレンズ面番号を示し、Di(iは1からの整数)で
示される符号は、物体側から像面側に向かって順に主光線軸におけるレンズの中心厚及び
レンズ間の空気間隔を示す。
ンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3の3枚のレンズで構成されている。この魚眼
コンバージョンレンズ1が装着される主撮影レンズ2は、最前面の絞り3の後にレンズ系
4が配置され、像面5に結像されるようになっている。
図1に示した符号は、実施例2の構成を示す図3、実施例3の構成を示す図5、実施例
4の構成を示す図7、実施例5の構成を示す図9においても同様である。
極端な樽型の歪みを有するレンズである。本発明の魚眼コンバージョンレンズ1は、主撮
影レンズ2の物体側に装着して、160°以上の画角を実現することができる。
物体側へ凸面を向けたメニスカス形状のレンズであり、第2レンズL2は負の屈折力を有
する両凹レンズであり、第3レンズL3は正の屈折力を有する両凸形状のレンズである。
群との組み合わせになり、かつ、アフォーカルな光学系とするために、前群の後側焦点位
置と後群の前側焦点位置がほぼ一致する必要がある。
ンズで構成し、魚眼レンズとするためのディストーションを大きく残しながら、パワーを
二つに分けて、非点収差、像面湾曲を良好に補正している。周辺で大きなディストーショ
ンを発生させるためには、第1レンズL1と第2レンズL2のそれぞれの物体側の屈折面
の周辺における入射角を大きくすると共に、第1レンズと第2レンズのそれぞれの像面側
の出射角度をできる限り小さくして垂直に近づけて出射させることが有効である。そのた
め、第1レンズL1は、物体側の屈折面を物体側に凸面を向けた平坦に近い凸面とすると
共に、像面側の屈折面を曲率が比較的大きな凹面とすることから、物体側へ凸面を向けた
負の屈折力を有するメニスカスレンズとする。また、第2レンズL2は、物体側の屈折面
を平坦に近い凹面とすると共に、像面側の屈折面を比較的大きな曲率を有する凹面とする
ことから、両凹レンズとする。第1レンズL1と第2レンズL2がこのような屈折面を有
することから、第1レンズL1の負のパワーよりも第2レンズL2の負のパワーの方が大
きくなり、本発明の魚眼コンバージョンレンズは、次の式(1)の条件を満足する必要が
ある。
(1)f1 < f2 < 0
但し、f1は第1レンズの焦点距離、f2は第2レンズの焦点距離である。
)ないし(4)の条件を満たし、且つ各レンズを構成するレンズの素材が、下記(5)な
いし(10)の条件を満たすことが好ましい。
(2)−1.2 < D/f1 < −0.2
(3)−2.0 < D/f2 < −0.5
(4)0.5 < D/f3 < 1.5
(5)n1 < 1.70
(6)n2 < 1.70
(7)n3 < 1.70
(8)40 < ν1
(9)40 < ν2
(10)55 >ν3
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、f1は第1レンズの焦点距離、f2
は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、n1は第1レンズの屈折率、n
2は第2レンズの屈折率、n3は第3レンズの屈折率、ν1は第1レンズのアッベ数、ν
2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。
収差の発生を抑制し、個々のレンズのパワーを小さくすることを補うためにレンズ間の間
隔を比較的大きくするという設計手法を採用している。そのため、各レンズの焦点距離や
屈折面の規定では、第1レンズから第3レンズまでの全長Dとの比で規定するようにして
いる。
)の下限を超えると、第1レンズ又は第2レンズのパワーが強くなり過ぎ、非点収差と像
面湾曲の補正が困難になる。一方、式(2)及び式(3)の上限を超えると、第1レンズ
又は第2レンズのパワーが弱くなり、コンバージョンレンズとしての倍率が1に近づき、
十分な画角が得られない。更に、式(4)の下限を超えると、第3レンズのパワーが弱く
なり、十分な画角が得られない。一方、式(4)の上限を超えると、第3レンズのパワー
が強くなり過ぎ、ペッツベール和が大きくなり、像面湾曲の補正が困難になる。さらに、
式(5)〜式(10)は、色収差補正に関連して素材の屈折率と分散を定める条件であり
、これらの条件を満たさない場合、色収差補正が困難になり、結像性能が落ちる。
(12)の条件を満たすことが好ましい。
(11) 0.0 < D/r1 < 0.8
(12) 0.4 < D/r2 < 2.5
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r1は第1レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r2は第1レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。なお、曲率半径及び曲率には、全て符号が与えられており、曲率中心が、曲面より像面
側にあるときをプラス、曲面より物体側にあるときをマイナスとしている。
折面を平坦に近く物体側に凸である屈折面とすることを規定している。式(11)の下限
を超えると、第1レンズの物体側の面で発生する非点収差が過大になり、補正が困難にな
る。一方、式(11)の上限を超えると、周辺における入射角を大きくすることができず
、周辺で大きな歪曲を発生させることができないため、魚眼レンズとすることが困難にな
る。また、第1レンズの形状が極端なメニスカス形状となり、レンズの製造が困難になる
。第1レンズの像面側の屈折面の曲率を制限する式(12)は、物体側の屈折面よりも曲
率が大きな像面側に凹んだ屈折面とすることを規定している。式(12)の下限を超える
と、第1レンズのパワーが弱くなり、十分な画角が得られない。一方、式(12)の上限
を超えると、第1レンズの形状が極端なメニスカス形状となり、レンズの製造が困難にな
る。
(14)の条件を満たすことが好ましい。
(13) −1.5 < D/r3 < −0.1
(14) 0.5 < D/r4 < 2.5
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r3は第2レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r4は第2レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。
折面を平坦に近い凹面とすることを規定している。式(13)の下限を超えると、第2レ
ンズの物体側の面で発生する非点収差が過大になり、補正が困難になる。一方、式(13
)の上限を超えると第2レンズのパワーが弱くなり、十分な画角が得られない。第2レン
ズの像面側の屈折面の曲率を制限する式(14)は、物体側の屈折面よりも曲率を大きく
することを規定している。式(14)の上限を超えると、第2レンズの像面側で発生する
コマ収差が過大になり、補正が困難になる。一方、式(14)の下限を超えると、第2レ
ンズのパワーが弱くなり、十分な画角が得られない。
と(16)の条件を満たすことが好ましい。
(15) 0.8 < D/r5 < 1.8
(16) −1.0 < D/r6 < 0.0
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r5は第3レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r6は第3レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。
ズが両凸レンズであることを示している。式(15)の上限又は式(16)の下限を超え
ると、第3レンズのパワーが強くなり、ペッツベール和が大きくなり、像面湾曲の補正が
困難になる。さらに、式(15)の下限又は式(16)の上限を超えると、第3レンズの
パワーが弱くなり、十分な画角が得られない。
(実施例1)
図1は実施例1の魚眼コンバージョンレンズの概略構成図であり、光路も示している。
図2は実施例1の諸収差を示す収差図である。なお、本発明の魚眼コンバージョンレンズ
1が物体側に装着される主撮影レンズ2として収差のない理想的なレンズを仮想して全系
の結像性能を評価している。従来はコンバージョンレンズの光学性能を表現する方法とし
て、主撮影レンズとコンバージョンレンズを組み合わせたときの性能を示していた。しか
し、この方法では、主撮影レンズも含めた結像性能しか表せず、コンバージョンレンズ単
体での性能は分からない。この点を考慮し、本発明の魚眼コンバージョンレンズの結像性
能をシミュレーションするとき、コンバージョンレンズの後に収差のない理想的な結像性
能を有する理想レンズをおいて、結像性能のシミュレーションを行っている。
)、C線(656.27nm)の波長における球面収差を示している。中央のグラフは像
面湾曲と非点収差を示し、符合Sは球欠的像面、符合Tは子午的像面を表している。右の
グラフは歪曲収差を示している。なお、歪曲収差量を示す横軸の単位はパーセント(%)
、他の収差量を示す横軸の単位はmmである。
側より像面側へ向かって第i番目の各レンズの光軸上の中心厚及び各レンズ間の光軸上の
空気間隔Di(mm)、物体側より像面側へ順にi番目の光学材料のd線に対する屈折率
Ndとアッベ数Vdが示されている。表6に実施例1の設計仕様及び本発明で規定されて
いる各種の数値を示す。
図3は実施例2の魚眼コンバージョンレンズの概略構成図である。図4は実施例2の諸
収差を示す収差図である。図4の各収差図は図2と同様の意味を有する。表2に実施例2
の設計データを示す。表2には面Riの曲率半径ri(mm)、間隔Di(mm)、屈折
率Nd、アッベ数Vdが示されている。表6に実施例2の設計仕様及び本発明で規定され
ている各種の数値を示す。
図5は実施例3の魚眼コンバージョンレンズの概略構成図である。図6は実施例3の諸
収差を示す収差図である。図6の各収差図は図2と同様の意味を有する。表3に実施例3
の設計データを示す。表3には面Riの曲率半径ri(mm)、間隔Di(mm)、屈折
率Nd、アッベ数Vdが示されている。表6に実施例3の設計仕様及び本発明で規定され
ている各種の数値を示す。
図7は実施例4の魚眼コンバージョンレンズの概略構成図である。図8は実施例4の諸
収差を示す収差図である。図8の各収差図は図2と同様の意味を有する。表4に実施例4
の設計データを示す。表4には面Riの曲率半径ri(mm)、間隔Di(mm)、屈折
率Nd、アッベ数Vdが示されている。表6に実施例4の設計仕様及び本発明で規定され
ている各種の数値を示す。
図9は実施例5の魚眼コンバージョンレンズの概略構成図である。図10は実施例5の
諸収差を示す収差図である。図10の各収差図は図2と同様の意味を有する。表5に実施
例5の設計データを示す。表5には面Riの曲率半径ri(mm)、間隔Di(mm)、
屈折率Nd、アッベ数Vdが示されている。表6に実施例5の設計仕様及び本発明で規定
されている各種の数値を示す。
ている。主撮影レンズ2の焦点距離は3.34mmである。本発明の魚眼コンバージョン
レンズ1を装着することにより、全系の焦点距離は1.40mm(実施例1〜4)、2.
02mm(実施例5)に短縮されている。魚眼コンバージョンレンズ1を主撮影レンズ2
に装着した全系が、全て画角が180°、最大像高における歪曲収差が−100%の魚眼
レンズとなっている。
なお、実施例では全てガラスの球面レンズを用いたが、レンズ素材としてプラスチック
を用いても良く、更に屈折面を非球面としても良い。
る主撮影レンズの物体側へ装着して撮影できる画角を広げる用途に用いることができる。
ンズ、L3:第3レンズ、3:絞り、4:主撮影レンズのレンズ系、5:像面
Claims (5)
- 主撮影レンズの物体側に装着されて全系を魚眼レンズとする魚眼コンバージョンレンズ
であって、物体側より順に、負の屈折力を有し物体側へ凸面を向けたメニスカス形状の第
1レンズと、負の屈折力を有し両凹形状の第2レンズと、正の屈折力を有し両凸形状の第
3レンズとから構成され、さらに第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離を
f2としたときに、下記の式(1)を満たすことを特徴とする魚眼コンバージョンレンズ
。
(1)f1 < f2 < 0 - 請求項1に記載の魚眼コンバージョンレンズにおいて、
前記第1〜第3レンズの屈折力が、下記(2)ないし(4)の条件を満たし、且つ各レ
ンズを構成するレンズの素材が、下記(5)ないし(10)の条件を満たすことを特徴と
する魚眼コンバージョンレンズ。
(2)−1.2 < D/f1 < −0.2
(3)−2.0 < D/f2 < −0.5
(4)0.5 < D/f3 < 1.5
(5)n1 < 1.70
(6)n2 < 1.70
(7)n3 < 1.70
(8)40 < ν1
(9)40 < ν2
(10)55 >ν3
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、f1は第1レンズの焦点距離、f2
は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、n1は第1レンズの屈折率、n
2は第2レンズの屈折率、n3は第3レンズの屈折率、ν1は第1レンズのアッベ数、ν
2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。 - 請求項1又は2記載の魚眼コンバージョンレンズにおいて、
前記第1レンズの屈折面が、下記(11)と(12)の条件を満たすことを特徴とする
魚眼コンバージョンレンズ。
(11) 0.0 < D/r1 < 0.8
(12) 0.4 < D/r2 < 2.5
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r1は第1レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r2は第1レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。 - 請求項1〜3いずれかに記載の魚眼コンバージョンレンズにおいて、
前記第2レンズの屈折面が、下記(13)と(14)の条件を満たすことを特徴とする
魚眼コンバージョンレンズ。
(13) −1.5 < D/r3 < −0.1
(14) 0.5 < D/r4 < 2.5
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r3は第2レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r4は第2レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。 - 請求項1〜4いずれかに記載の魚眼コンバージョンレンズにおいて、
前記第3レンズの屈折面が、下記(15)と(16)の条件を満たすことを特徴とする
魚眼コンバージョンレンズ。
(15) 0.8 < D/r5 < 1.8
(16) −1.0 < D/r6 < 0.0
但し、Dは第1レンズから第3レンズまでの全長、r5は第3レンズの物体側屈折面の
頂点における曲率半径、r6は第3レンズの像面側屈折面の頂点における曲率半径である
。
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JP4687143B2 (ja) | 2011-05-25 |
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