エルティーイー‐アドバンスト【LTEアドバンスト】
LTE-Advanced
LTE-Advancedとは、LTEの後継規格に位置づけられる無線通信方式である。LTE規格の改版第10版の異称としてこの呼び名が用いられている。
LTE-Advancedでは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)の高度化および多重化、キャリアアグリゲーションと呼ばれる広帯域化、複数の携帯電話セル間での協調動作によるスループットの向上、などのによって、いっそう高速かつ低コストに大容量のデータの送受信が可能になるという。最大通信速度は下り3Gbps、上り1.5Gbpsにものぼるとされる。
LTE–Advancedの前身であるLTEは、3G(第3世代携帯電話)にMIMOをはじめとする複数の高速化技術を盛り込み、発展させた方式である。そのため、Super 3Gや3.9G(第3.9世代携帯電話)とも呼ばれている。一般的にはLTEは4G(第4世代携帯電話)と銘打って販売されているが、厳密にはLTE–Advanced(を含む「IMT-Advanced」規格)が4Gに区分される。
参照リンク
LTE–Advanced - (3GPP)
DOCOMO Today LTE-Advanced技術特集 - (NTTドコモR&D)
LTE-Advanced
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 20:16 UTC 版)
「Long Term Evolution」の記事における「LTE-Advanced」の解説
LTE-Advanced (LTE-A) は、LTEの発展規格である。3GPPPが3GPP Release.10として2011年4月に基本仕様を策定した。 ITUの定める第4世代移動通信システムの一つ。理論値で最大LTEの10倍程度の速度である。 同方式では、複数の周波数帯 を組み合わせて利用する「キャリア・アグリゲーション」と呼ばれる技術により、最大100MHz幅×2を利用することにより、ギガビット秒オーダの通信を実現している。
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