御車とは? わかりやすく解説

神輿

(御車 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/02 22:13 UTC 版)

神輿御輿(みこし、しんよ)は、通常、神道の際に、普段は神社にいる神霊が氏子町内、御旅所などへ渡御するに当たって一時的に鎮まるとされる輿である[1]。輿であるから通常は担ぎ上げて移動するものを指して言うが[1]、それを台車(御所車、牛車)に乗せて曳くものなど別形態のものも指すことがある。


注釈

  1. ^ 北海道江差町姥神大神宮渡御祭における御輿の担ぎ棒には真綿が使われていることが確認できている。
  2. ^ 角型と言っても身体に触れる部分なので、角材のような直角ではなく、面取り済みである。
  3. ^ : portable shrine

出典

  1. ^ a b 宮本 2011, p. 17.
  2. ^ 神田祭400年ご遷座、p40、神田祭と神田明神を知るための本 平成27年版、ISBN 978-4-902583-06-9
  3. ^ 神道いろは p121 ISBN 4-915265-99-4
  4. ^ ISBN 4-901577-01-8 P255、256 | 神社への誘い(現代口語の対話式で書かれた本)
  5. ^ 万燈神輿
  6. ^ https://www.youtube.com/watch?v=H4U2Whqx_Ak
  7. ^ 宮本 2011, p. 18.
  8. ^ 宮本 2011, p. 19,95.
  9. ^ 神田祭400年ご遷座、p17、神田祭と神田明神を知るための本 平成27年版、ISBN 978-4-902583-06-9
  10. ^ 宮本 2011, p. 17,20-21.
  11. ^ a b 宮本 2011, p. 94.
  12. ^ a b 宮本 2011, p. 99.
  13. ^ a b c 宮本 2011, p. 82.
  14. ^ 宮本 2011, p. 40,58.
  15. ^ 宮本 2011, p. 98.
  16. ^ 宮本 2011, p. 52.
  17. ^ a b c 宮本 2011, p. 49.
  18. ^ 宮本 2011, p. 59.
  19. ^ 宮本 2011, p. 17,55.
  20. ^ 余すところなく周囲に行き渡らせる所作(しょさ) 小池康寿『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』プレジデント社 2015年 63頁
  21. ^ 豊作や大漁を願うだけではなく、古来、神は祟り(天変地異)を起こすと考えられていたことから、霊威を高め、町を鎮めるお力も高めた。 小池康寿『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』プレジデント社 2015年 63頁
  22. ^ 魂込めてみこし化粧直し 仙台・三瀧山不動院、あす祭りで披露河北新報 2018年7月27日)
  23. ^ 宮本 2011, p. 146.
  24. ^ youtube浅草三社祭(浅草神社例大祭)/Asakusa Sanja festival
  25. ^ a b c d e 宮本 2011, p. 105.
  26. ^ https://www.hikawa-maturi.com/?page_id=43
  27. ^ youtube城南神輿戸越八幡荏原一2008本祭連合渡御ダイジェスト
  28. ^ youtube平成20年濱降祭斎主寒川神社還幸茅ヶ崎甚句あり
  29. ^ youtube小田原担ぎ! 松原神社 本社神輿の6点棒!他 2015 Odawara style MIKOSHI
  30. ^ https://www.youtube.com/watch?v=taa1ns1IWA0
  31. ^ 参考文献「江差姥神大神宮祭礼写真集」北海道出版企画センター・刊 写真:爲岡進 ISBN 4-8328-0204-6 C0021
  32. ^ 暴力団幹部に現金渡す みこし会4団体に勧告 神奈川県公安委”. iza (2019年9月20日). 2019年9月20日閲覧。
  33. ^ 小川進一『宇佐神宮と大神氏』P92~97、文芸社
  34. ^ 宮本 2011, p. 102,128.
  35. ^ a b c 宮本 2011, p. 128.
  36. ^ 宮本 2011, p. 129.
  37. ^ 宮本 2011, p. 130.



御車(山車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/03 01:54 UTC 版)

大野祭り」の記事における「御車(山車)」の解説

唐子車(からこしゃ)…高須賀町所有 寛保元年1741年建造知多半島の中で現在祭礼で曳かれている御車としては最古思われるからくり人形前棚に麾振唐子最後部に大将塩土老翁、その前では2体の人形肩車をし、そこから松の木移って木に下がった太鼓を叩く所作行い合計4体が載せられる全て蔦屋(竹田)藤吉の作。全体見られる」の彫物後年追加されとみられるが、名工瀬川治助重光の手よるものである。ちなみに」はこの御車の一つシンボルとなっている。水引幕森高雅下絵による「群飛」。氏神町内小倉神社紅葉車(こうようしゃ)…橋詰町所有 文久3年1863年建造先代天保6年1835年)に創建その後売却され隣町西之口にて「西寳車」として現在も曳かれている随所あしらわれ瀬川治助による彫刻見て判るとおり、この御車のシンボル車名の「紅葉」である。からくりは全4体載せられ前棚に麾振唐子最後部に大将豊太閤(豊臣秀吉)、その前で太鼓を叩く中唐子、木の上逆立ちし鉦を捌く唐子編成となっている。また、この御車には各所に「源氏香」の紋があしらわれ高貴なイメージ醸し出している。水引幕喜田堂下絵の「」。氏神町内の風之宮社榮車(ばいえいしゃ)…十王町所有 嘉永元年1848年建造先代「榮遊車」は天明5年1785年)~6年1786年)に創建されたが後に売却直後当時575両(現在の1億以上に相当)を投じて名古屋名工達が手がけた御車が現在の車である。学問の神様・菅原道真大将座に座らせ、前棚には麾振唐子上段では横笛を吹く童子(唐子ではない)とそれに併せて舞楽蘭陵王」を舞い瞬時に面を被り変身する面かぶり童子の計4体が操られる。この御車のシンボルは文字通り「梅」。前幕には江戸唐様派の大家幕末三筆市河米庵による「十王町」の文字水引幕金糸ふんだんに使った唐織錦「蜀江金襴」と、先述蘭陵王併せて「唐」や中国憧れつつもついに渡ることのできなかった菅原道真向けて誂えた思われる内容である。ちなみに大将人形も唐へ渡ったときの姿を想像し模して作られた「渡唐天神像」である。氏神はかつて大野にあったが現在は宮山遷座した天満社である。 唐子紅葉榮車

※この「御車(山車)」の解説は、「大野祭り」の解説の一部です。
「御車(山車)」を含む「大野祭り」の記事については、「大野祭り」の概要を参照ください。

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