内陣障壁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/01 19:28 UTC 版)
「西ヨーロッパの大聖堂建築」の記事における「内陣障壁」の解説
内陣障壁(クワイヤ・スクリーン、内陣仕切りともいう)は、中世後期の教会建築に一般的に見られるもので、内陣と身廊とを分ける。内陣障壁の上は高廊と呼ばれる上階になっていることが多く、そこに十字架 (rood) が置かれる。十字架にはキリストの大きな磔像が掲げられ、通常はアーチの起拱(ききょう)点の高さに合わせて見上げるように据えられる。高廊には階段から出入りが可能で、時には聖歌隊席としても充分なほど広い。十字架の脇にはしばしば、聖母マリアや聖ヨハネの像が添えられる。テンプロン、イコノスタシスを参照。
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