オオジュドウマクラ Oliva sericea (Roeding, 1798)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 09:38 UTC 版)
「ジュドウマクラ」の記事における「オオジュドウマクラ Oliva sericea (Roeding, 1798)」の解説
一見ジュドウマクラに似ているが、本種では殻口内外ともに淡肉色なのが一般的で、殻口内奥部の色が濃くなる場合でもジュドウマクラほど明瞭な橙色にならないこと(ジュドウマクラは普通内唇や外唇よりも内奥部が明らかに濃い橙色になる)、螺塔上部の各螺層の側面が丸みを帯びて多少なりとも弧膨する(弧状に膨らむ)こと(ジュドウマクラでは普通は弧抉(弧状に抉れる)して弱い凹面になるか時に直線的、しかし膨らむことはない)などで識別できる。また模様がより細かい傾向があることと、体層側面がやや膨らむ傾向があることでも相違するが、この2点には変異もあるため飽くまでも参考である。最大では110mmほどになりジュドウマクラより大成する個体があるが、十分成長したもの以外大きさは全く当てにならない。名前は大-ジュドウであるが、殻形はクチベニマクラに似ており、それを巨大にして口縁の色を淡くしたような外観をもつ。
※この「オオジュドウマクラ Oliva sericea (Roeding, 1798)」の解説は、「ジュドウマクラ」の解説の一部です。
「オオジュドウマクラ Oliva sericea (Roeding, 1798)」を含む「ジュドウマクラ」の記事については、「ジュドウマクラ」の概要を参照ください。
- オオジュドウマクラ Oliva sericeaのページへのリンク