JPS6056400B2 - 時計用パルスモ−タ−の駆動制御方法 - Google Patents

時計用パルスモ−タ−の駆動制御方法

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JPS6056400B2
JPS6056400B2 JP261376A JP261376A JPS6056400B2 JP S6056400 B2 JPS6056400 B2 JP S6056400B2 JP 261376 A JP261376 A JP 261376A JP 261376 A JP261376 A JP 261376A JP S6056400 B2 JPS6056400 B2 JP S6056400B2
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Description

【発明の詳細な説明】 時計用として使用されている定方向回路パルスモータは
永久磁石回転子、固定子、及び駆動コイルからなり、固
定子の磁極間中心より一定角度に静止安定点をもち、パ
ルス巾の短かい交互パルスにより駆動され、−ステップ
づつ回転して次の静止安定点に移動する。
この静止安定点は回転子磁極と、固定子間の位置エネル
ギーが最小となる点であり、駆動パルスが印加されない
時に永久磁石回転子が安定に停止している永久磁石回転
子の磁極中心位置を示し、固定子の外周、内周形状、固
定子と回転子間のギャップ等により定まり、狭い範囲で
はあるが内周形状例えば切溝の位置等によつて任意の位
置に設定することができる。また、秒針、分針、時針等
の指針の修正に用いられる正逆転可能なパルスモーター
も数種提案されているが、いずれも2個の駆動コイル、
3〜4個の固定子を使用しなければならず体積的に大き
く厚くなり、駆動には4相パルスを必要とし、回路も複
雑となり、実現性に乏しいものてある。また回転方向は
パルス相の印加順序を変えることて制御されるため誤動
作によつて、回転子磁極とパルス相の対応関係がくずれ
ると回転方向が変つてしまうという欠点がある。本発明
は永久磁石回転子、固定子、駆動コイルより構成された
少なくとも1つの静止安定点を有するパルスモーターに
於て、該静止安定点を電磁的に任意の位置に移動させる
ことを目的とする。
本発明はまた、永久磁石回転子、固定子、駆動コイルよ
り構成された、少なくとも1つの静止安J定点を有する
定方向回転パルスモーターに於て、静止安定点を電磁的
に移動させた後逆転駆動パルスを印加することにより逆
方向回転を可能とすることを目的とする。以下実施例に
ついて説明する。
; 第1図は従来の定方向回転パルスモーターの一実施
例で、101は回転子、102、103は固定子、10
4は駆動コイルで、固定子内周に切溝を設けることによ
り、静止安定点107,108を設定している。
固定子102,103の磁極中心115,116と静止
安定点107,108とのなす角を静止安定角αとする
と、後述する如く、αが小さいときに異なる極性の交互
駆動パルスにより駆動される永久磁石回転子と駆動パル
スの位相が回路上のトラブルによつて正転時と逆になる
と大きな逆方向駆動力を受け逆転する。この異なる極性
の駆動パルスにより逆転する限界の磁極中心115,1
16からの角度を可逆回転角βとすると、時計用モータ
ーとしては、永久磁石回転子と駆動パルスの位相のずれ
によつても常に正方向回転を維持する必要から、静止安
定角αは可逆回転角βより大きく設定してある。一般に
静止安定角αは切溝位置によつて設定できる。例えば第
1図に於て2つの切溝105,106を結ふ直線とほS
゛直交する直線上に回転子の2つの磁極中心N,Sがき
たときが、固定子と回転子磁石の相互の引きトルクT(
θ)が最小となり、静止安定点107,108となる。
従つて2つの切溝を結ふ直線を回転子中心を中心として
幾分回転させ、すなわち切溝105,106がそれぞれ
磁極中心115,116に近づくように切溝105,1
06の位置を決めれば、静止安定角αは可逆回転角βよ
り大きく設定できる。このようにして静止安定角αを可
逆回転角βより大きく設定してある。
可逆回転角βは設計的要因すなわち相対する固定子磁極
の間隔、固定子内径と永久磁石回転子外径との隙間など
によつて決定される。第2図は本発明によるパルスモー
ターの一実施例て1は正方向回転時を示し、第1図と同
じく201は回転子、202,203は固定子、204
は駆動コイルて固定子内周に切溝を設けることにより、
静止安定点211,212を設定してい.”る。
第2図のパルスモーターは第1図の従来の定方向回転モ
ーターとモーター本体は同じであり、この場合も静止安
定角αは可逆回転角βより大に設定して、定常時の永久
磁石回転子と駆動パルスの位相のすれによる逆転を防止
している。このパ・ルスモーターを逆転させるには、静
止安定角αが可逆回転角βより小さくなるように回転子
を幾分回転させるような初期動作を付与した後に逆転用
駆動パルスを印加してやればよい。ここで第2図2の如
く正方向駆動すなわち、駆動コイル204に固定子20
2を弱いS極、固定子203を弱いN極となる様に微少
な励磁電流を流すと、永久磁石回転子は時計方向に弱い
回転力を受け、回転子と固定子との問の引きトルクとつ
り合つた点まで角度γだけ正方向へ移動し第2図2の如
く平衡点218となる。この移動角γ〉α−βであれば
、実質的に静止安定点211が可逆回転位置213を越
えて、正逆両方向回転可能な領域に移動した・ことにな
り、次いで逆転駆動パルスを印加することにより逆回転
が可能となる。第3図は第2図のパルスモーターの正回
転の状態の説明図、第4図は逆回転の状態の説明図を示
す。
第5図は本発明のパルスモーターを用いた水晶時計の主
要構成図て、501は水晶発振回路、502は分周回路
、503は波形変換回路、504は駆動回路、505は
駆動コイル、506はスイッチSである。
第6図は波形変換回路、駆動回路の一実施例てあり、第
7図は各部の波形図、第8図は正転時の回転角に対する
トルク曲線で、P1は駆動力、T1は回転子と固定子間
の引力による保持力を示す。
第9図は逆転時の回転角に対するトルク曲線でP2は駆
動力、P3,P4は、静止安定点を移動させるための弱
い励磁電流による引きトルクT2は保持力を示す。電子
時計に用いられるパルスモーターの運動方程式は、近似
的にここに で表わせる。
但しJ:回転子の慣性モーメント μ:流体抵抗係数 A(θ):トルク係数又は電気機械結合係数T(0)
:固定子と回転子磁石相互の引きトルク(保持力)θ:
回転角 1(t):駆動電流 L:駆動コイルのインダクタンス E:印加電圧 P:駆動トルク α:Tの固定子スリット巾中心に対する初期位相角でα
は正転時、−αは逆転時を示す。
ρ(θ):負荷 てある。
第2図のパルスモーターに於て、正転の場合、第2図1
の状態て回転子201は静止安定角αで静止安定点21
1,212に静止している。
静止安定点211は第8図の正転時のトルク曲線のRに
対応している。第(1)式でみるように、負荷ρ(θ)
が零てあれはモータの回転子に実質的に作用する駆動ト
ルクは駆動電流に基づく発生駆動トルクPと、引きトル
クT(θ)との差又は和のトルクである。
第8図の正転時の回転角に対するトルク曲線図の駆動ト
ルク曲線P1で示すように、静止安定点211が磁極間
中心215に近づく程、言いかえると、静止安定角αが
小さい程、初期駆動力QRは大きくなる。従つて、静止
安定角αが小さい時に回路上のトラブルによつて正転時
とは逆極性の駆動パルスが駆動コイルに印加され、例え
ば第1図の状態で固定子103がS極、102がN極と
なるように駆動コイルが励磁されると、駆動トルクは回
転子101を反時計方向へ回転させようとする力となり
、初期駆動力QRが大であるから、引きトルクT1に打
勝つて逆転してしまう。静止安定角αが大きいときは初
期駆動力QRは小さくなり、しかも反時計方向の回転角
に対して駆動力は急激に減少するため、引きトルクT1
の方が大きくなり、これに打勝つて逆転することはでき
ない。時計用ステップモータは逆転する限界の可逆回転
角βより大きく静止安定角を設定してあり、正常の使用
状態で逆転することを防止している。このパルスモータ
ーを時針、分針、秒針の修正をするために逆転させるに
は何等かの手段によつて逆転駆動パルス印加時に静止安
定角αを可逆回転角βより小さく設定してやればよい。
第9図の逆転時の駆動トルク曲線図で示すように、第2
図2の駆動コイル204に正方向駆動となるように微少
な励磁電流を流すと回転子は弱い正方向回転力を受け、
この駆動トルクP3と引きトルクT2のつり合つた平衡
点218(グラフ上のV点)で静止する。この移動角度
γ〉α−βてあれば、実質的に静止安定点211が可逆
回転位置213を越えて、正逆両方向回転可能な領域に
移動したことになり、次いで逆転駆動パルスを印加する
ことにより逆転が可能となる。即ち、回転子が前記■点
にある時に弱励磁したパルスと逆極性の駆動パルスを印
加すると初期駆動力U■が大であるから逆転が可能とな
る。
この時引きトルク曲線T2の大きさはV″1,■である
がこれも補助的に逆回転力となる。即ち、発生駆動トル
クと引きトルクの和が初期駆動トルクとなり確実に逆転
が可能となる。第2図で安定点218,219を固定子
202側に設定したのは逆転時のモータ駆動トルクを向
上するためである。正常回転時は駆動コイル204には
極性の異なる交互パルスφ1,φ2が第6図に示す回路
で印加される。第6図において、波形変換回路503は
FF6Ol,6O7,6O2,6O8,6lO、NAN
Dゲート603,604,605,606、0Rゲート
609,613,614、ANDゲート611,612
及びスイッチS5O6て構成され、駆動回路は、P−0
hM0Sトランジスター615,616,617,61
8、N−ChMOSトランジスター619,620で構
成されており、P一JchMOSトランジスター617
と、N−ChMOSトランジスター618は比較的高い
出力抵抗値に設定してある。
505は駆動コイルてある。
定常時はスイッチSは電源の高電位側に接地されており
、FF6lO出力はO(5なつており、φ0,?弓はA
NDゲート611,612を通過し得ないため、駆動回
路にはIl,b2のみが印加されている。最初にφ1パ
ルスが駆動コイル204に印加され固定子202がS極
、203がN極に励磁され、回転子201のN極は固定
子203のN極で反発、203のS極て吸引、回転子の
S極は203のN極で吸引、202のS極て反発され、
正方向(時計方向)に回転力を受け第3図1の如くに回
転する。回転子は保持力T(θ)=0の位置307、第
8図のx点まで静止位置から約90置一般には1ステッ
プの回転角度の半分まで回転させれは、それ以後はT(
0)が正となり、保持力によつて次の安定点312、第
8図のZ点に引込まれる。駆動パルス巾の下限は回転子
がx点に到達する以前に切れても回転子が負の保持力に
打勝つてX点に到達しうるだけの運動エネルギーを与え
ることができれば回転は可能であるが、負荷トルクの影
響を考えて設定するのがよい。パルス巾の上限を考えて
みると、駆動力P1と保持力T1の和が零の位置Wに達
するが、ここで駆動パルスが切れても、T1が正である
から回転子は正方向回転力を受け次の安定点Zに向おう
とするため特に長さの制限はないが消費電流を少なくす
るため16ミ1Jsec以下が適当である。回転子は第
3図2の如く180 子のN極が静止安定点312、第8図のZ点に達してあ
る程度減衰振動して停止する。
これは運動方程式(1)の左辺の第2項の係数μ(流体
抵抗係数)が比較的小さいためであるが、μをある程度
大きくすれば臨界制動も可能である。第3図2の状態で
φ2パルスが駆動コイルに印加されると、固定子302
はN極、303はS極に励磁され、回転子301のN極
は固定子302のN極て反発303のS極て吸引、回転
子301のS極は固定子302のN極て吸引、303の
S,極で反発され、正方向回転力を受け1800回転し
、第2図1の状態にもどる。
以後交互パルスにより同じ状態をくり返して正方向に回
転を続ける。
次に駆動回路についてみると第6図においてり.ユーズ
等の外部操作部材に連動したスイッチS5O6は電源の
高電位側に接地されており、FF6O8の出力端子aは
常にOであり、NANDゲート604,605の出力端
子D,eは1であるため、入力信号φ1,φ2はNAN
Dゲート603,606を介して駆動回路504に印加
される。
信号が印加されないときは、駆動回路のMOsトランジ
スタのゲート入力は1となつており、N−ChMOSト
ランジスタ619,620がオンとなつており、駆動コ
イル505の両端621,622は零レベルである。い
まb1が印加されると、P一ChMOSトランジスタ6
15がオン、i1はまた0Rゲート613を介してP−
ChMOSトランジスタ617、N−ChMOSトラン
ジスタ619の共通人力ゲートに印加されて、トランジ
スタ(以後Trとする)617→オンTr6l9→オフ
とする。但しTr6l7、Tr6l.,8の出力抵抗は
高めに、少なくとも駆動コイルの直流抵抗以上に設定し
てあるため、駆動電流は主に、Tr6l5→621→駆
動コイル→622→Tr62Oの径路を流れる。B2が
印加されたときも同様にして、Tr6l6、618がオ
ン、Tr62Oがオフとなり、駆動電流は主に、Tr6
l6→622→駆動lコイル→621の径路を流れる。
駆動コイルには2相交互パルス電流が流れて、パルスモ
ーターは正方向に回転している。逆回転の例として、第
2図1の状態を考えると、これはパルスφ2の印加によ
り第3図2の状態から1ステップ回転して静止している
状態である。
このとき第7図のt=ちでスイッチS5O6に連動した
りユーズ等の外部操作部材を操作して、スイッチSを低
電位側にたおせばS=0となり、FF6O8の出力端子
a=1となる。FF6O7の出力端子bはt=t1以前
に印加されたφ2パルス701のNANDゲート606
出力端子gの出力了2によつてb=1となつているため
NANDゲート604の出力端子d=0となり、次のφ
1パルス702はNANDゲート603によつて阻止さ
れる。一方、FF6lO出力h=1となり、φ0,I0
はANDゲート611,612を通過可能となり、0R
ゲート613,614を介して駆動回路に印加される。
φoがTr6l7,6l9の共通ゲートに印加されると
、Tr6l7→オンTr6l9→オフとなり、第7図7
04の如く微少電圧が駆動コイルに印加され、第2図1
の固定子203はN極、202はS極に微弱に励磁され
る。回転子は正方向にいく分回転し、第9図の弱い励磁
電流による引きトルクP3と、保持力T2の和が0の位
置V(VO■=■■2)第2図2の218で平衡して静
止安定する。一方FF6O7の他の出力端子C=0とな
つているためN,ANDゲートの605の出力端子e=
1であり、φ2はNANDゲート606を通過して出力
端子gにはB2パルス703が現れる。
このB2によつて、FF6O8の出力端子a=0にリセ
ットされ、以後φ1は通過可能となる。したがつて第2
図2の状態でI2パルスが駆動回路に印加され第4図1
の如く固定子403がS極、固定子402がN極となり
回転子401のN極は固定子402のN極により反発、
固定子403のS極により吸引、回転子401のS極は
固定子402のN極により吸引、固定子403のS極に
より反発され、左方向(反時計方向)回転力を受け、逆
転する。
駆動力は第4図1の410、第9図のY″点で零となる
が、この点では回転子は負の保持力に打勝つ充分な運動
エネルギーをもつているため、容易にY″点から、保持
力T=0の点x″に到達し、回転子自身の運動エネルギ
ーと正の保持力とによつて次の安定点に向う。
駆動パルスのパルス巾の下限は正転時と同様にして設定
できるが、上限の方は第9図において、駆動力P2と保
持力T2の和が零の位置W″(W″1W″=W″W″2
)はT2の負の領域であるから駆動パルス巾が充分広い
とパルス印加中に回転子はW″点附近にもどり、パルス
が切れると最初の安定点211、■点にもどつてしまう
可能性があるため、あまり広いパルス巾のパルスは適当
ではない。この場合も16ミリSec以下が適当である
。駆動パルスφ2703が切れたとき、回転子はx″点
を越えているが門。が駆動回路のTr6l8、Tr62
Oの共通ゲートに印加されて、Tr6l8→オン、Tr
62O→オフとなり、第7図706の如く微少電圧が駆
動コイルに印加され、第4図2の如く、固定子402は
N極、固定子403はS極に微弱に励磁されているため
、この励磁電流による引きトルクP4と保持力T2の和
が0の位置V″(V″1■″=■″V″2)、第4図2
の419で平衡して静止安定する。この状態でI,パル
スが駆動コイルに印加されると、固定子403はN極、
固定子402はS極に励磁され、回転子401のN極は
固定子402のS極で吸引、403のN極て反発、回転
子401のS極は固定子402のS極て反発、403の
N極て吸引され逆方向回転力を受′月800回転し、第
2図2の状態にもどる。以後交互パルスにより同じ状態
をくり返して逆方向に回転を続ける。正回転→逆回転に
はφ2をもう一度駆動コイルに印加する例を示したがス
イッチS接地直前に印加されたパルス相のパルスをもう
一度印加すれば回転方向を容易に変えることができる。
実施例では、定常駆動では定方向回転のパルスモーター
の静止安定点を電磁的に正回転方向(時計方向)に角度
γだけ移動させて逆方向回転を可能としたが、逆に反時
計方向に静止安定点を移動させて、正回転時のパルスモ
ーターの出力トルクを向上させることもできる。
また、正方向回転時と逆方向回転時に異なる電磁的静止
安定点を設定することもできる。さらに静止安定角度を
β以下に設定して正逆回転可能とした場合、逆転時に静
止安定点を移動することによりパルスモーターの逆転時
の出力トルクを増大させることができる。
逆転時に微少電流を励磁のため流すためいく分消費電流
が増加するが使用頻度は少ないため問題はない。また、
逆転時にも最大効率が得られるように設定することが可
能である。静止安定角の移動は保時力の変曲点、したが
つて1ステップの約半分程度可能であり、電気角で±9
0テの移動ができる。
本願の如く構成すれば、パルスモーターの静止安定点を
最大効率の位置に移動することがてきる。
また、従来の定方向回転パルスモーターを静止安定点を
移動させることにより、逆回転も可能とすることができ
る。
さらに、静止安定角αを、両回転領域βより大としてお
けば、パルス相と回転子磁極との対応関係が誤動作によ
つてくずれても逆回転し如めることは防止てき、機械的
な逆転防止機構を必要としない正逆パルスモーターを構
成できる。
さらに定常駆動時より高い周波数の早修正駆動パルスを
駆動コイルに印加することにより、時針、分針、秒針等
の指針の早修正することが可能であり、早修正駆動パル
スの発生スイッチを外部操作部材と連動させて、りユー
ズのない腕時計を構成することがてきる。
さらに時針、分針、秒針等の位置の記憶回路を設け、修
正時に記憶回路の示す数値の数の早修正駆動パルスを駆
動コイルに印加すれば瞬時に設定値に指針を修正するこ
とも可能である。
″図面の簡単な説明 第1図は、従来のパルスモーター、第2図は本発明によ
るパルスモーターの一実施例、第3図は本発明によるパ
ルスモーターの正回転の状態の説明図、第4図は同じく
逆回転の状態の説明図、第5図は本発明によるパルスモ
ーターを使用した水晶時計の主要構成図、第6図は波形
変換回路、駆動回路の一実施例、第7図は波形図、第8
図は正転時のトルク曲線、第9図は逆転時のトルク曲線
を示す。
101,201,301,401・・・・・・回転子、
102,202,302,402,103,203,3
03,403・・・・・固定子、104,204,30
4,404・・・・・・コイル、503・・・・・・波
形変換回路、504・・・・・・駆動回路、506・・
・・スイッチS。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2極の永久磁石回転子、一対の固定子、1個の駆動
    コイルよりなり、対向する前記一対の固定子の磁極間中
    心と前記永久磁石回転子の磁極中心とは所定角をもつて
    停止し、駆動コイルへの極性の異なる交互パルスを印加
    することにより1パルス1歩進するパルスモータにおい
    て、前記駆動コイルに該永久磁石回転子を異なる極性の
    駆動パルスで逆転する限界の静止安定角まで正転方向に
    移動させる位の大きさの微少の平均励磁電流を流すパル
    ス供給回路を有し、該パルス供給回路からの出力パルス
    を印加することにより前記永久磁石回転子を電磁的に正
    転方向に移動した後、逆転駆動パルスを印加することに
    より逆回転を可能としたことを特徴とする時計用パルス
    モータの駆動制御方法。
JP261376A 1976-01-12 1976-01-12 時計用パルスモ−タ−の駆動制御方法 Expired JPS6056400B2 (ja)

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CH878276A CH621231B (de) 1976-01-12 1976-07-08 Schrittmotor.
HK345/82A HK34582A (en) 1976-01-12 1982-07-29 Stepping motor for electronic timepiece

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JPS5286108A JPS5286108A (en) 1977-07-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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