JPH11336671A - 液圧歯車ポンプまたはモータ - Google Patents
液圧歯車ポンプまたはモータInfo
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- JPH11336671A JPH11336671A JP14719998A JP14719998A JPH11336671A JP H11336671 A JPH11336671 A JP H11336671A JP 14719998 A JP14719998 A JP 14719998A JP 14719998 A JP14719998 A JP 14719998A JP H11336671 A JPH11336671 A JP H11336671A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2240/00—Components
- F04C2240/50—Bearings
- F04C2240/56—Bearing bushings or details thereof
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- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
確実に行って効率や耐久性の向上を図る。 【解決手段】ブッシュ4に溝41を設けることにより、
各ブッシュ4とギヤ軸111、121、211、221
との隙間に確実に作動油を供給するとともに、この溝4
1を利用して内部に作動液循環経路潤滑5を設け、この
作動液循環経路5を吸込みポート6に接続することによ
り、吸込みポート6に発生する負圧で作動液が滞留する
ことなく循環するように構成した。
Description
面に開口する吸込ポートを有した液圧歯車ポンプ又はモ
ータに関する。
され、吸込ポートをこのようなピストンポンプと共通に
する等の目的で、カバーフロント前面に開口させるよう
にした液圧歯車ポンプまたはモータが知られている。
車ポンプ又はモータにおいては、軸受部や、他の回転機
関との連結部において作動液による潤滑が不十分になる
場合があり、このことが摩耗等の原因となって、耐久性
や効率の向上を阻んでいた。例えば、軸受部において、
従来通常使用されている円筒状のブッシュは、ギヤ軸と
の間に形成される微小隙間に作動液が流入して潤滑を行
う構造であるため、潤滑性をそれ以上向上させることが
できなかった。その上、この流入した作動液を循環させ
るような流通経路を殊更に設けていないため、この潤滑
用の作動液は、例えば中実のギヤ軸を有するものにおい
て反フロントカバー側のギヤ軸端面付近に滞留し、高温
となったり劣化が早く進んだりして、潤滑に悪影響を及
ぼす場合があった。
入されておらず、エアー溜りとなり、この連結部におい
てフレッティング摩耗を引き起こす場合があった。
ために、本発明は、ブッシュに溝を設けて、作動液をブ
ッシュの内面とギヤ軸の外面との間に流入しやすくする
とともに、この溝を利用して潤滑用の作動液を強制的に
循環させる作動液循環経路を設けることにより、潤滑性
を向上させ、許容軸受荷重を大きくすることを第1の目
的としている。また、他の回転機関との連結部に作動液
を流入させることにより、この連結部分におけるフレッ
ティング等の摩耗を減少させることを第2の目的として
いる。
プまたはモータは、前記第1の目的を達成すべく、フロ
ントカバー前面に開口する吸込ポートを有し、ギヤ軸の
軸受にリング形状のブッシュを利用しているものであっ
て、前記ブッシュの内面に溝を設けるとともに、該溝を
利用して、ギヤ側面から漏洩した作動液が各ブッシュを
通って前記吸込ポートに戻るための作動液循環経路を形
成したことを特徴とする。
設けられているので、ブッシュとギヤ軸との隙間に確実
に潤滑油が供給され潤滑性が向上する。さらにその結
果、許容軸受荷重が増大するという効果も奏する。ま
た、この溝を利用した作動液循環経路が負圧となる吸込
ポートに最終的に連通するので、潤滑用の作動液は強制
的に循環させられ滞留することがなくなる。したがっ
て、作動液の劣化を遅延させることができるだけでな
く、循環する作動液に放熱作用を営ませることも可能に
なる。
車ポンプモータとしては、中実のギヤ軸を有するものが
挙げられる。なぜならば、このようなものにおいて従来
の構成であれば、作動液は、ギヤ軸端面付近に滞留しや
すいからである。具体的には、ギヤ軸同士をスプライン
等で結合させる関係上、ギヤ軸に貫通孔を設けることが
難しい2連以上の多連式のものに適用してその効果が顕
著となる。
は、ドライブギヤにおける反フロントカバー側のギヤ軸
をブッシュを介して支持する軸受穴と、対応するドリブ
ンギヤにおける反フロントカバー側のギヤ軸をブッシュ
を介して支持する軸受穴とを連通する第1連通流路を設
け、ドリブンギヤの軸心に沿って軸貫通孔を設け、ドリ
ブンギヤにおけるフロントカバー側のギヤ軸をブッシュ
を介して支持する軸受穴を吸込ポートに連通する第2連
通流路を設け、ギヤ側面から漏洩する作動液の一部が、
ブッシュ、第1連通流路、軸貫通孔、第2連通流路を通
って吸込ポートへ戻るように構成したものが挙げられ
る。
には、溝を設ける部位を、ギヤ軸からのラジアル荷重を
受圧する部位の反対側に設定することが好ましい。一
方、請求項2の発明に係る歯車ポンプまたはモータは、
前記第2の目的を達成すべく、フロントカバー前面に開
口する吸込ポートを有したものであって、駆動軸と他の
回転機関とを連結するためにフロントカバーに設けられ
た連結部に、前記吸込ポートを連通させる潤滑用流路を
設けたことを特徴とする。
行われずエアー溜りとなっていたこの連結部に、請求項
1に係る発明同様、吸込ポートの負圧を利用して、作動
液を強制的に供給することができるようになり、連結部
における潤滑性の向上とフレッティング等の摩耗を有効
に防止することができるようになる。
説明する。図1、図2、図3は、本実施例の歯車ポンプ
100を示し、それぞれ正面図、側断面図、背面図であ
る。この歯車ポンプ100は、作動液に油を用いる2連
式のもので、第1ドライブギヤ11及び第1ドリブンギ
ヤ12から構成される第1ポンプモータ部1と、第2ド
ライブギヤ21及びこの第2ドライブギヤ21に噛合う
第2ドリブンギヤ22から構成される第2ポンプモータ
部2と、これらドライブギヤ11、12及びドリブンギ
ヤ21、22を収容するとともに回動自在に支持するケ
ーシング3とを具備する。しかして、このケーシング3
は、フロントカバー31とリアボディ32と、フロント
カバー31及びリアボディ32間に配設されるメインボ
ディ33とから構成されている。
が中実のものでフロントカバー31側に配設される一端
部11aには、他の回転機関と接続するためのスプライ
ン溝sp1が形成してある。また、他端部11bには、
第2ドライブギヤ21と連結するためのスプライン溝s
p2が形成してある。第1ドリブンギヤ12は、第1ド
ライブギヤ11に噛合うもので、そのギヤ軸121には
軸心に沿って貫通孔53が貫通させてある。第2ドライ
ブギヤ21は、そのギヤ軸211の一端部21aにおい
て前記第1ドライブギヤ11の他端部11bとスプライ
ン結合し、第1ドライブギヤ11と連動するものであ
る。しかして、そのギヤ軸211には、軸心に沿って貫
通孔213が形成されている。第2ドリブンギヤ22は
第2ドライブギヤ21に噛合うもので、そのギヤ軸22
1には軸心に沿って貫通孔52が貫通させてある。
ブギヤ11及び第1ドリブンギヤ12におけるギヤ軸1
11、121の一端部11a、12aをそれぞれブッシ
ュ4を介して回動自在に支持する軸受穴311、312
が設けてある。このうち第1ドライブギヤ11に対応す
る軸受穴311は、フロントカバー31の前面31aに
も開口し、ギヤ軸111の一端部11aに形成されたス
プライン溝sp1が外部に露出するように構成されてい
る。さらに、第1ポンプモータ部1及び第2ポンプモー
タ部2に共通する作動油の吸込ポート6がこのフロント
カバー31の前面31aに開口させてある。
11及び第1ドリブンギヤ12のギヤ部112、122
を収容し、ポンプモータ作用を営ませるギヤ収容室33
1と、このギヤ収容室331の底面からメインボディ3
3の後面33bに貫通し、ブッシュ4を介してこれら第
1ドライブギヤ11及び第1ドリブンギヤ12における
ギヤ軸111、121の他端部11b、12bをそれぞ
れ回動自在に支持する軸受孔332、333が設けられ
ている。これら軸受孔332、333は、後半部におい
て、第2ドライブギヤ21及び第2ドリブンギヤ22に
おけるギヤ軸211、221の一端部21a、22aを
前述同様ブッシュ4を介して回動自在に支持している。
1及び第2ドリブンギヤ22のギヤ部212、222を
収容し、ポンプモータ作用を営ませる第2ギヤ収容室3
21と、この第2ギヤ収容室321の底面32aに設け
られ、ブッシュ4を介してこれら第2ドライブギヤ21
及び第2ドリブンギヤ22におけるギヤ軸211、22
1の他端部21b、22bを回動自在にそれぞれ支持す
る軸受穴322、323が設けられている。
り、符号71は3の字状に形成された周知のガスケット
を示している。しかして本実施例では、図4に示すよう
に前記ブッシュ4の内面4aに溝41を設けるととも
に、該溝41を利用して、ギヤ部側面から漏洩した作動
液が各ブッシュ4を通って前記吸込ポート6に戻るため
の作動液循環経路5を形成している。
各ブッシュ4の内面4aにおいて、ギヤ軸111、12
1、211、221からのラジアル荷重を受圧する部位
の反対側であって、なおかつ前記ガスケット71にその
開口端面が接触しない部位に設けるようにしている。さ
らに、本実施例では溝41の深さを、その設けられた部
分のブッシュ4の厚みが、設けられてない部分の厚みと
大きく変わらない程度となるように設定している。
リアボディ32に設けられた前記軸受穴322と軸受穴
323とを連通する第1連通流路51と、第1、第2ド
リブンギヤ12、22にそれぞれ形成した前記貫通孔5
3、52と、フロントカバー31に設けられた第1ドリ
ブンギヤ12のギヤ軸121を支持する軸受穴312を
吸込ポート6に連通する第2連通流路54とから少なく
とも構成するようにしている。第1連通流路51は、図
2、図4、図6に示すように、前記軸受穴322、32
3の内側面にそれぞれ設けた側面溝511と、第2ギヤ
収容室321の底面32aに設けられ、側面溝511の
前記底面32aへの開口端部同士を連通させる端面溝5
12とから構成したものである。
100において、軸受潤滑に係る作動液の作用を以下に
説明する。例えば、この歯車ポンプ100がポンプ作用
を営み、各ギヤ11、12、21、22が回転している
間は、側板7等を通って作動液が内部に漏洩し、この漏
洩した作動液が各ブッシュ4とギヤ軸111、121、
211、221との間の潤滑を行う。この際、ブッシュ
4に溝41が設けられているので、各ブッシュ4とギヤ
軸111、121、211、221との隙間に確実に潤
滑油が供給され潤滑性が向上する。さらにその結果、許
容軸受荷重が増大するという効果も奏する。またこの溝
4aは、ギヤ軸111、121、211、221の支持
に寄与しない部分に設けられているので、ブッシュ4に
よるの軸支持能力が低減することを防止している。
ッシュ4や、第1ドライブギヤ11のギヤ軸111の他
端部11bを枢支するブッシュを通過した作動油は、第
1ドライブギヤ11のギヤ軸111が中実であるため、
そのほとんどが図7中矢印A、Bに示すようにスプライ
ン結合部等を通過し、ギヤ軸211の他端部21bを枢
支する軸受穴322に流入する。しかして、この軸受穴
322には、他方の軸受穴323に連通する第1連通流
路51が設けられているので、この作動油は、この第1
連通流路51を通じて他方の軸受穴323に流れ込み
(同図中矢印Cに示す)、ここからさらに矢印Dに示す
ように、ギヤ軸221の貫通孔52、ギヤ軸122の貫
通孔53、第2連通流路54を通って同図には図示され
ない吸込ポート6に戻ることになる。もちろん、前記以
外のブッシュ4を通過した作動油も同図中矢印E、F、
G等に示すような経路で吸込ポート6に戻ることにな
る。このように潤滑用の作動油は、吸込ポート6に負圧
が発生することから、滞留することなく強制的に循環す
る。したがって、作動油に放熱作用を営ませることがで
きるだけでなく、その劣化を遅延させることにもなる。
滑と循環を好適に行わせることができるので、ブッシュ
4の許容軸受荷重が増大するだけでなく、ひいては製品
の耐久性向上にも寄与させることができるようになる。
一方、本実施例では、図8、図9に示すように、他の油
圧回転機関であるピストンポンプPPの後面PPbとフ
ロントカバー前面31aとを密着させ、吸込ポート6を
共有させるとともに軸同士を連結できるように構成して
いる。
p1を有するギヤ軸111の一端部11aと、同じくス
プライン溝sp3を有するピストンポンプPPのドライ
ブ軸PP1の一端部PPaとを、これらスプライン溝s
p1、sp3に嵌合するカップリング81を介して連結
してなるものである。しかして、このカップリング81
は、フロントカバー31の前面側から軸受孔311に嵌
まり込むカラー状の取付インロー82によって位置決め
されるようにしている。
に、軸受孔311と吸込ポート6とを連通する潤滑用流
路9を設け、吸込ポート6から前記連結部8に作動油が
流入するように構成している。具体的にこの潤滑用流路
6は、軸受孔311と吸込ポート6との間の、壁の一部
分を欠如させることにより形成している。このようなも
のであれば、従来何ら潤滑が行われずエアー溜りとなっ
ていたこの連結部8に、吸込ポート6の負圧を利用し
て、作動油を強制的に供給することができるようにな
り、連結部8における潤滑性の向上とフレッティング等
の摩耗を有効に防止することができるようになる。
定されるものではない。例えば、適用される歯車ポンプ
は2連のものに限られず、単連のものでも、あるいは3
連以上のものでも構わない。また、溝は1つのブッシュ
に複数本設けてもよいし、この溝を利用した作動液循環
経路も実施例に限られるものではない。潤滑用流路も連
結部に作動油が流入するように構成されてあればよい。
更に言えば、作動液循環経路と潤滑用流路とを両方、同
一歯車ポンプに設けなければならないものではなく、必
要に応じていずれか一方のみを備えた構成にしても構わ
ない。もちろん歯車モータに本発明を適用して同様の効
果が得られるのは言うまでもない。
ず本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
は、以上のような構成であるから、効率や耐久性の向上
を図ることが可能になる。特に、請求項1に係る発明に
よれば、ブッシュに設けられた溝によって、ブッシュと
ギヤ軸との隙間に確実に潤滑油が供給され潤滑性が向上
する。さらにその結果、許容軸受荷重が増大するという
効果も奏する。さらに、この溝を利用した作動液循環経
路が負圧となる吸込ポートに最終的に連通するので、潤
滑用の作動液は強制的に循環させられ滞留することがな
くなる。したがって、作動液の劣化を遅延させることが
できるだけでなく、循環する作動液に放熱作用を営ませ
ることも可能になる。
軸と他の回転機関とを連結するためにフロントカバーに
設けられた連結部に、吸込ポートを連通させる潤滑用流
路を設けているので、従来何ら潤滑が行われずエアー溜
りとなっていたこの連結部に、吸込ポートの負圧を利用
して、作動液を強制的に供給することができるようにな
り、連結部における潤滑性の向上とフレッティング等の
摩耗を有効に防止することができるようになる。
正面図。
図。
視図。
図。
た状態を示す全体側面図。
Claims (2)
- 【請求項1】フロントカバー前面に開口する吸込ポート
を有し、ギヤ軸の軸受に円筒形状のブッシュを利用して
いる液圧歯車ポンプ又はモータであって、前記ブッシュ
の内面に溝を設けるとともに、該溝を利用して、ギヤ側
面から漏洩した作動液が各ブッシュを通って前記吸込ポ
ートに戻るための作動液循環経路を内部に形成したこと
を特徴とする液圧歯車ポンプまたはモータ。 - 【請求項2】フロントカバー前面に開口する吸込ポート
を有した液圧歯車ポンプ又はモータであって、前記吸込
ポートから作動液を駆動軸と他の回転機関との連結部に
流入させる潤滑用流路を設けたことを特徴とする液圧歯
車ポンプまたはモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14719998A JP4048601B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 液圧歯車ポンプまたはモータ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14719998A JP4048601B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 液圧歯車ポンプまたはモータ |
Publications (2)
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JPH11336671A true JPH11336671A (ja) | 1999-12-07 |
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JP14719998A Expired - Fee Related JP4048601B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 液圧歯車ポンプまたはモータ |
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- 1998-05-28 JP JP14719998A patent/JP4048601B2/ja not_active Expired - Fee Related
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