JPH1124009A - 硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物 - Google Patents
硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物Info
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- JPH1124009A JPH1124009A JP9172239A JP17223997A JPH1124009A JP H1124009 A JPH1124009 A JP H1124009A JP 9172239 A JP9172239 A JP 9172239A JP 17223997 A JP17223997 A JP 17223997A JP H1124009 A JPH1124009 A JP H1124009A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/04—Contact lenses for the eyes
- G02C7/048—Means for stabilising the orientation of lenses in the eye
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
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- G02C7/04—Contact lenses for the eyes
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に製造できるとともに、硬質コンタクト
レンズの安定性および装用感を向上させることができる
硬質コンタクトレンズ用錘を提供する。 【解決手段】 硬質コンタクトレンズCLの外周縁部3
に着脱自在に係合しうる錘1であって、該錘1の内周部
位2に前記硬質コンタクトレンズCLの外周縁部3に相
当する形状の溝が形成されている。
レンズの安定性および装用感を向上させることができる
硬質コンタクトレンズ用錘を提供する。 【解決手段】 硬質コンタクトレンズCLの外周縁部3
に着脱自在に係合しうる錘1であって、該錘1の内周部
位2に前記硬質コンタクトレンズCLの外周縁部3に相
当する形状の溝が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬質コンタクトレン
ズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物
に関する。さらに詳しくは、硬質コンタクトレンズ、と
くに多焦点硬質コンタクトレンズの外周縁部に固定し、
該レンズの安定性および装用感を向上させる軟質または
柔軟な硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬
質コンタクトレンズ複合物に関する。
ズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物
に関する。さらに詳しくは、硬質コンタクトレンズ、と
くに多焦点硬質コンタクトレンズの外周縁部に固定し、
該レンズの安定性および装用感を向上させる軟質または
柔軟な硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬
質コンタクトレンズ複合物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、硬質コンタクトレンズ、とくに多焦点硬質コンタ
クトレンズは、その独特のデザインゆえに、レンズの安
定位置が不安定になる問題がある。このためさまざまな
レンズデザインの工夫で安定性を向上させようとしてい
る(特開平7−239459号公報、特開平6−349
20号公報、特許第2539531号公報、特開平4−
212925号公報、特開平3−107817号公報参
照)。しかしながら、いずれもその安定性が不充分であ
る。
より、硬質コンタクトレンズ、とくに多焦点硬質コンタ
クトレンズは、その独特のデザインゆえに、レンズの安
定位置が不安定になる問題がある。このためさまざまな
レンズデザインの工夫で安定性を向上させようとしてい
る(特開平7−239459号公報、特開平6−349
20号公報、特許第2539531号公報、特開平4−
212925号公報、特開平3−107817号公報参
照)。しかしながら、いずれもその安定性が不充分であ
る。
【0003】また、硬質コンタクトレンズは、軟質コン
タクトレンズに比べ、装用感が劣ることから硬質コンタ
クトレンズの装用を断念したり、3−9ステインなど
の、軽微な角膜上の問題から装用を中断する患者がい
る。そこで、レンズの外周のみを軟質とすることで硬質
コンタクトレンズの装用感を改善する技術が提案されて
いる(特開平3−92336号公報、特開平4−454
20号公報参照)。しかしながら、こういったレンズは
製造が困難であるため、コスト高になる問題があり、さ
らには光学域が狭くなってしまうといった光学性の問題
などがある。
タクトレンズに比べ、装用感が劣ることから硬質コンタ
クトレンズの装用を断念したり、3−9ステインなど
の、軽微な角膜上の問題から装用を中断する患者がい
る。そこで、レンズの外周のみを軟質とすることで硬質
コンタクトレンズの装用感を改善する技術が提案されて
いる(特開平3−92336号公報、特開平4−454
20号公報参照)。しかしながら、こういったレンズは
製造が困難であるため、コスト高になる問題があり、さ
らには光学域が狭くなってしまうといった光学性の問題
などがある。
【0004】他には軟質の縁部を硬質コンタクトレンズ
に重合または接着などにより接合させるものがある(特
開昭49−120655号公報、実公昭40−1444
5号公報参照)。しかし、異種材料を接合させる製法は
困難であり、それによるコストの問題や、光学性が劣る
などの問題などがある。また、他に軟質コンタクトレン
ズ基盤の外面上に硬質コンタクトレンズを着脱するもの
がある(実開昭49−95955号公報、実開昭52−
52955号公報、実公昭53−22337号公報参
照)。しかし、中心厚さが増大したり、基盤により酸素
透過性が阻害され、充分な酸素透過性が期待できない。
また、基盤でなく、中央を開口させ、そこに無機ガラス
からなる光学部分を支持する複合コンタクトレンズがあ
る(特開昭57−11652号公報参照)。しかし、使
用される光学部分は既存の市販品を用いることができ
ず、特殊な部品を別途製造しなければならないため、製
造コストが高くなるという問題がある。
に重合または接着などにより接合させるものがある(特
開昭49−120655号公報、実公昭40−1444
5号公報参照)。しかし、異種材料を接合させる製法は
困難であり、それによるコストの問題や、光学性が劣る
などの問題などがある。また、他に軟質コンタクトレン
ズ基盤の外面上に硬質コンタクトレンズを着脱するもの
がある(実開昭49−95955号公報、実開昭52−
52955号公報、実公昭53−22337号公報参
照)。しかし、中心厚さが増大したり、基盤により酸素
透過性が阻害され、充分な酸素透過性が期待できない。
また、基盤でなく、中央を開口させ、そこに無機ガラス
からなる光学部分を支持する複合コンタクトレンズがあ
る(特開昭57−11652号公報参照)。しかし、使
用される光学部分は既存の市販品を用いることができ
ず、特殊な部品を別途製造しなければならないため、製
造コストが高くなるという問題がある。
【0005】本発明は、叙上の事情に鑑み、容易に製造
できるとともに、硬質コンタクトレンズの安定性および
装用感を向上させることができる硬質コンタクトレンズ
用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物を
提供することを目的とする。
できるとともに、硬質コンタクトレンズの安定性および
装用感を向上させることができる硬質コンタクトレンズ
用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の硬質コンタクト
レンズ用錘は、硬質コンタクトレンズの外周縁部に着脱
自在に係合しうる錘であって、該錘の内周部位に前記硬
質コンタクトレンズの外周縁部に相当する形状の溝が形
成されてなることを特徴としている。
レンズ用錘は、硬質コンタクトレンズの外周縁部に着脱
自在に係合しうる錘であって、該錘の内周部位に前記硬
質コンタクトレンズの外周縁部に相当する形状の溝が形
成されてなることを特徴としている。
【0007】また、本発明の硬質コンタクトレンズ複合
物は、前記硬質コンタクトレンズ用錘を前記硬質コンタ
クトレンズの外周縁部に係合してなることを特徴として
いる。
物は、前記硬質コンタクトレンズ用錘を前記硬質コンタ
クトレンズの外周縁部に係合してなることを特徴として
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コ
ンタクトレンズ複合物を説明する。
の硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コ
ンタクトレンズ複合物を説明する。
【0009】図1は本発明の硬質コンタクトレンズ用錘
の一実施の形態を示す平面図、図2は、図1における錘
の断面図、図3は本発明の硬質コンタクトレンズ用錘の
他の実施の形態を示す断面図、図4は本発明の硬質コン
タクトレンズ用錘のさらに他の実施の形態を示す平面図
である。
の一実施の形態を示す平面図、図2は、図1における錘
の断面図、図3は本発明の硬質コンタクトレンズ用錘の
他の実施の形態を示す断面図、図4は本発明の硬質コン
タクトレンズ用錘のさらに他の実施の形態を示す平面図
である。
【0010】図1〜2に示すように、硬質コンタクトレ
ンズ用錘1は、その内周部位2に硬質コンタクトレンズ
CLの外周縁部3に相当する形状の溝4が形成されてい
る。前記錘1は、三日月形状を呈しており、硬質コンタ
クトレンズCLの外周縁部3に着脱自在に係合できるよ
うにされている。錘1の係合長さは、患者の角膜の形態
による硬質コンタクトレンズCLの種類により適宜選定
することができるが、前記外周縁部3の周長さの1/6
倍程度より小さいと、錘1が硬質コンタクトレンズCL
から外れやすくなり、3/4倍程度より大きいと硬質コ
ンタクトレンズの安定性がわるくなるため、1/6〜3
/4倍程度にするのが好ましい。
ンズ用錘1は、その内周部位2に硬質コンタクトレンズ
CLの外周縁部3に相当する形状の溝4が形成されてい
る。前記錘1は、三日月形状を呈しており、硬質コンタ
クトレンズCLの外周縁部3に着脱自在に係合できるよ
うにされている。錘1の係合長さは、患者の角膜の形態
による硬質コンタクトレンズCLの種類により適宜選定
することができるが、前記外周縁部3の周長さの1/6
倍程度より小さいと、錘1が硬質コンタクトレンズCL
から外れやすくなり、3/4倍程度より大きいと硬質コ
ンタクトレンズの安定性がわるくなるため、1/6〜3
/4倍程度にするのが好ましい。
【0011】前記錘1が着脱自在にされているため、レ
ンズの清浄、消毒または取り替えが容易にできる。
ンズの清浄、消毒または取り替えが容易にできる。
【0012】本実施の形態における硬質コンタクトレン
ズは、通常市販されているものを用いることができ、た
とえば角膜に充分な酸素を供給できるDk/L(酸素透
過係数/レンズ中心厚み(cm))が20×10-9〔(cm
/sec)・(mlO2/(ml×mmHg))〕以上の硬質コンタクト
レンズを用いるのが好ましい。
ズは、通常市販されているものを用いることができ、た
とえば角膜に充分な酸素を供給できるDk/L(酸素透
過係数/レンズ中心厚み(cm))が20×10-9〔(cm
/sec)・(mlO2/(ml×mmHg))〕以上の硬質コンタクト
レンズを用いるのが好ましい。
【0013】前記錘1の材質は、装用感を向上させるた
め、軟質材料であるのが好ましい。かかる軟質材料とし
ては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメタクリレートなどのヒドロキシアルキルアクリレー
トまたはヒドロキシアルキルメタクリレート;N,N−
ジメチルアクリルアミドなどのN,N−ジアルキルアク
リルアミド、N,N−ジアルキルメタクリルアミド;N
−ビニルピロリドンなどのN−ビニルラクタム類などの
含水材から選ばれる1種以上の成分の共重合体、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸などで架橋され
た、デキストラン、セルロース、デンプン、アラビアゴ
ムなどの多糖類、シリコーンゴム、ウレタンゴム、アク
リル共重合体またはメタクリル共重合体などの非含水材
を用いることができる。
め、軟質材料であるのが好ましい。かかる軟質材料とし
ては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメタクリレートなどのヒドロキシアルキルアクリレー
トまたはヒドロキシアルキルメタクリレート;N,N−
ジメチルアクリルアミドなどのN,N−ジアルキルアク
リルアミド、N,N−ジアルキルメタクリルアミド;N
−ビニルピロリドンなどのN−ビニルラクタム類などの
含水材から選ばれる1種以上の成分の共重合体、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸などで架橋され
た、デキストラン、セルロース、デンプン、アラビアゴ
ムなどの多糖類、シリコーンゴム、ウレタンゴム、アク
リル共重合体またはメタクリル共重合体などの非含水材
を用いることができる。
【0014】つぎに本実施の形態においては、錘が薬剤
徐放手段を有するのが好ましい。かかる薬剤徐放手段と
しては、たとえば錘に薬剤をコーティングしたものや、
錘に薬剤を含浸させてなるものとすることができる。含
浸方法には、錘を直接薬剤に浸漬する方法、錘に薬剤を
塗布する方法、前記軟質材料に薬剤を混入し、成形によ
り錘を製作する方法、または前記軟質材料に発泡剤を添
加し、成形により錘を製作したのち、真空により薬剤を
含浸させる方法などがある。または図3に示すように、
前記薬剤徐放手段として、硬質コンタクトレンズの外周
縁部と錘11の内周部位12とのあいだ、すなわち溝1
3の底部に形成される薬剤を溜置しうるポケット14を
用いることもできる。このポケット14内の薬剤は、硬
質コンタクトレンズと錘とのあいだの隙間から毛細管現
象により角膜に滲み出るようにされている。
徐放手段を有するのが好ましい。かかる薬剤徐放手段と
しては、たとえば錘に薬剤をコーティングしたものや、
錘に薬剤を含浸させてなるものとすることができる。含
浸方法には、錘を直接薬剤に浸漬する方法、錘に薬剤を
塗布する方法、前記軟質材料に薬剤を混入し、成形によ
り錘を製作する方法、または前記軟質材料に発泡剤を添
加し、成形により錘を製作したのち、真空により薬剤を
含浸させる方法などがある。または図3に示すように、
前記薬剤徐放手段として、硬質コンタクトレンズの外周
縁部と錘11の内周部位12とのあいだ、すなわち溝1
3の底部に形成される薬剤を溜置しうるポケット14を
用いることもできる。このポケット14内の薬剤は、硬
質コンタクトレンズと錘とのあいだの隙間から毛細管現
象により角膜に滲み出るようにされている。
【0015】前記薬剤は、特開平8−104630号公
報、特公昭59−7684号公報または特表平7−50
3974号公報などに記載される一般的な眼科用薬剤、
たとえば眼疾患(炎症など)および/または創傷の予防
および治療や診断用および免疫抑制などに用いられる、
涙液増加剤、細胞増殖促進剤、角膜厚の増加抑制剤、散
瞳剤、縮瞳剤、抗生物質製剤、抗菌剤、抗ヒスタミン
剤、抗炎症剤、抗コリン剤、抗緑内障化合物、駆虫化合
物、抗ウイルス剤、炭酸脱水酵素阻害剤、抗真菌剤、麻
酔剤、ペプチドまたはタンパク質などを用いることがで
きる。
報、特公昭59−7684号公報または特表平7−50
3974号公報などに記載される一般的な眼科用薬剤、
たとえば眼疾患(炎症など)および/または創傷の予防
および治療や診断用および免疫抑制などに用いられる、
涙液増加剤、細胞増殖促進剤、角膜厚の増加抑制剤、散
瞳剤、縮瞳剤、抗生物質製剤、抗菌剤、抗ヒスタミン
剤、抗炎症剤、抗コリン剤、抗緑内障化合物、駆虫化合
物、抗ウイルス剤、炭酸脱水酵素阻害剤、抗真菌剤、麻
酔剤、ペプチドまたはタンパク質などを用いることがで
きる。
【0016】なお、本実施の形態では、錘は三日月形状
を呈しているが、本発明においては、とくにこれに限定
されるものではなく、たとえば図4に示すように、中央
部に膨出部20が形成される、いかり形状を呈する錘2
1にすることもできる。かかる膨出部20を設けること
により、前記錘1よりもより、コンタクトレンズからは
ずれにくくすることができる。
を呈しているが、本発明においては、とくにこれに限定
されるものではなく、たとえば図4に示すように、中央
部に膨出部20が形成される、いかり形状を呈する錘2
1にすることもできる。かかる膨出部20を設けること
により、前記錘1よりもより、コンタクトレンズからは
ずれにくくすることができる。
【0017】つぎに本発明の硬質コンタクトレンズ用錘
を用いた硬質コンタクトレンズ複合物を実施例に基づい
て説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
を用いた硬質コンタクトレンズ複合物を実施例に基づい
て説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
【0018】実施例1 まず信越化学工業(株)製付加型シリコーンオイル K
E106を用いて図1〜2に示されるような錘を成形に
より作製した。そしてこの錘を(株)メニコン製コンタ
クトレンズ メニコンEXの外周縁部の半周部分に固定
した。
E106を用いて図1〜2に示されるような錘を成形に
より作製した。そしてこの錘を(株)メニコン製コンタ
クトレンズ メニコンEXの外周縁部の半周部分に固定
した。
【0019】ついでかかる複合物を被検者の眼に装用し
た。
た。
【0020】その結果、良好な安定性とソフトレンズの
ような良好な装用感がえられるとの報告を受けた。
ような良好な装用感がえられるとの報告を受けた。
【0021】実施例2 前記実施例1と同様にして錘を作製した。ついで5%塩
酸カルテオロール水溶液の点眼液0.2mlをシリンジ
で錘に滴下したのち、前記実施例1と同じレンズに錘を
固定した。
酸カルテオロール水溶液の点眼液0.2mlをシリンジ
で錘に滴下したのち、前記実施例1と同じレンズに錘を
固定した。
【0022】つぎにかかる複合物を家兎の眼に装用し、
24時間後、その眼圧を測定した。
24時間後、その眼圧を測定した。
【0023】その結果、眼圧は装用前よりも低下してお
り、薬剤の効果が確認された。
り、薬剤の効果が確認された。
【0024】実施例3 まず2−ヒドロキシエチルメタクリレート/N−ビニル
ピロリドン/エチレングリコールジメタクリレート=9
/1/0.1(重量比)を重合し、リング形状の重合物
を作製したのち、これを切削加工して図4に示すような
形状の錘を作製した。この錘の水和処理後の含水率は4
5%で柔軟な性状であった。そしてこの錘を前記実施例
1と同じレンズに固定した。
ピロリドン/エチレングリコールジメタクリレート=9
/1/0.1(重量比)を重合し、リング形状の重合物
を作製したのち、これを切削加工して図4に示すような
形状の錘を作製した。この錘の水和処理後の含水率は4
5%で柔軟な性状であった。そしてこの錘を前記実施例
1と同じレンズに固定した。
【0025】ついでかかる複合物を被検者の眼に装用し
た。
た。
【0026】その結果、良好な安定性とソフトレンズの
ような良好な装用感がえられるとの報告を受けた。
ような良好な装用感がえられるとの報告を受けた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
錘は、市販の硬質コンタクトレンズに固定できるため、
安価な製造コストで硬質コンタクトレンズの安定性およ
び装用感を向上させることができる。また錘から薬剤を
徐放させることにより、たとえば眼圧を低下させること
ができる。
錘は、市販の硬質コンタクトレンズに固定できるため、
安価な製造コストで硬質コンタクトレンズの安定性およ
び装用感を向上させることができる。また錘から薬剤を
徐放させることにより、たとえば眼圧を低下させること
ができる。
【図1】本発明の硬質コンタクトレンズ用錘の一実施の
形態を示す平面図である。
形態を示す平面図である。
【図2】図1における錘の断面図である。
【図3】本発明の硬質コンタクトレンズ用錘の他の実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図4】本発明の硬質コンタクトレンズ用錘のさらに他
の実施の形態を示す平面図である。
の実施の形態を示す平面図である。
1、11、21 硬質コンタクトレンズ用錘 2 内周部位 3 外周縁部 4、13 溝 14 ポケット CL 硬質コンタクトレンズ
Claims (11)
- 【請求項1】 硬質コンタクトレンズの外周縁部に着脱
自在に係合しうる錘であって、該錘の内周部位に前記硬
質コンタクトレンズの外周縁部に相当する形状の溝が形
成されてなることを特徴とする硬質コンタクトレンズ用
錘。 - 【請求項2】 前記溝の底部にポケットが形成されてな
る請求項1記載の硬質コンタクトレンズ用錘。 - 【請求項3】 前記錘が軟質材料からなる請求項1また
は2記載の硬質コンタクトレンズ用錘。 - 【請求項4】 前記軟質材料が、ヒドロキシアルキルア
クリレート、ヒドロキシアルキルメタクリレート、N−
ビニルラクタム類、N,N−ジアルキルアクリルアミ
ド、およびN,N−ジアルキルメタクリルアミドから選
ばれる1種以上の成分の共重合体である請求項3記載の
硬質コンタクトレンズ用錘。 - 【請求項5】 前記軟質材料が架橋された多糖類である
請求項3記載の硬質コンタクトレンズ用錘。 - 【請求項6】 前記軟質材料がシリコーンゴムまたはア
クリレート共重合体である請求項3記載の硬質コンタク
トレンズ用錘。 - 【請求項7】 請求項1記載の硬質コンタクトレンズ用
錘を前記硬質コンタクトレンズの外周縁部に係合してな
ることを特徴とする硬質コンタクトレンズ複合物。 - 【請求項8】 前記錘が薬剤徐放手段を有してなる請求
項7記載の硬質コンタクトレンズ複合物。 - 【請求項9】 前記薬剤徐放手段が、錘に薬剤を含浸さ
せてなる請求項8記載の硬質コンタクトレンズ複合物。 - 【請求項10】 前記薬剤徐放手段が、硬質コンタクト
レンズの外周縁部と錘の内周部位とのあいだに薬剤を溜
置しうるポケットからなる請求項8記載の硬質コンタク
トレンズ複合物。 - 【請求項11】 前記硬質コンタクトレンズ用錘が前記
硬質コンタクトレンズの外周縁部の1/6〜3/4程度
の部位に係合してなる請求項7、8、9または10記載
の硬質コンタクトレンズ複合物。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172239A JPH1124009A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物 |
US09/089,500 US6042229A (en) | 1997-06-27 | 1998-06-03 | Detachable portion for a hard contact lens and hard contact lens composite employing the same |
EP98111751A EP0887687B1 (en) | 1997-06-27 | 1998-06-25 | Weight for a hard contact lens and hard contact lens composite employing such a weight |
DE69814531T DE69814531T2 (de) | 1997-06-27 | 1998-06-25 | Gewicht für eine harte Kontaktlinse und zusammengesetzte Kontaktlinse mit einem solchen Gewicht |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9172239A JPH1124009A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1124009A true JPH1124009A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15938205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9172239A Pending JPH1124009A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 硬質コンタクトレンズ用錘およびそれを用いた硬質コンタクトレンズ複合物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6042229A (ja) |
EP (1) | EP0887687B1 (ja) |
JP (1) | JPH1124009A (ja) |
DE (1) | DE69814531T2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535921A (ja) * | 2002-08-12 | 2005-11-24 | オフソニックス・インコーポレーテッド | ヒトの眼の高次収差を補正するための装置および方法 |
KR101711445B1 (ko) * | 2015-09-23 | 2017-03-02 | 서강대학교 산학협력단 | 서방형 약물 방출 콘텍트렌즈의 제조방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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