JPH11177992A - 画像復号装置 - Google Patents
画像復号装置Info
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- JPH11177992A JPH11177992A JP33953897A JP33953897A JPH11177992A JP H11177992 A JPH11177992 A JP H11177992A JP 33953897 A JP33953897 A JP 33953897A JP 33953897 A JP33953897 A JP 33953897A JP H11177992 A JPH11177992 A JP H11177992A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ディジタル表現されたMPEG等の画像データ
を復号する装置において、復号動作のタイミング余裕を
改善する。 【解決手段】画面の複数の部分を複数の復号器で復号す
る画像復号装置において、複数の部分復号器の中で復号
の遅れているものほど、優先的にメモリのアクセスをさ
せる手段を設ける。2つの復号器の場合、第1部分復号
器Aが、メモリアクセス(ストリームの読み出し、予測
データの読み出し、再生データの書き込みのいずれか)
要求をし、また、第2の部分復号器Bが、メモリアクセ
ス(ストリームの読み出し、予測データの読み出し、再
生データの書き込みのいずれか)要求をしたとき、第1
の部分復号器Aの復号の速度と、第2の部分復号器(復
号器B)の復号の速度とを比較し、復号の先行していな
い方の復号器のアクセスを優先させる。
を復号する装置において、復号動作のタイミング余裕を
改善する。 【解決手段】画面の複数の部分を複数の復号器で復号す
る画像復号装置において、複数の部分復号器の中で復号
の遅れているものほど、優先的にメモリのアクセスをさ
せる手段を設ける。2つの復号器の場合、第1部分復号
器Aが、メモリアクセス(ストリームの読み出し、予測
データの読み出し、再生データの書き込みのいずれか)
要求をし、また、第2の部分復号器Bが、メモリアクセ
ス(ストリームの読み出し、予測データの読み出し、再
生データの書き込みのいずれか)要求をしたとき、第1
の部分復号器Aの復号の速度と、第2の部分復号器(復
号器B)の復号の速度とを比較し、復号の先行していな
い方の復号器のアクセスを優先させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像復号装置、特
に画像情報(画像データ)の時間的又は空間的相関性を
利用して冗長度を少なくする符号化が行われた画像信号
を復号する装置に関する。
に画像情報(画像データ)の時間的又は空間的相関性を
利用して冗長度を少なくする符号化が行われた画像信号
を復号する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル表現された画像データを伝送
又は蓄積する場合、伝送又は蓄積のデータ量を削減する
ために、画像情報(画像データ)の時間的又は空間的相
関性を利用して冗長度を少なくする符号化方法が知られ
ている。
又は蓄積する場合、伝送又は蓄積のデータ量を削減する
ために、画像情報(画像データ)の時間的又は空間的相
関性を利用して冗長度を少なくする符号化方法が知られ
ている。
【0003】時間的相関性を利用する方法として、2画
面(フレーム)の差分を符号化したり、画像の動きを検
出して、動き補償を行ったりするものがある。また、空
間的相関性を利用する方法として、画像を所定の大きさ
のブロック(例えば、縦方向、横方向とも8画素ずつ)
に分けて、ブロック内のデータを直交変換し、変換係数
をスキャン変換し(例えば、低周波数成分から高周波数
成分の順に並び変える)、可変長符号化を行うものがあ
る。放送や蓄積用途のMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)が標準を定めた画像符号化方式MPEGは、
上記2つの方法を併用するものとなっている。MPEG
2の勧告はISO/IEC13818−2に記載されて
いる。
面(フレーム)の差分を符号化したり、画像の動きを検
出して、動き補償を行ったりするものがある。また、空
間的相関性を利用する方法として、画像を所定の大きさ
のブロック(例えば、縦方向、横方向とも8画素ずつ)
に分けて、ブロック内のデータを直交変換し、変換係数
をスキャン変換し(例えば、低周波数成分から高周波数
成分の順に並び変える)、可変長符号化を行うものがあ
る。放送や蓄積用途のMPEG(Moving Picture Exper
ts Group)が標準を定めた画像符号化方式MPEGは、
上記2つの方法を併用するものとなっている。MPEG
2の勧告はISO/IEC13818−2に記載されて
いる。
【0004】画像信号は所定のフレームの順に、前後の
フレームを参照しながら符号化される。過去のフレーム
から現在のフレームを予測する場合を前方予測、未来の
フレームから現在のフレームを予測する場合を後方予
測、過去、未来両方のフレームから現在のフレームを予
測する場合を双方向予測という。画像符号化方式MPE
Gでは、符号化はマクロブロック毎に行なわれる。マク
ロブロックとは、フレームを縦16画素、横16画素に
区切った単位を言う。全てのマクロブロックがフレーム
間予測を用いないで符号化されるフレームをイントラフ
レーム(Iフレーム)、前方予測により符号化されるマ
クロブロックを含むことを許されるフレームを前方予測
フレーム(Pフレーム)、双方向予測により符号化され
るマクロブロックを含むことを許されるフレームを双方
向予測フレーム(Bフレーム)と呼ぶ。上述のような方
法で符号化されたデータを復号する画像復号装置は、図
11に示すように、ビデオ復号器10及びメモリ120
で構成される。
フレームを参照しながら符号化される。過去のフレーム
から現在のフレームを予測する場合を前方予測、未来の
フレームから現在のフレームを予測する場合を後方予
測、過去、未来両方のフレームから現在のフレームを予
測する場合を双方向予測という。画像符号化方式MPE
Gでは、符号化はマクロブロック毎に行なわれる。マク
ロブロックとは、フレームを縦16画素、横16画素に
区切った単位を言う。全てのマクロブロックがフレーム
間予測を用いないで符号化されるフレームをイントラフ
レーム(Iフレーム)、前方予測により符号化されるマ
クロブロックを含むことを許されるフレームを前方予測
フレーム(Pフレーム)、双方向予測により符号化され
るマクロブロックを含むことを許されるフレームを双方
向予測フレーム(Bフレーム)と呼ぶ。上述のような方
法で符号化されたデータを復号する画像復号装置は、図
11に示すように、ビデオ復号器10及びメモリ120
で構成される。
【0005】ビデオ復号器10は、バッファ制御部1
1、可変長復号部12、スキャン変換器13、逆量子化
器14、逆DCT部15、動き補償画像再生部16、メ
モリ制御部18、表示制御部18をもつ。メモリ120
は、バッファメモリ121、Iフレームメモリ122、
Pフレームメモリ、Bフレームメモリ124をもつ。
1、可変長復号部12、スキャン変換器13、逆量子化
器14、逆DCT部15、動き補償画像再生部16、メ
モリ制御部18、表示制御部18をもつ。メモリ120
は、バッファメモリ121、Iフレームメモリ122、
Pフレームメモリ、Bフレームメモリ124をもつ。
【0006】上記構成において、入力ビットストリーム
(入力データ)は、バッファメモリ制御部11の制御に
より、バッファメモリ121に蓄積される。バッファメ
モリ121から読み出されたデータは、可変長復号器1
2によって、可変長復号される。全データが可変長符号
化されている訳ではないが、固定長符号もこの可変長復
号器12で復号されるものとする。可変長復号器12か
ら復号信号は、スキャン変換器13によりデータの順序
を並び変えたられた後、逆量子化器14により逆量子化
される。さらに逆DCT部15により逆離散コサイン変
換される。動き補償画像再生部16では、フレーム間差
分を受信した場合は、予め復号されている参照データを
予測フレームメモリ122又は123から読み出し、逆
離散コサイン変換されたデータと加算し、再生画像とし
て予測フレームメモリ122、123又は124に書き
込む。フレーム内で符号化されたデータを受信した場合
は、受信データをそのまま予測フレーム122又は12
3に書き込む。以上のようにして再生画像が再生され
る。表示制御部17はメモリ120から表示データを読
み込んで復号画像を出力する。メモリ制御部18は、メ
モリ120と復号器10とのデータの転送すなわちメモ
リ120の書き込み、読み出しのアクセスを制御する。
(入力データ)は、バッファメモリ制御部11の制御に
より、バッファメモリ121に蓄積される。バッファメ
モリ121から読み出されたデータは、可変長復号器1
2によって、可変長復号される。全データが可変長符号
化されている訳ではないが、固定長符号もこの可変長復
号器12で復号されるものとする。可変長復号器12か
ら復号信号は、スキャン変換器13によりデータの順序
を並び変えたられた後、逆量子化器14により逆量子化
される。さらに逆DCT部15により逆離散コサイン変
換される。動き補償画像再生部16では、フレーム間差
分を受信した場合は、予め復号されている参照データを
予測フレームメモリ122又は123から読み出し、逆
離散コサイン変換されたデータと加算し、再生画像とし
て予測フレームメモリ122、123又は124に書き
込む。フレーム内で符号化されたデータを受信した場合
は、受信データをそのまま予測フレーム122又は12
3に書き込む。以上のようにして再生画像が再生され
る。表示制御部17はメモリ120から表示データを読
み込んで復号画像を出力する。メモリ制御部18は、メ
モリ120と復号器10とのデータの転送すなわちメモ
リ120の書き込み、読み出しのアクセスを制御する。
【0007】さて、MPEGは、1フレームの画素数
が、横720画素、縦480ラインの現行テレビの解像
度から、図12に示す横1920画素、縦1080ライ
ンのHDTV(High Definition TV)まで種々の大きさ
の画像を扱い得る。HDTVでは、横120マクロブロ
ック、縦68マクロブロックとなる。ここで、横1列の
マクロブロックの並びをマクロブロックライン(MBラ
イン)と呼ぶことにする。 HDTVでは、画素数が多
いため、復号の演算量も多くなる。これを高速処理処理
するために、複数の部分復号器を用い並列演算をする方
法が知られている。例えば、図13のように、画面を上
下に2分割し、第1MBラインから第34MBラインま
でを、第1の部分復号器(復号器A)で復号し、第35
MBラインから第68MBラインまで(網掛け部分)
を、第2の部分復号器(復号器B)で復号する。このよ
うな画像復号装置は、特許出願公開公報、特開平8−7
0457に示されている。
が、横720画素、縦480ラインの現行テレビの解像
度から、図12に示す横1920画素、縦1080ライ
ンのHDTV(High Definition TV)まで種々の大きさ
の画像を扱い得る。HDTVでは、横120マクロブロ
ック、縦68マクロブロックとなる。ここで、横1列の
マクロブロックの並びをマクロブロックライン(MBラ
イン)と呼ぶことにする。 HDTVでは、画素数が多
いため、復号の演算量も多くなる。これを高速処理処理
するために、複数の部分復号器を用い並列演算をする方
法が知られている。例えば、図13のように、画面を上
下に2分割し、第1MBラインから第34MBラインま
でを、第1の部分復号器(復号器A)で復号し、第35
MBラインから第68MBラインまで(網掛け部分)
を、第2の部分復号器(復号器B)で復号する。このよ
うな画像復号装置は、特許出願公開公報、特開平8−7
0457に示されている。
【0008】上記後方予測、双方向予測によって、情報
圧縮された画像データの画像復号装置では、入力ストリ
ーム順と表示ストリーム順は同じではなく、例えば、入
力ストリーム順がIフレームI1、BフレームB0、P
フレームP3、BフレームB2、PフレームP5のと
き、表示ストリーム順は、表示のフレーム順は、B0,
I1,B2,P3のようになる。この場合、2つの部分
復号器を用い用てを復号する時のタイミングを示すと図
14のようになる。図14において、横軸は時間、縦軸
は走査ラインの位置を示し、太い実線は復号の様子を、
破線はインタレース表示の様子を示す。Bフレームは復
号後、Bフレームメモリ124に格納され、再度読み出
されて表示される。そのため、B2フレームは、I1フ
レームの表示より後、B2フレームの表示より前に(図
14のI1表示とB2表示の間の並行四辺形の領域)復
号されなければならない。
圧縮された画像データの画像復号装置では、入力ストリ
ーム順と表示ストリーム順は同じではなく、例えば、入
力ストリーム順がIフレームI1、BフレームB0、P
フレームP3、BフレームB2、PフレームP5のと
き、表示ストリーム順は、表示のフレーム順は、B0,
I1,B2,P3のようになる。この場合、2つの部分
復号器を用い用てを復号する時のタイミングを示すと図
14のようになる。図14において、横軸は時間、縦軸
は走査ラインの位置を示し、太い実線は復号の様子を、
破線はインタレース表示の様子を示す。Bフレームは復
号後、Bフレームメモリ124に格納され、再度読み出
されて表示される。そのため、B2フレームは、I1フ
レームの表示より後、B2フレームの表示より前に(図
14のI1表示とB2表示の間の並行四辺形の領域)復
号されなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】複数の部分復号器を使
用する画像復号装置では、個々の復号器に要求される処
理速度はかなり緩和されるが、画像の性質により、各部
分復号器の処理速度は、等速とならず、一部の部分復号
器の処理が、Bフレームの表示前に復号が終了しない場
合が生じる。例えば、図14において、B2フレーム
は、I1フレームの表示より後、B2フレームの表示よ
り前に(図14のI1表示とB2表示の間の並行四辺形
の領域)復号しない場合が生じる。その場合は、表示
は、フィールドの途中に過去のフレームの画像が混在し
て、再生画像の画質を劣化させる。
用する画像復号装置では、個々の復号器に要求される処
理速度はかなり緩和されるが、画像の性質により、各部
分復号器の処理速度は、等速とならず、一部の部分復号
器の処理が、Bフレームの表示前に復号が終了しない場
合が生じる。例えば、図14において、B2フレーム
は、I1フレームの表示より後、B2フレームの表示よ
り前に(図14のI1表示とB2表示の間の並行四辺形
の領域)復号しない場合が生じる。その場合は、表示
は、フィールドの途中に過去のフレームの画像が混在し
て、再生画像の画質を劣化させる。
【0010】本発明の主な目的は、部分復号器を使用す
る画像復号装置において、各復号器の処理時間の余裕を
確保し、再生画像の画質を劣化を防止することにある。
る画像復号装置において、各復号器の処理時間の余裕を
確保し、再生画像の画質を劣化を防止することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、前方予測、後方予測、双方向予測によって、情報
圧縮された画像データを複数の部分復号器を用いて復号
する画像復号装置において、複数の部分復号器の1フレ
ームの処理速度を実質的に等しい速度となるように制御
する。本発明の好ましい実施形態によれば、2つの復号
器の場合、第1の部分復号器(復号器A)が、メモリア
クセス(ストリームの読み出し、予測データの読み出
し、再生データの書き込みのいずれか)要求をし、ま
た、第2の部分復号器(復号器B)が、メモリアクセス
(ストリームの読み出し、予測データの読み出し、再生
データの書き込みのいずれか)要求をしたとき、第1の
部分復号器(復号器A)の復号の進行度と、第2の部分
復号器(復号器B)の復号の進行度とを比較し、復号の
進行が送れている部分復号器のアクセスを優先させる優
先制御手段を設ける。復号の進行度を調べるために、M
PEGによる画像データの場合は、復号中又は復号完了
のスライススタートコードあるいはマクロブロックのア
ドレスを比較してする手段を設ける。本発明の画像復号
装置は、1フィールドの復号処理中において、優先制御
が、一定の処理単位、例えばMPEG画像の場合、スラ
イスス、あるいはマクロブロック等の単位で、優先制御
が行えるため、各部復号の処理速度が均一化されるた
め、画像フレームの画像情報の性質に係わらず、表示前
にその表示に必要な画像の復号を完了することが可能と
なる。
めに、前方予測、後方予測、双方向予測によって、情報
圧縮された画像データを複数の部分復号器を用いて復号
する画像復号装置において、複数の部分復号器の1フレ
ームの処理速度を実質的に等しい速度となるように制御
する。本発明の好ましい実施形態によれば、2つの復号
器の場合、第1の部分復号器(復号器A)が、メモリア
クセス(ストリームの読み出し、予測データの読み出
し、再生データの書き込みのいずれか)要求をし、ま
た、第2の部分復号器(復号器B)が、メモリアクセス
(ストリームの読み出し、予測データの読み出し、再生
データの書き込みのいずれか)要求をしたとき、第1の
部分復号器(復号器A)の復号の進行度と、第2の部分
復号器(復号器B)の復号の進行度とを比較し、復号の
進行が送れている部分復号器のアクセスを優先させる優
先制御手段を設ける。復号の進行度を調べるために、M
PEGによる画像データの場合は、復号中又は復号完了
のスライススタートコードあるいはマクロブロックのア
ドレスを比較してする手段を設ける。本発明の画像復号
装置は、1フィールドの復号処理中において、優先制御
が、一定の処理単位、例えばMPEG画像の場合、スラ
イスス、あるいはマクロブロック等の単位で、優先制御
が行えるため、各部復号の処理速度が均一化されるた
め、画像フレームの画像情報の性質に係わらず、表示前
にその表示に必要な画像の復号を完了することが可能と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】<実施形態1>図1は、本発明に
よる画像復号装置の第1の実施形態を示すブロック構成
図である。本画像復号装置は、MPEG2の入力画像デ
ータ(入力データ)を処理し、ディスプレイ等の画像出
力を得るものである。画像復号装置は、ビデオ復号器1
0とメモリ120をもつ。ビデオ復号器10は、バッフ
ァ制御部11と、可変長復号部12A、スキャン変換器
13A、逆量子化器14A、逆DCT部15A及び動き
補償画像再生部16Aからなる第1の部分復号器(復号
器A)と、可変長復号部12B、スキャン変換器13
B、逆量子化器14B、逆DCT部15B及び動き補償
画像再生部16Bからなる第2の部分復号器(復号器
B)と、メモリ120から表示データを読み込んで復号
画像を出力する表示制御部17と、メモリ120とバッ
ファ制御部11、各部復号器A,B及び表示制御部17
とのデータの転送の制御を行うメモリ制御部18を持
つ。メモリ制御部18は、部分復号器A及び部分復号器
Bの処理の進行度を調べ、復号処理の遅れている部分復
号器を、優先的にメモリのアクセスをさせるアクセス優
先制御手段19をもつ。
よる画像復号装置の第1の実施形態を示すブロック構成
図である。本画像復号装置は、MPEG2の入力画像デ
ータ(入力データ)を処理し、ディスプレイ等の画像出
力を得るものである。画像復号装置は、ビデオ復号器1
0とメモリ120をもつ。ビデオ復号器10は、バッフ
ァ制御部11と、可変長復号部12A、スキャン変換器
13A、逆量子化器14A、逆DCT部15A及び動き
補償画像再生部16Aからなる第1の部分復号器(復号
器A)と、可変長復号部12B、スキャン変換器13
B、逆量子化器14B、逆DCT部15B及び動き補償
画像再生部16Bからなる第2の部分復号器(復号器
B)と、メモリ120から表示データを読み込んで復号
画像を出力する表示制御部17と、メモリ120とバッ
ファ制御部11、各部復号器A,B及び表示制御部17
とのデータの転送の制御を行うメモリ制御部18を持
つ。メモリ制御部18は、部分復号器A及び部分復号器
Bの処理の進行度を調べ、復号処理の遅れている部分復
号器を、優先的にメモリのアクセスをさせるアクセス優
先制御手段19をもつ。
【0013】メモリ120はバッファメモリ121及び
Iフレームメモリ122、Pフレームメモリ123、B
フレームメモリ124をもつ。Iフレームメモリには必
ずしもIフレームが書き込まれる訳ではなく、Pフレー
ムが書き込まれることもあり、逆に、Pフレームメモリ
には必ずしもPフレームが書き込まれる訳ではなく、I
フレームが書き込まれることもあるが、以下説明の簡単
のため122をIフレームメモリ、123をPフレーム
メモリと呼ぶ。
Iフレームメモリ122、Pフレームメモリ123、B
フレームメモリ124をもつ。Iフレームメモリには必
ずしもIフレームが書き込まれる訳ではなく、Pフレー
ムが書き込まれることもあり、逆に、Pフレームメモリ
には必ずしもPフレームが書き込まれる訳ではなく、I
フレームが書き込まれることもあるが、以下説明の簡単
のため122をIフレームメモリ、123をPフレーム
メモリと呼ぶ。
【0014】次に、動作について説明する。入力データ
はバッファメモリ制御部11の制御により、バッファメ
モリ121に蓄積される。2つの部分復号器が並列に動
作できるように、入力データ中の識別子(MPEGのス
ライスヘッダ)が検出され、入力データは分割してメモ
リ121に格納される。
はバッファメモリ制御部11の制御により、バッファメ
モリ121に蓄積される。2つの部分復号器が並列に動
作できるように、入力データ中の識別子(MPEGのス
ライスヘッダ)が検出され、入力データは分割してメモ
リ121に格納される。
【0015】復号器Aにおいて、バッファメモリ121
から読み出されたデータ2Aは、可変長復号器12Aに
よって、可変長復号される。全データが可変長符号化さ
れている訳ではないが、固定長符号もこの可変長復号器
12Aで復号されるものとする。可変長復号器12Aの
出力は、スキャン変換器13Aによりデータの順序を並
び変えた後、逆量子化器14Aにより逆量子化される。
逆量子化された信号は、逆DCT部15Aにより逆離散
コサイン変換される。動き補償画像再生部16Aでは、
フレーム間差分を受信した場合すなわちP,Bフレーム
は、予め復号されている参照データを予測フレームメモ
リ122又は123から読み出し、受信データと加算し
た後、再生画像として予測フレームメモリ122、12
3又は124に書き込む。フレーム内で符号化されたデ
ータ(Iフレーム)を受信した場合は、逆DCT部15
Aのデータをそのまま予測フレーム122又は123に
書き込む。復号器Bの動作も復号器Aの動作と同じであ
る。以上の構成動作において、メモリ制御部18を除い
ては、従来知られている画像複合装置と実質的に同じで
あるので、各部の詳細な説明は省く。
から読み出されたデータ2Aは、可変長復号器12Aに
よって、可変長復号される。全データが可変長符号化さ
れている訳ではないが、固定長符号もこの可変長復号器
12Aで復号されるものとする。可変長復号器12Aの
出力は、スキャン変換器13Aによりデータの順序を並
び変えた後、逆量子化器14Aにより逆量子化される。
逆量子化された信号は、逆DCT部15Aにより逆離散
コサイン変換される。動き補償画像再生部16Aでは、
フレーム間差分を受信した場合すなわちP,Bフレーム
は、予め復号されている参照データを予測フレームメモ
リ122又は123から読み出し、受信データと加算し
た後、再生画像として予測フレームメモリ122、12
3又は124に書き込む。フレーム内で符号化されたデ
ータ(Iフレーム)を受信した場合は、逆DCT部15
Aのデータをそのまま予測フレーム122又は123に
書き込む。復号器Bの動作も復号器Aの動作と同じであ
る。以上の構成動作において、メモリ制御部18を除い
ては、従来知られている画像複合装置と実質的に同じで
あるので、各部の詳細な説明は省く。
【0016】メモリ制御部18は、次ぎに示すようなメ
モリ120に対する種々のアクセスの制御を行う。
モリ120に対する種々のアクセスの制御を行う。
【0017】(1)入力データの書き込み (2A)復号器Aによる入力データの読み出し (3A)復号器Aによる予測データの読み出し (4A)復号器Aによる再生データの書き込み (2B)復号器Bによる入力データの読み出し (3B)復号器Bによる予測データの読み出し (4B)復号器Bによる再生データの書き込み (5)表示データの読み出し これらの種々のアクセスにおけるデータの転送は、共通
のバスによって行われるため、データの衝突が起こらぬ
ように、また、所定の時間内にアクセスを制御しなけれ
ばならない。本実施形態では、特に、部分復号器A及び
Bのアクセスが競合した場合に、復号処理が送れている
方の復号器のアクセスを優先するようにアクセス優先制
御部19がアクセス制御を行う。
のバスによって行われるため、データの衝突が起こらぬ
ように、また、所定の時間内にアクセスを制御しなけれ
ばならない。本実施形態では、特に、部分復号器A及び
Bのアクセスが競合した場合に、復号処理が送れている
方の復号器のアクセスを優先するようにアクセス優先制
御部19がアクセス制御を行う。
【0018】図2は、上記アクセス優先制御部19の処
理である各アクセス(1)、(2A)…(5)に対する
優先順の制御を示すフロー図である。同図において、
(1)、(2A)…(5)は前記各アクセスを示す。各
アクセスから引き出された矢印付きの線に付された番号
は、優先順位を示す。例えば、(1)入力ストリームの
書き込みのアクセス(1)が発生した場合、次のアクセ
スとして、(2A)〜(4A)の復号器Aのアクセス
(2A)〜(4A)、(2B)〜(4B)の復号器Bの
アクセス(2B)〜(4B)、表示データの読み出しの
アクセス(5)要求が有り得る。これらからのアクセス
要求に対し、まず、アクセス(5)を優先し、次に、復
号器Aのアクセス(2A)〜(4A)又は復号器Bの
(2B)〜(4B)を優先する。これらが要求されない
ときに、再度アクセス(1)の要求があると、アクセス
(1)の要求にに応じる。表示データの読み出しアクセ
ス(5)の次に行なうべきアクセスの優先順も同様であ
る。
理である各アクセス(1)、(2A)…(5)に対する
優先順の制御を示すフロー図である。同図において、
(1)、(2A)…(5)は前記各アクセスを示す。各
アクセスから引き出された矢印付きの線に付された番号
は、優先順位を示す。例えば、(1)入力ストリームの
書き込みのアクセス(1)が発生した場合、次のアクセ
スとして、(2A)〜(4A)の復号器Aのアクセス
(2A)〜(4A)、(2B)〜(4B)の復号器Bの
アクセス(2B)〜(4B)、表示データの読み出しの
アクセス(5)要求が有り得る。これらからのアクセス
要求に対し、まず、アクセス(5)を優先し、次に、復
号器Aのアクセス(2A)〜(4A)又は復号器Bの
(2B)〜(4B)を優先する。これらが要求されない
ときに、再度アクセス(1)の要求があると、アクセス
(1)の要求にに応じる。表示データの読み出しアクセ
ス(5)の次に行なうべきアクセスの優先順も同様であ
る。
【0019】本実施例の特徴は、アクセス(1)又は
(5)の後、部分復号器A又はBのアクセス(2A)〜
(4A)、(2B)〜(4B)を実行する際に、復号器
A又はBのいずれを優先するかの判別手段を設け、A/
B復号器の処理の進行度を調べる先行判定を行う。復号
器A/Bの先行判定で、復号器Aの復号の進行度が先行
しているときは、アクセス(2B)〜(4B)を優先
し、復号器Bが復号の進行度が先行しているときはアク
セス(2A)〜(4A)を優先する。これらのアクセス
は、アクセス(1)又は(5)が要求されるまで行なわ
れる。アクセス(1)又は(5)への遷移は先着により
優先決定される。
(5)の後、部分復号器A又はBのアクセス(2A)〜
(4A)、(2B)〜(4B)を実行する際に、復号器
A又はBのいずれを優先するかの判別手段を設け、A/
B復号器の処理の進行度を調べる先行判定を行う。復号
器A/Bの先行判定で、復号器Aの復号の進行度が先行
しているときは、アクセス(2B)〜(4B)を優先
し、復号器Bが復号の進行度が先行しているときはアク
セス(2A)〜(4A)を優先する。これらのアクセス
は、アクセス(1)又は(5)が要求されるまで行なわ
れる。アクセス(1)又は(5)への遷移は先着により
優先決定される。
【0020】図3は、アクセス優先制御部19に設けら
れる判定手段の構成を示す。マクロブロックカウンタ2
0A及び20Bは、それぞれ可変調復号器12A及び1
2Bが各フレームの先頭、すなわち入力ストリーム中の
ピクチャスタートコードを検出した時点でリセットさ
れ、各マクロブロックの先頭すなわち入力ストリーム中
のマクロブロックアドレスインクレメントを復号した時
点で1ずつカウントアップされる。カウンタ20A及び
20Bの計数値は、比較器21に加えられ、比較され
る。計数値の大きいの方の復号器が復号が先行している
ことを示す。比較器21は、カウンタ20A及び20B
の計数値をそれぞれA及びBであらわすと、A≧Bであ
れば、B復号器に必要なデータ2B,3B,4Bのアド
レスを選択する選択信号S=Hをアドレス選択器22に
加え、A<Bであれば、A復号器に必要なデータ2A,
3A,4Aのアドレスを選択する選択信号S=Lをアド
レス選択器22に加える。
れる判定手段の構成を示す。マクロブロックカウンタ2
0A及び20Bは、それぞれ可変調復号器12A及び1
2Bが各フレームの先頭、すなわち入力ストリーム中の
ピクチャスタートコードを検出した時点でリセットさ
れ、各マクロブロックの先頭すなわち入力ストリーム中
のマクロブロックアドレスインクレメントを復号した時
点で1ずつカウントアップされる。カウンタ20A及び
20Bの計数値は、比較器21に加えられ、比較され
る。計数値の大きいの方の復号器が復号が先行している
ことを示す。比較器21は、カウンタ20A及び20B
の計数値をそれぞれA及びBであらわすと、A≧Bであ
れば、B復号器に必要なデータ2B,3B,4Bのアド
レスを選択する選択信号S=Hをアドレス選択器22に
加え、A<Bであれば、A復号器に必要なデータ2A,
3A,4Aのアドレスを選択する選択信号S=Lをアド
レス選択器22に加える。
【0021】図4は、画像フレームを二分し、2分され
た上側及び下側の復号を2つの部分復号器が分担したと
きの、復号と表示のタイミングを示す図である。図4に
おいて、横軸は時間、縦軸は走査ラインの位置を示し、
太い実線は復号の様子を、破線はインタレース表示の様
子を示す(以下の説明する図8、図14も同じであ
る)。同図で、復号を示す実線は、直線で示されている
が、厳密にはマクロブロックの処理時間を基本単位とす
る、段階状である。マクロブロックの処理時間で、復号
器の先行状態が判定されるので、実質状直線状態で表さ
れる。以上の理由により上半画面の復号と下半画面の復
号が、ほぼ同じ速度で進むために、復号の動作余裕が大
きく改善される。
た上側及び下側の復号を2つの部分復号器が分担したと
きの、復号と表示のタイミングを示す図である。図4に
おいて、横軸は時間、縦軸は走査ラインの位置を示し、
太い実線は復号の様子を、破線はインタレース表示の様
子を示す(以下の説明する図8、図14も同じであ
る)。同図で、復号を示す実線は、直線で示されている
が、厳密にはマクロブロックの処理時間を基本単位とす
る、段階状である。マクロブロックの処理時間で、復号
器の先行状態が判定されるので、実質状直線状態で表さ
れる。以上の理由により上半画面の復号と下半画面の復
号が、ほぼ同じ速度で進むために、復号の動作余裕が大
きく改善される。
【0022】<実施形態2>図5は、本発明による画像
復号装置の第2の実施形態におけるアクセス優先制御部
の制御を示すフロー図である。なお装置全体の構成は図
1に示すものと実質的に同じであるので、説明を省く。
アクセス(2A)〜(4A)又は(2B)〜(4B)の
次に、(1)又は(5)のアクセス要求がないとき、A
/B復号器の先行判定に戻る点で図3のアクセス優先順
の制御フローと異なる。
復号装置の第2の実施形態におけるアクセス優先制御部
の制御を示すフロー図である。なお装置全体の構成は図
1に示すものと実質的に同じであるので、説明を省く。
アクセス(2A)〜(4A)又は(2B)〜(4B)の
次に、(1)又は(5)のアクセス要求がないとき、A
/B復号器の先行判定に戻る点で図3のアクセス優先順
の制御フローと異なる。
【0023】<実施形態3>図6は、本発明による画像
復号装置の第3の実施形態におけるアクセス優先制御部
の制御を示すフロー図である。なお装置全体の構成は図
1に示すものと実質的に同じであるので、説明を省く。
本実施形態では、アクセス(2A)〜(4A)又は(2
B)〜(4B)の次に、アクセス(1)又は(5)の要
求がないとき、連続アクセス判定に遷移する。連続アク
セス判定の第1の動作例は、アクセス(2A)〜(4
A)又は(2B)〜(4B)の全く同一のアクセスが連
続しなければ、アクセス(2A)〜(4A)又は(2
B)〜(4B)を許可する。例えば、アクセス(2A)
の完了後、アクセス(3A)、(4A)、(2B)〜
(4B)要求の中では、アクセス(3A)又は(4A)
を優先させる。さらに、アクセス(3A)又は(4A)
の完了後、再度アクセス(2A)の要求があれば、これ
に応じるものである。これにより、A/B復号器の遅れ
ている方を、連続して復号し、遅れが回復させられる。
復号装置の第3の実施形態におけるアクセス優先制御部
の制御を示すフロー図である。なお装置全体の構成は図
1に示すものと実質的に同じであるので、説明を省く。
本実施形態では、アクセス(2A)〜(4A)又は(2
B)〜(4B)の次に、アクセス(1)又は(5)の要
求がないとき、連続アクセス判定に遷移する。連続アク
セス判定の第1の動作例は、アクセス(2A)〜(4
A)又は(2B)〜(4B)の全く同一のアクセスが連
続しなければ、アクセス(2A)〜(4A)又は(2
B)〜(4B)を許可する。例えば、アクセス(2A)
の完了後、アクセス(3A)、(4A)、(2B)〜
(4B)要求の中では、アクセス(3A)又は(4A)
を優先させる。さらに、アクセス(3A)又は(4A)
の完了後、再度アクセス(2A)の要求があれば、これ
に応じるものである。これにより、A/B復号器の遅れ
ている方を、連続して復号し、遅れが回復させられる。
【0024】連続アクセス判定の第2の動作例は、アク
セス(2A)〜(4A)又は(2B)〜(4B)の全く
同一のアクセスの優先順を下げるものである。例えば、
アクセス(2A)の完了後、アクセス(3A)、(4
A)、(2B)〜(4B)の要求の中では、(3A)又
は(4A)を優先させる。さらに、アクセス(3A)又
は(4A)の完了後、再度(2A)のアクセス要求があ
っても、アクセス(2B)〜(4B)を優先するもので
ある。
セス(2A)〜(4A)又は(2B)〜(4B)の全く
同一のアクセスの優先順を下げるものである。例えば、
アクセス(2A)の完了後、アクセス(3A)、(4
A)、(2B)〜(4B)の要求の中では、(3A)又
は(4A)を優先させる。さらに、アクセス(3A)又
は(4A)の完了後、再度(2A)のアクセス要求があ
っても、アクセス(2B)〜(4B)を優先するもので
ある。
【0025】<実施形態4>本発明による画像復号装置
の第4の実施形態の構成は、図1と同様である。本実施
形態では、2つの部分復号器A及び復号器Bはそれぞ
れ、図7に示すように、画像フレームの奇数のマクロブ
ロック(MB)ライン及び偶数のマクロブロック(M
B)ラインの復号を分担する。
の第4の実施形態の構成は、図1と同様である。本実施
形態では、2つの部分復号器A及び復号器Bはそれぞ
れ、図7に示すように、画像フレームの奇数のマクロブ
ロック(MB)ライン及び偶数のマクロブロック(M
B)ラインの復号を分担する。
【0026】復号と表示のタイミングは図8に示すよう
に、前述の理由と同じ理由により、復号器Aと復号器B
は、ほぼ同じ速度で復号可能となり、復号動作の余裕が
改善される。復号器Aと復号器Bの復号の速さは、復号
中のフレームで処理したマクロブロック(MB)数に基
づいて決定できる。すなわち、スライススタートコード
から、縦方向に処理したMBライン数がわかり、これを
比較し、大きい方が復号先行と判定でき、処理したMB
ライン数が同じ場合には、MBアドレスから横方向に処
理したMB数がわかり、これを比較し、大きい方が復号
先行と判定できる。
に、前述の理由と同じ理由により、復号器Aと復号器B
は、ほぼ同じ速度で復号可能となり、復号動作の余裕が
改善される。復号器Aと復号器Bの復号の速さは、復号
中のフレームで処理したマクロブロック(MB)数に基
づいて決定できる。すなわち、スライススタートコード
から、縦方向に処理したMBライン数がわかり、これを
比較し、大きい方が復号先行と判定でき、処理したMB
ライン数が同じ場合には、MBアドレスから横方向に処
理したMB数がわかり、これを比較し、大きい方が復号
先行と判定できる。
【0027】<実施形態5>図9は、本発明による画像
復号装置の第5の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。同図において、図1と実質的に同じ構成部には図1
と同じ番号を付して、詳細な説明を省く。図1と異なる
点は、可変長復号器12A,12Bのみが並列構成で、
スキャン変換器83、逆量子化器14、逆DCT部1
5、動き補償画像再生部16は、共用されている点であ
る。可変長復号器12A,12Bは、図7又は図13の
ような分割された画面のストリームを並列に復号し、そ
の結果を受けて、スキャン変換器83、逆量子化器1
4、逆DCT部15、動き補償画像再生部16は、時分
割に動作する。スキャン変換器83は、可変長復号器1
2A、可変長復号器12の両方の出力を受けられるよう
にする。A/B復号器の先行判定は、アクセス(2A)
と(2B)に対して行なわれる。本実施形態は、可変長
復号の処理に高速性が要求される場合に有効となる。
復号装置の第5の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。同図において、図1と実質的に同じ構成部には図1
と同じ番号を付して、詳細な説明を省く。図1と異なる
点は、可変長復号器12A,12Bのみが並列構成で、
スキャン変換器83、逆量子化器14、逆DCT部1
5、動き補償画像再生部16は、共用されている点であ
る。可変長復号器12A,12Bは、図7又は図13の
ような分割された画面のストリームを並列に復号し、そ
の結果を受けて、スキャン変換器83、逆量子化器1
4、逆DCT部15、動き補償画像再生部16は、時分
割に動作する。スキャン変換器83は、可変長復号器1
2A、可変長復号器12の両方の出力を受けられるよう
にする。A/B復号器の先行判定は、アクセス(2A)
と(2B)に対して行なわれる。本実施形態は、可変長
復号の処理に高速性が要求される場合に有効となる。
【0028】<実施形態6>図10は、本発明による画
像復号装置の第6の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。同図において、図1と実質的に同じ構成部には図
1と同じ番号を付して、詳細な説明を省く。図1と異な
る点は、スキャン変換器13A、13B,逆量子化器1
4A、14B,逆DCT部15A、15B,動き補償画
像再生部16A,16Bは、並列構成になっているが、
可変長復号器92は単一構成になっている点である。可
変長復号器92で復号された結果は、マクロブロック毎
に、復号器A(13A、14A、15A、16A)又は
復号器B(13B、14B、15B、16B)のうちの
処理待ち受け状態にある方に転送される。A/B復号器
の先行判定は、アクセス(3A)〜(4A)と(3B)
〜(4B)に対して行なわれる。本実施形態は可変長復
号に対して、スキャン変換から動き補償画像再生までの
処理に高速性が要求される場合に有効である。
像復号装置の第6の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。同図において、図1と実質的に同じ構成部には図
1と同じ番号を付して、詳細な説明を省く。図1と異な
る点は、スキャン変換器13A、13B,逆量子化器1
4A、14B,逆DCT部15A、15B,動き補償画
像再生部16A,16Bは、並列構成になっているが、
可変長復号器92は単一構成になっている点である。可
変長復号器92で復号された結果は、マクロブロック毎
に、復号器A(13A、14A、15A、16A)又は
復号器B(13B、14B、15B、16B)のうちの
処理待ち受け状態にある方に転送される。A/B復号器
の先行判定は、アクセス(3A)〜(4A)と(3B)
〜(4B)に対して行なわれる。本実施形態は可変長復
号に対して、スキャン変換から動き補償画像再生までの
処理に高速性が要求される場合に有効である。
【0029】
【発明の効果】従来の画像の並列復号器では、各復号器
の復号速度が制御されないために、復号動作のタイミン
グ余裕が不足するという欠点があった。本発明によれ
ば、各復号器のメモリアクセスを優先制御することによ
り、復号動作のタイミング余裕を大幅に改善できる。
の復号速度が制御されないために、復号動作のタイミン
グ余裕が不足するという欠点があった。本発明によれ
ば、各復号器のメモリアクセスを優先制御することによ
り、復号動作のタイミング余裕を大幅に改善できる。
【図1】本発明による画像復号装置の第1の実施形態を
示すブロック構成図
示すブロック構成図
【図2】本発明による画像復号装置の第1の実施形態に
おけるアクセス優先制御部の処理フロー図
おけるアクセス優先制御部の処理フロー図
【図3】本発明による画像復号装置のアクセス優先制御
部の主要部の構成ブロック図
部の主要部の構成ブロック図
【図4】本発明による画像復号装置の第1の実施形態に
おける復号、表示のタイミングを説明する図
おける復号、表示のタイミングを説明する図
【図5】本発明による画像復号装置の第2の実施形態に
おけるアクセス優先制御部の処理フロー図
おけるアクセス優先制御部の処理フロー図
【図6】本発明による画像復号装置の第3の実施形態に
おけるアクセス優先制御部の処理フロー図
おけるアクセス優先制御部の処理フロー図
【図7】本発明による画像復号装置の第4の実施形態に
おける画面分割を説明する図
おける画面分割を説明する図
【図8】本発明による画像復号装置の第4の実施形態に
おける復号、表示のタイミングを説明する図
おける復号、表示のタイミングを説明する図
【図9】本発明による画像復号装置の第5の実施形態を
示すブロック構成図
示すブロック構成図
【図10】本発明による画像復号装置の第6の実施形態
を示すブロック構成図
を示すブロック構成図
【図11】従来のの構成を示すブロック構成図
【図12】マクロブロック構造を説明する図従来例と本
発明の第1の実施例の画面分割を説明する図
発明の第1の実施例の画面分割を説明する図
【図13】従来例と本発明の第1の実施形態の画面分割
を説明する図
を説明する図
【図14】従来の画像復号装置の復号、表示タイミング
を説明する図
を説明する図
10:画像(ビデオ)復号器、11:バッファ制御部、 12、12A、12B、92:可変長復号器、 13、13A、13B、83:スキャン変換器、 14、14A、14B:逆量子化器、15、15A、1
5B:逆DCT部、 16、16A、16B:動き補償、画像再生部、17:
表示制御部、 18:メモリ制御部、19:アクセス優先制御部、 20A,20B:マクロブロックカウンタ、21:比較
器、22:選択器 120:メモリ、121:バッファメモリ、 122、123、124:フレームメモリ。
5B:逆DCT部、 16、16A、16B:動き補償、画像再生部、17:
表示制御部、 18:メモリ制御部、19:アクセス優先制御部、 20A,20B:マクロブロックカウンタ、21:比較
器、22:選択器 120:メモリ、121:バッファメモリ、 122、123、124:フレームメモリ。
Claims (6)
- 【請求項1】前方予測、後方予測、双方向予測によって
情報圧縮された画像データを複数の部分復号器を用いて
復号する画像復号装置であって、上記複数の部分復号器
の処理進行度を調べ、復号処理の遅れている部分復号器
を、優先的にメモリのアクセスをさせるアクセス優先制
御手段を設けるたことを特徴とする画像復号装置。 - 【請求項2】上記複数の部分復号器のそれぞれは可変長
復号器をもつことを特徴とする請求項1記載の画像復号
装置。 - 【請求項3】上記可変長復号器の出力は、順次スキャン
変換器、逆量子化器、逆DCT部を介して動き補償画像再
生部に加えられうられる様に構成されたことを特徴とす
る請求項2記載の画像復号装置。 - 【請求項4】上記複数の部分復号器は、共通の可変長復
号器と、上記可変長復号器の出力を複数に分離し、分離
された出力がそれぞれ順次スキャン変換器、逆量子化
器、逆DCT部を介して動き補償画像再生部に加えられる
様に構成されたことを特徴とする請求項1記載の画像復
号装置。 - 【請求項5】請求項1の画像復号装置において、上記複
数の部分復号器が2つの部分復号器であり、上記アクセ
ス優先制御手段が上記2つの部分復号器のいずれかがス
トリームの読み出し、予測データの読み出し、再生デー
タの書き込みのいずれかのメモリアクセス要求をしたと
き、第1の部分復号器の復号の速度と、第2の部分復号
器の復号の速さを比較する比較部と、比較に基づき復号
の遅れている復号器のアクセスを優先させる切り換え処
理を行う処理部とをもつことを特徴とする請求項1記載
の画像復号装置。 - 【請求項6】請求項5記載の画像復号装置において、上
記画像データはMPEG画像データであり、上記比較部
が復号中又は復号完了のスライススタートコードあるい
はマクロブロックのアドレスに基づいて部分復号器の処
理の進行度を比較するように構成されたことを特徴とす
る記載の画像復号装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33953897A JPH11177992A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 画像復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33953897A JPH11177992A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 画像復号装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177992A true JPH11177992A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18328427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33953897A Pending JPH11177992A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 画像復号装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11177992A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006197587A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Samsung Electronics Co Ltd | デュアルビデオデコーディングシステム及び方法 |
JP2008054183A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Fujitsu Ltd | 動画像処理方法及び動画像処理装置 |
JP2009048469A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置及び情報処理方法 |
US7916793B2 (en) | 2002-09-20 | 2011-03-29 | Kddi Corporation | Picture searching apparatus |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33953897A patent/JPH11177992A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7916793B2 (en) | 2002-09-20 | 2011-03-29 | Kddi Corporation | Picture searching apparatus |
US8259172B2 (en) | 2002-09-20 | 2012-09-04 | Kddi Corporation | Picture searching apparatus |
JP2006197587A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Samsung Electronics Co Ltd | デュアルビデオデコーディングシステム及び方法 |
JP2008054183A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Fujitsu Ltd | 動画像処理方法及び動画像処理装置 |
JP4735475B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2011-07-27 | 富士通株式会社 | 動画像処理方法及び動画像処理装置 |
JP2009048469A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置及び情報処理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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